JP2019120255A - 油圧装置 - Google Patents

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義典 八巻
康明 小長谷
Yasuaki Konagaya
康明 小長谷
智宏 種田
Tomohiro Taneda
智宏 種田
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Abstract

【課題】油圧装置においてフィルタ部材を組み付けるときの作業性を向上させる。【解決手段】本発明の一実施形態は、第1油路ポートを有する第1本体部と、第1油路ポートと対向する第2油路ポートを有する第2本体部と、第1本体部と第2本体部の間に配置され、第1油路ポートと第2油路ポートを連通させる連通孔を有するセパレートプレートと、軸方向一端側が開口し、軸方向他端側が有底のフィルタ部材であって、軸方向一端側にはセパレートプレートに接触し、径方向外側に張り出した突起部と、軸方向他端側に底部と、当該底部から軸方向一端側に向かって延びる外周面とを有するフィルタ部材と、を備える油圧装置である。突起部は、セパレートプレートの第2油路ポート側の表面に接触する。【選択図】図1

Description

本発明は、油圧装置に関する。
例えば自動変速機等の車両の油圧装置には、作動油に含まれる異物を捕集するためにフィルタ部材が使用されている。例えば特許文献1には、上部ボディと、油路連通用の開口部を有する金属製のセパレートプレートと、下部ボディとが積層構造となっている油圧装置において、フランジ部がセパレートプレートに磁力で吸着接合していることで油路内に装着されたフィルタ部材が記載されている。
特開2013−78739号公報
上述した従来の油圧装置では、フィルタ部材のフランジ部がセパレートプレートに磁力による吸着接合で取り付けられているため、フィルタ部材を組み付けるときにフィルタ部材がセパレートプレートから脱落する可能性があり、作業性が悪いという課題がある。
そこで、本発明は、油圧装置においてフィルタ部材を組み付けるときの作業性を向上させることを目的とする。
本願の例示的な第1発明は、第1油路ポートを有する第1本体部と、前記第1油路ポートと対向する第2油路ポートを有する第2本体部と、前記第1本体部と前記第2本体部の間に配置され、前記第1油路ポートと前記第2油路ポートを連通させる連通孔を有するセパレートプレートと、軸方向一端側が開口し、軸方向他端側が有底のフィルタ部材であって、軸方向一端側には前記セパレートプレートに接触し、径方向外側に張り出した突起部と、軸方向他端側に底部と、当該底部から軸方向一端側に向かって延びる外周面とを有するフィルタ部材とを備え、前記突起部は、前記セパレートプレートの前記第2油路ポート側の表面に接触する、油圧装置である。
本発明によれば、油圧装置においてフィルタ部材を組み付けるときの作業性を向上させることができる。
第1の実施形態の油圧装置の断面図である。 環状部材の斜視図である。 第1の実施形態のフィルタ部材の斜視図である。 第1の実施形態のフィルタ部材の平面図である。 図4のA−A断面を、一部を拡大して示す図である。 第1の実施形態のフィルタ部材の組み付け手順を示す図である。 第1の実施形態のフィルタ部材の組み付け手順を示す図である。 第1の実施形態のフィルタ部材の組み付け手順を示す図である。 第2の実施形態のフィルタ部材の断面を、一部を拡大して示す図である。
以下、本発明の実施形態に係る油圧装置について図面を参照して説明する。
なお、本明細書において「表面」とは、当該表面を画定する周縁をも含む。本明細書において「軸方向」とは、後述するフィルタ部材の底面に直交してフィルタ部材の中心を通る仮想軸の一方の方向および他方の方向を総称したものである。例えば円柱のフィルタの場合には、当該フィルタの上面の中心と底面の中心を結ぶ仮想軸の一方の方向および他方の方向を総称して「軸方向」という。
(1)第1の実施形態
(1−1)第1の実施形態の油圧装置1の構成
以下、本実施形態の油圧装置1の構成について、図1〜4を参照して説明する。図1は、本実施形態の油圧装置1の断面図である。図2は、環状部材6の斜視図である。図3は、本実施形態のフィルタ部材5の斜視図である。図4は、本実施形態のフィルタ部材5の平面図である。
なお、以下の説明では、後述するフィルタ部材5が油圧装置1に組み付けられた状態で、フィルタ部材5の軸方向のうち上側本体部12B側の方向を上方向(各図のUPの矢印が指す方向)とし、フィルタ部材5の軸方向のうち下側本体部11B側の方向を下方向(各図のLOの矢印が指す方向)とする。
