JP2019121093A - 情報生成システム、情報生成方法、情報処理装置、プログラム、端末装置 - Google Patents

情報生成システム、情報生成方法、情報処理装置、プログラム、端末装置 Download PDF

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Abstract

【課題】会議の関係者と関係者以外の者が知見の共有を目的として議事録を活用することができる情報生成システムを提供すること。【解決手段】複数の端末装置の間で確立された通信セッションを介して送信又は受信されたデータに関する情報を生成する情報処理装置システムであって、通信セッションに参加する複数の端末装置10のいずれかにおいて取得された音声データに対して音声認識することによってテキストデータを取得するテキストデータ取得手段35と、通信セッションを開始してから終了するまでの間にテキストデータ取得手段によって取得された複数のテキストデータを記憶する記憶手段49と、テキストデータ取得手段が取得したテキストデータを、ネットワークを介して同じ通信セッションに参加している複数の端末装置10のいずれかに送信するデータ送信手段33と、を有する。【選択図】図5

Description

本発明は、情報生成システム、情報生成方法、情報処理装置、プログラム及び端末装置に関する。
複数の人間が協同して活動する法人や団体等では各種の会議が開催され、関係者の間で課題の抽出、意志決定、情報の共有等が行われている。会議により行動指針や予定などが明確になるため、会議は有効であるという考え方が一般的である。
しかしながら、会議が多くて通常の仕事が圧迫されることも少なくなく、関係者の間では会議を少なくしたいという潜在的な要求がある。また、現実には「同じような内容の会議が繰り返される」ことが多く、この原因の1つとして同じ法人や団体のある部署の関係者が「他の部署の会議による知見を取り入れることが困難」であることが挙げられる。
一般に会議後には関係者に対し議事録が配布される。議事録には会議の目的、議題、結論、及び、アクションアイテムなど会議の要点がまとめられているので、ある部署の関係者が任意の会議の知見を得るには議事録を参照することが考えられる。しかし、会議では議事録に記載される議題以外に関する話題についても意見が交わされることが多々ある。この議題以外に関する話題の意見交換が決定事項の背景や理由になるなど重要である場合が少なくないが、議事録には細かい議論までは記載されない。更に、部署の関係者以外には議事録の閲覧や配布自体ができない運用としている場合もあり、この場合には組織としては一見関連のない部署であっても、他の部署の知見を共有したい要望には対応できない。
このため、上記のように「同じような内容の会議が繰り返される」ことになるが、ある部署の関係者が他の部署の会議の議事録の情報を活用することで仮に会議の参加者と同程度の知見を共有できれば会議を減らすことが可能になると期待される。
議事録作成する手間を軽減する技術として会議中の音声を音声認識してテキストデータに変換し、議事録を自動で生成する技術が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。特許文献1に記載のように、音声認識したテキストで議事録を生成すれば議題以外に関する話題についても比較的容易に議事録に収録可能となる。また、特許文献2には、特許文献1と同様に会議中の音声を音声認識してテキストデータに変換し、テキストデータを自動分類したカテゴリと紐付けてまとめた要約を作成することで、書記が作成した正式な議事録とは別の観点での議事録(要約)を生成する技術が開示されている。
しかしながら、従来の技術は、会議の関係者と関係者以外の者が知見の共有を目的として議事録を活用することを想定していないという問題がある。すなわち、議事録はそれを利用する者によって適切な形式があると考えられるが、従来は利用する者を想定して議事録が生成されることはなかった。例えば、会議の参加者以外の者が会議を減らすために議事録を利用するのであれば、参加者以外の者が検索する用途に適した形式で会議の詳細を把握できる形式の議事録を生成すべきである。これに対し、会議の参加者が会議の要約を確認するために議事録を利用するのであれば、会議の要点などが簡潔に記載された形式の議事録を生成すべきである。
例えば、特許文献1に開示された技術では、議事録作成者がユーザインタフェースを介してテキストデータを編集するため、最終的に作成される議事録の内容は議事録作成者の意図によって変更される。従って、会議の関係者以外の者にとって重要な情報が議事録から抜け落ちてしまうおそれがある。会議の関係者にとっては要点を理解するのに適した形式の議事録が作成されるかもしれないが、会議の参加者と同程度の知見を共有する目的に適した議事録とはいえない。つまり、特許文献1の技術では、会議中に発せられた音声の情報から変換されたテキストデータを会議の関係者だけでなく会議の関係者以外の者が知見の共有を目的として活用することを想定していない。
同様に、特許文献2に開示された技術で作成される要約は、テキストデータを自動分類しているに過ぎず、会議中に発せられた音声が多数に渡る場合には、音声から変換されたテキストデータには会議参加者にとって不要な情報が多くなってしまう。例えば決定事項やアクションアイテムといった要点だけ把握したい用途には適した形式とはいえない。また、たとえ要約を作成する際に会議参加者にとって不要な情報を情報処理装置が削除するとしても、要約の検索は会議参加者向けの用途を想定しているため、会議の関係者以外の者にとって重要な情報が抜け落ちてしまう場合がある。つまり、特許文献2の技術でも、会議の関係者と会議の関係者以外の者の両方が会議中に発せられた音声の情報を活用したい場合に、両者にとって適した形式の議事録をそれぞれ作成することは想定されていない。
本発明は、上記課題に鑑み、会議の関係者と関係者以外の者が知見の共有を目的として議事録を活用することができる情報生成システムを提供することを目的とする。
本発明は、複数の端末装置の間で確立された通信セッションを介して送信又は受信されたデータに関する情報を生成する情報生成システムであって、前記通信セッションに参加する前記複数の端末装置のいずれかにおいて取得された音声データに対して音声認識することによってテキストデータを取得するテキストデータ取得手段と、前記通信セッションを開始してから終了するまでの間に前記テキストデータ取得手段によって取得された複数のテキストデータを記憶する記憶手段と、前記テキストデータ取得手段が取得した前記テキストデータを、ネットワークを介して同じ通信セッションに参加している前記複数の端末装置のいずれかに送信するデータ送信手段と、を有し、
前記複数の端末装置のいずれかが、前記テキストデータを、前記テキストデータを生成した装置からネットワークを介して受信するデータ受信手段と、前記データ受信手段が受信した前記テキストデータを表示画面に表示させる表示制御手段と、 前記表示画面において利用者から受け付けた入力に従って、前記表示されたテキストデータのうち一部のテキストデータを抽出する抽出手段と、を有し、
前記情報生成システムは更に、前記抽出手段によって抽出された一部のテキストデータに基づいて第一の議事録データを生成する第一の議事録生成手段と、前記生成した第一の議事録データに関する情報を前記通信セッションに参加していた端末装置のユーザに対して提供する第一の提供手段と、前記通信セッションを開始してから終了するまでの間に前記記憶手段に記憶された複数のテキストデータを1つにまとめることによって生成した第二の議事録データを検索対象とするために検索システムへ提供する第二の提供手段と、を有する。
会議の関係者と関係者以外の者が知見の共有を目的として議事録を活用することができる情報生成システムを提供することができる。
会議システムの概略構成を説明する図の一例である。 参加者が操作する端末装置に表示された会議画面の一例を示す図である。 会議システムの概略構成図の一例である。 端末装置、会議サーバ、音声認識サーバ、及び、検索システムのハードウェア構成図の一例である。 会議システムが有する端末装置、会議サーバ、及び、音声認識サーバの機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。 テキスト変換部の機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。 主催者が会議サーバに会議を登録するフェーズの処理を説明するシーケンス図の一例である。 端末装置が表示する会議画面の一例を示す図である。 主催者が会議に関する情報を入力した会議画面の一例を示す図である。 会議サーバが参加者に会議の電子メールを送信するフェーズの処理を説明するシーケンス図の一例である。 電子メールの送信時の会議画面を説明する図の一例である。 端末装置が音声データを会議サーバに送信し、テキストデータを随時表示していくフェーズの処理を説明するシーケンス図の一例である。 アクションアイテムと参加者の対応付けについて説明する会議画面の一例を示す図である。 アクションアイテムと参加者の対応付けについて説明する会議画面の一例を示す図である。 コンテンツの切り替わりについて説明する会議画面の一例を示す図である。 会議サーバが議事録を生成する際の動作を説明するシーケンス図の一例である。 議事録の生成を説明するための会議画面の一例である。 議事録生成部が第一の議事録と第二の議事録を生成する手順を示すフローチャート図の一例である。 検索システムの概略構成図の一例である。 検索システムの問い合わせに対する回答を説明する図の一例である。 検索システムが問い合わせに対し回答する手順を説明するフローチャート図の一例である。 検索用画面の一例を示す図である。 会議システムの構成例の変形例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態の一例として、会議システム100及び会議システム100が行う情報生成方法について説明する。
<本実施形態の会議システムの概略>
図1を用いて会議システム100のシステム構成について説明する。図1は、会議システム100の概略構成を説明する図の一例であり、図2は参加者が操作する端末装置に表示された会議画面501の一例を示す。会議システム100では、会議サーバ30と各参加者の端末装置10とが通信する。
(1)参加者の発言は音声データとして該参加者が保持する端末装置10に入力され、どの参加者の発言であるかという情報と共に会議サーバ30に送信される。
(2)会議サーバ30は音声データを音声認識サーバ50に送信する。
(3)音声認識サーバ50は音声データをテキストデータに変換して、会議サーバ30に送信する。
(4)会議サーバ30はテキストデータを会議画面501に反映させたWebページを全て又は一部の端末装置10に送信する。このように、参加者が操作する各端末装置10は会議の開催中、リアルタイムに各参加者の発言を端末装置10に表示することができる。
次に、会議画面501について説明する。端末装置10ではブラウザソフトウェアが動作しており、会議サーバ30が提供するWebアプリの会議画面501が表示されている。会議画面501の詳細は後述されるため、図2では概略を説明する。会議画面501は大きくテキスト表示部502とコンテンツ表示部503に分かれており、テキスト表示部502には会議の目的、議題、アクションアイテム、参加者、及び、会議内容が表示される。コンテンツ表示部503には会議で参照されるコンテンツ(資料)が表示される。
会議の終了時には参加者が参照したテキストデータやコンテンツに基づいて議事録が生成される。本実施形態では、議事録を利用することが想定される者に対応した複数の種類の議事録が生成される。議事録を利用することが想定される者の一例として参加者と参加者以外の者が挙げられる。
まず、参加者が利用しやすい議事録について検討すると、参加者に必要なのは会議の要約である。すなわち、会議の参加者は会議で行われた議論の詳細を知っているので会議の詳細な情報までは必要ない。例えば、どのような目的及び議題でどのようなアクションアイテムが決定されたのかを知ることができれば十分である。
これに対し、参加者以外の者が利用しやすい議事録について検討すると、参加者以外の者は参加していない会議の議事録から知見を得て知識や情報を共有したいと考えている。一方で知識や情報を共有しても自分にとって活用できない会議の議事録は共有したくないと考えている。すなわち、会議の参加者以外の者は、自分が必要な情報のみを過不足なく取得したいのである。
以上から、会議サーバ30は会議の終了時に2つの議事録を生成する。
第一の議事録9…会議の要約(第一の議事録データの一例)
第二の議事録8…知の共有及び活用を可能にする詳細議事(第二の議事録データの一例)
第一の議事録9は、会議主旨及び会議の結果によって発生したフォロー事項とフォロー者を明確にして、関係者に通知されることが主な利用方法となる。図2では、目的、議題、アクションアイテム、及び、参加者が第一の議事録9に収録されている。第二の議事録8は、会議内容の全てが記載され、会議で創出された知について、参加者以外の者も検索できるようにして、知の共有・有効活用を可能にする。図2では、第一の議事録を含め、大きくテキスト表示部502とコンテンツ表示部503に表示された情報の全体が第二の議事録8に収録されている。
