JP2019121773A - Efem及びefemのガス置換方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドアの姿勢を好適に調整し得るロードポート装置等を提供する。【解決手段】装置開口を有するフレームと、ウエハ搬送容器の蓋に着脱自在に係合し、前記蓋および前記装置開口を開閉するドアと、前記ドアに接続する可動アーム部を有しており、前記ドアが前記装置開口を塞ぐ閉止位置と、前記ドアが前記装置開口を開放する開放位置との間で、前記可動アーム部を介して前記ドアを移動させるドア駆動部と、前記ドアと前記可動アーム部との接続位置に設けられており、前記ドアの姿勢を調整するドア調整部と、を有するロードポート装置。【選択図】図3

Description

本発明は、半導体工場内において、搬送容器内からウエハを取り出すロードポート装置に関する。
半導体の製造工程では、フープ(FOUP)やフォスビ(FOSB)等と呼ばれるウエハ搬送容器を用いて、各処理装置の間のウエハの搬送が行われる。また、このようなウエハ搬送容器から処理室へウエハを搬送する際に、ロードポート装置が用いられる。ロードポート装置は、ウエハ搬送容器の蓋に係合するとともに、装置開口を開閉するドアと、ドアを駆動するドア駆動部を有する。
ロードポート装置では、ドアが確実に装置開口を閉止し、また、ドアがウエハ搬送容器の蓋に確実に係合するために、閉止位置におけるドアの姿勢が適切である必要がある。閉止位置においてドアが不適切な姿勢となることを防止する技術として、たとえば、板バネを用いてドアを支柱に固定することにより、板バネが弾性変形することによりドアの傾きを抑制する技術が提案されている。
特開2015−50417号公報
しかし、従来のロードポート装置では、板バネが不均一に変形することにより蓋や装置開口を閉止するための力が不均一となり、確実な蓋および装置開口の開閉動作を阻害する問題が生じている。また、板バネの変形が生じるために、蓋や装置開口を閉止する際にドアから作用させる押圧力を厳密に調整することが難しくなる問題や、板バネによってドアの可動範囲が大きくなり、かえって装置が大掛かりになる問題が発生し得る。
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、ドアの姿勢を好適に調整し得るロードポート装置およびそのようなロードポート装置によるウエハ搬送容器の連結方法を提供する。
本発明に係るロードポート装置は、
装置開口を有するフレームと、
ウエハ搬送容器の蓋に着脱自在に係合し、前記蓋および前記装置開口を開閉するドアと、
前記ドアに接続する可動アーム部を有しており、前記ドアが前記装置開口を塞ぐ閉止位置と、前記ドアが前記装置開口を開放する開放位置との間で、前記可動アーム部を介して前記ドアを移動させるドア駆動部と、
前記ドアと前記可動アーム部との接続位置に設けられており、前記ドアの姿勢を調整するドア調整部と、を有する。
本発明に係るロードポート装置は、可動アーム部との接続位置に設けられるドア調整部を有しているため、ドア駆動部によってドアが適切に閉止位置に位置するように、ドアの姿勢を調整することができる。ドア調整部によってドアの姿勢を調整することにより、ドア駆動部の駆動量などでドアの姿勢を調整する場合に比べて、微妙な位置調整を行うことができる。また、ドアに近い接続位置にドア調整部が設けられているため、メンテナンス時などにおいて、ロードポート装置が取り付けられるミニエンバイロメントの内部に入らなくても、装置開口を介して外部からドアの姿勢調整を行うことができるので、本発明に係るロードポート装置はメンテナンス性に優れている。
また、例えば、前記ドア調整部が設けられる前記接続位置は、前記ドアの内面であるドア内面に配置されていてもよい。
接続位置がドア内面であることにより、ドア調整部の構造を単純化することが可能である。また、接続位置がドア内面であれば、装置開口を介して手が届きやすいため、メンテナンス性がよい。ただし、ドア調整部が設けられる接続位置は、接手等を介してドア内面から離れた位置に配置されていてもよい。
また、前記ドア調整部が設けられる前記接続位置は、前記ドア内面のうち水平方向から見て前記ドアの重心位置と重なるように配置されていてもよい。
