JP7493170B2 - プログラム、情報処理方法及び情報処理装置 - Google Patents

プログラム、情報処理方法及び情報処理装置 Download PDF

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特許法第30条第2項適用 令和 1年 7月 6日に、株式会社betterのウェブサイト(https://better-sozoku.com/及びhttps://www.better-souzoku.com/)にて公開
本発明は、プログラム、情報処理方法及び情報処理装置に関する。
特許文献1には、相続人情報及び財産情報に基づいて、財産の種類に応じた相続税申告書を提出可能な態様で印刷するための申告書データを作成する相続税申告書作成サーバ装置が開示されている。
特開2017-90944号公報
しかしながら、特許文献1に係る発明は、申告書の作成に必要な書類を提示していないため、多くの調査時間を要する恐れがある。
一つの側面では、申告書の作成または提出に必要な書類を出力することが可能なプログラム等を提供することにある。
一つの側面に係るプログラムは、被相続人に関する情報、及び相続人に関する情報を取得し、前記被相続人の資産分割における前提情報を取得し、相続税の対象となる前記被相続人の資産情報を取得し、取得した前記被相続人に関する情報、前記相続人に関する情報、前記前提情報及び前記被相続人の資産情報に基づき、申告書の作成または提出に必要な書類を出力し、前記被相続人が不動産を所有していた場合に、前記不動産の不動産情報を取得し、取得した前記不動産情報に基づき、前記不動産に対する小規模宅地等の特例を適用できるか否かを判定し、前記不動産に対する小規模宅地等の特例を適用できると判定した場合に、特定居住用宅地等、特定事業用宅地等及び貸付事業用宅地等を含む宅地種類を判定し、前記小規模宅地等の特例を適用できるか否かの情報、及び、前記小規模宅地等の特例を適用できる場合の宅地種類を含む判定結果を出力する処理をコンピュータに実行させる。
一つの側面では、申告書の作成または提出に必要な書類を出力することが可能となる。
相続システムの概要を示す説明図である。 サーバの構成例を示すブロック図である。 被相続人DBのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 相続人DBのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 資産情報DBのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 書類検索用DBのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 検索結果DBのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 端末の構成例を示すブロック図である。 申告書の作成または提出に必要な書類を出力する動作を説明する説明図である。 必要な書類を出力する際の処理手順を示すフローチャートである。 書類のカテゴリを判定する処理のサブルーチンの処理手順を示すフローチャートである。 カテゴリごとに必要な書類情報を抽出するサブルーチンの処理手順を示すフローチャートである。 不動産に関する書類情報を抽出するサブルーチンの処理手順を示すフローチャートである。 前提情報に関する書類情報を抽出するサブルーチンの処理手順を示すフローチャートである。 カテゴリごとに必要な書類の一覧を表示する画面イメージである。 実施形態2のサーバの構成例を示すブロック図である。 プログレス管理DBのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 プログレスバーを表示する画面イメージである。 「前提情報入力」のプログレスバーを更新する動作を説明する説明図である。 「前提情報入力」のプログレスバーを更新する際の処理手順を示すフローチャートである。 実施形態3のサーバの構成例を示すブロック図である。 相続資産情報DBのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 相続人が第2被相続人になった場合に二次相続処理を行う際の処理手順を示すフローチャートである。 第2相続人の端末上で二次相続処理を行う画面イメージ図である。 端末により相続資産目録を表示するイメージ図である。 実施形態4のサーバの構成例を示すブロック図である。 小規模宅地特例DBのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 小規模宅地等の特例適用を判定する際の処理手順を示すフローチャートである。 小規模宅地等の特例適用の判定結果を表示する画面イメージである。
以下、本発明をその実施形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施形態1)
実施形態1は、相続の申告書の作成または提出に必要な書類を出力する形態に関する。相続は、被相続人が死亡した日に発生する。つまり、死亡してしまった日には何もしていなくても相続がスタートしている。そして相続手続きは、死亡届の提出からスタートし、死亡届を提出しないと、火葬(埋葬)、口座の名義変更、及び不動産の相続手続きを行うことができない。相続手続きを複雑なものにする原因の一つとして、必要な書類のわかりにくさが挙げられる。相続手続きをスムーズに進めるために、必要な書類を集める必要がある。
図1は、相続システムの概要を示す説明図である。本実施形態のシステムは、情報処理装置1及び情報処理端末2を含み、各装置はインターネット等のネットワークNを介して情報の送受信を行う。
情報処理装置1は、種々の情報に対する処理、記憶及び送受信を行う情報処理装置である。情報処理装置1は、例えばサーバ装置、パーソナルコンピュータ等である。本実施形態において、情報処理装置1はサーバ装置であるものとし、以下では簡潔のためサーバ1と読み替える。
情報処理端末2は、被相続人に関する情報、相続人に関する情報及び被相続人の資産情報等の送信、並びに、相続の申告書の作成または提出に必要な書類の受信及び表示等を行う端末装置である。情報処理端末2は、例えばスマートフォン、携帯電話、アップルウォッチ(Apple Watch:登録商標)等のウェアラブルデバイス、タブレット、パーソナルコンピュータ端末等の情報処理機器である。以下では簡潔のため、情報処理端末2を端末2と読み替える。
本実施形態に係るサーバ1は、端末2から被相続人に関する情報、相続人に関する情報、被相続人の資産分割における前提情報、及び相続税の対象となる被相続人の資産情報を取得して記憶する。サーバ1は、受信した被相続人に関する情報、相続人に関する情報、前提情報及び被相続人の資産情報に基づき、申告書の作成または提出に必要な書類を検索する。サーバ1は、検索した必要な書類を端末2に出力(送信)する。
図2は、サーバ1の構成例を示すブロック図である。サーバ1は、制御部11、記憶部12、通信部13、入力部14、表示部15、読取部16及び大容量記憶部17を含む。各構成はバスBで接続されている。
制御部11はCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)等の演算処理装置を含み、記憶部12に記憶された制御プログラム1Pを読み出して実行することにより、サーバ1に係る種々の情報処理、制御処理等を行う。なお、図2では制御部11を単一のプロセッサであるものとして説明するが、マルチプロセッサであっても良い。
記憶部12はRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等のメモリ素子を含み、制御部11が処理を実行するために必要な制御プログラム1P又はデータ等を記憶している。また、記憶部12は、制御部11が演算処理を実行するために必要なデータ等を一時的に記憶する。通信部13は通信に関する処理を行うための通信モジュールであり、ネットワークNを介して、端末2等との間で情報の送受信を行う。
入力部14は、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン等の入力デバイスであり、受け付けた操作情報を制御部11へ出力する。表示部15は、液晶ディスプレイ又は有機EL(electroluminescence)ディスプレイ等であり、制御部11の指示に従い各種情報を表示する。
読取部16は、CD(Compact Disc)-ROM又はDVD(Digital Versatile Disc)-ROMを含む可搬型記憶媒体1aを読み取る。制御部11が読取部16を介して、制御プログラム1Pを可搬型記憶媒体1aより読み取り、大容量記憶部17に記憶しても良い。また、ネットワークN等を介して他のコンピュータから制御部11が制御プログラム1Pをダウンロードし、大容量記憶部17に記憶しても良い。さらにまた、半導体メモリ1bから、制御部11が制御プログラム1Pを読み込んでも良い。
大容量記憶部17は、例えばHDD(Hard disk drive:ハードディスク)、SSD(Solid State Drive:ソリッドステートドライブ)等の記録媒体を備える。大容量記憶部17は、被相続人DB171、相続人DB172、資産情報DB173、書類検索用DB174及び検索結果DB175を含む。