この第二の議事録8は、情報を効率よく取得するための検索機能が搭載された検索システム60に保管される。人工知能とはコンピュータに人間に類似した知的処理を実現させる技術である。会議の情報の全体が収録された第二の議事録8が検索システム60に保管されることで、参加者以外の者が必要な情報を効率的に検索することが可能となる。検索システム60に保管される第二の議事録8が増えるほど検索システム60が回答に使えるリソースが増えることになり、問い合わせに対しより適切な回答(検索結果)を提供できるようになる。
このように、本実施形態の会議システム100は、ユーザ(利用者)が利用しやすい形式の複数の議事録を生成するので、様々なユーザが議事録を有効に活用できる。例えば会議の参加者は会議で決まったフォロー事項とフォロー者等を確認でき、参加者以外の者は検索システム60に問い合わせることで必要な情報のみを過不足なく取得できる。
<用語について>
参加者は、会議に参加する者であるが、具体的には会議サーバ30にログインして発言することができる者をいう。最終的に会議に参加しなくても参加する資格を有すればよい。主催者は会議サーバ30に対し会議の登録などを行う管理者である。主催者は参加者の1人である場合が多い。
また、ユーザとは議事録から知見を得る者をいうが、ユーザには参加者や主催者である者が含まれる場合がある。
特許請求の範囲の複数の端末装置で共有されるデータとは、複数の端末装置10が表示するデータをいう。このようにデータが共有されるシーンとして本実施形態では会議を想定するが、このシーンは会合、話し合い、打ち合わせ、検討会、プレゼン会、発表会などのように呼ばれていてもよい。
また、データが共有されるシーンは講演会でもよい。この場合は、後援者の発言が聴衆の端末装置10で共有される。また、聴衆と後援者の質疑応答なども共有される。
また、データの要約又は要約情報は共有されたデータの全てでなく要点を取りまとめたものをいう。本実施形態では第一の議事録という用語で説明する。また、被検索情報は複数の端末装置10で共有された種々のデータがまとめられたものをいう。本実施形態では第二の議事録という用語で説明する。議事録は、会議録、打ち合わせ記録、全体のまとめ、会話履歴などと呼ばれてもよい。
<システム構成例>
図3は、本実施形態の会議システム100の概略構成図の一例である。図3(a)に示すように会議システム100は、ネットワークNを介して通信し得る一台以上の端末装置10、会議サーバ30、及び、音声認識サーバ50を有する。検索システム60については会議システム100とは独立に運用可能であるため会議システム100に含めても含めなくてもよい。
図3(a)の会議システム100では、会議室7の端末装置10A、10B(以下、任意の端末装置の符号を10とする)等は社内ネットワークN1に接続され、会議サーバ30と音声認識サーバ50が社外ネットワークN2に接続されている。また、社外ネットワークN2に接続された他の拠点の端末装置10Xを含めて会議が開催される場合がある。他の拠点の端末装置10Xは社内ネットワークN1以外のどこに存在していてもよいが、例えば会議室7がある企業と同一企業の支店、出張先のビルなどである。
図3(a)ではシステム構成の説明のため機器(端末装置10、会議サーバ30、音声認識サーバ50、検索システム60)が1対1に接続されているが、各機器はネットワークに接続されている。なお、ネットワークは会議室7が存在する施設などに構築されているLAN、広域イーサネット(登録商標)、LAN同士が接続されたWAN、通信事業者の電話網、及び、インターネット等の一部又は全体より構築されている。
端末装置10は、本実施形態において会議サーバ30のクライアント端末として動作する情報処理装置である。端末装置10ではブラウザソフトウェア又はこれと同等の機能を有するアプリケーションソフトウェアが動作しており、端末装置10が要求したWebページを会議サーバ30から受信してディスプレイ(後述するLCD:Liquid Crystal Display)に表示させる。
端末装置10は、例えばPC(Personal Computer)、タブレット装置、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)、ゲーム機、ナビゲーション端末、ウェアラブルPCなどであるが、ブラウザソフトウェアを実行してWebページを表示させることができればよい。この意味では情報処理装置の機能を有する機器が端末装置10となりうる。例えば、電子黒板、デジタルサイネージ、複合機、テレビ会議端末、プロジェクタなどが端末装置10であってもよい。
なお、本実施形態ではWebページと称した場合、Webアプリにより適宜構築されるWebページが含まれるものとする。Webアプリとは、Webブラウザ上で動作するスクリプト言語(たとえばJavaScript(登録商標))によるプログラムとWebサーバ側のプログラムが協調することによって動作し、Webブラウザ上で使用されるソフトウェア又はその仕組みを言う。
会議サーバ30は端末装置10に対しネットワークを通じて情報や機能を提供する情報処理装置である。会議サーバ30は、HTML、スクリプト言語及びCSS(Cascade Style Sheet)で記述されたWebページを端末装置10に提供する。会議サーバ30は会議ごとにWebページを生成し同じ会議に参加している端末装置10には同じWebページ(HTMLデータの一部の要素だけでもよい)を送信する。従って、同じ会議に参加している参加者の端末装置10は同じ情報を含む会議画面501を表示する(自分とそれ以外の参加者の発言の色分けなどは可能であり、外観は異なってもよい)。
複数の端末装置10の会議画面501を同期させるため、会議サーバ30と端末装置10はWebSocketなどの双方向通信プロトコルで通信する。これにより、参加者の発言や参加者が行った端末装置10への操作が会議サーバ30に送信され、更に、他の端末装置10の会議画面501をリアルタイムに同期させることができる。
なお、社外ネットワークN2の会議サーバ30はクラウドコンピューティングに対応していてよい。クラウドコンピューティングとは、特定ハードウェア資源が意識されずにネットワーク上のリソースが利用される利用形態をいう。クラウドコンピューティングに対応している場合、本実施例の会議サーバ30の物理的な構成は固定的でなくてもよく、負荷等に応じてハード的なリソースが動的に接続・切断されることで構成されてよい。
音声認識サーバ50は、会議サーバ30に対しネットワークを通じて情報や機能を提供する情報処理装置である。本実施形態では会議サーバ30から送信された音声データに音声認識を施しテキストデータに変換し、テキストデータを会議サーバ30に送信する。会議サーバ30はこのテキストデータを含むWebページを生成する。音声認識サーバ50はWebAPIを公開しており、会議サーバ30は音声認識サーバ50のWebAPIに対して処理を要求する。WebAPIは、情報処理装置同士がネットワークを介して処理を行う際の取り決め(処理の依頼方法やデータの指定方法など)、又は、情報処理装置と情報処理装置を通信で結ぶための仕組みである。単に「IF(インタフェース)」と呼ばれる場合もある。音声認識サーバ50も社外ネットワークN2に存在する場合はクラウドコンピューティングに対応していてよい。
図3(b)と図3(c)は会議システム100の別のシステム構成例を示す。図3(b)では会議サーバ30が社内ネットワークN1に接続されており、このような会議サーバ30の配置形態をオンプレミスという。会議サーバ30はこのように社内ネットワークN1に存在しても社外ネットワークN2に存在してもよい。
図3(c)では会議サーバ30と音声認識サーバ50が社内ネットワークN1に接続されている。音声認識サーバ50はこのように社内ネットワークN1に存在しても社外ネットワークN2に存在してもよい。しかしながら、社外ネットワークN2の帯域が低下している場合等では、音声認識のリアルタイム性を高めるに音声認識サーバ50がオンプレミスに存在する方が好ましい場合がある。
なお、図3(b)(c)の構成においても、端末装置10は社外ネットワークN2から会議サーバ30と通信可能である。この場合、一例として、PVN(Private Network)を利用して、端末装置10がファイアウォールを超えて社内ネットワークN1の会議サーバ30と通信する方法がある。また、検索システム60は社内ネットワークN1と社外ネットワークN2のどちらに配置されてもよい。
<ハードウェア構成例>
図4は、端末装置10、会議サーバ30、音声認識サーバ50、及び、検索システム60のハードウェア構成図の一例である。図4の説明においては端末装置10を念頭にハードウェア構成を説明する。端末装置10は、概ねパーソナル・コンピュータ、又は、ワークステーションとして実装することができる。端末装置10は、CPU201と、CPU201が使用するデータの高速アクセスを可能とするメモリ202とを備える。CPU201及びメモリ202は、システム・バス203を介して、端末装置10の他のデバイス又はドライバ、例えば、グラフィックス・ドライバ204及びネットワーク・デバイス(NIC)205へと接続されている。
グラフィックス・ドライバ204は、バスを介してLCD(表示装置)206に接続されて、CPU201による処理結果をモニタする。LCD206にはタッチパネルが一体に配置されていてもよい。この場合、参加者は操作手段として指を使って端末装置10を操作できる。
また、ネットワーク・ドライバ205は、トランスポート層レベル及び物理層レベルで端末装置10をネットワークNへと接続して、会議サーバ30等との通信セッションを確立させている。
システム・バス203には、更にI/Oバス・ブリッジ207が接続されている。I/Oバス・ブリッジ207の下流側には、PCIなどのI/Oバス208を介して、IDE、ATA、ATAPI、シリアルATA、SCSI、USB(Universal Serial Bus)などにより、HDD209などの記憶装置が接続されている。HDD209の代わりに又はHDD209と共にSSD(Solid State Drive)を有していてもよい。
図4のハードウェア構成例が端末装置10の場合、HDD209は端末装置10の全体を制御するプログラム209pを記憶している。プログラム209pは、ブラウザソフトウェアの他、会議サーバ30が送信したWebページを含んでいる。図4のハードウェア構成例が会議サーバ30の場合、HDD209は会議サーバ30の全体を制御するプログラム209pを記憶している。プログラム209pは、WebサーバとしてHTTP又はHTTPs等の通信処理を行う機能、会議画面501を構築するWebアプリの機能を含む。図4のハードウェア構成例が音声認識サーバ50の場合、HDD209は音声認識サーバ50の全体を制御するプログラム209pを記憶している。図4のハードウェア構成例が検索システム60の場合、HDD209は検索システム60の全体を制御するプログラム209pを記憶している。
また、I/Oバス208にはUSBなどのバスを介して、キーボード及びマウス(ポインティング・デバイスと呼ばれる)などの入力装置210が接続され、参加者などのオペレータによる入力及び指令を受け付けている。
図4に示す構成が会議サーバ30と音声認識サーバ50のものである場合、LCD206、及びマイク211はなくてもよい。マイク211は端末装置10が内蔵する他、USB等を介して外付けされてもよい。
<機能について>
図5は、会議システム100が有する端末装置10、会議サーバ30、及び、音声認識サーバ50の機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。なお、図5では端末装置10を一台のみ示すが、複数の端末装置10が存在してよい。
<<端末装置>>
端末装置10は、Webページ解析部11、表示制御部12、操作受付部13、音声取得部14、音声データ送信部15、Webページ取得部16、操作内容送信部17、及び、ログイン要求部18を有する。端末装置10が有するこれらの各機能は、HDD209からメモリ202に展開されたプログラム209pをCPU201が実行することにより実現される機能又は手段である。
ログイン要求部18は、会議ごとに予め決まっているURL(Universal Resource Locater)に接続し認証情報を送信することで会議サーバ30へのログインを要求する。認証情報として、操作受付部13が受け付けた会議のパスワードを会議サーバ30に送信する。パスワードは少なくとも会議ごとに決まっており、URLとパスワードの組み合わせが正しい場合、参加者は会議サーバ30にログインし、会議に参加できる。更に、参加者が識別されるように、ログイン要求部18は参加者の識別情報(例えばユーザ名)と参加者に固有のパスワードを認証情報として会議サーバ30に送信する。これにより、会議サーバ30は参加者の各個人を特定できる。
音声取得部14は、マイク211が集音した音声を電気信号に変換して音声データとして取得する。マイク211から音声データが入力される場合、音声データはストリームデータと呼ばれる。マイク211で音声データをファイルに記憶しておき、ファイルから音声データを読み出してもよい。
端末装置10は1人の参加者が一台ずつ保持することが想定されるが、端末装置10が正面の参加者以外の参加者の音声を取得するおそれがある。これを防ぐ方法はいくつかあるが、例えば、発言時に所定のボタンを参加者が押下する方法がある。あるいは、参加者が自分の声を端末装置10に登録しておきこの声以外の音声を取得しないようにする方法がある。声の登録には例えばフーリエ変換を利用する。また、端末装置10が嗜好性の高いマイクを使用することを前提に、端末装置10の正面の参加者以外の音声を取得しない方法がある。
