JP2019116101A - テープカートリッジ - Google Patents

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泰志 佐々木
Yasushi Sasaki
泰志 佐々木
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Abstract

【課題】 リボン巻取りコアを径方向に大きくすることなく、リボン繰出しコアと繰出し側駆動軸との係合位置を、径方向外側に移動することができる。【解決手段】 インクリボンRを繰出し可能に巻回したリボン繰出しコア42と、リボン繰出しコア42から繰り出されたインクリボンRを巻き取るリボン巻取りコア43と、を備え、リボン繰出しコア42は、インクリボンRを巻回するコア本体81と、コア本体81の端部に形成され、テープ印刷装置1の繰出し側駆動軸34と係合する冠状係合部82と、を有し、冠状係合部82は、コア本体81の端面から軸方向に突出すると共に、周方向において凸部82aと凹部82bとを複数交互に並設した冠状に形成されている。【選択図】 図5

Description

本発明は、テープ印刷装置に装着されるテープカートリッジに関するものである。
従来、この種のテープカートリッジとして、テープ印刷装置の繰出し側駆動軸(リボン巻戻し軸)と係合すると共に、インクリボンを繰出し可能に巻回するリボン繰出しコアと、テープ印刷装置の巻取り側駆動軸(リボン巻取り軸)と係合すると共に、リボン繰出しコアから繰り出されたインクリボンを巻き取るリボン巻取りコアと、を備えたものが知られている(特許文献1参照)。テープ印刷装置の繰出し側駆動軸は、スプライン軸となっており、リボン繰出しコアの内面には、当該スプライン軸と係合するスプライン様の係合条が形成されている。すなわち、繰出し側駆動軸側のスプライン軸と、リボン繰出しコア側の係合条とが係合することで、繰出し側駆動軸によりリボン繰出しコアを回転させる。これによって、一度リボン繰出しコアから繰り出されたインクリボンをリボン繰出しコアに巻き戻すことができるようになっている。
特開2010−162736号公報
ところで、この種のテープカートリッジでは、リボン繰出しコアから繰り出されたインクリボンに所定のテンションを付加するテンションばねが、巻取り側駆動軸に内蔵されていることが一般的である。そのため、リボン繰出しコアは、当該テンションばねの付勢力に抗して、インクリボンを巻き戻す構成となり、リボン繰出しコアを回転させるには、リボン巻取りコアを回転させるのに比べ、強い力が必要となる。
しかしながら、上記従来のテープカートリッジは、リボン繰出しコアの係合条が、リボン繰出しコアの内面から内側に突出するように形成されている。そのため、繰出し側駆動軸に対し、リボン繰出しコアの内側で係合する構成となり、その結果、繰出し側駆動軸とリボン繰出しコアとの係合位置が、径方向内寄りとなっている。これにより、てこの原理の兼ね合いで、リボン繰出しコアを回転させる力が弱くなるという問題があった。その結果、インクリボンを適切に巻き戻すことができなかった。
これに対し、リボン巻取りコアを径方向に大きくすることで、上記係合位置を径方向外側に移動することも考えられるが、かかる場合、テープカートリッジの大型化や、配置スペースの兼ね合いで、リボン繰出しコアに巻回可能なインクリボンの量が少なる、といった問題が生じる。
本発明は、リボン巻取りコアを径方向に大きくすることなく、リボン繰出しコアと繰出し側駆動軸との係合位置を、径方向外側に移動することができるテープカートリッジを提供することを課題としている。
本発明のテープカートリッジは、テープ印刷装置に装着されるテープカートリッジであって、インクリボンを繰出し可能に巻回したリボン繰出しコアと、リボン繰出しコアから繰り出されたインクリボンを巻き取るリボン巻取りコアと、を備え、リボン繰出しコアは、インクリボンを巻回するコア本体と、コア本体の端部に形成され、テープ印刷装置の繰出し側駆動軸と係合する軸係合部と、を有し、軸係合部は、コア本体の端面から軸方向に突出すると共に、周方向において凸部と凹部とを複数交互に並設した冠状に形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、コア本体の端面から突出した冠状の軸係合部により、繰出し側駆動軸と係合する構成となるため、径方向の極力外側でリボン繰出しコアを繰出し側駆動軸に係合させることができる。これにより、リボン繰出しコアを径方向に大きくすることなく、リボン繰出しコアと繰出し側駆動軸との係合位置を、径方向外側に移動することができる。これによって、インクリボンを適切に巻き戻すことができる。
