JP2019116968A - 両面歯付ベルト - Google Patents

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Abstract

【課題】内歯部と外歯部のベルト長手方向における位置を一致させつつ、ベルトの内外周での伝動容量を異ならせることが可能な両面歯付ベルトを提供する。【解決手段】両面歯付ベルト6は、ベルト6の内周側にベルト長手方向に沿って所定ピッチで並ぶ複数の内歯部8と、ベルト6の外周側に前記ベルト長手方向に沿って所定ピッチで並ぶ複数の外歯部9を有している。複数の内歯部8のピッチP1と複数の外歯部9のピッチP2とが等しく、且つ、内歯部8と外歯部9とでベルト長手方向における位置が一致していて、かつ内歯部8と外歯部9の歯形状が非相似である。【選択図】図2

Description

本発明は、両面歯付ベルトの改良に関する。
両面に歯部をもつ両面歯付ベルトは、ベルト長手方向に沿って所定ピッチの内歯部と外歯部を有し、内歯部と外歯部との間に心線を介在し、内外両歯部の歯部および内外周の歯底部に歯布を被覆した構成からなる。両面歯付ベルトの内歯部と外歯部にはそれぞれ別のプーリが噛み合い、駆動プーリから駆動力を複数のプーリに伝達する。
例えば、特許文献1の図1には、従来から市場で体系化されている一般的な両面歯付ベルトが開示されている。この両面歯付ベルトでは、ほぼ同形状の内歯部と外歯部がそれぞれベルト長手方向において所定のピッチで配置されている。また、内歯部と外歯部とで配列ピッチは同じで、さらに、内歯部と外歯部はベルト長手方向において同じ位置にある。即ち、内歯部と外歯部は心線を挟んで対向した位置関係にある。
上記のような、ベルトの内外周の面にそれぞれ配列されている、内歯部と外歯部が同形状で大きさが同じである一般的な両面歯付ベルトでは、内外周で1本の歯部によって伝達される動力の大きさ(伝動容量と呼ぶ)が等しくなる。しかし、このようなベルトは、使用目的に応じて内外周の伝動系で各々負荷や機能が異なる同期伝動ベルトシステムには適用し難いおそれがあった。これに対応するため、内外周で歯部のピッチ及び歯部の大きさが異なるベルトが提案されている。
例えば、特許文献1の図2には、内歯部のピッチが外歯部のピッチよりも大きく、且つ、内歯部が外歯部よりも大きい両面歯付ベルトが開示されている。内歯部と外歯部のピッチが異なることにより、内歯部と外歯部のベルト長手方向における位置は必ずしも一致しない。また、特許文献2には、外歯部のピッチが内歯部のピッチよりも大きく、且つ、外歯部が内歯部よりも大きい両面歯付ベルトが開示されている。この特許文献2のベルトにおいても、ベルト長手方向における内歯部と外歯部の位置は必ずしも一致していない。
実開昭58−40642号公報 特開平10−132032号公報
しかし、上記特許文献1の図2や特許文献2に開示されているようなベルトでは、ベルト長手方向における内歯部と外歯部の位置が必ずしも一致しないため、ベルトの曲げ剛性が全体的に大きくなる。そのため、ベルトをプーリに巻き掛けたときの噛み合いが悪くなるため、ベルトとプーリの噛み合いに伴うベルトの振動が大きくなり、ベルトが早期に劣化するおそれがある。
なお、特許文献2では、ベルトの内外周で歯部のゴム硬度に差をつけることで上記の問題発生を抑制しているものの、問題解決策としては十分ではないおそれがある。また、内外周でゴム硬度を異ならせることが必須であるため、製造段階で工程が増え、製造費用が増大するというデメリットもある。
本発明は、内歯部と外歯部のベルト長手方向における位置を一致させつつ、ベルトの内外周での伝動容量を異ならせることが可能な両面歯付ベルトを得ることを目的とする。
本発明の両面歯付ベルトは、ベルトの内周側にベルト長手方向に沿って所定のピッチで並ぶ複数の内歯部と、ベルトの外周側に前記ベルト長手方向に沿って所定のピッチで並ぶ複数の外歯部を有する両面歯付ベルトであって、前記複数の内歯部の前記ピッチと前記複数の外歯部の前記ピッチとが等しく、且つ、前記内歯部と前記外歯部とで前記ベルト長手方向における位置が一致し、前記内歯部と前記外歯部の歯形状が非相似である。