音声データ送信部15は、音声取得部14が取得した所定時間分(例えば20ミリ秒)の音声データを繰り返し会議サーバ30に送信する。所定時間は音声認識に有利な時間として設定されている。音声データ送信部15は、WebSocket、AJAX(Asynchronous JavaScript + XML)、COMET、HTTP、HTTPsなどの通信プロトコルで会議サーバ30に送信する。会議サーバ30のIPアドレスは予め既知であるとする。
Webページ取得部16は、会議サーバ30が生成したWebページを取得する。WebSocketのように双方向通信が可能な場合、端末装置10からWebページを要求しなくても会議サーバ30からプッシュ通信によりWebページが送信される。会議サーバ30は新しいテキストデータが取得されるとWebページを送信する。また、端末装置10からWebページを要求する契機としては、操作内容送信部17が会議画面501の変化を伴う操作を会議サーバ30に送信した場合である。
Webページ解析部11は、Webページに含まれるHTMLを先頭から順番に読み取りHTMLに含まれる文章や画像データの構造を解析する。また、CSSに記述されたHTMLの文章や画像データとの紐付けを検出して、HTMLに含まれる文章や画像データのスタイルを決定する。また、Webページ解析部11は、HTMLからscriptタグを検出してスクリプト言語で記述されているスクリプトを抽出する。これにより、端末装置10ではスクリプトが実行され、参加者による操作イベントを検出するとスクリプトに記述された処理を行う。スクリプトは、例えばアクションアイテムと参加者の対応付けなどを受け付ける。
表示制御部12はHTMLの先頭から解析が終わった順に会議画面501をLCD206に表示していく。また、会議画面501に対する操作に応じて会議画面501を更新する。表示制御部12は抽出部12aを有し、抽出部12aはユーザの操作に応じてテキストデータの一部を抽出する。
操作内容送信部17は操作内容を会議サーバ30に送信する。会議画面501の変更を伴う操作内容が会議サーバ30に送信されるので、複数の端末装置10の間で会議画面501を同期できる。送信される操作内容としては、アクションアイテムと参加者の対応付け、議題と結論の対応付け、及び、参加者が手で入力したテキストデータ等である。ただし、会議画面501のレイアウト(配色、文字サイズ、テキスト表示部502とコンテンツ表示部503のサイズ等)に関する操作等、表示される情報そのものの増減に変更がない操作は会議サーバ30に送信されなくてよい。これにより、各参加者は個別のレイアウトで会議画面501を表示できる。
<<会議サーバ>>
会議サーバ30は、テキスト変換要求部31、音声データ受信部32、Webページ送信部33、操作内容受信部34、テキスト受信部35、Webページ生成部36、議事録生成部37、メール送信部38、認証処理部39、及び、議事録送信部43を有する。会議サーバ30が有するこれらの各機能は、HDD209からメモリ202に展開されたプログラム209pをCPU201が実行することにより実現される機能又は手段である。
また、会議サーバ30は記憶部49を有している。記憶部49は、図4に示したHDD209及びメモリ202の少なくとも一方により実現される記憶手段である。記憶部49には、コンテンツDB(Data Base)491、会議情報DB492、及び、ユーザ情報DB493が構築されている。まず、これらのデータベースについて説明する。
Figure 2019121093
表1はコンテンツDB491に登録されている情報を模式的に示す。コンテンツDB491は会議で使用される会議の資料が登録されたデータベースである。本実施形態ではコンテンツ表示欄521に表示される情報をコンテンツと称するため資料がコンテンツと呼ばれる場合がある。コンテンツDB491には、会議IDに対応付けてコンテンツが登録されている。会議IDは会議を一意に識別又は特定する会議の識別情報である。なお、IDはIdentificationの略であり識別子や識別情報という意味である。IDは複数の対象から、ある特定の対象を一意的に区別するために用いられる名称、符号、文字列、数値又はこれらのうち1つ以上の組み合わせをいう。以下のIDについても同様である。表1では2つのコンテンツが登録されているが、コンテンツの数は0でもよいし3つ以上でもよい。コンテンツは、例えば、文書ファイル、プレゼンテーションファイル、PDFファイル、及びHTMLデータ等である。会議サーバ30が開くことができればどのようなフォーマットのコンテンツでもよい。
Figure 2019121093
表2は会議情報DB492に登録されている情報を模式的に示す。会議情報DB492には、会議に関する各種の情報が登録されている。主に、会議画面501に表示される情報が登録されている。会議IDはコンテンツDB491と同じものである。目的は会議が開催された目的であり、会議の主催者等が入力する。議題は会議の中で討議される問題であり、会議の主催者等が入力する。アクションアイテムは成すべきことのリストであり、会議の進行中に参加者等が対応付けることで入力される。参加者は会議に参加する者である。会議の事前に登録されている場合と、会議中に随時、増大される場合がある。会議内容は、参加者の発言内容を時系列に記録したファイルである。表2ではテキストファイルに格納されているがXML形式、Json形式などでもよい。URLは会議ごとに生成され当該会議に参加する際の各端末装置10の通信先を示す。このURLは事前に各参加者に電子メールなどで送信される。パスワードは当該会議にログインするための認証情報となる。表2に記載した項目の他、会議の時刻(開始時刻、終了時刻)、参考にすべき他の会議の議事録等が登録されていてもよい。
Figure 2019121093
表3はユーザ情報DB493に登録されている情報を模式的に示す。ユーザ情報DB493は会議に参加しうるユーザに関する各種の情報が登録されたデータベースである。ユーザ情報DB493にはユーザ名、パスワード、所属、メールアドレス、及び、情報階級の各項目が登録されている。ユーザ名は一意性が保証されたユーザの名称である。ユーザ名の代わりに又はユーザ名と共にユーザIDが対応付けられていてもよい。このユーザ名は参加者の識別に使用される。パスワードは各ユーザ別に登録されている認証情報である。社員証などのICカードに関する情報が登録されていてもよい。所属はユーザが所属する部署である。メールアドレスはユーザに電子メールを送信するためのメールアドレスである。情報階級は情報へのアクセス権の大きさを示す。数字が大きいほど重要な情報にアクセスできる。
所属と情報階級は、ユーザが検索システム60に問い合わせた際に検索システム60が適切な回答を行うために使用される。また、所属と情報階級は、会議サーバ30が第二の議事録8を検索システム60に保管するか否かを制御するために使用される。
(機能について)
認証処理部39は端末装置10から送信された、会議のパスワード、及び、ユーザ名とパスワードに基づいて、参加者が会議にログインする権限を有するか否かを判断する。会議のパスワードにより会議に参加する資格があるか否かを会議サーバ30が判断でき、ユーザ名とパスワードにより参加者を特定できる。参加者を特定しない場合にはユーザ名とパスワードは不要である。なお、会議のパスワードの送信を省略してもよい。この場合、ユーザ名とパスワードに基づいて特定された参加者が会議情報DB492に登録されている場合に、会議に参加する資格があると判断する。なお、参加者の特定に関する認証では会議サーバ30が認証するのではなく、認証サーバによる認証結果を会議サーバ30が使用してもよい。
音声データ受信部32は端末装置10から音声データを受信し、テキスト変換要求部31に送出する。なお、音声認識サーバ50から返ってきたテキストデータの発言者を特定するため、音声データを送信した参加者のユーザ名を音声データと共に取得する。ユーザ名でなく端末装置10の識別情報を取得してもよい。
テキスト変換要求部31は音声認識サーバ50のWebAPIに従って、音声データ及びユーザ名と共にテキストデータへの変換要求を音声認識サーバ50に送信する。テキスト受信部35は、音声認識サーバ50からテキストデータとユーザ名を受信して、Webページ生成部36に送出する。テキストデータは記憶部49に適宜、記憶される、
操作内容受信部34は、端末装置10から会議画面501に対する操作内容を受信して、Webページ生成部36に送出する。
Webページ生成部36は会議画面501のためのWebページを生成する。同じ会議に参加している端末装置10の会議画面501は同じでよいので、参加者の数に関係なく、Webページ生成部36は1つのWebページを作成すればよい。Webページ生成部36はテキスト処理部41とコンテンツ処理部42を有する。テキスト処理部41は会議画面501のうちテキスト表示部502を生成する機能であり、テキストアプリというWebアプリにより実現されている。コンテンツ処理部42は会議画面501のうちコンテンツ表示部503を生成する機能であり、コンテンツアプリというWebアプリにより実現されている。テキスト処理部41は、テキスト受信部35が受信したテキストデータをテキスト表示部502に反映させ、操作内容受信部34が受信した操作内容をテキスト表示部502に反映させる。コンテンツ処理部42は、会議に使用されるコンテンツを開き画像データに変換し、この画像データをコンテンツ表示部503に配置する。初期の会議画面501に表示されるコンテンツはコンテンツ一覧522に表示されるコンテンツのリスト(コンテンツの1ページ目のサムネイル、ファイル名、作成者、タイムスタンプなどの一覧)のみでよい。任意の参加者がコンテンツを選択して任意のページを開くとコンテンツ処理部42はそのページ番号を取得して、コンテンツの該当するページの画像データを各端末装置10に送信する。
Webページ送信部33はWebページ生成部36が生成したWebページ及びHTMLデータの要素として画像データを各端末装置10に送信する。上記のようにWebSocketを利用することで端末装置10から要求がなくてもWebページ送信部33はWebページ又は画像データ等を送信できる。
議事録生成部37は議事録を生成する。議事録生成部37は第一生成部37aと第二生成部37bを有する。議事録生成部37の第一生成部37aは会議が終了すると会議情報DB492に登録された会議に関する情報から第一の議事録9を生成し、第二生成部37bは第二の議事録8を生成する。第一の議事録9はメール送信部38に送出され、第二の議事録8は議事録送信部43に送出される。
メール送信部38は、第一の議事録9を会議の参加者に送信する。会議情報DB492から会議の参加者を特定し、ユーザ情報DB493から参加者のメールアドレスを取得して電子メールとして第一の議事録9を送信する。
議事録送信部43は第二の議事録8を検索システム60に送信する。検索システム60のIPアドレス等は予め既知であるとする。
<<音声認識サーバ>>
音声認識サーバ50は、テキスト変換受付部52、テキスト変換部51、及び、テキスト応答部53を有する。音声認識サーバ50が有するこれらの各機能は、HDD209からメモリ202に展開されたプログラム209pをCPU201が実行することにより実現される機能又は手段である。
テキスト変換受付部52は、音声データとユーザ名と共にテキストデータへの変換要求を会議サーバ30から受け付ける。テキスト変換部51は、学習の結果を利用して音声データをテキストデータに変換する。詳細は図6を用いて説明する。テキスト応答部53は、音声データから変換されたテキストデータとユーザ名を会議サーバ30に送信する。
<<検索システム>>
検索システム60は、通信部61、及び、検索部62を有する。検索システム60が有するこれらの各機能は、HDD209からメモリ202に展開されたプログラム209pをCPU201が実行することにより実現される機能又は手段である。
通信部61は、会議サーバ30と各種の情報を通信する。本実施形態では第二の議事録8を受信する。また、端末装置10から検索用の単語を受信したり、検索の結果(回答)を端末装置10に送信したりする。
検索部62は、端末装置10から受信した検索用の単語で情報DB63を検索する。情報DB63には、各種のキャビネット(後述する)に区分して第二の議事録8を含む情報が格納されている。検索部62はユーザの属性を考慮して情報DB63を検索することができる。
<音声認識について>
図6は、テキスト変換部51の機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。テキスト変換部51は、前処理部54、特徴抽出部12a55、及び識別演算部56を有し、識別演算部56は更に音響モデル57と言語モデル58を使用する。
前処理部54は特徴抽出しやすくするための処理を音声データに施す。例えば、音声データを決まった段階に量子化する。また、前処理部54は音声データを周波数スペクトルに変換して雑音に相当する周波数部分を除去するなどの処理を行う。特徴抽出部12a55は音声データからパターンの認識に役立つ情報を取り出す。音声データは連続データなので例えば20ミリ秒などの所定時間ごとに音声データを取得して、この所定時間ごとに特徴を抽出する。音声データの場合、例えば、周波数スペクトルに変換してフォルマント又はMFCC(Mel Frequency Cepstrum Coefficient)を抽出する。フォルマントやMFCCの求め方は公知なので説明を省略する。これにより、音声データから数十次元の特徴ベクトルが得られる。
