JP2019117133A - 容器検査装置 - Google Patents

容器検査装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019117133A
JP2019117133A JP2017251685A JP2017251685A JP2019117133A JP 2019117133 A JP2019117133 A JP 2019117133A JP 2017251685 A JP2017251685 A JP 2017251685A JP 2017251685 A JP2017251685 A JP 2017251685A JP 2019117133 A JP2019117133 A JP 2019117133A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
unit
imaging
inspection
bottle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017251685A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6914184B2 (ja
Inventor
太郎 浅見
Taro Asami
太郎 浅見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suntory Holdings Ltd
Original Assignee
Suntory Holdings Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suntory Holdings Ltd filed Critical Suntory Holdings Ltd
Priority to JP2017251685A priority Critical patent/JP6914184B2/ja
Publication of JP2019117133A publication Critical patent/JP2019117133A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6914184B2 publication Critical patent/JP6914184B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Abstract

【課題】容器を確実に検査することができ、かつ、単位時間当たりの検査数量を高めることができる容器検査装置を実現する。【解決手段】本発明に係る容器検査装置1Aは、首部22と胴部とを有する容器2を検査する容器検査装置1Aであって、首部22を支持する態様で容器2を支持できる支持手段111、容器2を円形軌道で公転させることができる第一公転手段112、および、容器2を撮像できる主撮像手段113、を有する検査部11と、容器2を口部の上方と底部の下方とから挟持できる挟持手段121、容器2を容器2の口部と底部とを結ぶ軸心のまわりに自転させることができる自転手段122、および、容器2を円形軌道で公転させることができる第二公転手段123、を有する角度変更部12と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、容器検査装置に関する。
容器に充填された商品の製造において、その製造工程の各段階において容器を検査する場合がある。短時間で全数の検査を行う要請から、容器の搬送経路の途中に設けられた撮像手段によって容器の外観を撮像し、この撮像結果によって容器の状態を判定する検査装置が用いられている。
このような検査装置の他の例として、たとえば、特許文献1には、エア搬送コンベアを用いてボトルを搬送する搬送経路を有し、当該搬送経路を通過するボトルに対して検査を行うボトル搬送装置が開示されている。このボトル搬送装置によれば、ボトルにダメージを与えることなく、単位時間当たりに数多くのボトルを搬送および検査することができるため、生産性に優れる。このようなコンベア式の容器搬送手段としては、他にベルトコンベアなどが例示される。
また、このような検査装置の他の例として、たとえば、特許文献2には、容器を受容し、これを自転可能な載置台と、当該載置台を公転軸まわりに公転させる回転支持台と、当該容器の外観を撮像する複数台のカメラと、を備える検査装置が開示されている。この検査装置によれば、容器を、複数台のカメラの間を公転方向に搬送する間に自転させるため、それぞれのカメラによって撮像される容器の周方向の位置を異なる位置にすることができる。この機構によって、容器の周方向の全周を撮像することができ、全周にわたってその外観を検査することができる。このような検査装置は、たとえば、容器にラベルが正しく貼付されているか否かを検査するのに適している。