上記構成によれば、両面歯付ベルトにおいて、内歯部と外歯部の歯形状が非相似であるため、ベルトの内外周で歯部とプーリとの噛み合い状態が異なることになり、内外周で、歯部の耐久性のみならず、伝動容量も異なってくる。
また、内歯部と外歯部の歯ピッチが同じであり、内歯部と外歯部とでベルト長手方向における位置が一致している。なお、「歯部のピッチ」とは、ベルトのピッチ線(心線の中心線)に沿った、歯部の配置間隔(隣り合う歯部のベルト長手方向の中心線同士の間隔)のことをいう。また、「内歯部と外歯部とでベルト長手方向における位置が一致している」とは、内歯部と外歯部とでベルト長手方向における中心線が一致していることをいう。内歯部と外歯部とのベルト長手方向における中心線の位置ずれ量が歯ピッチの5%未満の範囲内であれば、内歯部と外歯部とでベルト長手方向における位置が一致しているものとみなしてよい。この構成では、必然的に内外周で、歯部の間の部分である歯底部のベルト長手方向における位置も一致することになり、ベルトの曲げ剛性が全体的に小さくなる。従って、ベルトの屈曲性が向上し、プーリにしなやかに巻き掛けられることから、動力伝動時のベルトとプーリの噛み合いがスムーズになる。これにより、ベルトとプーリの噛み合いに伴うベルトの振動が小さくなってベルトが劣化しにくいため、ベルトの耐久性が向上する。
即ち、上記構成である両面歯付ベルトを採用すれば、動力伝動時のベルトとプーリの噛み合い性、ならびにベルトの耐久性を確保しつつ、ベルトの内外周での伝動容量が異なる同期伝動ベルトシステムに適用することができる。
本発明の両面歯付ベルトは、前記内歯部と前記外歯部とで側面の形状が異なっていることが好ましい。
上記構成によれば、ベルトの歯部の側面にプーリの歯部の側面が接触して動力が伝達される。そのため、ベルトの内外周で歯部の側面形状を異ならせることで、内歯部と外歯部とでプーリとの噛み合い状態、ひいては、伝動容量を異ならせることができる。なお、本発明において、「歯部の側面」とは、歯部のベルト長手方向における側面を指す。
本発明の両面歯付ベルトは、前記内歯部と前記外歯部のうちの一方の歯部の側面が平面であり、そのうちの他方の歯部の側面が曲面であってもよい。
上記構成によれば、一方の歯部の側面形状を平面、他方の歯部の側面形状を曲面とすることで、内歯部と外歯部とでプーリとの噛み合い状態を異ならせることができる。
本発明の両面歯付ベルトは、前記他方の歯部の側面が外側に膨らんだ凸状曲面であることが好ましい。
上記構成によれば、他方の歯部は、側面が外側に膨らんだ凸状曲面であるためプーリの歯部との噛み合いが円滑である。その分、ベルトの走行において、心線の耐屈曲疲労性が向上する。また、他方の歯部では、他方の歯部と噛み合うプーリからの応力が歯元部に集中しにくいため、歯部の剪断応力が小さく、歯部の耐久性が向上する。
また、他方の歯部とプーリとの噛み合いが円滑であることから、他方の歯部の歯飛びが起きにくい。
また、他方の歯部とプーリとの噛み合いが円滑であることから、ベルトの他方の歯部側の振動が小さいため、ベルトの他方の歯部側において、静粛性が大きく、速度むらが小さく、高精度の位置決めが可能である。以上より、ベルトの他方の歯部の伝達能力が高くなる。
また、他方の歯部は、プーリとの噛み合いが円滑であるため、他方の歯部の伝動容量は大きい。これにより、ベルトの他方の歯部とプーリとの噛み合い歯数が小さくても動力を伝達することができる。これにより、ベルトの他方の歯部と噛み合うプーリが小径で済み、省スペース、コストダウンを図ることができる。
本発明の両面歯付ベルトは、前記他方の歯部の側面が円弧面を含んでいてもよい。
このとき、前記他方の歯部の側面が複数の円弧面がつなぎ合わされた面形状であってもよい。