被相続人DB171は、被相続人に関する情報を記憶している。相続人DB172は、相続人に関する情報を記憶している。資産情報DB173は、相続税の対象となる被相続人の資産情報を記憶している。書類検索用DB174は、申告書の作成または提出に必要な書類を検索するための各種の書類情報を記憶している。検索結果DB175は、必要な書類を検索した検索結果を記憶している。
なお、本実施形態において記憶部12及び大容量記憶部17は一体の記憶装置として構成されていても良い。また、大容量記憶部17は複数の記憶装置により構成されていても良い。更にまた、大容量記憶部17はサーバ1に接続された外部記憶装置であっても良い。
なお、本実施形態では、サーバ1は一台の情報処理装置であるものとして説明するが、複数台により分散して処理させても良く、または仮想マシンにより構成されていても良い。
図3は、被相続人DB171のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。被相続人DB171は、被相続人ID列、被相続人名前列、性別列、死亡日列、職業列、相続人ID列及び資産ID列を含む。被相続人ID列は、各被相続人を識別するために、一意に特定される被相続人のIDを記憶している。被相続人名前列は、被相続人の名前を記憶している。性別列は、被相続人の性別を記憶している。
死亡日列は、被相続人が亡くなった日を記憶している。なお、被相続人が健在である場合(実施形態3で説明する生前時点の二次相続)、死亡日列は空欄であっても良い。職業列は、被相続人の職業(職種)を記憶している。相続人ID列は、相続人を特定する相続人IDを記憶している。資産ID列は、被相続人の資産情報を特定する資産IDを記憶している。
図4は、相続人DB172のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。相続人DB172は、相続人ID列、相続人名前列、被相続人との続柄列、性別列、現況列、職業列、電話番号列、相続放棄列、相続欠格または廃除列及びその他列を含む。
相続人ID列は、各相続人を識別するために、一意に特定される相続人のIDを記憶している。相続人名前列は、相続人の名前を記憶している。被相続人との続柄列は、被相続人との続柄(例えば、配偶者、子、孫等)を記憶している。性別列は、相続人の性別を記憶している。現況列は、相続人の現在状況(例えば、健在または死亡等)を記憶している。職業列は、相続人の職業を記憶している。電話番号列は、相続人の電話番号を記憶している。
相続放棄列は、相続資産を負債も含むすべてを承継しない手続きの有無情報を記憶している。相続欠格または廃除列は、相続欠格または相続廃除の有無情報を記憶している。相続欠格は、故意に被相続人またはほかの相続人の生命を脅かし、遺言行為を侵害する場合に相続資格を失うことである。相続廃除は、相続人となるべき者に欠格事由はないものの、被相続人に対し生前に虐待や重大な侮辱、または著しい非行等がある場合、家庭裁判所の調停や審判手続きにより、その者の相続権を剥奪する制度である。
その他列は、海外在住列、行方不明列、成年被後見人列、障害者列及び特別障害者列を含む。海外在住列は、日本国籍を有し、海外で生活し、海外に住所がある者に該当するか否かの情報を記憶している。行方不明列は、相続人が音信不通または行方不明の場合でも、生存していればその相続権は失われることがないため、行方不明に該当するか否かの情報を記憶している。
成年被後見人列は、精神上の障害により事理を弁識する能力を欠く常況にある者で、家庭裁判所より後見開始の審判を受けた者に該当するか否かの情報を記憶している。障害者列は、障害者に該当するか否かの情報を記憶している。障害者は、身体障害者手帳に身体上の障害の等級が3級~6級と記載されている者、又は精神障害者保健福祉手帳に障害等級が2級若しくは3級と記載されている者を含む。特別障害者列は、特別障害者に該当するか否かの情報を記憶している。特別障害者は、身体障害者手帳に身体上の障害の等級が1級若しくは2級と記載されている者、又は精神障害者保健福祉手帳に障害等級が1級と記載されている者を含む。
図5は、資産情報DB173のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。資産情報DB173は、資産ID列、現金列、預金列、不動産列、有価証券列、保険列及び前提情報列を含む。資産ID列は、各資産情報(資産データ)を識別するために、一意に特定される資産情報のIDを記憶している。
現金列は、金額列、死亡直前の引出し金額列及び死亡日以降の使用金額列を含む。金額列は、現金の金額を記憶している。死亡直前の引出し金額列は、亡くなった日の直前に引き出しを行った場合に保有していた現金の金額を記憶している。死亡日以降の使用金額列は、相続開始日(死亡日)以降に、使用した被相続人の現金の金額を記憶している。
預金列は、金融機関口座列及び仮想通貨口座列を含む。金融機関口座列は、被相続人名義の金融機関口座情報を記憶している。仮想通貨口座列は、被相続人が保有していたFX(Foreign Exchange)または仮想通貨の口座を記憶している。
不動産列は、自宅の種類列、住所列、小規模宅地特例列、自宅以外の不動産列及び共用不動産列を含む。自宅の種類列は、被相続人が住んでいた自宅の種類を記憶している。住所列は、被相続人の自宅の住所を記憶している。小規模宅地特例列は、不動産に対する小規模宅地等の特例を適用できるか否かの情報を記憶している。なお、小規模宅地等の特例に関しては、実施形態4で後述する。自宅以外の不動産列は、被相続人が住んでいた自宅以外の駐車場、別荘、賃貸マンション・アパート、山林、田畑などの不動産の種類及び住所等の情報を記憶している。共用不動産列は、共有で保有していた不動産の種類及び住所等の情報を記憶している。
有価証券列は、証券口座列、非上場株式列及び国外の株式・投資信託列を含む。証券口座列は、被相続人名義の証券口座を記憶している。非上場株式列は、被相続人が保有していた非上場株式(出資金・新株予約権含む)の会社名を記憶している。国外の株式・投資信託列は、国内の証券会社以外から購入した、国外の上場株式・非上場株式・投資信託の銘柄(有価証券の名称)を記憶している。
保険列は、保険会社名列及び死亡後の返還保険料列を含む。保険会社名列は、被相続人が名義を問わず実際に支払っていた保険金があった場合の保険会社名称を記憶している。死亡後の返還保険料列は、亡くなった後に返還される保険料がある場合の保険会社名称を記憶している。
前提情報列は、過去確定申告列、準確定申告列、税金還付列、遺言書列、法定相続人以外列、遺産分割協議列及び相次相続控除列を含む。過去確定申告列は、被相続人は過去に確定申告を行っていたか否かの情報を記憶している。準確定申告列は、準確定申告に該当する情報(複数可)を記憶している。準確定申告は、確定申告をすべき人が亡くなった場合、相続人が代わりとなって確定申告をすることである。準確定申告は、例えば「給与が2000万円を超えている」、「2箇所以上から給与を支給されている」、または「メインの給与所得以外に20万円を超える所得がある」等である。
税金還付列は、準確定申告により税金が還付されることに該当する情報(複数可)を記憶している。税金還付に該当する情報は、「医療費控除対象の多額の医療費を支払っていた場合(10万円超)」、「年の途中で退職し、年末調整を受けていない場合」または「その他各種控除(小規模共済など)を受ける場合」を含む。
遺言書列は、遺言書がある場合に遺言書の電子ファイルまたは内容(テキスト)を記憶している。例えば、遺言書はPDF(Portable Document Format)形式の電子ファイルであっても良い。法定相続人以外列は、遺言書中の法定相続人以外の財産取得者がいるか否かの情報を記憶している。遺産分割協議列は、相続人間の遺産分割協議の状況(状態)を記憶している。遺産分割協議列には、例えば「完了」または「未完」等が記憶されても良い。相次相続控除列は、相次相続控除に適用可能か否かの情報を記憶している。相続財産の中に、被相続人が亡くなった日から10年以内に相続によって取得した財産がある場合、相次相続控除の適用の可能性がある。
なお、上述したレコードレイアウトが一例として挙げられたが、これに限るものではない。例えば、死亡退職金、年金、貸付金または贈与等種類の資産情報を資産情報DB173に記憶しても良い。
図6は、書類検索用DB174のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。書類検索用DB174は、カテゴリ列、項目列、必要書類列、書類説明列、入手場所列及び取得代行列を含む。カテゴリ列は、書類の種別を記憶している。項目列は、カテゴリに対応する入力項目を記憶している。必要書類列は、必要な書類のタイトル(名称)を記憶している。書類説明列は、書類に対する説明情報を記憶している。入手場所列は、書類を入手する場所を記憶している。取得代行列は、書類に対する取得代行の可否情報を記憶している。取得代行(取得代行依頼)は、相続人の委任によって相続人の代理人が必要な書類を取得することである。
