JP2020024121A - 物品検査装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 物品検査装置2は、搬送される物品(容器)1を撮影する撮影手段15、16と、該撮影手段によって撮影された物品の画像に基づいて該物品の良否を判定する第1良否判定手段22とを備えており、第1良否判定手段によって不良品と判定された物品はリジェクト手段31によって正常な物品搬送ライン25から外部に排出されるようになっている。本発明は、正常な物品搬送ライン25から外部に排出された物品の良否を判定する第2良否判定手段34を備えており、該第2良否判定手段によって上記第1良否判定手段で不良品と判定された物品の中から良品を選定することができるようになっている。【効果】 第1良否判定基準により高速での物品の良否判定を実行しながら、第2判定基準により不良品と判定された物品から良品を再判定することにより不経済となることを防止することができる。【選択図】 図1
Description
本発明は物品検査装置に関し、より詳しくは、撮影された物品の画像に基づいて当該物品の良否を判定する良否判定手段を備えた物品検査装置に関する。
従来、物品検査装置として、搬送される物品を撮影する撮影手段と、該撮影手段によって撮影された物品の画像に基づいて該物品の良否を判定する良否判定手段とを備えたものが知られている(特許文献1)。そして上記物品が容器などの場合には、通常、良否判定手段によって不良品と判定された物品はリジェクト手段によって正常な物品搬送ラインから外部に排出されるようになっている。
上記特許文献1の良否判定手段では、撮影された物品の画像に2値化処理などの画像処理を行い、処理された画像における検査項目の値が予め定めた閾値を満たしているか否かで当該物品の良否を判定する良否判定基準が用いられている。
また従来、撮影された物品の画像の良否を判断する他の良否判定基準として、深層学習を利用した良否判定基準が用いられることもある(特許文献2)。
上記特許文献1の良否判定手段では、撮影された物品の画像に2値化処理などの画像処理を行い、処理された画像における検査項目の値が予め定めた閾値を満たしているか否かで当該物品の良否を判定する良否判定基準が用いられている。
また従来、撮影された物品の画像の良否を判断する他の良否判定基準として、深層学習を利用した良否判定基準が用いられることもある(特許文献2)。
前者の閾値の良否判定基準を用いた場合には、物品の良否判定を高速度で処理することができるという利点があるが、後者の深層学習を利用した良否判定基準を用いた場合に比較して精度が悪いという問題がある。したがってこの場合には、不良品が良品と判定されないように良品であることが明確な物品以外の物品を不良品と判定するようにして確実に不良品を排除できるようにし、不良品が正常な物品搬送ラインに供給されてしまうのを防止するようにしている。
しかしながらその反面、良品であっても不良品と判定される危険性が高くなり、多くの良品が不良品となって不経済となる。
これに対し、深層学習を利用した良否判定基準を用いた場合には、閾値を用いた良否判定基準よりも高精度に物品の良否判定が行えるという利点があるが、良否判定に時間がかかり、高速処理が困難になるという欠点があった。
本発明はそのような事情に鑑み、高速処理が可能で、かつ不良品の発生を抑制することができる物品検査装置を提供するものである。
しかしながらその反面、良品であっても不良品と判定される危険性が高くなり、多くの良品が不良品となって不経済となる。
これに対し、深層学習を利用した良否判定基準を用いた場合には、閾値を用いた良否判定基準よりも高精度に物品の良否判定が行えるという利点があるが、良否判定に時間がかかり、高速処理が困難になるという欠点があった。
本発明はそのような事情に鑑み、高速処理が可能で、かつ不良品の発生を抑制することができる物品検査装置を提供するものである。
請求項1の発明は、搬送される物品を撮影する第1撮影手段と、該第1撮影手段によって撮影された物品の画像に基づいて該物品の良否を判定する第1良否判定手段と、該第1良否判定手段によって不良品と判定された物品を正常な物品搬送ラインから外部に排出するリジェクト手段とを備えた物品検査装置において、