接続位置がドアの重心位置と重なるように配置されていることにより、アーム部によるドアの支持が安定するので、ドア調整部によるドアの姿勢調整が容易になる。
また、例えば、前記ドア調整部は、前記閉止位置における前記ドアの傾きを調整する傾き調整機構を有してもよい。
ドア調整部が傾き調整機構を有することにより、ドアが閉止位置に位置した際に、適切に装置開口を閉じ、または、適切にウエハ搬送容器の蓋に係合できるように、ドアの傾きを調整することができる。
また、例えば、前記ドア調整部は、前記ドア内面と前記可動アーム部に挟まれる中継プレートを有してもよく、
前記傾き調整機構は、前記ドアと前記可動アーム部との隙間の幅を調整可能なスペーサーと、前記スペーサーを貫通しており前記スペーサーを固定する傾き調整固定ネジと、を有してもよい。
このような傾き調整機構は、ドアの傾きを容易にかつ正確に調整することが可能である。
また、例えば、前記ドア調整部は、前記閉止位置における前記ドアの位置を調整する位置調整機構を有する。
ドア調整部が位置調整機構を有することにより、ドアが閉止位置に位置した際に、適切に装置開口を閉じ、または、適切にウエハ搬送容器の蓋に係合できるように、ドアの位置を調整することができる。
また、例えば、前記ドア調整部は、前記ドア内面と前記可動アーム部に挟まれる中継プレートを有していてもよく、
前記中継プレートは、前記可動アームに対する前記ドアの相対位置移動をガイドするガイド部を有していてもよい。
このような中継プレートを有するドア駆動部は、ドアの正確な位置調整を、容易に行うことができる。また、ドア駆動部が中継プレートを有することにより、ドアの傾き調整機構も、シンプルな構成で実現できる。
本発明に係るロードポート装置によるウエハ搬送容器の連結方法は、
いずれかの上述したロードポート装置を用いて、
前記ドア調整部を駆動して前記ドアの姿勢を調整する工程と、
前記閉止位置にある前記ドアと、前記ウエハ搬送容器の前記蓋とを係合させる工程と、
前記ドア駆動部によって前記ドアを前記開放位置に位置させ、前記ウエハ搬送容器の前記蓋を開放し、前記ウエハ搬送容器と前記装置開口とを連通させる工程と、
を行う。
このようなウエハ搬送方法の連結方法によれば、ドアの姿勢が正確に調整された状態でドアの駆動が実施されるため、ウエハ搬送容器の装置開口への連結において、装置の動作エラーが生じることを防止することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るロードポート装置において、ドアが閉止位置にある状態を示す概念図である。 図2は、本発明の一実施形態に係るロードポート装置において、ドアが開放位置にある状態を示す概念図である。 図3は、図1に示すロードポート装置におけるドア内面周辺を表す部分拡大図である。 図4は、図3に示すIV−IV線に沿う部分断面図である。 図5は、図4に示すドア調整部の一部を拡大した拡大断面図である。 図6は、図3に示すVI−VI線に沿う部分断面図である。
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき説明する。
図1および図2は、本発明の一実施形態に係るロードポート装置10を表す部分断面図であり、図1は、ロードポート装置10において、ドア30が閉止位置P1にある状態を表しており、図2は、ドア30が開放位置P2にある状態を表している。ロードポート装置10は、たとえば半導体工場において、ウエハ搬送容器であるフープ70からウエハ74を取り出す際に、フープ70とミニエンバイロメント80とを接続するインターフェース装置として用いられ、内部にミニエンバイロメント80を形成するEFEM(イーフェム、Equipment Front End Module)の壁などに設置される。
フープ70は、略矩形の外形上を有しており、内部に複数のウエハ74を収容する。フープ70の一方の側面には、ウエハ74を取り出すための主開口(図2参照)が形成されている。フープ70は、主開口73を閉じるための蓋72を有しており、フープ70の蓋72は、ロードポート装置10のドア30及びドア駆動部40により、開閉される。なお、ロードポート装置10のドア30が開閉するウエハ搬送容器としてはフープ70に限定されず、フォスビ(FOSB)のようなSEMIスタンダードに準拠する他のウエハ搬送容器であってもよく、SEMIスタンダードに準拠しないウエハ搬送容器であってもよい。