本発明の両面歯付ベルトは、前記他方の歯部は、前記外歯部であってもよい。
上記構成によれば、外歯部が、伝動容量が高い歯形状であるため、外歯部と噛み合うプーリと外歯部との噛み合い歯数が小さくても動力を伝達することができる。
本発明の両面歯付ベルトは、前記内歯部と前記外歯部とで、歯部を構成するゴムの硬度が等しいことが好ましい。
上記構成によれば、ベルトの内歯部と外歯部とで、歯部を構成するゴムの硬度が等しいことから、ベルトを製造するために1種類のゴムを用意すればいいため、ベルトの製造段階の工程数を抑制することができ、ベルトの製造費用を抑制することができる。
以上のように、本願の発明では、内歯部と外歯部のベルト長手方向における位置を一致させつつ、ベルトの内外周での伝動容量を異ならせることが可能な両面歯付ベルトを得ることができる。
図1は、本発明のベルトシステムの概略構成図である。 図2は、本発明の実施形態の両面歯付ベルトの、ベルト長手方向を含む断面での一部拡大断面図である。 図3は、図2の一部拡大図である。 図4は、ベルトシステムの構成例であって、図4の(a)に対して、本発明適用により図4の(b)、(c)の構成変更が可能なことを示す図である。 図5は、ベルトシステムの別の構成例であって、図5の(a)に対して、本発明適用により図5の(b)の構成変更が可能なことを示す図である。 図6は、本実施形態の変形例の両面歯付ベルトの、ベルト長手方向を含む断面での一部拡大断面図である。 図7は、ベルトシステムの構成例であって、図7の(a)に対して、本発明適用により図7の(b)の構成変更が可能なことを示す図である。 図8は、比較例1の両面歯付ベルトの、ベルト長手方向を含む断面での一部拡大断面図である。 図9は、比較例2の両面歯付ベルトの、ベルト長手方向を含む断面での一部拡大断面図である。
以下に、本発明の実施形態の一例のベルトシステム1及び両面歯付ベルト6について説明する。
(ベルトシステム1)
本実施形態のベルトシステム1は、一般産業用機械に備わるベルトシステムに適用される。図1に示すように、ベルトシステム1は、複数のプーリ2〜5と両面歯付ベルト6から構成されていて、1本の両面歯付ベルト6が複数のプーリ2〜5に巻き掛けられている。ベルトシステム1の内周側に駆動タイミングプーリ2、アイドルタイミングプーリ3、従動タイミングプーリ4が配置され、ベルトシステム1の外周側に従動タイミングプーリ5が配置されている。図1〜3に示すように、両面歯付ベルト6は、ベルト6の内周側にベルト長手方向に沿って並ぶ複数の内歯部8と、ベルトの外周側に前記ベルト長手方向に沿って並ぶ複数の外歯部9を有している。
図1に示すように、動力伝達時のベルトシステム1において、プーリ2〜5の歯溝11と両面歯付ベルト6の歯部8、9とが噛み合い、ベルト6の歯部8、9の側面82、92にプーリ2〜5の歯部の側面12が接触して動力をプーリ2からプーリ4、5に伝達している。すなわち、本実施形態のベルトシステム1は、同期伝動ベルトシステムである。プーリ2〜4の歯溝11と両面歯付ベルト6の内歯部8とが噛み合い、プーリ5の歯溝11と両面歯付ベルト6の外歯部9とが噛み合う。
(両面歯付ベルト6)
図2、3に示すように、本発明の両面歯付ベルト6は、無端状のベルトであり、ベルト6の本体部分に埋設されている心線7と、ベルト6の内周側にベルト長手方向に沿ってピッチP1で並ぶ複数の内歯部8と、ベルト6の外周側にベルト長手方向に沿ってピッチP2で並ぶ複数の外歯部9と、内歯部8及び外歯部9を覆う歯布10とを有する。内歯部8のピッチP1と外歯部9のピッチP2は等しく、且つ、内歯部8と外歯部9とでベルト長手方向における位置が一致している。つまり、内歯部8と外歯部9は、心線7を挟んで対向する位置関係にある。また、歯部8、9の間の部分である歯底部84、94の位置も、ベルト長手方向において一致している。
(心線7)
