JP2019116017A - 液体排出装置 - Google Patents
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Description
複合機10は、図1に示されるように、インクジェット記録方式でシート12(図2参照)に画像を記録するプリンタ部11を下部に有している。また、複合機10は、ファクシミリ機能、スキャン機能、及びコピー機能などの各種の機能を有していてもよい。複合機10は、液体排出装置の一例である。プリンタ部11は、概ね直方体形状の筐体14(本体の一例)を有している。筐体14の内部には、図2に示されるように、給送トレイ15と、排出トレイ16と、給送ローラ23と、搬送ローラ対25と、排出ローラ対27と、記録部24と、プラテン26とが配置されている。
図1に示されるように、筐体14の前面14Aで且つ左右方向9の概ね中央には、開口13が形成されている。給送トレイ15は、開口13を通じて前後方向8に挿抜される。給送トレイ15は、各々が積層された複数のシート12を支持する。排出トレイ16は、給送トレイ15の上方に配置されている。排出トレイ16は、記録部24及びプラテン26の間から排出ローラ対27によって排出されたシート12を支持する。給送ローラ23は、不図示のモータによって駆動されることによって、給送トレイ15に支持されたシート12を搬送路17へ給送する。
搬送路17は、図2に示されるように、ガイド部材18、19、記録部24、プラテン26等によって形成される空間を指す。ガイド部材18、19と、記録部24及びプラテン26とは、それぞれがプリンタ部11の内部において所定間隔で対向する。搬送路17は、給送トレイ15の後端部から上方に延びつつUターンし、記録部24に対面する位置を経由して排出トレイ16に至る経路である。搬送向きは、図2において一点鎖線の矢印で示されている。
搬送ローラ対25は、記録部24より搬送向きの上流に配置されている。搬送ローラ対25は、互いに対向する搬送ローラ25A及びピンチローラ25Bを備える。搬送ローラ25Aは、不図示のモータによって駆動される。ピンチローラ25Bは、搬送ローラ25Aの回転に伴って連れ回る。シート12は、モータの正転駆動力が伝達されて正回転する搬送ローラ25A及びピンチローラ25Bに挟持されて、搬送向きに沿って搬送される。
排出ローラ対27は、記録部24より搬送向きの下流に配置されている。排出ローラ対27は、互いに対向する排出ローラ27A及び拍車27Bを備える。排出ローラ27Aは、不図示のモータによって駆動される。拍車27Bは、排出ローラ27Aの回転に伴って連れ回る。シート12は、モータの正転駆動力が伝達されて正回転する排出ローラ27A及び拍車27Bに挟持されて、搬送向きに沿って搬送される。
記録部24及びプラテン26は、図2に示されるように、搬送向きにおける搬送ローラ対25及び排出ローラ対27の間に配置されている。より詳細には、記録部24及びプラテン26は、搬送ローラ対25より搬送向きの下流で、且つ排出ローラ対27より搬送向きの上流に配置されている。また、記録部24及びプラテン26は、上下方向7において互いに対向して配置されている。
筐体14の前面14Aで且つ左右方向9の右端部には、開口85が形成されている。筐体14は、開口85を閉塞させる閉塞位置(図1(A)に示される位置)と、開口85を開放する開放位置(図1(B)に示される位置)との間を回動可能なカバー87を有する。カバー87は、上下方向7における筐体14の下端近傍において、左右方向9に延びる回動軸線周りに回動可能に、筐体14によって支持されている。そして、開口85の奥に広がる筐体14内部の収容空間86には、カートリッジ装着部110が配置されている。カバー87は、窓84 を有する。窓84は、透過性を有している。カバー87が開口85を閉じた状態において、窓84を通じて、インクカートリッジ30及びタンク視認面122を外部から視認可能である。つまり、カバー87が開口85を閉じた状態において、窓84は、上下方向7において、インクカートリッジ30の前壁41から、カートリッジケース101の開口112の下方まで至っている。
カートリッジ装着部110は、図3,4に示されるように、カートリッジケース101と、ロッド125と、ロック部129と、タンク103と、液面センサ55とを備えている。カートリッジ装着部110には、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色に対応する4つのインクカートリッジ30が収容可能である。ロッド125、タンク103、及び液面センサ55は、4つのインクカートリッジ30それぞれに対応して、4つずつ設けられている。なお、カートリッジ装着部110に収容可能なインクカートリッジ30の数は、4つに限定されない。なお、図3においては、カートリッジ装着部110の左端に1個のインクカートリッジ30が装着されている。
