JP2019114070A - 駐車場管理システムおよびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザにとって簡便でありながらも不正な利用を防止することができる駐車場管理システムを提供する。【解決手段】駐車場管理システムは、駐車場に駐車している車両の出庫を制限する出庫制限装置とネットワークを介して通信を行うことで出庫制限装置を制御するサーバ装置と、車両の駐車料金の精算処理に必要な決済情報をサーバ装置に送信する端末装置とを備える。サーバ装置または端末装置は、車両の駐車料金の精算処理が終了した場合、出庫制限装置を制御して、車両の出庫の制限を解除する。本技術は、例えば、自動車の駐車場を管理する駐車場管理システム等に適用できる。【選択図】図1

Description

本技術は、駐車場管理システムおよびその制御方法に関し、特に、ユーザにとって簡便でありながらも不正な利用を防止することができるようにした駐車場管理システムおよびその制御方法に関する。
都心の駐車場不足を解消するためのサービスとして、スマートフォンのアプリから空き駐車場を検索し、利用後の駐車代を登録済みのクレジットカートから自動で清算するシステムが提案されている(例えば、非特許文献1参照)。
"都心の駐車場不足を解消する「docomoスマートパーキングシステム」を開発"、<https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2016/06/06_00.html>
非特許文献1で提案されているシステムは、ゲートやフラップのような出庫を制限するものがなく、出庫後に決済する仕組みであるが、不正な利用を防止するためには、料金精算後に出庫させることが望ましい。
本技術は、このような状況に鑑みてなされたものであり、ユーザにとって簡便でありながらも不正な利用を防止することができる駐車場管理システムを提供するものである。
本技術の一側面の駐車場管理システムは、駐車場に駐車している車両の駐車料金の精算処理を行うサーバ装置と、前記精算処理に必要な決済情報を前記サーバ装置に送信する端末装置とを備え、前記サーバ装置または前記端末装置は、前記車両の駐車料金の精算処理が終了した場合、前記車両の出庫を制限する出庫制限装置とネットワークを介して通信を行うことで前記出庫制限装置を制御して、前記車両の出庫の制限を解除する。
本技術の一側面の駐車場管理システムの制御方法は、駐車場に駐車している車両の駐車料金の精算処理を行うサーバ装置と、前記精算処理に必要な決済情報を前記サーバ装置に送信する端末装置とを少なくとも備える駐車場管理システムの、前記サーバ装置または前記端末装置が、前記車両の駐車料金の精算処理が終了した場合、前記車両の出庫を制限する出庫制限装置とネットワークを介して通信を行うことで前記出庫制限装置を制御して、前記車両の出庫の制限を解除する。
本技術の一側面においては、駐車場に駐車している車両の駐車料金の精算処理を行うサーバ装置と、前記精算処理に必要な決済情報を前記サーバ装置に送信する端末装置とを少なくとも備える駐車場管理システムの、前記サーバ装置または前記端末装置によって、前記車両の駐車料金の精算処理が終了した場合、前記車両の出庫を制限する出庫制限装置とネットワークを介して通信を行うことで前記出庫制限装置が制御されて、前記車両の出庫の制限が解除される。
ネットワークとは、少なくとも2つの装置が接続され、ある装置から、他の装置に対して、情報の伝達をできるようにした仕組みをいう。ネットワークを介して通信する装置は、独立した装置どうしであっても良いし、1つの装置を構成している内部ブロックどうしであっても良い。
また、通信とは、無線通信および有線通信は勿論、無線通信と有線通信とが混在した通信、即ち、ある区間では無線通信が行われ、他の区間では有線通信が行われるようなものであっても良い。さらに、ある装置から他の装置への通信が有線通信で行われ、他の装置からある装置への通信が無線通信で行われるようなものであっても良い。
本技術の一側面によれば、ユーザにとって簡便でありながらも不正な利用を防止することができる駐車場管理システムを提供することができる。
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本技術を適用した駐車場管理システムの第1実施の形態の構成例を示すブロック図である。 図1の駐車場管理システムの機能ブロック図である。 第1実施の形態の駐車場利用処理について説明するフローチャートである。 第1実施の形態の変形例を説明する図である。 第2実施の形態の駐車場管理システムを説明する図である。 第2実施の形態の駐車場管理システムを説明する図である。 第2実施の形態の駐車場管理システムの機能ブロック図である。 第2実施の形態の駐車場利用処理を説明するフローチャートである。 第2実施の形態のその他の駐車場利用処理を説明するフローチャートである。 サーバ装置のハードウエアの構成例を示すブロック図である。 端末装置のハードウエア構成例を示すブロック図である。
