JP2019120963A - 車両の制御装置および制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】交差点の周囲の状況をより的確に把握して車両を交差点に進入させることのできる技術を提供する。【解決手段】車両100に搭載される制御装置10は、車両の走路を特定する走路特定部12と、車両の周囲に存在する障害物を認識する障害物認識部13と、現在走行中の道路である走行道路から走路に従って信号のない交差点に一旦停止後に進入する場合に、交差点における車両の進行方向と、交差点において走行道路に交差する交差道路上に認識された静止した障害物の位置とに基づいて、交差点内の停止位置まで車両を徐行させて進入させる第1の制御と、前記第1の制御と比べて車両を徐行させずに進行方向に進行させる第2の制御の何れを実行するかを判断する判断部14と、判断部における判断結果に従って車両を運転制御する車両制御部15と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、車両の制御装置および制御方法に関する。
車両の自動運転に関し、例えば、特許文献1に記載された運転支援技術では、一時停止が必要な信号のない交差点において、他車両のドライバが自車両の存在を認知する度合いを推定し、その度合いに応じて、自車両の交差点への進入量を決定している。
特開2007−200052号公報
しかし、特許文献1に記載された技術では、交差点付近に存在する静止した障害物について考慮されていない。そのため、交差点の周囲の状況をより的確に把握して車両を交差点に進入させることのできる技術が求められている。
本開示は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
本開示の一形態によれば、車両(100)に搭載される制御装置(10)が提供される。この制御装置は、前記車両の走路を特定する走路特定部(12)と、前記車両の周囲に存在する障害物を認識する障害物認識部(13)と、現在走行中の道路である走行道路から前記走路に従って信号のない交差点に一旦停止後に進入する場合に、前記交差点における前記車両の進行方向と、前記交差点において前記走行道路に交差する交差道路上に認識された静止した障害物の位置とに基づいて、前記交差点内の停止位置まで前記車両を徐行させて進入させる第1の制御と、前記第1の制御と比べて前記車両を徐行させずに前記進行方向に進行させる第2の制御の何れを実行するかを判断する判断部(14)と、前記判断部における判断結果に従って前記車両を運転制御する車両制御部(15)と、を備える。
この形態の制御装置によれば、交差点付近における静止した障害物の位置と車両の進行方向とに応じて、徐行して交差点に進入するか徐行せずに交差点に進入するかを判断するので、交差点の周囲の状況をより的確に把握して車両を交差点に進入させることができる。
本開示は、制御装置以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、車両に搭載される制御装置が実行する方法、その方法を実行するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記憶した一時的でない有形の記録媒体等の形態で実現できる。
車両の構成を示すブロック図。 交差点の状況を示す図。 センサ監視可能位置まで移動させる場合の自動運転の概要を示す図。 センサ監視可能位置まで移動させない場合の自動運転の概要を示す図。 センサ監視可能位置まで自車両を移動させるための条件を示す図。 自車両が一時停止線に停止した状態を示す図。 交差点付近に障害物が存在しない場合の直進の様子を示す図。 交差点付近に障害物が存在しない場合の左折の様子を示す図。 交差点付近に障害物が存在しない場合の右折の様子を示す図。 交差点の左側領域に障害物が存在する状態を示す図。 交差点の左側領域に障害物が存在する場合の直進の様子を示す図。 交差点の左側領域に障害物が存在する場合の左折の様子を示す図。 交差点の左側領域に障害物が存在する場合の右折の様子を示す図。 交差点の右側領域に障害物が存在する状態を示す図。 交差点の右側領域に障害物が存在する場合の直進の様子を示す図。 交差点の右側領域に障害物が存在する場合の左折の様子を示す図。 交差点の右側領域に障害物が存在する場合の右折の様子を示す図。 一時停止交差点通行処理のフローチャート。 一時停止交差点通行処理のフローチャート。 交差点右折時の様子を示す図。 交差点左折時の様子を示す図。
A.第1実施形態:
図1に示す制御装置10は、車両100に搭載され、車両100の運転を制御する。本実施形態では、制御装置10が搭載された車両100を「自車両100」と呼ぶこともある。本実施形態において、制御装置10は、CPUやメモリを搭載したECU(Electronic Control Unit)により構成されている。
自車両100は、自動運転機能を有する車両である。ドライバ(運転者)は、インストルメントパネル等に用意された所定のスイッチにより自動運転と手動運転とを切り替えることができる。本明細書において、「自動運転」とは、ドライバが運転操作を行うことなく、エンジン制御とブレーキ制御と操舵制御のすべてを自動で実行する運転を意味する。「手動運転」とは、エンジン制御のための操作(アクセルペダルの踏込)と、ブレーキ制御のための操作(ブレーキベダルの踏込)と、操舵制御のための操作(ステアリングホイールの回転)を、ドライバが実行する運転を意味する。
