JP2019116315A - ヒンジキャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】蓋部の開閉操作を容易にしながら、蓋部が容器本体の口部を閉塞した状態をより確実に維持できるヒンジキャップを提供する。【解決手段】ヒンジキャップ2は、内容物を収容する容器本体3の口部3bに装着される本体部10と、口部を覆う蓋部20と、蓋部の後端部を本体部に対して回動可能に連結する第1ヒンジH1と、蓋部の前端部に設けられた係止片30と、係止片を蓋部に対して回動可能に連結する第2ヒンジH2と、を備える。本体部には、係止片が嵌合する凹部が形成され、係止片のうち、第2ヒンジに連結された上端部の周方向における幅をW1とし、下端部の周方向における幅をW2とし、凹部の上端部の周方向における幅をW3とするとき、W1≦W3<W2である。【選択図】図1

Description

本発明は、ヒンジキャップに関する。
従来から、下記特許文献1に示されるように、容器本体の口部に装着される本体部と、口部を覆う蓋部と、蓋部を本体部に対して回動可能に連結するヒンジと、を備えたヒンジキャップが知られている。蓋部の内周面には、本体部から上方に延びる嵌合筒の外周面にアンダーカット嵌合する嵌合部が形成されている。これにより、蓋部がヒンジ回りに回動することが抑えられ、蓋部によって口部が閉塞された状態が維持される。
特開2007−204104号公報
この種のヒンジキャップは、蓋部を開いた時に容器本体の口部が大きく開放される、いわゆる広口容器に用いられる場合がある。広口容器にヒンジキャップを用いた場合、蓋部の開閉操作を容易にしながら、蓋部が口部を閉塞した状態をより確実に維持することについて、改善の余地があった。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、蓋部の開閉操作を容易にしながら、蓋部が容器本体の口部を閉塞した状態をより確実に維持できるヒンジキャップを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係るヒンジキャップは、内容物を収容する容器本体の口部に装着される本体部と、有頂筒状に形成され、前記口部を覆う蓋部と、前記蓋部の後端部を前記本体部に対して回動可能に連結する第1ヒンジと、前記蓋部の前端部に設けられた係止片と、前記係止片を前記蓋部に対して回動可能に連結する第2ヒンジと、を備え、前記本体部には、前記係止片が嵌合する凹部が形成され、前記係止片のうち、前記第2ヒンジに連結された上端部の周方向における幅をW1とし、下端部の周方向における幅をW2とし、前記凹部の上端部の周方向における幅をW3とするとき、W1≦W3<W2である。
上記態様によれば、係止片が嵌合する凹部が本体部に形成されている。そして、係止片の上端部における幅W1が係止片の下端部における幅W2よりも小さく、凹部の上端部における幅W3が、係止片の前記幅W2よりも小さい。このため、係止片が凹部内に嵌合した状態において、係止片の一部が凹部に対して上下方向で対向することとなり、係止片の凹部に対する上方移動が規制される。従って、蓋部が上方に向けて不意に開こうとしても、係止片および蓋部の上方移動が規制されるため、蓋部が不意に開いてしまうことが抑えられ、蓋部が容器本体の口部を閉塞した状態をより確実に維持することができる。これにより、例えば蓋部が口部側に強く込まれた状態を保ち、容器本体のシール性を高めることもできる。
また、蓋部を開閉する場合には、係止片を第2ヒンジ回りに回動させる操作によって、容易に係止片が凹部内に嵌合した状態と係止片が凹部から離脱した状態とを切り替えることができる。係止片が凹部から離脱した後は、蓋部は容易に第1ヒンジ回りに回動可能な状態となる。従って、蓋部の開閉操作を容易にすることができる。
また、例えば蓋部の内周面に、本体部に対してアンダーカット嵌合する部分を形成した場合では、嵌合強度を高めるために嵌合量を大きくしようとすると、金型の構造の複雑化につながる。これに対して上記態様では、各寸法W1、W2、W3を変更することで、係止片と凹部との嵌合量を容易に大きくすることができる。従って、金型の構造を複雑にすることなく、嵌合の強度を高めることができる。
