JP2019119562A - 搬送装置 - Google Patents

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JP2019119562A JP2018000978A JP2018000978A JP2019119562A JP 2019119562 A JP2019119562 A JP 2019119562A JP 2018000978 A JP2018000978 A JP 2018000978A JP 2018000978 A JP2018000978 A JP 2018000978A JP 2019119562 A JP2019119562 A JP 2019119562A
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Abstract

【課題】複数の接地部が搬送方向に間隔をおいて設けられた搬送物を重力によって搬送する場合に、制動力を搬送物に連続的に伝達して搬送速度を制御し、搬送物を安定して搬送する。【解決手段】複数の制動ローラ40をそれぞれ含み、それぞれ搬送方向TDに第1長さL1を有するとともに、搬送方向TDに第2長さL2の間隔をおいて配置される複数の制動部30を備える。搬送方向TDにおいて隣接する接地部222G、223Gの間隔を第3長さL3とし、搬送方向TDにおいて最も前端側に配置される接地部221Gの前端から、搬送方向において最も後端側に配置される接地部223Gの後端までの長さを第4長さL4として、第1長さL1と第3長さL3を等しくし、第2長さL2と第4長さL4を等しくする。【選択図】図5

Description

本発明は、搬送物を、その重力を利用して搬送する搬送装置に関する。
従来、物流現場において、搬送物を、その重力を利用して搬送する搬送装置(グラビティシューター)が知られている(例えば、特許文献1参照)。グラビティシューターには、複数のフリーローラおよび制動ローラが搬送方向下流側に向けて下方に傾斜させた状態で配置されている。グラビティシューターは、駆動装置を用いることなく搬送物を搬送できるため、省スペース化および低コスト化を図ることができる。
また、搬送物の接地部が搬送方向に連続しており、かつ、グラビティシューターの制動ローラの間隔が搬送物の接地部の長さよりも短く設定されている場合、搬送物の接地部は、搬送中に制動ローラに常時接触するため、搬送速度を制御しつつ搬送物を搬送することができる。
特開2011−168356号公報
ところで、長距輸送等において使用されるネスティング可能なパレット(以下、ネスティングパレットという)が知られている。ネスティングパレットは、積み重ねた状態では、上のネスティングパレットの一部が下のネスティングパレットの内側に入り込むように構成されている。このため、積み重ねた状態の嵩を減少させることができ、空パレット返送時の輸送効率を向上させることができる。
しかしながら、ネスティングパレットは、グラビティシューターでは搬送速度を制御しつつ安定して搬送することが難しいという問題があった。
ネスティングパレットは複数の脚部を下方に突出させた形状を有しており、各脚部の下面がグラビティシューターに接地する接地部となる。言い換えると、ネスティングパレットの接地部は搬送方向に連続しておらず、搬送方向に間隔をあけた非連続な接地部になる。このため、ネスティングパレットをグラビティシューターで搬送する場合、ネスティングパレットの接地部は制動ローラに断続的に接触することとなり、搬送速度を制御しつつ搬送することが困難になっていた。
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、複数の接地部が搬送方向に間隔をおいて設けられた搬送物を重力によって(重力を利用して)搬送する場合に、制動力を搬送物に連続的に伝達して搬送速度を制御し、搬送物を安定して搬送することができる搬送装置を提供することである。
本発明の搬送装置は、複数の接地部が搬送方向に間隔をおいて設けられ、搬送物を重力によって搬送する搬送装置であって、傾斜して設置されるフレームと、前記フレームに支持される複数のフリーローラと、前記フレームに支持され、それぞれ前記搬送方向に第1長さを有する複数の制動ローラが、前記搬送方向に第2長さの間隔をおいて配置される複
