JP2019119099A - 液体入り容器の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】液体入り容器を所定の内容量及び形状を有するように精度よく且つ低コストで製造することができる液体入り容器の製造方法を提供する。【解決手段】ノズルユニット20は、供給口23aを有するブローノズル23と、下端に予備供給口28aを有する予備供給筒28と、を有し、プリフォーム2の底部2cに位置させた予備供給口28aからプリフォーム2の内部に液体Lを供給することにより、プリフォーム2の内部の空気を外部に排出させる空気排出工程と、供給口23aからプリフォーム2の内部に加圧した液体Lを供給することにより、プリフォーム2を液体入り容器Cに成形する液体ブロー成形工程と、液体入り容器Cの内部から液体Lを排出することにより、ヘッドスペースHを形成するヘッドスペース形成工程と、を有する液体入り容器の製造方法。【選択図】図2
Description
本開示は、プリフォームから内容液を収容した液体入り容器を製造する液体入り容器の製造方法に関する。
ポリプロピレン(PP)製のボトルやポリエチレンテレフタレート(PET)製のボトルに代表されるような合成樹脂製の容器は、飲料、化粧品、薬品、洗剤、シャンプー等のトイレタリーなどの様々な液体を内容液として収容する用途に使用されている。このような容器は、上記したような熱可塑性を有する合成樹脂材料によって形成されたプリフォームをブロー成形することにより製造されるのが一般的である。
プリフォームを容器に成形するブロー成形としては、プリフォームの内部に供給する加圧媒体として、加圧エアーに替えて加圧した液体を用いるようにした液体ブロー成形が知られている。
例えば特許文献1には、予め延伸性を発現する温度にまで加熱しておいた合成樹脂製のプリフォームをブロー成形用の金型に装着し、このプリフォームの内部にブローノズルを通してポンプ等の加圧手段により所定圧力にまで加圧した液体を供給することにより、当該プリフォームを金型のキャビティに沿った所定形状の容器に成形するようにした液体ブロー成形方法が記載されている。
上記のような液体ブロー成形方法では、プリフォームに供給する液体として最終的に製品として容器に収容される内容液を使用することにより、容器の成形と当該容器への内容液の充填とを同時に行って、内容液を収容した液体入り容器を製造することができる。したがって、このように液体ブロー成形を利用した液体入り容器の製造方法によれば、成形後の容器への内容液の充填工程を省略して、液体入り容器を低コストで製造することができる。
上記従来の液体ブロー成形方法では、通常、成形後の容器に所望の大きさのヘッドスペースを形成することが求められる。ヘッドスペースを形成する方法としては、例えば、液体入り容器の成形直後にポンプによりブローノズルを介して容器の内部の液体を吸引し、容器の内部を負圧化した後に容器の内部を大気開放して、容器の内部に空気を導入することでヘッドスペースを形成することが考えられる。しかし、成形直後の容器の内部に存在する液体は、プリフォームの内部に存在していた空気を巻き込んだ状態になっている。したがって、上記のような方法では、この空気を巻き込んだ液体をブローノズルに通じる液体の供給路に導入することになるので、当該供給路に空気が混入し、成形条件の安定性や容器の成形性等が低下するという問題が生じる虞がある。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、液体入り容器を所定の内容量及び形状を有するように精度よく且つ低コストで製造することができる液体入り容器の製造方法を提供することにある。
本発明の液体入り容器の製造方法は、ノズルユニットと金型とを用いて有底筒状のプリフォームから内容液を収容した液体入り容器を製造する液体入り容器の製造方法であって、前記ノズルユニットは、液体の供給口を有するブローノズルと、下端に液体の予備供給口を有する予備供給筒と、を有し、前記プリフォームの底部に位置させた前記予備供給口から前記プリフォームの内部に液体を供給することにより、前記プリフォームの内部の空気を外部に排出させる空気排出工程と、前記供給口から前記プリフォームの内部に加圧した液体を供給することにより、前記プリフォームを前記金型の内面に沿った形状の前記液体入り容器に成形する液体ブロー成形工程と、前記液体入り容器の内部から液体を排出することにより、前記液体入り容器にヘッドスペースを形成するヘッドスペース形成工程と、を有するものである。