識別演算部56は音響モデル57と言語モデル58を使って、音声データをテキストデータに変換する。音響モデル57は音声の波形とその時の音声のテキストデータを紐付けたものである。音声の波形は一例としてトライフォンと呼ばれる3つの音素が組み合わされた組音素で表される。言語モデル58はテキストデータから作成された単語と単語のつながり方を確率で表現したデータである。例えば、「特許を」に続いて「取る」「取得する」「放棄する」などの単語がそれぞれどのくらいの確率で出現するかというデータを有する。識別演算部56は入力された音声データの特徴ベクトルと音響データを比較しトライフォンを推定する。これを連続して行い言語モデル58を参照しながら最も出現確率が高い単語を推定していく。音声データが音響データとどのくらい類似しているか、及び、言語データの出現確率によっては単語が一意に定まらないため、入力された音声データの単語に対し複数の単語が推定される場合も多い。また、出現確率に基づいて信頼度が算出される。
なお、ここで説明した音声認識方法は一例に過ぎず、各種の修正が加えられてもよいし、音声認識サーバ50に特有の方法で音声認識されてよい。
<動作手順>
以下では、会議システム100に関して参加者又は主催者が行う操作と会議システム100の動作をフェーズごとに説明する。
<<会議の登録のフェーズ>>
図7は、主催者が会議サーバ30に会議を登録するフェーズの処理を説明するシーケンス図の一例である。
S101:主催者は端末装置10を操作して端末装置10を会議サーバ30に接続させ、ユーザ名とパスワードにより会議サーバ30にログインする。会議システム100を使用する権限があることを確認するためである。端末装置10は会議サーバ30に会議登録要求を送信する。会議を登録するためのURLは予め知られているものとする。
S102:会議サーバ30は会議登録要求を受信して、会議IDの採番、会議時に参加者の端末装置10がアクセスするためのURLの生成、会議のパスワードの生成、及び会議画面501のWebページの作成等を行う。
S103:会議サーバ30のWebページ送信部33は会議画面501のWebページを端末装置10に送信する。
S104:端末装置10のWebページ取得部16は会議画面501のWebページを受信して、表示制御部12が会議画面501をLCD206に表示する。登録時に端末装置10が表示する会議画面501がいわば初期状態の会議画面501であり、音声データから変換されたテキストデータは含まれていない。図8に初期状態の会議画面501の一例を示す。
S105:主催者は会議画面501に対しテキストデータを入力する。すなわち、会議の目的、議題、アクションアイテム、参加者等を入力する。テキストデータの入力は会議開催後も可能であり、会議を登録するフェーズでなければ入力できないわけではない。端末装置10の操作受付部13はテキストデータの入力を受け付ける。
S106:また、主催者は入力したテキストデータを会議画面501の項目に対応付ける。項目とは会議の目的や議題などである。詳細は図9を用いて説明するが、主催者はテキストデータを会議画面501の項目にドラッグ&ドロップする。端末装置10の操作受付部13はテキストデータの会議画面501の項目への対応付けを受け付け、対応付けに従って抽出部12aがテキストデータの一部を抽出して会議画面501の項目にコピーする。第一の議事録はこの抽出されたテキストデータから作成される。
S107:端末装置10の操作内容送信部17は会議画面501に対する操作内容を会議サーバ30に送信する。この操作内容は入力されたテキストデータ、及び、項目との対応付である。非同期通信であるため会議サーバ30と端末装置10の通信は図示したタイミングに限られず、送信すべき情報が生じたタイミングで適宜、通信が生じてよい。
S108:会議サーバ30の操作内容受信部34は操作内容を受信しWebページ生成部36に送出する。これによりテキスト処理部41は会議情報DB492の項目と対応付けてテキストデータを登録する。
S109:また、主催者は必要に応じてコンテンツを会議サーバ30に登録しておく。会議でコンテンツを使用する予定がなければ登録しなくてもよい。端末装置10の操作受付部13はコンテンツの登録を受け付ける。
S110:端末装置10の操作内容送信部17は会議画面501に対する操作内容を会議サーバ30に送信する。この操作内容はコンテンツの登録に関する操作であり、コンテンツそのものが含まれる。
S111:会議サーバ30の操作内容受信部34は操作内容を受信しWebページ生成部36に送出する。これによりコンテンツ処理部42はコンテンツDB491にコンテンツを登録する。なお、コンテンツの登録は会議中でも可能である。
図8は、端末装置10が表示する表示画面として会議画面501の一例を示す図である。会議画面501はテキスト表示部502とコンテンツ表示部503に分かれている。まず、テキスト表示部502は目的欄511、議題欄512、アクションアイテム欄513、参加者欄514、会議内容欄515、及び、テキスト入力欄516を有している。目的欄511は会議の目的を表示する欄であり、議題欄512は会議の議題を表示する欄であり、アクションアイテム欄513はアクションアイテムを表示する欄であり、参加者欄514は参加者を表示する欄である。なお、アクションアイテムとは、宿題、やるべきこと又はTo Do等を意味する。会議内容欄515は各参加者の発言を時系列に表示する欄である。テキスト入力欄516は、参加者がテキストデータを入力するための欄である。
テキスト表示部502の会議内容欄515には以下の4つの情報が表示される。
・マイクが集音した音声(テキストデータに変換された後)
・テキスト入力欄516に入力されたテキストデータ
・コンテンツ表示部503に表示されたコンテンツのステータス変化
・会議サーバ30からの通知
このような会議画面501の構成は一例に過ぎず、各項目の配置、広さ、順番などは適宜、設計される。また、各項目が常に表示されている必要はなく、参加者が任意の項目を閉じて他の項目を大きく表示したりすることができる。また、会議の時刻及び会議室7の場所等の項目があってもよい。
コンテンツ表示部503はコンテンツ表示欄521とコンテンツ一覧522とを有する。コンテンツ表示欄521は現在、各端末装置10で共有されているコンテンツの1ページの内容(画像データ)を表示する。コンテンツ一覧522は会議で表示することができるコンテンツの一覧(会議情報DB492に登録されているコンテンツ)を表示する。
また、コンテンツ表示欄521はブラウザソフトウェアの機能を有しており、参加者は任意のWebページを表示させることができる。コンテンツ表示欄521に表示されたWebページは各端末装置10の間で共有される。この他、コンテンツ表示欄521は端末装置10が保持するファイルを画像データとして表示してもよい。表示された画像データは各端末装置10の間で共有される。
テキスト表示部502のサイズ及び位置とコンテンツ表示部503のサイズ及び位置は固定でなく、参加者が一方のみを表示させたり、一方のサイズを任意に変更したりすることができる。また、一方のサイズと位置を変更すると、表示制御部12が他方のサイズと位置を自動的に決定する。つまり、一方のサイズと位置に対し、他方のサイズと位置を常に連動させ、最大のサイズになるように他方のサイズと位置を決定する。
図9は、主催者が会議に関する情報を入力した会議画面501の一例を示す図である。まず、会議サーバ30のテキスト処理部41が会議内容欄515にメッセージM1,M2を表示する。メッセージM1は「新規会議をアレンジします」であり、メッセージM2は「目的、議題、アクションアイテム、参加者、コンテンツの登録を必要に応じて登録してください」である。
このメッセージM1,M2に対し、主催者がテキスト入力欄516にテキストデータを入力すると、会議内容欄515にテキストデータT1〜T6が表示される。次に、主催者はマウスやタッチパネルなどのポインティングデバイスでテキストデータT1〜T6を各項目にドラッグ&ドロップする。テキストデータT1〜T6の入力順は任意なので、主催者はテキストデータT1〜T6の内容を読みながら適切な項目にドラッグ&ドロップする。これにより、項目にテキストデータT1〜T6が対応付けられ、抽出部12aが目的欄511、議題欄512、アクションアイテム欄513、参加者欄514にそれぞれ情報を表示させる。また、会議内容欄515のテキストデータT1〜T6はそのまま残っていてもよいし、消去されてもよい。本実施形態ではテキストデータT1〜T6が会議内容欄515に残っているものとして説明する。
ドラッグ&ドロップによるテキストデータT1〜T6の移動は端末装置10で動作するスクリプトが受け持つため、端末装置10内で処理が完了する。しかし、会議画面501への操作は会議サーバ30に通知されるため、項目とテキストデータT1〜T6の対応付は会議サーバ30が保持し他の端末装置10と共有される。
なお、参加者の入力にはアドレス帳などを使ってよい。アドレス帳にはユーザ名及びメールアドレス等が登録されており、主催者はアドレス帳のユーザ名をドラッグ&ドロップするだけで(又はコピー&ペースト)参加者を入力できる。
また、主催者はコンテンツ一覧522に会議で使用するコンテンツを登録する。この登録にも例えばドラッグ&ドロップが使用される。主催者は、ファイル管理ソフトが表示するコンテンツ、又はWebから取得したコンテンツ等を会議画面501のコンテンツ一覧522にドラッグ&ドロップする(又はコピー&ペースト)。これにより、図示するようにコンテンツ一覧522にコンテンツ505が登録される。
ドラッグ&ドロップによるコンテンツの登録はOS(Operating System)及び端末装置10で動作するスクリプトが行う。端末装置10の操作内容送信部17はコンテンツを会議サーバ30に送信するので、会議サーバ30はコンテンツの1ページ目(例えば表紙)をサムネイルに変換して端末装置10に送信する。これにより、コンテンツ一覧522にはコンテンツ505のサムネイルが表示される。なお、サムネイルへの変換は端末装置10が行ってもよい。
<<メール送信のフェーズ>>
図10は、会議サーバ30が参加者に会議の電子メールを送信するフェーズの処理を説明するシーケンス図の一例である。図10の処理は図7の処理に続いて行われる。
S201:主催者は端末装置10を操作して電子メールを送信する操作を行う。この電子メールは会議の開催を参加者に案内するためのものである。端末装置10の操作受付部13はこの操作を受け付ける。電子メールの送信のため、参加者全員への送信、及び、個別の参加者への送信を主催者が選択できるソフトボタン等が会議画面501に用意されており、主催者はここでは参加者全員へ送信するソフトボタンを押下する。
S202:端末装置10の操作内容送信部17はメール送信要求を会議サーバ30に送信する。
S203:会議サーバ30の操作内容受信部34はメール送信要求を受信し、Webページ生成部36に送出する。テキスト処理部41は電子メールの送信準備を行う。具体的には、電子メールを送信する旨のメッセージを生成し、会議情報DB492から読み出した会議に関する情報に基づきメールの概要を生成する。また、参加者をユーザ情報DB493で検索して登録されていることを確認する。確認できない参加者については電子メールを送信できない旨のメッセージを生成する。
S204:会議サーバ30のWebページ送信部33は会議サーバ30のメッセージ及びメール概要を端末装置10に送信する。
S205:端末装置10のWebページ取得部16は会議サーバ30のメッセージ及びメール概要を取得し、表示制御部12が会議画面501に表示する。この時の会議画面501を図11に示す。
S206:主催者は会議サーバ30のメッセージ及びメール概要を確認して、送信を許可する操作を端末装置10に入力する。例えば、会議サーバ30のメッセージをダブルクリック(又はダブルタップ)する。端末装置10の操作受付部13はこの操作を受け付ける。
S207:端末装置10の操作内容送信部17は送信許可を会議サーバ30に送信する。
S208:会議サーバ30の操作内容受信部34は送信許可を受信してメール送信部38に送出する。メール送信部38は、会議情報DB492から会議に関する情報を読み出して電子メールを生成し、参加者の電子メールアドレスをユーザ情報DB493から読み出して、各参加者に電子メールを送信する。このようにして、主催者が登録した会議に関する情報が各参加者に送信される。主催者は会議画面501から会議に関する情報を送信できるため便利である。別途メールソフトを起動させて会議に関する情報を電子メールで送信する必要がない。
図11は、電子メールの送信時の会議画面501を説明する図である。図11では新たに会議サーバ30のメッセージM3が表示されている。メッセージM3は「参加者に会議概要を連絡します」である。
また、図11の会議画面501には、電子メールの概要531が表示されている。電子メールの概要531は、会議サーバ30から受信したことを契機に端末装置10が表示してもよいし、主催者のマウスオーバーなどの操作により端末装置10がポップアップ表示してもよい。例えば件名は「会議『ユーザーヒアリングの実施計画について』のお知らせ」である。件名には目的欄511のテキストデータが使用される。また、本文は「Suzukiさんより、会議アレンジが行われました。詳細はこちらhttps://k001/index.html 中身を確認し、ご対応をお願いします。」である。本文には、主催者のユーザ名及び会議のURLが使用される。