特開2012−246108号公報 特開2015−197342号公報
ところで、特許文献1のような搬送装置では、コンベアにより運搬される最中の容器が自由に自転するという課題があった。この課題のため、搬送経路上に設けられた検査装置に到達した容器の配向を一定にすることが難しく、それによって、容器の周方向の特定の位置を検査することや、容器の周方向の全周をもれなく検査することが、できない場合があった。
また、特許文献2のような検査装置では、容器を自転させながら公転させるため、搬送中の容器が転倒するおそれがあった。そのため、特許文献2のような検査装置では、容器の転倒を避けるために容器の搬送速度を一定以上に上げられず、単位時間あたりの検査数量が低下する問題があった。このような搬送速度の制限は、製造工程全体の生産性を損なう結果になるおそれがあった。
そこで、容器を確実に検査することができ、かつ、単位時間当たりの検査数量を高めることができる容器検査装置の実現が求められる。
本発明に係る容器検査装置は、首部と胴部とを有する容器を検査する容器検査装置であって、前記首部を支持する態様で前記容器を支持できる支持手段、当該容器を円形軌道で公転させることができる第一公転手段、および、当該容器を撮像できる主撮像手段、を有する検査部と、前記容器を口部の上方と底部の下方とから挟持できる挟持手段、当該容器を当該容器の前記口部と前記底部とを結ぶ軸心のまわりに自転させることができる自転手段、および、当該容器を円形軌道で公転させることができる第二公転手段、を有する角度変更部と、を備える。
この構成によれば、容器を周方向に自転させることができるため、検査対象とする周方向の位置を任意に調整することができる。また、検査部および角度変更部のいずれにおいても、容器を確実に保持できるため、搬送速度を高く設定した場合においても容器の転倒を防ぐことができる。そのため、単位時間あたりの検査数量を高めることができる。
以下、本発明の好適な態様について説明する。ただし、以下に記載する好適な態様例によって、本発明の範囲が限定されるわけではない。
本発明に係る容器検査装置は、一態様として、前記主撮像手段は、前記容器の前記口部の周辺を撮像できる上部撮像手段と、前記容器の胴部の周辺を撮像できる下部撮像手段と、を含むことが好ましい。
この構成によれば、容器の口部の周辺と胴部の周辺とを同時に検査することができ、検査の効率に優れる。
本発明に係る容器検査装置は、一態様として、前記上部撮像手段による上部撮像結果に基づいて、前記容器の前記口部に装着されたキャップを検査することが好ましい。
この構成によれば、キャップが正しく螺合されているか否か、や、賞味期限などの情報がキャップに正しく印字されているか否か、を検査することができる。
本発明に係る容器検査装置は、一態様として、前記下部撮像手段による下部撮像結果に基づいて、前記容器に付されたラベルを検査することが好ましい。
この構成によれば、ラベルの装着状態が正常か否かを検査することができる。
本発明に係る容器検査装置は、一態様として、前記角度変更部は、前記挟持手段により挟持された前記容器を撮像できる副撮像手段を有するとともに、前記検査部から前記容器を受容でき、前記容器の、前記主撮像手段の前記容器の高さ方向の撮像範囲内に位置する、前記軸心のまわりの全周のいずれの部分も、前記主撮像手段による主撮像結果および前記副撮像手段による副撮像結果の少なくとも一方に含まれるようにするべく、前記主撮像結果に含まれない前記容器の部分が前記副撮像結果に含まれるように前記自転手段により前記容器を自転させる角度を決定し、前記副撮像手段による撮像に先立って、前記自転手段が当該自転を実行することが好ましい。
この構成によれば、たとえば、容器の周方向の全域にわたって検査を行うことができる。
本発明に係る容器検査装置は、一態様として、前記検査部は、前記挟持手段により挟持された前記容器を撮像できる副撮像手段を有するとともに、前記角度変更部から前記容器を受容でき、前記副撮像手段による副撮像結果に基づいて、前記挟持手段に挟持された前記容器の配向を認識し、前記容器が、前記検査部に受容された時点において、前記容器の外周面上の撮像を行うべき注目部位が前記主撮像手段の撮像範囲に含まれる配向を取るべく、前記自転手段により前記容器を自転させる角度を決定し、前記検査部が前記角度変更部から前記容器を受容するのに先立って、前記自転手段が当該自転を実行することが好ましい。
この構成によれば、特に注目して検査を行うべき点を有する容器について、当該注目点を確実に検査することができる。
本発明に係る容器検査装置は、一態様として、少なくとも二つの前記検査部を備え、前記角度変更部は第一の検査部から前記容器を受容できるとともに、第二の検査部は前記角度変更部から前記容器を受容できることが好ましい。
この構成によれば、容器は、第一の検査部、角度変更部、第二の検査部、の順で通過するので、第一の検査部における検査結果に基づいて、角度変更部における角度変更を制御することで、第二の検査部における検査対象が適切になるようにすることができる。