ロッド125は、図4に示されるように、カートリッジケース101の奥壁から前方へ突出している。カートリッジケース101の奥壁において、ロッド125は、後述するジョイント107より上方に設けられている。ロッド125は、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着された状態において、後述する大気連通口96を通じて大気バルブ室36に進入する。
ロック部129は、図3及び図4に示されるように、カートリッジケース101の天壁付近で且つ開口112付近において、カートリッジケース101の左右方向9に延出されている。ロック部129は、左右方向9に沿って延びる棒状の部材である。ロック部129は、例えば、金属の円柱である。ロック部129の左右方向9の両端は、カートリッジケース101の側壁に固定されている。ロック部129は、4つのインクカートリッジ30が収納可能な4つの空間に亘って左右方向9に延びている。
タンク103は、図5に示されるように、カートリッジケース101の下方かつ後方に設けられている。タンク103は、タンク103を構成する壁のうち、少なくとも後述する液面センサ55に対面する領域(プリズム)は、液面センサ55から出力させる光を透過する透光性を有する。また、タンク視認面122は、タンク103内のインクの液面を視認可能な透光性を有する。
図3及び図4に示されるように、ジョイント107は、管状の樹脂からなるインクニードル102と、ガイド部105とを備えている。インクニードル102は、タンク103から前方へ突出している。インクニードル102の突出先端には、開口116が設けられている。また、インクニードル102の内部空間は、開口117(流入口の一例)を通じて貯留室121の上部領域121Uに連通されている。開口117は、流出口128より上方に位置する。さらに、インクニードル102は、カートリッジ装着部110に装着されたインクカートリッジ30のインク供給部34(図7参照、供給部の一例)に対応する位置に配置されている。
液面センサ55は、液面センサ55は、貯留室121に貯留されたインクの液面が境界位置P1より高いとき、ローレベル信号を制御基板へ出力する。一方、液面センサ55は、貯留室121に貯留されたインクの液面が境界位置P1以下のとき、ハイレベル信号を制御基板へ出力する。液面センサ55は、貯留室121の側壁にインクが接触しているか否かによって異なる反射率を有するプリズムを利用して、貯留室121におけるインクの液面を光学的に検出するセンサである。
インクカートリッジ30は、インクが貯留される容器である。インクカートリッジ30は、図5に示されるように、略直方体形状の筐体31を有する。筐体31は、上下方向7及び前後方向8それぞれに沿った寸法が、左右方向9に沿った寸法よりも大きい扁平形状である。なお、異なる色のインクが貯留されるインクカートリッジ30の外形形状は、同一であってもよいし、異なっていてもよい。筐体31は、後壁40と、前壁41と、上壁39と、下壁42と、側壁37、38とで構成されている。
本実施形態によれば、タンク視認面122を通じて貯留室121に貯留されているインクの状態を、筐体14の外部から確認することができる。特に、インクカートリッジ30からインクが供給されなくなった後の、貯留室121の下部領域121Lに貯留されているインクの状態を、筐体14の外部から確認することができる。
図8に示されるように、カートリッジケース101の底壁142を貫通する貫通口146が形成されており、貫通口146を通じてタンク103の下部領域121Lが視認可能になっていてもよい。すなわち、下部領域121Lを区画する上壁が透光性を有しており、視認面として機能してもよい。これにより、仮に、下部領域121Lの前面(タンク視認面122)が外部から視認できない構成であったとしても、カートリッジ装着部110からインクカートリッジ30が取り外された状態において、カートリッジケース101の貫通口146を通じて下部領域121Lのインクの状態を目視により確認することができる。この場合、カートリッジ装着部110からインクカートリッジ30が取り外されると、カバー87が閉じられた状態において、カバー87の窓84を通じて、カートリッジケース101の貫通口146を筐体14の外部から視認することができる。