制御装置10は、車速センサ21、加速度センサ22、GNSS(Global Navigation Satellite System)センサ23、撮像カメラ24、ミリ波レーダ25、LiDAR(Light Detection And Ranging又はLaser Imaging Detection And Ranging)26とそれぞれ電気的に接続され、これらの各センサを用いて得られたデータに基づき動作制御装置200に制御を指示する。
車速センサ21は、自車両100の速度を検出する。加速度センサ22は、自車両100の加速度を検出する。GNSSセンサ23は、例えば、GPS(Global Positioning System)センサにより構成され、GPSを構成する人工衛星から受信する電波に基づき、自車両100の現在位置を検出する。撮像カメラ24は、自車両100の外部を撮像する。撮像カメラ24としては、単眼カメラが用いられてもよい。また、2以上のカメラによって構成されるステレオカメラやマルチカメラが用いられてもよい。ミリ波レーダ25は、ミリ波帯の電波を用いて、自車両100の周囲における物体の存否、物体との自車両100との距離、物体の位置、物体の大きさ、物体の形状および物体の自車両100に対する相対速度を検出する。LiDAR26は、レーザを用いて自車両100の周囲における物体の存否等を検出する。ヨーレートセンサ27は、自車両100のヨーレート(回転角速度)を検出する。操舵角センサ28は、自車両100のステアリングホイール舵角を検出する。
動作制御装置200は、自車両100の動作を制御する装置である。本実施形態では、動作制御装置200は、エンジンECU201と、ブレーキECU202と、操舵ECU203とを備える。エンジンECU201は、エンジン211の動作を制御する。具体的には、図示しない各種アクチュエータを制御することにより、スロットルバルブの開閉動作や、イグナイタの点火動作や、吸気弁の開閉動作等を制御する。ブレーキECU202は、ブレーキ機構212を制御する。ブレーキ機構212は、センサ、モータ、バルブおよびポンプ等のブレーキ制御に関わる装置群(アクチュエータ)からなる。ブレーキECU202は、ブレーキを掛けるタイミングおよびブレーキ量(制動量)を決定し、決定されたタイミングで決定されたブレーキ量が得られるように、ブレーキ機構212を構成する各装置を制御する。操舵ECU203は、操舵機構213を制御する。操舵機構213は、パワーステアリングモータ等操舵に関わる装置群(アクチュエータ)からなる。操舵ECU203は、ヨーレートセンサ27および操舵角センサ28から得られる測定値に基づき操舵量(操舵角)を決定し、決定された操舵量となるように操舵機構213を構成する各装置を制御する。なお、本実施形態では、自車両100は、エンジン211によって駆動されるものとしたが、電動モータによって駆動されてもよい。
制御装置10は、走路特定部12と、障害物認識部13と、判断部14と、車両制御部15とを備える。これらの機能部は、いずれも、制御装置10のメモリに予め記憶されている制御プログラムを制御装置10のCPUが実行することにより実現される。なお、これらの機能部は、ICなどのハードウェアによって実現してもよい。制御装置10は、また、記憶部16を備えている。記憶部16は、例えば、フラッシュメモリによって構成され、地図データを記憶している。地図データには、自車両100の経路を特定するための道路ネットワークデータや、各交差点の構造を表すデータ、各道路の属性を表すデータが含まれている。交差点の構造を表すデータには、例えば、信号の有無を表すデータや、一時停止線の有無および一時停止線の位置を表すデータが含まれている。
走路特定部12は、自車両100の走路を特定する。走路とは、ドライバによって指定された目的地までの経路上、実際に走行するラインを意味する。走路特定部12は、GNSSセンサ23によって検出された現在位置と、ミリ波レーダ25およびLiDAR26で検出された物標と、撮像カメラ24で得られた撮像画像とに基づき、自車両100の周囲の環境を認識しつつ、走行する走路を次々に(例えば、数100ミリ秒ごとに)特定する。制御装置10は、走路特定部12から、車両100の走路を特定したことを示す情報を受信する。
障害物認識部13は、自車両100の周囲に存在する障害物を認識する。より具体的には、障害物認識部13は、撮像カメラ24、ミリ波レーダ25、およびLiDAR26を用いて得られたデータに基づき、自車両100の周囲に存在する障害物や、他車両、移動物体(人間を含む)を認識する。撮像カメラ24、ミリ波レーダ25、ミリ波レーダ25のことを、以下ではまとめて、「センサ群」と呼ぶ。また、他車両や移動物体のことを、以下ではまとめて、単に「他車両」と呼ぶ。なお、以下において、「障害物」とは、特に説明がない限り、静止した障害物のことをいう。静止した障害物とは、例えば、駐停車した車両や工事用フェンス等である。制御装置10は、障害物認識部13から、車両100の周囲に存在する障害物を認識したことを示す情報を受信する。