以下、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態という)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.駐車場管理システムの第1実施の形態
2.駐車場管理システムの機能ブロック図
3.駐車場利用処理の処理フロー
4.第1実施の形態の変形例
5.駐車場管理システムの第2実施の形態
6.駐車場利用処理の処理フロー
7.その他の変形例
8.サーバ装置のハードウエア構成例
9.端末装置のハードウエア構成例
<1.駐車場管理システムの第1実施の形態>
図1は、本技術を適用した駐車場管理システムの第1実施の形態の構成例を示している。
図1の駐車場管理システム1は、自動車等の車両のドライバであるユーザが、移動先の所定の場所で時間貸しの駐車場を検索して、簡単に駐車できる駐車場提供サービスを実現するシステムである。
駐車場管理システム1は、自動車のドライバであるユーザが操作する端末装置11、駐車場管理システム1全体を管理する管理サーバ12、および、自動車の駐車対象スポットである各駐車場に備え付けられたフラップ装置13を含んで構成される。
端末装置11、管理サーバ12、および、各フラップ装置13は、ネットワーク14を介して、所定の情報を相互にやりとりすることができる。ネットワーク14は、ネットワーク14に接続されている装置から送信される情報を伝送する伝送路である。ネットワーク14は、例えば、インターネット、電話回線網、衛星通信網などの公衆回線網や、Ethernet(登録商標)を含む各種のLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などを含んでもよい。また、ネットワーク14は、IP−VPN(Internet Protocol−Virtual Private Network)などの専用回線網を含んでもよい。さらに、ネットワーク14は、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi(商標)等を用いた無線通信網を含んでもよい。ネットワーク14を介して装置間で行われる通信は、無線通信および有線通信は勿論、無線通信と有線通信とが混在した通信でもよい。
本実施の形態では、端末装置11は、スマートフォンであるとして説明するが、その他、タブレット端末、PDA (Personal Digital Assistant)、携帯型ゲーム機など、ネットワーク14を介した通信を行うものであればよい。端末装置11は、ユーザの操作を受け付け、入力された情報をディスプレイに表示したり、管理サーバ12に送信する。また、端末装置11は、管理サーバ12から取得した情報をディスプレイに表示する。
端末装置11には、駐車場提供サービス専用のアプリケーションプログラム(以下、専用アプリと称する。)がインストールされており、その専用アプリを実行することにより、後述する機能が実現される。端末装置11には、所定のWebサーバに接続し、Webサーバとの間で所定の情報をやりとりすることが可能なブラウザソフトウエアがインストールされており、ブラウザソフトウエアを介して管理サーバ12と所定の情報をやりとりすることにより、専用アプリと同様の機能を実現することもできる。
管理サーバ12は、駐車場管理システム1全体を管理する。例えば、管理サーバ12は、1以上の駐車場の空き情報および予約情報を管理する。また、管理サーバ12は、駐車された自動車の駐車料金を管理するとともに、駐車料金の決済処理も行う。
フラップ装置13は、駐車場内において、1台の駐車スペース(車室)ごとに備え付けられており、自動車が駐車された状態で自動車の移動を制限するためのフラップ板21を備える。駐車場は複数の自動車が駐車可能なスペースがあり、駐車場には、複数のフラップ装置13が設置されている。
<2.駐車場管理システムの機能ブロック図>
図2は、図1の駐車場管理システム1の機能ブロック図である。
端末装置11は、管理サーバ12と所定の情報をやりとりし、管理サーバ12が管理する1以上の駐車場を利用するための処理を実行する利用処理部41を備える。
利用処理部41は、図示せぬ操作部においてユーザによって入力された情報または操作指示に基づいて、管理サーバ12が管理する1以上の駐車場の空き状況の確認処理、予約処理、および、料金精算処理を行う。
