JP2019120213A - オイルレス圧縮機 - Google Patents
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Abstract
Description
前記シリンダ(10)の内周面に前記ピストン(20)を摺接受容するライナ部(12)が形成され、
前記ピストン(20)は、
前記ライナ部(12)の内径(D)に対して隙間(G)の分だけ縮径された外径(F)のピストン本体(21)と、
前記ピストン本体(21)の外径(F)からはみ出して前記隙間(G)を塞ぐピストンリップ(29,30)と、
該ピストンリップ(29,30)を前記ピストン本体(21)の頭部(22)との間に挟持して固定するためのリップ固定板(23)と、
を備え、
前記ピストンリップ(29,30)は、
円盤状の外縁部(31)がカップ型に立体成形されて前記ライナ部(12)に摺接して気密機能を有する摺接リップ(32)と、
該摺接リップ(32)より内周側に位置して摺接しない非摺接部(37,38)と、により構成され、
該非摺接部(37,38)は、屈曲部(34)と固定部(35,36)とに区別され、
円盤状の前記外縁部(31)から前記内周側へと、前記摺接リップ(32)、前記屈曲部(34)、及び前記固定部(35,36)の順に延在し、
前記摺接リップ(32)を厚さJとし、前記屈曲部(34)を厚さNとし、
前記各厚さJ,Nの関係が、J>N、で規定されるものである。
前記各厚さJ,N,Mの関係が、J>N=M、で規定されるものである。
前記各厚さJ,N,Lの関係が、N<J≦L、又はN<L<Jで規定されるものである。
ピストン本体(21)の頭周部(221)が一段高く凸条(4)で縁取りされ、
該凸条(4)は前記切欠部(3)に密嵌可能であり、
該切欠部(3)に環状のピストンリップ(29)を嵌着した状態で前記リップ固定板(23)がピストン本体(21)の頭部(22)に固定されるものである。
図4(A)に示す第1実施形態に係る本機100では、ピストン本体21の頭周部221が一段高く凸条4で縁取りされ、その凸条4がリップ固定板23の下側外周に形成された切欠部3に密嵌可能である。ただし、密嵌する箇所にも最小限のあそびを設けると共に、所定の締めしろも残してある。これら凸条4と切欠部3の間に環状のピストンリップ29の固定部35が挟持された状態でリップ固定板23がピストン本体21の頭部22に固定される。
本機100,200において、摺接リップ32の厚さJは、屈曲部34に近い所から外縁部31へ近づくにつれて厚みを増すように形成された形状でも良い。また、本機100,200において、摺接リップ32の厚さJは、屈曲部34の厚さNに対し、圧接方向Eに突出して肉厚に形成されていることが好ましい。このような形状のピストンリップ29,30は、使用に伴って摺接リップ32の外周側が摩耗しても、圧接方向Eへと開いて密閉性を維持できるので、交換寿命をさらに伸ばすことが可能である。
図4(B)に示す第2実施形態に係る本機200では、そのピストンリップ30が、固定部36の厚さLが屈曲部34の厚さNよりも厚く形成されている。この本機200において、固定部36の厚さLと、切欠部3の高さを同じに揃えていることにより、精密な組み立て状態が維持されるので好ましい。本機200に用いられるピストンリップ30は、第1実施形態に係る本機100専用に薄く形成されたピストンリップ29に対し、環状の全体形状について剛性が高く、比較的安定した形状が維持され易い。
図5は、図4(B)に示す第2実施形態のピストンリップを、図4(A)に示す第1実施形態のピストン本体に固定した変形実施例の要部拡大断面図である。図5に示す変形実施例は、図4(B)のピストンリップ30を、図4(A)の頭周部221に固定したものである。すなわち、図4(A)に示すピストン本体21の頭周部221は、一段高く凸条4で縁取りされ、その凸条4がリップ固定板23の下側外周に形成された切欠部3に密嵌可能である。上述のように、密嵌する箇所にも最小限のあそびを設けると共に、所定の締めしろも残してある。
Claims (7)
- シリンダと、該シリンダ内に密嵌されて往復運動することにより圧縮空気を生成するピストンと、該ピストンを駆動する駆動部と、を備えたオイルレス圧縮機であって、
前記シリンダの内周面に前記ピストンを摺接受容するライナ部が形成され、
前記ピストンは、
前記ライナ部の内径に対して隙間の分だけ縮径された外径のピストン本体と、
前記ピストン本体の外径からはみ出して前記隙間を塞ぐピストンリップと、