本発明に係る容器検査装置は、一態様として、前記容器の前記軸心のまわりの全周のいずれの部位も、前記第一の検査部が有する第一主撮像部による第一主撮像結果、および、前記第二の検査部が有する第二主撮像部による第二主撮像結果、の少なくとも一方に含まれるようにするべく、前記自転手段による自転が実行されることが好ましい。
この構成によれば、容器の高さ方向および周方向の全域にわたって、検査を行うことができる。
本発明に係る容器検査装置は、一態様として、前記自転手段は、前記容器を170°〜190°自転させることが好ましい。
この構成によれば、容器の周方向の全域にわたって、検査を行うことができる。
本発明に係る容器検査装置は、一態様として、前記容器は飲料用容器であることが好ましい。
この構成によれば、本発明に係る容器検査装置を、飲料用容器のための検査装置として用いることができる。
本発明のさらなる特徴と利点は、図面を参照して記述する以下の例示的かつ非限定的な実施形態の説明によってより明確になるであろう。
第一の実施形態のボトル検査装置の全体構成を表す図。 ボトル(容器の例)の側面図。 第一の実施形態のボトル検査装置の斜視図。 第一の実施形態のボトル検査装置による撮像結果の例。 第二の実施形態のボトル検査装置の全体構成を表す図。 第三の実施形態のボトル検査装置の全体構成を表す図。
〔第一の実施形態〕
本発明に係る容器検査装置の第一の実施形態について、図1〜4を参照して説明する。本実施形態では、本発明に係る容器検査装置を、樹脂製のボトル2(容器の例)を検査するためのボトル検査装置1Aに適用した例について説明する。
〔ボトル検査装置1Aおよびボトル2の基本構成〕
ボトル検査装置1Aは、図1に示すように、第一検査部11a、第二検査部11b、角度変更部12A、および、制御部(不図示)、を有する。また、第一検査部11aから角度変更部12Aへ、および、角度変更部12から第二検査部11bへ、それぞれボトル2を受け渡せるように、受渡部14a、14bが設けられている。ボトル2は、まず、インフィードホイール(不図示)から第一検査部11aへと受け渡されることでボトル検査装置1Aに受け入れられる。その後、ボトル2は、ボトル検査装置1Aの内部において、第一検査部11a、角度変更部12、第二検査部11bの順序で順次受け渡される。続いて、ボトル2は、第二検査部11bから、ボトル検査装置1Aよりも下流の工程に排出される。
ボトル検査装置1Aが検査対象とするボトル2は、図2に示すように、液体の注ぎ口としての口部21と、口部21と連続する首部22と、首部22と連続し、底面方向に向かうにつれて徐々に拡径する肩部23と、肩部23と連続する円筒状の胴部24と、ボトル2の底となる底部25と、から構成されている。なお、口部21には、キャップ211が螺合されている。また、首部22には、半径方向外側に突出するサポートリング221が設けられている。さらに、胴部24の外側には、ラベル241が貼付されている。ただし、サポートリング221およびラベル241の少なくとも一方が省略されていてもよい。
ボトル2は、たとえば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートなどの熱可塑性樹脂を主材料とするものである。また、ボトル2の内容量は特に限定されず、一般的に流通している280mL、350mL、500mL、2Lなど、200mL〜3L程度とすることができる。また、ボトル2に充填する液体は特に限定されず、例えば、飲料水、茶、果汁、コーヒー、ココア、清涼飲料水、アルコール飲料、乳飲料、スープなどの飲料や、ソースや醤油などの液体調味料などが挙げられる。
〔検査部11の基本構成〕
検査部11(第一検査部11a、第二検査部11b)は、図1、3に示すように、支持部材111(支持手段の例)と、検査ホイール112(第一公転手段の例)、および、主カメラ群113(主撮像手段の例)と、を有する。なお、以下の説明の中で、検査部11の各構成要素のうち、第一検査部11aおよび第二検査部11bのいずれか一方に属するものについて特に言及する場合は、対応する符号に「a」または「b」を付して表す。
検査部11は、支持部材111がボトル2のサポートリング221の下面を支持する態様で、ボトル2を受容する。支持部材111は、検査ホイール112の外周部に複数箇所設けられており、支持部材111により支持されたボトル2は検査ホイール112が軸心周りに回転するのに従って、当該軸心周りに公転する。なお、本実施形態では支持部材111がボトル2のサポートリング221の下面を支持する態様を例として説明するが、首部を把持できる構成であれば上記の構成に限定されない。たとえば、支持部材がボトル2の首部22に水平方向の力を加えて摩擦力によってボトル2を挟む構成であってもよい。
