JP2019121145A - 相続情報管理装置、相続情報管理システム、相続情報管理プログラム、相続情報管理方法 - Google Patents

相続情報管理装置、相続情報管理システム、相続情報管理プログラム、相続情報管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】相続税額を確定するために、被相続人の財産情報を確定し、すべての手続きを実施する必要があるが、各相続人がどこまで財産情報の提供や手続きを実施しているか、一元管理できていないという課題があった。【解決手段】相続財産の入力を受け付ける手段と、相続財産毎に提出書類の収集状況を含む手続状況の入力を受け付ける手段と、相続人情報の入力を受け付ける手段とを備え、相続財産毎に概算であるか/確定であるかを区別して受け付ける手段を備えると共に、相続財産毎に相続税の申告で必要となる提出書類や手続に関する情報を管理する手段を備え、各相続人に紐づいた相続財産および各相続財産に対応する提出書類の収集状況を含む手続状況を、各相続財産の金額や規模が概算であるか/確定であるかの区別を伴って、相続人毎に列挙する相続財産手続状況出力手段を備える。【選択図】図5−1

Description

相続において、相続財産情報、及び相続手続情報を関連付けた各相続人構成情報を基に相続人に関する情報を管理する技術等に関するものである。
相続においては、不動産業者や税理士、会計事務所等において、いつ、どこで、誰が、何を、どのように、誰のために、等の被相続人の相続財産の説明や、どのような書類をいつまでに準備、提出すればよいか等の相談を受ける場合がある。
さらに相談者としては、相続税の有無や相続手続きに関しての相談を受ける場合が多くなっており、相談者に対して、すぐに情報提供できるように、被相続人の相続財産情報をインターネットなどで入力することで簡単に相続税額を試算できるような技術を利用できるようになっている。
また、被相続人と相続人との関係を示す、家系図などの図面情報を一元管理して、その都度情報提供できるような技術も利用できるようになっている。
また、相続人の関係から相続家系図を作成するために、相続家系図を単体で作るものとして、人物の文字属性データと、家系図テンプレートを元に相続家系図を作成する技術があった。(例えば、特許文献1 特開平10-250261参照)。
さらに、相続人構成図から相続財産を関連づけして表示する技術があった(例えば特許文献2 特開2017-102641参照)。
特開平10-250261号公報
特開2017-102641号公報
相続において、相談者から相続財産や相続税額、相続手続に関しての相談を受けた時に、被相続人の相続財産情報を元に相続税額や、各種相続手続の情報を一元管理、利用するための従来の相続税申告アプリ等においては、以下の様な課題があった。
<相談者目線の課題>
相談者から考えると、被相続人の相続財産について、相談者が相談の際、又は相談後、相続財産を確定して相続税額を確定し、どのような相続手続を行う事になるか、現状を把握し、今後の対応について管理できておらず、相続人構成図と相続財産の関連付けまではできていたが、相続人構成図で、どの相続人の相続財産が確定していないかは不明だった。
特に各相続人それぞれ提供すべき情報や相続手続が異なるので、各相続人それぞれの状況を把握できないのが課題である。
<会計事務所目線の課題>
会計事務所の担当者から考えると、被相続人の相続財産について、相談者から相談を受けて、相続財産を確定するためにどのような情報が必要でどのような相続手続が発生するかは、相続全体で管理できていたものの、各相続人について、情報提供がどこまで進み、何が足りないか、今後どのような相続手続を各相続人が行うのかについて、管理、把握ができていなかった。
相続財産の確定と概算を区別することで、相談者や会計事務所担当者が相続財産を確定するために提出済みの情報と未提出の情報を管理、把握もできておらず、あくまでも被相続人、相続人全体の情報の管理、把握のみになっている。
また、相続財産を確定するためには、各相続人で情報提供や相続手続が必要なこともあり、その時期ごとにタイムリーに情報を管理把握しておく必要があるが、実際に会計事務所担当者と相談できるのは、相談者のみであることが一般的であり、さらに各相続人で手続きが全く異なることがある場合に、各相続人にどこまで情報提供し、どの情報が必要か、どこまで相続手続が済んで、今後どのような相続手続が必要かを、簡単に管理、把握できなかった。
すなわち、いかにアドバイスするための相続財産情報を取得するかである。
支払う相続税や必要な書類、相続手続を確定させるには、相続財産情報だけでなく、被相続人の家系情報などすべての情報を確定する必要があるが、それらは相談の初期段階では確定していないことが多いが、相談の段階で相続人に対して必要な書類や相続手続、準備しなければならない情報などを案内する必要があった。
また、多くの相続人が提出する書類について、どの相続人がどの書類を必要でどれくらい時間がかかるかが簡単に把握できなかった。
以上の課題を解決するために、
第1の発明は、相続財産と相続人の情報の入力を受け付けて相続人毎の相続税申告手続を支援するための相続情報管理装置であって、
相続財産に関する情報として、
相続財産の種類と規模や金額の入力を受け付ける相続財産情報入力受付手段と、
相続財産毎に、相続税申告で必要となる提出書類の収集状況を含む手続状況の入力を受け付ける提出書類等手続情報入力受付手段と、
相続人に関する情報として、
相続人の氏名及び属性を含む相続人情報の入力を受け付ける相続人情報入力受付手段と、を備え、
前記相続財産情報入力受付手段においては、
相続財産毎に、財産の額又は規模が概算であるか/確定であるかを区別して受け付ける概算/確定区別入力受付手段を備えると共に、
相続財産毎に、相続税の申告で必要となる提出書類や手続に関する情報を管理する
提出書類等手続管理手段(提出書類データ管理テーブル)を備え、
相続財産毎に、相続税の申告で必要となる提出書類の収集状況及び又は必要な専門家への相談を含む手続の状況を受け付けて、前記提出書類等手続管理手段(提出書類データ管理テーブル)に登録する、提出書類等手続状況受付手段を備え、
相続人毎に、どの相続財産を分配するかの情報に基づいて、各相続人の相続人情報と、各相続人に分配された相続財産とを紐付けると共に、
各相続人に紐づいた相続財産および各相続財産に対応する提出書類の収集状況を含む手続状況を、各相続財産の金額や規模が概算であるか/確定であるかの区別を伴って、相続人毎に列挙する相続財産手続状況出力手段と
を備えることを特徴とする。
また、第2の発明は、第1の発明の相続情報管理装置において、
さらに、
前記相続人情報入力受付手段で受け付けた相続人の情報に基づいて相続家系図を生成して出力する相続家系図生成出力手段を備え、
相続家系図生成出力手段において、各相続人に紐付いた相続財産と手続状況を、相続人毎に出力(表示、電子ファイル、印刷)することを備えて、
相続財産情報の手続状況の情報過不足リスクについて、負債等の注意点及び情報を含み、相談者に随時通知、連絡、アドバイス、指導できる
ことを特徴とする。
また、第3の発明は、
第1又は第2の発明のいずれか一つに記載の装置であって、
前記相続家系図生成出力手段における画面表示において、
画面中の所定の領域に対する選択指示を受け付ける選択受付手段を備え、
相続家計図において相続人を示す領域を選択したときに
該当する相続人に紐づいた相続財産および当該相続財産に対応付けられた相続財産手続状況を列挙する表示手段、
を備えることを特徴とする。
また、第4の発明は、第1〜第3の発明のいずれか一つに記載の装置であって、
前記相続家系図生成出力手段における画面表示において、
前記選択受付手段により、特定の相続人を示す領域を選択したときに
該当する相続人に紐づいた各相続財産を抽出すると共に、
概算/確定区別入力受付手段で受け付けた概算/確定の区別情報に基づいて、
当該相続人が相続する各相続財産についての概算/確定の金額を集計して、
当該相続人が相続する財産の総額について、概算/確定の割合を算出する概算/確定割合算出手段を備え、