図7は、検索結果DB175のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。検索結果DB175は、相続人ID列、カテゴリ列、必要書類列、書類説明列、入手場所列、取得代行列及び入手状況列を含む。相続人ID列は、相続人を特定する相続人IDを記憶している。カテゴリ列は、書類の種別を記憶している。必要書類列は、カテゴリごとに検索された必要な書類を記憶している。書類説明列は、書類に対する説明情報を記憶している。入手場所列は、書類を入手する場所を記憶している。取得代行列は、書類に対する取得代行の可否情報を記憶している。入手状況列は、必要な書類の入手状況(例えば、入手済み、未入手または取得代行等)を記憶している。
なお、上述した各DBの記憶形態は一例であり、データ間の関係が維持されていれば、他の記憶形態であっても良い。
図8は、端末2の構成例を示すブロック図である。端末2は、制御部21、記憶部22、通信部23、入力部24及び表示部25を含む。各構成はバスBで接続されている。
制御部21はCPU、MPU等の演算処理装置を含み、記憶部22に記憶された制御プログラム2Pを読み出して実行することにより、端末2に係る種々の情報処理、制御処理等を行う。なお、図8では制御部21を単一のプロセッサであるものとして説明するが、マルチプロセッサであっても良い。記憶部22はRAM、ROM等のメモリ素子を含み、制御部21が処理を実行するために必要な制御プログラム2P又はデータ等を記憶している。また、記憶部22は、制御部21が演算処理を実行するために必要なデータ等を一時的に記憶する。
通信部23は通信に関する処理を行うための通信モジュールであり、ネットワークNを介して、サーバ1等と情報の送受信を行う。入力部24は、キーボード、マウスまたは表示部25と一体化したタッチパネルでも良い。表示部25は、液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイ等であり、制御部21の指示に従い各種情報を表示する。
図9は、申告書の作成または提出に必要な書類を出力する動作を説明する説明図である。端末2の制御部21は、入力部24を介して、被相続人に関する情報、相続人に関する情報、被相続人の資産分割における前提情報、及び相続税の対象となる被相続人の資産情報を受け付ける。被相続人に関する情報は、被相続人の名前、性別、死亡日及び職業等を含む。
相続人に関する情報は、相続人の名前、被相続人との続柄、現況(健在または死亡)、職業、電話番号、相続放棄の有無、相続欠格・廃除の有無、及び海外在住・行方不明・成年被後見人・障害者・特別障害者に該当するか否かの情報を含む。なお、相続人は法律で定められたルールに基づき、死亡者も含め、法定相続人、及び、法定相続人以外の遺言等により財産を取得する者を含む。法定相続人は遺産を相続する者だけではなく、相続を放棄する等、実際に相続をしない者も含む。
前提情報(前提条件)は、資産分割の前提になる情報であり、確定申告、遺言書の有無、遺言書中の法定相続人以外の資産取得者の有無、相続人間の遺産分割協議の状態、または相次相続控除の適用に関する情報を含む。資産情報は、現金、預金、名義預金・名義株式、不動産、有価証券、ゴルフ・リゾート会員権、保険、死亡退職金、年金、貸付金、家財ほか(例えば、車、船、高額な書画、骨董等)、葬儀費用、借入金、未納・未払金、返還・未収金または贈与等を含む。
制御部21は、通信部23を介して、受け付けた被相続人に関する情報、相続人に関する情報、前提情報及び被相続人の資産情報をサーバ1に送信する。サーバ1の制御部11は、通信部13を介して、端末2から送信された被相続人に関する情報、相続人に関する情報、前提情報及び被相続人の資産情報を受信する。制御部11は、受信した被相続人に関する情報、相続人に関する情報、前提情報及び被相続人の資産情報を、相続人IDに対応付けて大容量記憶部17に記憶する。
具体的には、制御部11は相続人IDに対応付けて、相続人の名前、被相続人との続柄、性別、現況(健在または死亡)、職業、電話番号、相続放棄、相続欠格または廃除、その他(海外在住、行方不明、成年被後見人、障害者、特別障害者)を一つのレコードとして相続人DB172に記憶する。なお、相続人IDが存在していない場合、制御部11は相続人IDを割り振る。
制御部11は、資産IDを割り振って、現金(保有金額、死亡直前の引出し金額、死亡日以降の使用金額)、預金(金融機関口座、仮想通貨口座)、不動産(自宅の種類、住所、小規模宅地等の特例、自宅以外の不動産等)、有価証券(証券口座、非上場株式等)、保険(保険会社名称、死亡後の返還保険料)及び前提情報(確定申告、遺言書、遺産分割協議等)を一つのレコードとして資産情報DB173に記憶する。
制御部11は、被相続人IDを割り振って、相続人ID及び資産IDに対応付けて、被相続人の名前、性別、死亡日、職業を一つのレコードとして被相続人DB171に記憶する。
続いて、制御部11は、受信した被相続人に関する情報、相続人に関する情報、前提情報及び被相続人の資産情報に基づき、申告書の作成または提出に必要な書類を検索する。
具体的には、先ず、制御部11は、受信した被相続人に関する情報、相続人に関する情報、前提情報及び被相続人の資産情報に基づき、該当する書類のカテゴリを判定する。書類のカテゴリは、書類を分類する情報であり、例えば「マイナンバー関係」、「身分関係」、「不動産関係」、「現金預金・出資金関係」、「保険・年金関係」または「前提情報関係」等を含む。なお、「不動産関係」カテゴリは、更に細かく「土地関係」及び「建物関係」カテゴリに分類されても良い。以下では、「マイナンバー関係」、「不動産関係」、「現金預金・出資金関係」、「保険・年金関係」及び「前提情報関係」カテゴリの例を説明する。
例えば制御部11は、被相続人に関する情報または相続人に関する情報を受信した場合、「マイナンバー関係」カテゴリに該当すると判定する。
また、制御部11は、被相続人の資産情報に基づき、不動産の有無情報により被相続人が不動産を保有していたか否かを判定する。制御部11は、被相続人が不動産を保有していたと判定した場合、「不動産関係」カテゴリに該当すると判定する。
また、制御部11は、受信した被相続人の資産情報に基づき、預金口座情報の有無情報により被相続人が預金を保有していたか否かを判定する。制御部11は、被相続人が預金を保有していたと判定した場合、「現金預金・出資金関係」カテゴリに該当すると判定する。
また、制御部11は、受信した被相続人の資産情報に基づき、保険または年金情報(保険会社の名称等)により被相続人が保険または年金を保有していたか否かを判定する。制御部11は、被相続人が保険または年金を保有していたと判定した場合、「保険・年金関係」カテゴリに該当すると判定する。
さらにまた、制御部11は、受信した前提情報に基づき、過去の確定申告、準確定申告、遺言書または遺産分割協議書等の有無を判定する。制御部11は、例えば遺言書があると判定した場合、「前提情報関係」カテゴリに該当すると判定する。
次に、制御部11は判定した該当のカテゴリを取得し、取得した各カテゴリに対応する必要な書類(複数可)、該書類に関連付けられた説明情報、入手場所及び取得代行可否情報を大容量記憶部17の書類検索用DB174から抽出する。
相続人における「マイナンバー関係」カテゴリに該当する場合、制御部11は、書類検索用DB174のカテゴリ列に記憶された「マイナンバー関係」及び項目列に記憶された「相続人情報」に対応する必要な書類、該書類に関連付けられた説明情報、入手場所及び取得代行可否情報を抽出する。例えば、「マイナンバー関係」カテゴリから抽出された必要な書類は、「相続人全員の番号確認書類」及び「相続人全員の身元確認書類」を含む。
また、「不動産関係」カテゴリに該当する場合、被相続人が自宅を保有していた例として、制御部11は、書類検索用DB174のカテゴリ列に記憶された「不動産関係」及び項目列に記憶された「自宅・自宅以外の不動産」に対応する必要な書類、該書類に関連付けられた説明情報、入手場所及び取得代行可否情報を抽出する。例えば、「不動産関係」カテゴリから抽出された必要な書類は、「固定資産税評価証明書」、「名寄帳(固定資産課税台帳)」及び「賃貸借契約書」を含む。
また、「現金預金・出資金関係」カテゴリに該当する場合、被相続人が預金を保有していた例として、制御部11は、書類検索用DB174のカテゴリ列に記憶された「現金預金・出資金関係」及び項目列に記憶された「預金」に対応する必要な書類、該書類に関連付けられた説明情報、入手場所及び取得代行可否情報を抽出する。例えば、「現金預金・出資金関係」カテゴリから抽出された必要な書類は、「預金残高証明書」、及び「過去6年分の通帳・定期預金の証書のコピー」を含む。
また、「保険・年金関係」カテゴリに該当する場合、被相続人が保険を加入していた例として、制御部11は、書類検索用DB174のカテゴリ列に記憶された「保険・年金関係」及び項目列に記憶された「保険」に対応する必要な書類、該書類に関連付けられた説明情報、入手場所及び取得代行可否情報を抽出する。例えば、「保険・年金関係」カテゴリから抽出された必要な書類は、「保険金支払通知書」を含む。
また、「前提情報関係」カテゴリに該当する場合、被相続人が過去の確定申告を行った例として、制御部11は、書類検索用DB174のカテゴリ列に記憶された「前提情報関係」及び項目列に記憶された「過去確定申告」に対応する必要な書類、該書類に関連付けられた説明情報、入手場所及び取得代行可否情報を抽出する。例えば、「前提情報関係」カテゴリから抽出された必要な書類は、「被相続人の過去3年分の確定申告書」を含む。