なお、電子メールの概要の件名や本文は主催者が編集可能あることが好ましい。これにより、主催者は会議に関する注意事項等を追記することができる。
また、会議サーバ30は当該会議のために会議室7を予約してもよい。この場合、会議サーバ30は参加者の人数、及び、主催者が指定した会議の時刻に基づいて会議室7を予約する。
<<会議中 テキスト変換のフェーズ>>
図12は、端末装置10が音声データを会議サーバ30に送信し、テキストデータを随時表示していくフェーズの処理を説明するシーケンス図の一例である。図12の処理は会議の開始時刻になり各参加者が会議室7に集まった状態で開始されることが想定される。参加者が社外にいて端末装置10が社外ネットワークN2に接続されていてもよい。
S301、S302:各参加者は電子メールに記載のURLをクリック又はタップして、端末装置10を会議サーバ30に接続させる。参加者はログイン操作を行う。端末装置10A〜10Eの操作受付部13はログイン操作を受け付け、ログイン要求部18がログイン要求を会議サーバ30に送信する。これにより、会議のパスワード、ユーザ名、及び参加者のパスワードが会議サーバ30に送信される。電子メールに記載のURLにアクセスすることによって同じ会議のURLへアクセスした端末装置10は会議サーバ30を介して互いに通信セッションが確立される。また、同じ会議(通信セッション)に参加する端末装置10同士は、確立された通信セッションを介して、音声データ、テキストデータ、及びメッセージなどを送信又は受信することでこれらのデータを共有できる。
S303、S304:会議サーバ30の認証処理部39はログイン要求を受信して、アクセスされたURLで会議を特定し会議のパスワードが会議情報DB492のパスワードと一致するか否かを判断する。また、ユーザ名とパスワードがユーザ情報DB493のユーザ名とパスワードと一致するか否かを判断する。本実施形態ではログインできた(認証が成立した)ものとして説明する。次に、Webページ生成部36のテキスト処理部41は会議情報DB492からURLに基づいて会議に関する情報を特定し、会議ID、目的、議題、アクション アイテム、参加者を読み出してテキスト表示部502に相当するWebページを生成する。また、コンテンツ処理部42は会議IDに基づいてコンテンツDB491からコンテンツを読み出し、サムネイルを作成しコンテンツ表示部503のコンテンツ一覧522に配置してコンテンツ表示部503に相当するWebページを生成する。Webページ送信部33は会議画面501のWebページを端末装置10に送信する。
S304−1,S304−2:端末装置10A〜EのWebページ取得部16はWebページを取得し、Webページ解析部11に送出する。Webページ解析部11はWebページを解析しHTMLデータ、スクリプト、CSS等を表示制御部12に送出する。表示制御部12はHTMLデータ等に基づいて会議画面501を表示する。
S305:参加者が発言すると、端末装置10の音声取得部14が音声データを取得する。
S306:端末装置10の音声データ送信部15は音声データとユーザ名を会議サーバ30に送信する。ユーザ名は発言者を特定するために使用される。発言者を特定できればよいので、ユーザ名でなく端末装置10の識別情報でもよい。
S307:会議サーバ30の音声データ受信部32は音声データを受信してテキスト変換要求部31に送出する。テキスト変換要求部31は音声データとユーザ名を音声認識サーバ50に送信する。ユーザ名はテキストデータを識別するために送信されるにすぎず、重複しない連番などを音声データと共に送信してもよい。会議サーバ30では連番とユーザ名の対応を控えておく。また、音声データに限られず、参加者がテキスト入力欄516に入力したテキストデータも同様に送信される。
S308:音声認識サーバ50のテキスト変換受付部52は音声データを受け付け、テキスト変換部51が音声データをテキストデータに変換する。そして、テキスト応答部53がテキストデータとユーザ名を会議サーバ30に送信する。送信時のデータフォーマットはどのようなものでもよいがHTMLの他、XML,SOAPなどで送信してよい。
S309:会議サーバ30のテキスト受信部35はテキストデータとユーザ名を受信してWebページ生成部36に送出する。テキスト処理部41は新たに取得したテキストデータにユーザ名を加えてWebページ送信部33に送出する。すなわち、発言の分のテキストデータを追加で送信させる。送信されるテキストデータは各端末装置10に共通に作成してもよいが、参加者本人の発言と他の参加者の発言のテキストデータの色を変更して送信してもよい。あるいは、ユーザ名とテキストデータを送信し、端末装置10側で色分けして表示してもよい。本実施形態では一例としてテキストデータとユーザ名とが送信される形態を説明する。ただし、ユーザ名が送信される場合でも色分けを会議サーバ30側で行ってよい。
S310,S311:会議サーバ30のWebページ送信部33はテキストデータとユーザ名を、音声データを送信した端末装置10を含め端末装置10A〜Eに送信する。このように、音声データはいったん会議サーバ30に送信されてから各端末装置10A〜Eに送信される。ただし、音声データを取得した端末装置10Aがテキストデータに変換すると共に表示し、変換したテキストデータを会議サーバ30に送信し、会議サーバ30が端末装置10B〜Eに送信してもよい。
S312,S313:端末装置10A〜EのWebページ取得部16はテキストデータとユーザ名を取得し、Webページ解析部11に送出する。端末装置10が会議画面501を更新することなく、HTMLの内容を動的に変更する技術をAJAXという。XMLHttpRequestで非同期通信を行い外部から最新のデータを取得しながら、ダイナミックHTMLでHTMLの任意の要素の内容をリアルタイムに更新することができる。
Webページ解析部11はユーザ名から参加者のテキストデータであると判断し、テキストデータを表示制御部12に送出する。表示制御部12は追加で送信されたこのテキストデータが参加者のものであるため会議画面501の会議内容欄515の右端に寄せて追加して表示する。会議内容欄515はテキストデータが入りきらなくなるとスクロールする。なお、ユーザ名ではなくフラグや識別情報などからユーザであることを判断してもよい。
S314:次に、参加者がアクションアイテムに参加者を対応付ける操作を入力したものとする。端末装置10の操作受付部13はこの操作を受け付け、操作内容送信部17に送出する。
S315:操作内容送信部17はユーザ名と共に操作内容を会議サーバ30に送信する。この操作内容は、アクションアイテムの内容と対応付けられた参加者のユーザ名である。なお、ユーザ名は操作者を特定するために送信されるが、操作者を特定する必要がなければ送信しなくてよい。
S316:会議サーバ30の操作内容受信部34は操作内容を受信して、Webページ生成部36に送出する。テキスト処理部41はアクションアイテムと参加者の対応付けを会議情報DB492に登録する。
S317:会議サーバ30のテキスト処理部41は、アクションアイテムに参加者を対応付ける旨の表示制御命令と、会議内容欄515に表示される会議サーバ30のメッセージを生成する。このメッセージは、アクションアイテムと参加者の対応付けを各参加者に通知するためのメッセージである。また、メッセージには、会議サーバ30のメッセージ(発言)であることを端末装置10が判断できる情報が付加される。例えば、テキストデータと同様に発言者のユーザ名(この場合は会議サーバ30)が付加されている。
S318、S319:会議サーバ30のWebページ送信部33はアクションアイテムと参加者を対応付ける旨の表示制御命令及びメッセージとユーザ名(会議サーバ30)を端末装置10A〜Eに送信する。なお、端末装置10Aでは対応付けが済んでいるので端末装置10Aには送信しなくてもよい。操作内容とメッセージの差分だけを送信するのではなく、Webページの全体又は一部を送信してもよい。
S320,S321:端末装置10A〜EのWebページ取得部16はアクションアイテムと参加者を対応付ける旨の表示制御命令及びメッセージとユーザ名(会議サーバ30)を取得し、Webページ解析部11に送出する。Webページ解析部11は表示制御命令と会議サーバ30のメッセージを検出して表示制御部12に送出する。表示制御部12はアクションアイテムへのユーザ名の対応付けをアクションアイテム欄513に表示する。また、会議内容欄515に会議サーバ30のメッセージを追加して表示する。端末装置10の表示制御部12は会議サーバ30のメッセージである場合、会議サーバ30によるメッセージであることが分かる態様でメッセージを表示する。アクションアイテムと参加者の対応付けについては図13にて説明する。システム側の会議サーバ30が発言する場合、会議サーバ30が「ボット」と呼ばれる場合がある。
このように、参加者のテキストデータと会議サーバ30のメッセージが異なる態様で表示されるので、参加者はテキストデータと会議サーバ30のメッセージを容易に判別できる。
図13は、アクションアイテムと参加者の対応付けについて説明する会議画面501の一例を示す図である。参加者は例えばSuzukiさんをアクションアイテムの「お客様への対応可能日を確認」にドラッグ&ドロップする。操作受付部13はこの操作を受け付け表示制御部12に送出するので、表示制御部12はアクションアイテム欄513のアクションアイテムに字下げして参加者のユーザ名を表示する。操作者でない参加者の端末装置10には会議サーバ30からWebページが送信されるので、同様に、アクションアイテムに参加者のユーザ名が字下げされたアクションアイテムを表示することができる。
なお、操作者の端末装置10においても会議サーバ30から送信されたWebページに基づいて、アクションアイテムを更新してもよい。
また、会議内容欄515には、アクションアイテムと参加者の対応付けを各参加者に通知するためのメッセージM4として、「会議サーバ『お客様へ対応可能日を確認』の実施者がSuzukiさんになりました」が表示されている。これにより、操作者の端末装置10を含む全ての端末装置10で、アクションアイテムと参加者が新たに対応付けられたことを表示できる。
このメッセージM4は参加者が発言したテキストデータと異なり、会議内容欄515の左側に接するように表示される。端末装置10の表示制御部12は会議サーバ30の発言を会議サーバ30の発言であることが分かる態様で表示する。会議内容欄515の左側に接する他、色を変えてもよいし、輝度を下げてもよい。また、会議サーバ30の発言用の欄が独立に設けられてもよい。
<<会議中 コンテンツの切り替えのフェーズ>>
図14は、参加者がコンテンツを切り替えた際に会議画面501が更新されるフェーズの処理を説明するシーケンス図の一例である。図14の処理は図12の処理に続いて実行される。
S401:参加者がコンテンツを切り替える操作を入力したものとする。コンテンツの切り替えは同じコンテンツのページめくり、コンテンツそのものの切り替えのどちらでもよい。端末装置10の操作受付部13はこの操作を受け付け、操作内容送信部17に送出する。
S402:操作内容送信部17は操作内容を会議サーバ30に送信する。この操作内容は、コンテンツの識別情報とページ番号である。
S403:会議サーバ30の操作内容受信部34は操作内容を受信して、Webページ生成部36に送出する。コンテンツ処理部42はコンテンツの識別情報とページ番号で指定されるコンテンツのページを画像データに変換する。
S404,S405:会議サーバ30のWebページ送信部33はコンテンツである旨と共に画像データを端末装置10A〜Eに送信する。操作された端末装置10Aにも該当ページは表示されていないので、端末装置10Aにも画像データが送信される。また、会議サーバ30は端末装置10に配信済みのページ番号を保持しており、一度、送信したページの画像データはページ番号のみを通知することで通信負荷を低減する。
S406,S407:端末装置10A〜10EのWebページ取得部16は画像データを取得し、Webページ解析部11に送出する。Webページ解析部11はコンテンツである旨に基づいてコンテンツの画像データであると判断して、表示制御部12が画像データをコンテンツ表示欄521に表示する。
S408:次に、会議サーバ30のテキスト処理部41は、会議内容欄515に表示される会議サーバ30のメッセージを生成する。このメッセージは、コンテンツが切り替わったことを各参加者に通知するためのメッセージである。またメッセージには、会議サーバ30のメッセージ(発言)であることを端末装置10が判断できる情報が付加される。
S409、S410:会議サーバ30のWebページ送信部33はメッセージとユーザ名(会議サーバ)を端末装置10A〜Eに送信する。
S411,S412:端末装置10A〜10EのWebページ取得部16はメッセージとユーザ名(会議サーバ)を取得し、Webページ解析部11に送出する。Webページ解析部11はユーザ名に基づいて会議サーバ30のメッセージであると判断し、メッセージとユーザ名(会議サーバ)を表示制御部12に送出する。表示制御部12はコンテンツが切り替わった旨のメッセージを、会議サーバ30による発言であることが分かる態様で会議画面501の会議内容欄515に追加して表示する。コンテンツの切り替わり時の会議画面501については図15にて説明する。参加者がコンテンツを見ていなくても、会議サーバ30からのメッセージによりコンテンツが切り替わったこと(説明が進んでいること)に気づくことができる。