上記正常な物品搬送ラインから外部に排出された物品の良否を判定する第2良否判定手段が設けられ、上記第1良否判定手段の第1良否判定基準は、不良品が良品と判定されないように良品であることが明確な物品以外の物品を不良品と判定するように設定され、また上記第2良否判定手段の第2良否判定基準は、上記第1良否判定手段で不良品と判定された物品の中から良品を選定可能に設定されていることを特徴とするものである。
そして請求項2の発明においては、上記請求項1の発明において、上記第2良否判定基準として、物品の画像に対して深層学習を利用して良否判定を行うようにしたものである。
他方、請求項3の発明においては、上記請求項1の発明において、上記第2良否判定手段は、上記第1撮影手段の解像度よりも高い解像度で上記不良品と判定された物品を撮影する第2撮影手段を備えており、該第2良否判定手段は、第2撮影手段によって撮影された物品の画像に基づいて該物品の良否を判定することを特徴とするものである。
上記正常な物品搬送ラインから外部に排出された物品の良否を判定する第2良否判定手段が設けられ、上記第1良否判定手段の第1良否判定基準は、不良品が良品と判定されないように良品であることが明確な物品以外の物品を不良品と判定するように設定され、また上記第2良否判定手段の第2良否判定基準は、上記第1良否判定手段で不良品と判定された物品の中から良品を選定可能に設定されていることを特徴とするものである。
そして請求項2の発明においては、上記請求項1の発明において、上記第2良否判定基準として、物品の画像に対して深層学習を利用して良否判定を行うようにしたものである。
他方、請求項3の発明においては、上記請求項1の発明において、上記第2良否判定手段は、上記第1撮影手段の解像度よりも高い解像度で上記不良品と判定された物品を撮影する第2撮影手段を備えており、該第2良否判定手段は、第2撮影手段によって撮影された物品の画像に基づいて該物品の良否を判定することを特徴とするものである。
請求項1の発明によれば、物品は先ず第1良否判定手段によってその良否が判定されることになるが、該第1良否判定手段として、物品の良否判定を高速で処理することができる第1良否判定手段を採用することができる。この際、第1良否判定手段の第1良否判定基準を、不良品が良品と判定されないように良品であることが明確な物品以外の物品を不良品と判定するように設定することにより、不良品が正常な物品搬送ラインに送られることを防止することができる。
そして第1良否判定手段によって不良品と判定された物品はリジェクト手段を介して第2良否判定手段に送られることになり、該第2良否判定手段によって再度物品の良否判定を行なうことができる。そして該第2良否判定手段における第2良否判定基準は、上記第1良否判定手段で不良品と判定された物品の中から良品を選定可能に設定されているので、第1良否判定手段によって不良品と判定された物品から良品を選定することができる。
したがって物品検査装置全体として、高速での物品の良否判定を実行することができると同時に、良品を不良品と判定する危険性を低減して不経済となることを防止することが可能となる。
そして第1良否判定手段によって不良品と判定された物品はリジェクト手段を介して第2良否判定手段に送られることになり、該第2良否判定手段によって再度物品の良否判定を行なうことができる。そして該第2良否判定手段における第2良否判定基準は、上記第1良否判定手段で不良品と判定された物品の中から良品を選定可能に設定されているので、第1良否判定手段によって不良品と判定された物品から良品を選定することができる。
したがって物品検査装置全体として、高速での物品の良否判定を実行することができると同時に、良品を不良品と判定する危険性を低減して不経済となることを防止することが可能となる。
以下図示実施例について本発明を説明すると、図1は物品としての容器1の検査を行う物品検査装置2を示す平面図で、上記容器1は搬入コンベヤ3によって連続的に搬送され、搬入スターホイール4を介して物品検査装置2の回転テーブル5内に搬入される。
上記回転テーブル5はその外周の円周方向等間隔位置に複数の載置台6を備えており、上記搬入スターホイール4により各載置台6上に順次容器1が搬入されると、図2に示すように、上方からトップロケータ7が降下されて、該トップロケータ7と載置台6との間で容器1を挟持するようになっている。
