JP2019117576A

JP2019117576A - 店舗システム

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Publication number: JP2019117576A
Application number: JP2017252167A
Authority: JP
Inventors: 典久新谷; Norihisa Shintani
Original assignee: Kyocera Document Solutions Inc
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Filing date: 2017-12-27
Publication date: 2019-07-18
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Abstract

【課題】販売強化指定された商品の販売促進を図る。【解決手段】店舗システム１００は、サーバー装置１と、客用端末２とを備える。サーバー装置１は、在庫管理部１１１と、商品の在庫状況に基づいて販売強化商品を指定する販売強化商品指定部１１２と、販売している商品を材料として用いる複数のレシピのデータを格納するレシピデータベース１２１と、複数のレシピのうち販売強化商品を材料として用いるレシピを販売強化商品レシピとして指定する販売強化商品レシピ指定部１１４とを備える。客用端末２は、表示部２６１と、操作部２６と、印刷部２２，２３と、サーバー装置１から販売強化商品レシピのデータを取得して販売強化商品の使用量が多いレシピを表示部２６１に表示させるレシピ表示制御部２０１と、客が任意のレシピの印刷を要求するとそのレシピを印刷させるレシピ印刷制御部２０２とを備える。【選択図】図１

Description

本発明は、店舗システムに関し、特に、販売強化指定された商品の販売促進を図る技術に関する。

スーパーマーケットやデパート等では客が自由に利用することができる客用端末を店舗に設置していることがある。客は客用端末を通じて商品やイベントの情報を見たり、必要な情報を用紙に印刷して取得したりすることができる。例えば、下記特許文献１には、店舗に設置された画像形成装置により印刷された料理レシピシートの料理を作るのに必要な商品の価格割引を行うことで集客効果を高める商品販売価格計算システムが記載されている。

特開２０１１−１１８５９０号公報

店側にとって、在庫が多い商品やあまり日持ちしない商品は積極的に売りたいという事情がある。そのような商品については販売強化商品に指定して割引価格で売り出すことで販売促進を図るとともに集客効果を高めている。上記特許文献１に記載の発明によると、店舗に設置された画像形成装置により印刷された料理レシピシートの料理を作るのに必要な商品の価格割引を行うことで集客効果を高めることができるが、上記販売強化商品の販売促進に寄与するものではない。

本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、販売強化指定された商品の販売促進を可能にすることを目的とする。

本発明の一局面に係る店舗システムは、サーバー装置と、客用端末とを備えた店舗システムであって、前記サーバー装置は、店舗で販売する商品の在庫を管理する在庫管理部と、前記在庫管理部によって管理されている商品の在庫の状況に基づいて、販売強化商品を指定する販売強化商品指定部と、前記店舗で販売している商品を材料として用いる複数のレシピのデータを格納するレシピデータベースと、前記レシピデータベースにデータが格納されている前記複数のレシピのうち、前記販売強化商品指定部によって指定された前記販売強化商品を材料として用いるレシピを、販売強化商品レシピとして指定する販売強化商品レシピ指定部とを備えており、前記客用端末は、各種情報を表示する表示部と、客からの操作を受け付ける操作部と、用紙に画像を印刷する印刷部と、前記サーバー装置から前記販売強化商品レシピのデータを取得して、前記販売強化商品を有するレシピから前記表示部に表示させるレシピ表示制御部と、客が前記操作部を通じて入力した任意のレシピの印刷指示に応じて、前記印刷部にそのレシピを印刷させるレシピ印刷制御部と、を備えているものである。

本発明によれば、販売強化指定された商品の販売促進を図ることができる。

本発明の一実施形態に係る店舗システムの概略構成図である。サーバー装置の主要部のブロック図である。客用端末の主要部のブロック図である。店舗システムの動作例を説明するフローチャートである。図４Ａの続きであり、店舗システムの動作例を説明するフローチャートである。客用端末における販売強化商品レシピの画面表示例を示す図である。客用端末における販売強化商品の割引情報の画面表示例を示す図である。販売強化商品レシピの印刷例を示す図である。店舗システムの別の動作例を説明するフローチャートである。図８Ａの続きであり、店舗システムの別の動作例を説明するフローチャートである。