図1に示すように、本実施形態の油圧装置1は、下側本体部11Bと、上側本体部12Bと、下側本体部11Bおよび上側本体部12Bに間に配置されたセパレートプレート4とを有する。
各本体部は、例えばアルミニウム等の金属のダイキャストによる部材である。
セパレートプレート4は、下側本体部11Bと上側本体部12Bの間に全体的に配置されたプレート41(第1セパレートプレートの例)と、プレート41上に接触して局所的に配置された環状プレート42(第2セパレートプレートの例)とを含む。
プレート41は、例えば鉄などの平板であり、隣接する本体部の間のシーリング機能を提供する。プレート41は、油圧装置1における油路を構成するための孔41hを有する。下側本体部11Bは内部に油路111を有しており、油路111の下側油路ポート110がプレート41の孔41hに対向する。上側本体部12Bは内部に油路121を有しており、油路121の上側油路ポート120がプレート41の孔41hに対向する。
環状プレート42は、フィルタ部材5の密閉性を向上させるために設けられており、その材料は問わないが、例えばPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等の樹脂材料が好ましい。
図2に示すように、環状プレート42は、内周壁423によって画定される内孔42hを備える。環状プレート42は、内孔42hがプレート41の孔41hに対向するように、プレート41の上方に配置される。
プレート41の孔41hと環状プレート42の内孔42hは、上側油路ポート120と下側油路ポート110を連通させるセパレートプレート4の連通孔を構成する。本実施形態では、プレート41の孔41hの径と環状プレート42の内孔42hの径が同一である場合を例示するが、その限りではない。
図1に示すように、本実施形態の油圧装置1は、フィルタ部材5を備える。
フィルタ部材5は、油路121と油路111の間に配置され、油路121から油路111へ流れる作動油に含まれる異物を捕集するために設けられている。図1には、油圧装置1における作動油の例示的な流れFが示されている。図3に示すように、フィルタ部材5は、軸方向一端側が開口し、軸方向他端側が有底の円筒状の部材である。
より具体的には、フィルタ部材5は、軸方向一端側に、開口52hを有する環状部52と、環状部52から上方に延びており、径方向外側に張り出した凸部55(突起部の一例)とを有する。フィルタ部材5は、軸方向他端側に底部51と、底部51から軸方向一端側に向かって環状部52まで延びる柱状部53(本実施形態の例では、4本)と、側面に取り付けられた網目状部54とを有する。フィルタ部材5が油圧装置1に組み込まれたときには、フィルタ部材5の軸方向他端側は、軸方向一端側に対して下方向に位置する。
フィルタ部材5の網目状部54以外の部分は、例えば樹脂材料あるいは金属材料で構成される。網目状部54は、例えばナイロン網あるいはステンレス網で構成される。
開口52hは、プレート41の孔41hおよび環状プレート42の内孔42hに対して対向し、油路121内の作動油がフィルタ部材5の開口52hからフィルタ部材5内に導かれるように構成されている。したがって、本実施形態の油圧装置1では、フィルタ部材5内に導かれた作動油の異物は網目状部54によって捕集され、異物が除去された作動油が油路111を流れる。
図3および図4に示すように、フィルタ部材5の柱状部53の外周面は、径方向外側に突出する突出部53pを有する。突出部53pは、軸方向に沿って緩やかに湾曲しており、後述するように、上側油路ポート120側から下側油路ポート110側に向けて拡径するテーパ面53p1を有する。突出部53pは、環状部52の近傍に設けられている。
底部51の外径、および、4本の柱状部53のうち対向する一対の柱状部53の突出部53p以外の部分の最も外側の外面間の距離は、プレート41の孔41hの径よりも小さい。他方、対向する一対の柱状部53の突出部53p間の距離の最大値は、プレート41の孔41hの径よりも大きい。本実施形態では、突出部53pは、油圧装置1においてフィルタ部材5がセパレートプレート4の連通孔から離脱しないようにするために設けられている。
凸部55は、フィルタ部材5をセパレートプレート4に対してスナップフィットにより取り付けるために設けられている。凸部55の形態については後述する。
(1−2)フィルタ部材5とセパレートプレート4の位置関係
次に、図5を参照して、フィルタ部材5とセパレートプレート4の位置関係について説明する。図5は、図4のA−A断面を、一部を拡大して示す図である。なお、図5では、仮想的に、フィルタ部材5が組み付けられたときのセパレートプレート4を図示してある。