当該算出した概算/確定の割合を表示する概算/確定割合表示手段、
を備えることを特徴とする。
また、第5の発明は、相続財産と相続人の情報の入力を受け付けて相続人毎の相続税申告手続を支援するためのシステムであって、
相続財産に関する情報として、
相続財産の種類と規模や金額の入力を受け付ける相続財産情報入力受付手段と、
相続財産毎に、相続税申告で必要となる提出書類の収集状況を含む手続状況の入力を受け付ける提出書類等手続情報入力受付手段と、
相続人に関する情報として、
相続人の氏名及び属性を含む相続人情報の入力を受け付ける相続人情報入力受付手段と、を備え、
前記相続財産情報入力受付手段においては、
相続財産毎に、財産の額又は規模が概算であるか/確定であるかを区別して受け付ける概算/確定区別入力受付手段を備えると共に、
相続財産毎に、相続税の申告で必要となる提出書類や手続に関する情報を管理する
提出書類等手続管理手段(提出書類データ管理テーブル)を備え、
相続財産毎に、相続税の申告で必要となる提出書類の収集状況及び又は必要な専門家への相談を含む手続の状況を受け付けて、前記提出書類等手続管理手段(提出書類データ管理テーブル)に登録する、提出書類等手続状況受付手段を備え、
相続人毎に、どの相続財産を分配するかの情報に基づいて、各相続人の相続人情報と、各相続人に分配された相続財産とを紐付けると共に、
各相続人に紐づいた相続財産および各相続財産に対応する提出書類の収集状況を含む手続状況を、各相続財産の金額や規模が概算であるか/確定であるかの区別を伴って、相続人毎に列挙する相続財産手続状況出力手段と
を備えることを特徴とする。
また、第6の発明は、
第5の発明の相続情報管理システムにおいて、さらに、
前記相続人情報入力受付手段で受け付けた相続人の情報に基づいて相続家系図を生成して出力する相続家系図生成出力手段を備え、
相続家系図生成出力手段において、各相続人に紐付いた相続財産と手続状況を、相続人毎に出力(表示、電子ファイル、印刷)することを備えて、
相続財産情報の手続状況の情報過不足リスクについて、負債等の注意点及び情報を含み、相談者に随時通知、連絡、アドバイス、指導できることを特徴とする。
また、第7の発明は、第5又は第6の発明のいずれか一つに記載のシステムであって、
前記相続家系図生成出力手段における画面表示において、
画面中の所定の領域に対する選択指示を受け付ける選択受付手段を備え、
相続家計図において相続人を示す領域を選択したときに
該当する相続人に紐づいた相続財産および当該相続財産に対応付けられた相続財産手続状況を列挙する表示手段、を備えることを特徴とする。
また、第8の発明は、第5〜第7の発明のいずれか一つに記載のシステムであって、
前記相続家系図生成出力手段における画面表示において、
前記選択受付手段により、特定の相続人を示す領域を選択したときに
該当する相続人に紐づいた各相続財産を抽出すると共に、
概算/確定区別入力受付手段で受け付けた概算/確定の区別情報に基づいて、
当該相続人が相続する各相続財産についての概算/確定の金額を集計して、
当該相続人が相続する財産の総額について、概算/確定の割合を算出する概算/確定割合算出手段を備え、
当該算出した概算/確定の割合を表示する概算/確定割合表示手段、
を備えることを特徴とする。
また、第9の発明は、第5〜第8の発明のいずれか一つに記載のシステムであって、
ネットワークを介して相互に接続した両者間の端末及びサーバーにおいて、
相談者端末で財産情報を入力し、それを相談受付端末と情報共有、及び通知、報告できることで適切で効率よく相続財産情報を収集し、管理する事で指導ができることを特徴とする。
また、第10の発明は、相続財産と相続人の情報の入力を受け付けて相続人毎の相続税申告手続を支援するための相続情報管理方法であって、
相続財産に関する情報として、
相続財産の種類と規模や金額の入力を受け付ける相続財産情報入力受付ステップと、
相続財産毎に、相続税申告で必要となる提出書類の収集状況を含む手続状況の入力を受け付ける提出書類等手続情報入力受付ステップと、
相続人に関する情報として、
相続人の氏名及び属性を含む相続人情報の入力を受け付ける相続人情報入力受付ステップと、を備え、
前記相続財産情報入力受付ステップにおいては、
相続財産毎に、財産の額又は規模が概算であるか/確定であるかを区別して受け付ける概算/確定区別入力受付ステップを備えると共に、
相続財産毎に、相続税の申告で必要となる提出書類や手続に関する情報を管理する
提出書類等手続管理ステップ(提出書類データ管理テーブル)を備え、
相続財産毎に、相続税の申告で必要となる提出書類の収集状況及び又は必要な専門家への相談を含む手続の状況を受け付けて、前記提出書類等手続管理ステップ(提出書類データ管理テーブル)に登録する、提出書類等手続状況受付ステップを備え、
相続人毎に、どの相続財産を分配するかの情報に基づいて、各相続人の相続人情報と、各相続人に分配された相続財産とを紐付けると共に、
各相続人に紐づいた相続財産および各相続財産に対応する提出書類の収集状況を含む手続状況を、各相続財産の金額や規模が概算であるか/確定であるかの区別を伴って、相続人毎に列挙する相続財産手続状況出力ステップと
を備えることを特徴とする。
また、第11の発明は、第10の発明の相続情報管理方法において、さらに、
前記相続人情報入力受付ステップで受け付けた相続人の情報に基づいて相続家系図を生成して出力する相続家系図生成出力ステップを備え、
相続家系図生成出力ステップにおいて、各相続人に紐付いた相続財産と手続状況を、相続人毎に出力(表示、電子ファイル、印刷)することを備えて、
相続財産情報の手続状況の情報過不足リスクについて、負債等の注意点及び情報を含み、相談者に随時通知、連絡、アドバイス、指導できることを特徴とする。
また、第12の発明は、
第10又は第11の発明のいずれか一つに記載の方法であって、
前記相続家系図生成出力ステップにおける画面表示において、
画面中の所定の領域に対する選択指示を受け付ける選択受付ステップを備え、
相続家計図において相続人を示す領域を選択したときに
該当する相続人に紐づいた相続財産および当該相続財産に対応付けられた相続財産手続状況を列挙する表示ステップ、を備えることを特徴とする。
また、第13の発明は、第10〜第12の発明のいずれか一つに記載の方法であって、
前記相続家系図生成出力ステップにおける画面表示において、
前記選択受付ステップにより、特定の相続人を示す領域を選択したときに
該当する相続人に紐づいた各相続財産を抽出すると共に、
概算/確定区別入力受付ステップで受け付けた概算/確定の区別情報に基づいて、
当該相続人が相続する各相続財産についての概算/確定の金額を集計して、
当該相続人が相続する財産の総額について、概算/確定の割合を算出する概算/確定割合算出ステップを備え、
当該算出した概算/確定の割合を表示する概算/確定割合表示ステップ、
を備えることを特徴とする。
また、第14の発明は、第10〜第13のいずれか一つに記載の方法であって、
ネットワークを介して相互に接続した両者間の端末及びサーバーにおいて、
相談者端末で財産情報を入力し、それを相談受付端末と情報共有、及び通知、報告できることで適切で効率よく相続財産情報を収集し、管理する事で指導ができることを特徴とする。
また、第15の発明は、第1〜第4のいずれかに記載の相続情報管理装置としてコンピュータに機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、相続財産の内容や相続する過程でどのような相続手続や書類が必要になるかがハッキリしていない場合においても、相続人ごとに、確定しているものと未確定のものが混在する相続財産や相続手続状況の入力(設定)を受け付け管理可能とすることで、相続財産の情報収集や実施すべき相続手続がどこまで進んでいて、今後どのような情報収集や実施すべき相続手続をすべきかを容易に分かりやすく提示することができるものである。