以下、本発明の一実施形態に係る店舗システムについて図面を参照して説明する。なお、便宜のため、スーパーマーケットに導入される店舗システムを例に説明する。

図１は、本発明の一実施形態に係る店舗システムの概略構成図である。本発明の一実施形態に係る店舗システム１００は、サーバー装置１と、客用端末２とを少なくとも備える。本実施形態では、店舗システム１００が更にＰＯＳ端末（レジ端末）３を備える形態を説明する。サーバー装置１、客用端末２及びＰＯＳ端末３は、ＬＡＮ（Local Area Network）等のネットワーク４に有線又は無線で接続されており、相互に通信可能になっている。

サーバー装置１は、店舗で販売する商品の在庫を管理するコンピューター装置である。サーバー装置１は、店舗の事務室内等の客の目に触れない場所に配置される。あるいはサーバー装置１は、遠隔地やクラウド上に配置することもできる。

客用端末２は、店頭に設置されて客が自由に操作可能な例えば画像形成装置である。客用端末２は、店舗で売り出し中の食材の案内やその商品を用いて作る料理のレシピ等の様々な情報を客が視認可能となるように動作し、また、必要に応じて各情報を用紙に印刷する。更に後述するように、客用端末２は、客が所持するスマートフォンやタブレット端末等のユーザー端末５と近距離無線通信を行なってユーザー端末５から料理の写真データを取得する。

図２は、サーバー装置１の主要部のブロック図である。サーバー装置１は、ＣＰＵ１１(Central Processing Unit)、ストレージ１２、ＲＯＭ（Read Only Memory）１３、ＲＡＭ１４（Random Access Memory）、ネットワークインターフェース１５等を備える。これら各要素は、内部バス１６によって相互に接続されている。

ＣＰＵ１１は、例えばストレージ１２に格納された管理プログラムに従って動作することにより、制御部１１０、在庫管理部１１１、販売強化商品指定部１１２、販売強化商品レシピ指定部１１３、割引情報管理部１１４、セット販売商品指定部１１５、及びレシピ特定部１１６として機能する。なお、これら各部は、ＣＰＵ１１による機能によらず、それぞれハードウェアにより構成されてもよい。

ストレージ１２は、ハードディスク装置（ＨＤＤ）やシリコンドライブ（ＳＳＤ）等で構成され、ＣＰＵ１１で実行される基本ソフトや各種アプリケーションソフト、上記管理プログラム、システムファイル、データファイル等を保存する。

ストレージ１２上にレシピデータベース１２１が備えられている。レシピデータベース１２１は、店舗で販売している商品を材料として用いる複数のレシピのデータを格納している。なお、ＣＰＵ１１は、例えば管理者による図略の管理端末（情報処理装置）を用いてのサーバー装置１の遠隔操作により、図略の管理端末を通じてレシピデータベース１２１に対して既存のレシピの削除、修正、及び新たなレシピの追加を行う指示を受け付け、当該指示に従って、レシピデータベース１２１に対して既存のレシピの削除、修正、及び新たなレシピの追加を行う。

ＲＯＭ１３は、サーバー装置１の起動時に実行されるＢＩＯＳ等のプログラムを保存する。

ＲＡＭ１４は、ＣＰＵ１１が基本ソフトや各種アプリケーションソフトを実行する際のワークメモリーとして機能し、また、各種プログラムで使用されるデータを一時的に保存する。

ネットワークインターフェース１５は、ネットワーク４（図１を参照）に接続され、客用端末２及びＰＯＳ端末３との間で通信を行う。

制御部１１０は、サーバー装置１の全体的な動作制御を司る。

在庫管理部１１１は、店舗で販売する商品の在庫を記憶する。管理者が、上記管理端末を通じて在庫管理部１１１に各商品の入荷日、数量、価格等を入力すると、在庫管理部１１は、入力された情報をストレージ１２に保存する。また、在庫管理部１１１は、ＰＯＳ端末３において商品の購入処理が行われると、当該購入処理情報をＰＯＳ端末３から取得して、その商品の在庫情報を更新する。