この場合、各凸部の軸方向の先端部には、テープカートリッジをテープ印刷装置に装着していくときに、繰出し側駆動軸のスプライン凸部を凹部に導くガイド斜面が形成されていることが好ましい。
この構成によれば、テープカートリッジをテープ印刷装置に装着するとき、リボン繰出しコアをスムーズに繰出し側駆動軸に係合させることができる。
また、非装着時に、軸係合部と係合してリボン繰出しコアを回転止めする回転止め部を、更に備える。ことが好ましい。
この構成によれば、軸係合部を、回転止め部が係合する部分としても利用することで、テープカートリッジを簡単な構成にすることができる。
一方、リボン巻取りコアは、テープ印刷装置の巻取り側駆動軸と係合する巻取り側軸係合部を有し、軸係合部および巻取り側軸係合部は、テープカートリッジをテープ印刷装置に装着していくときの、軸係合部が繰出し側駆動軸に係合する係合タイミングと、巻取り側軸係合部が巻取り側駆動軸に係合する係合タイミングとが相違するように、形成されていることが好ましい。
この構成によれば、テープカートリッジをテープ印刷装置に装着したとき、繰出し側駆動軸に対する軸係合部の係合と、巻取り側駆動軸に対する巻取り側軸係合部の係合とが、同時に行われるのを避けることができる。これによって、繰出し側駆動軸に対し軸係合部を係合させる時の力と、巻取り側駆動軸に対し巻取り側軸係合部を係合させる時の力とが同時に発生して、インクリボンに強い負荷が生じたり、または各係合が正常に行われない、といった不具合を避けることができる。
本実施形態に係る閉蓋状態のテープ印刷装置を示した外観斜視図である。 開蓋状態のテープ印刷装置を示した外観斜視図である。 カートリッジ装着部およびこれに装着したテープカートリッジを示した平断面図である。 カートリッジ装着部およびテープカートリッジを示した斜視図である。 (a)は、リボン繰出しコアを示した裏面斜視図であり、(b)は、リボン繰出しコアの第1変形例を示した裏面斜視図であり、(c)は、リボン繰出しコアの第2変形例を示した裏面斜視図である。
以下、添付の図面を参照して、本発明の一実施形態に係るテープカートリッジにつき、これが装着されるテープ印刷装置と共に説明する。このテープ印刷装置は、装着したテープカートリッジから印刷テープおよびインクリボンを繰り出しながら印刷を行い、印刷テープの印刷済み部分を切断して、ラベル(テープ片)を作成するものである。
図1および図2に示すように、テープ印刷装置1は、装置ケース11により外殻が形成され、装置ケース11の前半部上面には、各種キーを備えたキーボード12が配設されている。一方、装置ケース11の後半部左上面には、開閉蓋13が広く設けられ、開閉蓋13の前側には、開閉蓋13を開放する蓋開放ボタン14が設けられている。さらに、装置ケース11の後半部右上面には、キーボード12からの入力結果等を表示する長方形のディスプレイ15が配設されている。
蓋開放ボタン14を押して開閉蓋13を開放すると、その内部には、テープカートリッジCが着脱自在に装着されるカートリッジ装着部21が窪入形成されている。テープカートリッジCは、開閉蓋13を開放した状態でカートリッジ装着部21に装着される。
装置ケース11の左側部には、カートリッジ装着部21に連なるテープ排出口22が形成されており、カートリッジ装着部21とテープ排出口22との間には、テープ排出経路23が形成されている。そして、装置ケース11内部には、テープ排出経路23に臨むように、テープカッター24が内蔵されている。
図2および図3に示すように、カートリッジ装着部21には、ヘッドカバー30内に収容されたサーマルタイプの印刷ヘッド31と、印刷ヘッド31に対峙するプラテン駆動軸32と、後述のリボン巻取りコア43と係合する巻取り側駆動軸33と、後述のリボン繰出しコア42と係合する繰出し側駆動軸34と、後述のテープリール41の位置決め突起35と、が配設されている。なお、図3は、テープカートリッジCの上下方向中央位置で切断した平断面図である。プラテン駆動軸32、巻取り側駆動軸33および繰出し側駆動軸34は、カートリッジ装着部21の底板21aを貫通しており、底板21aの下部空間には、プラテン駆動軸32、巻取り側駆動軸33および繰出し側駆動軸34を駆動する送り動力系(図示省略)が配設されている。なお、巻取り側駆動軸33および繰出し側駆動軸34の詳細については、後述する。