本発明の液体入り容器の製造方法は、上記構成において、前記ヘッドスペース形成工程において、前記液体入り容器の底部に位置させた前記予備供給口を通して前記液体入り容器の内部から液体を排出することにより、前記液体入り容器にヘッドスペースを形成するのが好ましい。
本発明の液体入り容器の製造方法は、上記構成において、前記ノズルユニットは、前記供給口で終端する供給路を開閉するシール体と、前記予備供給口を開閉する予備シール体と、を有し、前記予備供給筒は、前記シール体を貫通するとともに前記シール体に対して相対的に移動可能であり、前記空気排出工程を、前記シール体で前記供給路を閉じた状態で行い、前記液体ブロー成形工程を、前記シール体で前記供給路を開くことによって行い、前記ヘッドスペース形成工程を、前記シール体で前記供給路を閉じた状態で行うのが好ましい。
本発明の液体入り容器の製造方法は、上記構成において、前記予備供給筒と前記予備シール体とにより延伸ロッドを構成し、前記液体ブロー成形工程の最中又は前記液体ブロー成形工程より前に前記予備供給口を閉じた状態で、前記延伸ロッドにより前記プリフォームを軸方向に延伸させるロッド延伸工程をさらに有するのが好ましい。
本発明の液体入り容器の製造方法は、上記構成において、前記ノズルユニットは、前記供給口と前記予備供給口との両方に接続された加圧液体供給源を有し、前記空気排出工程を、前記加圧液体供給源を加圧方向に作動させることによって行い、前記液体ブロー成形工程を、前記加圧液体供給源を加圧方向に作動させることによって行い、前記ヘッドスペース形成工程を、前記加圧液体供給源を吸引方向に作動させることによって行うのが好ましい。
本発明によれば、液体入り容器を所定の内容量及び形状を有するように精度よく且つ低コストで製造することができる液体入り容器の製造方法を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明をより具体的に例示説明する。
本発明の一実施形態である液体入り容器の製造方法は、例えば図1に示す構成の液体入り容器の製造装置1を用いて実施することができる。
図1に示す液体入り容器の製造装置1は、合成樹脂製のプリフォーム2から内容液を収容した液体入り容器C(図8参照)を製造するものである。液体入り容器Cに収容される液体(内容液)Lとしては、例えば飲料、化粧品、薬品、洗剤、シャンプー等のトイレタリーなどの様々な液体Lを採用することができる。
プリフォーム2としては、例えばポリプロピレン(PP)やポリエチレンテレフタレート(PET)等の熱可塑性を有する合成樹脂材料によって、開口端となる円筒状の口部2aと、口部2aに連なる円筒状の胴部2bと、胴部2bの下端を閉塞する底部2cと、を有する有底筒状に形成されたものを用いることができる。
詳細は図示しないが、口部2aの外壁面には、成形後の液体入り容器Cの口部2aに閉塞キャップ(不図示)を打栓(アンダーカット係合)によって装着するための係合突起が設けられている。なお、口部2aの外壁面に係合突起に替えて雄ネジを設けて閉塞キャップを口部2aにねじ結合により装着する構成とすることもできる。
液体入り容器の製造装置1は、ブロー成形用の金型10を有している。金型10は、例えばボトル形状などの液体入り容器Cの最終形状に対応した形状のキャビティ11を有している。キャビティ11は金型10の上面において上方に向けて開口している。プリフォーム2は、胴部2b及び底部2cが金型10のキャビティ11の内部に配置されるとともに口部2aが金型10から上方に突出した状態となって金型10に装着される。
金型10は左右に型開きすることができるようになっており、プリフォーム2を液体入り容器Cに成形した後に金型10を左右に開くことで、当該液体入り容器Cを金型10から取り出すことができるようになっている。
金型10の上方には、プリフォーム2の内部に加圧した液体Lを供給するためのノズルユニット20が設けられている。ノズルユニット20は本体ブロック21を有している。
本体ブロック21の下端には支持ブロック22が設けられ、この支持ブロック22により支持されて本体ブロック21の下端にはブローノズル23が装着されている。ブローノズル23は略円筒状に形成されており、その下端部は液体Lの供給口23aとなっている。本体ブロック21、支持ブロック22及びブローノズル23によって、ノズルユニット本体20aが構成されている。ノズルユニット本体20aは金型10に対して上下方向に相対移動自在となっている。ノズルユニット本体20aが下方側のストローク端にまで下降すると、ノズルユニット本体20a(より具体的には、ブローノズル23)は、金型10に装着されたプリフォーム2の口部2aに上方側から密封状態で係合する。