より具体的には、例えば、ユーザが、専用アプリにおいて所定の駐車場の空き状況を検索する操作を行うと、端末装置11は、管理サーバ12が管理する1以上の駐車場の空き状況を取得してディスプレイに表示させる。また、端末装置11は、駐車可能な駐車場の車室に対するユーザの駐車指定を付け付け、駐車の予約または利用登録を行うことができる。利用登録とは、車室を利用している(利用中である)ことを示す登録である。
また、ユーザが、管理サーバ12が管理する所定の駐車場に駐車している状況においては、端末装置11は、管理サーバ12にアクセスし、利用中の駐車場の現在の駐車料金を取得して、ディスプレイに表示させることができる。
そして、ユーザが、駐車場の利用を終了し、自動車を駐車場から出庫する状況においては、端末装置11は、クレジットカード等の情報入力を受け付けて管理サーバ12へ送信し、駐車場の駐車料金を精算(決済)する処理を管理サーバ12に実行させることができる。
管理サーバ12は、システム管理部51、利用DB52、ユーザDB53、および、料金DB54を備える。
システム管理部51は、端末装置11の上述した駐車場の空き状況の確認処理、予約処理、および、料金精算処理に対応するサーバ側の処理を実行する。
すなわち、システム管理部51は、駐車場の空き状況の要求に応じて、現在の空き状況を返信したり、駐車の予約または利用登録の要求に応じて、車室ごとの予約および利用登録の情報を利用DB52に記憶させる(登録する)。
また、システム管理部51は、利用中の駐車場の料金管理および料金精算時の決済処理を行う。この決済処理には、料金精算後に、精算が完了した車室のフラップ板21を下降させるフラップ装置13への制御も含まれる。各駐車場または車室ごとの料金は、料金DB54に記憶されている。
ユーザは、ユーザ登録をしないで、駐車場を利用する毎に料金精算のためのクレジットカード情報の入力を行ってもよいが、ユーザの名前、クレジットカード情報、自動車の車両ナンバなどの情報を、ユーザ情報として、管理サーバ12に予め登録しておくことにより、より簡単な操作で、駐車場の利用料金の精算を行うことができる。ユーザが登録したユーザ情報は、ユーザDB53に記憶される。
利用DB52は、管理サーバ12が管理する全ての駐車場の車室ごとの利用状況、即ち、利用登録または予約の有無の情報を記憶する。
ユーザDB53は、ユーザ登録が行われたユーザのユーザ情報、具体的には、ユーザID、ユーザの名前、クレジットカード情報、自動車の車両ナンバなどを記憶する。
料金DB54は、管理サーバ12が管理する全ての駐車場の車室ごとの料金情報を記憶する。駐車場の利用料金は、駐車場が設置されたエリア単位、駐車場単位、車室単位、時間帯単位、ユーザ属性単位など、様々な要素単位で多段階に設定することができる。ユーザ属性とは、例えば、ユーザのこれまでの利用回数に応じた会員種別などである。料金情報の変更(更新)は、管理サーバ12の管理者権限を有するユーザが、更新後の情報を入力することにより行うことができる。料金情報の変更は、例えば、駐車場提供サービスを運営する運営会社の社員によって行われる。
フラップ装置13は、フラップ板21、車両センサ22、および、制御部23を有する。
フラップ板21は、制御部23からの指示に基づいて、自身を上昇または下降させる。フラップ板21が下降した状態の場合、車室に駐車している車両は、車室の入退出を自由に行うことができる。一方、フラップ板21が上昇した状態の場合、車室に駐車している車両は、車室の退出を行うことができない。
車両センサ22は、車室に車両が駐車されているか否かを検出し、検出結果を制御部23に供給する。
制御部23は、車両センサ22からの車両の検出結果または管理サーバ12からのフラップ駆動指示に基づいて、フラップ板21を制御する。より具体的には、制御部23は、車両センサ22から、車両が検出されたことを示す信号が供給された場合、フラップ板21を上昇させる。また、制御部23は、管理サーバ12から、フラップ板21を下降させるフラップ下降指示が供給された場合、フラップ板21を下降させる。制御部23は、管理サーバ12とネットワーク14を介した通信を行う通信部23Aを備える。
駐車場管理システム1は、以上のように構成される。
<3.駐車場利用処理の処理フロー>
次に、図3のフローチャートを参照して、ユーザが、駐車場の所定の車室に入庫してから出庫するまでの処理である駐車場利用処理について説明する。
ステップS11において、フラップ装置13の車両センサ22は、車両を検知したか否かを判定し、車両を検知したと判定するまで、ステップS11の処理を繰り返し実行する。
