JP2019116692A - 悪臭中和組成物およびその使用方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗濯物の悪臭を中和するまたはマスクするための組成物および方法の提供。【解決手段】3−ベンジル−テトラヒドロピランを含む洗濯用組成物を用意するステップ;洗濯物と接触させるための液体媒体と洗濯用組成物を組み合わせるステップ、および洗濯用組成物を含む液体媒体と洗濯物を接触させるステップを含む。液体媒体中の3−ベンジル−テトラヒドロピランの濃度は、洗濯用組成物の質量に対して少なくとも15ppmである。本組成物は、洗浄性組成物または柔軟剤組成物として配合してもよい。【選択図】なし

Description

本発明は一般に悪臭中和組成物に関し、より詳細にはモラクセラ・オスロエンシス(Moraxella osloensis)(グラム陰性)および黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)(グラム陽性)などの臭気原因菌から発生する悪臭をマスクするまたは中和することができる、3−ベンジル−テトラヒドロピランを含む組成物に関する。
下着、タオル、ハンカチーフおよび同種のものを含むヒト皮膚と直接接触する織物製品は、皮脂、角質物質および同種のものを含む汗を吸収または付着させる可能性がある。これらの織物製品は、湿ったときに特徴的な「汚れた濡れ雑巾臭(wet−and−dirty−dustcloth−malodor)」または「酸臭または汗臭(acidic or sweaty odor)」を発生しやすい。この現象は、洗濯後、洗濯した織物製品を洗濯機の槽内など湿気のあるところに長時間そのままにしておく場合、または乾燥が不十分な場合に観察されてきた。さらに、洗濯して屋内で風乾した織物製品の場合も、製品がいったん雨または汗で濡れると悪臭がすぐに生じる。この悪臭は一般に「生乾きによる悪臭」と呼ばれる。
興味深いことに、以前に洗濯した一部の織物製品の生乾きによる悪臭は、洗濯後、織物製品を十分に乾燥させることにより一時的に除去することができる。しかしながら、生乾きによる悪臭は、使用時または織物製品が濡れたとき(たとえば、汗、雨または同種のものによる)、再発生することがある。これは、生乾きによる悪臭がない、洗濯して乾いた織物製品からでも起こり得る。
この生乾きによる悪臭の再発生は、織物製品を屋内で乾燥させた場合だけでなく、乾燥機または低温乾燥機能を備えた洗濯機を使用する場合のほか、屋外で乾燥させた織物製品でも織物製品が濡れた場合に起こることがある。生乾きによる悪臭の再発生は、織物製品を洋服ダンスまたは同種のものに長時間保管するときも生じ得る。
特許文献1および非特許文献1で報告された先行研究から、洗い物においてモラクセラ・オスロエンシスのほか黄色ブドウ球菌などの微生物が皮脂、汗または土と組み合わされると、洗った後でも残存して、生乾きによる悪臭を放つ化合物が生じることが明らかにされる。そのため、特許文献1には、ケトン、ラクトンまたはエステル官能基を有する様々な生乾き臭制御剤を含むスプレー式アルコール溶液でこれらの微生物を抑制または除去することが、この問題に対処する1つの方法であることが開示されている。
上記に鑑み、生乾きによる悪臭を脱臭、抑制または除去するための新規な組成物および方法が求められている。
日本国特許第5767831(B2)号
Kubota et al.「Moraxella Species Are Primarily Responsible for Generating Malodor in Laundry」,Appl.Environ.Microbiol.,2012,73:3317−3324
本発明は、媒体中の有効濃度の3−ベンジル−テトラヒドロピランが支持体における生乾きによる悪臭を脱臭、抑制または除去することができるという認識に基づいている。
よって、本発明の実施形態によれば、洗濯物の悪臭を中和するまたはマスクするための方法が提供される。本方法は、3−ベンジル−テトラヒドロピランを含む洗濯用組成物を用意するステップ;洗濯物と接触させるための液体媒体と洗濯用組成物を組み合わせるステップ、および洗濯用組成物を含む液体媒体と洗濯物を接触させるステップを含む。液体媒体中の3−ベンジル−テトラヒドロピランの濃度は、洗濯用組成物の全質量に対して少なくとも15ppmである。