販売強化商品指定部１１２は、商品の在庫状況に基づいて販売強化商品を指定する。販売強化商品とは、その店舗が優先的に売り出したい商品のことである。販売強化商品指定部１１２は、例えば、大量に仕入れた商品、売れ行きが悪く多くの在庫を抱えた商品、日持ちしない生鮮品等が販売強化商品の対象とする。販売強化商品指定部１１２は、在庫管理部１１１で管理されている在庫情報を参照し、在庫が多い商品や長期間販売実績のない商品を販売強化商品とする。あるいは、販売強化商品指定部１１２は、上記管理端末を通じた管理者の指示に従って、販売強化商品を指定する。

販売強化商品レシピ指定部１１３は、レシピデータベース１２１に格納されている複数のレシピのうち販売強化商品指定部１１２により指定された販売強化商品を材料として用いるレシピを販売強化商品レシピとして指定する。販売強化商品が販売強化商品指定部１１２により複数指定されている場合には、販売強化商品レシピ指定部１１３は、販売強化商品を少なくとも一つ含むレシピを販売強化商品レシピとして指定する。

割引情報管理部１１４は、販売強化商品の割引情報を記憶する。割引情報とは割引率や値引き価格のことである。管理者は、販売強化商品ごとに割引率又は値引き価格を決めてその割引情報を、上記管理端末を通じて割引情報管理部１１４に送信すると、当該割引情報を割引情報管理部１１４が記憶する。

セット販売商品指定部１１５は、販売強化商品レシピで不足している栄養素を補うための商品をセット販売商品として指定する。すなわち、レシビデータベース１２１に格納されている各レシピは、そのレシピで作られる料理の各種栄養素の含有量を表すレーダーチャートを予備情報として有しており、セット販売商品指定部１１５は、当該レーダーチャートを参照して販売強化商品レシピで不足している栄養素を特定し、例えば在庫管理部１１１が記憶している店舗で販売する商品の在庫の状況に基づいて、店舗で販売している商品の中から当該栄養素を多く含む商品すなわち食材をピックアップする。可能であれば、セット販売商品指定部１１５は、販売強化商品の中からセット販売商品を選択する。

レシピ特定部１１６は、レシピデータベース１２１に格納された複数のレシピの中から、客用端末２から送られてきた料理写真に該当するレシピを特定する。すなわち、レシピデータベース１２１に格納されている各レシピは、そのレシピで作られる料理の写真を予備情報として有しており、レシピ特定部１１６は、当該予備情報としての写真を、客用端末２から受信した料理写真に対して画像マッチング処理を行うことで、レシピデータベース１２１に格納された複数のレシピの中から当該料理写真に該当するレシピを特定する。

図３は、客用端末２の主要部のブロック図である。客用端末２は、例えば、プリンター、ファクシミリ装置、スキャナーの各機能を統合した複合機（ＭＦＰ）である。

画像読取部２１は、制御ユニット２０による制御の下、光照射部及びＣＣＤセンサー等を有する読取機構を備える。画像読取部２１は、光照射部により原稿を照射し、その反射光をＣＣＤセンサーで受光することにより、原稿から画像を読み取る。

画像形成部２２は、画像読取部２１で読み取られた原稿画像、ネットワーク接続されたサーバー装置１から受信した印刷データ等の画像形成を行う。

定着部２３は、画像形成部２２の画像形成処理により表面に画像（トナー像）が形成された記録紙を加熱し、熱圧着により当該画像を用紙に定着させる定着処理を行う。

なお、画像形成部２２及び定着部２３は、特許請求の範囲における「印刷部」に相当する。

画像メモリー２４は、画像読取部２１による読取で得られた原稿画像を一時的に記憶したり、画像形成部２２による画像形成の対象となる画像を一時的に保存する領域である。

ＨＤＤ２５は、画像読取部２１によって読み取られた原稿画像、サーバー装置１から受信した印刷データ、ユーザー端末５から受信した写真データ等を記憶する大容量の記憶装置である。