例えば、ユーザが、専用アプリにおいて所定の駐車場の空き状況を検索して、所望の駐車場の車室に自動車を駐車させると、ステップS11で、車両を検知したと判定され、処理はステップS12に進む。
ステップS12において、車両センサ22は、車両を検出したことを示す信号を制御部23に供給し、車両が検出されたことを示す信号を取得した制御部23は、フラップ板21を上昇させる制御信号をフラップ板21に供給する。フラップ板21は、制御信号に基づいて、上昇する。
ステップS12の後、ステップS13において、制御部23は、自身の車室に対する入庫を知らせる入庫通知を、駐車場を識別する駐車場ID(駐車場識別情報)と、自身の車室を識別する車室ID(車室識別情報)とともに、管理サーバ12へ送信する。
管理サーバ12のシステム管理部51は、ステップS21において、フラップ装置13から送信されてき入庫通知と、駐車場IDおよび車室IDを取得し、取得結果に基づいて、利用DB52に入庫記録を作成する。具体的には、システム管理部51は、入庫情報として、駐車場IDおよび車室IDと、入庫時刻を、利用DB52に記憶させる。
入庫から所定時間が経過し、ユーザが駐車場の利用を終了する場合、即ち、駐車場の車室から自動車を出庫させる場合、ユーザは、専用アプリの出庫操作画面から、自動車を駐車した駐車場および車室を選択または指定する操作を行う。すると、ステップS41において、利用処理部41は、駐車場および車室の入力を受け付け、ステップS42において、ユーザによって入力された駐車場の駐車場ID、および、自動車を駐車した車室の車室IDとともに、出庫通知を、管理サーバ12に送信する。
管理サーバ12のシステム管理部51は、ステップS43において、利用DB52に記憶されている入庫記録と、出庫通知を受信した時刻とに基づいて、駐車料金を計算する料金計算処理を行う。駐車料金を計算する車両の入庫記録は、車室IDを用いて検索され、特定される。
次に、ステップS44において、システム管理部51は、支払を要求する支払要求を、駐車料金とともに、端末装置11に送信する。
端末装置11の利用処理部41は、ステップS45において、管理サーバ12から送信されてきた支払要求を受信し、専用アプリの料金精算画面を表示させて、駐車料金を表示する。料金精算画面には、例えば、クレジットカードの番号や有効期限など、クレジットカード情報を入力する画面も表示されている。ユーザがクレジットカード情報を入力すると、利用処理部41は、ユーザによって入力された情報を、決済情報として、管理サーバ12へ送信する。
管理サーバ12のシステム管理部51は、ステップS46において、端末装置11から送信されてきた決済情報を受信し、駐車料金の精算処理(決済)を行う。駐車料金の精算処理が終了すると、システム管理部51は、ステップS47において、駐車料金の精算処理が終了した旨の支払完了報告を端末装置11に通知する。支払完了報告を受信した端末装置11は、料金精算画面において、「支払が完了しました」等のメッセージを表示する。
また、システム管理部51は、端末装置11との間で駐車料金の精算処理が終了すると、ステップS51において、フラップ板21を下降させるフラップ下降指示を、端末装置11に送信する。ステップS47の処理とステップS51の処理は、同時に行うこともできるし、順番を逆にしてもよい。
フラップ装置13の制御部23は、ステップS52において、管理サーバ12からのフラップ下降指示を受信し、フラップ板21を下降させる。
なお、管理サーバ12がフラップ下降指示をフラップ装置13へ送信するのではなく、破線で示されるステップS61のように、端末装置11が、管理サーバ12から支払完了報告を受信したことをトリガーとして、フラップ下降指示をフラップ装置13へ送信するようにしてもよい。
上述した駐車場利用処理では、自動車のドライバであるユーザは、スマートフォン等の端末装置11で、駐車場料金の精算手続きを行うことで、自動車の出庫を制限しているフラップ板21を下降させ、出庫することができる。したがって、例えば、駐車場内に設置された精算機で駐車場料金を投入する必要もなく、運転席に座ったままで料金の精算が可能である。
また、駐車場を運営する会社側としては、ユーザが駐車場料金の精算手続きを完了したことをもって、自動車の出庫を制限しているフラップ板21を下降させ、ユーザの自動車を出庫させることができる。
したがって、第1実施の形態の駐車場管理システム1によれば、ユーザにとって簡便でありながらも不正な利用を防止する駐車場管理システムを提供することができる。