ノズルユニット本体20a(より具体的には、本体ブロック21及びブローノズル23)の内部には、ブローノズル23の供給口23aで終端する縦流路24が設けられている。この縦流路24は上下方向に延びている。本実施形態では、液体Lの供給口23aで終端する供給路は、当該縦流路24と、後述する供給ポート25、第3液体配管PL3及び第2液体配管PL2とで構成されている。すなわち、当該供給路の終端と縦流路24の終端とは、共に供給口23aである。
ノズルユニット本体20a(より具体的には、本体ブロック21)には、縦流路24の上端に連通する供給ポート25が設けられている。
ブローノズル23の上面には、下向き円錐状のシール面23bが設けられている。なお、シール面23bの形状は適宜変更が可能である。シール面23bは、ブローノズル23の内周面によって構成してもよいし、ブローノズル23の上面及び内周面によって構成してもよい。縦流路24の内部には、シール面23bに着座可能なシール体26が配置されている。シール体26は円筒状に形成されており、シール体26の下端には、下向き円錐状のテーパ面26aが設けられている。なお、テーパ面26aの配置及び形状は、適宜変更が可能である。シール体26は、下方側のストローク端位置である閉塞位置まで移動したときに、テーパ面26aにおいてシール面23bに着座して縦流路24を閉塞する。一方、シール体26が閉塞位置から上方に向けて移動すると、シール体26のテーパ面26aがシール面23bから離脱して縦流路24が開放される。
図1に示すように、シール体26はノズルユニット本体20aに対して相対的に上下方向に移動自在に設けられた軸体27に固定され、縦流路24の内部で上下方向に移動自在となっている。なお、シール体26は、軸体27と一体に形成してもよい。
ノズルユニット20は、液体Lの予備供給口28aを有する予備供給筒28を有している。鋼材等によって円筒状に形成された予備供給筒28は、シール体26を貫通するとともにシール体26及び軸体27の軸心に沿って延びている。図9A〜図9Bに示すように、予備供給口28aは、予備供給筒28の下端によって形成(下向きに開口)されている。予備供給口28aの下面には、上向き円錐状の予備シール面28bが設けられている。しかし、予備シール面28bの形状及び配置は、適宜変更が可能である。
また、ノズルユニット20は、予備供給口28aを開閉する予備シール体29を下端に有する予備供給ロッド30を有している。予備シール体29は、円柱状のロッド軸体31の下端に固定されている。しかし、予備シール体29はロッド軸体31と一体に形成してもよい。予備供給ロッド30は、予備シール体29とロッド軸体31とで構成されている。予備シール体29は、ロッド軸体31に例えば螺着によって固定された円柱状の固定部29a(図9A〜図9B参照)と、当該固定部29aの外周面から突出する円環状のフランジ部29bと、を有している。フランジ部29bの上面には、上向き円錐状の予備テーパ面29cが設けられている。しかし、予備テーパ面29cの形状及び配置は、適宜変更が可能である。フランジ部29bは、予備供給筒28と同一の外径寸法を有している。しかし、予備シール体29の寸法及び形状は適宜変更が可能である。
予備供給筒28及び予備供給ロッド30は、それぞれ、シール体26に対して相対的に上下方向に移動することができる。予備供給筒28及び予備供給ロッド30は、図示しない駆動源により個々に又は互いに連携して駆動される。
予備供給筒28及び予備供給ロッド30(予備シール体29)は、下方に向けて移動することによってプリフォーム2を軸方向に延伸させる延伸ロッドとして用いられる。しかし、予備供給筒28及び予備供給ロッド30を延伸ロッドとして用いない構成としてもよい。また、予備供給ロッド30のみを延伸ロッドとして用いてもよい。
予備供給口28aは、予備供給筒28の中空部によって形成された筒内流路28cを介して第1液体配管PL1の一端に接続されている。第1液体配管PL1には、第1液体配管弁VL1が設けられ、この第1液体配管弁VL1により第1液体配管PL1を開閉することができる。この第1液体配管弁VL1は、電磁弁により構成され、図示しない制御手段によって開閉制御される。第1液体配管PL1の他端は、第2液体配管PL2を介して加圧液体供給源32に接続されている。加圧液体供給源32は、例えばシリンダ32aとピストン(プランジャー)32bとを備えたプランジャーポンプで構成することができる。