操作部２６は、客用端末２が実行可能な各種動作及び処理についてユーザー（客）からの指示を受け付ける。操作部２６は、各種情報を表示するタッチパネル式の表示部２６１と、複数のハードキー２６２とを備えている。

近距離無線通信部２８は、ユーザー端末５との間でＢｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）やＮＦＣ（Near Field Communication）による近距離無線通信を行う通信システムからなる。

ネットワークインターフェース２９は、ＬＡＮボード等の通信モジュールから構成され、当該ネットワークインターフェース２９に接続されたＬＡＮ等を介してネットワーク４に接続されたサーバー装置１と種々のデータの送受信を行う。

制御ユニット２０は、プロセッサー、ＲＡＭ、ＲＯＭ及び専用のハードウェア回路等から構成される。プロセッサーは、例えば、ＣＰＵ、ＭＰＵ、又はＡＳＩＣ等である。制御ユニット２０は、制御部２００、レシピ表示制御部２０１、レシピ印刷制御部２０２、及び写真転送部２０３を備えている。なお、ＨＤＤ２５又は上記ＲＯＭに制御プログラムが記憶されており、制御ユニット２０は、当該制御プログラムに従って動作することにより、制御部２００、レシピ表示制御部２０１、レシピ印刷制御部２０２、及び写真転送部２０３として動作する。なお、当該制御プログラムによらず、制御ユニット２０が、ハード回路としての制御部２００、レシピ表示制御部２０１、レシピ印刷制御部２０２、及び写真転送部２０３を備えるようにしてもよい。

制御部２００は、客用端末２の全体的な動作を司るものであり、画像読取部２１、画像形成部２２、定着部２３、画像メモリー２４、ＨＤＤ２５、操作部２６等と接続され、これら各部の駆動制御を行う。

レシピ表示制御部２０１は、サーバー装置１から販売強化商品レシピのデータを取得して、販売強化商品レシピを表示部２６１に表示させる。レシピ表示制御部２０１は、販売強化商品レシピのデータが複数の販売強化商品レシピを示す場合、販売強化商品を有するレシピから表示部２６１に表示させ、より好ましくは、レシピ表示制御部２０１は、販売強化商品を多く有するレシピから表示部２６１に表示させる。

レシピ印刷制御部２０２は、客が操作部２６を通じて任意のレシピの印刷を要求すると画像形成部２２及び定着部２３を制御してそのレシピを印刷させる。

このように販売強化商品を使ったレシピを客に提示することで販売強化商品の販売促進を図る。

また、レシピ表示制御部２０１は、客が操作部２６を通じて任意のレシピを選択する指示を入力すると、当該指示に従って、サーバー装置１から、当該選択されたレシピに含まれるいずれか一つの販売強化商品の割引情報を取得して、表示部２６１に当該割引情報を表示させる。

レシピ印刷制御部２０２は、客が操作部２６を通じてレシピの印刷指示を入力すると、当該印刷指示に従って、画像形成部２２及び定着部２３を制御してその選択されたレシピとともに割引情報に基づく販売強化商品の割引コードを印刷させる。割引コードは、例えばバーコードやＱＲコード（登録商標）である。割引コードはＰＯＳ端末３で読み取られて客は販売強化商品を割引価格で購入可能となる。

このように客が所望するレシピに販売強化商品の割引コードを合わせて印刷することで販売強化商品の販売促進を図る。

また、レシピ表示制御部２０１は、客が操作部２６を通じて別の商品の割引情報を要求する指示を入力すると、当該指示に従って、サーバー装置１から選択されたレシピに含まれる別の販売強化商品の割引情報を取得し、表示部２６１に先に表示している割引情報に代えて、新たに取得した当該別の販売強化商品の割引情報を表示させてもよい。これにより、店側が割引価格で購入を勧める販売強化商品を、客が既に調達済みで購入の必要がないような場合であっても、客に別の販売強化商品の割引を提示して、販売強化商品の販売促進を図る。

また、レシピ表示制御部２０１は、客が操作部２６を通じて任意のレシピを選択するとサーバー装置１からそのレシピに関連するセット販売商品の情報を取得して表示部２６１にそのレシピとともにセット販売商品の情報を表示させてもよい。これにより、販売強化商品とともにセット販売商品が抱き合わせて購入されるようにして、販売促進を図る。