図2、3に示すように、心線7は、両面歯付ベルト6の本体部分に埋設されていて、ベルト6のベルト厚み方向の中心付近に存在している。心線7は、Eガラスまたは高強度ガラスの5〜9μmのフィラメントを撚り合わせたものを、ゴムコンパウンドからなる保護剤あるいは接着剤であるRFL液等で処理されたものである。なお、心線7は、上記以外でもよく、有機繊維としては応力に対して伸びが小さく、引張強度が大きいパラ系アラミド繊維(商品名:ケブラー、テクノーラ)の0.5〜2.5デニールのフィラメントを撚り合わせ、RFL液、エポキシ溶液、イソシアネート溶液とゴムコンパウンドとの接着剤で処理された撚りコードを使用してもよい。また、例えば、心線7の線径は約0.8mmである。
(内歯部8と外歯部9)
内歯部8と外歯部9は、共に、クロロプレンゴムなどを主成分とするゴム材料で形成されている。また、本実施形態では、内歯部8と外歯部9を構成するゴムは、成分が同じで、硬度も等しい。例えば、ゴム硬度は、JIS K6253:2012に準拠したデュロメータA硬さで約75である。内歯部8及び外歯部9の形状の詳細については後で述べる。
(歯布10)
図2、3に示すように、歯布10は両面歯付ベルト6の形状に沿って、内歯部8及び外歯部9の表面全体を覆っている。本実施形態では、歯布10として、経糸(ベルト幅方向)を6ナイロンとし、緯糸(ベルト長手方向)をウーリ6ナイロンとした織構成が綾織物である帆布が用いられている。なお、緯糸には伸縮性を有するウレタン弾性糸を一部使用されている。上記の帆布をRFL液によって浸漬処理したものを歯布10として用いた。例えば、歯布10の厚さは約0.2mmである。なお、歯布10は上記のものに限られない。歯布10として用いられる帆布は、ポリエステル、アラミド繊維等であって、単独あるいは混合されたものであってもよい。
(内歯部8と外歯部9の歯形状)
ところで、図2、3に示すように、内歯部8と外歯部9とで歯形状が異なっている。具体的には、この実施形態では、プーリ2〜5の歯溝11の側面12と接触するベルト6の歯部8、9の側面形状を、内歯部8と外歯部9とで異ならせている。内歯部8については側面82が平面に形成され、外歯部9については側面92が曲面に形成されている。以下、内歯部8と外歯部9の歯形状の詳細について説明する。
(内歯部8の歯形状)
図2、3に示すように、内歯部8の歯形状は、T歯形と呼ばれる形状で、断面では台形の形状であり、それぞれ平面からなる2つの側面を平坦面でつないだ形状を有する。内歯部8の先端である歯先部81は、平坦な面であり、2つの側面82は共に平面である。内歯部8の歯元部83は一定の曲率を有する曲面で歯底部84と繋がっている。なお、内歯部8の歯先部81と側面82との間の稜線は面取りされている。
内歯部8の寸法例を挙げると、例えば、ピッチP1=5mm(2.0〜20mm)、歯の高さH1=1.2mm(0.7〜5mm)、歯元幅W1=2.65mm(1.5〜10.15mm)、内歯部8のベルト長手方向における両側面82のなす角度である歯角度β1=40°である。
(外歯部9の歯形状)
図2、3に示すように、外歯部9の歯形状は、STPD歯形と呼ばれる形状であり、それぞれ曲面(円弧面)からなる2つの側面を平坦面でつないだ形状を有する。外歯部9の歯先部91は平坦な面であり、両側面92は共に外側に膨らんだ凸状曲面である。より詳細には、側面92は、ベルト長手方向を含む断面において、2つの円弧をなめらかに繋げた形状をしている。なお、外歯部9の歯元部93は一定の曲率を有する曲面で歯底部94と繋がっている。
外歯部9の寸法例を挙げると、例えば、外歯部9の配列ピッチP2は内歯部8の配列ピッチP1と同じであり、ピッチP2=5mm(2.0〜20mm)、歯の高さH2=1.91mm(0.76〜5.30mm)、歯元幅W2=3.25mm(1.30〜9.10mm)である。外歯部9は、内歯部8よりも歯の高さも大きく、歯元幅も大きく、歯部の大きさが大きい。
(両面歯付ベルト6の製造方法)