主カメラ群113は、検査ホイール112の半径方向外側に離間した位置に、検査ホイール112の側を向いて固定されており、支持部材111によって支持された状態で検査ホイール112により搬送されるボトル2を撮像できる。主カメラ群113は、口部21周辺を撮像範囲に含む口部カメラ群1131(上部撮像手段の例)と、胴部24を撮像範囲に含む胴部カメラ群1132(下部撮像手段の例)と、を含む。口部カメラ群1131および胴部カメラ群1132は、それぞれ3台のカメラからなり、一度の撮像において、口部21および胴部24をそれぞれ3方向から撮像する。
第一検査部11aは、上記の構成要素に加え、印字機114aを有する。印字機114aは、主カメラ群113aより上流側に設けられている。印字機114aは、ボトル2に螺合されたキャップ211に対して印字を施すことができる。
〔角度変更部12Aの基本構成〕
角度変更部12Aは、図3に示すように、挟持部材121(挟持手段の例)と、自転モータ122(自転手段の例)と、回転支持台123(第二公転手段の例)と、を有する。
角度変更部12Aは、挟持部材121がボトル2を口部21の上方と底部25の下方とから挟持する態様で、ボトル2を受容する。挟持部材121は、回転支持台123の外周部に複数箇所設けられており、挟持部材121により挟持されたボトル2は回転支持台123が軸心周りに回転するのに従って、当該軸心周りに公転する。
自転モータ122は、回転支持台123に設けられた全ての挟持部材121に対応して設けられている。自転モータ122が回転することで、挟持部材121により挟持されたボトル2を、その口部21と底部25とを結ぶ軸心のまわりに自転させることができる。
〔受渡部14の基本構成〕
受渡部14は、角度変更部12Aの挟持部材121の、口部21を受容する部分と、底部25を受容する部分と、の間の空間を、検査部11の支持部材111が通過するように構成されている。また、受渡部14において、検査ホイール112および回転支持台123の周速度が一致するように運転されている。ボトル2は、支持部材111aに支持された状態で受渡部14aに進入したのち、挟持部材121によって挟持され、その後、支持部材111による支持が解除されることで、第一検査部11aから角度変更部12Aへと受け渡される。同様に、受渡部14bでは、ボトル2は、挟持部材121によって挟持された状態で受渡部14bに進入した後、支持部材111bによって支持され、その後、挟持部材121による挟持が解除されることで、角度変更部12Aから第二検査部11bへと受け渡される。
〔ボトル検査装置1Aの検査動作〕
次に、ボトル検査装置1Aによるボトル2の検査動作について説明する。なお、以下では、ボトル検査装置1Aによって、ボトル2の、キャップ211の螺合状態、キャップ211に対する賞味期限の印字状態、および、ラベル241の貼付状態、が正常か否かを検査する場合を例として説明する。また、以下の例では、ラベル241は、いわゆるシュリンクラベルであるものとする。シュリンクラベルは、筒状に成形したラベル241の内側にボトル2を配置した状態でラベル241を熱収縮させることによりボトル2に取り付けるものであって、その検査においては、設計通りに収縮しているか否かを、ボトル2の周方向の全周にわたって確認する必要がある。
ボトル検査装置1Aは、内容物が充填され、キャップ211が螺合され、かつ、ラベル241が貼付された状態のボトル2を受容する。インフィードホイール(不図示)から第一検査部11aに受容されたボトル2は、支持部材111aによって支持された状態で、検査ホイール112aによって搬送される。搬送されるボトル2が印字機114aに対向する位置に到達すると、印字機114aによってキャップ211に賞味期限が印字される。賞味期限が印字されたボトル2は、次に主カメラ群113aに対向する位置に到達し、ここで口部カメラ群1131aおよび胴部カメラ群1132aによる撮像が行われる。これによって、口部21および胴部24の、ボトル2の周方向にわたっておよそ半分の領域について、撮像が行われることになる。なお、図1において、説明のため、当該半分の領域に網掛けを付して示した。撮像された口部3点、胴部3点の計6点の第一画像群(第一主撮像結果の例)は制御部に送信される。
第一検査部11aによる検査を終えたボトル2は、続いて角度変更部12Aに受け渡される。図1に示すように、ボトル2が角度変更部12Aに受け渡されてから第二検査部11bに受け渡されるまでの間に、自転モータ122はボトル2を180°自転させる。
第二検査部11bに受容されたボトル2は、第一検査部11aにおける場合と同様に、搬送および撮像される。ただし、第二検査部11bは印字機114aを有さないため、印字は行われない。ここで、図1に示すように、主カメラ群113bにより撮像される第二画像群(第二主撮像結果の例)は、口部21および胴部24の、ボトル2の周方向にわたっておよそ半分の領域であって、第一画像群に含まれない領域(図1において、斜線が付されていない領域)についてのものになる。すなわち、口部21および胴部24の、ボトル2の周方向にわたるすべての領域が、第一画像群および第二画像群の少なくとも一方に含まれる。撮像された口部3点、胴部3点の計6点の第二画像群は、第一画像群と同様に、制御部13に送信される。