上述した駐車場利用処理においては、車室を特定するための情報として、駐車場を識別する駐車場IDと、その駐車場IDが表す駐車場内の車室を識別する車室IDとを用いたが、全ての駐車場の車室それぞれを車室IDのみで識別できる場合には、駐車場IDは省略することができる。
<4.第1実施の形態の変形例>
上述した実施の形態では、管理サーバ12が、フラップ板21の下降を、ネットワーク14を介してフラップ装置13へ直接指示して制御した。
しかしながら、図4に示されるように、駐車場内の複数のフラップ装置13を制御するフラップ制御装置61を駐車場内に配置している場合がある。フラップ制御装置61は、例えば、駐車場内に設置された精算機の一部として組み込まれている場合もある。複数のフラップ装置13がフラップ制御装置61によって制御される構成の場合、管理サーバ12が、車室IDを指定してフラップ板21の下降を、ネットワーク14を介してフラップ制御装置61へ指示し、フラップ制御装置61が、管理サーバ12から指定された車室のフラップ装置13のフラップ板21を下降させる制御を行う形態を採用することができる。フラップ制御装置61から各フラップ装置13へのフラップ下降指示は、有線通信または無線通信のどちらで伝送してもよい。
<5.駐車場管理システムの第2実施の形態>
次に、本技術を適用した駐車場管理システムの第2実施の形態について説明する。
上述した第1実施の形態では、車両の出庫を制限する出庫制限装置として、1台の駐車スペース(車室)ごとに備え付けられたフラップ装置13が用いられた。フラップ装置13のフラップ板21の下降は、車両の出庫の制限の解除に相当する。
その他、駐車場における出庫制限装置としては、例えば、図5に示されるような、駐車場の出入口にゲート装置62を設置するタイプもある。ゲート装置62は、ゲートバー63の上昇および下降で、駐車場への車両の入庫および出庫を制限する。
また、駐車場の出入口に設置されるゲート装置62には、図6に示されるように、撮像装置64を備え、自動車を識別する識別情報としての車両ナンバを認識し、車両の入出庫の管理に用いるタイプも存在する。
第2実施の形態の駐車場管理システムは、図5または図6のようなゲート装置62を備えた駐車場に適用されるシステムの例である。
図7は、第2実施の形態に係る駐車場管理システム1の構成例を示す機能ブロック図である。
図7において、第1実施の形態における図2と対応する部分については同一の符号を付してあり、その部分の説明は適宜省略する。
第2実施の形態では、第1実施の形態における複数のフラップ装置13が、ゲート装置62に置き換えられている点が異なり、その他の点は第1実施の形態と同様である。
図7の駐車場管理システム1は、駐車場の1つの出入口に1台のゲート装置62が設置される場合の構成例であるが、駐車場の入口と出口が異なる場合には、それぞれにゲート装置62が設置される。
ゲート装置62は、例えば、ゲートバー63、撮像装置64、および、制御部65を備える。
ゲートバー63は、制御部65からの指示に基づいて、自身を上昇または下降させる。ゲートバー63が下降した状態の場合、駐車場に対する車両の入退出を自由に行うことができない。一方、ゲートバー63が上昇した状態の場合、車両の入退出を行うことができる。
撮像装置64は、制御部65の制御の下、ゲート装置62近傍に停車した車両を撮像し、その結果得られる撮像画像を制御部65に供給する。なお、撮像装置64は、必須の構成ではなく、省略が可能である。
制御部65は、撮像装置64からの撮像画像に基づいて、ゲート装置62近傍に停車した車両の有無を判定する。また、制御部65は、画像認識処理を用いて、撮像装置64から供給される撮像画像に含まれる車両ナンバを認識する。
制御部65は、車両の認識結果に基づいて、ゲートバー63を上昇させる。また、制御部65は、管理サーバ12からの料金清算済みを表す支払完了報告に基づいて、ゲートバー63を上昇させる。制御部65は、管理サーバ12とネットワーク14を介した通信を行う通信部65Aを備える。
<6.駐車場利用処理の処理フロー>
次に、図8のフローチャートを参照して、第2実施の形態に係る駐車場管理システム1における駐車場利用処理について説明する。
初めに、ステップS111において、ゲート装置62の制御部65は、撮像装置64から供給された撮像画像に基づいて車両を検知したか否かを判定し、車両を検知したと判定するまで、ステップS111の処理を繰り返し実行する。
ステップS111で、車両を検知したと判定されると、処理はステップS112に進み、制御部65は、画像認識処理を用いて、撮像画像に含まれる車両の車両ナンバを認識する。
さらに、制御部65は、ステップS113において、ゲートバー63を上昇させ、ステップS114において、駐車場を識別する駐車場ID(駐車場識別情報)と、認識した車両ナンバ(車両識別情報)とともに、入庫を知らせる入庫通知を、管理サーバ12へ送信する。