客が作ろうとしている料理が既に決まっており、その料理の写真を客がユーザー端末５に保存しているものとする。この場合、写真転送部２０３は、近距離無線通信部２８を介してユーザー端末５から料理写真のデータを取得する。写真転送部２０３は、ユーザー端末５から料理写真のデータを取得すると、ネットワークインターフェース２９を介して、それをサーバー装置１へ送信する。サーバー装置１では、上述したように、レシピ特定部１１６がその料理写真に該当するレシピを特定する。そして、客用端末２のレシピ表示制御部２０１は、サーバー装置１から特定されたレシピを取得して表示部２６１にそのレシピを表示させる。これによれば、客が作ろうと思っている料理のレシピがわからなくても料理の写真を持っていれば、当該客に対して、その料理のレシピを客に提示することができる。これにより、販売強化商品の販売促進を図る。

次に、店舗システム１００の動作について説明する。図４Ａ及び図４Ｂは、店舗システム１００の動作例を説明するフローチャートである。

まず、サーバー装置１において、販売強化商品指定部１１２が、在庫管理部１１１で管理されている在庫情報を参照して、商品の在庫状況に基づいて販売強化商品を指定する（Ｓ１０１）。

販売強化商品が指定されると、割引情報管理部１１４が、販売強化商品の割引情報を決定する（Ｓ１０２）。

また、販売強化商品レシピ指定部１１３が、レシピデータベース１２１に格納されている複数のレシピのうち販売強化商品指定部１１２により指定された販売強化商品を材料として用いるレシピを販売強化商品レシピとして指定する（Ｓ１０３）。

更に、セット販売商品指定部１１５が、販売強化商品レシピで不足している栄養素を補うための商品をセット販売商品として指定する（Ｓ１０４）。このとき、セット販売商品指定部１１５は、販売強化商品を優先して、販売強化商品の中からセット販売商品を指定する。なお、Ｓ１０２乃至Ｓ１０４の実行順序は入れ替わってもよい。

そして、客が客用端末２の操作部２６を操作してレシピの表示を要求する指示を入力すると（Ｓ２０１でＹＥＳ）、レシピ表示制御部２０１が、当該指示に従って、サーバー装置１に販売強化商品レシピのデータを要求する（Ｓ２０２）。サーバー装置１の制御部１１０は、当該要求を受けてレシピデータベース１２１から販売強化商品レシピのデータを読み出して当該データを、ネットワークインターフェース１５を介して、客用端末２に送信する（Ｓ１０６）。レシピ表示制御部２０１は、サーバー装置１から販売強化商品レシピのデータを受信して表示部２６１に販売強化商品レシピを表示させる（Ｓ２０３）。

図５は、客用端末２における販売強化商品レシピの画面表示例を示す図である。図５の例では３つのレシピが表示されている。各レシピにはそのレシピで作られる料理の各種栄養素を表すレーダーチャートが含まれている。表示部２６１の画面サイズの都合上、サーバー装置１から受信した販売強化商品レシピが一度に全て表示できないことがある。販売強化商品レシピが多い場合、客は画面中の「戻」ボタン２６３又は「次」ボタン２６４を適宜タッチ操作すると、表示部２６１に備えられるタッチパネルを介して前画面又は次画面を表示させる指示が入力され、当該指示に従って、レシピ表示制御部２０１が前画面又は次画面として他のレシピを表示させる。これにより、客は所望のレシピを探すことができる。また、客は目的のレシピを見つけるとそのレシピをタッチ操作して選択した上で「ＯＫ」ボタン２６５をタッチ操作することで、タッチパネルを介してレシピ詳細を表示させる指示が入力され、当該指示に従って、レシピ表示制御部２０１が上記選択されたレシピの詳細を表示させる。