さらにまた、財産分割における「前提情報関係」カテゴリに該当する場合、制御部11は、書類検索用DB174のカテゴリ列に記憶された「前提情報関係」及び項目列に記憶された「財産分割」に対応する必要な書類、該書類に関連付けられた説明情報、入手場所及び取得代行可否情報を抽出する。例えば、「前提情報関係」カテゴリから抽出された必要な書類は、「遺言書の写し及び検認証明書」及び「遺産分割協議書」を含む。
続いて、検索(抽出)した必要な書類を出力する処理を説明する。制御部11は、抽出した各書類の取得代行可否情報に基づき、各書類の入手状況を選択するための入手状況項目を生成する。例えば、制御部11は取得代行可の書類に対し、「入手済み」、「未入手」及び「取得代行」を含む入手状況項目を生成する。また、制御部11は取得代行不可の書類に対し、「入手済み」及び「未入手」を含む入手状況項目を生成する。なお、入手状況項目に関しては、上述した項目に限るものではない。例えば、入手状況項目には、「該当なし」が設定されても良い。「該当なし」項目は、利用者の判断によって、検索された必要な書類が対象外となる場合に受付用の項目である。なお、入手状況項目は端末2側で生成されても良い。
制御部11は、複数の書類一覧、並びに、各書類に関連付けられた書類のカテゴリ、書類の説明情報、入手場所及び生成した入手状況項目を含む書類情報を大容量記憶部17の検索結果DB175に記憶する。具体的には、制御部11は、相続人IDに対応付けて、カテゴリ、必要な書類のタイトル、書類の説明、入手場所、取得代行可否情報及び入手状況を一つのレコードとして検索結果DB175に記憶する。なお、利用者が入手状況を入力していない初期状態である場合、入手状況には「未入手」が設定されても良い。なお、本実施形態では、検索した必要な書類情報を検索結果DB175に記憶した例を説明したが、これに限るものではない。例えば制御部11は、通信部13を介して、検索した必要な書類情報を直接に端末2に送信しても良い。
制御部11は、記憶した書類情報を通信部13により端末2に送信(出力)する。端末2の制御部21は、サーバ1から送信された書類情報を通信部23により受信し、受信した書類情報を表示部25により表示する。なお、上述した書類情報の出力処理に限るものではない。例えば制御部11は、検索した必要な書類情報を含む電子文書を作成し、作成した電子文書を端末2に送信しても良い。電子文書は、例えばPDFファイル等であっても良い。具体的には、制御部11はPDF生成ライブラリを利用し、検索した必要な書類情報をもとにPDFファイルを生成する。制御部11は、生成したPDFファイルを通信部13により端末2に送信する。
図10は、必要な書類を出力する際の処理手順を示すフローチャートである。端末2の制御部21は、被相続人に関する情報を入力部24により受け付ける(ステップS201)。制御部21は、相続人に関する情報を入力部24により受け付ける(ステップS202)。制御部21は、被相続人の資産分割における前提情報を入力部24により受け付ける(ステップS203)。制御部21は、相続税の対象となる被相続人の資産情報を入力部24により受け付ける(ステップS204)。なお、上述した各種の情報を受け付ける順に限定せず、任意の順または同時に受け付けても良い。
制御部21は、通信部23を介して、受け付けた被相続人に関する情報、相続人に関する情報、前提情報及び被相続人の資産情報をサーバ1に送信する(ステップS205)。サーバ1の制御部11は、通信部13を介して、端末2から送信された被相続人に関する情報、相続人に関する情報、前提情報及び被相続人の資産情報を受信する(ステップS101)。制御部11は、受信した被相続人に関する情報、相続人に関する情報、前提情報及び被相続人の資産情報を、相続人IDに対応付けて大容量記憶部17の被相続人DB171、相続人DB172及び資産情報DB173に記憶する(ステップS102)。
制御部11は、受信した被相続人に関する情報、相続人に関する情報、前提情報及び被相続人の資産情報に基づき、該当する書類のカテゴリを判定する(ステップS103)。なお、書類のカテゴリを判定するサブルーチンについては後述する。制御部11は判定した該当のカテゴリを取得し、取得した該当のカテゴリごとの必要な書類(複数可)、並びに、該書類に関連付けられた説明情報、入手場所及び取得代行可否情報を大容量記憶部17の書類検索用DB174から抽出する(ステップS104)。なお、カテゴリごとに必要な書類情報を抽出するサブルーチンについては後述する。制御部11は、抽出した各書類の取得代行可否情報に基づき、各書類の入手状況を選択するための入手状況項目を生成する(ステップS105)。
制御部11は、複数の書類一覧、並びに、各書類に関連付けられた書類のカテゴリ、書類の説明情報、入手場所、及び生成した入手状況項目を含む書類情報を大容量記憶部17の検索結果DB175に記憶する(ステップS106)。制御部11は、記憶した書類情報を通信部13により端末2に送信する(ステップS107)。端末2の制御部21は、サーバ1から送信された書類情報を通信部23により受信し(ステップS206)、受信した書類情報を表示部25により表示する(ステップS207)。
図11は、書類のカテゴリを判定する処理のサブルーチンの処理手順を示すフローチャートである。なお、図11では、「不動産関係」及び「前提情報関係」カテゴリを判定する例を説明するが、他のカテゴリの判定処理にも同様に適用される。
制御部11は、該当するカテゴリの判定結果を格納するためのカテゴリ配列を初期化する(ステップS1a)。制御部11は、大容量記憶部17の資産情報DB173から被相続人の資産情報を取得する(ステップS1b)。制御部11は、取得した被相続人の資産情報に基づき、「不動産関係」カテゴリに該当するか否かを判定する(ステップS1c)。具体的には、制御部11は、被相続人が自宅、自宅以外の不動産または共用不動産を保有していたか否かを判定する。例えば制御部11は、被相続人の資産情報から自宅の住所を取得した場合、「不動産関係」カテゴリに該当すると判定する。
制御部11は、「不動産関係」カテゴリに該当すると判定した場合(ステップS1cでYES)、カテゴリ配列に「不動産関係」カテゴリを格納する(ステップS1d)。制御部11は、「不動産関係」カテゴリに該当しないと判定した場合(ステップS1cでNO)、後述するステップS1eに遷移する。
制御部11は、資産情報DB173から前提情報を取得する(ステップS1e)。制御部11は、取得した前提情報に基づき、「前提情報」カテゴリに該当するか否かを判定する(ステップS1f)。具体的には、制御部11は、確定申告に関する情報(例えば、過去の確定申告、準確定申告等)、または財産分割に関する情報(例えば、遺言書、遺産分割協議書等)があるか否かを判定する。例えば遺言書がある場合、制御部11は「前提情報」カテゴリに該当すると判定する。
制御部11は、「前提情報」カテゴリに該当すると判定した場合(ステップS1fでYES)、カテゴリ配列に「前提情報関係」カテゴリを格納する(ステップS1g)。制御部11は、「前提情報」カテゴリに該当しないと判定した場合(ステップS1fでNO)、後述するステップS1hに遷移する。なお、上述した各カテゴリの判定順序に限らず、任意の順序でカテゴリを判定しても良い。制御部11は、書類のカテゴリ配列を返却する(ステップS1h)。
図12は、カテゴリごとに必要な書類情報を抽出するサブルーチンの処理手順を示すフローチャートである。書類情報は、書類の一覧、並びに、各書類に関連付けられた書類のカテゴリ、説明情報、入手場所及び取得代行可否情報を含む。
サーバ1の制御部11は、該当する複数のカテゴリから一つのカテゴリを取得する(ステップS2a)。制御部11は、取得したカテゴリが「不動産関係」カテゴリであるか否かを判定する(ステップS2b)。制御部11は、該カテゴリが「不動産関係」カテゴリであると判定した場合(ステップS2bでYES)、不動産に関する書類情報を大容量記憶部17の書類検索用DB174から抽出する(ステップS2c)。なお、不動産に関する書類情報を抽出するサブルーチンについては後述する。
制御部11は、抽出した不動産に関する書類情報を記憶部12に一時的に記憶(保持)する(ステップS2d)。制御部11は、該カテゴリが複数のカテゴリの中で最後のカテゴリであるか否かを判定する(ステップS2e)。制御部11は、該カテゴリが最後のカテゴリであると判定した場合(ステップS2eでYES)、取得した書類情報を返却する(ステップS2f)。制御部11は、該カテゴリが最後のカテゴリでないと判定した場合(ステップS2eでNO)、ステップS2aに戻る。
制御部11は、該カテゴリが「不動産関係」カテゴリでないと判定した場合(ステップS2bでNO)、該カテゴリが「前提情報関係」カテゴリであるか否かを判定する(ステップS2g)。制御部11は、該カテゴリが「前提情報関係」カテゴリであると判定した場合(ステップS2gでYES)、前提情報に関する書類情報を大容量記憶部17の書類検索用DB174から抽出し(ステップS2h)、ステップS2dに遷移する。なお、前提情報に関する書類情報を抽出するサブルーチンについては後述する。制御部11は、該カテゴリが「前提情報関係」カテゴリでないと判定した場合(ステップS2gでNO)、ステップS2eに遷移する。
図13は、不動産に関する書類情報を抽出するサブルーチンの処理手順を示すフローチャートである。サーバ1の制御部11は、大容量記憶部17の資産情報DB173に記憶された被相続人の資産情報から不動産情報を取得する(ステップS3a)。制御部11は、取得した不動産情報に基づき、被相続人が自宅または自宅以外の不動産を保有していたか否かを判定する(ステップS3b)。