上記トップロケータ7と載置台6との間に保持された容器1は、回転テーブル5の回転に伴って搬送されるとともに、上記トップロケータ7の回転駆動に伴って自転されるようになっている。
上記回転テーブル5はその外周の円周方向等間隔位置に複数の載置台6を備えており、上記搬入スターホイール4により各載置台6上に順次容器1が搬入されると、図2に示すように、上方からトップロケータ7が降下されて、該トップロケータ7と載置台6との間で容器1を挟持するようになっている。
上記トップロケータ7と載置台6との間に保持された容器1は、回転テーブル5の回転に伴って搬送されるとともに、上記トップロケータ7の回転駆動に伴って自転されるようになっている。
上記容器1には、物品検査装置2の上流側に設けられた図示しないフィラによって飲料水等が充填された後、キャッパによって容器1の口部にキャップ11がキャッピングされており、さらにラベラによって容器1の胴部にラベル12が貼着されている。
上記物品検査装置2は、ラベル12の貼着状態を検査するラベル検査装置13とキャップ3のキャッピング状態を検査するキャップ検査装置14とを備えており、ラベル検査装置13は撮影手段として回転テーブル5の搬送方向等間隔に配置した4台のカメラ15を、またキャップ検査装置14は撮影手段として回転テーブル5の搬送方向等間隔に配置した3台のカメラ16をそれぞれ備えている。
上記回転テーブル5の外側には各カメラ15、16側から容器1を照明する照明手段17を設けるとともに、回転テーブル5の内側には各カメラ15、16の正面側から容器1を照明する照明手段18とを設けてある。
上記物品検査装置2は、ラベル12の貼着状態を検査するラベル検査装置13とキャップ3のキャッピング状態を検査するキャップ検査装置14とを備えており、ラベル検査装置13は撮影手段として回転テーブル5の搬送方向等間隔に配置した4台のカメラ15を、またキャップ検査装置14は撮影手段として回転テーブル5の搬送方向等間隔に配置した3台のカメラ16をそれぞれ備えている。
上記回転テーブル5の外側には各カメラ15、16側から容器1を照明する照明手段17を設けるとともに、回転テーブル5の内側には各カメラ15、16の正面側から容器1を照明する照明手段18とを設けてある。
上記ラベル検査装置13を構成する4台のカメラ15は、隣接する4つの載置台6上に保持された各容器1をそれぞれ同時に撮影できるように配置してあり、かつ、上記トップロケータ7は、最初のカメラ15の正面に向けられた容器1の胴部が、下流側のカメラ15の正面に順次移動されるに伴って当該容器1を90度ずつ回転させるようになっている。
これにより容器1の胴部に貼着されたラベル12は、その全周が4台のカメラ15によって撮影されるようになっている。
他方、上記キャップ検査装置14を構成する3台のカメラ16は、隣接する3つの載置台6上に保持された各容器1をそれぞれ同時に撮影できるように配置してあり、かつ、上記トップロケータ7は、最初のカメラ16の正面に向けられた容器1のキャップ14が、下流側のカメラ16の正面に順次移動されるに伴って当該容器1を120度ずつ回転させるようになっている。
これにより容器1の口部にキャッピングされたキャップ14は、その全周が3台のカメラ16によって撮影されるようになっている。
これにより容器1の胴部に貼着されたラベル12は、その全周が4台のカメラ15によって撮影されるようになっている。
他方、上記キャップ検査装置14を構成する3台のカメラ16は、隣接する3つの載置台6上に保持された各容器1をそれぞれ同時に撮影できるように配置してあり、かつ、上記トップロケータ7は、最初のカメラ16の正面に向けられた容器1のキャップ14が、下流側のカメラ16の正面に順次移動されるに伴って当該容器1を120度ずつ回転させるようになっている。
これにより容器1の口部にキャッピングされたキャップ14は、その全周が3台のカメラ16によって撮影されるようになっている。
上記全てのカメラ15、16によって撮影された画像は、物品検査装置2の運転を制御する制御装置21に入力されるようになっており、該制御装置21は、各カメラ15,16からの画像を2値化処理などの画像処理した後に、第1良否判定手段22に受け渡すようになっている。