説明は図４Ａへ戻る。上記販売強化商品レシピの表示時に、客が操作部２６を操作して、表示されているレシピから任意のレシピを選択すると（Ｓ２０４でＹＥＳ）、レシピ表示制御部２０１が、サーバー装置１に対して、選択されたレシピに含まれる販売強化商品の割引情報とセット販売商品の情報の送信を要求する（Ｓ２０５）。サーバー装置１の制御部１１０は、ネットワークインターフェース１５を介して当該送信の要求を受信し、当該要求に従って、割引情報管理部１１４及びセット販売商品指定部１１５から販売強化商品の割引情報及びセット販売商品の情報をそれぞれ取得して、これら情報を、ネットワークインターフェース１５を介して客用端末２に送信する（Ｓ１０７）。客用端末２のレシピ表示制御部２０１は、ネットワークインターフェース２９を介して、サーバー装置１から販売強化商品の割引情報とセット販売商品の情報を受信して、表示部２６１にそれら情報を表示させる（Ｓ２０６）。

図６は、客用端末２における販売強化商品の割引情報の画面表示例を示す図である。図６の例では、販売強化商品が「じゃがいも」であり、セット販売商品が「レモン」である。レシピ表示制御部２０１は、表示部２６１にポップアップ画面２６６を表示させて販売強化商品の割引情報とセット販売商品の情報を客に提示する。客がポップアップ画面２６６中の「変更」ボタン２６７をタッチ操作すると、タッチパネルにより、別の商品の割引情報を要求する指示が入力される。また、客はポップアップ画面２６６中の「レシピ印刷」ボタン２６８をタッチ操作すると、タッチパネルにより、レシピを印刷する指示が入力される。

図４Ｂへ戻り、客が別の商品の割引情報を要求する操作を上記のようにして行うと（Ｓ２０７でＹＥＳ）、レシピ表示制御部２０１が、ネットワークインターフェース２９を介して、サーバー装置１に、別の商品の割引情報を要求する（Ｓ２０５）。このとき、レシピ表示制御部２０１は、客が選択しているレシピに含まれている別の販売強化商品の割引情報をサーバー装置１に要求する。

サーバー装置１の制御部１１０は、上記要求を受けて割引情報管理部１１４から別の販売強化商品の割引情報を取得してそれを客用端末２に送信する（Ｓ１０７）。客用端末２のレシピ表示制御部２０１は、サーバー装置１から販売強化商品の割引情報を受信して表示部２６１にその情報を表示させる（Ｓ２０６）。

なお、客が次から次へと割引情報の変更を要求することがないように、レシピ表示制御部２０１は、変更要求の回数に上限を設けてもよい。例えば、レシピ表示制御部２０１は、変更可能な回数を１回に制限してもよい。

客が操作部２６を操作してレシピの印刷を要求する指示を入力すると（Ｓ２０８でＹＥＳ）、レシピ印刷制御部２０２が、当該指示に従って、画像形成部２２及び定着部２３を制御して、選択されたレシピとともに割引情報に基づく販売強化商品の割引コードを印刷させる（Ｓ２０９）。

図７は、販売強化商品レシピの印刷例を示す図である。図７に示したレシピシート６は、図６のポップアップ画面２６６において「レシピ印刷」ボタン２６８がタッチ操作された場合に印刷されるレシピの例である。レシピシート６には客が選択したレシピ以外に、販売強化商品である「じゃがいも」の割引コード６１が印刷される。また、セット販売商品である「レモン」の割引コード６１も印刷される。割引コード６１はＰＯＳ端末３で読み取られ、客は販売強化商品及びセット販売商品を割引価格で購入することができる。

図８Ａ及び図８Ｂは、店舗システム１００の別の動作例を説明するフローチャートである。

まず、サーバー装置１において、販売強化商品指定部１１２が、在庫管理部１１１で管理されている在庫情報を参照して商品の在庫状況に基づいて販売強化商品を指定する（Ｓ１１１）。

販売強化商品が指定されると、割引情報管理部１１４が、販売強化商品の割引情報を決定する（Ｓ１１２）。

また、販売強化商品レシピ指定部１１３が、レシピデータベース１２１に格納されている複数のレシピのうち販売強化商品指定部１１２により指定された販売強化商品を材料として用いるレシピを販売強化商品レシピとして指定する（Ｓ１１３）。