印刷ヘッド31は、複数の発熱素子(図示省略)が上下に列設されたサーマルプリントヘッドで構成されている。すなわち、印刷ヘッド31は、後述のプラテンローラー44との間で、印刷テープTおよびインクリボンRを挟圧した状態で、各発熱素子を個々に発熱駆動することで、インクリボンR上のインクをドット単位で印刷テープTに熱転写する。
一方、テープカートリッジCは、印刷テープTを繰出し可能に巻回したテープリール41と、インクリボンRを繰出し可能に巻回したリボン繰出しコア42と、リボン繰出しコア42から繰り出されたインクリボンRを巻き取るリボン巻取りコア43と、印刷ヘッド31に対峙するプラテンローラー44と、これらを収容するカートリッジケース45と、を有している。なお、リボン繰出しコア42およびリボン巻取りコア43の詳細については、後述する。
カートリッジケース45には、ヘッドカバー30を挿通するヘッド開口51が貫通形成されている。また、図示省略するが、カートリッジケース45の天壁および底壁には、リボン繰出しコア42を回転自在に支持する上下一対の繰出し側コア受け部と、リボン巻取りコア43を回転自在に支持する上下一対の巻取り側コア受け部と、が形成されている。そして、底壁側の各コア受け部には、各駆動軸33、34を挿通するための挿通開口52、53が形成されている(図4参照)。
また、図3および図4に示すように、カートリッジケース45の底壁には、それぞれ各挿通開口52、53に臨む第1回転止めフック54(回転止め部)および第2回転止めフック55が形成されている。第1回転止めフック54は、リボン繰出しコア42と係合し、リボン繰出しコア42の回転止めを行う。一方、第2回転止めフック55は、リボン巻取りコア43と係合し、リボン巻取りコア43の回転止めを行う。
テープカートリッジCがカートリッジ装着部21に装着されると、ヘッドカバー30に、ヘッド開口51が差し込まれ、位置決め突起35に、テープリール41の中心穴が差し込まれる。また、これと同時に、プラテン駆動軸32に、プラテンローラー44の中心穴が嵌合され、巻取り側駆動軸33に、リボン巻取りコア43の中心穴が嵌合され、繰出し側駆動軸34に、リボン繰出しコア42の中心穴が嵌合される。これにより、プラテン駆動軸32に、プラテンローラー44が係合され、巻取り側駆動軸33に、リボン巻取りコア43が係合され、繰出し側駆動軸34に、リボン繰出しコア42が係合される。
なお、このとき、第1回転止めフック54および第2回転止めフック55は、カートリッジ装着部21の底板21aに形成された先端円錐状の2つの係合解除突起57、58(図4参照)とそれぞれ係合し、リボン繰出しコア42およびリボン巻取りコア43に対する係合および回転止めが解除される。すなわち、第1回転止めフック54および第2回転止めフック55は、テープカートリッジCの非装着時のみ、リボン繰出しコア42およびリボン巻取りコア43と係合し、リボン繰出しコア42およびリボン巻取りコア43の回転止めを行う構成となっている。
図3に示すように、印刷テープTは、位置決め突起35に差し込まれたテープリール41から繰り出され、印刷ヘッド31とプラテンローラー44との対峙位置を通った後、テープ排出経路23に繰り出される(テープ送り経路)。一方、インクリボンRは、繰出し側駆動軸34に嵌合されたリボン繰出しコア42から繰り出され、印刷ヘッド31とプラテンローラー44との対峙位置を通った後、ヘッド開口51の周壁を周回して、巻取り側駆動軸33に嵌合されたリボン巻取りコア43に巻き取られる(リボン送り経路)。
これに対し、プラテン駆動軸32に係合されたプラテンローラー44は、印刷ヘッド31と共に印刷テープTおよびインクリボンRを挟圧しつつ、回転駆動により、印刷テープTを正方向および逆方向に送る。一方、巻取り側駆動軸33に係合されたリボン巻取りコア43は、プラテンローラー44による正送りに同期して回転駆動し、インクリボンRを巻き取る。また、繰出し側駆動軸34に係合されたリボン繰出しコア42は、プラテンローラー44による逆送りに同期して回転駆動し、インクリボンRを巻き取る(巻き戻す)。これらによって、印刷テープTおよびインクリボンRの正逆方向の送り動作が行われる。