図1に示すように、ロードポート装置10は、載置台15、フレーム20、ドア30、ドア駆動部40、ドア調整部50等を有している。図1に示すように、載置台15にはフープ70が載置される。載置台15はフープ70を載せる移動テーブル(不図示)を有しており、移動テーブルは、図1に示すようにフープ70がフレーム20に接触するドック位置と、フープ70がフレーム20から離れるアンドック位置(不図示)の間で移動する。フープ70の蓋72を開けて、フープ70内のウエハ74を取り出す場合、ロードポート装置10は、フープ70がフレーム20に接触するドック位置に、移動テーブルを配置する。また、フープ70をOHT(Overhead Hoist Transfer)のような搬送手段に受け渡す場合は、ロードポート装置10は、フープ70がフレーム20から離れるアンドック位置に、移動テーブルを配置する。
フレーム20は、載置台15の端部から上方へ突出する枠状の部材であり、フープ70が接続される貫通孔である装置開口22を有する。装置開口22は、フープ70とEFEM内に形成されるミニエンバイロメント80との間で、ウエハ74を移動させる際の出入口となる。
図1に示すように、ロードポート装置10のドア30は、装置開口22を開閉する。ドア30は、装置開口22と同様か、少し大きい略平板状の外形状を有する。ドア30において、フープ70の蓋72と対向する面であるドア外面30bには、図6に示すような蓋係合部31が設けられており、ドア30は、ドック位置まで移動した移動テーブルに載置されたフープ70の蓋72に対して、着脱自在に係合する。ドア30は、図1及び図2に示すように、蓋72に係合した状態で移動することにより、蓋72および装置開口22を開閉する。
ロードポート装置10のドア駆動部40は、図1に示すようにドア30が装置開口22を塞ぐ閉止位置P1と、図2に示すようにドア30が装置開口22を開放する開放位置P2との間で、ドア30を移動させる。ドア駆動部40は、ドア30に接続される可動アーム部42を有する。可動アーム部42はドア30に固定されており、ドア30と伴に移動する。
ドア駆動部40は、可動アーム部42を介して、ドア30を移動させる。すなわち、図1および図2に示すように、ドア駆動部40は、可動アーム部42及びドア30を上下方向に移動させる上下移動機構46と、可動アーム部42及びドア30を水平方向に移動させる水平移動機構48を有する。上下移動機構46や、水平移動機構48としては、所定の方向へ対象物を移動させる機構であれば特に限定されないが、たとえばエアシリンダや、モータ等が挙げられる。
図1に示すように、ドア30が閉止位置P1にある状態から装置開口22を開く場合、まず、ドア駆動部40の水平移動機構48が、ドア30をY軸正方向に移動させ、ドア30をミニエンバイロメント80内に引きこむ。さらに、ドア駆動部40の上下移動機構46が、ドア30をZ軸負方向に移動させ、フープ70からウエハ74を取り出す動作の邪魔にならないように、下方の開放位置P2までドア30を移動させる。このようにして、ドア駆動部40は、閉止位置P1と開放位置P2との間で、ドア30を移動させる。ただし、ドア駆動部40としては図1及び図2に示す機構に限定されない。たとえば、ドア駆動部40は、上下移動機構46や、水平移動機構48に代えて、あるいはこれらに加えて、可動アーム部42及びドア30を回動させる回動移動機構を有していてもよい。
図1及び図2に示すように、ドア30と可動アーム部42との接続位置C1には、ドア30の姿勢を調整するドア調整部50が設けられる。ドア調整部50は、可動アーム部42とドア30との相対的な位置や傾きを変化させることにより、ドア30の姿勢を調整する。ドア調整部50は、特に、図1に示すような閉止位置P1にあるドア30の姿勢を調整する。これにより、フープ70がフレーム20に接触するドック位置に移動テーブルが移動したにもかかわらず、ドア30が蓋72に係合できない係合エラーや、閉止位置P1にドア30を移動させたにもかかわらず蓋72や装置開口22を塞ぐことができない閉止エラーなど、ロードポート装置10の動作エラーを防止することができる。