数の制動部と、を備え、前記搬送方向において隣接する前記接地部の間隔を第3長さとし、前記搬送方向において最も前端側に配置される前記接地部の前端から、前記搬送方向において最も後端側に配置される前記接地部の後端までの長さを第4長さとした場合、前記第1長さは、前記第3長さに等しく、前記第2長さは、前記第4長さに等しい、ことを特徴とする。
このように構成することにより、搬送方向における制動部の長さは、搬送方向において隣接する接地部の間隔に等しいため、搬送物の前端側の接地部が制動部を通過すると同時に隣接する後端側の接地部が制動部に接触する。また、搬送物の最も前端側に配置される接地部の前端から最も後端側に配置される接地部の後端までの長さは、搬送方向において隣接して配置される制動部の間隔に等しいため、搬送物は、制動部を通過すると同時に隣接する次の制動部に接触する。このため、複数の接地部が搬送方向に間隔をおいて設けられた搬送物を重力によって搬送する場合に、制動部を搬送物の接地部に常時接触させることができ、制動力を搬送物に連続的に伝達して搬送速度を制御し、搬送物を安定して搬送することができる。
実施形態に係る搬送装置の概略構成を示す平面図である。 搬送物の概略構成を示す図である。 制動部の概略構成を示す図である。 図1のA―A線における断面図である。 図1のB―B線における断面図である。 搬送装置によって搬送物を搬送する状態を示す側面図である。 搬送装置によって搬送物を搬送する状態を示す側面図である。 搬送装置によって搬送物を搬送する状態を示す側面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施形態では、搬送物としてネスティングパレットを搬送する搬送装置に本発明を適用している。
図1は、実施形態に係る搬送装置100の概略構成を示す側面図である。図2は、搬送物Wの概略構成を示す図である。まず、図2を用いて搬送物Wであるネスティングパレットの概略構成について説明する。図2Aは、搬送物Wの平面図、図2Bは、図2AにおけるX矢視図、図2Cは、図2AにおけるY矢視図である。
図2Aに示すように、搬送物Wは、平面視が略方形である。上部には荷物等を搭載する搭載部201が形成されている。搭載部201の周囲には、荷物等のずれを抑制するレール203が設けられている。搭載部201の下面には9本の脚部211、212、・・・233が下向きに突出するように設けられている。各脚部211、212、・・・233は、下向きの四角錐台形状を有している。各脚部211、212、・・・233の内側には四角錐台形状の凹部211R、212R、・・・233Rが形成されている。複数の搬送物Wを同じ向きに積み重ねた状態では、上側の搬送物Wの各脚部211、212、・・・233が下側の搬送物Wの凹部211R、212R、・・・233Rに対応して入り込むため(ネスティング)、複数の搬送物Wを積み重ねた場合の嵩を減少させることができる。なお、上側の搬送物Wと下側の搬送物Wを水平方向に互いに90度回転させた状態では、上側の搬送物Wの各脚部211、212、・・・233と下側の搬送物Wの凹部211R、212R、・・・233Rが対応しなくなるため、上側の搬送物Wと下側の搬送物Wをネスティングさせずに積み重ねる(スタッキング)ことができる。
図2Bおよび図2Cに示すように、各脚部211、212、・・・233の下部には、接地部211G、212G、・・・233Gが形成されている。接地部211G、212G、・・・233Gは、搬送物Wを床面等に置いた場合には床面等に接触する部分である。搬送物Wを搬送装置100に載置した場合、搬送装置100に設けられているフリーローラ20および制動ローラ40には、接地部211G、212G、・・・233Gが接触する(図4および図5参照)。接地部211G、212G、・・・233Gは、本発明における、搬送方向TDに間隔をおいて設けられる複数の接地部に相当する。
次に、図1に戻って搬送装置100の構成について説明する。図1に示すように、搬送装置100は、載置した搬送物W(この図1では仮想線で示している)を重力によって搬送するグラビティシューターである。搬送装置100は、第1シューター11、第2シューター12、および第3シューター13を有している。