該ピストンリップを前記ピストン本体の頭部との間に挟持して固定するためのリップ固定板と、
を備え、
前記ピストンリップは、
円盤状の外縁部がカップ型に立体成形されて前記ライナ部に摺接して気密機能を有する摺接リップと、
該摺接リップより内周側に位置して摺接しない非摺接部と、により構成され、
該非摺接部は、屈曲部と固定部とに区別され、
円盤状の前記外縁部から前記内周側へと、前記摺接リップ、前記屈曲部、及び前記固定部の順に延在し、
前記摺接リップを厚さJとし、前記屈曲部を厚さNとし、
前記各厚さJ,Nの関係が、J>N、で規定されるオイルレス圧縮機。 - 前記摺接リップの厚さJは、前記屈曲部に近い所から前記外縁部へ近づくにつれて厚みを増すように形成された請求項1に記載のオイルレス圧縮機。
- 前記摺接リップの厚さJは、前記屈曲部の厚さに対し、圧接方向に突出して肉厚に形成された請求項1又は2に記載のオイルレス圧縮機。
- 前記ピストンリップにおける前記非摺接部の厚さは、前記屈曲部の厚さNと、前記固定部の厚さMとに区別され、
前記各厚さJ,N,Mの関係が、J>N=M、で規定される請求項1に記載のオイルレス圧縮機。 - 前記ピストンリップにおける前記非摺接部の厚さは、前記屈曲部の厚さNと、前記固定部の厚さLとに区別され、
前記各厚さJ,N,Lの関係が、N<J≦L、又はN<L<Jで規定される請求項1に記載のオイルレス圧縮機。 - 前記リップ固定板の下側外周には段差を設けた切欠部が形成され、
ピストン本体の頭周部が一段高く凸条で縁取りされ、
該凸条は前記切欠部に密嵌可能であり、
該切欠部に環状のピストンリップを嵌着した状態で前記リップ固定板がピストン本体の頭部に固定される請求項1〜4の何れかに記載のオイルレス圧縮機。 - 前記固定部の厚さLと、前記切欠部の高さを同じに揃えた請求項1〜3及び5の何れかに記載のオイルレス圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018001479A JP7050283B2 (ja) | 2018-01-09 | 2018-01-09 | オイルレス圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018001479A JP7050283B2 (ja) | 2018-01-09 | 2018-01-09 | オイルレス圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2019120213A true JP2019120213A (ja) | 2019-07-22 |
JP7050283B2 JP7050283B2 (ja) | 2022-04-08 |
Family
ID=67307031
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018001479A Active JP7050283B2 (ja) | 2018-01-09 | 2018-01-09 | オイルレス圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7050283B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59136586A (ja) * | 1982-09-11 | 1984-08-06 | エ−リツヒ・ベツカ− | 揺動ピストンポンプ |
JPH0791374A (ja) * | 1993-09-20 | 1995-04-04 | Tokico Ltd | 流体加圧機 |
JPH07259734A (ja) * | 1994-03-18 | 1995-10-09 | Tokico Ltd | ロッキングピストン |
JP2005273476A (ja) * | 2004-03-23 | 2005-10-06 | Izumi Giken:Kk | オイルレス圧縮機 |
JP2011012603A (ja) * | 2009-07-02 | 2011-01-20 | Max Co Ltd | 多段圧縮機及び高圧対応のロッキングピストン |
-
2018
- 2018-01-09 JP JP2018001479A patent/JP7050283B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7050283B2 (ja) | 2022-04-08 |
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