図3は、ドア30の内面であるドア内面30aおよびドア内面30aに配置されるドア調整部50を表す部分拡大図である。ドア内面30aは、平板状のドア30におけるミニエンバイロメント80側の面であり、フープ70の蓋72に対向するドア外面30の反対面である。ドア調整部50が設けられる接続位置C1は、水平方向であるY軸方向から見てドア30の重心位置32と重なるように配置される。
ドア調整部50は、閉止位置P1(図1)におけるドア30の傾きを調整する傾き調整機構51と、閉止位置P1(図1)におけるドア30の位置を調整する位置調整機構61とを有する。また、ドア調整部50は、ドア内面30aと可動アーム部42に挟まれる中継プレート66を有する。図3及び図4に示すように、中継プレート66は、連結ネジ82、83、84によって可動アーム部42に固定されている。中継プレート66の構造については、後程詳述する。
図3に示すように、位置調整機構61は、ドア30に取り付けられる位置調整ネジ63を有している。また、位置調整機構61は、位置調整ネジ63と、中継プレート66と、ドア内面30aに形成されるガイド溝30aaとで構成される。ガイド溝30aaは、水平方向であるX軸方向に沿って延びており、ドア内面30aが向くY軸正方向へ向かって開口する。図3の断面図である図6に示すように、中継プレート66は、可動アーム部42に対するドア30の相対位置移動をガイドするガイド部としてのガイド突起67を有する。ガイド突起67は、ドア内面30aのガイド溝30aaに係合する。中継プレート66は、ガイド突起67がガイド溝30aaに沿って案内されることにより、ドア30に対して水平方向に相対移動することができる。
図3に示す位置調整ネジ63は、ドア内面30aに形成されたネジ穴に螺合する位置ネジ本体63bと、位置ネジ本体63bに対して偏心しているカム63aとを有する。カム63aの外周面は中継プレート66の側面に接触する。そのため、位置調整ネジ63を回してカム63aを回転させることにより、カム63aと中継プレート66の接触位置から位置ネジ本体63bまでの距離が変化し、これに伴い、中継プレート66および中継プレート66に固定された可動アーム部42と、ドア30との相対位置が変化する。このように、位置調整機構61は、位置調整ネジ63を回転させることにより、ドア30の位置調整を行う。
なお、中継プレート66は、図3に示す2本の固定ネジ68、69と、2本の傾き調整ネジ52、56に含まれる傾き調整固定ネジ53によってドア30に固定されるが、これらのネジ68、69、53による中継プレート66の水平方向の固定位置については、位置調整可能な余裕が設けられている。すなわち、断面図である図4及び図5に示すように、固定ネジ68が通る中継プレート66の貫通孔の内径や、傾き調整固定ネジ53が通るスペーサー54の内径は、中を通る固定ネジ68や傾き調整固定ネジ53の外径に対して一定程度大きい。このようにして、中継プレート66を介する可動アーム部42とドア30との固定構造は、位置調整機構61による位置調整を可能にしている。
図3に示すように、傾き調整機構51は、2つの傾き調整ネジ52、56を有する。傾き調整ネジ52、56は、Z軸方向に沿って並んで配置されている。傾き調整機構51は、これらの2つの傾き調整ネジ52、56と、中継プレート66とで構成される。X軸方向の断面である図4に示すように、中継プレート66は、水平方向の一方の端部(X軸正方向の端部)に配置される厚肉部66bと、水平方向の他方の端部(X軸負方向の端部)に配置されており、厚肉部66bより厚さの薄い薄肉部66aとを有する。
厚肉部66bには、固定ネジ68が通る貫通孔が形成されており、厚肉部66bはドア内面30aに接触する。これに対して、傾き調整ネジ52、56が螺合するねじ溝付き貫通孔が形成される薄肉部66aには、ドア内面30aとの対向面に切り欠きが形成されており、図4及び図5に示すように、薄肉部66aとドア内面30aとの間には隙間G1が形成されている。
図5に示すように、傾き調整ネジ52は、ネジ溝付きスリーブで構成されるスペーサー54と、傾き調整固定ネジ53と、押さえネジ55とを有する。スペーサー54の軸の外周にはネジ溝(オネジ)が形成されており、スペーサー54は、中継プレート66の薄肉部66aに形成されるネジ溝付き貫通孔66aa(メネジ)に螺合している。スペーサー54は薄肉部66aを貫通しており、スペーサー54の先端は、ドア内面30aに接触する。スペーサー54の中継プレート66に対するネジ込み量を調整することで、スペーサー54が中継プレート66からドア内面30a側(Y軸負方向側)へ突出する突出量が変化する。これにより、スペーサー54は、ドア30と中継プレート66との間の隙間G1の幅を調整し、可動アーム部42に対するドア30の傾きを調整する。