図1−Aはスタンドアローンでの構成例でクライアントPC10のみの構成である。 図1−Bは、クライアントサーバーでの構成例でサーバー100とWS20がLANによるネットワーク接続された構成である。 図1−Cは、クラウドでの構成例でクラウド200を介してWS20がWANによるネットワーク接続された構成である。 図1−Dは、相談者−会計事務所構成1で、相談者PC30と会計事務所PC40がインターネットを介して1対1で接続した構成である。 図1−Eは、図1−D相談者−会計事務所構成1の構成に加えてインターネット上にサーバー100を追加した構成で、サーバーに登録した情報を相談者と会計事務所の双方がアクセスできるように接続した構成である。
図2−Aは、PC単体構成における機能ブロック図であり、申告情報管理装置に必要な機能の例を示したものである。 図2−Bは、クライアントサーバー構成、およびクラウド構成における機能ブロック図であり、両者は同様の構成となる。 図3−A1は、図3−Aの前半部分の図であり、全体処理フローで相談者または、会計事務所側から相続相談者及び相続人の情報を入力、登録してから、被相続人と、各相続人の相関関係を表示したうえで、相続手続の状況を表示、入力し、または、相続財産の状況を表示、入力するものである。 図3−A2は、図3−Aの後半部分の図である。 図3−Bは、相続手続入力処理フローである。 図3−Cは、相続財産入力処理フローである。 図3−Dは、相続手続情報(提出書類の収集状況等)入力フローである。 図4−1は、相続相談者情報管理テーブルであり、相談者と被相続人との関係性を登録したテーブルである。 図4−2は、相続人構成情報管理テーブルであり、被相続人と相続人との関係性を登録したテーブルである。 図4−3は、相続人相関図情報管理テーブルであり、相続家系図画面表示を生成するための情報を登録するテーブルである。 図4−4は、相続相関図作成ルール管理テーブルであり、相続家系図を生成する際の規則を登録するテーブルである。 図4−5は、提出書類データ管理テーブルであり、各相続人が実施する相続手続き全般を登録、管理するテーブルである。 図4−6は、相続財産情報データテーブルであり、各相続人が相続する財産情報全般を登録、管理するテーブルである。 図4−7は、相談者−会計事務所間データ管理テーブルであり、相談者−会計事務所間の排他処理、及び進捗管理情報を登録、管理するテーブルである。 図4−8は、相続財産−相続手続連携管理テーブルであり、相続財産からどのような相続手続が発生するかを登録、管理するテーブルである。 図4−9は、相続手続管理テーブルであり、相続手続に応じてどのような書類が必要になるかを登録、管理するテーブルである。 図5−1は、相続家系図情報表示画面であり、被相続人と各相続人の相関関係を家系図で表示したもので、各相続人の相続手続状況、又は/かつ相続財産入手状況を示したグラフを表示できるようにしたものである。 図5−2Aは、相続手続状況表示画面(相続手続確定例)であり、相続家系図情報表示画面(図5−1)において、「相続手続状況」ボタンを押下したうえで人物イメージデータ領域を選択した時に表示される画面であり、相続手続の内特定の手続きが完了した場合に表示される画面の一例である。 図5−2Bは、相続手続状況表示画面(相続手続未確定例)であり、相続家系図情報表示画面(図5−1)において、「相続手続状況」ボタンを押下したうえで人物イメージデータ表示領域を選択した時に表示される画面であり、相続手続きの内、特定の手続きが未確定の場合に表示される画面の一例である。 図5−3は、相続財産情報入力画面であり、相続家系図情報表示画面(図5−1)において、「相続財産情報入手状況」ボタンを押下したうえで人物イメージデータ表示領域を選択した時に表示される画面である。 図5−4は、相続手続情報(提出書類の収集状況等)の入力画面である。 図5−5は、相続財産情報(画面表示、印刷物、PDF等)の入力画面である。 図6−1は、相談者PC−会計事務所PC間管理データアクセスシーケンス図であり、相談者−会計事務所構成2(図1−E)において、相談者PC30−サーバー100−会計事務所PC40が相互に連携、排他処理しながら相続手続状況、相続財産入手状況を入力、管理するシーケンスを示したものである。 図6−2は、相談者PC−会計事務所PC間相続処理連携動作例図であり、相談者と会計事務所で相続税相談から申告処理までを相互連携しながら処理するシーケンスを示したものである。
1. システムの一実施例の構成
本発明のシステム構成は、図1に示すように、(A)スタンドアローン構成、(B)クライアントサーバー構成、(C)クラウド構成、(D)相談者−会計事務所構成1、(E)相談者−会計事務所構成2の5種類の構成を示している。
システムの構成要素は、スタンドアローン構成では、PC10があり、PCで処理が完結する構成である。なお、PCはデスクトップPCやノートPCだけでなくタブレット端末やスマートフォン端末などでもよい。
クライアントサーバー構成では、サーバー100とWS端末20によって構成され、操作者がWS端末20を操作してデータ入力、画面表示、出力操作等を行ない、サーバー100が、WS端末20から操作情報やデータ操作を受けて、サーバー100の各機能部によって処理をして端末に返信するといった、両者の連携によって処理を行なう構成である。なお、WS端末の台数は構成例では、2台のWS端末を接続しているが、1台でもよいし、複数台でもよい。また、WS端末は、デスクトップPCやノートPCだけでなく、タブレット端末やスマートフォン端末などでもよい。
クライアントサーバー構成は、会計事務所や企業の経理部門などで利用される類型であるが、これに限られない。
クラウド構成は、サーバーがクラウド200としてクラウド上に構成された構成例であり、処理内容としては、クライアントサーバー構成と同様である。
相談者−会計事務所構成1は、インターネットを挟んで、会計事務所PC40と相談者PC30でデータ入力、画面表示、出力操作を相互に行えるような構成例であり、データは会計事務所PC40に登録しており、データが破損しないように会計事務所PC40と相談者PC30が相互に連携して排他処理を行う構成である。
相談者−会計事務所構成2は、相談者−会計事務所構成1にインターネットを挟んで、サーバー100を加えた構成例であり、データをサーバー100に登録しており、会計事務所PC40と相談者PC30でデータ入力、画面表示、出力操作を相互に行えるような構成例であり、データが破損しないように会計事務所PC40と相談者PC30が相互に連携して排他処理を行う構成である。
2.各構成要素の機能ブロック
各構成要素の機能ブロック図を図2に示す。それぞれ、(A)スタンドアローン構成におけるPC10の機能ブロック図、(B)クライアントサーバー構成、(C)クラウド構成の3種の構成を示したものである。
2−1.スタンドアローン構成におけるPC10の機能ブロック構成
PC10では、KBやマウス等の入力操作ないし、モバイル端末であればジェスチャー操作などを受け付ける入力部11があり、画面や印刷出力などを行なう出力部12がある。
また、記憶部に保存されるプログラムコードをRAM(ランダムアクセスメモリ)上に展開して、中央処理装置(CPU)によってプログラムを実行することによって、制御部14の各機能部の処理が行なわれる。
通信部13は、外部とのネットワークとの通信処理を行なう。
記憶部15には、入力した相続相談者情報管理データや、相続人構成情報管理データ、相続人相関図情報管理データなどが格納される。
なお、入力部としては、キーボード、マウス、タッチパネル、音声等でよく、出力部としては、ディスプレイ、プロジェクタ、プリンタ等でもよく、記憶部としては、メモリ(RAM、ROM)だけでなく、USBメモリやHDD、SSD、DVD、ネットワーク上のストレージなどでもよく、通信部と接続する外部ネットワークは、LANやWANでもよく、LANは有線でも無線でもよく、WANの通信回線は高速でも低速でもよい。
2−2.クライアントサーバー構成、およびクラウド構成の機能ブロック
図2(B)(C)は、クライアントサーバー構成、およびクラウド構成の機能ブロックを示す図である。