第1液体配管PL1の他端は、第3液体配管PL3を介して供給ポート25にも接続されている。第3液体配管PL3には圧力計33が設けられ、この圧力計33の計測データは、前記の制御手段に入力されるようになっている。
このように、加圧液体供給源32は、供給口23aで終端する縦流路24、供給ポート25、第3液体配管PL3及び第2液体配管PL2で構成される供給路に接続されている。また、加圧液体供給源32は、予備供給口28aに、筒内流路28c、第1液体配管PL1及び第2液体配管PL2を介して接続されている。
加圧液体供給源32は、第4液体配管PL4を介してタンク34に接続されている。タンク34は、液体Lを収容するとともに当該液体Lを所定温度にまで加熱して当該温度に保持する構成とすることができる。第4液体配管PL4には、第4液体配管弁VL4が設けられ、この第4液体配管弁VL4により第4液体配管PL4を開閉することができる。この第4液体配管弁VL4は、電磁弁により構成され、前記の制御手段によって開閉制御される。
ブローノズル23の内周面には、プリフォーム2の内部から空気を排出するための排出口23cが設けられている。また、ブローノズル23及び支持ブロック22の内部には、排気路35が設けられており、排気路35の一端は排出口23cで終端している。本実施形態では、排気路35は、水平方向に延びている。しかし、排気路35の形状は適宜変更が可能である。排気路35の他端には、第1空気配管PA1を介して第2空気配管PA2の一端が接続されている。第2空気配管PA2の他端は、大気開放されている。第2空気配管PA2の一端には、第3空気配管PA3を介して吸引源36が接続されている。吸引源36は、例えば吸引ポンプ等で構成することができる。第1〜3空気配管PA1〜3には、それぞれ、第1〜3空気配管弁VA1〜3が設けられており、これら第1〜3空気配管弁VA1〜3により、第1〜3空気配管PA1〜3を開閉することができる。第1〜3空気配管弁VA1〜3は、それぞれ、電磁弁により構成され、前記の制御手段によって開閉制御される。
排気路35と第1〜3空気配管PA1〜3とで構成される空気路は、第1〜3空気配管弁VA1〜3の開閉により、図2及び図7に示すような大気開放状態と、図4に示すような閉塞状態と、図1に示すような吸引状態と、の間でその状態を切替えることができる。すなわち、空気路は、第1〜2空気配管弁VA1〜2が開き、第3空気配管弁VA3が閉じることにより、大気開放状態とされる。また、空気路は、第1〜3空気配管弁VA1〜3が閉じることにより、閉塞状態とされる。また、空気路は、第1及び第3空気配管弁VA1、VA3が開き、第2空気配管弁VA2が閉じることにより、吸引状態とされる。
図1に示すように、空気路を吸引状態とすることで、ブローノズル23におけるシール面23bよりも下方の部分に残留している液体の液だれを防止することができる。液体Lが液だれを生じ難いものである場合や液だれを生じても構わない場合などにおいては、空気路を吸引状態にする必要はなく、第3空気配管PA3及び吸引源36を設けない構成としてもよい。
図2に示すように、金型10に装着されたプリフォーム2の口部2aにブローノズル23が密封状態で係合するとともにシール体26が縦流路24を閉塞した状態において、予備供給筒28の予備供給口28aをプリフォーム2の底部2cで開放し、加圧液体供給源32を正方向(加圧方向)に作動させることにより、加圧液体供給源32から第2液体配管PL2、第1液体配管PL1、筒内流路28c及び予備供給口28aを介してプリフォーム2の内部に液体Lを供給することができる。このとき、第4液体配管弁VL4は閉じられ、第1液体配管弁VL1は開かれ、空気路は大気開放状態とされる。空気路を大気開放状態とすることにより、プリフォーム2の内部への液体Lの供給に伴って、プリフォーム2の内部から空気が空気路を介して大気へと排出される。なお、このように空気の排出のために空気路を大気開放状態とする構成に代えて、空気路を吸引状態とする構成としてもよい。この場合、プリフォーム2の内部からの空気の吸引は、プリフォーム2の内部への液体Lの供給より前に開始してもよいし、当該供給と同時又は当該供給の最中に開始してもよい。