図5に示すように、傾き調整固定ネジ53の軸部はスペーサー54の内部を貫通しており、傾き調整固定ネジ53の先端は、ドア内面30aに形成されるネジ穴に螺合する。傾き調整固定ネジ53は、スペーサー54および中継プレート66を、ドア30に固定する。押さえネジ55は、スペーサー54の外周に形成されたネジ溝に螺合されており、スペーサー54および傾き調整固定ネジ53の緩みを防止する。
図3に示す傾き調整ネジ56も、図4及び図5に示す傾き調整ネジ52と同様の構造を有する。
以下に、ドア調整部50によるドア30の姿勢の調整方法について説明する。ドア30の姿勢の調整は、ロードポート装置10をEFEMへ組付けた際や、ロードポート装置10のメンテナンスの際に実施される。ドア30の姿勢の調整は、図2に示すようにドア30を開放位置P2に配置するか、又は、ドア30を閉止位置P1と開放位置P2の間の位置に配置して行われる。また、調整は、フープ70が載置台15に載置されていない状態で行われる。
ドア30の姿勢の調整は、作業者による人為的な操作によって行うことができる。ドア調整部50は、ドア30と可動アーム部42との接続位置C1に設けられているため、たとえばドア駆動部40の内部に調整機構が配置されるような場合に比べて、作業者は、ドア30の姿勢の調整を容易に行うことができる。
ドア30の位置調整と傾き調整の両方を行う場合は、まず、図3に示す固定ネジ68、69及び傾き調整ネジ52、56(傾き調整ネジの傾き調整固定ネジ53)を緩め、中継プレート66の固定を解除する。次に、位置調整機構61の位置調整ネジ63を回転させることにより、中継プレート66および中継プレート66に固定される可動アーム部42と、ドア30との相対位置を変化させ、ドア30の位置調整を行う。ドア30の位置が決まったら、位置調整ネジ63および固定ネジ68、69を締め、中継プレート66とドア30とを固定する。なお、可動アーム部42の駆動位置は、上下移動機構46や水平移動機構48により決定されるので、可動アーム部42とドア30との相対位置を調整することで、閉止位置P1におけるドア30の位置を調整できる。
上述した位置調整の次に、ドア30の傾き調整を行う。ドア30の傾き調整では、図3に示す傾き調整ネジ52、56におけるスペーサー54を回転させ、図5に示すように、スペーサー54の中継プレート66のネジ込み量を調整することにより、ドア30と中継プレート66との間の隙間G1の幅を調整し、ドア30の傾きを調整する。ドア30の姿勢が決まったら、押さえネジ55および傾き調整固定ネジ53を締めて、調整を完了する。なお、ドア30の傾き調整の間、図3に示す2つの固定ネジ68、69は緩めなくてもよい。
このようなドア調整部50を有するロードポート装置は、ドア30の姿勢を好適に調整することができるため、ドア30が蓋72に係合できない係合エラーや、閉止位置P1にドア30を移動させたにもかかわらず蓋72や装置開口22を塞ぐことができない閉止エラーなど、ロードポート装置10の動作エラーを防止することができる。また、ドア調整部50は、傾き調整機構51や位置調整機構61により、精度良くドア30の姿勢を調整することができる。
さらに、ドア調整部50は、図3〜図5に示す中継プレート66により、精度良く、かつ容易にドア30の姿勢を調整することができるため、ロードポート装置10はメンテナンス性に優れている。
以上、本発明に係るロードポート装置について、実施形態を挙げて説明したが、本発明は上述した実施形態のみに限定されず、他の実施形態を含むことは言うまでもない。たとえば、他の実施形態に係るロードポート装置は、ドア調整部が図3に示す傾き調整ネジ52、56を駆動する調整駆動部を有しており、ドア30の姿勢を自動的に調整する。調整駆動部は、たとえば図5に示すスペーサー54や傾き調整固定ネジ53を回転させるモータ等を有する。このようなロードポート装置の制御部は、たとえば図1に示す載置台15に載置されたフープ70における蓋72の傾きを、検出センサにより検出し、検出センサの検出結果に基づき調整駆動部を駆動し、ドア30が閉止位置P1において蓋72に係合できるように、ドア30の傾きを調整する。