図2(A)の各機能部が、サーバー100ないしクラウド200に構成されたものとなっており、ネットワークを介して、WS端末20からの操作を受け付けて、制御部140(ないし240)の各機能部が記憶部150(ないし250)のデータを利用して処理を実行する。
なお、クラウド構成では、仮想サーバーや、仮想PCなど様々なタイプを利用することができる。
2−3.相談者−会計事務所間の機能ブロック
相談者−会計事務所間の機能ブロックは図示しないが、会計事務所PC40や相談者PC30に関して、各機能部は、PC10と同様の構成であり、両端末がインターネット接続を介してネットワーク接続されている。 さらに、相談者PC30、会計事務所PC40の両端末とネットワーク接続されるサーバー100の構成も考えられる(図示せず)。
この場合、相談者PC30や会計事務所PC40からの操作を受け付けてサーバー内の制御部の各機能部が記憶部のデータを利用して処理を実行する。
なお、クラウド構成では、仮想サーバーや、仮想PCなど様々なタイプを利用することができる。
3.処理フロー
3−1.全体処理フロー
図3−Aは、本発明の申告書管理システムの相続人情報や相続人構成情報を登録する場合の全体処理フローを示す図である。
会計事務所の職員や税理士など専門知識を持った者が、PC10や、WS端末20、会計事務所PC40等を操作したり、相談者が相談者PC30を操作して、PC10ないし会計事務所PC40、サーバー100あるいはクラウド200の制御部ないし記憶部により、処理が進められていく際の、全体処理フローを示している。
申告書管理アプリを起動(S3A−1)して、相続相談者を選択する(S3A−2)。
既に登録済みの相続相談者であれば、相続相談者情報管理テーブル(図
4−1)から取得した情報を表示した画面を元に相談者を選択すればよいが、未登録の相談者であれば、相談者情報の初期入力処理が必要となる。
相続相談者選択後、相続人構成情報入力を実施する(S3A−3)。
相続人構成情報の入力では、被相続人と相続人の関係性がわかる情報として、法定相続に該当する相続人と相続人の親、子、夫妻の関係を入力する。
なお、相続人としては、血縁者ではない者も考えられるので、その場合は血縁関係に関連する情報を入力しなくてもよい。
相続人構成情報の入力後、相続人構成情報の登録処理を実施して、相続相談者情報管理テーブル(図4−1)と相続人構成情報管理テーブル(図4−2)に入力結果を記録する(S3A−4)。
被相続人と相続人の構成情報を元に相続家系図生成処理を行う(S3A−5)。
家計図生成処理では、相続人構成情報管理テーブルに登録したデータを元に画面上に相続家系図の画面を生成する(図5−1)。
画面表示は、相続人構成情報管理テーブル(図4−2)、相続人相関図情報管理テーブル(図4−3)、相続相関図作成ルール管理テーブル(図4−4)を元に法定相続人の相続家系図を生成して表示するが、正しい相続家系図が表示されない場合には、入力者が表示画面(図5−1)を見ながら、表示位置や構成内容を調整する(S3A−6)。
表示画面(図5−1)上で表示した内容は、相続人構成情報管理テーブル(図4−2)、相続人相関図情報管理テーブル(図4−3)、相続相関図作成ルール管理テーブル(図4−4)に登録することで、次回起動時には、正しい相続家系図が表示される。
相続家系図の表示調整(S3A−6)終了後、相続財産情報の初期入力処理を行い(S3A−7)、被相続人の相続財産情報の読み込み処理を実施する(S3A−8)。今回の実施例では、被相続人の相続財産情報の入力は別の入力処理で入力を実施しており、入力済みの情報を提出書類データ管理テーブル(図4−5)や相続財産情報データテーブル(図4−6)から取得する。但し、相続家系図作成後に被相続人の相続財産情報等を入力してもよい。
また、相続財産の読み込み処理を相続家系図の表示前に実施しても良い。
相続家系図表示画面には、被相続人と登録した各相続人が表示される。実施例では人物イメージデータ上に円グラフを表示している(図5−1)。これはあくまでも実施例なので、例えば被相続人や各相続人を矩形で表示してもよいし、人物イメージデータではなく、イラスト、擬人化したデータなど他の相続人と区別できるようにしていればよい。
また、被相続人には×印を付けているが、イメージデータを薄い色で表示してもよいし、さらに生前贈与であれば相続人と同様のイメージデータ等を利用してもよい。
実施例では、円グラフで表示しているが、棒グラフでもよく、また、別の画面表示で状況を表示するための印でもよい。印は、文字、図形、記号などでもよい。さらに印を押下して別画面上に情報を表示してもよいし、同一画面上に情報を表示してもよい。
円グラフの表示は、表示画面下の「相続手続状況」・「相続財産情報入手状況」のボタンを押下することで切り替え可能(S3A−9)で、「相続手続状況」ボタンを押下すると、相続人毎に相続手続が終わっているもの(確定)、終わっていないもの(未確定)の割合を表示する(S3A−12、S3A−13)。なお、ここで出てくる相続手続とは、相続人が実施すべき相続手続全般であり、被相続人が亡くなった時に役所や銀行、企業などに実施する手続を含めるものである。
さらに入力を行う場合、相続手続入力処理(S3A−15)を行う事が出来る。
「相続財産情報入手状況」ボタンを押下すると、会計事務所が相続人ごとの相続財産情報や相続税額を確定するために入手している情報と、入手していない情報の割合を表示する(S3A−10、S3A−11)。なお、ここで出てくる情報とは、すべての相続人の相続税を確定するために必要なすべての情報のことである。
さらに入力を行う場合、相続財産情報入力処理(S3A−14)を行う事が出来る。
なお、相続家系図情報表示画面(図5−1)において「相続手続状況」ボタンか、「相続財産情報入手状況」ボタンのいずれかのボタンを押下していない場合、提出書類データ管理テーブル(図4−5)と相続財産データテーブル(図4−6)中のすべての情報を抽出して相続財産手続全体の進捗(確定/未確定)状況と相続財産入手状況全体の情報を合わせた情報を円グラフとして表示してもよい。
3−2.相続財産情報入力と相続手続き情報の生成
図5−5は、相続財産情報(画面表示、印刷物、PDF等)の入力画面である。
ここでは、相続財産情報の初期入力処理(S3A−7)時に相続財産情報(画面表示、印刷物、PDF等)の入力画面(図5−5)へ入力を行い、その後、相続財産情報の登録の際に相続財産情報を元に相続手続情報が生成され、提出書類データ管理テーブルに登録される流れを記載する。
相続財産情報(画面表示、印刷物、PDF等)の入力画面(図5−5)からの相続財産の入力によって、どのような財産が相続されるかが確定するが、その際、それぞれの財産の相続に関しては、法律や省令などで手続が決まっているので、それらを相続財産−相続手続連携管理テーブル(図4−8)で管理している。
例えば、相続財産情報(画面表示、印刷物、PDF等)の入力画面(図5−5)で、被相続人である○木太郎様の宅地の相続財産として、○木花子様にのみ1,500,000円入力した場合、相続財産−相続手続連携管理テーブル(図4−8)では、宅地(財産ID:3)と個別財産(0)であることを認識し、個別の登記相続(手続ID:115)に該当する。
相続手続管理テーブル(図4−9)から必要な準備書類種類が7種(必要種別数:7)あることが判明するので、その後のセルから7セット分の「書類ID」と「書類種別」を抽出して提出書類データ管理テーブル(図4−5)に登録する。
なお、提出書類データ管理テーブル(図4−5)には、「入手先情報」や「提出先情報」として、入手先や提出先の住所情報を登録しているが、入力担当者が手動で入力してもよいし、相続人構成情報管理テーブル(図4−2)から最寄りの役所等の住所を公知の地図検索技術を利用して登録してもよい。
また、相続手続に必要な書類は、年代によって法改正などあるため、相続財産−相続手続連携管理テーブル(図4−8)や相続手続管理テーブル(図4−9)は、適宜修正追記できるようにしてもよい。
3−3.相続手続入力処理フロー
図3−Bは、相続手続入力処理フローである。