第1シューター11、第2シューター12、および第3シューター13は、相互に平行に配置されている。第1シューター11は中央に配置され、第2シューター12および第3シューター13はそれぞれ第1シューター11の両側方に配置されている。第1シューター11は、搬送速度を制御しながら搬送物Wを搬送する。第2シューター12および第3シューター13は、搬送物Wが搬送装置100から逸脱しないように案内しながら搬送する。第1シューター11、第2シューター12、および第3シューター13の間隔は、搬送物Wの各脚部211、212、・・・233の間隔(搬送方向TDに直交する方向での間隔)に対応するように設定されている。以下の説明では、第1シューター11には搬送物Wの脚部221、222および223が載置され、第2シューター12には搬送物Wの脚部231、232および233が載置され、第3シューター13には搬送物Wの脚部211、212および213が載置されて、搬送物Wが搬送されるものとする。なお、搬送物Wを水平に90度回転させた状態でも搬送装置100で搬送することは可能である。
第1シューター11は、1対のフレーム15を有しており、第2シューター12および第3シューター13は、それぞれ1対のフレーム16を有している。フレーム15およびフレーム16は、搬送方向TDに直交するように配置された連結部材17(図4参照)によって相互に連結されている。フレーム15およびフレーム16は、搬送方向TDの下流側よりも上流側が高くなるように設置されている(図5参照)。
第2シューター12および第3シューター13は、複数のフリーローラ18、およびガイドレール19を有している。複数のフリーローラ18は、フレーム16に回転自在に設けられている。フリーローラ18は、自由回転して搬送物Wを搬送方向TDに搬送する。ガイドレール19は、搬送物Wの側部に接触して、搬送物を搬送方向TDに案内する。
第1シューター11は、複数のフリーローラ20、および複数の制動部30を有している。複数のフリーローラ20は、フレーム15に回転自在に設けられている。フリーローラ20は、自由回転して搬送物Wを搬送方向TDに搬送する。
制動部30は、それぞれ搬送方向TDに所定の長さ(第1長さL1)を有しているとともに、搬送方向TDに所定間隔(第2長さL2)をおいて複数配置されている(図5参照)。制動部30は、搬送物Wに制動力を付与して搬送物Wの搬送速度を制御する。制動部30は、複数の制動ローラ40、制動力発生部50、および伝達部60を有している。
複数の制動ローラ40は、フレーム15に設けられている。複数の制動ローラ40には、制動力発生部50で発生させた制動力が伝達されるように構成されている。搬送されている搬送物Wが制動ローラ40に接触すると、制動力発生部50で発生させた制動力が搬送物Wに付与される。
制動力発生部50は、複数の制動ローラ40に制動力を付与する。制動力発生部50には、例えば、制動ローラ40からの回転力が伝達されることで回転速度に応じた制動力を発生させる遠心ブレーキ等が円筒体に内蔵された構成を有している。
伝達部60は、複数の制動ローラ40の回転を制動力発生部50に伝達するとともに、制動力発生部50で発生させた制動力を複数の制動ローラ40に伝達する。
図3は、制動部30の概略構成を示す図である。図3Aは、制動部30の平面図、図3Bは、図3AにおけるZ矢視図である。図3Bには、制動部30に接触する搬送物Wの脚部223および接地部223Gを2点鎖線で示している。図3Aおよび図3Bに示すように、制動部30は、複数の制動ローラ40、制動力発生部50、および伝達部60を有している。
制動ローラ40は、制動ローラ体42、支持軸44、およびワンウェイクラッチ70を有している。制動ローラ体42は、制動ローラ40の本体であり、円筒形状を有している。制動ローラ体42は、載置された搬送物Wの接地部221G、222G、および223Gに接触する。
支持軸44は、制動ローラ体42を貫通しており、制動ローラ体42をフレーム15に支持させる。
ワンウェイクラッチ70は、一方の方向の回転力を伝達するとともに他方の方向の回転力を遮断するクラッチである。ワンウェイクラッチ70は、制動ローラ体42と支持軸44の間に配置されており、制動ローラ体42と支持軸44との間の回転力の伝達または遮断を行う。本実施形態では、ワンウェイクラッチ70は、搬送物Wから受ける力によって制動ローラ体42が回転する方向の回転力を支持軸44に伝達するが、チェーン64から受ける力によって支持軸44が回転する方向の回転力は制動ローラ体42に伝達せずに遮断する。
伝達部60は、複数の第1スプロケット61、一対の第2スプロケット62、第3スプロケット63、およびチェーン64を有している。