上記の両面歯付ベルト6は、例えば、次のようにして製造できる。1.歯布10を溝付モールドの外周面に沿って巻き付け、その上に心線7をスパイラルに巻き、更にその上に未加硫ゴムシートおよび歯布10を巻き、このようして得られたベルト成形体を加熱加圧して未加硫の予備成形体を作製する。2.上記溝付モールドから取り出した予備成形体を軸間距離調節可能な2つのプーリに掛架し、内外一対の歯付モールドからなるプレス金型により上記予備成形体を加圧して内歯部8と外歯部9を成形し、加硫し終わった部位を移動して、次の内歯部8と外歯部9の形成加硫を繰り返し行う。
(作用効果)
図2に示すように、本実施形態の両面歯付ベルト6は、内歯部8と外歯部9の配列ピッチが同じであり、内歯部8と外歯部9のベルト長手方向における位置(中心線)が一致しているものの、内歯部8と外歯部9とで側面形状が異なっている。具体的には、図2、3に示すように、内歯部8の側面82が平面、外歯部9の側面92が外側に膨らんだ凸状曲面である。外歯部9の側面92が膨らんだ凸状曲面であると、側面92が平面である場合と比べて、この曲面状の側面92にプーリ5の歯溝11の側面12が連続的に接触しつつプーリ5が回転していく際の、噛み合いがスムーズになり、ベルト6の外周側において円滑な動力伝達が可能となる。よって、外歯部9が外側に膨らんだ曲面になっているため、ベルト6の外周側の伝動容量が高いといえる。実際、外歯部9の伝動容量は、内歯部8の伝動容量の約2倍である。つまり、ベルト外周側で特に効率よく動力伝達を行いたいベルトシステムにおいて、この実施形態の両面歯付ベルト6は最適である。
また、図2に示すように、本実施形態の両面歯付ベルト6は、内歯部8と外歯部9の歯ピッチが同じであり、内歯部8と外歯部9とでベルト長手方向における位置(中心線)が一致している。この構成では、必然的に内外周で歯部8、9の間の部分である歯底部84、94のベルト長手方向における位置も一致することになり、ベルトの曲げ剛性が全体的に小さくなって、屈曲性が向上し、ベルトがプーリ2〜5にしなやかに巻き掛けられる。そのため、動力伝達時のベルト6とプーリ2〜5の噛み合いがスムーズになる。これにより、ベルト6とプーリ2〜5の噛み合いに伴うベルト6の振動が小さくなってベルトが劣化しにくいため、ベルト6の耐久性が向上する。
また、図2、3に示すように、本実施形態の両面歯付ベルト6は、外歯部9の側面92が外側に膨らんだ凸状曲面であることにより、両面歯付ベルト6の外歯部9とプーリ5の歯部との噛み合いが円滑である。これにより、外歯部9は、プーリ5からの応力が歯元部93に集中しにくいため、外歯部9の剪断応力が小さく、外歯部9の耐久性が向上する。
また、外歯部9とプーリ5との噛み合いが円滑であることから、動力伝達時に外歯部9の歯飛びが起きにくい。
また、外歯部9とプーリ5との噛み合いが円滑であることから、ベルト6の外周側の振動が小さいため、ベルト6の外周側において、静粛性が大きく、速度むらが小さく、高精度の位置決めが可能である。以上より、ベルト6の外歯部9の伝達能力が高くなる。
本実施形態の両面歯付ベルト6は、内歯部8と外歯部9とで、歯部を構成するゴムの硬度が等しいため、ベルト6を製造するために1種類のゴムを用意すればよく、ベルト6の製造費用を抑制することができる。
上述した実施形態の両面歯付ベルト6では、外歯部9の側面92が外側に膨らんだ凸状曲面であり、内歯部8よりも伝動容量が高くなる。このベルト6を採用することにより、ベルトシステム1において、レイアウトなどに関するさまざまな変更を行うことが可能となる。
外歯部9の1歯あたりの伝動容量が高いため、外歯部9とプーリ5の噛み合い歯数が小さくても所望の動力を伝達することができる。従って、例えば、図4の(a)のようなベルトシステム1に対して、本実施形態の両面歯付ベルト6を採用すれば、図4の(b)のようにプーリ5の径を小さくし、ベルトシステム全体をコンパクトにし、ベルトシステム1に係るコストを削減することが可能となる。