相続家系図情報表示画面(図5−1)に表示された「相続手続状況ボタン」を押下した後、対象の相続人をクリックするとこのフローに移行する。
画面上に相続手続状況表示画面(図5−2A、図5−2B)が表示され、さらに入力(S3B−1)、登録(S3B−2)することができる。
実施例では、相続家系図情報表示画面(図5−1)において「相続手続状況」ボタンを押下したうえで、○木花子の人物イメージデータ領域内をクリックしているので、相続手続状況表示画面の表示に切り替わった時に、提出書類データ管理テーブル(図4−5)から○木花子の相続手続全体の進捗(確定/未確定)状況を抽出して画面上に表示する(図5−2A)。
なお、人物イメージデータ領域内に表示された円グラフ中の「未確定手続」を示す領域を押下することで、提出書類データ管理テーブルから相続手続きの内の未確定手続を抽出して画面上に表示することができるし、人物イメージデータ領域内に表示された円グラフ中の「確定手続」を示す領域を押下することで、提出書類データ管理テーブルから相続手続きの内の確定手続を抽出して画面上に表示することもできる。
また、相続家系図情報表示画面(図5−1)において「相続手続状況」ボタンを押下したうえで、被相続人である○木太郎の人物イメージデータ領域をクリックすると、相続手続情報(提出書類の収集状況等)の入力画面(図5−4)を表示する。なお、相続手続情報(提出書類の収集状況等)の入力画面は、例示した形式だけでなく、時系列単位でもよいし、相続人ごとに分けて表示してもよく、その際相続人ごとに色分けしたり線引きしたりして区別表示してもよい。
図4−5は、提出書類データ管理テーブルである。
相続手続の管理事例として、各相続人で相続手続が異なる場合の各手続の管理に関して、提出書類データ管理テーブル(図4−5)を例にして、各相続人にそれぞれ異なる相続が発生する場合の手続きの管理が提出書類データ管理テーブルにどのように反映されるかを説明する。
被相続人である〇木太郎の法定相続人として〇木花子、〇木一郎、〇木草子がおり、各相続人に対して〇木花子に対しては預金相続、〇木一郎に対しては登記相続、〇木草子に対しては動産相続(自動車)が発生している。遺言書がある場合に、このように各相続人に異なる相続財産が分配されることがあり、その場合、各相続人で相続するために準備する書類が全く異なり、書類提出先も多岐にわたるが、法律により規定されており、パターン化しているので、相続財産とそれに伴う手続、書類についての関連づけした情報をデータベースに保存しておき(図示しない)、相談者からのヒアリング情報に基づいて、相談者が実施すべき相続手続を提出書類データ管理テーブルに列挙することができる。
例えば預金相続する〇木花子の場合は、被相続人の遺言書、被相続人の死亡届、被相続人の遺言書検認済証明書、被相続人の戸籍謄本、相続者の印鑑証明書が必要だし、登記相続する〇木一郎の場合は、被相続人の死亡届、被相続人の戸籍謄本、被相続人の住民票除票、相続人の印鑑証明書、相続人全員の住民票、固定資産評価証明書、不動産全部事項証明書、相続人の遺産分割協議書が必要だし、動産相続(自動車)する〇木草子の場合は、相続人の印鑑証明書、車庫証明書、動産を相続しない相続人の譲渡証明書、車検証、自動車税納税証明書、自動車税・自動車取得税申告書、自賠責保険証明書、申請書、手数料納付書が必要になる。
相続手続を確定した例として、預金相続手続に関する○木花子の相続手続状況表示したものが、相続手続状況表示画面(相続手続確定例)(図5−2A)である。
また、相続手続が未確定になっている例として、動産相続(自動車)手続に関する○木草子の相続手続状況表示したものが、相続手続状況表示画面(相続手続未確定例)(図5−2B)である。本画面中には、相続手続状況の情報や個別書類収集の情報が表示されており、特定の相続手続を完了するために必要な個別書類に関して情報が列挙され、書類の入手状況を入力することができる。個別書類が準備できた段階で特定の相続手続を進めることができ、さらに特定の相続手続が完了したところで確定の入力を実施する事もできる。
なお、個別書類が準備でき特定の相続手続に進めるようになったときに、音や画面表示等で相談者や会計事務所担当者などに知らせることができるようにしてもよい。
さらに、個別書類の入手先や特定の相続手続書類提出先などの所在地を地図情報として表示できるようにしてもよい。例えば、提出書類データ管理テーブル(図4−5)において、○木草子の動産相続(自動車)の場合、自動車納税証明書は、陸運局の最寄りの税事務所が書類入手先となるが、陸運局が特定した際に、最寄りの税事務所を地図から見つけ出して提出書類データ管理テーブルに登録するようにしてもよいし、地図データを情報として提出書類データ管理テーブルに保存してもよい。
各相続人が上記書類をいつまでにどれだけ収集する必要があるか、どこからその書類を入手できるか、最終的に必要な書類をどこに提出するか、書類を収集する際に関連する専門家は誰かなど、情報を提出書類データ管理テーブル(図4−5)で管理しているので、相談者が確認することができるし、会計事務所担当者が状況を把握することができる。
さらに、通常会計事務所担当者は相談者(相続人代表者)としか接することはないが、相談者から入手した情報をもとに、その他相続人に対し、必要な手続きや期限情報、その他各相続人に有益な情報として通知することもできるようにしても良い。
3−4.相続財産入力処理フロー
図3−Cは、相続財産入力処理フローである。
相続家系図情報表示画面(図5−1)に表示された「相続財産情報入手状況」ボタンを押下した後、対象の相続人をクリックするとこのフローに移行する。
画面上に相続財産入力画面(図5−3、図5−5)が表示され、さらに入力(S3C−1)、登録(S3C−2)をすることができる。
実施例では、相続家系図情報表示画面(図5−1)において「相続財産情報入手状況」ボタンを押下したうえで、○木花子の人物イメージデータ領域をクリックしているので、相続財産入力画面の表示に切り替わった時に、相続財産データテーブル(図4−6)から○木花子の相続財産全体の入手状況を抽出して画面上に表示する(図5−3)。
なお、人物イメージデータ領域内に表示された円グラフ中の「概算相続財産」を示す領域を押下することで、相続財産データテーブルから概算相続財産の入手状況を抽出して画面上に表示することができるし、人物イメージデータ領域内に表示された円グラフ中の「確定手続」を示す領域を押下することで、相続財産データテーブルから確定相続財産の入手状況を抽出して画面上に表示することもできる。
また、相続家系図情報表示画面(図5−1)において「相続財産情報入手状況」ボタンを押下したうえで、被相続人である○木太郎の人物イメージデータ領域をクリックすると、相続財産情報(画面表示、印刷物、PDF等)の入力画面(図5−5)を表示する。相続財産情報の入力画面では、相続財産全体の入手(確定/概算)状況を抽出して画面上にリスト表示する。この時リスト表示する相続財産全体の入手(確定/概算)状況は、時系列単位でもよいし、相続人ごとに分けて表示してもよく、その際相続人ごとに色分けしたり線引きしたりして区別表示してもよい。
さらに、今回の実施例では、相続財産について会計事務所で入手/未入手の情報を円グラフに表わしているが、相続財産の金額を円グラフであらわしてもよい。
3−5.手続情報(提出書類の収集状況等)入力フロー
図3−Dは、手続情報(提出書類の収集状況等)入力フローである。
相続家系図情報表示画面(図5−1)に表示された「相続手続状況ボタン」を押下した後、被相続人をクリックするとこのフローに移行する。
提出書類データ管理テーブル(図4−5)から登録済みのデータを読み出し(S3D−1)、画面上に相続手続情報(提出書類の収集状況等)の入力画面(図5−4)を表示して、さらに入力(S3D−2)、登録(図3−D−3)することができる。
フローでは、画面上から入力、登録しているが、相続手続情報(提出書類の収集状況等)の入力画面に表示されたリストを印刷した上でさらに記入し、スキャナー等で読み込んで提出書類データ管理テーブルに登録するようにしてもよい。
3−6.変形例(相談者−会計事務所間)処理シーケンス(図6−1、図6−2)