制御部11は、被相続人が自宅または自宅以外の不動産を保有していたと判定した場合(ステップS3bでYES)、大容量記憶部17の書類検索用DB174のカテゴリ列に記憶された「不動産関係」及び項目列に記憶された「自宅・自宅以外の不動産」に対応する不動産に関する書類情報を抽出する(ステップS3c)。不動産に関する書類は、固定資産税評価証明書、売買契約書、または名寄帳(固定資産課税台帳)を含む。
制御部11は、被相続人が自宅または自宅以外の不動産を保有していないと判定した場合(ステップS3bでNO)、後述するステップS3dに遷移する。制御部11は、取得した不動産情報に基づき、被相続人が共用不動産を保有していたか否かを判定する(ステップS3d)。
制御部11は、被相続人が共用不動産を保有していたと判定した場合(ステップS3dでYES)、書類検索用DB174のカテゴリ列に記憶された「不動産関係」及び項目列に記憶された「共用不動産」に対応する共用不動産に関する書類情報を抽出する(ステップS3e)。共用不動産に関する書類は、固定資産税評価証明書(共有不動産)を含む。
制御部11は、被相続人が共用不動産を保有していないと判定した場合(ステップS3dでNO)、後述するステップS3fに遷移する。制御部11は、抽出した必要な書類情報を返却する(ステップS3f)。
図14は、前提情報に関する書類情報を抽出するサブルーチンの処理手順を示すフローチャートである。サーバ1の制御部11は、大容量記憶部17の資産情報DB173に記憶された前提情報を取得する(ステップS4a)。制御部11は、取得した前提情報に基づき、準確定申告に該当するか否かを判定する(ステップS4b)。
具体的には、制御部11は、準確定申告に該当するか否かを判定するための複数の条件項目により、準確定申告に該当するか否かを判定する。条件項目は、例えば、「事業所得、不動産所得がある」、「給与が2000万円を超える」、「2箇所以上から給与を支給されている」、「メインの給与所得以外に20万円を超える所得がある」、「生命保険などの満期金や一時所得を受け取った」、「土地や建物を売却した」または「年金額が400万円を超えている」等を含む。制御部11は、上述した複数の条件項目のうちいずれか1つに該当すると判定した場合、準確定申告に該当すると判定する。
制御部11は、準確定申告に該当すると判定した場合(ステップS4bでYES)、大容量記憶部17の書類検索用DB174のカテゴリ列に記憶された「前提情報関係」及び項目列に記憶された「準確定申告」に対応する準確定申告に関する書類情報を抽出する(ステップS4c)。準確定申告に関する書類は、準確定申告書を含む。制御部11は、準確定申告に該当しないと判定した場合(ステップS4bでNO)、後述するステップS4dに遷移する。
制御部11は、取得した前提情報に基づき、遺産分割協議が完了したか否かを判定する(ステップS4d)。制御部11は、遺産分割協議が完了したと判定した場合(ステップS4dでYES)、書類検索用DB174のカテゴリ列に記憶された「前提情報関係」及び項目列に記憶された「遺産分割協議」に対応する遺産分割協議に関する書類情報を抽出する(ステップS4e)。遺産分割協議に関する情報は、遺産分割協議書を含む。制御部11は、遺産分割協議が完了していないと判定した場合(ステップS4dでNO)、後述するステップS4fに遷移する。制御部11は、抽出した必要な書類情報を返却する(ステップS4f)。
なお、図14では、準確定申告情報及び遺産分割協議情報を用いて、必要な書類情報を抽出した例を説明したが、これに限るものではない。例えば、過去の確定申告情報、または遺言書情報等を用いて必要な書類情報を抽出しても良い。
図15は、カテゴリごとに必要な書類の一覧を表示する画面イメージである。10aは、書類のカテゴリを表示する領域である。10bは、カテゴリごとに必要な書類のタイトルを表示する領域である。10cは、書類の説明情報を表示する領域である。10dは、書類の入手場所を表示する領域である。10eは、書類の入手状況の選択を受け付けるコンボボックスである。
サーバ1の制御部11は、各書類の取得代行可否情報に基づき、各書類の入手状況項目を生成する。例えば、制御部11は取得代行可の書類に対し、「入手済み」、「未入手」、「該当なし」及び「取得代行」を含む入手状況項目を生成する。また、制御部11は取得代行不可の書類に対し、「入手済み」、「未入手」及び「該当なし」を含む入手状況項目を生成する。制御部11は、通信部13を介して、カテゴリごとの必要な書類の一覧、各書類の説明、入手場所及び入手状況項目を端末2に送信する。
端末2の制御部21は、通信部23を介して、サーバ1から送信されたカテゴリごとの必要な書類の一覧、各書類の説明、入手場所及び入手状況項目を受信する。制御部21は、表示部25を介して、受信したそれぞれのカテゴリを10aに表示し、カテゴリごとに必要な書類の名称を10bに表示し、該書類に対する書類の説明情報を10cに表示し、該書類の入手場所を10dに表示し、該書類の入手状況項目を10eに表示する。
制御部21は、入手状況項目10eの選択(タッチイベント)を入力部24により受け付けた場合、受け付けた入手状況項目を相続人IDに対応付けて通信部23によりサーバ1に送信する。サーバ1の制御部11は、端末2から送信された相続人ID及び入手状況項目を通信部13により受信する(受け付ける)。制御部11は、受信した相続人IDに対応付けて、受信した入手状況項目の内容で大容量記憶部17の検索結果DB175の入手状況列を更新する。
以下では、「固定資産税評価証明書」書類の例を説明する。図示のように、制御部21は、サーバ1から送信された取得代行可能な「固定資産税評価証明書」書類に対応する入手状況項目を表示部25により入手状況項目10eに表示する。「固定資産税評価証明書」書類に対応する入手状況項目は、「未入手」、「入手済み」、「該当なし」及び「取得代行」を含む。なお、制御部21は、10eに「未入手」項目を初期表示項目として設定しても良い。制御部21は、入力部24を介して、10eのタッチイベントを受け付けた場合、「未入手」、「入手済み」、「該当なし」及び「取得代行」をコンボボックスのリストの項目として表示する。
制御部21は、「入手済み」入手状況項目の選択を入力部24により受け付けた場合、選択された「入手済み」入手状況項目を相続人IDに対応付けて通信部23によりサーバ1に送信する。サーバ1の制御部11は、端末2から送信された相続人ID及び「入手済み」入手状況項目を通信部13により受信する。制御部11は、受信した相続人IDに対応付けて、検索結果DB175の入手状況列を「入手済み」で更新する。
制御部21は、「取得代行」入手状況項目の選択を入力部24により受け付けた場合、選択された「取得代行」入手状況項目を相続人IDに対応付けて通信部23によりサーバ1に送信する。制御部11は、相続人ID及び「取得代行」入手状況項目を通信部13により受信した場合、相続人ID及び取得代行依頼の書類情報を通信部13により図示しない担当者の端末に送信する。なお、担当者がサーバ1上で直接に取得代行依頼の書類情報を確認する場合、制御部11は、相続人ID及び取得代行依頼の書類情報を表示部15により表示しても良い。
担当者の端末は、相続人ID、及び取得代行依頼の書類に対する取得代行の対応状況項目(例えば、「入手済み」、「取得代行中」または「取得代行済み」等)をサーバ1に送信する。サーバ1の制御部11は、担当者の端末から送信された相続人ID及び取得代行依頼の対応状況項目を通信部13により受信する。制御部11は、受信した相続人IDに対応付けて、取得代行依頼の対応状況項目の内容で大容量記憶部17の検索結果DB175の入手状況列を更新する。
制御部11は、相続人ID、及び更新した入手状況項目を通信部13により端末2に送信する。端末2の制御部21は、サーバ1から送信された相続人ID及び入手状況項目を通信部23により受信する。制御部21は、表示部25を介して、受信した相続人IDに基づいて入手状況項目(例えば、「入手済み」または「取得代行済み」)を10eに更新する。
本実施形態によると、被相続人に関する情報、相続人に関する情報、前提情報及び被相続人の資産情報に基づき、申告書の作成または提出に必要な書類を出力することが可能となる。
本実施形態によると、申告書の作成または提出に必要な書類を自動に出力することにより、書類の調査時間を短縮してスムーズに相続申告を行うことが可能となる。
(実施形態2)
実施形態2は、相続フローにおける各段階の項目の入力状態に応じて、それぞれの進捗状況が表示できるプログレスバーを出力する形態に関する。なお、実施形態1と重複する内容については説明を省略する。
図16は、実施形態2のサーバ1の構成例を示すブロック図である。なお、図2と重複する内容については同一の符号を付して説明を省略する。大容量記憶部17には、プログレス管理DB176が記憶されている。プログレス管理DB176は、相続フローにおける各段階の進捗情報を記憶している。