図4に示すように、金型10に装着されたプリフォーム2の口部2aにブローノズル23が密封状態で係合するとともにシール体26が縦流路24を開放した状態において、加圧液体供給源32を正方向に作動させることにより、第2液体配管PL2、第3液体配管PL3、供給ポート25及び縦流路24を介してプリフォーム2の内部に加圧した液体Lを供給することができる。このとき、第4液体配管弁VL4は閉じられ、第1液体配管弁VL1は閉じられ、予備供給口28aは閉じられ、空気路は閉塞状態とされる。このような加圧した液体Lの供給により、プリフォーム2を金型10のキャビティ11に沿った形状の液体入り容器Cに成形することができる。
図6〜図7に示すように、液体入り容器Cの口部Caにブローノズル23が密封状態で係合するとともにシール体26が縦流路24を閉塞した状態において、予備供給筒28の予備供給口28aを液体入り容器Cの底部Ccで開放し、加圧液体供給源32を逆方向(吸引方向)に作動させることにより、液体入り容器Cの内部の液体Lを予備供給口28aから加圧液体供給源32に向けて排出することができる。このとき、第4液体配管弁VL4は閉じられ、第1液体配管弁VL1は開かれる。また、空気路は、このような液体Lの排出によって液体入り容器Cの内部の正圧状態が解消されるまでは、図6に示すように閉塞状態とされ、空気路への液体Lの侵入が抑制される。次いで、空気路は、図7に示すように大気開放状態とされる。これにより、液体入り容器Cの内部の減圧に伴い大気が導入され、液体入り容器Cの変形が防止されつつヘッドスペースHが形成される。なお、空気路に加圧空気の供給源を設け、予備供給口28aへの空気混入を防止できる程度でプリフォーム2の内部に加圧した空気を供給することによって予備供給口28aを介した液体Lの排出を促進又は支援する構成としてもよい。
ノズルユニット本体20a、シール体26、予備供給筒28、予備供給ロッド30、加圧液体供給源32(プランジャー32b)、第1液体配管弁VL1、第4液体配管弁VL4、第1〜3空気配管弁VA1〜3及び吸引源36等の作動は、前記の図示しない制御装置によって統合的に制御される。
次に、このような構成の液体入り容器の製造装置1を用いて、合成樹脂製のプリフォーム2から所定形状の容器の内部に液体(内容液)Lが収容されてなる液体入り容器Cを成形する方法(本実施形態に係る液体入り容器の製造方法)について説明する。
まず、待機工程が行われる。待機工程においては、ノズルユニット20は、図1に示すように、金型10に対して上方に離れた位置にあり、シール体26は縦流路24を閉塞し、予備供給ロッド30の予備シール体29は予備供給筒28の予備供給口28aを閉塞した状態となっている。また、空気路は吸引状態となっている。
この待機工程では、予めヒーター等の加熱手段(不図示)を用いて延伸性を発現する程度の所定の温度(例えば80℃〜150℃)にまで加熱しておいたプリフォーム2を金型10に装着し、型締めする。このとき、プリフォーム2の口部2aは開放されているので、プリフォーム2は、その内部に空気が充満した状態である。
次に、本実施形態では、空気排出工程が行われる。空気排出工程においては、図2に示すように、ノズルユニット20を下降させてプリフォーム2の口部2aにブローノズル23を係合させ、空気路を大気開放状態とし、シール体26で縦流路24を閉塞したままで予備供給筒28及び予備シール体29を下降させてプリフォーム2の底部2cにおいて予備供給口28aを開放した状態で、プランジャー32bを第1速度で(すなわち、第1圧力で)正方向に作動させ、予備供給口28aからプリフォーム2の内部に液体Lを供給することにより、プリフォーム2の内部の空気を、空気路を通して大気(外部)に排出させる。すなわち、プリフォーム2の内部に液体Lを供給することで、プリフォーム2の内部に充満している空気の大部分を液体Lによって外部に押し出して排出させる。予備供給口28aの開放は、具体的には、予備シール体29が底部2cに当接又は近接した状態で、予備供給筒28が予備シール体29に対して上昇することによって行われる。この空気の排出が完了すると、図3に示すように、予備供給口28aを閉じ、空気路を閉塞状態とする。なお、空気路を通して空気を排出する代わりに、プリフォーム2の口部2aにブローノズル23を係合させないことによって空気の排出経路を確保するようにしてもよい。空気排出工程における第1速度は、プリフォームを実質的に延伸(膨張)させない程度に設定することが好ましい。