判断部14は、交差点における自車両100の挙動を判断する。具体的には、判断部14は、現在走行中の道路である走行道路から、走路特定部12によって特定された走路に従って信号のない交差点に一旦停止後に進入する場合を検出し、交差点における自車両100の進行方向と、その交差点において走行道路に交差する交差道路上に認識された静止した障害物の位置とに基づいて、交差点内に停止位置を設定する。そして、その停止位置まで自車両100を徐行させて進入させる第1の制御と、第1の制御と比べて自車両100を徐行させずに進行方向に進行させる第2の制御の何れを実行するかを判断する。本実施形態では、判断部14は、交差点内の停止位置として、後述するセンサ監視可能位置L3を設定する。また、本実施形態では、判断部14は、この停止位置を、交差点付近の障害物の位置に応じて変更する。
車両制御部15は、動作制御装置200を用いて自車両100を運転制御する。本実施形態では、車両制御部15は、判断部14における判断結果に従って運転制御を行う。例えば、車両制御部15は、判断部14によって第1の制御を実行すると判断された場合には、車両制御部15は、交差点内の停止位置まで自車両100を徐行させて進入させる。また、車両制御部15は、判断部14によって第2の制御を実行すると判断された場合には、自車両100を徐行させずに進行方向に進行させる。
図2〜5を用いて、本実施形態における自動運転の概要について説明する。以下では、自車両100の通行区分が左側通行であるものとして説明を行う。本明細書において、通行区分とは、左側通行および右側通行のうち、車両100が運転される地域において、法規上、定められた区分をいう。図2に示すように、制御装置10は、自車両100が、一時停止線L1があり信号のない交差点IS(以下、単に「交差点IS」という)を進行する場合、まず、一時停止線L1で自車両100を停止させ、その後、2段階停止位置L2で再度、停止させる。2段階停止位置L2は、現在走行中の道路である走行道路R1と、交差点ISにおいて走行道路R1に交差する道路である交差道路R2との境界の位置である。また、制御装置10は、交差点ISを進行する場合には、交差点ISにおける自車両100の進行方向と、交差点ISを通る道路およびその車線の幅に応じて、監視対象領域MAを設定する。監視対象領域MAとは、交差点ISを通過するために、センサ群を用いて、他車両の存在を監視するための領域である。図2には、交差点ISを左折または直進する場合の監視対象領域MAの範囲を例示している。
制御装置10は、交差点ISを進行する場合に、障害物認識部13を用いて、交差点IS付近において静止した障害物を、交差道路R2の、自車両100から見て交差道路R2の幅方向中央よりも自車両100に近い側の領域である右側領域RAまたは左側領域LAにおいて検出する。また、制御装置10は、センサ群によって得られたデータに基づき、センサ群によって監視可能な実際の領域を、センサ監視可能領域として推定する。例えば、静止した障害物によって死角となる領域はセンサ監視可能領域の範囲外となる。
制御装置10は、右側領域RAまたは左側領域LAに静止した障害物を検出した場合に、2段階停止位置L2から、更に交差点IS内の停止位置であるセンサ監視可能位置L3まで徐行して進入するか否かを、予め定めた条件(図5参照)に従って判断する。センサ監視可能位置L3とは、監視対象領域MAにおいて、センサ監視可能領域が最大になる位置である。なお、本実施形態では、センサ監視可能位置L3は、2段階停止位置L2から、交差車線進入限界位置L4までの間で、センサ監視可能領域が最大になる位置に設定される。交差車線進入限界位置L4は、交差点内に進入した際に、交差道路R2を進行する他車両の進行を妨げない限界の位置である。なお、2段階停止位置L2、センサ監視可能位置L3、交差車線進入限界位置L4は、制御装置10によって設定される停止位置であり、法規上の停止位置ではない。
図3に示すように、制御装置10は、自車両100が走行道路R1を走行している際に、交差点ISに接近すると、車両制御部15を用いて自車両100の車速を徐々に低下させ、一時停止線L1で自車両100を一旦、停止させる。その後、制御装置10は、車両制御部15を用いて、自車両100を徐行させ、2段階停止位置L2において、再度、自車両100を停止させる。センサ監視可能位置L3まで自車両100を移動させる場合には、制御装置10は、2段階停止位置L2に到達後、監視対象領域MAにおける他車両の動きを監視しながら、センサ監視可能位置L3まで自車両100を徐行速度で移動させ、センサ監視可能位置L3において、再度、自車両100を停止させる。センサ監視可能位置L3まで自車両100を進行させると、制御装置10は、監視対象領域MAにおける他車両の動きを監視しながら、走路特定部12によって特定された走路に従って自車両100を交差点内に進入させる。
図4に示すように、制御装置10は、センサ監視可能位置L3まで自車両100を移動させない場合には、2段階停止位置L2に到達後、徐行を行うことなく、走路特定部12によって特定された走路に従って自車両100を交差点内に進入させる。
図5には、障害物の位置と、自車両100の交差点における進行方向とに基づき、自車両100を、センサ監視可能位置L3まで移動させるか否かを判断するための条件が示されている。本実施形態では、制御装置10は、交差点ISにおける進行方向が、自車両100の通行区分と同じ側に曲がる方向であり、静止した障害物が、交差道路R2上において、自車両100から見て進行方向とは逆側かつ交差道路R2の中央よりも自車両100に近い側に認識された場合に、自車両100を徐行させずに進行方向に進行させる第2の制御を実行すると判断する。つまり、制御装置10は、図5に示すように、交差点ISにおける進行方向が左折であり、障害物が、交差道路R2の右側領域RAに認識された場合に、2段階停止位置L2から、徐行せずに、左折を実行すると判断する。