図17は、プログレス管理DB176のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。プログレス管理DB176は、相続人ID列、フロー列、項目数列及び進捗状況列を含む。相続人ID列は、相続人を特定する相続人IDを記憶している。フロー列は、相続フローにおける各段階の名称を記憶している。項目数列は、各段階で入力(完成)すべき項目数を記憶している。なお、フロー列には「申告に必要な書類集め」または「申告に必要な書類入力」が記憶された場合、実施形態1で出力された必要な書類の出力結果に応じて項目数が更新される。進捗状況列は、進捗状況を示す情報を記憶している。
図18は、プログレスバーを表示する画面イメージである。なお、本実施形態では、「基本情報入力」、「前提情報(前提条件)入力」、「資産情報(財産・債務)入力」、「申告に必要な書類集め(収集)」、「申告に必要な情報入力」及び「相続税の申告手続き」を含むフローの例を説明したが、これに限るものではない。業務内容に応じて、上述したフローの内容を適当に変更しても良い。11aは、各段階の進捗状況を示すプログレスバーである。また、プログレスバーで表示する以外に達成度をパーセントで表示しても良い。
以下では、「前提情報入力」を一例として、「前提情報入力」のプログレスバーを更新する処理を説明するが、フローにおける他の段階にも同様に適用される。
図19は、「前提情報入力」のプログレスバーを更新する動作を説明する説明図である。図19Aは、前提情報の未入力画面イメージである。11bは、プログレスバー11aに対応付けて、項目の入力状況に応じたプログレス情報を表示する領域である。12aは、確定申告に関する前提情報を入力するためのボタンである。12bは、財産分割における前提情報(例えば、遺言書または遺産分割協議書等)を入力するためのボタンである。
本実施形態では、前提情報は、確定申告に関する前提情報及び財産分割における前提情報を含み、いずれかの入力が完了される場合、プログレスバーを更新する。図19Aでは、12a及び12bの各項目を入力していないため、端末2の制御部21はプログレスバーを灰色で表示し、プログレス情報(例えば、0/2)を11bに表示する。制御部21は、入力部24を介して、財産分割における前提情報の入力ボタン12bのタッチ(クリック)イベントを受け付けた場合、図19Bに遷移する。
図19Bは、財産分割における前提情報の入力を受け付ける画面イメージである。12cは、財産分割における前提情報を入力する領域である。12dは、確定ボタンである。制御部21は、入力部24を介して、確定ボタン12dのタッチイベントを受け付けた場合、12cで受け付けた財産分割における前提情報を通信部23によりサーバ1に送信する。
サーバ1の制御部11は、端末2から送信された財産分割における前提情報を通信部13により受信する。制御部11は、被相続人の資産IDに対応付けて、財産分割における前提情報を大容量記憶部17の資産情報DB173に記憶する。制御部11は、相続人IDに対応付けて、プログレス管理DB176のフロー列に記憶された「前提情報入力」に対応する進捗状況を更新する。
制御部11は、進捗状況に応じて、プログレスバーを表示するためのプログレス情報(例えば、1/2)を通信部13により端末2に送信する。端末2の制御部21は、サーバ1から送信されたプログレス情報を通信部23により受信し、図19Cに遷移する。制御部21は、表示部25を介して、受信したプログレス情報に応じて、プログレスバー11aの進捗(例えば、青色)を更新し、プログレス情報を11bに表示する。
図20は、「前提情報入力」のプログレスバーを更新する際の処理手順を示すフローチャートである。制御部21は、前提情報を入力部24により受け付け(ステップS211)、受け付けた前提情報を通信部23によりサーバ1に送信する(ステップS212)。
サーバ1の制御部11は、端末2から送信された前提情報を通信部13により受信する(ステップS111)。制御部11は、被相続人の資産IDに対応付けて、前提情報を大容量記憶部17の資産情報DB173に記憶する(ステップS112)。制御部11は、相続人IDに対応付けて、プログレス管理DB176のフロー列に記憶された「前提情報入力」に対応する進捗状況を更新する(ステップS113)。
制御部11は、進捗状況に応じて、プログレスバーを表示するためのプログレス情報を通信部13により端末2に送信する(ステップS114)。端末2の制御部21は、サーバ1から送信されたプログレス情報を通信部23により受信する(ステップS213)。制御部21は受信したプログレス情報に基づき、表示部25を介して、プログレスバー及びプログレス情報の表示を画面に更新する(ステップS214)。
本実施形態によると、相続フローにおける各段階の進捗状況をプログレスバーで反映することにより、進捗状況を容易に把握することが可能となる。
(実施形態3)
実施形態3は、相続人が新たな被相続人(以下、第2被相続人と読み替える)になった場合、二次相続処理を行う形態に関する。なお、実施形態1~2と重複する内容については説明を省略する。
図21は、実施形態3のサーバ1の構成例を示すブロック図である。なお、図16と重複する内容については同一の符号を付して説明を省略する。大容量記憶部17には、相続資産情報DB177が記憶されている。相続資産情報DB177は、被相続人の資産が相続された相続資産情報を記憶している。
図22は、相続資産情報DB177のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。相続資産情報DB177は、相続人ID列、相続人名前列、被相続人ID列、被相続人現況列、現金列、預金列、不動産列、株式列及び保険列を含む。相続人ID列は、相続人を特定する相続人IDを記憶している。相続人名前列は、相続人の名前を記憶している。被相続人ID列は、被相続人を特定する被相続人IDを記憶している。被相続人現況列は、被相続人の現況(死亡または健在)を記憶している。
現金列は、被相続人の現金から相続された現金の金額を記憶している。預金列は、預金金額列及び預金詳細列を含む。預金金額列は、被相続人の預金から相続された預金の金額を記憶している。預金詳細は、預金の口座情報等を記憶している。不動産列は、不動産金額列及び不動産詳細列を含む。
不動産金額列は、被相続人の不動産から相続された不動産の金額を記憶している。不動産詳細列は、不動産の詳細情報(種類、住所等)を記憶している。株式列は、株式金額列及び株式詳細列を含む。株式金額列は、被相続人の株式から相続された株式の金額を記憶している。株式詳細列は、株式の詳細情報(株式会社名称等)を記憶している。
保険列は、保険金額列及び保険詳細列を含む。保険金額列は、被相続人の保険から相続された保険の金額を記憶している。保険詳細列は、保険の詳細情報(保険会社名称等)を記憶している。なお、上述した情報(列)に限らず、例えば将来収支等の他の資産情報が記憶されても良い。
相続人が第2被相続人になった場合、サーバ1の制御部11は、大容量記憶部17に記憶された相続人に関する情報、及び相続人が相続した相続資産情報から、第2被相続人に関する情報及び第2被相続人の資産情報を抽出する。具体的には、制御部11は、相続人ID及び相続人の名前に基づき、大容量記憶部17の相続人DB172から相続人の性別及び職業を、第2被相続人に関する情報として抽出する。制御部11は、相続人ID及び相続人の名前に基づき、相続資産情報DB177から現金、預金、不動産及び株式等の相続資産を、第2被相続人の資産情報として抽出する。
制御部11は、第2被相続人に関連付けられた新たな相続人(以下、第2相続人と読み替える)のIDを割り振る。制御部11は、割り振った第2相続人IDに対応付けて、抽出した第2被相続人に関する情報及び第2被相続人の資産情報を大容量記憶部17の被相続人DB171及び資産情報DB173に記憶する。
図23は、相続人が第2被相続人になった場合に二次相続処理を行う際の処理手順を示すフローチャートである。相続人が第2被相続人になった場合、第2相続人の端末2の制御部21は、通信部23を介して、相続人ID及び相続人の名前をサーバ1に送信する(ステップS221)。サーバ1の制御部11は、通信部13を介して、端末2から送信された相続人ID及び相続人の名前を受信する(ステップS121)。
制御部11は、受信した相続人ID及び相続人の名前に基づき、大容量記憶部17の相続人DB172から相続人の性別及び職業を、第2被相続人に関する情報として抽出する(ステップS122)。制御部11は、相続人ID及び相続人の名前に基づき、相続資産情報DB177から現金、預金、不動産及び株式等の相続資産を、第2被相続人の資産情報として抽出する(ステップS123)。
制御部11は、第2被相続人に関連付けられた第2相続人のIDを割り振る(ステップS124)。制御部11は、割り振った第2相続人IDに対応付けて、抽出した第2被相続人に関する情報及び第2被相続人の資産情報を大容量記憶部17の被相続人DB171及び資産情報DB173に記憶する(ステップS125)。
図24は、第2相続人の端末2上で二次相続処理を行う画面イメージ図である。図24Aは、第2被相続人の選択を受け付ける画面イメージ図である。15aは、相続人が第2被相続人になる前に(死亡前)、相続人が利用した相続人ID(全ての相続人の共用ID)の入力を受け付けるテキストフィールドである。15bは、15aで受け付けた相続人IDに基づき、全ての相続人(A氏及びB氏)を検索するためのボタンである。15cは、相続人の検索結果(A氏及びB氏)を表示し、第2被相続人(A氏またはB氏)の選択を受け付ける領域である。