上記第1良否判定手段22は、入力された画像における各検査項目の値が予め定めた閾値を満たしているか否かで当該物品の良否を判定する第1良否判定基準を備えており、上記ラベル12の検査としては、例えばノーラベルか否か、上下のズレがあるか否か、破れがあるか否か、めくれ12a(図2参照)があるか否か、などについてその良否を判定するようになっている。
他方、上記キャップ11の検査としては、例えばノーキャップか否か、ブリッジ切れ11a(図2参照)があるか否か、縦割れや側面異物があるか否か、などについてその良否を判定するようになっている。
上記第1良否判定手段22は、入力された画像における各検査項目の値が予め定めた閾値を満たしているか否かで当該物品の良否を判定する第1良否判定基準を備えており、上記ラベル12の検査としては、例えばノーラベルか否か、上下のズレがあるか否か、破れがあるか否か、めくれ12a(図2参照)があるか否か、などについてその良否を判定するようになっている。
他方、上記キャップ11の検査としては、例えばノーキャップか否か、ブリッジ切れ11a(図2参照)があるか否か、縦割れや側面異物があるか否か、などについてその良否を判定するようになっている。
上記検査項目の全てで良品と判定された容器1は、搬出スターホイール23の位置でトップロケータ7による保持が解放されるとともに、該搬出スターホイール23を介して載置台6上から搬出コンベヤ24に排出され、該搬出コンベヤ24によって下流側に搬送されるようになっている。
図示実施例では、上記搬入コンベヤ3、搬入スターホイール4、回転テーブル5、搬出スターホイール23および搬出コンベヤ24によって、良品を搬送する正常な物品搬送ライン25が構成されることになる。
このとき、上記第1良否判定手段22における第1良否判定基準は、不良品が良品と判定されないように良品であることが明確な物品以外の物品を不良品と判定するように設定してあり、これにより不良品が正常な物品搬送ライン25に流れることが無いように設定してある。
図示実施例では、上記搬入コンベヤ3、搬入スターホイール4、回転テーブル5、搬出スターホイール23および搬出コンベヤ24によって、良品を搬送する正常な物品搬送ライン25が構成されることになる。
このとき、上記第1良否判定手段22における第1良否判定基準は、不良品が良品と判定されないように良品であることが明確な物品以外の物品を不良品と判定するように設定してあり、これにより不良品が正常な物品搬送ライン25に流れることが無いように設定してある。
上記第1良否判定手段22によって検査項目の1つ以上について不良品と判定された不良容器1は、リジェクト手段31によって上記正常な物品搬送ライン25からその外部に搬出されるようになっている。
上記リジェクト手段31は、上記搬出スターホイール23の下流側に設けたリジェクトスターホイール32と排出コンベヤ33とを備えており、上記第1良否判定手段22で不良品と判定された不良容器1については、上記トップロケータ7は当該不良容器1が正常な物品搬送ライン25を構成する搬出スターホイール23の位置に至っても上昇することなく当該不良容器の保持を継続し、搬出スターホイール23を通過させるようになっている。
そして不良容器1がリジェクトスターホイール32の位置に至ると、トップロケータ7が上昇してこれによる不良容器1の保持が解放されるとともに、不良容器1は搬出スターホイール23を介して載置台6上から排出コンベヤ33に排出され、該排出コンベヤ33によって第2良否判定手段34に搬送されるようになる。
上記リジェクト手段31は、上記搬出スターホイール23の下流側に設けたリジェクトスターホイール32と排出コンベヤ33とを備えており、上記第1良否判定手段22で不良品と判定された不良容器1については、上記トップロケータ7は当該不良容器1が正常な物品搬送ライン25を構成する搬出スターホイール23の位置に至っても上昇することなく当該不良容器の保持を継続し、搬出スターホイール23を通過させるようになっている。
そして不良容器1がリジェクトスターホイール32の位置に至ると、トップロケータ7が上昇してこれによる不良容器1の保持が解放されるとともに、不良容器1は搬出スターホイール23を介して載置台6上から排出コンベヤ33に排出され、該排出コンベヤ33によって第2良否判定手段34に搬送されるようになる。