また、制御装置10は、交差点ISにおける進行方向が、直進、右折、左折のいずれかであり、静止した障害物が、交差道路R2上の、自車両100の通行区分と同じ側かつ交差道路R2の中央よりも自車両100に近い側に認識された場合、自車両100を交差点IS内の停止位置まで徐行させて進入させる第1の制御を実行すると判断する。つまり、制御装置10は、交差点ISにおける進行方向にかかわらず、交差道路R2の左側領域LAに静止した障害物が認識された場合には、2段階停止位置L2からセンサ監視可能位置L3まで前方に徐行すると判断する。
また、制御装置10は、交差点ISにおける進行方向が、直進、または、自車両100の通行区分とは逆側に曲がる方向であり、静止した障害物が、自車両100から見て、交差道路R2上の、自車両100の通行区分とは逆側かつ交差道路R2の中央よりも自車両100に近い側に認識された場合に、自車両100を交差点IS内の停止位置まで徐行させて進入させる第1の制御を実行すると判断する。つまり、制御装置10は、交差点ISにおける進行方向が直進または右折の場合に、交差道路R2の右側領域RAに障害物が認識された場合には、2段階停止位置L2からセンサ監視可能位置L3まで前方に徐行すると判断する。
図6から図9を用いて、交差点IS付近に障害物が存在しない場合の自動運転について説明する。図6に示すように、交差点ISに自車両100が接近すると、制御装置10は、まず、自車両100を一時停止線L1に停止させる。図7に示すように、交差点ISにおける進行方向が直進方向の場合、制御装置10は、右側から交差点ISに向かう他車両、および、左側から交差点ISに向かう他車両を検出できるように、監視対象領域MAを設定する。具体的には、制御装置10は、監視対象領域MAを、交差道路R2の中心よりも手前側の車線において、交差点ISから右側に延びる範囲に設定し、さらに、交差道路R2の中心よりも奥側の車線において、交差点ISから左側に延びる範囲に設定する。そして、制御装置10は、自車両100を2段階停止位置L2まで移動させて停止させる。制御装置10は、監視対象領域MAに他車両が認識されない場合に、2段階停止位置L2から自車両100を発進させ、交差点IS内を直進させる。
図8に示すように、交差点ISにおける進行方向が左折の場合、制御装置10は、右側から交差点ISに向かう他車両を検出できるように、監視対象領域MAを設定する。具体的には、制御装置10は、監視対象領域MAを、交差道路R2の中心よりも手前側の車線において、交差点ISから右側に延びる範囲に設定する。そして、制御装置10は、自車両100を2段階停止位置L2に停止させた後に、監視対象領域MAに他車両が認識されない場合、2段階停止位置L2から徐行を行うことなく、そのまま自車両100を発進させて左折を実行する。
図9に示すように、交差点ISにおける進行方向が右折の場合、制御装置10は、右側、左側、および前方から交差点ISに向かう他車両を検出できるように、監視対象領域MAを設定する。具体的には、制御装置10は、監視対象領域MAを、交差道路R2の中心よりも手前側の車線において、交差点ISから右側に延びる範囲に設定し、交差道路R2の中心よりも奥側の車線において、交差点ISから左側に延びる範囲に設定し、更に、走行道路R1の対向車線側において、交差点ISを直進方向に越える範囲に設定する。そして、制御装置10は、自車両100を2段階停止位置L2に停止させた後に、監視対象領域MAに他車両が認識されない場合に、2段階停止位置L2から徐行を行うことなく、そのまま自車両100を右折させる。
図10から図13を用いて、交差点ISの左側領域LAに静止した障害物OBが存在する場合の自動運転について説明する。図10に示すように、交差点ISに自車両100が接近すると、制御装置10は、まず、自車両100を一時停止線L1に停止させる。図11に示すように、交差点ISにおける進行方向が直進方向の場合、制御装置10は、右側から交差点ISに向かう他車両、および、左側から交差点ISに向かう他車両を検出できるように、監視対象領域MAを、図7に示した範囲と同様の範囲に設定する。そして、制御装置10は、自車両100を2段階停止位置L2まで移動させて停止させた後、更に、自車両100を交差車線進入限界位置L4(図示せず)までの範囲でセンサ監視可能位置L3まで移動させて停止させる。制御装置10は、センサ監視可能位置L3において、監視対象領域MAを監視し、監視対象領域MAに他車両が認識されない場合に、センサ監視可能位置L3から自車両100を発進させて交差点ISを直進させる。
図12に示すように、交差点ISにおける進行方向が左折の場合、制御装置10は、右側から交差点ISに向かう他車両、および、左側から交差点ISに向かう他車両を検出できるように、監視対象領域MAを、図7に示した範囲と同様の範囲に設定する。そして、制御装置10は、自車両100を2段階停止位置L2まで移動させて停止させた後、更に、自車両100を交差車線進入限界位置L4(図示せず)までの範囲でセンサ監視可能位置L3まで移動させて停止させる。制御装置10は、センサ監視可能位置L3において、監視対象領域MAを監視し、監視対象領域MAに他車両が認識されない場合に、センサ監視可能位置L3から自車両100を発進させて、障害物OBを避けるように交差点ISを左折させる。