制御部13は、送信された第一画像群および第二画像群と、あらかじめ設定された基準画像とを比較するなどの方法で、搬送中のボトル2について、賞味期限の印字状態、および、ラベルの貼付状態、が、あらかじめ設定された良品基準を満たしているか否かを判断する。上記の手順により、口部21および胴部24について、それぞれ6方向からの撮像が行われているので、印字およびラベルの不具合を精度よく検出することができる。ただし、印字機114aによる印字と主カメラ群113aによる撮像との間にはボトル2は自転しないため、キャップ211上に施された印字は第一画像群に含まれる。賞味期限の印字状態、および、ラベルの貼付状態の、少なくとも一方の基準を満たしていないボトル2を検出した場合は、ボトル検査装置1Aより下流の工程(不図示)において、当該ボトル2を良品群から排除する。
また、制御部13は、送信された第一画像群および第二画像群の中から、キャップ211の天面部と、支持部材111aの天面部と、を認識する。続いて、図4に示すように、キャップ211の天面部と、支持部材111aの天面部と、の間の距離Lを算出し、これをあらかじめ設定された基準距離と比較する。第一画像群および第二画像群に、キャップ211の天面部と支持部材111aの天面部との間の距離が、あらかじめ設定された基準距離よりも大きい画像が少なくとも1枚含まれる場合は、キャップ211が正常に螺合されていないと判断する。ここで、支持部材111aは金属製であって、不透明の部材であるので、良好に画像認識される。また、キャップ211も、一般的に不透明の材料からなるため、良好に画像認識される。このような構成によって、キャップ211の天面部および支持部材111aの天面部が、いずれも良好に画像認識されるため、その距離を精度よく算出でき、キャップ211が正常に螺合されているか否かを判定する精度を高めることができる。
〔第二の実施形態〕
次に、本発明に係る容器検査装置の第二の実施形態について、図5を参照して説明する。本実施形態に係るボトル検査装置1Bは、図5に示すように、検査部を1つだけ(第一検査部11a)有する点、および、角度変更部12Bが副カメラ群124(副撮像手段の例)を有する点で、ボトル検査装置1Aと異なる。副カメラ群124は、胴部24を撮像範囲に含む3台のカメラからなる。
図5に示すように、ボトル検査装置1Bは、ボトル検査装置1Aと同様に、第一検査部11aにおいて主画像群(主撮像結果の例)を撮像し、これを制御部に送信する。制御部13は、副カメラ群124により撮像される副画像群(副撮像結果の例)が、ラベル241のボトル2の周方向にわたっておよそ半分の領域であって、主画像群に含まれない領域についてのものになるように、自転モータ122がボトル2を自転させるべき角度を決定する。なお、図5において、説明のため、主画像群に含まれる半分の領域に網掛けを付して示した。自転させる角度としては、例えば通常の位置に比べて30°追加で回転させる必要がある際は210°、逆に30°余分に回転している場合には150°回転させる、といったような制御を行う。自転モータの回転方向は、全て同一方向に制御されていても、回転角の絶対値が少なくなる方向を選択して回転する制御をされていてもよい。
角度変更部12Bは、図5に示すように、第一検査部11aからボトル2を受容し、決定された自転角度に従ってボトル2を自転したのちに、副カメラ群124によってラベル241を撮像する。以上の構成によって、ラベル241の、ボトル2の周方向にわたるすべての領域が、主画像群および副画像群の少なくとも一方に含まれるので、ボトル検査装置1Aの場合と同様に、ラベル241の全周にわたって検査を行うことができる。ボトル検査装置1Bでは、ボトル検査装置1Aと異なり、挟持部材121によってボトル2の口部21が挟持された状態で2回目の撮像を行うため、口部21の全周を撮像することはできない。しかし、口部21の全周の検査を要しない場合は、本実施形態を採用することで、第二検査部11bを設けることなくラベル241の全周を検査することができる。
〔第三の実施形態〕
続いて、本発明に係る容器検査装置の第三の実施形態について、図6を参照して説明する。本実施形態に係るボトル検査装置1Cは、図6に示すように、検査部を1つだけ(第二検査部11b)有する点、および、角度変更部12Cが副カメラ125(副撮像手段の例)を有する点で、ボトル検査装置1Aと異なる。検査部を1つだけ有する点はボトル検査装置1Bと同様であるが、ボトル検査装置1Bが第一検査部11aのみを有したのに対し、ボトル検査装置1Cは第二検査部11bのみを有する点で異なる。また、副カメラ125は、副カメラ群124と同様に胴部24を撮像範囲に含むが、1台のカメラである点で副カメラ群124と異なる。なお、本実施形態において検査部は1つだけであるが、第一の実施形態との対比をわかりやすくするため、本実施形態における検査部を「第二」検査部とする。