本実施形態のラベル作成動作では、印刷テープTおよびインクリボンRを逆送りして、印刷テープTの先端部を印刷ヘッド31による印刷位置まで引き戻した後、印刷テープTおよびインクリボンRを正送りしつつ、印刷ヘッド31を駆動することで、印刷テープTに対し印刷処理を行い、印刷処理が終了したら、印刷テープTの印刷済み部分をテープカッター24により切断する。これによって、ヘッド・カッター間に伴う余白がないラベルを作成する。
ここで図3ないし図5を参照して、テープ印刷装置1の巻取り側駆動軸33および繰出し側駆動軸34の詳細と、テープカートリッジCのリボン繰出しコア42およびリボン巻取りコア43の詳細と、について説明する。
図3および図4に示すように、巻取り側駆動軸33は、固定軸61と、固定軸61に回転自在に軸支されると共にリボン巻取りコア43と係合するスプライン軸62と、を有している。固定軸61は、カートリッジ装着部21の底板21aの下部空間に配設されたベースフレーム60に立設されている。一方、スプライン軸62は、上記送り動力系に接続されると共に、周方向3箇所に、上下方向に延びる3つのスプライン突条63が突設されている。各スプライン突条63の先端は、先細りの三角錐形状に形成されている。なお、図示省略するが、スプライン軸62には、テンションばねが内蔵されている。このテンションばねによって、スプライン軸62を介して、リボン巻取りコア43が巻取り方向に回転付勢されており、これによって、リボン巻取りコア43とリボン繰出しコア42との間のインクリボンRに一定のテンションが付加されている。
繰出し側駆動軸34は、巻取り側駆動軸33と同様、ベースフレーム60に立設された固定軸64と、固定軸64に回転自在に軸支されると共に、リボン繰出しコア42と係合するスプライン軸65と、を有しており、スプライン軸65は、上記送り動力系に接続されると共に、周方向3箇所に、上下方向に延びる3つのスプライン突条66(スプライン凸部)が突設されている。ただし、図4に示すように、繰出し側駆動軸34のスプライン軸65は、巻取り側駆動軸33のスプライン軸62に対し、太径に形成されている。また、各スプライン突条66の先端は、径方向外側から見て、先細りの三角形状に形成されている。
なお、上記したように、巻取り側駆動軸33のスプライン軸62、および繰出し側駆動軸34のスプライン軸65は、送り動力系に接続されている。図示省略するが、送り動力系は、単一の駆動モーターと、駆動モーターの動力を各スプライン軸62、65に伝達する動力伝達機構と、を有している。そして、駆動モーターを正回転駆動すると、動力伝達機構により、駆動モーターの動力が巻取り側駆動軸33のスプライン軸62に伝達され、当該スプライン軸62を回転させる。これにより、当該スプライン軸62に係合するリボン巻取りコア43を回転させることができる。一方、駆動モーターが逆回転駆動すると、動力伝達機構により、駆動モーターの動力が繰出し側駆動軸34のスプライン軸65に伝達され、当該スプライン軸65を回転させる。これにより、当該スプライン軸65に係合するリボン繰出しコア42を回転させることができる。このように、本実施形態では、単一の駆動モーターによって、リボン巻取りコア43およびリボン繰出しコア42を回転駆動する構成となっている。
なお、動力伝達機構は、駆動モーターの動力を、プラテン駆動軸32にも伝達する構成となっており、駆動モーターの回転に起因して、プラテン駆動軸32に係合するプラテンローラー44も回転する。これにより、プラテンローラー44の回転駆動に同期して、巻取り側駆動軸33および繰出し側駆動軸34を回転駆動させることができる。
図3に示すように、リボン巻取りコア43は、インクリボンRを巻回する円筒状のコア本体71と、コア本体71の内面に突設されると共に、巻取り側駆動軸33と係合するスプライン様の複数の係合突条72(巻取り側軸係合部)と、を有している。複数の係合突条72と、巻取り側駆動軸33の3つのスプライン突条63とが係合することで、巻取り側駆動軸33にリボン巻取りコア43が係合する。また、図4に示すように、コア本体71の端部には、コア本体71の端面から軸方向に突出すると共に、第2回転止めフック55と係合するフック係合部73が形成されている。すなわち、フック係合部73は、挿通開口53内まで突出しており、第2回転止めフック55は、テープカートリッジCの非装着時に、当該フック係合部73と係合して、リボン巻取りコア43の回転止めを行う構成となっている。フック係合部73は、周方向に凸凹が複数並設された冠状に形成されている。