図13に示すように、交差点ISにおける進行方向が右折の場合、制御装置10は、右側、左側、および前方から交差点ISに向かう他車両を検出できるように、監視対象領域MAを、図9に示した範囲と同様の範囲に設定する。そして、制御装置10は、自車両100を2段階停止位置L2に停止させた後、更に、自車両100を交差車線進入限界位置L4(図示せず)までの範囲でセンサ監視可能位置L3まで移動させて停止させる。制御装置10は、センサ監視可能位置L3において、監視対象領域MAを監視し、監視対象領域MAに他車両が認識されない場合に、センサ監視可能位置L3から自車両100を発進させて交差点ISを右折させる。
図14から図17を用いて、交差点ISの右側領域RAに静止した障害物OBが存在する場合の自動運転について説明する。図14に示すように、交差点ISの右側領域RAに静止した障害物OBが存在する場合、障害物OBの後方には、自車両100から認識できない死角領域BAが存在する。交差点ISに自車両100が接近すると、制御装置10は、まず、自車両100を一時停止線L1に停止させる。図15に示すように、交差点ISにおける進行方向が直進方向の場合、制御装置10は、右側から交差点ISに向かう他車両、および、左側から交差点ISに向かう他車両を検出できるように、監視対象領域MAを、図7に示した範囲と同様の範囲に設定する。そして、制御装置10は、自車両100を2段階停止位置L2まで移動させて停止させた後、更に、自車両100を交差車線進入限界位置L4(図示せず)までの範囲でセンサ監視可能位置L3まで移動させて停止させる。障害物OBが右側領域RAに存在する場合には、制御装置10の判断部14は、交差車線進入限界位置L4およびセンサ監視可能位置L3を、交差点ISの左側領域LAに障害物OBが存在する場合よりも、手前側(自車両100側)に設定する。こうすることにより、障害物OBを避けて右側から直進する他車両の走行を妨げてしまうことを抑制できる。制御装置10は、センサ監視可能位置L3において、監視対象領域MAを監視し、監視対象領域MAに他車両が認識されない場合に、センサ監視可能位置L3から自車両100を発進させて交差点を直進させる。
図16に示すように、交差点ISにおける進行方向が左折の場合、制御装置10は、右側から交差点ISに向かう他車両を検出できるように、監視対象領域MAを、図8に示した範囲と同様の範囲に設定する。そして、制御装置10は、自車両100を2段階停止位置L2まで移動させて停止させる。制御装置10は、2段階停止位置L2において、監視対象領域MAを監視し、監視対象領域MAに他車両が認識されない場合に、2段階停止位置L2から自車両100を発進させて交差点を左折させる。
図17に示すように、交差点ISにおける進行方向が右折の場合、制御装置10は、右側、左側、および前方から交差点ISに向かう他車両を検出できるように、監視対象領域MAを、図9に示した範囲と同様の範囲に設定する。そして、制御装置10は、自車両100を2段階停止位置L2に停止させた後、更に、自車両100を交差車線進入限界位置L4(図示せず)までの範囲でセンサ監視可能位置L3まで移動させて停止させる。障害物OBが右側領域RAに存在する場合には、図15に示したセンサ監視可能位置L3の位置と同様に、制御装置10は、交差車線進入限界位置L4およびセンサ監視可能位置L3を、交差点ISの左側領域LAに障害物OBが存在する場合よりも、手前側(自車両100側)に設定する。制御装置10は、センサ監視可能位置L3において、監視対象領域MAを監視し、監視対象領域MAに他車両が認識されない場合に、センサ監視可能位置L3から自車両100を発進させて交差点を右折させる。なお、障害物OBが右側領域に存在し、交差点ISにおいて右折を行う場合には、制御装置10は、交差道路R2の中心よりも奥側の監視対象領域MAの範囲を、障害物OBの右側まで延ばすことが好ましい。このような監視対象領域MAであれば、死角領域BAから交差点ISに向けて進入する他車両を精度良く認識することができる。
図18および図19を用いて、制御装置10によって繰り返し実行される一時停止交差点通行処理を説明する。図18および図19に示した一時停止交差点通行処理は、制御装置10によって実行される自動運転処理の一部であり、信号のない一時停止線L1がある交差点ISを走行するために実行される処理である。この一時停止交差点通行処理は、制御装置10によって繰り返し実行される。
まず、制御装置10は、記憶部16に記憶された地図データ、および、GNSSセンサ23によって検出された現在位置に基づき、自車両100の現在位置から次に通過する交差点までの距離を取得する(ステップS100)。制御装置10は、取得された距離が所定値(例えば、100m)以下であるか否かを判断し(ステップS102)、所定値以下でなければ(ステップS102:No)、当該一時停止交差点通行処理を終了する。一方、取得された距離が所定値以下であれば(ステップS102:Yes)、制御装置10は、地図データから交差点に関するデータを読み出し、そのデータに基づき、その交差点が、信号のない一時停止線L1のある交差点ISであるか否かを判断する(ステップS104)。信号のない一時停止線のある交差点ISでなければ(ステップS104:No)、当該一時停止交差点通行処理を終了する。