あるいは、図4の(c)のように、プーリ5の位置を外へずらすことが可能になる。これにより、ベルトシステム1の内部の空間を広げることができ、ベルトシステム1のシステム構成部材とは別のシステム構成部材を、ベルトシステム1の内部に配置することが可能となる。
あるいは、図5の(a)のようなベルトシステム1に対して、本実施形態の両面歯付ベルト6を採用すれば、図5の(b)のようにプーリ4の位置を内へずらすことが可能になる。これにより、ベルトシステム全体をコンパクトにし、ベルトシステム1に係るコストを削減することが可能となる。
(変形例)
内歯部8、外歯部9の形状については、前記実施形態のものに限られず、以下のように適宜変更可能である。
(1)外歯部9の凸状曲面とは、円弧面には限られない。例えば、放物面の一部や楕円弧面などでもよい。
歯部8、9の側面形状については、前記実施形態のように平面(内歯部8)と凸状曲面(外歯部9)の組み合わせには限られない。
(2)内歯部の側面と外歯部の側面が共に曲面であり、両者の曲率が異なっていてもよい。曲面の曲率が異なっていることによっても伝動容量は変化する。(3)内歯部の側面と外歯部の側面が共に平面であり、歯底部84、94(心線7)に対する傾斜角度が異なっていてもよい。
(4)前記実施形態では、内歯部8及び外歯部9の歯先部81、91が平坦面であったが、歯先部は円弧面などの曲面であってもよい。
(5)前記実施形態では、内歯部8と外歯部9を構成するゴムの硬度は同じであったが、内歯部と外歯部を構成するゴムの硬度が異なっていてもよい。
(6)前記実施形態では、外歯部9の側面92が伝動容量の高い、外側に膨らんだ凸状曲面に形成されていたが、図6に示すように、内歯部28と外歯部29の側面形状が前記実施形態とは逆であってもよい。具体的には、内歯部28の側面282が円弧面であり、外歯部29の側面292が平面であってもよい。このように、内外の歯部28、29の歯形状を前記実施例と逆にすることで、内歯部28の伝動容量が高くなる。
図6に示すように、本変形例の両面歯付ベルト26は、内歯部28と外歯部29の配列ピッチが同じであり、内歯部28と外歯部29のベルト長手方向における位置が一致しているものの、内歯部28と外歯部29とで側面形状が異なっている。具体的には、図6に示すように、内歯部28の側面282が外側に膨らんだ凸状曲面、外歯部29の側面292が平面である。内歯部28の側面282が膨らんだ凸状曲面であると、側面282が平面である場合と比べて、図6、7に示すようにこの曲面状の側面282にプーリ22〜24の歯溝の側面が連続的に接触しつつプーリ22〜24が回転していく際の、噛み合いがスムーズになり、ベルト26の内周側において円滑な動力伝達が可能となる。よって、内歯部28が外側に膨らんだ曲面になっているため、ベルト26の内周側の伝動容量が高いといえる。実際、内歯部28の伝動容量は、外歯部29の伝動容量の約2倍である。つまり、ベルト内周側で特に効率よく動力伝達を行いたいベルトシステムにおいて、この変形例の両面歯付ベルト26は最適である。
内歯部28の1歯あたりの伝動容量が高いため、内歯部28とプーリ22〜24の噛み合い歯数が小さくても所望の動力を伝達することができる。従って、例えば、図7の(a)のようなベルトシステム21に対して、本変形例の両面歯付ベルト26を採用すれば、図7の(b)のようにプーリ22〜24の径を小さくし、ベルトシステム全体をコンパクトにし、ベルトシステム21に係るコストを削減することが可能となる。
次に、実施例1、2、及び、比較例1、2に係る、両面歯付ベルトを作製し、伝動容量の比較、および、ベルト耐久走行試験を行った。
(ベルトの構成)
実施例1、2、及び、比較例1、2の両面歯付ベルト(供試体)について、内歯部及び外歯部のピッチ、ならびに、内歯部及び外歯部の歯形状を表1に示す構成とした。なお、表1に、各ベルト(供試体)における、内歯部及び外歯部の、歯高さと歯元幅についても示した。
Figure 2019116968