図4および図5(a)に示すように、リボン繰出しコア42は、インクリボンRを巻回する円筒状のコア本体81と、コア本体81の端部に形成されると共に、繰出し側駆動軸34と係合する冠状係合部82(軸係合部)と、を有している。冠状係合部82は、コア本体81の端面から軸方向に突出すると共に、周方向において凸部82aと凹部82bとを複数交互に並設した冠状に形成されている。この冠状係合部82と、繰出し側駆動軸34のスプライン突条66とが係合することで、繰出し側駆動軸34にリボン繰出しコア42が係合する。すなわち、各スプライン突条66が、冠状係合部82のいずれかの凹部82bに入りこむ形で、繰出し側駆動軸34にリボン繰出しコア42が係合する。また、冠状係合部82は、第1回転止めフック54が係合する係合部分としても機能する。すなわち、冠状係合部82は、挿通開口52内まで突出しており、上記第1回転止めフック54は、テープカートリッジCの非装着時に、当該冠状係合部82と係合して、リボン巻取りコア43の回転止めを行う構成となっている。かかる場合にも、第1回転止めフック54が、冠状係合部82のいずれかの凹部82bに入りこむ形で、第1回転止めフック54が、リボン繰出しコア42に係合する。
また、冠状係合部82における各凸部82aの先端(上記軸方向の先端部)は、径方向外側から見て、先細りの台形形状に形成されている。すなわち、各凸部82aの先端は、その両角部に、面取り部91が形成されている。当該面取り部91は、テープカートリッジCをテープ印刷装置1に装着していくときに、繰出し側駆動軸34のスプライン突条66を凹部82bに導くガイド斜面(誘い斜面)として機能する。なお、各凸部82aの平坦面92(台形形状の上底面)は、テープカートリッジCにリボン繰出しコア42を組み付けるときに用いる基準面として機能する。
なお、本実施形態においては、テープカートリッジCをテープ印刷装置1に装着するときの、巻取り側駆動軸33にリボン巻取りコア43(の複数の係合突条72)が係合する係合タイミングと、繰出し側駆動軸34にリボン繰出しコア42(の冠状係合部82)が係合する係合タイミングとが相違するようになっている。すなわち、リボン巻取りコア43の各係合突条72、およびリボン繰出しコア42の冠状係合部82は、上記両係合タイミングが相違するように、形成されている。具体的には、まず、巻取り側駆動軸33にリボン巻取りコア43が係合し、その後、繰出し側駆動軸34にリボン繰出しコア42が係合するように形成されている。なお、各係合タイミングは、各係合突条72および冠状係合部82の高さによって調整されている。
以上、上記実施形態によれば、リボン繰出しコア42において、コア本体81の端面から突出した冠状係合部82により、繰出し側駆動軸34と係合する構成とすることで、径方向の極力外側でリボン繰出しコア42を繰出し側駆動軸34に係合させることができる。これにより、リボン繰出しコア42を径方向に大きくすることなく、リボン繰出しコア42と繰出し側駆動軸34との係合位置を、径方向外側に移動することができる。これによって、インクリボンRを適切にリボン繰出しコア42に巻き戻すことができる。
また、冠状係合部82における各凸部82aの先端に、ガイド斜面となる面取り部91を形成することで、テープカートリッジCをテープ印刷装置1に装着していくとき、リボン繰出しコア42をスムーズに繰出し側駆動軸34に係合させることができる。
さらに、冠状係合部82を、第1回転止めフック54が係合する係合部分としても利用することで、テープカートリッジCを簡単な構成にすることができる。
またさらに、テープカートリッジCをテープ印刷装置1に装着していくときの、冠状係合部82が繰出し側駆動軸34に係合する係合タイミングと、各係合突条72が巻取り側駆動軸33に係合する係合タイミングとが相違するように、各係合突条72および冠状係合部82が形成されていることで、テープカートリッジCをテープ印刷装置1に装着したとき、繰出し側駆動軸34に対する冠状係合部82の係合と、巻取り側駆動軸33に対する各係合突条72の係合とが、同時に行われるのを避けることができる。これによって、繰出し側駆動軸34に対し冠状係合部82を係合させる時の力と、巻取り側駆動軸33に対し各係合突条72を係合させる時の力とが同時に発生して、インクリボンRに強い負荷が生じたり、または各係合が正常に行われない、といった不具合を避けることができる。