図5に示すように、本実施形態の例では、凸部55は、傾斜面551,552によって径方向外側に向かって先細りとなる形態をなしている。傾斜面551は、上側油路ポート120側から下側油路ポート110側に向けて外側に傾斜している。
凸部55は、環状プレート42の上側(上側本体部12Bの側)において、環状プレート42の内孔42hの周縁421,422の外側(つまり、セパレートプレート4の連通孔の外側)に突出しており、傾斜面552が内孔42hの周縁422に接触する。すなわち、凸部55は、セパレートプレート4の上側油路ポート120側の表面に接触している。
図3に示したように、凸部55は環状部52から上向きに突出しており、プレート41の孔41hの周縁411,412の内側および環状プレート42の内孔42hの周縁421,422の内側(つまり、セパレートプレート4の連通孔の内側)まで弾性変形可能である。そのため、フィルタ部材5を凸部55により、セパレートプレート4の連通孔にスナップフィットにより取り付けることができる。
他方、柱状部53の突出部53pは、プレート41の下側油路ポート110側の周縁411に接触している。すなわち、突出部53pは、プレート41の下側油路ポート110側の表面に接触する。
したがって、突出部53pと凸部55によりセパレートプレート4が挟まってフィルタ部材5が保持されている。すなわち、フィルタ部材5に対して下側油路ポート110側の方向(図1の下方向)に力が作用した場合に、フィルタ部材5がセパレートプレート4の環状プレート42に支持されて移動しない。フィルタ部材5に対して上側油路ポート120側の方向(図1の上方向)に力が作用した場合に、フィルタ部材5がセパレートプレート4のプレート41に支持されて移動しない。
(1−3)フィルタ部材5の組み付け方法
次に、図6a〜図6cを参照して、フィルタ部材5を本実施形態の油圧装置1に組み付ける方法について説明する。図6a〜図6cはそれぞれ、本実施形態のフィルタ部材5の組み付け手順S1〜S6を示す図である。
フィルタ部材5を油圧装置に組み付けるには先ず、図6aのS1,S2に示すように、フィルタ部材5とプレート41を図1に示した状態とは反対向きにし、フィルタ部材5を開口側からプレート41に取り付ける。このとき、フィルタ部材5の凸部55がスナップフィットによりプレート41の孔41hの周縁に嵌合する。すなわち、作業者がフィルタ部材5を押し下げることで、4箇所の凸部55が径方向内側に弾性変形して孔41hを通過し、孔41hを通過した後は凸部55の弾性変形が解消することで、凸部55が孔41hの周縁に嵌合する。なお、嵌合した後は、対向する一対の突出部53p間の距離の最大値がプレート41の孔41hの径よりも大きいため、作業者がフィルタ部材5から手を離してもフィルタ部材5が自重により孔41hから脱落することはない。
仮に、フィルタ部材5を底部から孔41hに挿入する作業をしたならば、孔41hに突出部53pを通過させるという力作業を行わなくてはならないが、本実施形態では、フィルタ部材5の開口側からスナップフィットによって取り付けることで作業性が高いという利点がある。
次に、図6bのS3,S4に示すように、フィルタ部材5とプレート41を一体化させたワークをひっくり返し、上から環状プレート42をフィルタ部材5にスナップフィットにより取り付ける。
すなわち、作業者が環状プレート42をフィルタ部材5の凸部55に上から押し込むことで4箇所の凸部55が径方向内側に弾性変形する。このとき、凸部55の傾斜面551が開口から底部に向けて(つまり、図1の上側油路ポート120から下側油路ポート110に向けて)外側に傾斜している。そのため、環状プレート42を傾斜面551に押し当てたときに、傾斜面551に径方向内側に向く分力が生じるため、凸部55を径方向内側に弾性変形させやすくなっている。
さらに環状プレート42を押し込んでいくと、環状プレート42が凸部55の下方に配置されるプレート41に接触する位置まで進み停止する。環状プレート42が凸部55を通過してプレート41に接触する位置まで達すると、凸部55の弾性変形が解消され、図5に示したように、凸部55の傾斜面552が環状プレート42の表面に接触した状態(図6bのS4の状態)となる。この状態では、フィルタ部材5は、突出部53pと凸部55によりセパレートプレート4を挟むようになっており、セパレートプレート4から離脱しない。
次いで、図6cのS5,S6に示すように、水平面に下側本体部11Bを配置し、フィルタ部材5とセパレートプレート4を一体化させたワークを、下側本体部11Bの上にプレート41を位置決めしながら配置する。その後、上側本体部12Bをプレート41上に配置することで、フィルタ部材5の組み付けが完了する。