複数の第1スプロケット61は、それぞれ制動ローラ40の支持軸44に取り付けられている。各支持軸44は、フレーム15から制動力発生部50が設けられる側に突出しており、第1スプロケット61はフレーム15から突出した支持軸44の端部に固定されている。
一対の第2スプロケット62は、搬送方向TDの前端側(下流側)の制動ローラ40の下方、および搬送方向TDの後端側(上流側)の制動ローラ40の下方にそれぞれ回転自在に配置されている。第3スプロケット63は、制動力発生部50の回転軸51に固定されている。チェーン64は、一対の第2スプロケット62および第3スプロケット63に掛け回されるとともに、各制動ローラ40に取り付けられた複数の第1スプロケット61に係合している。
図3Bに示すように、搬送方向TDに搬送されている搬送物Wの接地部223Gが制動ローラ40に接触すると、接触した制動ローラ40は回転方向R1に向けて回転する。制動ローラ40のR1方向の回転力は、チェーン64を回転方向C1に向けて走行させることで制動力発生部50に伝達される。制動力発生部50は、回転速度に応じた制動力を発生させ、チェーン64を介して搬送物Wの接地部223Gが接触する制動ローラ40に制
動力を付与する。搬送物Wの接地部223Gが制動部30の複数の制動ローラ40に接触する場合には、制動力発生部50の制動力は、チェーン64を介して複数の制動ローラ40に付与される。
なお、図3Bに示すように、制動部30を構成する複数の制動ローラ40のうち、一部の制動ローラ40が搬送物Wに接触して回転している場合、搬送物Wが接触していない制動ローラ40には、その回転は伝達されない。具体的には、一部の制動ローラ40が回転することで、チェーン64は回転方向C1に向けて走行し、チェーン64の走行によって他の制動ローラ40の第1スプロケット61および各支持軸44も回転する。しかしながら、制動ローラ体42と支持軸44の間にはワンウェイクラッチ70が配置されており、ワンウェイクラッチ70は、チェーン64から受ける力によって支持軸44が回転する方向の回転力については制動ローラ体42に伝達せずに遮断する。このため、搬送物Wが接触していない制動ローラ40には、チェーン64からの回転力は伝達されない。
図4は、図1のA―A線における断面図である。図4には、第1シューター11に載置される搬送物Wの脚部222、第2シューター12に載置される脚部232、第3シューター13に載置される脚部212が示されている。第1シューター11に載置される搬送物Wの脚部222は、制動ローラ40に接触している。制動ローラ40には、伝達部60を介して制動力発生部50で発生させた制動力が伝達され、制動力が搬送物Wに付与される。
図5は、図1のB―B線における断面図である。図5には、第1シューター11に配置される制動部30と搬送物Wの接地部221G、222G、および223Gの長さの関係が示されている。
制動部30は、搬送方向TDに第1長さL1を有している。第1長さL1は、具体的には、制動部30を構成する制動ローラ40のうち、搬送方向TDにおいて最も前端側(下流側)に配置される制動ローラ40の軸心から、搬送方向TDにおいて最も後端側(上流側)に配置される制動ローラ40の軸心までの長さである。
隣接する制動部30は、搬送方向TDの間隔として第2長さL2を有している。第2長さL2は、具体的には、搬送方向TDにおいて前端側(下流側)に配置される制動部30の制動ローラ40のうち、最も後端側(上流側)に配置される制動ローラ40の軸心から、搬送方向TDにおいて後端側(上流側)に配置される制動部30の制動ローラ40のうち、最も前端側(下流側)に配置される制動ローラ40の軸心までの長さである。
搬送方向TDに間隔をおいて設けられている接地部221G、222G、223Gのうち、搬送方向TDにおいて隣接する接地部222Gと接地部223Gとの間隔、および接地部221Gと接地部222Gとの間隔は、第3長さL3を有している。第3長さL3は、具体的には、接地部222Gの後端222GBから接地部223Gの前端223GFまでの長さ、および、接地部221Gの後端221GBから接地部222Gの前端222GFまでの長さである。
搬送方向TDにおいて最も前端側(下流側)に配置される接地部221Gの前端221GFから、搬送方向TDにおいて最も後端側(上流側)に配置される接地部223Gの後端223GBまでの長さを第4長さL4とする。