上記第2良否判定手段34は、上記カメラ15、16で撮影された物品の画像に対して深層学習を利用して良否判定を行う第2良否判定基準を備えており、この第2良否判定基準の深層学習は、上記第1物品判定手段22で不良品と判定された物品1から良品を選定することができるようになっている。
このとき上記第1良否判定手段22は、第2良否判定手段34に不良個所と判断した検査項目を、例えば上記実施例の場合にはラベル12にめくれ12aがあったこと、およびキャップ11にブリッジ切れ11aがあったことを出力しており、第2良否判定手段34はその不良個所と判断された検査項目についてのみ、第2良否判定基準に基づいて当該不良品の良否を再度判定することになる。
このとき上記第1良否判定手段22は、第2良否判定手段34に不良個所と判断した検査項目を、例えば上記実施例の場合にはラベル12にめくれ12aがあったこと、およびキャップ11にブリッジ切れ11aがあったことを出力しており、第2良否判定手段34はその不良個所と判断された検査項目についてのみ、第2良否判定基準に基づいて当該不良品の良否を再度判定することになる。
上記排出コンベヤ33の下流側には、該排出コンベヤ33によって搬送されてきた物品1をリターンコンベヤ38と廃棄コンベヤ39とのいずれか一方に振り分ける振り分け手段40を設けてあり、上記第2良否判定手段34によって良品と判定された物品1は振り分け手段40によりリターンコンベヤ38側に振り分けられ、該リターンコンベヤ38から上記正常な物品搬送ライン25に戻されるようになる。
他方、上記第2良否判定手段34によって不良品と判定された物品1は振り分け手段40により廃棄コンベヤ39側に振り分けられ、該廃棄コンベヤ39から外部に排出されて廃棄されるようになる。
他方、上記第2良否判定手段34によって不良品と判定された物品1は振り分け手段40により廃棄コンベヤ39側に振り分けられ、該廃棄コンベヤ39から外部に排出されて廃棄されるようになる。
上述したように上記実施例における第2良否判定手段34は、深層学習を利用して物品1の良否判定を行う第2良否判定基準を備えるものであるが、これに限定されるものではない。
すなわち第2実施例の第2良否判定手段としては、上記第1実施例で用いた第1良否判定手段22と同様に閾値を用いた良否判定手段を用いることができる。
より具体的には、図2の構成を参照して説明すれば、第2実施例の第2良否判定手段34として検査用の1台のカメラ15又は16を準備し、不良品と判定された物品1を間欠的に搬送して該カメラの前で停止させるようにする。そして該物品をカメラの前面で回転させることによって該物品の全周を撮影し、不良品と判定された物品について再度その良否を判定できるようにする。
このとき、上記第2良否判定手段34のカメラ15又は16の解像度を第1良否判定手段22のカメラ15、16の解像度よりも高い解像度とすることにより、第1良否判定手段22に比較してより詳細な良否判定を行うことが可能となる。この場合における第2良否判定基準は、第1良否判定手段22と同様に閾値を用いた良否判定基準を用いることになるが、高い解像度により第1物品判定手段22で不良品と判定された物品1から良品を選定することが可能となる。
すなわち第2実施例の第2良否判定手段としては、上記第1実施例で用いた第1良否判定手段22と同様に閾値を用いた良否判定手段を用いることができる。
より具体的には、図2の構成を参照して説明すれば、第2実施例の第2良否判定手段34として検査用の1台のカメラ15又は16を準備し、不良品と判定された物品1を間欠的に搬送して該カメラの前で停止させるようにする。そして該物品をカメラの前面で回転させることによって該物品の全周を撮影し、不良品と判定された物品について再度その良否を判定できるようにする。
このとき、上記第2良否判定手段34のカメラ15又は16の解像度を第1良否判定手段22のカメラ15、16の解像度よりも高い解像度とすることにより、第1良否判定手段22に比較してより詳細な良否判定を行うことが可能となる。この場合における第2良否判定基準は、第1良否判定手段22と同様に閾値を用いた良否判定基準を用いることになるが、高い解像度により第1物品判定手段22で不良品と判定された物品1から良品を選定することが可能となる。