このように、空気排出工程において、シール体26で縦流路24を開いて液体Lを供給するのではなく、予備供給筒28の予備供給口28aから液体Lを供給することにより、ブローノズル23の内周面に設けられた排出口23cへの液体Lの侵入を抑制し、プリフォーム2の内部から空気路を通じて空気をスムーズに排出することができる。また、空気排出工程において、予備供給口28aをプリフォーム2の底部2cに位置させた状態で液体Lを供給することにより、予備供給口28aを液体Lの供給後直ぐに液中に浸して、液中から液体Lを供給できるため、プリフォーム2の内部に充填された液体Lにおける泡立ち等の原因となる空気の巻き込みを効果的に抑制することができる。この巻き込み抑制により、液体ブロー成形工程によって形成される液体入り容器Cの内部の液体Lへの空気の混入が抑制されるため、ヘッドスペース形成工程において所望の大きさのヘッドスペースHを安定して形成することができる。また、この巻き込み抑制により、ヘッドスペース形成工程においてノズルユニット20の内部に戻される液体Lに含まれる気泡の量が低減するため、供給路への空気の混入も抑制され、成形条件の安定性や容器の成形性等を向上することができる。
空気排出工程が完了すると、次に、液体ブロー成形工程が行われる。液体ブロー成形工程においては、図4に示すように、ブローノズル23をプリフォーム2の口部2aに係合させた状態で、シール体26で縦流路24を開放し、供給口23aからプリフォーム2の内部に加圧液体供給源32によって第1圧力より大きい第2圧力に加圧した液体Lを供給することにより、プリフォーム2が、図5に示すように金型10のキャビティ11に沿った形状の液体入り容器Cに成形される。このように液体入り容器Cを成形した後は、シール体26で縦流路24を閉塞し、液体ブロー成形工程が完了する。なお、本実施形態では、液体ブロー成形工程においては予備供給口28aを閉じた状態としているが、開放状態として予備供給口28aからも液体Lを充填することが可能である。
本実施形態では、図3及び図4に示すように、液体ブロー成形工程の最中にロッド延伸工程が行われる。ロッド延伸工程においては、下方に向けて進出移動する予備供給筒28及び予備供給ロッド30(延伸ロッド)により、プリフォーム2の胴部2bを軸方向(縦方向)に延伸させる。本実施形態では、予備供給筒28及び予備供給ロッド30は、予備供給口28aを閉じた状態で、共に下降する。液体ブロー成形工程より前にロッド延伸工程を行う構成とすることもできる。ロッド延伸工程の後又は最中に液体ブロー成形工程を行う(液体ブロー成形工程の開始後にロッド延伸工程を開始してもよい)ことにより、プリフォーム2を延伸ロッドにより軸方向に延伸させつつブロー成形を行う二軸延伸ブロー成形を行うことができるので、プリフォーム2をより精度よく所定形状の液体入り容器Cに成形することができる。しかし、ロッド延伸工程を行わずに液体ブロー成形工程を行うようにしてもよい。図1には、予備供給筒28及び予備供給ロッド30が原位置にある状態が示されている。予備供給筒28及び予備供給ロッド30の下端は、原位置において、図1に示された高さに位置する必要はなく、当該高さより上方又は下方に位置してもよい。
液体ブロー成形工程は、空気排出工程においてプリフォーム2の内部の空気の大部分が外部に排出された状態で行われるので、プリフォーム2の内部に加圧した液体Lを供給したときに当該液体Lが空気を巻き込むことがなく、これにより、液体入り容器Cの内部の液体Lへの空気の混入が抑制される。
液体ブロー成形工程が完了すると、次に、ヘッドスペース形成工程が行われる。図6〜図7に示すように、本実施形態では、ヘッドスペース形成工程においては、加圧液体供給源32を吸引方向に作動させることによって液体入り容器Cの内部から液体Lを排出するサックバックにより、液体入り容器Cの内部に所望の大きさのヘッドスペースHが形成される。なお、このようなサックバックに代えて、液体入り容器Cを外部から押圧する等の手段によって液体入り容器Cの内部から液体Lを排出し、ヘッドスペースHを形成するようにしても構わない。
本実施形態では、ヘッドスペース形成工程においては、まず、図6に示すように、空気路を閉塞状態としたままで液体入り容器Cの内部から液体Lを排出する脱圧工程を行う。この脱圧工程においては、シール体26は縦流路24を閉塞しており、空気路は閉塞状態であり、予備供給口28aが液体入り容器Cの底部Ccに位置した状態である。この状態で、予備供給口28a及び第1液体配管弁VL1を開き、加圧液体供給源32のプランジャー32bを吸引方向に作動させて、液体入り容器Cの内部から液体Lを、予備供給口28aを通じて加圧液体供給源32に向けて吸い戻す。この脱圧工程によって、液体入り容器Cの内部の正圧状態を解消し(負圧状態にしてもよい)、その後に空気路を大気開放状態とする際に液体入り容器Cの内部から液体Lが空気路内に侵入するのを抑制できる。なお、この脱圧工程は、予備供給口28aの開放に加えて又は代えて、シール体26によって縦流路24を開放することにより行ってもよい。脱圧工程を行わないようにしてもよい。