たとえば、ドア調整部が調整駆動部を有するロードポート装置は、制御部がドア調整部を駆動してドア30の姿勢を調整する工程と、図1に示すように、閉止位置P1にあるドア30と、フープ70の蓋72とを係合させる工程と、図2に示すように、ドア駆動部40によってドア30を開放位置P2に位置させ、フープ70の蓋72を開放し、フープ70と装置開口22とを連通させる工程とを有する。このようなロードポート装置10は、載置されるフープ70の蓋72が、若干傾いて取り付けられているような場合であっても、ドア30が蓋72に係合できない係合エラーなどが発生することを防止できる。
10…ロードポート装置
15…載置台
20…フレーム
22…装置開口
30…ドア
30a…ドア内面
30b…ドア外面
30aa…ガイド溝
31…蓋係合部
32…重心位置
40…ドア駆動部
42…可動アーム部
46…上下移動機構
48…水平移動機構
50…ドア調整部
51…傾き調整機構
52、56…傾き調整ネジ
53…傾き調整固定ネジ
54…スペーサー
55…押さえネジ
61…位置調整機構
63…位置調整ネジ
63a…カム
63b…位置ネジ本体
66…中継プレート
66a…薄肉部
66aa…ネジ溝付き貫通孔
67…ガイド突起
68、69…固定ネジ
70…フープ
72…蓋
73…主開口
74…ウエハ
80…ミニエンバイロメント
82、83、84…連結ネジ
P1…閉止位置
P2…開放位置
C1…接続位置
G1…隙間

Claims (8)

  1. 装置開口を有するフレームと、
    ウエハ搬送容器の蓋に着脱自在に係合し、前記蓋および前記装置開口を開閉するドアと、
    前記ドアに接続する可動アーム部を有しており、前記ドアが前記装置開口を塞ぐ閉止位置と、前記ドアが前記装置開口を開放する開放位置との間で、前記可動アーム部を介して前記ドアを移動させるドア駆動部と、
    前記ドアと前記可動アーム部との接続位置に設けられており、前記ドアの姿勢を調整するドア調整部と、を有するロードポート装置。
  2. 前記ドア調整部が設けられる前記接続位置は、前記ドアの内面であるドア内面に配置される請求項1に記載のロードポート装置。
  3. 前記ドア調整部が設けられる前記接続位置は、前記ドア内面のうち水平方向から見て前記ドアの重心位置と重なるように配置されている請求項2に記載のロードポート装置。
  4. 前記ドア調整部は、前記閉止位置における前記ドアの傾きを調整する傾き調整機構を有する請求項1から請求項3までのいずれかに記載のロードポート装置。
  5. 前記ドア調整部は、前記ドア内面と前記可動アーム部に挟まれる中継プレートを有しており、
    前記傾き調整機構は、前記ドアと前記中継プレートとの隙間の幅を調整可能なスペーサーと、前記スペーサーを貫通しており前記スペーサーを固定する傾き調整固定ネジと、を有する請求項4に記載のロードポート装置。
  6. 前記ドア調整部は、前記閉止位置における前記ドアの位置を調整する位置調整機構を有する請求項1から請求項5までのいずれかに記載のロードポート装置。
  7. 前記ドア調整部は、前記ドア内面と前記可動アーム部に挟まれる中継プレートを有しており、
    前記中継プレートは、前記可動アームに対する前記ドアの相対位置移動をガイドするガイド部を有する請求項1から請求項6までのいずれかに記載のロードポート装置。
  8. 請求項1に記載のロードポート装置によるウエハ搬送容器の連結方法であって、
    前記ドア調整部を駆動して前記ドアの姿勢を調整する工程と、
    前記閉止位置にある前記ドアと、前記ウエハ搬送容器の前記蓋とを係合させる工程と、
    前記ドア駆動部によって前記ドアを前記開放位置に位置させ、前記ウエハ搬送容器の前記蓋を開放し、前記ウエハ搬送容器と前記装置開口とを連通させる工程と、
    を有するロードポート装置によるウエハ搬送容器の連結方法。
JP2018002838A 2018-01-11 2018-01-11 Efem及びefemのガス置換方法 Active JP7106866B2 (ja)

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