本発明の別の実施形態によれば、洗濯物の悪臭を中和するまたはマスクするための洗濯用組成物が提供される。本組成物は、3−ベンジル−テトラヒドロピランと、洗浄性界面活性剤または織物柔軟剤活性物質とを含み、洗浄性界面活性剤はアニオン性界面活性剤、非イオン界面活性剤およびそれらの組み合わせからなる群から選択され、織物柔軟剤活性物質はシリコンポリマーもしくは化合物、カチオン性アンモニウムまたはイミダゾリニウムポリマーもしくは化合物およびそれらの組み合わせからなる群から選択される。
本発明の目的および利点は、以下の詳細な説明および例を踏まえればさらに理解されよう。
本明細書に援用され、本明細書の一部を構成する添付図面は、本発明の実施形態を例証するものであり、上記の本発明の概要および下記の詳細な説明と共に本発明の原理を説明するのに役立つ。各図では、見やすいように、かつ適切と見なされる場合、同じ特徴を示すため参照番号を繰り返したことが理解されよう。
図1は、3−ベンジル−テトラヒドロピランを含むまたは含まないサンプルについて、サンプルのヘッドスペースにおけるアンモニア濃度を経時的にプロットしたものである。 図2は、3−ベンジル−テトラヒドロピランを含むまたは含まないサンプルについて、サンプルのヘッドスペースにおけるトリメチルアミン濃度を経時的にプロットしたものである。 図3は、3−ベンジル−テトラヒドロピランを含むまたは含まないサンプルについて、サンプルのヘッドスペースにおけるメチルメルカプタン濃度を経時的にプロットしたものである。 図4は、3−ベンジル−テトラヒドロピランを含むまたは含まないサンプルについて、サンプルのヘッドスペースにおけるジアセチル濃度を経時的にプロットしたものである。 図5Aは、0.0×、0.5×、1.0×、2.0×および3.0×ppmの3−ベンジル−テトラヒドロピランを含む10ppm(w/w)のイソ吉草酸サンプルの感覚スコアをプロットしたものである。 図5Bは、0.0×、0.5×、1.0×、2.0×および3.0×ppmの3−ベンジル−テトラヒドロピランを含む5ppmのノネナールサンプルの感覚スコアをプロットしたものである。 図6Aは、図5Aで使用された0.0×および3.0×サンプルのヘッドスペースにおけるイソ吉草酸濃度のガスクロマトグラフィー解析をプロットしたものである。 図6Bは、5Bで使用された0.0×および3.0×サンプルのヘッドスペースにおけるノネナール濃度のガスクロマトグラフィー解析をプロットしたものである。
本発明は一般に香粧品香料の分野に関し、より詳細にはモラクセラ・オスロエンシス(グラム陰性)および黄色ブドウ球菌(グラム陽性)などの臭気原因菌から発生する悪臭をマスクするまたは中和することができる、3−ベンジル−テトラヒドロピランを含む悪臭中和組成物に関する。
本発明の実施形態によれば、洗濯物の悪臭を中和するまたはマスクするための洗濯用組成物が提供される。本組成物は、洗濯用粉末洗剤、洗濯用液体洗剤または織物柔軟剤組成物などの洗濯用製品に配合される3−ベンジル−テトラヒドロピランを含む。国際公開第2006/021663号に報告されているように、本発明の悪臭中和剤(すなわち、3−ベンジル−テトラヒドロピラン)は芳香性であり、ゼラニウム、ウッディ、フェノール系、ラクトン系と称され、さらにグリーン、渋み、ウッディ香気と共に天然ルバーブノートを有するものと称され、香粧品香料組成物または香水に使用するのに好適である。3−ベンジル−テトラヒドロピランは、ヴェ・マン・フィス(V.MANE FILS)から仏国登録商標BETAHYDRANEという商品名で販売されている。
本発明の別の実施形態によれば、洗濯物の悪臭を中和するまたはマスクするための方法が提供される。本方法は、3−ベンジル−テトラヒドロピランを含む洗濯用組成物を用意するステップ;洗濯物と接触させるための液体媒体と洗濯用組成物を組み合わせるステップ、および洗濯用組成物を含む液体媒体と洗濯物を接触させるステップを含む。液体媒体中の3−ベンジル−テトラヒドロピランの濃度は、洗濯用組成物の全質量に対して少なくとも15ppmである。