図15は、コンテンツの切り替わりについて説明する会議画面501の一例を示す図である。図15では、会議サーバ30のメッセージM5が会議内容欄515の左端に接して表示されている。コンテンツの切り替わりを通知するためのメッセージM5は、例えば「コンテンツが切り替わりました」である。これにより、操作者の端末装置10を含む全ての端末装置10で、コンテンツが切り替わったことを通知できる。
また、このメッセージM5にはコンテンツの画像データ(サムネイル)532が表示されている。このように、メッセージと共に画像データ532も表示されることで、参加者がコンテンツの切り替えに気づきやすくなる。画像データ532はコンテンツ表示欄521に表示された画像データと同じなので、テキスト処理部41がコンテンツ処理部42から画像データを取得してメッセージM5と共に表示するWebページを作成すればよい。
<<議事録生成時のフェーズ>>
会議が終了すると会議サーバ30は議事録を生成する。上記のように本実施形態では第一の議事録9と第二の議事録8が生成される。
図16は、会議サーバ30が議事録を生成する際の動作を説明するシーケンス図の一例である。
S501:任意の参加者が会議の終了の操作を行う。例えば、会議画面501の終了ボタンを押下する方法がある。あるいは、端末装置10と会議サーバ30とが通信しなくなったことを会議サーバ30が検出してもよい。端末装置10の操作受付部13は会議終了操作を受け付ける。
S502:端末装置10の操作内容送信部17は会議終了を会議サーバ30に送信する。
S503:会議サーバ30の操作内容受信部34は会議終了を受信し、Webページ生成部36に送出する。会議サーバ30のテキスト処理部41は、会議終了時のメッセージを生成する。メッセージには、会議サーバ30のメッセージ(発言)であることを端末装置10が判断できる情報が付加される。メッセージの一例を図17に示す。
S504、S505:会議サーバ30のWebページ送信部33はメッセージとユーザ名(会議サーバ30)を端末装置10A〜Eに送信する。
S506,S507:端末装置10A〜10EのWebページ取得部16はメッセージとユーザ名(会議サーバ30)を取得し、Webページ解析部11に送出する。Webページ解析部11はユーザ名に基づいて会議サーバ30のメッセージであると判断し、メッセージとユーザ名(会議サーバ)を表示制御部12に送出する。表示制御部12は会議終了時のメッセージを、会議サーバ30による発言であることが分かる態様で会議画面501の会議内容欄515に追加して表示する。
S508:次に、会議サーバ30の議事録生成部37は第一の議事録と第二の議事録を生成する。詳細は図17にて説明する。
S509、S510:会議サーバ30のメール送信部38は第一の議事録9を内容とする電子メールを端末装置10A〜10Eに送信する。電子メールであるため、端末装置10A〜10Eに直接、送信するわけではないが、このタイミング以降であれば端末装置10A〜10Eは電子メールを取得できる。各参加者は電子メールの第一の議事録9を読むことでフォロー事項等を確認できる。第一の議事録9には要点が記載されているので、全文を読む必要がない。
S511:また、会議サーバ30の議事録送信部43は第二の議事録8を検索システム60に送信する。このように、会議の終了時に自動的に議事録が生成されるため、参加者の1人が議事録を生成する必要がない。
図17は、議事録の生成を説明するための会議画面501の一例である。まず、図17の会議画面501には、「お疲れ様でした。会議の議事サマリーは別途メールでご連絡します。会議の議事詳細はアーカイブします」というメッセージM6が表示されている。参加者はメッセージM6を読んで、議事録を生成する必要がないことを把握できる。
また、図17では第一の議事録9が表示されている。この第一の議事録9は電子メールで送信される。第一の議事録9は件名541と本文542の項目があり、件名541には会議の目的が記述され、本文542には会議の目的、議題1(符号は543)、議題2(符号は544)、アクションアイテム1(符号は545),アクションアイテム2(符号は546)、及びURL(符号は547)が記述されている。議題1、2には議題と結論が対応付けられており、アクションアイテム1,2には内容と参加者が対応付けられている。いずれも会議情報DB492の項目から抽出可能な情報である。
また、第二の議事録8には以下の4つの情報が含まれる。
(i) 議事サマリー(第一の議事録と同じ情報)
(ii) 会議内容欄の情報
(iii) コンテンツ
(iv) 共有画面
補足すると、共有画面とはコンテンツ表示欄521に表示された画像データである。この画像データにはコンテンツのうち表示されたページの画像データも含まれ、この他では任意のWebページの画面が共有画面になる。検索システム60はこれらの4つの情報を学習した結果を用いて問い合わせに対する回答を生成する。なお、共有画面は画像データなので、検索システム60はOCR(Optical Character Reader)により文字を抽出する。文字を抽出することで検索が容易になる。画像データのままパターン認識してもよい。また、OCRは会議サーバ30が行ってもよい。
なお、会議内容欄の情報から会議サーバ30のメッセージを除外してもよい。会議サーバ30のメッセージは知の共有に寄与しない場合があるためである。
なお、会議内容欄の情報から会議サーバ30のメッセージを除外してもよい。会議サーバ30のメッセージは知の共有にほとんど寄与しないためである。
図18は、議事録生成部37が第一の議事録9と第二の議事録8を生成する手順を示すフローチャート図の一例である。
議事録生成部37の第一生成部37aは、会議情報DB492から会議に関する情報を読み出して、件名に目的を設定し、本文に目的、議題、アクションアイテム、及びURLを設定することで第一の議事録9を生成する(S10)。
次に、議事録生成部37の第二生成部37bは第二の議事録8を生成するか否かを判断する(S20)。第二の議事録8に含まれる内容は検索システム60により提供されるおそれがあるため社内でも公開すべきでない情報は第二の議事録8を生成すべきでないためである。例えば、公開前の新規技術、人事、給与、リストラ案等の会議は第二の議事録8を生成すべきでない。第二の議事録8を生成するか否かは、例えば会議を終了させた参加者が会議サーバ30に指示する。あるいは、参加者の所属又は情報階級に基づいて議事録生成部37の第二生成部37bが判断する。例えば、参加者のうち人事部の比率が50%以上の場合は第二の議事録8を生成しない、情報階級が閾値以上の参加者の比率が50%以上の場合は第二の議事録8を生成しない、又は、参加者の情報階級の合計が閾値以上の場合は第二の議事録8を生成しない等のように判断する。
第二の議事録8を生成する場合(S20のYes)、議事録生成部37の第二生成部37bは、(i) 議事サマリー(第一の議事録9)、(ii) 会議内容、(iii) コンテンツ、(iv)共有画面を1つのファイルに格納することで第二の議事録8を生成する(S30)。
<検索システムの構成例>
図19は、検索システム60の概略構成図の一例である。検索システム60は、統合サーバ71に複数の子サーバ72が接続されており、子サーバ72はキャビネット73ごとに情報を管理している。一例として、キャビネット73は、会議キャビネット73a、共有キャビネット73b、及び個人キャビネット73c、に分かれている。会議キャビネット73aには本実施形態の第二の議事録8が格納される。共有キャビネット73bには任意のユーザが共有してよい情報が格納される。個人キャビネット73cにはユーザの個人的な情報が格納される。
図20は、検索システム60の問い合わせに対する回答を説明する図の一例である。まず、図20(a)に示すように、単語と資料が確率と共に対応付けられている。例えば、図20(a)の「a−1」では、商品Aという単語にカタログ、サービス解説書、及び故障箇所リストという資料がそれぞれ0.6、0.3、0.1の確率で対応付けられている。図20(a)の「a−2」では、方針説明会という単語に2016年度決算報告書、2015年度決算報告書、及び今後のビジョンという資料がそれぞれ0.6、0.3、0.1の確率で対応付けられている。確率は単語と資料の結び付きの強さを表し、検索の結果によって更新される。
また、図20(b)に示すように、所属と資料が確率と共に対応付けられている。例えば、図20(b)の「b−1」では、サービスにサービス解説書、及び、故障箇所リストという資料がそれぞれ0.6、0.4の確率で対応付けられている。図20(b)の「b−2」では、営業部にカタログ、及び、プライスリストという資料がそれぞれ0.5、0.5の確率で対応付けられている。
また、図20(c)に示すように、社員の情報階級と資料が確率と共に対応付けられている。役員及び一般社員は、予め保持されている役職と情報階級を対応付けるテーブルにより情報階級に変換される。図20(c)の「c−1」では、役員に2016年度決算報告書、及び、2015年度決算報告書という資料がそれぞれ0.7、0.3の確率で対応付けられている。図20(c)の「c−2」では、一般社員にカタログ、及び、プライスリストという資料がそれぞれ0.5、0.5の確率で対応付けられている。
検索システム60がこのような情報を保持している状態で、社員が問い合わせを行った場合を説明する。まず、サービスに所属する社員が「商品A」と検索したとすると、図20(a)のカタログ、サービス解説書、及び、故障箇所リストがヒット(検索語と同じ単語が見つかる)する。次に、検索システム60が図20(b)のサービスに対応付けられている資料を検索すると、サービス解説書と故障箇所リストがヒットする。サービスの社員がカタログ、サービス解説書、及び、故障箇所リストを必要とする確率は、図20(a)の確率と図20(b)の確率の積なので、カタログが0%、サービス解説書が0.18%、故障箇所リストが0.04%の確率になる。検索システム60は最も高い確率であるサービス解説書を回答する。
サービスの社員がこの資料をダウンロードしたり、役に立った旨のフィードバックを検索システム60に返したりすることで、検索システム60は商品Aに対するサービス解説書の確率を所定量大きくし、サービスに対するサービス解説書の確率を所定量大きくする。その他の資料の確率を全体で1になるように小さくする。
同様に、営業部に所属する社員が「商品A」と検索したとすると、図20(a)のカタログ、サービス解説書、及び、故障箇所リストがヒットする。次に、検索システム60が図20(b)の営業部に対応付けられている資料を検索すると、カタログとプライスリストがヒットする。この場合、カタログの確率が0.3%、サービス解説書の確率が0%、故障箇所リストの確率が0%の確率になるので、検索システム60は最も高い確率であるカタログを回答する。また、営業部の社員のフィードバックにより、商品Aに対しカタログの確率を所定量大きくし、営業部に対しカタログの確率を所定量大きくする。その他の資料の確率を全体で1になるように小さくする。
このように、検索システム60に対し問い合わせる社員の所属によって適切な回答を提供することができる。
同様に、役員が「方針説明会」と検索したとすると、図20(a)の2016年度決算報告書、2015年度決算報告書、及び、今後のビジョンがヒットする。次に、検索システム60が図20(c)の役員に対応付けられている資料を検索すると、2016年度決算報告書と2015年度決算報告書がヒットする。この場合、2016年度決算報告書の確率が0.42%、2015年度決算報告書の確率が0.09%、今後のビジョンの確率が0%になるので、検索システム60は2016年度決算報告書を回答する。
また、役員のフィードバックにより、方針説明会に対し2016年度決算報告書の確率を所定量大きくし、役員に対し2016年度決算報告書の確率を所定量大きくする。その他の資料の確率を全体で1になるように小さくする。
一般社員が「方針説明会」と検索したとすると、図20(a)の2016年度決算報告書、2015年度決算報告書、及び、今後のビジョンがヒットする。次に、検索システム60が図20(c)の一般社員に対応付けられている資料を検索すると、2016年度決算報告書と今後のビジョンがヒットする。この場合、2016年度決算報告書の確率が0.06%、2015年度決算報告書の確率が0%、今後のビジョンの確率が0.09%の確率になるので、検索システム60は今後のビジョンを回答する。また、一般社員のフィードバックにより、方針説明会に対し今後のビジョンの確率を所定量大きくし、一般社員に対し今後のビジョンの確率を所定量大きくする。その他の資料の確率を全体で1になるように小さくする。
このように、検索システム60に対し問い合わせる社員の階級によって適切な回答を提供することができる。
図20では説明の便宜上、情報が簡略されているが、実際には1つの単語に数十の資料が対応付けられる場合、及び、所属や階級にも膨大な資料が対応付けられる場合がある。また、単語と資料の関係は単語の数だけ存在する。検索システム60は確率を計算することでそれらの中から適切な資料を回答できる。