その他共通事項として、各両面歯付ベルト(供試体)は、以下に示す構成とした。
(1)ベルト幅:10mm
(2)ベルト周長:385mm
(3)心線:心線の諸元を表2に示す。また、心線の接着処理に用いたRFL液の組成を表3に示す。
Figure 2019116968
Figure 2019116968
(4)歯部を構成するゴム材料(未加硫ゴムシート)の組成:表4に示す。歯部を構成するゴム材料は、クロロプレンゴムを主成分とするゴム組成物である。
Figure 2019116968
(5)歯部のゴム硬度(JIS K6253:2012準拠):デュロメータA硬さで約75である。
(6)歯布:歯布の構成を表5に示す。実施例1、2、及び、比較例1については、ベルト内周側、ベルト外周側とも、歯布Aを用いた。比較例2については、ベルト内周側に歯布Aを用い、ベルト外周側に歯布Bを用いた。
Figure 2019116968
(ベルトの製造方法)
(1)上記実施形態に記載した手順で、上記構成からなる実施例1、2、及び、比較例1、2の両面歯付ベルト(供試体)を作製した。加硫は、予備成形体を165℃(プレス金型の表面温度)、面圧5.0MPaで、20分間加熱・加圧することにより行った。
(2)上記により作製された両面歯付ベルト(供試体)の、ベルト長手方向を含む断面での一部拡大断面図を、実施例1は図2、実施例2は図6、比較例1は図8、および、比較例2は図9、に示す。
(ベルトシステム)
実施例の評価に係るベルトシステムは、上記実施形態に記載したベルトシステム1と同じものであり、その概略構成図についても、図1のものと略同じである。
ここで、各プーリの歯数及びピッチ径を表6に示す。なお、各プーリにおけるベルトとの噛み合い歯数は、すべて6以上確保されている。
Figure 2019116968
(評価方法)
1.ベルトの内外周での伝動容量
内歯部の伝動容量及び外歯部の伝動容量は、それぞれ、日本工業規格JISK6372:1995(一般用歯付ベルト)において、参考(一般用歯付ベルトの使い方)として記載された別表(歯形別基準伝動容量表)から読み取った。この別表は、「ベルトの伝動容量」を算出する式(同規格3.3.1項、式7に該当)に基づき、作成されたものである。ここで、読み取るべき小プーリの回転数は後述する耐久走行試験時での走行条件に相当する1800rpmとした。読み取った内歯部の伝動容量及び外歯部の伝動容量の結果を、表6に示す。なお、T5歯形を有する歯部の伝動容量を100とした場合の指数を括弧書きで併記した。
2.ベルト耐久走行試験
実施例1、2、及び、比較例1、2の両面歯付ベルト(供試体)を用いて、ベルト耐久走行試験を図1に示すレイアウト、及び、表6に示す走行条件で行った。なお、試験に先立ち、走行前のベルト張力を音波式張力計(三ツ星ベルト社製、商品名「ドクターテンション タイプIV」)で測定した。そして、ベルト耐久走行試験を開始し、走行後(表6に示す屈曲回数に達し、走行を停止させた直後)のベルト張力を再度測定した。表6では、走行前後の各ベルトの張力からベルト張力保持率の値を算出した結果を示した。ベルト張力保持率の値が高いほど、動力伝動時のベルトとプーリの噛み合い性、及び、心線の耐屈曲疲労性が良好であることを示す。また、走行におけるベルトの故障について観察し、歯欠け、歯元部の亀裂、ジャンピングなどの不具合が生じた場合については、その故障現象を記載した。
(評価結果)
ベルトの内外周での伝動容量、および、ベルト耐久走行試験の評価結果は、表6に示す。評価(判定)は、下記AまたはBとした。
即ち、ベルトの内外周での伝動容量を異ならせることができ、しかも、ベルト耐久走行試験の結果、ベルトの故障がなく、ベルト張力保持率が63%以上のものについては、動力伝動時のベルトとプーリの噛み合い性、ならびにベルトの耐久性を確保しつつ、ベルトの内外周での伝動容量が異なる同期伝動ベルトシステムに適用できるとみなせるとして判定A、とした。