本実施形態では、ラベル241が、いわゆるロールラベルである例について説明する。ロールラベルは、たとえば短冊状に形成されたラベル241を、ボトル2の胴部24に巻き付け、ラベル241の一方の端部を反対側の端部の上に重ねてのり付けすることで、ボトル2上に固定するものである。シュリンクラベルと異なり収縮工程を経ず、印刷された時点の意匠がボトル2に貼付された後においても再現されやすい構造であるため、全周にわたって検査を行う必要性は低いが、のり付け部242の固定が行われていることは、確実に検査される必要がある。
図6に示すように、ボトル検査装置1Cでは、インフィードホイール(不図示)から角度変更部12Cに受容されたボトル2は、挟持部材121によって支持された状態で、回転支持台123によって搬送される。搬送されるボトル2が副カメラ125に対向する位置に到達すると、副カメラ125による撮像が行われる。撮像された副画像(副撮像結果の例)は、制御部に送信される。
制御部13は、送信された副画像33と、あらかじめ記録されたラベル241の意匠データと、に基づいて、のり付け部242を主画像群(主撮像結果の例)の中央に配置するために必要なボトル2の自転角度を決定する。角度変更部12Cは、決定された自転角度に従ってボトル2を自転したのちに、第二検査部11bにボトル2を受け渡す。
図6に示すように、第二検査部11bは、ボトル検査装置1Aの場合と同様に、主画像群を撮像する。このとき、角度変更部12Cによって、のり付け部242が主画像群の中央に配置されるようにボトル2の角度が調整されているため、のり付け部242を確実に検査することができる。
〔その他の実施形態〕
最後に、本発明に係る容器検査装置のその他の実施形態について説明する。なお、以下のそれぞれの実施形態で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することも可能である。
上記の実施形態では、検査対象である容器が樹脂製のボトル2である構成を例として説明した。しかし、検査対象である容器は樹脂製のボトルに限定されることなく、たとえば缶や瓶などであってもよい。
上記の実施形態では、第一検査部11aが、主カメラ群113aに加えて印字機114aを備える構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、検査部が、たとえば、キャッパ、ラベラー、などの、撮像手段以外の任意の装置を備えると、容器に対する作業を行う機能と、容器の検査を行う機能とを、一台の装置で実現でき、省スペース化につながるため好適である。
上記の実施形態では、検査部11が主カメラ群113として、それぞれ3台のカメラからなる口部カメラ群1131および胴部カメラ群1132を備える構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、任意の台数の撮像手段を備えてよい。また、口部および胴部以外の箇所を撮像するように撮像手段を設けてもよい。ただし、上記の例のように、容器の検査対象箇所(たとえば口部周辺)ごとに、3台以上の撮像手段を備えると、多方向から同時に撮像できるため、撮像範囲に含まれないことによる不具合の見落としを防ぎやすい。また、撮像装置が使用する光源としては、可視光、紫外光、赤外光、X線などの公知のものであってもよい。
上記の実施形態では、検査部11および角度変更部12において、ボトル2が軸心周りの円形軌道上を公転する構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、角度変更部における容器の搬送経路は、たとえば、直線状、楕円状、角丸長方形状などの任意の形状であってもよい。
上記の実施形態では、キャップ211が正常に螺合しているか否かを判定するため、キャップ211の天面部と支持部材111aの天面部との間の距離を算出する構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、支持部材を基準とする方法としては、たとえば、支持部材に判定部が認識可能なマークをあらかじめ付けておき、該マークを基準点としてキャップ天面との距離を測定する構成であってもよい。
その他の構成に関しても、本明細書において開示された実施形態は全ての点で例示であって、本発明の範囲はそれらによって限定されることはないと理解されるべきである。当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜改変が可能であることを容易に理解できるであろう。したがって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で改変された別の実施形態も、当然、本発明の範囲に含まれる。