本明細書で使用する場合、「洗濯用製品」は洗濯用粉末洗剤、洗濯用液体洗剤または織物柔軟剤組成物を含む。
本明細書で使用する場合、「芳香性」という用語は、化合物が匂いを放つことを意味する。
本明細書で使用する場合、「香水」という用語は、この用語の通常の意味での香水だけでなく、製品の匂いが重要である他の分野も意味する。これらは、香料ベースおよび濃縮物、オーデコロン、オードトワレ、香粧品香料および同様の製品などこの用語の通常の意味での香水組成物であってもよい。
香水組成物に導入される3−ベンジル−テトラヒドロピランの量は、組成物の性質、所望の芳香効果および存在してもよい他の芳香性または非芳香性化合物の性質のほか、洗浄およびすすぎに応じて変わってもよく、0.1重量%〜99重量%、特に0.1重量%〜50重量%、とりわけ0.1重量%〜30重量%の非常に広範囲内で変わってもよいことを踏まえて、当業者により容易に決定することができる。
3−ベンジル−テトラヒドロピランは、単独の芳香剤として使用してもよいし、あるいは香水でよく見られるように、所望の効果に応じて当業者が選択することができる1種または複数種の他の芳香性化合物との混合物中にあってもよい。3−ベンジル−テトラヒドロフランと組み合わせて使用できる香粧品香料(単数または複数)に対して特定の制限は存在しない。追加の芳香剤(単数または複数)は、当業者に公知の他の芳香剤であってもよい。例示的芳香物として、以下に限定されるものではないが、炭化水素香料、アルコール香料、エーテル香料、アルデヒド香料、ケトン香料、エステル香料、ラクトン香料または環状ケトン香料等が挙げられる。洗濯用組成物中の3−ベンジル−テトラヒドロピラン含有香料成分の含有量は特に限定されるものではなく、好ましくは0.01質量%〜10質量%、一層好ましくは0.01質量%〜5.0質量%、特に好ましくは0.02質量%〜2.0質量%である。
3−ベンジル−テトラヒドロピラン含有香水組成物は、未希釈で使用してもよいし、あるいは不活性な支持材料または最終組成物の他の活性成分を含んでもよい材料中もしくは材料上に導入してもよい。たとえば、極性溶媒、油、グリース、微粉化固体、シクロデキストリン、マルトデキストリン、ガム、樹脂およびそうした組成物用で知られた他の任意の支持材料を含む多種多様な支持材料を使用してもよい。3−ベンジル−テトラヒドロピラン含有香水組成物は、封入されていてもよい。
洗濯用粉末洗剤は一般に、5〜30重量%のアニオン性界面活性剤、たとえばアルキルベンゼンスルホネート、脂肪酸石鹸、アルコールスルフェートまたはアルファ−オレフィンスルホネート;1〜10%の非イオン界面活性剤、たとえばポリエトキシル化アルコール;0〜5%の増泡剤、たとえばアルカノールアミド;35〜60%の無機ビルダー/充填剤、たとえばトリポリリン酸ナトリウム、ゼオライト、炭酸ナトリウム、硫酸ナトリウムまたはケイ酸ナトリウム;0〜15%の漂白剤、たとえば過ホウ酸ナトリウムおよび漂白剤前駆体、たとえばテトラアセチルエチレンジアミン;最大15%の追加の補助剤、たとえば蛍光増白剤、キレート化剤、再汚染防止剤、酵素、染料および香料;ならびに2〜15%の水を含む。
洗濯用液体洗剤は一般に、5〜40重量%のアニオン性界面活性剤、たとえば脂肪酸石鹸またはアルキルベンゼンスルホネート;1〜20%の非イオン界面活性剤、たとえば(ポリ)エトキシル化アルコールおよびアルカノールアミド;0〜30%のビルダー/金属イオン封鎖剤、たとえばトリポリリン酸ナトリウム、ピロリン酸四カリウム、ソーダ灰およびシリケート;0〜15%のアルコール/カップリング剤、たとえばエタノール、グリセロールおよびキシレンスルホン酸ナトリウム;1〜5%の追加の補助剤、たとえば再汚染防止剤、蛍光染料、酵素、柔軟仕上げ剤、染料および香料;ならびに40〜60%の水を含む。
衣類柔軟剤は一般に、4〜50重量%のカチオン性活性物質、たとえば第四級アンモニウムまたはイミダゾリン誘導体、さらに0〜5%の他の柔軟成分、たとえばラノリンまたは脂肪酸;0.5〜5%の追加の補助剤、たとえば防腐剤、染料、pH制御剤、共溶媒、乳白剤、電解質および香料;49.5〜95.5%の水を含む。