以上の手順により、上側本体部12Bを配置させる作業、あるいは図6bのS4に示した状態のワークを工程内で移動させる作業を行うときに、フィルタ部材5がセパレートプレート4から脱落することがないため、組み付け作業性が向上する。
なお、本実施形態では、突出部53pは、上側油路ポート120側から下側油路ポート110側に向けて拡径するテーパ面53p1を有するため、突出部53pがプレート41の孔41hの周縁411(図5参照)に周方向の全域で接触する。そのため、フィルタ部材5の軸が鉛直方向に対して傾き難くなり、特に図6bのS3,S4において安定した作業が可能となる。
(2)第2の実施形態
次に、本発明の第2の実施形態に係るフィルタ部材5Aについて、図7を参照して説明する。図7は、第2の実施形態のフィルタ部材5Aの断面を、一部を拡大して示す図である。当該断面は、フィルタ部材5Aを図4のA−Aと同様の位置で切断したものである。
なお、以下の説明では、第1の実施形態に係るフィルタ部材5との相違点に焦点を当てて説明し、図7では、第1の実施形態で言及した構成部品、部位と同一のものについては同一符号を付し、以下では重複説明を省く。
第1の実施形態のフィルタ部材5は、スナップフィットによりセパレートプレート4に取り付けられるのに対して、本実施形態のフィルタ部材5Aは、ねじ締結によりセパレートプレート4に取り付けられる点で第1の実施形態と相違する。
具体的には、図7に示すように、本実施形態のフィルタ部材5Aの柱状部53Aは、凸部55に代えて、全周にねじ切り部56を有する。なお、ねじ切り部56は必ずしも全周に設けなくてもよく、周上の一部であってもよい。
本実施形態の環状プレート42Aは、ねじ切り部を備えた内周壁423Aを有する。フィルタ部材5Aのねじ切り部56と内周壁423Aのねじ切り部とが締結されている。
本実施形態のフィルタ部材5Aの組み付け方法は、以下のとおりである。
先ず、図6aのS1,S2に示したのと同様に、フィルタ部材5Aを開口側からプレート41に取り付ける。本実施形態では、フィルタ部材5Aのねじ切り部56の外径はプレート41の孔41hの径よりも小さくなっており、フィルタ部材5Aのねじ切り部56は孔41hを難なく通過する。そのため、図6aのS1,S2とは異なり、図1に示した状態とは反対向きにしなくても作業は容易である。
次に、図6bのS3,S4に示したのと同様に、環状プレート42Aの内周壁423Aのねじ切り部をフィルタ部材5Aのねじ切り部56にねじ込むようにして上から嵌合させる。環状プレート42Aの下面がプレート41の表面に接触することで、セパレートプレート4Aとフィルタ部材5Aが一体化したワーク(図6bのS4と同様の状態のワーク)が得られる。
次いで、図6cのS5,S6に示したのと同様に、水平面に下側本体部11Bを配置し、フィルタ部材5Aとセパレートプレート4Aを一体化させたワークを、下側本体部11Bの上にプレート41を位置決めしながら配置する。その後、上側本体部12Bをプレート41上に配置することで、フィルタ部材5Aの組み付けが完了する。
本実施形態においても、フィルタ部材5Aがセパレートプレート4Aから脱落することがないため、組み付け作業性が向上する。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の範囲は上記の実施形態に限定されない。また、上記の実施形態は、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更が可能である。
第1の実施形態では、プレート41および環状プレート42によりセパレートプレート4を構成したが、環状プレート42は必須ではない。
環状プレート42は、フィルタ部材5の径方向外側の外面とプレート41の孔41hの隙間の密閉性を高めて、当該隙間を通して異物が油路121から油路111に向けて移動することを抑制するために設けられている。そのため、プレート41の孔41hとフィルタ部材5の間で十分に密閉性が確保できれば、環状プレート42を設けなくてもよい。
図5を参照すると、環状プレート42を設けない実施形態では、フィルタ部材5は、凸部55の傾斜面552がプレート41の孔41hの周縁421(すなわち、プレート41の表面)に接触するようにして構成される。
第1の実施形態では、凸部55の傾斜面552が環状プレート42の周縁422に接触することで、凸部55がセパレートプレート4の上側油路ポート120側の表面に接触する例を示したが、その限りではない。凸部55の形態を例えば楔形に変更することで、環状プレート42の周縁422以外の表面に接触させるようにしてもよい。例えば、斜め下方に向く楔形の凸部55の最も先細りした部分を、周縁422以外の環状プレート42の表面に接触させるようにしてもよい。