処理フローとして、相続人情報の登録と相続財産及び相続手続書類の連携部分に関しての実施例を記載したが、変形例として顧問先と会計事務所間の双方で入力や表示を行う手法に関する例を記載する。
変形例の構成としては、相談者−会計事務所構成1(図1−D)や相談者−会計事務所構成2(図1−E)のようなものが想定される
図6−1は、相談者と会計事務所間において、相続財産情報や相続手続情報等入力を行おうとした場合の排他処理に関するシーケンス図である。
まず、相談者が相談者PC30から相続財産情報や相続手続情報に追記処理を行いたい場合、アプリを起動してサーバー100に対して相続財産情報等利用許可依頼(S6−1)を出したうえでサーバーがデータの使用許可が得られた場合に相続財産情報等のデータへのアクセスができるようになる(S6−10,S6−11,S6−2)。
データへのアクセス管理は、相談者−会計事務所間データ管理テーブル(図4−7)内の相続財産情報等利用フラグによって管理される。
今回の例では、相談者PC30から相続財産情報等へのアクセス依頼があった時にアクセス可能な場合(相続財産情報等利用フラグが0の時)には、サーバー100が相続財産情報等利用フラグに1をセットする。会計事務所PC40から相続財産情報等へのアクセス依頼があった時にアクセス可能な場合(相続財産情報等利用フラグが0の時)には、サーバー100が相続財産情報等利用フラグに2をセットする。相談者PCや会計事務所PCが相続財産情報等へのアクセスを終了するときには、サーバー100が相続財産情報等利用フラグに0をセットする。
このようにすることで、相続財産情報等利用フラグが0の時には、相談者PC30と会計事務所PC40ともにサーバー100の相続財産情報等へのアクセス許可を受けられるが、相続財産情報等利用フラグが1のときは相談者PC30のみ、相続財産情報等利用フラグが2のときは会計事務所PC40のみ、相続財産情報等へのアクセスができるようにして、排他処理を実現している。
そのうえで相談者PC30とサーバー100とのやり取りで画面情報等取得して相続財産情報の状況や相続手続きの状況を把握し、必要に応じて入力処理を行う(S6−3,S6−12,S6−13,S6−4、S6−5)。
処理終了後、登録処理(S6−6,S6−16,S6−17、S6−18,S6−7)、終了処理(S6−8,S6−19,S6−20,S6−9)を実施する。
他方、相談者PC30がサーバー100のデータ処理中に会計事務所PC40が、サーバー100に相続財産情報等へのアクセス依頼があった場合(S6−23,S6−14)、サーバー100は、 現在相談者PC30がサーバー100のデータにアクセス中であり、相続財産情報等利用フラグに1がセットされているので、会計事務所PC40に対してアクセス不許可の通知を出して処理を終了する(S6−15,S6−24、S6−25)。
会計事務所PC40は、相談者PC30の処理が終わったのち、再度サーバー100にアクセスして、サーバー100に相続財産情報等へのアクセス許可を得たうえで情報閲覧、入力処理を行う(S6−26、S6−21,S6−22,S6−27)。
このようにして、相続財産情報等の排他処理を実現しているが、これはあくまでも一例で、その他の方法で排他処理を実現してもよい。
なお、サーバー100のほうで相談者PC30へのデータロックを解除した後、会計事務所PC40に対してアクセス許可の通知を出してもよい。
図6−2は、相談者と会計事務所(相談受付側)間で相互にやり取りしながら、相続財産情報や相続手続状況を相互にやり取りする場合のシーケンス図である。
相談者PC30と会計事務所PC40で相互にアクセス許可の通知を出すことで、お互いのPCで相続手続や相続財産情報収集をについて、相談連絡(S6−2−1)から相談許可(S6−2−2)、相談契約(S6−2―3)を行ったうえで、ヒアリング(S6−2−4)して、相談者の相続手続の初期設定をしたうえで、ヒアリング結果レポート(S6−2−5)、ヒアリング結果レポート受領(S6−2−6)で相談者と会計事務所担当者間の情報授受の手法を確立したのち、双方で情報入力及び受領、または通知(S6−2−7,S6−2−8)しながら相続財産情報収集または、相続手続状況をやり取りし、相続手続終了(S6−2−9)や相続財産情報入手完了(S6−2−10)後に相続税申告(S6−2−11)相続税申告完了通知(報告書提出)(S6−2−12)、相続税申告完了通知受領(S6−2−13)までの一連の流れを 相互に協調しながら動作するようにしてもよい(図6−2)。
また、例では、相続税の申告処理を会計事務所が行っているが、青色申告と同じように、相談者が自ら申告を行ってもよい。
この時相談者と会計事務所担当者間でどこまでやり取りが進んでいるかを相談者−会計事務所間データ管理テーブル(図4−7)中の各処理管理フラグに登録して、進捗管理できるようにしてもよい。
ただし、この処理シーケンスはあくまでも一例であり、その他の処理が含まれてもよいし、まったく異なる管理手法をとってもよい。
この場合、例えば会計事務所から相談者に対して、現状の相続財産の情報を元に注意点などをアドバイスすることも可能である。
相続財産を把握するには、被相続人の情報を把握しなければならないが、すでに被相続人が亡くなっている場合もあり、すべての情報を把握できていないことも考えられる。例えば、被相続人が連帯保証人になっていることを知らず、負債等がある場合、相続後に債権者が請求する場合も考えられることから、このようなリスクに備えて被相続人の仕事やプライベートな付き合いの情報をヒアリングして相談者に通知するような機能を加えてもよい。
4.テーブル
4−1.相続相談者情報管理テーブル
図4−1は、相続相談者情報管理テーブルである。
相続相談者情報管理テーブルは、相談者IDと相続人ID、被相続人IDを紐づけるためのテーブルで、会計事務所と別途顧問先契約を締結している場合には、顧客IDも設定される。
また、項目として遺言書有無を設定しているが、被相続人が遺言書を残している場合には、1がセットされる。
4−2.相続人構成情報管理テーブル
図4−2は、相続人構成情報管理テーブルである。
相続人構成情報管理テーブルは、被相続人IDと法定相続人の各相続人IDを紐づけるためのテーブルである。血縁があれば親のID、子のID、夫・妻のIDが決まるので、被相続人との関連性が把握でき、家系図作成の際に利用できる。
ただし、血縁が無い場合でも遺言書がある場合、相続の対象となる場合があるが、この場合、親のID、子のID、夫・妻のIDすべて値が設定されない状態となるので、自動的に家系図に組み込むことはできない。その場合は手動で家系図を生成することになる。
4−3.相続人相関図情報管理テーブル
図4−3は、相続人相関図情報管理テーブルである。
相続家系図生成処理(S3A−5)、相続家系図調整処理(S3A−6)の際に参照、登録されるテーブルであり、家系図生成後の被相続人の人物イメージデータとの位置座標情報(X、Y)、被相続人と該当相続人とを結ぶ線のテンプレート情報とテンプレートイメージの登録先情報を登録している。
4−4.相続相関図作成ルール管理テーブル
図4−4は、相続相関図作成ルール管理テーブルである。
相続家系図生成処理(S3A−5)、相続家系図調整処理(S3A−6)の際に参照、登録されるテーブルであり、家系図の自動生成の際に表示画面上にどのように人物イメージデータを配置するためのルールを設定しており、数字の小さいほうが優先順位を高く設定している。
なお、相続相関図作成ルール管理テーブルには、デフォルトで数種類のルールを登録しており、今回の例では、3例登録しているが、ルールはいくつあってもよく、途中で追加、削除することもできる。
4−5.提出書類データ管理テーブル
図4−5は、提出書類データ管理テーブルである。
このテーブルでは、相続手続情報を管理するテーブルで、各相続人IDと被相続人ID、財産ID、手続ID、書類ID、書類提出先ID、書類入手先ID等の紐づけをするとともに、各書類の入手状況や手続状況の管理フラグを有しており、相続手続全般の管理をしている。