前述の組成物のいずれにおいても、3−ベンジル−テトラヒドロピランは、洗濯物を洗うまたは処理するのに使用される液体媒体(たとえば、水)で希釈されるとき、生乾きによる悪臭に対して脱臭効果を発揮する十分な量で洗濯用組成物中に存在する。たとえば、希釈時に洗濯用組成物は、窒素系悪臭(たとえば、アンモニア、トリアルキルアミン、たとえばトリメチルアミン、インドール、ニコチン、ピリジン)または硫黄系悪臭(たとえば、メチルメルカプタン、硫化水素、チオグリコレート)のほか、脂肪酸系悪臭(たとえば、イソ吉草酸、カプリル酸、テルペノイド、エステル、アルデヒド)悪臭を含む様々な悪臭をマスクするのに効果的である15ppm、20ppm、25ppm、30ppmまたはそれ以上を含ませてもよい。そのため、洗濯物を洗うまたは処理するのに使用される洗濯用組成物は、40ppm、50ppm、75ppm、100ppm、160ppm、200ppm、250ppm、300ppm、320ppm、400ppm、または前述のいずれかの2つの間の範囲で含ませてもよい。
我々の最近の調査から、モラクセラ・オスロエンシス(NBRC 111460)および黄色ブドウ球菌(NBRC 13276)に対する3−ベンジル−テトラヒドロピランのブロス希釈溶液は、それぞれ室温で160ppmおよび320ppmの最小発育阻止濃度(MIC:minimum inhibitory concentration)値を示すことが明らかになった。モラクセラ・オスロエンシスおよび/または黄色ブドウ球菌に対して芳香特性および/または抗菌特性を有する他の成分を、3−ベンジル−テトラヒドロピランと組み合わせて使用してもよい。そうした成分として、以下に限定されるものではないが、NOREENAL(商標)(6,8−ジメチル−,(6R)−7−ノネナール);ベータ−イオノン(4−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−1−エン−1−イル)−ブト−3−エン−2−オン);ティーツリー油;テルピネン−4−オール;チモール;桂葉油;プチグレン油;チョウジ油;パチュリ油;またはそれらの組み合わせが挙げられる。加えて、他の因子、たとえば界面活性剤等の温度、pH、同一性および濃度も、本条件下でMIC値に影響を与えることができる。たとえば、一実施形態では、3−ベンジル−テトラヒドロピランと第四級アンモニウムおよび/またはイミダゾリン誘導体柔軟剤との組み合わせがMIC値の改善をもたらす。
よって本発明の別の実施形態によれば、洗濯物を洗うまたは処理するのに使用される洗濯用組成物は、液体媒体中または洗濯物上のモラクセラ・オスロエンシス(NBRC 111460)および黄色ブドウ球菌(NBRC 13276)を抑制または殺すのに十分である有効濃度の3−ベンジル−テトラヒドロピランを含めばよい。たとえば、洗濯用組成物中の3−ベンジル−テトラヒドロピランの濃度は、約160ppm〜約400ppmの範囲であってもよい。
実施例1:検知管を用いた脱臭効果
ジプロピレングリコール(DPG:dipropylene glycol)に希釈した例示的悪臭剤(和光純薬工業株式会社(Wako Pure Chemical Industries,Ltd)製のアンモニア0.005wt%、トリメチルアミン0.003wt%およびメチルメルカプタン0.001%;ならびにヴェ・マン・フィス製のジアセチル1wt%)を含むモデル悪臭系を含むサンプルを調製し、1オンスの蓋をした褐色ガラス瓶に保存した。やはりDPGに希釈した例示的悪臭剤(アンモニア、トリメチルアミン、メチルメルカプタンおよびジアセチル)を含むもう1つのサンプルセットを調製し、BETAHYDRANE(商標)(悪臭の5倍濃度)で処理した。各サンプルを20℃で撹拌した。所定の時間間隔で、バイアル瓶のヘッドスペースガスをガス検知管(株式会社ガステック(GASTEC Corporation)製)に通気し、時間に対してプロットした。ガステック管のモデル番号は、アンモニア=番号3L;トリメチルアミン=番号180L;メチルメルカプタン=番号70L;およびジアセチル=番号92であった。