管理サーバ12のシステム管理部51は、ステップS121において、ゲート装置62から送信されてき入庫通知と、駐車場IDおよび車両ナンバを取得し、取得結果に基づいて、利用DB52に入庫記録を作成する。具体的には、システム管理部51は、入庫情報として、駐車場IDおよび車両ナンバと、入庫時刻を、利用DB52に記憶させる。
入庫から所定時間が経過し、ユーザが駐車場の利用を終了する場合、即ち、駐車場から自動車を出庫させる場合、ユーザは、専用アプリの出庫操作画面から、自動車を駐車した駐車場および車両ナンバを入力する操作を行う。すると、ステップS141において、利用処理部41は、駐車場および車両ナンバの入力を受け付け、ステップS142において、ユーザによって入力された駐車場の駐車場ID、および、車両ナンバとともに、出庫通知を、管理サーバ12に送信する。
管理サーバ12のシステム管理部51は、ステップS143において、利用DB52に記憶されている入庫記録と、出庫通知を受信した時刻とに基づいて、駐車料金を計算する料金計算処理を行う。駐車料金を計算する車両の入庫記録は、車両ナンバを用いて検索され、特定される。
次に、ステップS144において、システム管理部51は、支払を要求する支払要求を、駐車料金とともに、端末装置11に送信する。
端末装置11の利用処理部41は、ステップS145において、管理サーバ12から送信されてきた支払要求を受信し、専用アプリの料金精算画面を表示させて、駐車料金を表示する。料金精算画面には、例えば、クレジットカードの番号や有効期限など、クレジットカード情報を入力する画面も表示されている。ユーザがクレジットカード情報を入力すると、利用処理部41は、ユーザによって入力された情報を、決済情報として、管理サーバ12へ送信する。
管理サーバ12のシステム管理部51は、ステップS146において、端末装置11から送信されてきた決済情報を受信し、駐車料金の精算処理(決済)を行う。駐車料金の精算処理が終了すると、システム管理部51は、ステップS147において、端末装置11に支払完了報告を通知する。支払完了報告を受信した端末装置11は、料金精算画面において、「支払が完了しました」等のメッセージを表示する。
「支払が完了しました」等のメッセージを確認したユーザは、自動車を駐車場の出入口に移動させる。
ステップS161において、ゲート装置62の制御部65は、撮像装置64から供給された撮像画像に基づいて車両を検知したか否かを判定し、車両を検知したと判定するまで、ステップS161の処理を繰り返し実行する。
ステップS161で、車両を検知したと判定されると、処理はステップS162に進み、制御部65は、画像認識処理を用いて、撮像画像に含まれる車両の車両ナンバを認識する。
さらに、制御部65は、ステップS163において、駐車場を識別する駐車場IDと、認識した車両ナンバとともに、出庫対象の自動車が料金精算処理を完了済みであるか否かを確認する精算確認要求を、管理サーバ12へ送信する。
管理サーバ12のシステム管理部51は、ステップS164において、ゲート装置62から送信されてき精算確認要求を受信し、出庫対象の自動車が料金精算処理を完了済みであることを示す支払完了報告を、ゲート装置62に送信する。
ステップS165において、ゲート装置62の制御部65は、管理サーバ12から送信されてきた支払完了報告を受信し、ゲートバー63を上昇させる。これにより、ユーザの自動車の出庫が可能となる。
なお、上述したように、ゲート装置62からの精算確認要求に対する返信として支払完了報告を返信する代わりに、ステップS146の駐車料金の精算処理が終了した時点で、管理サーバ12が、支払完了報告を、駐車料金の精算処理が完了した自動車の車両ナンバとともに、ゲート装置62に送信するようにしてもよい。この場合、ゲート装置62の制御部65は、管理サーバ12から送信されてきた支払完了報告の車両ナンバを記憶し、ステップS162で認識した車両ナンバが、駐車料金の精算処理が完了した自動車の車両ナンバである場合は、ゲートバー63を上昇させる。
図9のフローチャートは、第2実施の形態に係る駐車場管理システム1において、ゲート装置62に撮像装置64が設けられていない場合の駐車場利用処理を示している。
図9のフローチャートにおいて、図8のフローチャートと同じ処理には同じステップ番号を付し、異なる処理には異なるステップ番号が付されている。
ゲート装置62に撮像装置64が設けられていない場合であって、ユーザが自動車を駐車場に入庫させる際には、図8のステップS111、S112、およびS114の処理が省略され、その代わりに、ステップS131乃至S133の処理が実行される。