本発明は、たとえば、樹脂製のボトルを検査するためのボトル検査装置に利用することができる。
1 :ボトル検査装置
11 :検査部
111 :支持部材
112 :検査ホイール
113 :主カメラ群
1131 :口部カメラ群
1132 :胴部カメラ群
114a :印字機
12 :角度変更部
121 :挟持部材
122 :自転モータ
123 :回転支持台
124 :副カメラ群
125 :副カメラ
14 :受渡部
2 :ボトル
21 :口部
211 :キャップ
22 :首部
221 :サポートリング
23 :肩部
24 :胴部
241 :ラベル
242 :のり付け部
25 :底部

Claims (10)

  1. 首部と胴部とを有する容器を検査する容器検査装置であって、
    前記首部を保持する態様で前記容器を支持できる支持手段、当該容器を円形軌道で公転させることができる第一公転手段、および、当該容器を撮像できる主撮像手段、を有する検査部と、
    前記容器を口部の上方と底部の下方とから挟持できる挟持手段、当該容器を当該容器の前記口部と前記底部とを結ぶ軸心のまわりに自転させることができる自転手段、および、当該容器を円形軌道で公転させることができる第二公転手段、を有する角度変更部と、
    を備える容器検査装置。
  2. 前記主撮像手段は、前記容器の前記口部の周辺を撮像できる上部撮像手段と、前記容器の胴部の周辺を撮像できる下部撮像手段と、を含む請求項1に記載の容器検査装置。
  3. 前記上部撮像手段による上部撮像結果に基づいて、前記容器の前記口部に装着されたキャップを検査する請求項2に記載の容器検査装置。
  4. 前記下部撮像手段による下部撮像結果に基づいて、前記容器に付されたラベルを検査する請求項2または3に記載の容器検査装置。
  5. 前記角度変更部は、前記挟持手段により挟持された前記容器を撮像できる副撮像手段を有するとともに、前記検査部から前記容器を受容でき、
    前記容器の、前記主撮像手段の前記容器の高さ方向の撮像範囲内に位置する、前記軸心のまわりの全周のいずれの部分も、前記主撮像手段による主撮像結果および前記副撮像手段による副撮像結果の少なくとも一方に含まれるようにするべく、前記主撮像結果に含まれない前記容器の部分が前記副撮像結果に含まれるように前記自転手段により前記容器を自転させる角度を決定し、
    前記副撮像手段による撮像に先立って、前記自転手段が当該自転を実行する請求項1〜4のいずれか1項に記載の容器検査装置。
  6. 前記角度変更部は、前記挟持手段により挟持された前記容器を撮像できる副撮像手段を有するとともに、前記検査部は前記角度変更部から前記容器を受容でき、
    前記副撮像手段による副撮像結果に基づいて、前記挟持手段に挟持された前記容器の配向を認識し、
    前記容器が、前記検査部に受容された時点において、前記容器の外周面上の撮像を行うべき注目部位が前記主撮像手段の撮像範囲に含まれる配向を取るべく、前記自転手段により前記容器を自転させる角度を決定し、
    前記検査部が前記角度変更部から前記容器を受容するのに先立って、前記自転手段が当該自転を実行する請求項1〜4のいずれか1項に記載の容器検査装置。
  7. 少なくとも二つの前記検査部を備え、
    前記角度変更部は第一の検査部から前記容器を受容できるとともに、第二の検査部は前記角度変更部から前記容器を受容できる請求項1〜4のいずれか1項に記載の容器検査装置。
  8. 前記容器の前記軸心のまわりの全周のいずれの部位も、前記第一の検査部が有する第一主撮像部による第一主撮像結果、および、前記第二の検査部が有する第二主撮像部による第二主撮像結果、の少なくとも一方に含まれるようにするべく、前記自転手段による自転が実行される請求項7に記載の容器検査装置。
  9. 前記自転手段は、前記容器を150°〜210°自転させる請求項8に記載の容器検査装置。
  10. 前記容器は飲料用容器である請求項1〜9のいずれか1項に記載の容器検査装置。
JP2017251685A 2017-12-27 2017-12-27 容器検査装置 Active JP6914184B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017251685A JP6914184B2 (ja) 2017-12-27 2017-12-27 容器検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017251685A JP6914184B2 (ja) 2017-12-27 2017-12-27 容器検査装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019117133A true JP2019117133A (ja) 2019-07-18
JP6914184B2 JP6914184B2 (ja) 2021-08-04