本実施形態では、ヘッドスペース形成工程においては、脱圧工程が完了すると、図7に示すように、空気路を大気開放状態とした状態で予備供給口28aを介して液体入り容器Cの内部から液体Lを排出することによって液体入り容器Cの内部に空気を導入する空気導入工程を行う。空気導入工程においては、シール体26が縦流路24を閉塞し、空気路が大気開放状態であり、予備供給口28aが液体入り容器Cの底部Ccに位置し、予備供給口28a及び第1液体配管弁VL1が開いた状態で、加圧液体供給源32のプランジャー32bを吸引方向に作動させて、液体入り容器Cの内部から液体Lを、予備供給口28aを通じて加圧液体供給源32に向けて吸い戻す。このように空気を導入しながら液体Lを排出することにより、液体入り容器Cに過大な負圧化による変形(永久変形)を生じることなくより大きなヘッドスペースHを形成することができる。しかし、このように空気を導入することなくサックバックを行い、液体入り容器Cの内部を負圧化させた後に大気開放してヘッドスペースHを形成するようにしても構わない。
本実施形態では、ヘッドスペース形成工程(脱圧工程及び空気導入工程)において、液体入り容器Cの底部Ccに位置させた予備供給口28aを通して液体入り容器Cの内部から液体Lを排出することにより、液体入り容器CにヘッドスペースHを形成するようにしている。このように、本実施形態では、空気の混入が少ない下方(液中)から液体Lを吸い出すようにしているので、所望の大きさのヘッドスペースHを安定して形成することができる。また、ノズルユニット20の内部の供給路への空気の混入も抑制することができる。しかし、予備供給口28aを液体入り容器Cの底部Ccより上方に位置させた状態で、予備供給口28aから液体Lを吸い出すようにしても構わない。また、予備供給口28aに代えて、又は加えて、シール体26で縦流路24を開放することによって縦流路24を通じたサックバックを行い、ヘッドスペースHを形成するようにしても構わない。
本実施形態では、ヘッドスペース形成工程において、空気路を通じて液体入り容器Cの内部に空気を導入するようにしている。しかし、液体入り容器Cの口部Caからブローノズル23を離脱させることによって空気の導入経路を確保するようにしてもよい。
本実施形態では、ヘッドスペース形成工程が完了すると、ロッド上昇・吸引工程が行われる。ロッド上昇・吸引工程においては、図8に示すように、予備供給口28a及び第1液体配管弁VL1を閉じて予備供給筒28及び予備供給ロッド30を上昇させ、原位置に戻す。また、空気路を吸引状態とし、ブローノズル23からの液垂れを抑制する。次いで、ノズルユニット20を上昇させ、第4液体配管弁VL4を開き、加圧液体供給源32のプランジャー32bを吸引方向に作動させて加圧液体供給源32を充填する。そして、液体入り容器Cを金型10から取出し、図1に示す待機工程へと移行する。
本発明は前記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、前記の実施形態では、図1に示す構成の液体入り容器の製造装置1を用いて本発明の液体入り容器の製造方法を行う場合を示したが、他の構成の液体入り容器の製造装置等を用いて本発明の液体入り容器の製造方法を行うこともできる。
前記の実施形態においては、加圧液体供給源32はプランジャーポンプとされているが、これに限らず、液体Lを所定の圧力にまで加圧してプリフォーム2に供給することができ、液体Lのサックバックのための負圧を生じさせることができるものであれば他種類のポンプなどの種々の構成のものを用いることができる。
前記の実施形態においては、ヘッドスペース形成工程において、液体入り容器Cの内部から液体Lを排出することにより、液体入り容器CにヘッドスペースHを形成するようにしている。しかし、ヘッドスペース形成工程において、液体入り容器Cの内部から液体Lを排出しないで、延伸ロッドの引き抜きにより、液体入り容器CにヘッドスペースHを形成するようにしてもよい。
プリフォーム2として、成形後の液体入り容器Cの形状等に応じて種々の形状のものを用いることができる。
1 液体入り容器の製造装置
2 プリフォーム
2a 口部
2b 胴部