図1〜4に示すように、BETAHYDRANE(商標)の添加なしでは、アンモニア(約50ppm)、トリメチルアミン(約9.5ppm)、メチルメルカプタン(約5.5ppm)および(約180ppm)ジアセチルの気相濃度は本質的に、経時的に一定していた。一方、BETAHYDRANE(商標)処理したサンプルは、各悪臭剤の気相濃度の実質的な低下を示し、12分後の濃度は、アンモニア(約10ppm、約80%低下)、トリメチルアミン(約4.5ppm、約50%低下)、メチルメルカプタン(約1.2ppm、約80%低下)およびジアセチル(75ppm,約60%低下)であった。
実施例2:感覚およびガスクロマトグラフィーを用いた脱臭効果
例示的悪臭剤、イソ吉草酸(10ppm)およびノネナール(5ppm)を含むサンプルを調製し、蓋をした褐色ガラス瓶に保存した。これらの例示的悪臭剤を含むサンプルを、それぞれの悪臭剤の0.0×、0.5×、1.0×、2.0×および3.0×濃度のBETAHYDRANE(商標)で処理した。2時間後、各サンプルを感覚評価(段階0〜5)および定量解析(GCピーク面積)に供した。感覚評価の基準は、0−臭いなし;1−やや弱い;2−弱い;3−容易に検出可能;4−強い;および5−明らかに強いであった。本研究では7サンプルを解析した。
図5Aおよび5Bに示すように、BETAHYDRANE(商標)の曝露量が増加した間、感覚値の低下が徐々に減少した。イソ吉草酸(図5A)では、感覚値が約4の平均値から約2の平均値に低下した。同様の低下がノネナール(図5B)からも観察された。イソ吉草酸およびノネナールの感覚値の低下は、それぞれ図6Aおよび6Bに示すように、ガスクロマトグラフィー(GC)を用いたピーク面積解析と相関した。GC解析は、アジレントテクノロジー(Agilent Technologies)製5977A質量分析計を備えたアジレントテクノロジー製7890B GCを用いて、DB−WAXカラム(J&W)60m×0.25mm×0.25μm;注入量1μl;注入温度240℃;スプリット比100:1;キャリアガスHe;カラム流量1.2ml/分;およびオーブン40℃(1分保持)→85℃(3℃/分)→230℃(10℃/分)で行った。
実施例3:柔軟剤ベースの脱臭効果
体臭に特徴的な20mLのモデル悪臭組成物(アンモニア(30ppm)、酢酸(50ppm)、イソバレレート(10ppm)およびノネナール(5ppm))で各々処理した複数の30cm×30cmタオル地を、個々に3Lの柔軟剤組成物(1mL)の水溶液で10分間リンスし、次いで24時間風乾した。このリンス溶液は、0.8wt%の1)ジプロピレングリコール(DPG);2)香粧品香料を含んでおり、香粧品香料は4,000ppmのBETAHYDRANE(商標)を含んでいたため、柔軟剤組成物中には32ppmのBETAHYDRANE(商標)が含まれていた。
感覚評価の基準は、32ppmのBETAHYDRANE織物柔軟剤がモデル体臭をどの程度中和できるか、すなわち、できない(0%);あまりできない(0%);どちらとも言えない(8%);ややできる(43%);できる(48%)に基づくものであった。本研究では42サンプルを解析した。
実施例5−最小発育阻止濃度(MIC)
被検細菌黄色ブドウ球菌(NBRC 13276)およびモラクセラ・オスロエンシス(Moraxella osloensis)(NBRC 111460)に対する3−ベンジル−テトラヒドロピランのMIC値を判定するため、試験を行った。試験方法は、3−ベンジル−テトラヒドロピランのサンプルをエタノールに溶解させ、次いで水で希釈して4.0wt%溶液を得る(エタノールの濃度は6.0%であった)被検ブロス溶液の調製を含んでいた。この溶液の2倍希釈液を、Mueller Hinton Broth(MHB)を用いて調製した。
被検細菌の細胞懸濁液を調製するため、黄色ブドウ球菌およびモラクセラ・オスロエンシスを別々にSoybean−Casen Digest Agar上にて35℃で24時間培養した。インキュベーション後、それぞれの培養物を生理(等張)食塩水に懸濁した。得られた溶液は、1ミリリットルあたり約10個の細胞を含む。これらの懸濁液を接種のための細胞懸濁液として使用した。
0.05mlの細胞懸濁液を4.95mLの各被検溶液に移し、続いて35℃でインキュベートした。生理食塩水を対照として使用した。インキュベーション後、被検細菌の増殖を裸眼で観察し、MICを推定した。黄色ブドウ球菌およびモラクセラ・オスロエンシスに対する3−ベンジル−テトラヒドロピランのMIC試験の結果を表1および2に示す。