ここで、前記係止片のうち、前記上端部と前記下端部との間の中間部分における周方向の幅が、上方から下方に向かうに従って漸次大きくなっており、前記凹部のうち、前記上端部と下端部との中間部分における周方向の幅が、上方から下方に向かうに従って漸次大きくなっていてもよい。
この場合、係止片および凹部の中間部分同士が、上下方向において広い面積で接触することとなる。従って、係止片が凹部に嵌合された状態をより確実に維持することができる。
また、前記凹部の開口縁のうち、前記係止片と周方向で隣り合う少なくとも一部に、前記凹部の内側に向けて突出する突部が形成されていてもよい。
この場合、係止片を凹部内に嵌合させると、凹部の開口縁に形成された突部が、係止片をその前方から覆うこととなる。これにより、係止片が第2ヒンジ回りに不意に回動することが抑えられ、より確実に蓋部の閉状態を維持することができる。
本発明の上記態様によれば、蓋部の開閉操作を容易にしながら、蓋部が容器本体の口部を閉塞した状態をより確実に維持できるヒンジキャップを提供することができる。
本実施形態に係るヒンジキャップを備えたキャップ付き容器の縦断面図である。 図1のキャップ付き容器において、蓋部が開状態である場合を示す縦断面図である。 図1のヒンジキャップの上面図である。 (a)は図2のIV方向矢視図である。(b)は(a)のA−A断面矢視図である。 (a)は図1のキャップ付き容器において、係止片を第2ヒンジ回りに上方に回動させた状態を示す側面図である。(b)は(a)のV方向矢視図である。 (a)は、図5(a)のキャップ付き容器において、係止片を第2ヒンジ回りに下方に回動させた状態を示す側面図である。(b)は(a)のVI方向矢視図である。
以下、本実施形態のヒンジキャップについて図面に基づいて説明する。以下の説明では、図1に示すように、ヒンジキャップ2が広口の容器本体3に取り付けられて構成されたキャップ付き容器1を例にして、本実施形態を説明する。
図1に示すように、キャップ付き容器1は、内容物が収容される有底筒状の容器本体3と、容器本体3の口部3bに装着されるヒンジキャップ2と、を備えている。内容物としては、例えばクリーム状の化粧料などが用いられる。ただし、これに限定されることはなく、内容物は薬剤や食品などであってもよいし、その性状も液状、粉末状、または固形状などであってもよい。
ヒンジキャップ2は、容器本体3の口部3bに装着される筒状の本体部10と、口部3bを開放可能に閉塞する有頂筒状の蓋部20と、蓋部20に設けられた係止片30と、を備えている。さらにヒンジキャップ2は、蓋部20を本体部10に対して回動可能に連結する第1ヒンジH1と、係止片30を蓋部20に対して回動可能に連結する第2ヒンジH2と、を備えている。本体部10、第1ヒンジH1、蓋部20、第2ヒンジH2、および係止片30は、射出成形などによって一体に形成されている。
図2は、図1の蓋部20が開かれた状態を示す縦断面図である。本実施形態のキャップ付き容器1は、図2に示すように蓋部20を開放することで容器本体3の口部3bが大きく開放される、いわゆる広口容器である。
(方向定義)
図1に示すように、容器本体3、本体部10、および蓋部20は、それぞれの中心軸が共通軸上に位置する状態で配置されている。以下、この共通軸をキャップ軸Oといい、キャップ軸Oに沿う方向を上下方向といい、上下方向に沿った蓋部20側を上方、容器本体3の底部側を下方という。また、上下方向から見た平面視でキャップ軸Oに交差する方向を径方向といい、キャップ軸O周りに周回する方向を周方向という。また、径方向のうち、第1ヒンジH1と第2ヒンジH2とが互いに向かい合う方向を前後方向という。前後方向における第2ヒンジH2側を前方、第1ヒンジH1側を後方という。なお、図2に示すように、蓋部20が開かれた状態では、第2ヒンジH2が第1ヒンジH1よりも後方に位置する。
本体部10は、容器本体3の口部3bに装着される装着筒11と、装着筒11から上方に向けて延びる内筒部13と、を備えている。装着筒11の外径は、容器本体3における周壁3aの外径と同等である。内筒部13の外径は、装着筒11の外径よりも小さい。内筒部13の内径は、容器本体3の周壁3aの内径と同等である。
装着筒11の内周面には、口部3bの外周面に形成された雄ネジ部と螺合する雌ネジ部が形成されている。本実施形態では、装着筒11が口部3bに螺着されているが、装着筒11は口部3bにアンダーカット嵌合などにより固定されていてもよい。