上記第2良否判定手段34によっても、第1良否判定手段22によって不良個所と判断された検査項目のみを再検査することができる。例えば第1良否判定手段22によって不良個所と判断されたのがラベル12のめくれ12aのみであれば、上記第1実施例の第1良否判定手段22と同様に、新たに撮影されて画像処理された画像についてラベル12のめくれ12aがあるか否かが判定される。また仮に、不良個所と判断されたのがキャップ11のブリッジ切れ11aの場合には、新たに撮影されて画像処理された画像についてキャップ11のブリッジ切れ11aがあるか否かが判定される。
この際、キャップ11検査用の照明手段17、18とラベル12検査用の照明手段17、18とでは最適な配置位置が異なるので、それぞれに最適な位置に照明手段を配置し、キャップ11の検査時にはそれに対応した照明手段のみを点灯し、ラベル12の検査時にはそれに対応した照明手段のみを点灯することが好ましい。そのような配置が困難な場合には、キャップ11検査用のカメラ15および照明手段17、18を準備するとともに、ラベル12検査用のカメラ15および照明手段17、18を準備すればよい。
上述した第2実施例においても、第1実施例と同様な作用効果を得ることができることは明らかである。
この際、キャップ11検査用の照明手段17、18とラベル12検査用の照明手段17、18とでは最適な配置位置が異なるので、それぞれに最適な位置に照明手段を配置し、キャップ11の検査時にはそれに対応した照明手段のみを点灯し、ラベル12の検査時にはそれに対応した照明手段のみを点灯することが好ましい。そのような配置が困難な場合には、キャップ11検査用のカメラ15および照明手段17、18を準備するとともに、ラベル12検査用のカメラ15および照明手段17、18を準備すればよい。
上述した第2実施例においても、第1実施例と同様な作用効果を得ることができることは明らかである。
なお、上記実施例においては第1良否判定手段22によって不良品と判断された物品の全てについて第2良否判定手段34によって再判定を行うようにしているが、明らかに不良品と判断された物品については、再判定を省略するようにしてもよい。
この場合には、上記第1良否判定手段22の第1良否判定基準を、良品であることが明確な物品を良品と判定する良品判定基準と、不良品であることが明確な物品を不良品と判定する不良品判定基準とに設定し、かつ第1良否判定手段22によって、上記良品判定基準によって良品と判定された物品以外の物品を不良品と判定するように設定すれば、上述した実施例の作用効果を得ることができる。
そして、上記第1良否判定手段22により、上記不良品判定基準によって不良品と判定された物品の情報を上記第2良否判定手段34に出力するようにし、該第2良否判定手段34は、当該物品については不良品として良否判定を実行しないようにすればよい。これにより、良品であることが明確な物品と、不良品であることが明確な物品との中間に位置する、良品とも不良品とも判断できないグレーゾーンの物品のみについて、第2良否判定手段34によって再検査を行うことが可能となる。
この場合には、上記第1良否判定手段22の第1良否判定基準を、良品であることが明確な物品を良品と判定する良品判定基準と、不良品であることが明確な物品を不良品と判定する不良品判定基準とに設定し、かつ第1良否判定手段22によって、上記良品判定基準によって良品と判定された物品以外の物品を不良品と判定するように設定すれば、上述した実施例の作用効果を得ることができる。
そして、上記第1良否判定手段22により、上記不良品判定基準によって不良品と判定された物品の情報を上記第2良否判定手段34に出力するようにし、該第2良否判定手段34は、当該物品については不良品として良否判定を実行しないようにすればよい。これにより、良品であることが明確な物品と、不良品であることが明確な物品との中間に位置する、良品とも不良品とも判断できないグレーゾーンの物品のみについて、第2良否判定手段34によって再検査を行うことが可能となる。