すなわち、駐車場出入口のゲート装置62前に自動車を停車させたユーザは、専用アプリの入庫操作画面から、自動車を駐車したい駐車場および自分の自動車の車両ナンバを入力する操作を行う。すると、ステップS131において、端末装置11の利用処理部41は、入庫操作画面に対して行われた駐車場および車両ナンバの入力を受け付ける。
次に、ステップS132において、利用処理部41は、ユーザによって入力された駐車場に対応する駐車場ID、および、車両ナンバとともに、入庫通知を、管理サーバ12に送信する。ここで、ユーザがユーザ登録を行ったユーザである場合には、利用処理部41は、ユーザを識別するユーザID(ユーザ識別情報)も同時に送信してもよい。また、ユーザ登録に、車両ナンバが含まれている場合には、入庫操作画面において車両ナンバの代わりにユーザIDをユーザに入力させ、ユーザIDと駐車場IDを、入庫通知とともに、管理サーバ12に送信してもよい。
ステップS133において、管理サーバ12のシステム管理部51は、端末装置11から送信されてきた入庫通知、駐車場ID、および、車両ナンバを受信するとともに、ゲートバー63を上昇させるゲートバー上昇指示を、ゲート装置62に送信する。ゲートバー上昇指示を受信したゲート装置62は、ステップS113において、ゲートバー63を上昇させる。これにより、ユーザは、自動車を駐車場に入庫させることができる。
管理サーバ12のシステム管理部51は、ステップS121において、ゲート装置62から送信されてき入庫通知と、駐車場IDおよび車両ナンバとに基づいて、利用DB52に入庫記録を作成する。
次に、ユーザが自動車を駐車場から出庫させる場合の処理では、ステップS141乃至S147の処理は、図8で説明した処理と同様であり、図8のステップS161乃至S164の処理が、ステップS171およびS172に置き換えられている。
ステップS171の前のステップS147では、支払完了報告を受信した端末装置11が、料金精算画面において、「支払が完了しました」等のメッセージを表示する。
そして、次のステップS171において、端末装置11の利用処理部41は、料金精算画面においてゲートバー63を上昇させるゲート上昇操作ボタンを有効(操作可能)とし、ユーザによるゲート上昇操作を受け付ける。
ユーザが、自動車を出入口のゲート装置62前に移動させ、料金精算画面のゲート上昇操作ボタンを操作(押下)すると、ステップS172において、利用処理部41は、ゲートバー63を上昇させるゲートバー上昇指示を、ネットワーク14を介してゲート装置62に送信する。ゲートバー上昇指示を受信したゲート装置62は、ステップS165において、ゲートバー63を上昇させる。これにより、ユーザは、自動車を駐車場から出庫させることができる。
なお、上述したステップS172において、ゲートバー上昇指示を、端末装置11からゲート装置62に直接送信する代わりに、管理サーバ12を経由してゲート装置62に送信してもよい。あるいはまた、ステップS147の支払完了報告の通知と同様のタイミングで、管理サーバ12が、ゲートバー上昇指示をゲート装置62に送信してもよい。
ゲート装置62に撮像装置64が設けられていない場合には、以上のような処理により、ゲートバー63の制御および料金精算が可能である。
図8および図9を参照して説明した駐車場利用処理では、自動車のドライバであるユーザは、スマートフォン等の端末装置11で、駐車場料金の精算手続きを行った後で、ゲート装置62が設置された駐車場の出入口に移動すると、ゲートバー63が上昇し、出庫することができる。したがって、例えば、駐車場内に設置された精算機で駐車料金を支払う必要もなく、運転席に座ったままで料金の精算が可能である。
また、駐車場を運営する会社側としては、ユーザが駐車場料金の精算手続きを完了したことをもって、自動車の出庫を制限しているゲートバー63を上昇させ、ユーザの自動車を出庫させることができる。
したがって、第2実施の形態の駐車場管理システム1においても、ユーザにとって簡便でありながらも不正な利用を防止する駐車場管理システムを提供することができる。
なお、出庫制限装置がゲート装置62である場合も、管理サーバ12が、ゲート装置62のゲートバー63の上昇および下降を、ネットワーク14を介して直接制御してもよいし、図4に示した形態と同様に、所定の制御装置を介して間接的に制御してもよい。
<7.その他の変形例>
上述した第1および第2実施の形態では、自動車を駐車する駐車場において、車両の出庫を制限する出庫制限装置を制御する例について説明したが、本技術は、いわゆるバイクやスクータ等の自動二輪車や自転車の出庫を制限する装置、例えば駐輪ラックを制御する場合にも同様に適用することができる。