蓋部20の周壁20bは、内筒部13を径方向外側から囲っている。周壁20bの後端部における下端は、第1ヒンジH1によって、装着筒11に連結されている。蓋部20内には、円板状のパッキン21が設けられている。パッキン21は円板状に形成されており、その外径は内筒部13の外形と略同等である。パッキン21は、蓋部20が閉状態となったときに、蓋部20の頂壁20aと本体部10の内筒部13との間で、上下方向に圧縮される。これにより、キャップ付き容器1のシール性(密閉性)を向上させることができる。この構成は、例えば内容物が液状、クリーム状などである場合に好適である。なお、蓋部20内にはパッキン21が設けられていなくてもよい。
係止片30は、蓋部20の前端部に設けられている。係止片30は、蓋部20の周壁20bにおける下端部に、第2ヒンジH2回りに回動可能に連結されている。係止片30は、第2ヒンジH2に連結された板状の係止部31と、係止部31の下端部から前方(径方向外側)に突出する摘み部32と、を有している。係止部31は、前方に向けて凸となる曲面状に形成されている(図5(b)参照)。
図3および図6(b)に示すように、係止部31は、下方に向けて周方向における幅が広くなる略三角形状に形成されている。より詳しくは、係止部31は、上方から下方に向かうに従って周方向における幅が漸次大きくなる下側係合部31aと、周方向における幅が上下方向で一定のストレート部31bと、を有している。ストレート部31bは、下側係合部31aの下方に形成されている。下側係合部31aの上端部(係止部31の上端部)は、第2ヒンジH2に連結されている。この構成により、係止片30のうち、上端部と下端部との中間部分における周方向の幅が、上方から下方に向かうに従って漸次大きくなっている。
なお、下側係合部31aの周方向における両端面は、直線状に形成されている。
本実施形態では、図3に示すように、係止部31(係止片30)の上端部の周方向における幅をW1と表し、係止部31(係止片30)の下端部の周方向における幅をW2と表す。下側係合部31aの上端部の周方向における幅はW1である。ストレート部31bの周方向における幅はW2である。本実施形態の係止部31は、W1<W2となっている。
図3および図4(a)に示すように、本体部10には凹部12が形成されている。凹部12は、装着筒11の外周面における前端部から、後方(径方向内側)に向けて窪んでいる。凹部12内には、係止片30の係止部31が嵌合する。図4(a)、(b)に示すように、凹部12は、前方から見て略三角形状に形成されている。より詳しくは、凹部12は、上方から下方に向かうに従って周方向における幅が漸次大きくなる上側係合部12aと、周方向における幅が上下方向で一定の凹側ストレート部12bと、を有している。この構成により、凹部12のうち、上端部と下端部との間の中間部分における周方向の幅が、上方から下方に向かうに従って漸次大きくなっている。
なお、上側係合部12aの周方向における両端面は、直線状に形成されている。
凹部12の開口縁のうち、係止片30と周方向で隣り合う少なくとも一部には、凹部12の内側に向けて周方向に突出する突部12cが形成されている。突部12cは、凹部12の底面に対して、径方向で対向している。突部12cは、周方向に間隔を空けて一対設けられている。各突部12cは、凹側ストレート部12bの前端縁に沿って、凹側ストレート部12bの上下方向における全長にわたって形成されている。図4(b)における2点鎖線は、係止部31が凹部12内に嵌合した状態における、この係止部31の輪郭を現している。
図4(a)、(b)に示すように、本実施形態では、上側係合部12aの上端部(凹部12の上端部)の周方向における幅をW3と表し、凹側ストレート部12b(凹部12の下端部)の周方向における幅をW4と表す。ヒンジキャップ2は、W1<W3<W2となるように構成されている。これにより、係止部31が凹部12内に嵌合すると、上側係合部12aと下側係合部31aとが上下方向で対向する状態となる。