2c 底部
10 金型
11 キャビティ
20 ノズルユニット
20a ノズルユニット本体
21 本体ブロック
22 支持ブロック
23 ブローノズル
23a 供給口
23b シール面
23c 排出口
24 縦流路
25 供給ポート
26 シール体
26a テーパ面
27 軸体
28 予備供給筒
28a 予備供給口
28b 予備シール面
28c 筒内流路
29 予備シール体
29a 固定部
29b フランジ部
29c 予備テーパ面
30 予備供給ロッド
31 ロッド軸体
32 加圧液体供給源
32a シリンダ
32b ピストン
33 圧力計
34 タンク
35 排気路
36 吸引源
C 液体入り容器
Ca 口部
Cc 底部
L 液体(内容液)
PL1〜4 第1〜4液体配管
PA1〜3 第1〜3空気配管
VL1 第1液体配管弁
VL4 第4液体配管弁
VA1〜3 第1〜3空気配管弁
H ヘッドスペース
2 プリフォーム
2a 口部
2b 胴部
2c 底部
10 金型
11 キャビティ
20 ノズルユニット
20a ノズルユニット本体
21 本体ブロック
22 支持ブロック
23 ブローノズル
23a 供給口
23b シール面
23c 排出口
24 縦流路
25 供給ポート
26 シール体
26a テーパ面
27 軸体
28 予備供給筒
28a 予備供給口
28b 予備シール面
28c 筒内流路
29 予備シール体
29a 固定部
29b フランジ部
29c 予備テーパ面
30 予備供給ロッド
31 ロッド軸体
32 加圧液体供給源
32a シリンダ
32b ピストン
33 圧力計
34 タンク
35 排気路
36 吸引源
C 液体入り容器
Ca 口部
Cc 底部
L 液体(内容液)
PL1〜4 第1〜4液体配管
PA1〜3 第1〜3空気配管
VL1 第1液体配管弁
VL4 第4液体配管弁
VA1〜3 第1〜3空気配管弁
H ヘッドスペース
Claims (5)
- ノズルユニットと金型とを用いて有底筒状のプリフォームから内容液を収容した液体入り容器を製造する液体入り容器の製造方法であって、
前記ノズルユニットは、
液体の供給口を有するブローノズルと、
下端に液体の予備供給口を有する予備供給筒と、を有し、
前記プリフォームの底部に位置させた前記予備供給口から前記プリフォームの内部に液体を供給することにより、前記プリフォームの内部の空気を外部に排出させる空気排出工程と、
前記供給口から前記プリフォームの内部に加圧した液体を供給することにより、前記プリフォームを前記金型の内面に沿った形状の前記液体入り容器に成形する液体ブロー成形工程と、
前記液体入り容器の内部から液体を排出することにより、前記液体入り容器にヘッドスペースを形成するヘッドスペース形成工程と、
を有する、液体入り容器の製造方法。 - 前記ヘッドスペース形成工程において、前記液体入り容器の底部に位置させた前記予備供給口を通して前記液体入り容器の内部から液体を排出することにより、前記液体入り容器にヘッドスペースを形成する、請求項1に記載の液体入り容器の製造方法。
- 前記ノズルユニットは、
前記供給口で終端する供給路を開閉するシール体と、
前記予備供給口を開閉する予備シール体と、を有し、
前記予備供給筒は、前記シール体を貫通するとともに前記シール体に対して相対的に移動可能であり、
前記空気排出工程を、前記シール体で前記供給路を閉じた状態で行い、
前記液体ブロー成形工程を、前記シール体で前記供給路を開くことによって行い、
前記ヘッドスペース形成工程を、前記シール体で前記供給路を閉じた状態で行う、請求項1又は2に記載の液体入り容器の製造方法。 - 前記予備供給筒と前記予備シール体とにより延伸ロッドを構成し、
前記液体ブロー成形工程の最中又は前記液体ブロー成形工程より前に前記予備供給口を閉じた状態で、前記延伸ロッドにより前記プリフォームを軸方向に延伸させるロッド延伸工程をさらに有する、請求項3に記載の液体入り容器の製造方法。 - 前記ノズルユニットは、前記供給口と前記予備供給口との両方に接続された加圧液体供給源を有し、
前記空気排出工程を、前記加圧液体供給源を加圧方向に作動させることによって行い、
前記液体ブロー成形工程を、前記加圧液体供給源を加圧方向に作動させることによって行い、
前記ヘッドスペース形成工程を、前記加圧液体供給源を吸引方向に作動させることによって行う、請求項1から4のいずれか1項に記載の液体入り容器の製造方法。
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