また、前述された実施形態では、カートリッジ装着部110に対して、インクカートリッジ30が前方から挿抜されるが、挿抜方向は前方に限らない。例えば、カートリッジ装着部110に対して、インクカートリッジ30が上方から挿抜されてもよい。
21・・・記録ヘッド(ヘッド)
30・・・インクカートリッジ(カートリッジ)
32・・・上部貯留室(第1貯留室)
33・・・下部貯留室(第1貯留室)
34・・・インク供給部(供給部)
35・・・インクバルブ室(第1貯留室)
41・・・前壁(カートリッジ視認面)
84・・・窓
87・・・カバー
96・・・大気連通口(第1大気連通部)
101・・・カートリッジケース
103・・・タンク
107・・・ジョイント
117・・・開口(流出口)
120・・・最下部領域
121・・・貯留室(第2貯留室)
121L・・・下部領域
122・・・タンク視認面
128・・・流出口
124・・・大気連通ポート(第2大気連通部)
146・・・貫通口
Claims (12)
- 本体と、
上記本体に設けられたカートリッジケースと、
上記カートリッジケースに装着可能であって、液体が貯留された第1貯留室、上記第1貯留室を大気に連通させる第1大気連通部、及び上記第1貯留室に貯留された液体を供給する供給部を有するカートリッジと、
上記供給部が接続されるジョイントと、
上記ジョイントに接続された上記供給部を通じて上記第1貯留室から水頭差によって供給された液体が流入する流入口、当該流入口を通じて流入する液体を貯留する第2貯留室、上記流入口より下方において上記第2貯留室に貯留された液体を流出させる流出口、及び上記第2貯留室を大気に連通させる第2大気連通部を有するタンクと、
上記流出口を通じて上記第2貯留室から流出した液体を排出するヘッドと、を備える液体排出装置であって、
上記タンクは、上記第2貯留室に貯留されている液体を、上記本体の外部から視認可能なタンク視認面を有する液体排出装置。 - 上記第2貯留室は、上記カートリッジケースに装着された上記カートリッジの上記供給部より下方に位置する下部領域を有しており、
上記タンク視認面は、上記下部領域に位置する請求項1に記載の液体排出装置。 - 上記第2貯留室は、上記下部領域より下方に位置する最下部領域を有しており、
上記流出口は、上記最下部領域に位置する請求項2に記載の液体排出装置。 - 上記タンク視認面は、上記第2貯留室に貯留された液体の液面を視認可能とするものである請求項1から3のいずれかに記載の液体排出装置。
- 上記カートリッジは、上記カートリッジケースの開口を通じて水平方向へ挿抜されるものである請求項1から4のいずれかに記載の液体排出装置。
- 上記視認面は、上記タンクにおいて、上記カートリッジケースの開口が位置する側の面である請求項5に記載の液体排出装置。
- 上記カートリッジは、上記第1貯留室に貯留された液体の状態を、上記本体の外部から視認可能なカートリッジ視認面を有しており、
上記カートリッジ視認面は、上記カートリッジケースに装着された上記カートリッジにおいて、上記カートリッジケースの開口を通じて外部へ露出される請求項6に記載の液体排出装置。 - 上記本体は、上記タンク視認面を外部から視認可能な窓を有する請求項1から7のいずれかに記載の液体排出装置。
- 上記本体は、上記カートリッジケースの開口を開閉するカバーを有するものであり、
上記窓は、上記カバーに設けられている請求項8に記載の液体排出装置。 - 上記本体は、上記カートリッジケースの開口を開閉するカバーを有するものであり、
上記窓は、上記カバーより下方に位置する請求項8に記載の液体排出装置。 - 上記カートリッジケースは、底板を貫通する貫通口を有しており、
上記タンク視認面は、貫通口を通じて視認可能である請求項1から4のいずれかに記載の液体排出装置。 - 上記本体は、上記カートリッジケースの開口を開閉するカバーを有しており、
上記カバーは、上記カートリッジケースの上記貫通口を外部から視認可能な窓を有する請求項9に記載の液体排出装置。
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JP2021115787A (ja) * | 2020-01-27 | 2021-08-10 | キヤノン株式会社 | インクジェット記録装置 |
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2017
- 2017-12-27 JP JP2017251228A patent/JP7077612B2/ja active Active
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