15dは、15cで選択された第2被相続人(例えば、A氏)をサーバ1に送信するためのボタンである。15eは、第2被相続人(A氏)に関する情報を表示する領域である。15fは、15eに表示している第2被相続人(A氏)に関する情報を編集するためのボタンである。15gは、第2被相続人(A氏)の死亡日の入力を受け付けるテキストフィールドである。15hは、第2被相続人(A氏)の資産情報を資産種類ごとに表示するためのボタンの表示領域である。
第2相続人(C氏)の端末2の制御部21は、相続人ID(A氏とB氏との共用ID)の入力を入力部24により15aで受け付け、受け付けた相続人IDを通信部23によりサーバ1に送信する。サーバ1の制御部11は、端末2から送信された相続人IDを通信部13により受信し、受信した相続人IDに基づき、大容量記憶部17の相続人DB172から全ての相続人の名前(A氏及びB氏)を取得する。制御部11は、取得した全ての相続人の名前(A氏及びB氏)を通信部13により端末2に送信する。
端末2の制御部21は、サーバ1から送信された全ての相続人の名前(A氏及びB氏)を通信部23により受信し、受信した全ての相続人の名前(A氏及びB氏)を表示部25により15cに表示する。制御部21は、相続人の名前の選択(A氏)を入力部24により受け付けた場合、受け付けた相続人の名前(A氏)と相続人IDとを通信部23によりサーバ1に送信する。サーバ1の制御部11は、端末2から送信された相続人ID及び相続人の名前(A氏)を通信部13により受信する。
制御部11は、受信した相続人ID及び相続人の名前(A氏)に基づき、大容量記憶部17の相続人DB172及び相続資産情報DB177から該相続人(A氏)の相続人に関する情報及び相続資産情報を、第2被相続人(A氏)に関する情報及び第2被相続人(A氏)の資産情報として抽出する。制御部11は、通信部13を介して、抽出した第2被相続人(A氏)に関する情報及び第2被相続人(A氏)の資産情報を端末2に送信する。
端末2の制御部21は、通信部23を介して、サーバ1から送信された第2被相続人(A氏)に関する情報及び第2被相続人(A氏)の資産情報を受信する。制御部21は、表示部25を介して、受信した第2被相続人(A氏)に関する情報を15eに表示する。また、15eに表示している第2被相続人(A氏)に関する情報に対して編集することができる。具体的には、制御部21は、入力部24を介して、「編集」ボタン15fのタッチイベントを受け付けた場合、15eを編集可能な状態に変更する。
制御部21は、入力部24を介して、15gに入力された死亡日を受け付ける。制御部21は、入力部24を介して、15hでの資産種類ごとのボタンのタッチイベント(クリック)を受け付けた場合、該当する資産種類に対応する資産の二次相続画面(図24B)に遷移する。
図24Bは、不動産の二次相続画面イメージ図である。15iは、第2被相続人(A氏)の不動産情報を表示する領域である。15jは、15iに表示している不動産情報を編集するためのボタンである。制御部21は、受信した第2被相続人(A氏)の資産情報から不動産情報を取得し、取得した不動産情報を表示部25により15iに表示する。制御部21は、入力部24を介して、「編集」ボタン15jのタッチイベントを受け付けた場合、15iを編集可能な状態に変更する。
なお、図24Bでは不動産情報を例示したが、他の種類の資産情報にも同様に適用される。
上述した処理は、相続人がなくなって第2被相続人になった場合に二次相続の処理である。続いて、被相続人が健在である(生前時点)場合に、予め相続人が被相続人の資産を相続するための相続資産目録を作成する処理を説明する。
相続法または被相続人の願望等によって、それぞれの相続人(例えば、妻または子等)に対し、被相続人の資産情報から相続された相続資産情報が、予めに大容量記憶部17の相続資産情報DB177に記憶される。制御部11は、大容量記憶部17の相続資産情報DB177から、相続資産種類(例えば現金・預金、不動産または株式等)ごとに、それぞれの相続人が保有している相続金額を取得する。制御部11は、取得した相続資産種類ごとの各相続人の相続金額に基づき、相続資産目録を作成する。制御部11は、作成した相続資産目録を通信部13により端末2に送信する。
図25は、端末2により相続資産目録を表示するイメージ図である。13aは、相続資産種類別の資産サマリーを示す第1グラフである。図示のように、現金・預金、不動産、株式及び保険ごとに被相続人が保有している金額を円グラフ形式で13aに表示している。13bは、相続人別の相続資産情報を示す第2グラフである。図示のように、現金・預金、不動産、株式及び保険ごとにそれぞれの相続人が保有している相続資産金額を縦棒グラフ形式で13bに表示している。13cは、相続資産種類ごとに被相続人の資産総額、及びそれぞれの相続人の相続資産金額等を表示している領域である。なお、相続資産目録の表示形式については、上述した表示形式に限らず、任意の形式で表す統計表であっても良い。
サーバ1の制御部11は、相続人IDに基づき、大容量記憶部17の相続資産情報DB177から、相続資産種類ごとにそれぞれの相続人が保有している相続金額及び詳細情報を取得する。相続資産の種類は、例えば現金・預金、不動産、株式または保険等を含む。具体的には、制御部11は相続人IDに基づき、相続資産情報DB177の現金列から現金の金額を取得する。制御部11は相続人IDに基づき、相続資産情報DB177の預金列から、預金の金額及び預金の口座情報等の詳細情報を取得する。
制御部11は相続人IDに基づき、相続資産情報DB177の不動産列から、不動産の金額及び不動産の住所等の詳細情報を取得する。制御部11は相続人IDに基づき、相続資産情報DB177の株式列から、株式の金額及び株式会社名称等の詳細情報を取得する。制御部11は相続人IDに基づき、相続資産情報DB177の保険列から、保険の金額及び保険会社名称等の詳細情報を取得する。
制御部11は、取得した現金・預金、不動産、株式または保険の金額に基づき、第1グラフ及び第2グラフを生成する。制御部11は、通信部13を介して、生成した第1グラフ、第2フラフ、並びに、相続資産種類ごとの相続金額及び詳細情報を端末2に送信する。端末2の制御部21は、通信部23を介して、サーバ1から送信された第1グラフ、第2フラフ、並びに、相続資産種類ごとの相続金額及び詳細情報を受信する。制御部21は、表示部25を介して、受信した第1グラフを13aに表示し、受信した第2グラフを13bに表示し、受信した相続資産種類ごとの相続金額及び詳細情報を13cに表示する。
本実施形態によると、相続人が第2被相続人になった場合、データベースに記憶された相続人に関する情報及び相続人の相続資産情報から、第2被相続人として利用可能な情報を自動に抽出することにより、無駄な手間や時間をかけず効率的に二次相続手続きを進めることが可能となる。
本実施形態によると、被相続人の生前時点に相続人が相続するための相続資産目録を出力することが可能となる。
(実施形態4)
実施形態4は、不動産情報に基づき、該不動産に対する小規模宅地等の特例を適用できるか否かを判定する形態に関する。なお、実施形態1~3と重複する内容については説明を省略する。小規模宅地等の特例は、被相続人が自宅・店舗・事務所等として使っていた宅地を取得する場合、宅地の価格を一定の面積まで減額して評価する制度である。
図26は、実施形態4のサーバ1の構成例を示すブロック図である。なお、図21と重複する内容については同一の符号を付して説明を省略する。大容量記憶部17には、小規模宅地特例DB178が記憶されている。小規模宅地特例DB178は、小規模宅地等の特例の要件を記憶している。
図27は、小規模宅地特例DB178のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。小規模宅地特例DB178は、要件番号列、種類列、限度面積列、減額率列、土地列、建物列及び共通列を含む。要件番号列は、各小規模宅地等の特例の要件を識別するために、一意に特定される要件のIDを記憶している。種類列は、小規模宅地等の特例に適用可能な宅地種類を記憶している。宅地種類は、例えば「特定居住用宅地等」、「特定事業用宅地等」及び「貸付事業用宅地等」を含む。限度面積列は、土地種類ごとの限度面積を記憶している。減額率列は、小規模宅地等の特例に適用される場合に土地種類ごとの減額率を記憶している。
土地列は、所有者列、保有形態列及び土地地代列を含む。所有者列は、所有者の種類(例えば、被相続人)を記憶している。保有形態列は、土地を保有していた形態(例えば、全部保有等)を記憶している。土地地代列は、土地の地代情報を記憶している。地代は、土地賃貸借契約や借地契約において、借主が貸主に支払う賃料である。
建物列は、所有者列、態様列、保有形態列、建物形態列及び家賃列を含む。所有者列は、所有者の種類(例えば、被相続人)を記憶している。態様列は、建物の態様(例えば、通常等)を記憶している。保有形態列は、建物を保有していた形態(例えば、全部保有等)を記憶している。建物形態列は、建物の形態(例えば、自宅等)を記憶している。家賃列は、家賃情報を記憶している。
共通列は、相続開始時の居住者列及び資産取得者列を含む。相続開始時の居住者列は、相続開始時の居住者の種類(例えば、被相続人)を記憶している。資産取得者列は、資産を取得した取得者の種類(例えば、被相続人)を記憶している。