更に、セット販売商品指定部１１５が、販売強化商品レシピで不足している栄養素を補うための商品をセット販売商品として指定する（Ｓ１１４）。このとき、セット販売商品指定部１１５は、販売強化商品を優先して、当該販売強化商品の中からセット販売商品を指定する。なお、Ｓ１１２乃至Ｓ１１４の実行順序は入れ替わってもよい。

そして、客がユーザー端末５に保存されている料理写真のデータをユーザー端末５から客用端末２に送信すると、客用端末２の写真転送部２０３が、当該料理写真のデータを、近距離無線通信部２８を介して受信し（Ｓ２１１）、それを、ネットワークインターフェース２９を介してサーバー装置１に転送する（Ｓ２１２）。

サーバー装置１のレシピ特定部１１６は、当該料理写真のデータを、ネットワークインターフェース１５を介して受信すると、レシピデータベース１２１に格納されている複数のレシピの中から、客用端末２から送られてきた料理写真に該当するレシピを特定し（Ｓ１１５）、当該特定したレシピのデータを客用端末２に、ネットワークインターフェース１５を介して送信する（Ｓ１１６）。レシピ表示制御部２０１は、サーバー装置１から、ネットワークインターフェース２９を介してレシピのデータを受信して、表示部２６１にレシピを表示させる（Ｓ２１３）。

客が操作部２６を操作して任意のレシピを選択する指示が入力されると（Ｓ２１４でＹＥＳ）、レシピ表示制御部２０１が、サーバー装置１に選択されたレシピに含まれる販売強化商品の割引情報とセット販売商品の情報を要求する指示を、ネットワークインターフェース２９を介して、サーバー装置１に送信する（Ｓ２１５）。

サーバー装置１の制御部１１０は、当該要求を受けて割引情報管理部１１４及びセット販売商品指定部１１５から販売強化商品の割引情報及びセット販売商品の情報をそれぞれ取得してこれら情報を客用端末２に送信する（Ｓ１１７）。レシピ表示制御部２０１は、サーバー装置１から販売強化商品の割引情報とセット販売商品の情報を受信して表示部２６１にそれら情報を表示させる（Ｓ２１６）。

客用端末２において、客が操作部２６を操作して別の商品の割引情報を要求する指示を入力すると（Ｓ２１７でＹＥＳ）、レシピ表示制御部２０１が、当該指示に従って、サーバー装置１に別の商品の割引情報を要求する指示を送信する（Ｓ２１５）。このとき、客が選択しているレシピに別の販売強化商品が含まれている場合には、レシピ表示制御部２０１は、当該別の販売強化商品の割引情報をサーバー装置１に要求する指示を送信する。

サーバー装置１の制御部１１０は、当該要求を受けて割引情報管理部１１４から別の販売強化商品の割引情報を取得してそれを客用端末２に送信する（Ｓ１１７）。レシピ表示制御部２０１は、サーバー装置１から販売強化商品の割引情報を受信して表示部２６１にその情報を表示させる（Ｓ２１６）。

なお、レシピ表示制御部２０１は、客が次から次へと割引情報の変更を要求することがないように変更要求の回数に上限を設けてもよい。例えば、レシピ表示制御部２０１は、変更可能な回数を１回に制限してもよい。

客が操作部２６を操作してレシピの印刷を要求する指示を入力すると（Ｓ２１８でＹＥＳ）、レシピ印刷制御部２０２が、当該指示に従って、画像形成部２２及び定着部２３を制御して、選択されたレシピとともに割引情報に基づく販売強化商品の割引コードを印刷させる（Ｓ２１９）。

以上説明したように、本実施形態によると、商品の在庫状況に基づいて在庫が多い商品や日持ちしない商品等が販売強化商品に指定され、客用端末２を通じて客にレシピとともに販売強化商品の割引情報が提示される。これにより、販売強化商品の販売促進を図ることができる。

また、店舗システム１００をスーパーマーケットに適用する例を説明したが、本発明に係る店舗システムが適用可能な範囲はスーパーマーケットに限られない。また、レシピは料理レシピに限られず、例えば、日曜大工で作成する家具等の作成手順であってもよい。この場合、本発明に係る店舗システムをホームセンター等に適用する。