また、書類提出先IDや書類入手先IDとそれぞれの所在地情報も管理しているので、各相続人がどこで資料を入手し、どこに資料を提出すればよいか案内できる。
4−6.相続財産情報データテーブル
図4−6は、相続財産情報データテーブルである。
このテーブルでは、相続財産情報を管理するテーブルで、各相続人IDと被相続人ID、財産ID、相続財産の金額情報の紐づけをするとともに、財産情報の確定状況や財産の共有/個別を管理している。
手続ID、書類ID、書類提出先ID、書類入手先ID等の紐づけをするとともに、各書類の入手状況や手続状況の管理フラグを有しており、相続手続全般の管理をしている。
4−7.相談者−会計事務所間データ管理テーブル
図4−7は、相談者−会計事務所間データ管理テーブルである。
このテーブルでは、相談者と会計事務所の連携処理を管理しており、相談者 IDと会計事務所担当IDを紐づけするとともに、相続処理の進捗状態を把握するためのフラグを管理している。
このテーブルにより、相談者と会計事務所との相談レベルが把握できる。
さらに、この管理テーブルに報告書やレポートの管理フラグを設けて、相談者に対してどのようなサービスを実施しているかの管理をできるようにしても良い。
4−8.相続財産−相続手続連携管理テーブル
図4−8は、相続財産−相続手続連携管理テーブルである。このテーブルでは、相続財産と相続手続を紐づけするテーブルで、財産IDと手続ID、共有/個別の紐づけを管理している。
4−9.相続手続管理テーブル
図4−9は、相続手続管理テーブルである。
このテーブルでは、相続手続と提出書類の財産を紐づけするテーブルで、手続IDと複数の書類IDの紐づけを管理している。
5.表示画面
5−1.相続家系図情報表示画面
図5−1は、相続家系図情報表示画面である。
相続家系図生成処理(S3A−5)、相続家系図調整処理(S3A−6)により生成される表示画面で、人物イメージデータと各人物イメージデータを結ぶ線、相続手続状況、相続財産情報入手状況、終了の切り替えボタンから構成される。
5−2.相続手続状況表示画面(図5−2A、図5−2B)
図5−2A、図5−2Bは、相続手続状況表示画面である。被相続人の情報、相続手続状況の情報、個別書類収集の情報のリスト表示と「全手続を表示」、「確定手続を表示」、「未確定手続を表示」の各ボタンから構成される。リスト表示部分は、例では、スクロール型式としているが、ウィザード形式やページ切り替え型式などとしても良い。
図5−2Aでは、確定手続の表示事例、図5−2Bでは、未確定の表示事例となっており、それぞれの表示上の違いを例示している。例では、未確定手続に色付けし、確定手続には色付けしていないが、逆に確定手続に色付けし、未確定手続には色付けしないようにしてもよい。
5−3.相続財産情報入力表示画面
図5−3は、相続財産情報入力表示画面である。
相続財産をリスト表示しており、例示では、財産品目を区分分けして表示しているが、区分分けしないで表示してもよい。
また、画面上には、「全相続財産を表示」、「確定相続財産を表示」、「概算相続財産を表示」の各ボタンが配置され、相続人からどこまで確定財産情報を収集しているかを簡単に把握できる。
5−4.相続手続情報入力表示画面
図5−4は、相続手続情報入力画面である。
原則として、相続財産が決まれば、相続手続が決まるのだが、異なる手続きが発生することも考えられるので、手動で入力できるようにしている。
画面は、財産関係、債務関係、身分関係でリストを分けており、その中ですでに相続手続が確定したか、未確定か、また必要な書類や部数、個別書類の入手状況も把握できるようになっている。
また、関連専門家も表示できるようにしており、相続手続内で他の専門家と連携できるようにしてもよい。
5−5.相続財産情報入力表示画面
図5−5は、相続財産情報入力表示画面であるが、被相続人を選択した場合に表示される、相続財産情報表示である。
図5−2A、図5−2Bとの違いは、各相続人のみの相続財産の表示か、すべての相続財産の表示かの違いである。
このようにして、本発明による相続情報管理装置、相続情報管理システム、相続情報管理プログラム、相続情報管理方法によって、相続の相談をする過程でどのような相続手続や書類が必要になるか、どれだけ相続財産があるか、を管理することができる。
相続税の申告それ自体を目的とする用途の他、財産を管理する用途、例えば、所得税の申告処理の準備としての財産の管理などの用途にも利用することができる。
10 クライアントPC

Claims (15)

  1. 相続財産と相続人の情報の入力を受け付けて相続人毎の相続税申告手続を支援するための装置であって、
    相続財産に関する情報として、
    相続財産の種類と規模や金額の入力を受け付ける相続財産情報入力受付手段と、
    相続財産毎に、相続税申告で必要となる提出書類の収集状況を含む手続状況の入力を受け付ける提出書類等手続情報入力受付手段と、
    相続人に関する情報として、
    相続人の氏名及び属性を含む相続人情報の入力を受け付ける相続人情報入力受付手段と、を備え、
    前記相続財産情報入力受付手段においては、
    相続財産毎に、財産の額又は規模が概算であるか/確定であるかを区別して受け付ける概算/確定区別入力受付手段を備えると共に、
    相続財産毎に、相続税の申告で必要となる提出書類や手続に関する情報を管理する
    提出書類等手続管理手段(提出書類データ管理テーブル)を備え、
    相続財産毎に、相続税の申告で必要となる提出書類の収集状況及び又は必要な専門家への相談を含む手続の状況を受け付けて、前記提出書類等手続管理手段(提出書類データ管理テーブル)に登録する、提出書類等手続状況受付手段を備え、
    相続人毎に、どの相続財産を分配するかの情報に基づいて、各相続人の相続人情報と、各相続人に分配された相続財産とを紐付けると共に、
    各相続人に紐づいた相続財産および各相続財産に対応する提出書類の収集状況を含む手続状況を、各相続財産の金額や規模が概算であるか/確定であるかの区別を伴って、相続人毎に列挙する相続財産手続状況出力手段と
    を備えることを特徴とする、相続情報管理装置。
  2. 請求項1の相続情報管理装置において、さらに、
    前記相続人情報入力受付手段で受け付けた相続人の情報に基づいて相続家系図を生成して出力する相続家系図生成出力手段を備え、
    相続家系図生成出力手段において、各相続人に紐付いた相続財産と手続状況を、相続人毎に出力(表示、電子ファイル、印刷)することを備えて、
    相続財産情報の手続状況の情報過不足リスクについて、負債等の注意点及び情報を含み、相談者に随時通知、連絡、アドバイス、指導できることを特徴とする、
    相続情報管理装置。
  3. 請求項1又は2のいずれか一つに記載の装置であって、
    前記相続家系図生成出力手段における画面表示において、
    画面中の所定の領域に対する選択指示を受け付ける選択受付手段を備え、
    相続家計図において相続人を示す領域を選択したときに
    該当する相続人に紐づいた相続財産および当該相続財産に対応付けられた相続財産手続状況を列挙する表示手段、
    を備えることを特徴とする、
    相続情報管理装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一つに記載の装置であって、
    前記相続家系図生成出力手段における画面表示において、
    前記選択受付手段により、特定の相続人を示す領域を選択したときに
    該当する相続人に紐づいた各相続財産を抽出すると共に、
    概算/確定区別入力受付手段で受け付けた概算/確定の区別情報に基づいて、
    当該相続人が相続する各相続財産についての概算/確定の金額を集計して、
    当該相続人が相続する財産の総額について、概算/確定の割合を算出する概算/確定割合算出手段を備え、
    当該算出した概算/確定の割合を表示する概算/確定割合表示手段、
    を備えることを特徴とする、
    相続情報管理装置。