被相続人が不動産を所有していた場合、サーバ1の制御部11は、端末2から該不動産の不動産情報を取得する。不動産情報は、土地面積、土地の保有形態、土地所有者、建物の保有形態、建物の形態、建物の所有者、相続開始の居住者、資産取得者等を含む。制御部11は、取得した不動産情報に基づき、大容量記憶部17の小規模宅地特例DB178に記憶された小規模宅地等の特例の要件を照合し、該不動産に対する小規模宅地等の特例を適用できるか否かを判定する。
具体的には、制御部11は、要件に定義された土地面積、土地の保有形態、土地所有者類、建物の保有形態、建物の形態、建物の所有者、相続開始の居住者、資産取得者等の情報を満たしたか否かを判定する。制御部11は、小規模宅地等の特例を適用できるか否かの判定結果を通信部13により端末2に送信する。端末2の制御部21は、サーバ1から送信された判定結果を通信部23により受信し、受信した判定結果を表示部25により表示する。
図28は、小規模宅地等の特例適用を判定する際の処理手順を示すフローチャートである。端末2の制御部21は、不動産情報を入力部24により受け付け(ステップS231)、受け付けた不動産情報を通信部23によりサーバ1に送信する(ステップS232)。サーバ1の制御部11は、端末2から送信された不動産情報を受信する(ステップS131)。
制御部11は、受信した不動産情報に基づき、大容量記憶部17の小規模宅地特例DB178に記憶された小規模宅地等の特例の要件を照合し、該不動産に対する小規模宅地等の特例を適用できるか否かを判定する(ステップS132)。制御部11は、小規模宅地等の特例を適用できないと判定した場合(ステップS132でNO)、後述するステップS136に遷移する。
制御部11は、小規模宅地等の特例を適用できると判定した場合(ステップS132でYES)、制御部11は、宅地種類が「特定居住用宅地等」であるか否かを判定する(ステップS133)。具体的には、制御部11は、小規模宅地特例DB178の種類列に記憶された「特定居住用宅地等」宅地種類に対応する限度面積を、小規模宅地特例DB178の限度面積列から取得する。制御部11は、取得した限度面積と、受信した不動産の面積とを比較する。制御部11は、受信した不動産の面積が限度面積を超えないと判定した場合、受信した不動産情報(例えば、保有形態または建物形態等)に基づき、該不動産が特定居住用の不動産であるか否かを判定する。制御部11は、該不動産が特定居住用の不動産であると判定した場合、宅地種類が「特定居住用宅地等」であると判定する。
制御部11は、宅地種類が「特定居住用宅地等」であると判定した場合(ステップS133でYES)、後述するステップS136に遷移する。制御部11は、宅地種類が「特定居住用宅地等」でないと判定した場合(ステップS133でNO)、宅地種類が「特定事業用宅地等」であるか否かを判定する(ステップS134)。
制御部11は、宅地種類が「特定事業用宅地等」であると判定した場合(ステップS134でYES)、後述するステップS136に遷移する。制御部11は、宅地種類が「特定事業用宅地等」でないと判定した場合(ステップS134でNO)、宅地種類が「貸付事業用宅地等」であるか否かを判定する(ステップS135)。
制御部11は、宅地種類が「貸付事業用宅地等」であると判定した場合(ステップS135でYES)、後述するステップS136に遷移する。制御部11は、宅地種類が「貸付事業用宅地等」でないと判定した場合(ステップS135でNO)、後述するステップS136に遷移する。
なお、「特定事業用宅地等」または「貸付事業用宅地等」宅地種類の判定処理に関しては、「特定居住用宅地等」宅地種類の判定処理と同様であるため、説明を省略する。なお、宅地種類に限らず、限度面積または減額率等の情報が小規模宅地特例DB178から取得されても良い。
制御部11は、資産IDに対応付けて、小規模宅地等の特例を適用できるか否かの判定結果を大容量記憶部17の資産情報DB173の不動産列の小規模宅地特例列に記憶する(ステップS136)。判定結果は、小規模宅地等の特例を適用できるか否かの情報、及び小規模宅地等の特例を適用できる場合の宅地種類(例えば「特定居住用宅地等」、「特定事業用宅地等」または「貸付事業用宅地等」)等を含む。
制御部11は、判定結果を通信部13により端末2に送信する(ステップS137)。端末2の制御部21は、サーバ1から送信された判定結果を通信部23により受信し(ステップS233)、受信した判定結果を表示部25により表示する(ステップS234)。
図29は、小規模宅地等の特例適用の判定結果を表示する画面イメージである。14aは、不動産情報の入力を受け付ける領域である。14bは、小規模宅地等の特例を適用できるか否かの判定結果を表示する領域である。端末2の制御部21は、入力部24を介して、土地面積、土地所有者、建物の保有形態、建物の形態、建物の所有者、相続開始の居住者、資産取得者等を含む不動産情報の入力を受け付ける。なお、上述した不動産情報が予め大容量記憶部17の資産情報DB173に記憶された場合、サーバ1の制御部11は、該不動産情報を通信部13により端末2に送信する。端末2の制御部21は、サーバ1から送信された不動産情報を用いて画面に自動入力しても良い。
制御部21は、受け付けた不動産情報を通信部23によりサーバ1に送信する。サーバ1の制御部11は、端末2から送信された不動産情報に基づいて小規模宅地等の特例を適用できるか否かを判定し、判定結果を通信部23により端末2に送信する。端末2の制御部21は、表示部25を介して、サーバ1から送信された判定結果を14bに表示する。
本実施形態によると、不動産に対する小規模宅地等の特例を適用できるか否かを判定することにより、相続税の減額情報等を相続人に提供することが可能となる。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 情報処理装置(サーバ)
11 制御部
12 記憶部
13 通信部
14 入力部
15 表示部
16 読取部
17 大容量記憶部
171 被相続人DB
172 相続人DB
173 資産情報DB
174 書類検索用DB
175 検索結果DB
176 プログレス管理DB
177 相続資産情報DB
178 小規模宅地特例DB
1a 可搬型記憶媒体
1b 半導体メモリ
1P 制御プログラム
2 情報処理端末(端末)
21 制御部
22 記憶部
23 通信部
24 入力部
25 表示部
2P 制御プログラム

Claims (3)

  1. 被相続人に関する情報、及び相続人に関する情報を取得し、
    前記被相続人の資産分割における前提情報を取得し、
    相続税の対象となる前記被相続人の資産情報を取得し、
    取得した前記被相続人に関する情報、前記相続人に関する情報、前記前提情報及び前記被相続人の資産情報に基づき、申告書の作成または提出に必要な書類を出力し、
    前記前提情報に関する進捗を示す第1プログレスバーと必要書類に関する第2プログレスバーとを並べて一覧表示し、
    前記前提情報に関する複数の質問を第1プログレスバーに対応付けて表示すると共に、複数の質問に対する回答を得る度に前記第1プログレスバーを伸長し、
    複数の必要書類に関する情報を第2プログレスバーに対応付けて表示すると共に、複数の書類の入手に関する情報を受け付ける度に前記第2プログレスバーを伸長する
    処理をコンピュータに実行させるプログラム。
  2. 被相続人に関する情報、及び相続人に関する情報を取得し、
    前記被相続人の資産分割における前提情報を取得し、
    相続税の対象となる前記被相続人の資産情報を取得し、
    取得した前記被相続人に関する情報、前記相続人に関する情報、前記前提情報及び前記被相続人の資産情報に基づき、申告書の作成または提出に必要な書類を出力し、
    前記前提情報に関する進捗を示す第1プログレスバーと必要書類に関する第2プログレスバーとを並べて一覧表示し、
    前記前提情報に関する複数の質問を第1プログレスバーに対応付けて表示すると共に、複数の質問に対する回答を得る度に前記第1プログレスバーを伸長し、
    複数の必要書類に関する情報を第2プログレスバーに対応付けて表示すると共に、複数の書類の入手に関する情報を受け付ける度に前記第2プログレスバーを伸長する
    処理をコンピュータが実行する情報処理方法。
  3. 制御部を備える情報処理装置であって、
    前記制御部は、
    被相続人に関する情報、及び相続人に関する情報を取得し、
    前記被相続人の資産分割における前提情報を取得し、
    相続税の対象となる前記被相続人の資産情報を取得し、
    取得した前記被相続人に関する情報、前記相続人に関する情報、前記前提情報及び前記被相続人の資産情報に基づき、申告書の作成または提出に必要な書類を出力し、
    前記前提情報に関する進捗を示す第1プログレスバーと必要書類に関する第2プログレスバーとを並べて一覧表示し、
    前記前提情報に関する複数の質問を第1プログレスバーに対応付けて表示すると共に、複数の質問に対する回答を得る度に前記第1プログレスバーを伸長し、
    複数の必要書類に関する情報を第2プログレスバーに対応付けて表示すると共に、複数の書類の入手に関する情報を受け付ける度に前記第2プログレスバーを伸長する
    情報処理装置。
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