また、図20の説明では所属と階級を別々に説明したが、所属と階級を同時に考慮してもよい。この場合、単語に対応付けられた各資料について、所属の確率と階級の確率を乗じて最も確率が高い資料を提供する。
なお、確率は合計が1になる厳密な確率でなくてもよく、各資料が重み付けされていればよい。この場合、重み付けの最高値が1になるように正規化されてもよい。
会議の第二の議事録8が検索される場合について補足する。図20(d)に示すように、例えば社員の所属に対し予め各種の会議の議事録とその確率が対応付けられている。各種の会議とは開発、企画会議、営業会議、販売説明会などの種類である。図20(d)の「d−1」「d−2」では開発部と営業部にそれぞれ開発、企画会議、営業会議、販売説明会とこれらの確率が対応付けられている。
また、第二の議事録8はそもそも発言内容に基づく単語を含んでいるので図20(a)のような単語と資料の対応付けを内包している。このため、第二の議事録8が検索に使用される場合は第二の議事録8に確率が対応付けられていればよい。
例えば「プリンタの静音技術」という検索文で社員が検索システム60に問い合わせた場合、「プリンタ、静音技術」という単語を含む第二の議事録8がヒットする。なお、2語以上の単語は空白で区切られて入力され、AND検索又はOR検索が指定される。2語以上の単語が文章で入力された場合、端末装置10が形態素解析を行い自立語に分解する。この場合はAND検索になる。
簡単のためヒットした複数の第二の議事録8の確率が一定であるとすると、社員の所属が開発部の場合に最も確率が高いのは開発会議なので、この社員が開発部の所属であれば開発部の会議の第二の議事録8が回答される。所属が営業部の場合に最も確率が高いのは営業会議なので、この社員が営業部の所属であれば営業部の会議の第二の議事録8が回答される。
第二の議事録8に対応付けられる確率について説明する。まず、ヒットした複数の第二の議事録8それぞれの確率と、所属に対応付けられている会議の種類の確率との積が最も大きい第二の議事録8が回答される。第二の議事録8の確率は、例えば第二の議事録8が参照される頻度から算出される。第二の議事録の数の合計を母数にしてそれぞれの第二の議事録が参照された回数を割る。ただし、確率がゼロにならないように参照された回数の初期値は1とする。
重み付けが対応付けられている場合は、例えば、重要な会議の議事録ほど参照する価値があるという考えに基づけば、参加者の情報階級の平均に応じた重み付けを付与することができる。また、会議の継続時間が長いほど重要な情報が含まれるという考えに基づけば、会議の継続時間に応じた重み付けを付与することができる。また、議事録の容量が大きいほど多くの情報が含まれるという考えに基づけば、第二の議事録の容量に応じた重み付けを付与することができる。また、出荷数が増加している商品に関する議事録は参照価値が高いという考えに基づけば、商品の売上高の前期比をその商品名を含む第二の議事録の重み付けにすることができる。これらの考え方を組み合わせて重み付けしてよい。
社員のフィードバックにより所属に対応付けられた確率又は重み付けが変更されるので、検索のたびに確率又は重み付けが調整され、より適切な第二の議事録8が回答されるようになる。
また、所属に対し各種の会議の議事録とその確率が対応付けられている他に、ユーザ個人に各種の会議の議事録とその確率が対応付けられていてもよい。こうすることで、このユーザの興味に応じて議事録の確率を決定できるため、より適切な議事録を提供できる。
このように、会議システム100は、会議に参加していない社員が検索して知を共有するために、議事録に記載される議題以外に関する話題及び決定事項の背景や理由など詳細な内容が含まれる第二の議事録8を生成する。多くの社員が第二の議事録8を検索できるため知を共有して無駄な会議を低減しやすくなる。また、第二の議事録8が検索システム60に登録されるので、社員の属性に応じて適切な議事録を提供できる。
<動作手順>
図21は、検索システム60が問い合わせに対し回答する手順を説明するフローチャート図の一例である。図21は例えば検索システム60に単語が送信されることでスタートする。
まず、検索システム60は検索用の単語を受け付ける(S11)。複数の単語が含まれていても支障はない。社員はAND検索又はOR検索を選択できるようになっている。また、文章で検索してもよい。この場合、文章が単語に分解されAND検索される。
次に、検索システム60は社員の所属と情報階級を取得する(S12)。社員の所属と情報階級は、社員が入力してもよいし会議サーバ30から取得してもよい。
検索システム60はキャビネットを検索する(S13)。検索対象のキャビネットは共用、本人の個人用、又は、会議用である。社員が検索するキャビネットを指定してもよい。ここでは少なくとも会議用のキャビネットが検索されたものとして説明する。
検索システム60は第二の議事録8が1つだけヒットしたのか否かを判断する(S14)。1つもヒットしない場合は処理が終了する。
ステップS14の判断がYesの場合、処理はステップS16に進み、ヒットした第二の議事録8を社員に提供する(S16)。
ステップS14の判断がNoの場合、処理はステップS15に進み、検索システム60は所属と情報階級に基づいて図20で説明した確率計算を行う(S15)。
そして、検索システム60は最も確率が高い第二の議事録8を社員に回答する(S16)。なお、確率が上位N個の第二の議事録8を社員に回答してもよいし、確率が閾値以上の第二の議事録8を全て社員に回答してもよい。
<画面例>
図22は、検索用画面601の一例を示す。検索用画面601は端末装置10が検索システム60と通信しログインすると表示される。検索用画面601は、検索ワード欄602、及び、レコメンド検索チェックボックス603を有する。検索ワード欄602は検索用の単語を社員が入力するための欄である。レコメンド検索チェックボックス603にチェックマークが設定されると、所属や情報階級などユーザの属性を加味して資料を抽出する。レコメンド検索チェックボックス603にチェックマークが設定されないと、検索システム60は単純に全文検索を行う。
検索用画面601のようなディスプレイとテキスト入力によるユーザインタフェースを用いるのでなく、音声の入力により検索可能でもよい。この場合、会議システム100はマイクから入力された音声データに音声認識を施してテキストデータに変換する。
<まとめ>
以上説明したように、本実施形態の会議システム100は、議事録を利用することが想定されるユーザに対応した複数の種類の議事録であって、ユーザが利用しやすい形式の複数の議事録を生成するので、様々なユーザが議事録を有効に活用できる。例えば会議の参加者は第一の議事録9により会議で決まったフォロー事項とフォロー者等を確認でき、参加者以外の者は第二の議事録8を検索システム60に問い合わせることで必要な情報のみを過不足なく取得できる。
<その他の適用例>
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、図23は会議システム100の構成例を示す図である。図23(a)に示すように、会議サーバ30と音声認識サーバ50は一体でもよい。こうすることで音声認識のタイムラグを低減し、端末装置10がテキストデータを表示するまでの時間を短縮できる。また、図23(a)の構成において、検索システム60が会議サーバ30と一体でもよい。
また、図23(b)に示すように、会議室7の1台の端末装置10が会議サーバ30のサーバ機能を有していてもよい。更に端末装置10は音声認識サーバ50の機能を有していてよいし、音声認識サーバ50は独立していたり、社外ネットワークN2に存在したりしてもよい。端末装置10が会議サーバ30の機能を備えるため会議サーバ30が別途不要であり、参加者が集まることで会議を開始できる。
また、議事録は、参加者と参加者以外の者の2区分で生成される他、3つ以上の種類の議事録を生成してよい。例えば、参加者以外の議事録を、同じ部署の議事録と他の部署の議事録に区分する。同じ部署の議事録は本実施形態の第二の議事録と同じであるが、他の部署の議事録は会議内容欄515を機械的に要約した内容にする。あるいは、他の部署の議事録としてコンテンツを含まない議事録を生成してもよい。
また、本実施形態では第一の議事録9が本文に記載された電子メールを送信したが、第一の議事録9をメールに添付してもよい。また、第一の議事録9はメール以外の方法(例えば、個人フォルダに配信する)で配信されてもよい。
また、端末装置10は参加者の1人に一台である必要はなく、複数人に一台でもよい。
また、マイク211は端末装置10に内蔵又は外付けされる他、複数の参加者に共通に用意されてもよい。この場合、顔認識などにより参加者の位置を特定して音声が集音される方向により各参加者の音声を特定する。
また、音声データを会議サーバ30が音声認識サーバ50に送信するのでなく、端末装置10が音声認識サーバ50に音声データを送信し、取得したテキストデータを会議サーバ30に送信してもよい。
また、図5,図6などの構成例は、端末装置10、会議サーバ30、音声認識サーバ50、及び検索システム60の処理の理解を容易にするために、主な機能に応じて分割したものである。処理単位の分割の仕方や名称によって本願発明が制限されることはない。また、端末装置10、会議サーバ30、音声認識サーバ50、及び検索システム60の処理は、処理内容に応じて更に多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位が更に多くの処理を含むように分割することもできる。
また、会議サーバ30、音声認識サーバ50、及び検索システム60の機能がそれぞれ複数のサーバ装置に分散されていてもよいし、複数の音声認識サーバ50、及び検索システム60が存在してもよい。
なお、テキスト受信部35はテキストデータ取得手段の一例であり、Webページ送信部33はデータ送信手段の一例であり、Webページ取得部16はデータ受信手段の一例であり、表示制御部12は表示制御手段の一例であり、議事録生成部37のうち第一生成部37aは第一の議事録生成手段の一例であり、第二生成部37bは第二の議事録生成手段の一例であり、議事録送信部43と第二の提供手段の一例であり、メール送信部38は第一の提供手段の一例であり、抽出部12aは抽出手段の一例であり、音声データ受信部32は音声データ取得手段の一例であり、テキスト変換要求部31とテキスト変換部51は変換手段の一例であり、操作受付部13は受付手段の一例であり、操作内容送信部17は操作内容送信手段の一例であり、会議システム100は情報生成システムの一例であり、音声認識サーバ50は音声認識装置の一例である。
8 第二の議事録
9 第一の議事録
10 端末装置
30 会議サーバ
50 音声認識サーバ
60 検索システム
100 会議システム
特開2006−268800号公報

Claims (17)

  1. 複数の端末装置の間で確立された通信セッションを介して送信又は受信されたデータに関する情報を生成する情報生成システムであって、
    前記通信セッションに参加する前記複数の端末装置のいずれかにおいて取得された音声データに対して音声認識することによってテキストデータを取得するテキストデータ取得手段と、
    前記通信セッションを開始してから終了するまでの間に前記テキストデータ取得手段によって取得された複数のテキストデータを記憶する記憶手段と、
    前記テキストデータ取得手段が取得した前記テキストデータを、ネットワークを介して同じ通信セッションに参加している前記複数の端末装置のいずれかに送信するデータ送信手段と、を有し、
    前記複数の端末装置のいずれかが、
    前記テキストデータを、前記テキストデータを生成した装置からネットワークを介して受信するデータ受信手段と、
    前記データ受信手段が受信した前記テキストデータを表示画面に表示させる表示制御手段と、
    前記表示画面において利用者から受け付けた入力に従って、前記表示されたテキストデータのうち一部のテキストデータを抽出する抽出手段と、を有し、
    前記情報生成システムは更に、
    前記抽出手段によって抽出された一部のテキストデータに基づいて第一の議事録データを生成する第一の議事録生成手段と、
    前記生成した第一の議事録データに関する情報を前記通信セッションに参加していた端末装置のユーザに対して提供する第一の提供手段と、
    前記通信セッションを開始してから終了するまでの間に前記記憶手段に記憶された複数のテキストデータを1つにまとめることによって生成した第二の議事録データを検索対象とするために検索システムへ提供する第二の提供手段と、
    を有する情報生成システム。
  2. 前記通信セッションに参加していた端末装置のユーザの指示に基づいて前記第二の議事録データを生成するか否かを判断し、生成すると判断された場合には生成し、生成しないと判断された場合には生成しない第二の議事録生成手段を有する請求項1に記載の情報生成システム。
  3. 前記第一の議事録生成手段は、前記抽出手段が抽出し、前記表示制御手段が表示させた前記テキストデータを要約した前記第一の議事録データを生成し、
    前記第二の議事録生成手段は、前記表示制御手段が表示させた前記テキストデータの活用を可能にする第二の議事録データと、を生成し、
    前記第一の提供手段は、前記第一の議事録データを前記通信セッションに参加していた端末装置のユーザに送信し、
    前記第二の提供手段は前記第二の議事録データを検索システムに登録する請求項2に記載の情報生成システム。