  5. 相続財産と相続人の情報の入力を受け付けて相続人毎の相続税申告手続を支援するためのシステムであって、
    相続財産に関する情報として、
    相続財産の種類と規模や金額の入力を受け付ける相続財産情報入力受付手段と、
    相続財産毎に、相続税申告で必要となる提出書類の収集状況を含む手続状況の入力を受け付ける提出書類等手続情報入力受付手段と、
    相続人に関する情報として、
    相続人の氏名及び属性を含む相続人情報の入力を受け付ける相続人情報入力受付手段と、を備え、
    前記相続財産情報入力受付手段においては、
    相続財産毎に、財産の額又は規模が概算であるか/確定であるかを区別して受け付ける概算/確定区別入力受付手段を備えると共に、
    相続財産毎に、相続税の申告で必要となる提出書類や手続に関する情報を管理する
    提出書類等手続管理手段(提出書類データ管理テーブル)を備え、
    相続財産毎に、相続税の申告で必要となる提出書類の収集状況及び又は必要な専門家への相談を含む手続の状況を受け付けて、前記提出書類等手続管理手段(提出書類データ管理テーブル)に登録する、提出書類等手続状況受付手段を備え、
    相続人毎に、どの相続財産を分配するかの情報に基づいて、各相続人の相続人情報と、各相続人に分配された相続財産とを紐付けると共に、
    各相続人に紐づいた相続財産および各相続財産に対応する提出書類の収集状況を含む手続状況を、各相続財産の金額や規模が概算であるか/確定であるかの区別を伴って、相続人毎に列挙する相続財産手続状況出力手段と
    を備えることを特徴とする、相続情報管理システム。
  6. 請求項5の相続情報管理システムにおいて、さらに、
    前記相続人情報入力受付手段で受け付けた相続人の情報に基づいて相続家系図を生成して出力する相続家系図生成出力手段を備え、
    相続家系図生成出力手段において、各相続人に紐付いた相続財産と手続状況を、相続人毎に出力(表示、電子ファイル、印刷)することを備えて、
    相続財産情報の手続状況の情報過不足リスクについて、負債等の注意点及び情報を含み、相談者に随時通知、連絡、アドバイス、指導できることを特徴とする、
    相続情報管理システム。
  7. 請求項5又は6のいずれか一つに記載のシステムであって、
    前記相続家系図生成出力手段における画面表示において、
    画面中の所定の領域に対する選択指示を受け付ける選択受付手段を備え、
    相続家計図において相続人を示す領域を選択したときに
    該当する相続人に紐づいた相続財産および当該相続財産に対応付けられた相続財産手続状況を列挙する表示手段、
    を備えることを特徴とする、
    相続情報管理システム。
  8. 請求項5〜7のいずれか一つに記載のシステムであって、
    前記相続家系図生成出力手段における画面表示において、
    前記選択受付手段により、特定の相続人を示す領域を選択したときに
    該当する相続人に紐づいた各相続財産を抽出すると共に、
    概算/確定区別入力受付手段で受け付けた概算/確定の区別情報に基づいて、
    当該相続人が相続する各相続財産についての概算/確定の金額を集計して、
    当該相続人が相続する財産の総額について、概算/確定の割合を算出する概算/確定割合算出手段を備え、
    当該算出した概算/確定の割合を表示する概算/確定割合表示手段、
    を備えることを特徴とする、
    相続情報管理システム。
  9. 請求項5〜8のいずれか一つに記載のシステムであって、
    ネットワークを介して相互に接続した両者間の端末及びサーバーにおいて、
    相談者端末で財産情報を入力し、それを相談受付端末と情報共有、及び通知、報告できることで適切で効率よく相続財産情報を収集し、管理する事で指導ができることを特徴とする、
    相続情報管理システム。
  10. 相続財産と相続人の情報の入力を受け付けて相続人毎の相続税申告手続を支援するための方法であって、
    相続財産に関する情報として、
    相続財産の種類と規模や金額の入力を受け付ける相続財産情報入力受付ステップと、
    相続財産毎に、相続税申告で必要となる提出書類の収集状況を含む手続状況の入力を受け付ける提出書類等手続情報入力受付ステップと、
    相続人に関する情報として、
    相続人の氏名及び属性を含む相続人情報の入力を受け付ける相続人情報入力受付ステップと、を含み、
    前記相続財産情報入力受付ステップにおいては、
    相続財産毎に、財産の額又は規模が概算であるか/確定であるかを区別して受け付ける概算/確定区別入力受付ステップを含むと共に、
    相続財産毎に、相続税の申告で必要となる提出書類や手続に関する情報を管理する
    提出書類等手続管理ステップ(提出書類データ管理テーブル)を含み、
    相続財産毎に、相続税の申告で必要となる提出書類の収集状況及び又は必要な専門家への相談を含む手続の状況を受け付けて、前記提出書類等手続管理ステップ(提出書類データ管理テーブル)に登録する、提出書類等手続状況受付ステップを含み、
    相続人毎に、どの相続財産を分配するかの情報に基づいて、各相続人の相続人情報と、各相続人に分配された相続財産とを紐付けると共に、
    各相続人に紐づいた相続財産および各相続財産に対応する提出書類の収集状況を含む手続状況を、各相続財産の金額や規模が概算であるか/確定であるかの区別を伴って、相続人毎に列挙する相続財産手続状況出力ステップと
    を含むことを特徴とする、相続情報管理方法。

  11. 請求項10の相続情報管理方法において、さらに、
    前記相続人情報入力受付ステップで受け付けた相続人の情報に基づいて相続家系図を生成して出力する相続家系図生成出力ステップを含み、
    相続家系図生成出力ステップにおいて、各相続人に紐付いた相続財産と手続状況を、相続人毎に出力(表示、電子ファイル、印刷)することを含み、
    相続財産情報の手続状況の情報過不足リスクについて、負債等の注意点及び情報を含み、相談者に随時通知、連絡、アドバイス、指導できることを特徴とする、
    相続情報管理方法。
  12. 請求項10又は11のいずれか一つに記載の方法であって、
    前記相続家系図生成出力ステップにおける画面表示において、
    画面中の所定の領域に対する選択指示を受け付ける選択受付ステップを含み、
    相続家計図において相続人を示す領域を選択したときに
    該当する相続人に紐づいた相続財産および当該相続財産に対応付けられた相続財産手続状況を列挙する表示ステップ、
    を含むことを特徴とする、
    相続情報管理方法。


  13. 請求項10〜12のいずれか一つに記載の方法であって、
    前記相続家系図生成出力ステップにおける画面表示において、
    前記選択受付ステップにより、特定の相続人を示す領域を選択したときに
    該当する相続人に紐づいた各相続財産を抽出すると共に、
    概算/確定区別入力受付ステップで受け付けた概算/確定の区別情報に基づいて、
    当該相続人が相続する各相続財産についての概算/確定の金額を集計して、
    当該相続人が相続する財産の総額について、概算/確定の割合を算出する概算/確定割合算出ステップを含み、
    当該算出した概算/確定の割合を表示する概算/確定割合表示ステップ、
    を含むことを特徴とする、
    相続情報管理方法。
  14. 請求項10〜13のいずれか一つに記載の方法であって、

    ネットワークを介して相互に接続した両者間の端末及びサーバーにおいて、
    相談者端末で財産情報を入力し、それを相談受付端末と情報共有、及び通知、報告できることで適切で効率よく相続財産情報を収集し、管理する事で指導ができることを特徴とする、
    相続情報管理方法。
  15. 請求項1〜4のいずれかに記載の相続情報管理装置としてコンピュータに機能させるためのプログラム。
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