ベルトの内外周での伝動容量を異ならせることができなかった場合、あるいは、ベルト耐久走行試験の結果、ベルトの故障が有った場合や、ベルトの故障がなくても、ベルト張力保持率が63%に満たないものについては、動力伝動時のベルトとプーリの噛み合い性、ならびにベルトの耐久性を確保しつつ、ベルトの内外周での伝動容量が異なる同期伝動ベルトシステムに適用できるとみなせないとして判定B、とした。
表6の評価結果によると、実施例1、2は、耐久走行後のベルト張力保持率に問題はなく、動力伝動時のベルトとプーリの噛み合い性、及び、心線の耐屈曲疲労性が良好であり、ベルトの故障もなく、ベルトの耐久性が良好な結果となった。
これは、実施例1については、外歯部(S5M歯形)の伝動容量(367W)が内歯部(T5歯形)の伝動容量(183W)の約2倍である分、ベルト外周側で特に効率よく動力伝達が行えたためであると想定される。実施例2については、内歯部(S5M歯形)の伝動容量(367W)が外歯部(T5歯形)の伝動容量(183W)の約2倍である分、ベルト内周側で特に効率よく動力伝達が行えたためであると想定される。
比較例1は、従来の一般的な両面歯付ベルトであり、プーリとの噛み合い性がさほどスムーズではなく、伝動容量(183W)がさほど大きくない歯形(T5歯形)からなる歯部をベルトの内外周に有し、ベルトの内外周での伝動容量を異ならせることができない分、実施例1、2の場合ほどは、ベルト内周側またはベルト外周側で効率よく動力伝達が行えないことが想定された。ベルトの耐久性に関しては、当走行条件下ではプーリとの噛み合い性に支障はなく、実用上問題ない結果であった。
比較例2は、当走行条件下ではベルトの耐久性が最も劣る結果となった。これは、外歯部が、内歯部(T5歯形)に比べて、伝動容量が大きく(指数111)、プーリとの噛み合いがスムーズな歯形(S2M歯形)に形成されている。しかし、内歯部と外歯部のピッチが異なることにより、ベルト長手方向における内歯部と外歯部の位置が必ずしも一致しない。そのため、ベルトの曲げ剛性が全体的に大きくなった分、ベルトとプーリとの噛み合い性が悪くなり、心線の屈曲疲労性が悪化したためであると想定される。
1 ベルトシステム
2〜5 プーリ
6 両面歯付ベルト
7 心線
8 内歯部
9 外歯部
10 歯布

Claims (8)

  1. ベルトの内周側にベルト長手方向に沿って所定のピッチで並ぶ複数の内歯部と、ベルトの外周側に前記ベルト長手方向に沿って所定のピッチで並ぶ複数の外歯部を有する両面歯付ベルトであって、
    前記複数の内歯部の前記ピッチと前記複数の外歯部の前記ピッチとが等しく、且つ、前記内歯部と前記外歯部とで前記ベルト長手方向における位置が一致し、
    前記内歯部と前記外歯部の歯形状が非相似であることを特徴とする両面歯付ベルト。
  2. 前記内歯部と前記外歯部とで側面の形状が異なっていることを特徴とする請求項1に記載の両面歯付ベルト。
  3. 前記内歯部と前記外歯部のうちの一方の歯部の側面が平面であり、
    他方の歯部の側面が曲面であることを特徴とする請求項2に記載の両面歯付ベルト。
  4. 前記他方の歯部の側面が外側に膨らんだ凸状曲面であることを特徴とする請求項3に記載の両面歯付ベルト。
  5. 前記他方の歯部の側面が円弧面を含むことを特徴とする請求項4に記載の両面歯付ベルト。
  6. 前記他方の歯部の側面が複数の円弧面がつなぎ合わされた面形状であることを特徴とする請求項5に記載の両面歯付ベルト。
  7. 前記他方の歯部は、前記外歯部であることを特徴とする請求項3〜6の何れか1項に記載の両面歯付ベルト。
  8. 前記内歯部と前記外歯部とで、歯部を構成するゴムの硬度が等しいことを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の両面歯付ベルト。
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