また、図１乃至図８Ｂを用いて上記実施形態により示した構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明を当該構成及び処理に限定する趣旨ではない。

１００店舗システム
１サーバー装置
１１１在庫管理部
１１２販売強化商品指定部
１１３販売強化商品レシピ指定部
１１４割引情報管理部
１１５セット販売商品指定部
１１６レシピ特定部
１２１レシピデータベース
２客用端末
２０１レシピ表示制御部
２０２レシピ印刷制御部
２０３写真転送部
２２画像形成部
２３定着部
２６操作部
２６１表示部

Claims

サーバー装置と、客用端末とを備えた店舗システムであって、
前記サーバー装置は、店舗で販売する商品の在庫を管理する在庫管理部と、
前記在庫管理部によって管理されている商品の在庫の状況に基づいて、販売強化商品を指定する販売強化商品指定部と、
前記店舗で販売している商品を材料として用いる複数のレシピのデータを格納するレシピデータベースと、
前記レシピデータベースにデータが格納されている前記複数のレシピのうち、前記販売強化商品指定部によって指定された前記販売強化商品を材料として用いるレシピを、販売強化商品レシピとして指定する販売強化商品レシピ指定部とを備えており、
前記客用端末は、各種情報を表示する表示部と、
客からの操作を受け付ける操作部と、
用紙に画像を印刷する印刷部と、
前記サーバー装置から前記販売強化商品レシピのデータを取得して、前記販売強化商品を有するレシピから前記表示部に表示させるレシピ表示制御部と、
客が前記操作部を通じて入力した任意のレシピの印刷指示に応じて、前記印刷部にそのレシピを印刷させるレシピ印刷制御部と、を備えている店舗システム。
前記サーバー装置は、前記販売強化商品の割引情報を管理する割引情報管理部を更に備えており、
前記客用端末の前記レシピ表示制御部は、客が前記操作部を通じて任意のレシピを選択すると、前記サーバー装置から、当該レシピに含まれるいずれか一つの前記販売強化商品の割引情報を取得して前記表示部に前記割引情報を表示させ、
前記レシピ印刷制御部は、客が前記操作部を通じて入力した前記選択されたレシピの印刷指示に応じて、前記印刷部に、当該レシピとともに、前記割引情報に基づく前記販売強化商品の割引コードを印刷させる請求項１に記載の店舗システム。
前記レシピ表示制御部は、客が前記操作部を通じて入力した別の商品の割引情報の取得指示に応じて、前記サーバー装置から前記選択されたレシピに含まれる別の前記販売強化商品の割引情報を取得し、前記表示部に先に表示している割引情報に代えて、新たに取得した前記別の前記販売強化商品の割引情報を表示させる請求項２に記載の店舗システム。
前記レシピが栄養バランス情報を付加情報として有する料理レシピであり、
前記サーバー装置は、前記販売強化商品レシピで不足している栄養素を補うための商品をセット販売商品として指定するセット販売商品指定部を更に備えており、
前記客用端末の前記レシピ表示制御部は、客が前記操作部を通じて任意のレシピを選択すると、前記サーバー装置からそのレシピに関連する前記セット販売商品の情報を取得して、前記表示部に当該レシピとともに、前記セット販売商品の情報を表示させる請求項１乃至請求項３のいずれかに記載の店舗システム。
前記レシピが料理レシピであり、
前記客用端末は、客が所持するユーザー端末から料理写真のデータを取得して前記サーバー装置へ送信する写真転送部を更に備えており、
前記サーバー装置は、前記客用端末から前記料理写真のデータを受信して、前記料理写真に対して画像マッチング処理を行うことで前記レシピデータベースに格納された複数のレシピの中から前記料理写真に該当するレシピを特定するレシピ特定部を更に備えており、
前記客用端末の前記レシピ表示制御部は、前記サーバー装置から前記特定されたレシピを取得して前記表示部にそのレシピを表示させる請求項１乃至請求項３のいずれかに記載の店舗システム。