また、一対の突部12c同士の間の周方向における間隔をW5と表す。ヒンジキャップ2は、W5<W2<W4となるように構成されている。W5<W2であることにより、図4(b)に示すように、係止部31が凹部12内に嵌合すると、突部12cが係止部31の一部をその前方から覆った状態となる。この状態では、凹部12の底面および突部12cにより、係止部31が径方向で挟まれる。
なお、キャップ軸Oに直交する横断面視において、凹部12の開口部の周方向における幅(W5)は、凹部12の内側の周方向における幅(W4)よりも小さくなっている、ということもできる。
次に、本実施形態におけるヒンジキャップ2の作用について説明する。
図1は、蓋部20が閉じられて、係止片30が凹部12内に嵌合した状態を示している。この状態では、上述の通りW1<W3<W2となっていることにより、下側係合部31aと上側係合部12aとが上下方向で対向している。このため、係止片30が凹部12に対して上方移動しようとすると、下側係合部31aと上側係合部12aとが、上下方向で当接する。このように、下側係合部31aと上側係合部12aとが互いに係合することで、係止片30の凹部12に対する上方移動が規制される。そして、係止片30は第2ヒンジH2を介して蓋部20に連結されているため、蓋部20の第1ヒンジH1回りの上方に向けた回動も規制される。従って、例えば上下方向で圧縮されたパッキン21の反力によって、蓋部20に上方に向けた力が作用したとしても、蓋部20が不意に開くことが抑制される。
図1の状態から蓋部20を開く際には、係止片30を第2ヒンジH2回りに上方に向けて回動させて、係止片30を凹部12内から離脱させる。このとき、本実施形態では、係止片30の係止部31が、前方に向けて凸の曲面状に形成されている。このため、係止部31が凹部12内に嵌合した状態でも、摘み部32が前方に向けて大きく突出した状態となる。さらに、係止部31の下端部と本体部10との間に径方向(前後方向)の隙間が生じる。このため、摘み部32を摘んだり、係止部31の内側に指をかけたりすることで、係止片30を第2ヒンジH2回りに上方に向けて容易に回動させることができる。また、係止部31は前方に向けて凸の曲面状であり、かつ厚みが略一定に形成されているため、係止片30はたわみ変形(弾性変形)可能となっている。係止片30が凹部12内から離脱する際には、係止部31の下端部の周方向における幅が小さくなるように弾性変形することで、突部12c同士の間を前方に通過しやすい。
係止片30が凹部12内から離脱した後は、蓋部20の第1ヒンジH1回りの上方に向けた回動も可能な状態となる。従って、係止片30とともに蓋部20を上方に引き上げることで、蓋部20を上方に回動させて、容器本体3の口部3bを開放することができる。
内容物を使用後、蓋部20を再び閉状態とする場合には、蓋部20を第1ヒンジH1回りに下方に向けて回動させ、図5(a)、(b)に示すような状態とする。
次に、係止片30を第2ヒンジH2回りに下方に向けて回動させて、図6(a)、(b)に示すように、係止片30を凹部12に向けて押し込む。この操作により、係止部31が突部12cを後方に乗り越えてクリック感が生じるとともに、図4(b)の二点鎖線に示すように、係止部31が突部12cによって前方から覆われた状態となる。従って、係止部31が第2ヒンジH2回りに不意に前方に向けて回動することが抑えられ、係止部31が凹部12内に嵌合した状態をより確実に維持することができる。
以上説明したように、本実施形態のヒンジキャップ2では、本体部10に、係止部31が嵌合する凹部12が形成されている。そして、係止片30のうち第2ヒンジH2に連結された上端部の周方向における幅をW1とし、係止片30の下端部の周方向における幅をW2とし、凹部12の上端部の周方向における幅をW3とするとき、W1<W3<W2である。この構成により、係止片30が凹部12内に嵌合した状態において、係止片30の一部(下側係合部31a)と凹部12の一部(上側係合部12a)とが上下方向で対向することとなり、係止部31の凹部12に対する上方移動が規制される。従って、蓋部20の上方移動も規制され、蓋部20が容器本体3の口部3bを閉塞した状態をより確実に維持することができる。
また、係止片30のうち、上端部と下端部との間の中間部分における周方向の幅が、上方から下方に向かうに従って漸次大きくなっており、凹部12のうち、上端部と下端部との中間部分における周方向の幅が、上方から下方に向かうに従って漸次大きくなっている。この構成により、係止片30および凹部12の上記中間部分同士が、上下方向において広い面積で接触することとなる。従って、係止片30が凹部12に嵌合された状態を、より確実に維持することができる。