交差点が、信号のない一時停止線のある交差点ISであれば(ステップS104:Yes)、制御装置10は、その交差点ISにおける進行方向と交差点の構造とに応じて、図7〜9に示した監視対象領域MAを設定する(ステップS106)。監視対象領域MAを設定すると、制御装置10は、GNSSセンサ23によって検出された現在位置に基づき、自車両100が一時停止線L1に到達したか否かを判断する(ステップS108)。一時停止線L1に到達していなければ(ステップS108:No)、一時停止線L1に到達するまでステップS108の判断を繰り返す。
自車両100が一時停止線L1に到達した場合(ステップS108:Yes)、制御装置10は、自車両100を一時停止線L1に停止させる(ステップS110)。そして、地図データに記憶された交差点ISの構造を表すデータに従い、その交差点に進入する際の2段階停止位置L2を設定する(ステップS112)。
2段階停止位置L2を設定すると、制御装置10の障害物認識部13は、センサ群によって認識されたデータ(以下、「センサ認識データ」という)を取得し(ステップS114)、センサ認識データに基づき、監視対象領域MA内に他車両が存在するか否かを判断する(ステップS116)。監視対象領域MAに他車両が存在しない場合(ステップS116:No)、制御装置10は、自車両100を徐行速度で移動させ(ステップS118)、監視対象領域MA内に他車両が存在する場合(ステップS116:Yes)、制御装置10は、自車両100を停止させる(ステップS120)。そして、制御装置10は、自車両100の現在位置に基づき、ステップS112で設定した2段階停止位置L2に自車両100が到達したか否かを判断する(ステップS122)。2段階停止位置L2に到達していなければ(ステップS122:No)、処理を上記ステップS114に戻すことにより、自車両100を2段階停止位置L2に到達するまで移動させ、2段階停止位置L2に到達すれば(ステップS122:Yes)、自車両100を2段階停止位置L2で停止させる(ステップS124)。
2段階停止位置L2に自車両100を停止させた後、制御装置10の障害物認識部13は、センサ群からセンサ認識データを取得し(ステップS126)、センサ認識データから、静止した障害物OBの存在領域を推定する(ステップS128)。そして、更に、制御装置10は、センサ認識データに基づいて、現在位置におけるセンサ監視可能領域を推定する(ステップS130)。更に、制御装置10は、障害物OBの位置、および自車両100の進行方向に応じて監視対象領域MAを更新する(ステップS132)。図8,12,16に示したように、進行方向が左折の場合には、障害物OBが右側領域RAに認識された場合と認識されない場合とで、監視対象領域MAの設定範囲を変更するためである。監視対象領域MAを更新した後、制御装置10の判断部14は、交差点ISにおける自車両100の進行方向と、ステップS128で推定された障害物OBの存在領域とから、図5に示した条件に基づき、2段階停止位置L2から徐行せずに走路を進行するか否かを判断する(ステップS134)。つまり、このステップS134では、判断部14は、交差点IS内の停止位置(センサ監視可能位置L3)まで車両100を徐行させて進入させる第1の制御と、第1の制御と比べて車両100を徐行させずに進行方向に進行させる第2の制御の何れを実行するかを判断する。
判断部14が2段階停止位置L2から徐行せずに進行すると判断した場合(ステップS134:Yes)、つまり、判断部14が第2の制御を実行すると判断した場合、障害物認識部13は、監視対象領域MAに他車両が存在するか否かを判断する(ステップS136)。監視対象領域MAに他車両が存在しない場合(ステップS136:No)、制御装置10は、自車両100を徐行させずに交差点に進入させ(ステップS138)、走路特定部12によって特定された走路に従い、自車両100を運転する。これに対して、監視対象領域MAに他車両が存在する場合(ステップS136:Yes)、制御装置10は、自車両100を停止させ、処理をステップS126に戻す。処理をステップS126に戻すことにより、制御装置10は、停止中における障害物OBの存在領域の最新の推定結果に基づき、2段階停止位置L2から徐行せずに進行するか否かを適切に判断できる。
上記ステップS134において、判断部14が、2段階停止位置L2から徐行して交差点IS内に進入すると判断した場合(ステップS134:No)、つまり、判断部14が第1の制御を実行すると判断した場合、判断部14は、ステップS128において推定した障害物OBの存在領域に基づき、監視対象領域MA内において交差車線進入限界位置L4を決定する(ステップS142)。本実施形態では、上述したとおり、制御装置10は、障害物OBが右側領域RAに存在する場合には、障害物OBが左側領域LAに存在する場合よりも、交差車線進入限界位置L4を、手前側(自車両100側)に設定する。
交差車線進入限界位置L4を決定した後、制御装置10は、センサ認識データから、交差車線進入限界位置L4付近でのセンサ監視可能領域を推定する(ステップS144)。そして、交差車線進入限界位置L4までの間で、監視対象領域MA内におけるセンサ監視可能領域が最大となるセンサ監視可能位置L3を算出して決定する(ステップS146)。