また、上記第1実施例では第1良否判定基準として閾値を用いるとともに第2良否判定基準として深層学習を用い、また第2実施例では第1、第2良否判定基準として閾値を用いているが、これに限定されるものではない。第1良否判定基準により物品の良否判定を高速に実行でき、かつ第2良否判定基準を第1良否判定基準よりも低く設定することにより、第1物品判定手段で不良品と判定された物品から良品を判定することができれば、第1良否判定基準、第2良否判定基準とも従来公知の適宜の良否判定基準を用いることができる。
1 容器(物品) 2 物品検査装置
11 キャップ 11a ブリッジ切れ
12 ラベル 12a めくれ
13 ラベル検査装置 14 キャップ検査装置
15、16 カメラ(撮影手段) 21 制御装置
22 第1良否判定手段 25 正常な物品搬送ライン
31 リジェクト手段 34 第2良否判定手段
38 リターンコンベヤ 40 振り分け手段
11 キャップ 11a ブリッジ切れ
12 ラベル 12a めくれ
13 ラベル検査装置 14 キャップ検査装置
15、16 カメラ(撮影手段) 21 制御装置
22 第1良否判定手段 25 正常な物品搬送ライン
31 リジェクト手段 34 第2良否判定手段
38 リターンコンベヤ 40 振り分け手段
Claims (6)
- 搬送される物品を撮影する第1撮影手段と、該第1撮影手段によって撮影された物品の画像に基づいて該物品の良否を判定する第1良否判定手段と、該第1良否判定手段によって不良品と判定された物品を正常な物品搬送ラインから外部に排出するリジェクト手段とを備えた物品検査装置において、
上記正常な物品搬送ラインから外部に排出された物品の良否を判定する第2良否判定手段が設けられ、上記第1良否判定手段の第1良否判定基準は、不良品が良品と判定されないように良品であることが明確な物品以外の物品を不良品と判定するように設定され、また上記第2良否判定手段の第2良否判定基準は、上記第1良否判定手段で不良品と判定された物品の中から良品を選定可能に設定されていることを特徴とする物品検査装置。 - 上記第2良否判定基準は、物品の画像に対して深層学習を利用した良否判定であることを特徴とする請求項1に記載の物品検査装置。
- 上記第2良否判定手段は、上記第1撮影手段の解像度よりも高い解像度で上記不良品と判定された物品を撮影する第2撮影手段を備えており、該第2良否判定手段は、第2撮影手段によって撮影された物品の画像に基づいて該物品の良否を判定することを特徴とする請求項1に記載の物品検査装置。
- 上記第1良否判定手段は、1つの物品について複数の検査項目の良否判定を行うようになっており、該第1良否判定手段は不良原因となった不良箇所を第2良否判定手段に出力し、第2良否判定手段は不良箇所についてのみ良否判定を実行することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の物品検査装置。
- 上記第1良否判定手段の第1良否判定基準は、良品であることが明確な物品を良品と判定する良品判定基準と、不良品であることが明確な物品を不良品と判定する不良品判定基準とを備えており、該第1良否判定手段は上記良品判定基準によって良品と判定された物品以外の物品を不良品と判定するように設定され、
さらに上記第1良否判定手段は、上記不良品判定基準によって不良品と判定された物品の情報を上記第2良否判定手段に出力し、該第2良否判定手段は当該物品については不良品として良否判定を実行しないことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の物品検査装置。 - 上記物品検査装置は、上記第2良否判定手段で良品と判定された物品を、上記正常な物品搬送ラインに戻すリターンコンベヤを備えていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の物品検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018147994A JP2020024121A (ja) | 2018-08-06 | 2018-08-06 | 物品検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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