  4. 前記端末装置のユーザの音声データを取得する音声データ取得手段と、
    前記音声データを前記テキストデータに変換するか又は音声認識装置に前記音声データを送信する変換手段と、を有し、
    前記表示制御手段は前記データ受信手段が受信した前記テキストデータを表示画面に時系列に表示する請求項3に記載の情報生成システム。
  5. 前記情報生成システムを管理するサーバ機能を有し、
    前記データ受信手段は、前記サーバ機能が生成した前記情報生成システムに関するメッセージを前記サーバ機能から取得し、
    前記表示制御手段は前記データ受信手段が前記サーバ機能から取得した前記メッセージを、前記テキストデータとは異なる態様で前記表示画面に表示する請求項4に記載の情報生成システム。
  6. 前記複数の端末装置は、前記表示制御手段が前記テキストデータとは別に表示するコンテンツを、ネットワークを介して他の端末装置と共有しており、
    前記表示制御手段が表示させる前記コンテンツの切り替えを受け付けた場合、前記コンテンツに対する操作内容を前記サーバ機能に送出する操作内容送信手段、を有し、
    前記データ受信手段は、前記サーバ機能が生成した前記コンテンツが切り替えられた旨のメッセージを前記サーバ機能から取得し、
    前記表示制御手段は、前記テキストデータと共に前記コンテンツが切り替えられた旨を表示画面に表示する請求項5に記載の情報生成システム。
  7. 前記表示制御手段は、前記コンテンツが切り替えられた旨と共に、切り替えられた後の前記コンテンツの画像データを表示する請求項6に記載の情報生成システム。
  8. 前記第二の議事録生成手段は、前記テキストデータ、前記コンテンツ、及び、前記表示制御手段が表示する前記コンテンツの画像データを前記第二の議事録データに含める請求項6又は7に記載の情報生成システム。
  9. 前記検索システムに対する検索を受け付ける際、検索するユーザの属性を取得し、
    前記検索システムは、前記ユーザの属性に応じて異なる前記第二の議事録データの検索結果を提供する請求項3〜8のいずれか1項に記載の情報生成システム。
  10. 前記検索システムは、前記ユーザの属性に対応付けて会議の種類と会議の種類ごとの確率が対応付けられた情報を保持しており、
    前記検索システムは検索された単語にヒットした前記第二の議事録データのうち、検索した前記ユーザの属性に対し最も高い確率が対応づけられた前記会議の種類の前記第二の議事録データを提供する請求項9に記載の情報生成システム。
  11. 前記第二の議事録生成手段は、前記複数の端末装置の前記ユーザの属性に基づいて前記第二の議事録データを生成するか否かを判断し、前記第二の議事録データを生成しないと判断した場合、前記第二の議事録生成手段は前記第二の議事録データを生成しない請求項3〜10のいずれか1項に記載の情報生成システム。
  12. 複数の端末装置の間で確立された通信セッションを介して送信又は受信されたデータに関する情報を生成する情報生成システムが行う情報生成方法であって、
    テキストデータ取得手段が、前記通信セッションに参加する前記複数の端末装置のいずれかにおいて取得された音声データに対して音声認識することによってテキストデータを取得するステップと、
    前記通信セッションを開始してから終了するまでの間に前記テキストデータ取得手段が取得した複数のテキストデータを記憶手段に記憶させるステップと、
    データ送信手段が、前記テキストデータ取得手段が取得した前記テキストデータを、ネットワークを介して同じ通信セッションに参加している前記複数の端末装置のいずれかに送信するステップと、
    前記複数の端末装置のいずれかによって行われるステップであって、
    データ受信手段が、前記テキストデータを、前記テキストデータを生成した装置からネットワークを介して受信するステップと、
    表示制御手段が、前記データ受信手段が受信した前記テキストデータを表示画面に表示させるステップと、
    抽出手段が、前記表示画面において利用者から受け付けた入力に従って、前記表示されたテキストデータのうち一部のテキストデータを抽出するステップと、を有し、
    前記情報生成システムによって行われる以下のステップであって、
    第一の議事録生成手段が、前記抽出手段によって抽出された一部のテキストデータに基づいて第一の議事録データを生成するステップと、
    第一の提供手段が、前記生成した第一の議事録データに関する情報を前記通信セッションに参加していた端末装置のユーザに対して提供するステップと、
    第二の提供手段が、前記通信セッションを開始してから終了するまでの間に前記記憶手段に記憶された複数のテキストデータを1つにまとめることによって生成した第二の議事録データを検索対象とするために検索システムへ提供するステップと、
    を有する情報生成方法。
  13. 情報処理装置が生成するテキストデータを、前記テキストデータを生成した情報処理装置からネットワークを介して受信するデータ受信手段と、
    前記データ受信手段が受信した前記テキストデータを表示画面に表示させる表示制御手段と、
    前記表示画面において利用者から受け付けた入力に従って、前記表示されたテキストデータのうち一部のテキストデータを抽出する抽出手段と、を有する複数の端末装置の間で確立された通信セッションを介して送信又は受信されたデータに関する情報を生成する情報処理装置であって、
    前記通信セッションに参加する前記複数の端末装置のいずれかにおいて取得された音声データに対して音声認識することによってテキストデータを取得するテキストデータ取得手段と、
    前記通信セッションを開始してから終了するまでの間に前記テキストデータ取得手段によって取得された複数のテキストデータを記憶する記憶手段と、
    前記テキストデータ取得手段が取得した前記テキストデータを、ネットワークを介して同じ通信セッションに参加している前記複数の端末装置のいずれかに送信するデータ送信手段と、
    前記抽出手段によって抽出された一部のテキストデータに基づいて第一の議事録データを生成する第一の議事録生成手段と、
    前記生成した第一の議事録データに関する情報を前記通信セッションに参加していた端末装置のユーザに対して提供する第一の提供手段と、
    前記通信セッションを開始してから終了するまでの間に前記記憶手段に記憶された複数のテキストデータを1つにまとめることによって生成した第二の議事録データを検索対象とするために検索システムへ提供する第二の提供手段と、
    を有する情報処理装置。
  14. 情報処理装置が生成するテキストデータを、前記テキストデータを生成した情報処理装置からネットワークを介して受信するデータ受信手段と、
    前記データ受信手段が受信した前記テキストデータを表示画面に表示させる表示制御手段と、
    前記表示画面において利用者から受け付けた入力に従って、前記表示されたテキストデータのうち一部のテキストデータを抽出する抽出手段と、を有する複数の端末装置の間で確立された通信セッションを介して送信又は受信されたデータに関する情報を生成する情報処理装置を、
    前記通信セッションに参加する前記複数の端末装置のいずれかにおいて取得された音声データに対して音声認識することによってテキストデータを取得するテキストデータ取得手段と、
    前記通信セッションを開始してから終了するまでの間に前記テキストデータ取得手段によって取得された複数のテキストデータを記憶する記憶手段と、
    前記テキストデータ取得手段が取得した前記テキストデータを、ネットワークを介して同じ通信セッションに参加している前記複数の端末装置のいずれかに送信するデータ送信手段と、
    前記抽出手段によって抽出された一部のテキストデータに基づいて第一の議事録データを生成する第一の議事録生成手段と、
    前記生成した第一の議事録データに関する情報を前記通信セッションに参加していた端末装置のユーザに対して提供する第一の提供手段と、
    前記通信セッションを開始してから終了するまでの間に前記記憶手段に記憶された複数のテキストデータを1つにまとめることによって生成した第二の議事録データを検索対象とするために検索システムへ提供する第二の提供手段、
    として機能させるためのプログラム。
  15. 情報処理装置が生成するテキストデータを、前記テキストデータを生成した情報処理装置からネットワークを介して受信するデータ受信手段と、
    前記データ受信手段が受信した前記テキストデータを表示画面に表示させる表示制御手段と、
    前記表示画面において利用者から受け付けた入力に従って、前記表示されたテキストデータのうち一部のテキストデータを抽出する抽出手段と、を有する複数の端末装置の間で確立された通信セッションを介して送信又は受信されたデータに関する情報を生成する情報処理装置が行う情報生成方法であって、
    テキストデータ取得手段が、前記通信セッションに参加する前記複数の端末装置のいずれかにおいて取得された音声データに対して音声認識することによってテキストデータを取得するステップと、
    前記通信セッションを開始してから終了するまでの間に前記テキストデータ取得手段が取得した複数のテキストデータを記憶手段に記憶させるステップと、
    前記テキストデータ取得手段が取得した前記テキストデータを、データ送信手段が、ネットワークを介して同じ通信セッションに参加している前記複数の端末装置のいずれかに送信するステップと、
    第一の議事録生成手段が、前記抽出手段によって抽出された一部のテキストデータに基づいて第一の議事録データを生成するステップと、
    第一の提供手段が、前記生成した第一の議事録データに関する情報を前記通信セッションに参加していた端末装置のユーザに対して提供するステップと、
    第二の提供手段が、前記通信セッションを開始してから終了するまでの間に前記記憶手段に記憶された複数のテキストデータを1つにまとめることによって生成した第二の議事録データを検索対象とするために検索システムへ提供するステップと、
    を有する情報生成方法。
  16. 複数の端末装置の間で確立された通信セッションに参加する前記複数の端末装置のいずれかにおいて取得された音声データに対して音声認識することによってテキストデータを取得するテキストデータ取得手段と、
    前記通信セッションを開始してから終了するまでの間に前記テキストデータ取得手段によって取得された複数のテキストデータを記憶する記憶手段と、
    前記テキストデータ取得手段が取得した前記テキストデータを、ネットワークを介して同じ通信セッションに参加している前記複数の端末装置のいずれかに送信するデータ送信手段と、
    前記端末装置によって抽出された一部のテキストデータに基づいて第一の議事録データを生成する第一の議事録生成手段と、
    前記生成した第一の議事録データに関する情報を前記通信セッションに参加していた端末装置のユーザに対して提供する第一の提供手段と、
    前記通信セッションを開始してから終了するまでの間に前記記憶手段に記憶された複数のテキストデータを1つにまとめることによって生成した第二の議事録データを検索対象とするために検索システムへ提供する第二の提供手段と、を有する情報処理装置と通信する端末装置であって、
    前記テキストデータを、前記テキストデータを生成した装置からネットワークを介して受信するデータ受信手段と、
    前記データ受信手段が受信した前記テキストデータを表示画面に表示させる表示制御手段と、
    前記表示画面において利用者から受け付けた入力に従って、前記表示されたテキストデータのうち一部のテキストデータを抽出する抽出手段と、を有する端末装置。
  17. 複数の端末装置の間で確立された通信セッションに参加する前記複数の端末装置のいずれかにおいて取得された音声データに対して音声認識することによってテキストデータを取得するテキストデータ取得手段と、
    前記通信セッションを開始してから終了するまでの間に前記テキストデータ取得手段によって取得された複数のテキストデータを記憶する記憶手段と、
    前記テキストデータ取得手段が取得した前記テキストデータを、ネットワークを介して同じ通信セッションに参加している前記複数の端末装置のいずれかに送信するデータ送信手段と、
    前記端末装置によって抽出された一部のテキストデータに基づいて第一の議事録データを生成する第一の議事録生成手段と、
    前記生成した第一の議事録データに関する情報を前記通信セッションに参加していた端末装置のユーザに対して提供する第一の提供手段と、
    前記通信セッションを開始してから終了するまでの間に前記記憶手段に記憶された複数のテキストデータを1つにまとめることによって生成した第二の議事録データを検索対象とするために検索システムへ提供する第二の提供手段と、を有する情報処理装置と通信する端末装置を、
    前記テキストデータを、前記テキストデータを生成した装置からネットワークを介して受信するデータ受信手段と、
    前記データ受信手段が受信した前記テキストデータを表示画面に表示させる表示制御手段と、
    前記表示画面において利用者から受け付けた入力に従って、前記表示されたテキストデータのうち一部のテキストデータを抽出する抽出手段、
    として機能させるためのプログラム。
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