そして、制動部30の第1長さL1は、搬送物Wの第3長さL3と等しくなるように設定されている。また、隣接する制動部30の第2長さL2は、搬送物Wの第4長さL4と等しくなるように設定されている。
―動作―
次に、搬送装置100の動作について説明する。図6から図8は、搬送装置100によって搬送物Wを搬送する状態を示す側面図である。図6から図8では、主に第1シューター11に配置される制動部30と搬送物Wの接地部221G、222G、223Gの関係を示している。以下では、複数の制動部30を区別するために、搬送方向TDの上流側に配置される制動部30を第1制動部31とし、第1制動部31の搬送方向TDの下流側に隣接する制動部30を第2制動部32として説明する。
図6Aは、搬送物Wの接地部221Gが第1制動部31の制動ローラ40に接触しながら、搬送方向TDに搬送されている状態を示している。搬送物Wは、接地部221Gが第1制動部31に接触するため、第1制動部31から制動力を受けながら搬送されている。
図6Bは、搬送物Wの接地部221Gが第1制動部31を通過した状態を示している。図6Bに示すように、制動部30の第1長さL1は、搬送物Wの第3長さL3と等しくなるように設定されているため、搬送物Wの接地部221Gが第1制動部31を通過すると同時に、搬送物Wの接地部222Gが第1制動部31に接触し始める状態となる。このため、搬送物Wは、第1制動部31からの制動力を連続して受けながら搬送されている。
図6Cは、搬送物Wの接地部222Gが第1制動部31の制動ローラ40に接触しながら、搬送方向TDに搬送されている状態を示している。搬送物Wは、接地部222Gが第1制動部31に接触するため、第1制動部31から制動力を受けながら搬送されている。
図7Aは、搬送物Wの接地部222Gが第1制動部31を通過した状態を示している。図7Aに示すように、制動部30の第1長さL1は、搬送物Wの第3長さL3と等しくなるように設定されているため、搬送物Wの接地部222Gが第1制動部31を通過すると同時に、搬送物Wの接地部223Gが第1制動部31に接触し始める状態となる。このため、搬送物Wは、第1制動部31からの制動力を連続して受けながら搬送されている。
図7Bは、搬送物Wの接地部223Gが第1制動部31の制動ローラ40に接触しながら、搬送方向TDに搬送されている状態を示している。搬送物Wは、接地部223Gが第1制動部31に接触するため、第1制動部31から制動力を受けながら搬送されている。
図7Cは、搬送物Wの接地部223Gが第1制動部31を通過した状態を示している。図7Cに示すように、制動部30の第2長さL2は、搬送物Wの第4長さL4と等しくなるように設定されているため、搬送物Wの接地部223Gが第1制動部31を通過すると同時に、搬送物Wの接地部221Gが第1制動部31の搬送方向TDの下流側に隣接する第2制動部32に接触し始める状態となる。このため、搬送物Wは、第1制動部31および第2制動部32からの制動力を連続して受けながら搬送されている。
このように、搬送物Wの接地部221G、222G、223Gのいずれか一つが第1制動部31または第2制動部32のいずれかに接触するため、搬送物Wは、制動部30から安定した制動力を受けながら安定した状態で搬送される。
図8は、第2制動部32に搬送物W1が接触しながら停止している状態において、停止している搬送物W1に後続の搬送物W2が接近している状態を示している。第2制動部32に搬送物W1が接触しながら停止している状態では、搬送物W1が接触している制動ローラ40を回転させることができない。一部の制動ローラ40が回転できない状態になることにより、仮にチェーン64で接続されている他の制動ローラ40も回転できない状態になれば、後続の搬送物W2は、第2制動部32に到達した位置で停止することとなる。
この場合、先に停止している搬送物W1との間に不必要な間隔を空けることとなり、搬送装置100に蓄積できる搬送物Wの数量が少なくなる。
しかしながら、制動ローラ40にはワンウェイクラッチ70が配置されており、ワンウェイクラッチ70は、チェーン64から受ける力によって支持軸44が回転する方向の回転力については制動ローラ体42に伝達せずに遮断する(図3参照)。このため、搬送物W1が接触していて回転させることができない制動ローラ40があったとしても、チェーン64の走行は制限されず、他の制動ローラ40を回転させることができる。このため、先に停止している搬送物W1との間に不必要な間隔を空けてしまうことはなく、搬送装置100に蓄積できる搬送物Wの数量を確保することができる。