センサ監視可能位置L3を決定すると、障害物認識部13は、監視対象領域MAに他車両が存在するか否かを判断する(ステップS148)。監視対象領域MAに他車両が存在しない場合(ステップS148:No)、制御装置10は、自車両100を徐行速度で移動させる(ステップS150)。監視対象領域MAに他車両が存在する場合(ステップS148:Yes)、制御装置10は、自車両100を停止させる(ステップS152)。その後、制御装置10は、自車両100がセンサ監視可能位置L3に到達したか否かを判断する(ステップS154)。センサ監視可能位置L3に自車両100が到達した場合、制御装置10は、自車両100をセンサ監視可能位置L3に停止させる(ステップS156)。そして、処理をステップS136に移行させることにより、他車両を監視しつつ、センサ監視可能位置L3から交差点に車両を進入させ、走路に従って自車両100を運転する。上記ステップS154において、自車両100がセンサ監視可能位置L3に到達していないと判断されれば、制御装置10は、処理をステップS126に戻す。処理をステップS126に戻すことにより、制御装置10は、停止中における障害物OBの存在領域の最新の推定結果に基づき、センサ監視可能位置L3まで自車両100を進行させるか否かを適切に判断できる。
以上で説明した本実施形態の制御装置10では、交差点IS付近における静止した障害物OBの位置と車両100の進行方向とに応じて、車両100を徐行させて交差点IS内の停止位置(センサ監視可能位置L3)まで進入させるか、徐行させずに交差点ISに進入させるかを判断する。そのため、交差点ISの周囲の状況をより的確に把握して自車両100を交差点ISに進入させることができる。特に、本実施形態では、車両100を交差点ISに徐行して進入させる場合、監視対象領域MAにおいてセンサ監視可能領域が最大になるように、センサ監視可能位置L3を設定してその位置に自車両100を停止させるため、交差点ISを通行する際に、監視対象領域MA内における他車両の存在を精度良く認識することができる。
また、本実施形態では、例えば、図11および図15に示したように、交差点IS付近の障害物OBの位置に応じて自車両100を交差点IS内に進入させる位置(交差車線進入限界位置L4およびセンサ監視可能位置L3)を変更するので、交差道路R2を進行する車両100の進行を妨げてしまうことを効果的に抑制できる。
また、本実施形態では、交差点ISにおける進行方向が左折であり、かつ、障害物OBが交差道路R2の右側領域RAに認識された場合、自車両100を徐行させずに左折を行わせる。そのため、障害物OBが交差道路R2の右側領域RAに認識された場合には、交差点ISを短時間で左折させることができる。
また、本実施形態では、交差点IS付近の障害物OBが、交差道路R2の左側領域LAに認識された場合、自車両100をセンサ監視可能位置L3まで徐行させて進入させるので、交差点ISの周囲の状況を十分に把握して自車両100を交差点ISに進入させることができる。
また、本実施形態では、交差点ISにおける進行方向が直進または右折であり、障害物OBが交差道路R2の右側領域RAに認識された場合も、自車両100をセンサ監視可能位置L3まで徐行させて進入させるので、交差点ISの周囲の状況を十分に把握して自車両100を交差点ISに進入させることができる。
B.他の実施形態:
(B1)上記実施形態において、制御装置10は、交差点右折時あるいは交差点左折時に、道路の幅や自車両100の車体サイズを考慮して停止位置(2段階停止位置L2またはセンサ監視可能位置L3)を決定してもよい。
図20に示すように、制御装置10は、例えば、右折待機時において、監視対象領域MAの外周と自車両100の走路RPの交点のうち、最も自車両100側の交点P1に自車両100の中央先端が位置するように自車両100を停止させても良い。こうすることにより、停止時において、監視対象領域MA内を走行する他車両の進行を妨げることを抑制できる。また、交点P1よりも更に停止位置を後方に下げ、自車両100の車体の四隅のすべてが、監視対象領域から所定距離以上離れる位置P2に停止位置を設定してもよい。こうすることにより、監視対象領域MA内を走行する他車両の進行を妨げることをより確実に抑制できる。
図21に示すように、制御装置10は、例えば、左折待機を行う際にも、監視対象領域MAの外周と自車両100の走路RPの交点P1に自車両100の中央先端が位置するように自車両100を停止させても良い。また、交点P1よりも更に停止位置を後方に下げ、自車両100の車体の四隅のすべてが、監視対象領域MAから所定距離以上離れる位置P2に停止位置を設定してもよい。
なお、例えば、監視対象領域に、自車両100が走行している車線の対向車線が含まれる場合、対向車線の車線幅によっては、自車両100と対向車線との間に十分な距離がとれない場合がある。そのため、監視対象領域に、自車両100が走行している車線の対向車線が含まれる場合には、制御装置10は、停止位置(センサ監視可能位置L3)とは別に、対向車線までの一定の距離を閾値として設定し、自車両100が停止時にその閾値内に入らないように、自車両100の停止位置および方向を設定してもよい。