同様にして、環状プレート42を設けない実施形態では、凸部55をプレート41の周縁412以外のプレート41の表面に接触させるようにすることもできる。
各実施形態において、フィルタ部材5,5Aの柱状部53,53Aに突出部53pを設けることは必須ではない。例えば第1の実施形態において、図6a,図6bのS1〜S3では、作業者がフィルタ部材5の側部を保持しながらワークをひっくり返すことで、突出部53pを設けない場合であっても、フィルタ部材5のプレート41からの離脱を防止することができる。図6bのS3の状態のワークでは、凸部55が孔41hの周縁に引っ掛かっているため、下方向に脱落しない。
しかし、ワークのハンドリングの自由度や、フィルタ部材の組み付け時の作業の自由度を高める観点から、突出部53pを設ける利点がある。すなわち、突出部53pを設けることにより、S2の状態のワークにおいて作業者がフィルタ部材5を保持しなくてもフィルタ部材5のプレート41からの脱落が防止でき、また、S4の状態のワークをハンドリング中や工程内に移送中にひっくり返した場合でもフィルタ部材5の脱落を防止できる。
第2の実施形態では、図6bのS3において作業者が、フィルタ部材5を保持しつつ環状プレート42Aのねじ切り部をフィルタ部材5のねじ切り部56に嵌合させる作業を行うことで、突出部53pがなくてもS4に示すワークを作製することが可能である。しかし、突出部53pを設けることで下方向に脱落する可能性がなくなるため、環状プレート42Aを取り付ける際にフィルタ部材5を保持しなくても済み、作業が容易になるという利点がある。
上述した各実施形態では、フィルタ部材5,5Aが円筒状である場合について説明したが、その限りではない。すなわち、フィルタ部材の断面は円形である場合に限られず、楕円形やハニカム状であってもよい。
1…油圧装置
11B…下側本体部
110…下側油路ポート
111…油路
12B…上側本体部
120…上側油路ポート
121…油路
4…セパレートプレート
41…プレート
41h…孔
411,412…周縁
42,42A…環状プレート
42h…内孔
421,422…周縁
423,423A…内周壁
5,5A…フィルタ部材
51…底部
52…環状部
52h…開口
53,53A…柱状部
53p…突出部
53p1…テーパ面
54…網目状部
55…爪部
551,552…傾斜面
56…ねじ切り部

Claims (8)

  1. 第1油路ポートを有する第1本体部と、
    前記第1油路ポートと対向する第2油路ポートを有する第2本体部と、
    前記第1本体部と前記第2本体部の間に配置され、前記第1油路ポートと前記第2油路ポートを連通させる連通孔を有するセパレートプレートと、
    軸方向一端側が開口し、軸方向他端側が有底のフィルタ部材であって、軸方向一端側には前記セパレートプレートに接触し、径方向外側に張り出した突起部と、軸方向他端側に底部と、当該底部から軸方向一端側に向かって延びる外周面とを有するフィルタ部材と、
    を備え、
    前記突起部は、前記セパレートプレートの前記第2油路ポート側の表面に接触する、
    油圧装置。
  2. 前記外周面は、径方向外側に突出し、前記セパレートプレートの前記第1油路ポート側の表面に接触する突出部を有し、
    前記突出部と前記突起部により前記セパレートプレートが挟まって前記フィルタ部材が保持されている、
    請求項1に記載された油圧装置。
  3. 前記セパレートプレートは、第1セパレートプレートと、前記第1セパレートプレートの前記第2油路ポート側の表面に接触して配置された環状の第2セパレートプレートとを有し、
    前記突起部は、前記第2セパレートプレートと接触する、
    請求項2に記載された油圧装置。
  4. 前記フィルタ部材は、円筒状である、
    請求項1から3のいずれか1項に記載された油圧装置。
  5. 前記突起部は、前記連通孔の周縁の外側に突出する凸部を有し、
    前記凸部は、前記連通孔の前記周縁の内側まで弾性変形可能である、
    請求項1から4のいずれか1項に記載された油圧装置。
  6. 前記凸部は、前記第2油路ポート側から前記第1油路ポート側に向けて外側に傾斜する傾斜面を有する、
    請求項5に記載された油圧装置。
  7. 前記突起部と前記第2セパレートプレートの内周壁とは、ねじ切り部を有し、前記突起部と前記内周壁のねじ切り部同士が締結されている、
    請求項3に記載された油圧装置。
  8. 前記突出部は、前記第2油路ポート側から前記第1油路ポート側に向けて拡径するテーパ面を有する、
    請求項2に記載された油圧装置。
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