以上説明した実施形態に係る搬送装置100によれば、搬送方向TDにおける制動部30の長さL1は、搬送方向TDにおいて隣接する接地部221G、222G、223Gの間隔L3に等しい。このため、搬送物Wの前端側の接地部221Gが制動部30を通過すると同時に隣接する後端側の接地部222Gが制動部30に接触する。また、搬送物Wの最も前端側に配置される接地部221Gの前端から最も後端側に配置される接地部223Gの後端までの長さL4は、搬送方向TDにおいて隣接して配置される制動部30の間隔L2に等しい。このため、搬送物Wは、制動部30を通過すると同時に隣接する次の制動部30に接触する。よって、複数の接地部221G、222G、223Gが搬送方向TDに間隔をおいて設けられた搬送物Wを重力によって搬送する場合に、制動部30を搬送物Wの接地部221G、222G、223Gに常時接触させることができ、制動力を搬送物Wに連続的に伝達して搬送速度を制御し、搬送物Wを安定して搬送することができる。
―他の実施形態―
なお、今回開示した実施形態は、すべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、前述した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、本発明の技術的範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、制動部30の第1長さL1は、搬送物Wの第3長さL3と等しく設定されており、隣接する制動部30の第2長さL2は、搬送物Wの第4長さL4と等しく設定されているが、第1長さL1と第3長さL3は実質的に等しい長さであればよく、第2長さL2と第4長さL4も実質的に等しい長さであればよい。
搬送装置100は、第1シューター11、第2シューター12、および第3シューター13を有する構成としたが、3本のシューター11、12、13を有する構成に限定されず、搬送物Wに合わせた本数(搬送物Wにおいて搬送方向TDに直交する方向での設置部の本数)とすることができる。
搬送物Wの一例としてネスティングパレットを挙げたが、搬送物Wはネスティングパレットに限定されない。複数の接地部が搬送方向に間隔をおいて設けられる搬送物を搬送する搬送装置であれば、本発明を適用することができる。
本発明は、複数の接地部が搬送方向に間隔をおいて設けられた搬送物を重力によって搬送する搬送装置に適用可能である。
100 搬送装置
15、16 フレーム
20 フリーローラ
30 制動部
40 制動ローラ
L1 第1長さ
L2 第2長さ
L3 第3長さ
L4 第4長さ
W 搬送物
221G、222G、223G 接地部
TD 搬送方向

Claims (1)

  1. 複数の接地部が搬送方向に間隔をおいて設けられ、搬送物を重力によって搬送する搬送装置であって、
    傾斜して設置されるフレームと、
    前記フレームに支持される複数のフリーローラと、
    前記フレームに支持され、それぞれ前記搬送方向に第1長さを有する複数の制動ローラが、前記搬送方向に第2長さの間隔をおいて配置される複数の制動部と、を備え、
    前記搬送方向において隣接する前記接地部の間隔を第3長さとし、
    前記搬送方向において最も前端側に配置される前記接地部の前端から、前記搬送方向において最も後端側に配置される前記接地部の後端までの長さを第4長さとした場合、
    前記第1長さは、前記第3長さに等しく、
    前記第2長さは、前記第4長さに等しい、
    ことを特徴とする搬送装置。
JP2018000978A 2018-01-09 2018-01-09 搬送装置 Pending JP2019119562A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10597232B2 (en) 2017-11-02 2020-03-24 Duplo Seiko Corporation Sheet bundle conveying apparatus
WO2020261721A1 (ja) 2019-06-27 2020-12-30 株式会社Jvcケンウッド 記録制御装置、記録装置、記録制御方法、及び記録制御プログラム

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