なお、本実施形態においては、図5(a)に示すように、冠状係合部82における各凹部82bの底面が、コア本体81の端面より軸方向外側に位置する構成であったが、図5(b)に示すように、各凹部82bの底面が、コア本体81の端面より軸方向内側に位置する構成であっても良い。なお、図5(a)に示すリボン繰出しコア42は、テープ幅18mm以下の印刷テープTを収容するテープカートリッジCに採用されるものであり、図5(b)に示すリボン繰出しコア42は、テープ幅24mmの印刷テープTを収容するテープカートリッジCに採用されるものである。
また、上記実施形態においては言及していないが、テープカートリッジCの種類によっては、高さ方向の装着位置が相異する場合がある。これに対し、この装着位置の相違に合わせて、各凹部82bの深さを変えることが好ましい。例えば、テープ幅36mmの印刷テープTを収容するテープカートリッジCは、上記実施形態で記載したテープ幅18mm以下の印刷テープTを収容するテープカートリッジCより、低い位置で装着される。これに対し、テープ幅36mmの印刷テープTを収容するテープカートリッジCのリボン繰出しコア42では、図5(c)に示すように、図5(a)に示したものに比べ、各凹部82bの深さを深くする。すなわち、各凹部82bの底面を、図5(a)に示すものより、軸方向内側に位置させる。
なお、本実施形態においては、コア本体81と冠状係合部82とから成る構成を、リボン繰出しコア42に適用する構成であったが、当該構成を、リボン巻取りコア43に適用する構成であっても良い。ひいては、当該構成を、リボン繰出しコア42およびリボン巻取りコア43の両方に適用する構成であっても良い。
1:テープ印刷装置、 33:巻取り側駆動軸、 34:繰出し側駆動軸、 42:リボン繰出しコア、 43:リボン巻取りコア、 54:第1回転止めフック、 72:係合突条、 81:コア本体、 82:冠状係合部、 82a:凸部、 82b:凹部、 91:面取り部、 C:テープカートリッジ、 R:インクリボン。

Claims (4)

  1. テープ印刷装置に装着されるテープカートリッジであって、
    インクリボンを繰出し可能に巻回したリボン繰出しコアと、
    前記リボン繰出しコアから繰り出された前記インクリボンを巻き取るリボン巻取りコアと、を備え、
    前記リボン繰出しコアは、
    前記インクリボンを巻回するコア本体と、
    前記コア本体の端部に形成され、前記テープ印刷装置の繰出し側駆動軸と係合する軸係合部と、を有し、
    前記軸係合部は、前記コア本体の端面から軸方向に突出すると共に、周方向において凸部と凹部とを複数交互に並設した冠状に形成されていることを特徴とするテープカートリッジ。
  2. 前記各凸部の前記軸方向の先端部には、前記テープカートリッジを前記テープ印刷装置に装着していくときに、前記繰出し側駆動軸のスプライン凸部を前記凹部に導くガイド斜面が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のテープカートリッジ。
  3. 非装着時に、前記軸係合部と係合して前記リボン繰出しコアを回転止めする回転止め部を、更に備えたことを特徴とする請求項1または2に記載のテープカートリッジ。
  4. 前記リボン巻取りコアは、前記テープ印刷装置の巻取り側駆動軸と係合する巻取り側軸係合部を有し、
    前記軸係合部および前記巻取り側軸係合部は、前記テープカートリッジを前記テープ印刷装置に装着していくときの、前記軸係合部が前記繰出し側駆動軸に係合する係合タイミングと、前記巻取り側軸係合部が前記巻取り側駆動軸に係合する係合タイミングとが相違するように、形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載のテープカートリッジ。
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