Family

ID=67305221

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017251685A Active JP6914184B2 (ja) 2017-12-27 2017-12-27 容器検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6914184B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7086439B1 (ja) 2022-01-24 2022-06-20 大洋エレックス株式会社 容器検査装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7086439B1 (ja) 2022-01-24 2022-06-20 大洋エレックス株式会社 容器検査装置
JP2023107520A (ja) * 2022-01-24 2023-08-03 大洋エレックス株式会社 容器検査装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6914184B2 (ja) 2021-08-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20180037357A1 (en) Beverage bottling plant having an information adding station for adding information to bottles and a method of operating a beverage bottling plant information adding station
US7331152B2 (en) Beverage bottling plant for filling beverage bottles having a beverage bottle orientation and positioning arrangement
US8893459B2 (en) Closure device
US8903540B2 (en) Automatic container orientation systems and methods
JP2012132929A (ja) ラベル検査方法及び装置
US7478660B2 (en) Labelling and/or marking machine
JP2009031060A (ja) 外観検査装置およびその画像処理方法
JP2008128944A (ja) ラベル検査方法及び装置
CN106733682A (zh) 玻璃瓶检测装置
FR3040991A3 (fr) Ligne d'embouteillage de recipients avec des liquides
JP2012078120A (ja) 容器用キャップの検査装置
JP2019117133A (ja) 容器検査装置
JP2007161327A (ja) 検査装置、シュリンクラベル付容器及びシュリンクラベル
JP6914185B2 (ja) 容器検査装置
JP2012098306A (ja) ラベル検査方法及び装置
JPH01291110A (ja) 検査装置
JP2011089919A (ja) 紙製容器の内面検査装置
CN105092601A (zh) 用于自动灯检机的容器扶正机构和自动灯检机
TW201736151A (zh) 錠劑印刷裝置及錠劑印刷方法
JPH06273351A (ja) 液中異物検査装置
CN209956392U (zh) 用于处理容器的回转机
JPH11337505A (ja) 容器内の液中異物検査装置
JP2020024121A (ja) 物品検査装置
JP2012112835A (ja) 樹脂製キャップの検査装置
JPH0535986B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200325

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210330

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210531

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210615

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210713

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6914184

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150