(B2)上記実施形態において、制御装置10は、監視対象領域MA内においてセンサ監視可能領域が最大になるように、センサ監視可能位置L3を設定するだけではなく、センサ監視可能領域が最大になるように、センサ監視可能位置L3における自車両100の向きも設定してもよい。このようにすれば、監視対象領域MAにおける他車両の監視をより精度良く行うことができる。
(B3)上記実施形態では、制御装置10は、交差車線進入限界位置L4までの範囲でセンサ監視可能位置L3を設定している。これに対して、制御装置10は、センサ監視可能位置L3を決定せず、交差車線進入限界位置L4まで自車両100を徐行して進行させてもよい。
(B4)上記実施形態では、制御装置10は、一時停止線L1に一旦、自車両100を停止させた後に、2段階停止位置L2に再度、自車両100を停止させている。これに対して、制御装置10は、2段階停止位置L2に自車両100を停止させることなく、一時停止線L1に一旦、停止させた後、センサ監視可能位置L3まで進行させるか、交差点ISをそのまま左折させるかを判断してもよい。
(B5)上記実施形態では、十字路の交差点を通行する場合について説明したが、十字路に限らず、T字路の交差点を通行する場合についても、上記実施形態は同様に適用可能である。
(B6)上記実施形態では、通行区分が左側通行であるものとして種々の説明を行った。しかし、本開示は、通行区分が左側通行の場合に限らず、右側通行の場合にも適用可能である。
本開示は、上述した各種実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することが可能である。
10 制御装置、12 走路特定部、13 障害物認識部、14 判断部、15 車両制御部、16 記憶部、21 車速センサ、22 加速度センサ、23 GNSSセンサ、24 撮像カメラ、25 ミリ波レーダ、26 LiDAR、27 ヨーレートセンサ、28 操舵角センサ、100 車両(自車両)、200 動作制御装置、201 エンジンECU、202 ブレーキECU、203 操舵ECU、211 エンジン、212 ブレーキ機構、213 操舵機構

Claims (6)

  1. 車両(100)に搭載される制御装置(10)であって、
    前記車両の走路を特定する走路特定部(12)と、
    前記車両の周囲に存在する障害物を認識する障害物認識部(13)と、
    現在走行中の道路である走行道路から前記走路に従って信号のない交差点に一旦停止後に進入する場合に、前記交差点における前記車両の進行方向と、前記交差点において前記走行道路に交差する交差道路上に認識された静止した障害物の位置とに基づいて、前記交差点内の停止位置まで前記車両を徐行させて進入させる第1の制御と、前記第1の制御と比べて前記車両を徐行させずに前記進行方向に進行させる第2の制御の何れを実行するかを判断する判断部(14)と、
    前記判断部における判断結果に従って前記車両を運転制御する車両制御部(15)と、
    を備える制御装置。
  2. 請求項1に記載の制御装置であって、
    前記判断部は、前記静止した障害物の位置に応じて前記停止位置を変更する、制御装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の制御装置であって、
    前記判断部は、前記進行方向が、前記車両の通行区分と同じ側に曲がる方向であり、前記静止した障害物が、前記交差道路上において、前記車両から見て前記進行方向とは逆側かつ前記交差道路の中央よりも前記車両に近い側に認識された場合に、前記第2の制御を実行すると判断する、制御装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の制御装置であって、
    前記判断部は、前記進行方向が、直進、右折、左折のいずれかであり、前記静止した障害物が、前記交差道路上の、前記車両の通行区分と同じ側かつ前記交差道路の中央よりも前記車両に近い側に認識された場合に、前記第1の制御を実行すると判断する、制御装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の制御装置であって、
    前記判断部は、前記進行方向が、直進または前記車両の通行区分とは逆側に曲がる方向であり、前記静止した障害物が、前記車両から見て、前記交差道路上の、前記車両の通行区分とは逆側かつ前記交差道路の中央よりも前記車両に近い側に認識された場合に、前記第1の制御を実行すると判断する、制御装置。
  6. 車両に搭載される制御装置が実行する方法であって、
    前記車両の走路を特定した情報を受信し、
    前記車両の周囲に存在する障害物を認識した情報を受信し、
    現在走行中の道路である走行道路から前記走路に従って信号のない交差点に一旦停止後に進入する場合を検出し、
    前記交差点における前記車両の進行方向と、前記交差点において前記走行道路に交差する交差道路上に認識された静止した障害物の位置とに基づいて、前記交差点内に停止位置を設定し、
    前記停止位置まで前記車両を徐行させて進入させる第1の制御と、前記第1の制御と比べて前記車両を徐行させずに前記進行方向に進行させる第2の制御の何れを実行するかを判断し、
    前記判断の結果に従って前記車両を運転制御する、
    方法。
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