また、係止片30を第2ヒンジH2回りに回動させる操作によって、蓋部20の回動が規制された状態と、蓋部20の回動が許容された状態と、を容易に切り替えることができる。
これに対して、例えば蓋部20が螺着されている場合には、ハンドクリームなどの内容物を使用した後で蓋部20を把持したときに手指が滑ってしまい、蓋部20を閉める操作がしにくいという課題がある。本実施形態では、係止片30によって蓋部20を閉めた状態を維持するため、上記のような課題についても改善することができる。
また、例えば蓋部20の周壁20bに、径方向内側に向けて突出して内筒部13にアンダーカット嵌合する部分を形成した場合では、嵌合強度を高めるためにアンダーカットの量を大きくしようとすると、金型の構造の複雑化につながる。これに対して本実施形態では、上記した寸法W1、W2、W3を変更することで、係止片30と凹部12との嵌合量を容易に大きくすることができる。従って、金型の構造を複雑にすることなく、嵌合の強度を高めることができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記実施形態では、下側係合部31aおよび上側係合部12aの周方向における両端面が直線状に形成されていたが、これらの端面は曲線状などであってもよい。また、下側係合部31aおよび上側係合部12aは、上方から下方に向かうに従って漸次大きくなっていなくてもよい。この場合でも、例えば係止片30および凹部12が、前方から見て倒立したT字状などの形状に形成されており、W1<W3<W2であることで、上記と同様の作用効果を得ることができる。
また、前記実施形態ではW1<W3となっていたが、W1=W3であっても、同様の作用効果を得ることができる。すなわち、ヒンジキャップ2の各寸法は、W1≦W3<W2であればよい。
また、ヒンジキャップ2には、突部12cが形成されていなくてもよい。例えば前記実施形態のように、係止部31を前方に向けて凸の曲面状に形成した場合などでは、係止片30の下端部の幅W2を、凹部12の下端部の幅W4よりも僅かに大きく形成することも可能である。この場合には、係止片30が凹部12に内で嵌合した状態において、係止片30の下端部が周方向で縮まるように弾性変形する。この弾性力により、係止片30が凹部12内に嵌合した状態を維持してもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した実施形態や変形例を適宜組み合わせてもよい。
1…キャップ付き容器 2…ヒンジキャップ 3…容器本体 3b…口部 10…本体部 12…凹部 12c…突部 20…蓋部 30…係止片 H1…第1ヒンジ H2…第2ヒンジ

Claims (3)

  1. 内容物を収容する容器本体の口部に装着される本体部と、
    前記口部を覆う蓋部と、
    前記蓋部の後端部を前記本体部に対して回動可能に連結する第1ヒンジと、
    前記蓋部の前端部に設けられた係止片と、
    前記係止片を前記蓋部に対して回動可能に連結する第2ヒンジと、を備え、
    前記本体部には、前記係止片が嵌合する凹部が形成され、
    前記係止片のうち、前記第2ヒンジに連結された上端部の周方向における幅をW1とし、下端部の周方向における幅をW2とし、
    前記凹部の上端部の周方向における幅をW3とするとき、
    W1≦W3<W2である、ヒンジキャップ。
  2. 前記係止片のうち、前記上端部と前記下端部との間の中間部分における周方向の幅が、上方から下方に向かうに従って漸次大きくなっており、
    前記凹部のうち、前記上端部と下端部との中間部分における周方向の幅が、上方から下方に向かうに従って漸次大きくなっている、請求項1に記載のヒンジキャップ。
  3. 前記凹部の開口縁のうち、前記係止片と周方向で隣り合う少なくとも一部に、前記凹部の内側に向けて突出する突部が形成されている、請求項1または2に記載のヒンジキャップ。
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