本発明をその一実施形態または複数の実施形態の記載により説明し、実施形態をかなり詳細に記載してきたが、それらは、添付の特許請求の範囲をそうした詳細に制限するあるいはいかなる意味でも限定することを意図するものではない。たとえば、他の分析技術のため集束剤を他のサンプリング装置に導入することが想定される。当業者に容易に別の利点および改変も現れる。したがって本発明は、そのより広い態様において、特定の詳細、代表的な製品および方法、ならびに図示して記載した例示的例に限定されない。そのため、以下の特許請求の範囲により包含される一般的な発明思想の範囲から逸脱しない範囲でそうした詳細から逸脱してもよい。

Claims (12)

  1. 洗濯物の悪臭を中和するまたはマスクするための方法であって、
    3−ベンジル−テトラヒドロピランを含む洗濯用組成物を用意するステップ;
    前記洗濯物と接触させるための液体媒体と前記洗濯用組成物を組み合わせるステップであって、前記洗濯用組成物中の3−ベンジル−テトラヒドロピランの濃度は前記洗濯用組成物の全質量に対して少なくとも15ppmであるステップ;および
    前記洗濯用組成物を含む前記液体媒体と前記洗濯物を接触させるステップ
    を含む方法。
  2. 前記液体媒体は水を含み、前記洗濯用組成物は織物柔軟剤組成物である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記織物柔軟剤組成物はシリコンポリマーもしくは化合物、カチオン性アンモニウムまたはイミダゾリニウムポリマーもしくは化合物、およびそれらの組み合わせからなる群から選択される織物柔軟剤活性物質を含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記洗濯用組成物中の3−ベンジル−テトラヒドロピランの濃度は約15ppm〜約400ppmの範囲にある、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記洗濯用組成物中の3−ベンジル−テトラヒドロピランの濃度は、前記液体媒体中のまたは前記洗濯物内もしくは前記洗濯物上に含まれる細菌増殖を抑制するおよび/または細菌を殺すのに十分である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記洗濯用組成物中の3−ベンジル−テトラヒドロピランの濃度は約160ppm〜約400ppmの範囲にある、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記洗濯物は織物、不織物、スポンジ、マクロポーラス合成樹脂、天然繊維、合成繊維およびそれらの組み合わせからなる群から選択される材料を含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 3−ベンジル−テトラヒドロピランと、
    洗浄性界面活性剤または織物柔軟剤活性物質とを含み、
    前記洗浄性界面活性剤はアニオン性界面活性剤、非イオン界面活性剤およびそれらの組み合わせからなる群から選択され、前記織物柔軟剤活性物質はシリコンポリマーもしくは化合物、カチオン性アンモニウムまたはイミダゾリニウムポリマーもしくは化合物およびそれらの組み合わせからなる群から選択される、
    洗濯物の悪臭を中和するまたはマスクするための洗濯用組成物。
  9. 前記洗濯用組成物は織物柔軟剤活性物質を含む、請求項8に記載の洗濯用組成物。
  10. 前記洗濯用組成物中の3−ベンジル−テトラヒドロピランの濃度は少なくとも15ppmである、請求項8または9に記載の洗濯用組成物。
  11. 前記洗濯用組成物中の3−ベンジル−テトラヒドロピランの濃度は約15ppm〜約400ppmの範囲にある、請求項8〜10のいずれか一項に記載の洗濯用組成物。
  12. 前記洗濯用組成物中の3−ベンジル−テトラヒドロピランの濃度は約160ppm〜約320ppmの範囲にある、請求項8〜11のいずれか一項に記載の洗濯用組成物。
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