上述した第1および第2実施の形態では、駐車料金を精算する場合の決済方法として、クレジットカードで決済する方法を例に説明した。しかしながら、駐車料金を精算する場合の決済方法として、その他の方法、例えば、電子マネー(プリペイド式を含む)、ネットバンキング、キャリア決済、仮想通貨(コイン、ポイント等)などを用いてもよい。この場合、電子マネー、ネットバンキング、キャリア決済、仮想通貨による駐車料金の支払いに必要な情報が、決済情報として管理サーバ12に送信される。
上述した第1および第2実施の形態では、駐車料金を精算する場合の決済のタイミングとして、出庫時に入庫時から出庫時までの総利用時間を計算し、計算された総利用時間に応じた駐車料金を精算した。しかしながら、例えば、1時間ごとや1日ごとなど、所定の単位時間が経過するごとに駐車料金を決済してもよい。この場合、利用DB52に記憶された利用状況を基に、駐車料金を計算することができるが、ユーザのクレジットカード情報や電子マネー情報など、決済処理に必要な情報をユーザDB53に予め記憶しておく必要がある。
<8.サーバ装置のハードウエア構成例>
図10は、管理サーバ12として利用されるサーバ装置のハードウエアの構成例を示すブロック図である。
サーバ装置においては、CPU(Central Processing Unit)101,ROM(Read Only Memory)102,RAM(Random Access Memory)103は、バス104により相互に接続されている。
バス104には、さらに、入出力インタフェース105が接続されている。入出力インタフェース105には、入力部106、出力部107、記憶部108、通信部109、及びドライブ110が接続されている。
入力部106は、キーボード、マウス、マイクロホン、タッチパネル、入力端子などよりなる。出力部107は、ディスプレイ、スピーカ、出力端子などよりなる。記憶部108は、ハードディスク、RAMディスク、不揮発性のメモリなどよりなる。通信部109は、所定のネットワークを介したネットワーク通信を行うネットワークインタフェースなどよりなる。ドライブ110は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体111を駆動する。
以上のように構成されるサーバ装置では、CPU101が、例えば、記憶部108に記憶されているプログラムを、入出力インタフェース105及びバス104を介して、RAM103にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。RAM103にはまた、CPU101が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
サーバ装置では、プログラムは、リムーバブル記録媒体111をドライブ110に装着することにより、入出力インタフェース105を介して、記憶部108にインストールすることができる。また、プログラムは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して、通信部109で受信し、記憶部108にインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM102や記憶部108に、あらかじめインストールしておくことができる。
<9.端末装置のハードウエア構成例>
図11は、端末装置11のハードウエア構成例を示すブロック図である。
図11において、CPU(Central Processing Unit)131は、各種の処理を実行する演算処理部であり、OS(Operating System)などの基本プログラムや、上述した専用アプリを含む各種のアプリ(アプリケーション)を必要に応じて実行する。CPU131は、バス135を介してROM(Read Only Memory)132、RAM(Random Access Memory)133、およびNVRAM(Non Volatile RAM)134と相互に接続される。このバス135にはまた、入出力インタフェース136も接続され、入出力インタフェース136には、記憶部137およびドライブ138が接続される。
ROM132には予めOSなどの基本プログラムやデータが格納される。RAM133およびNVRAM134には、ROM132や記憶部137に格納されているアプリやデータがロードされる。RAM133およびNVRAM134にはまた、CPU131が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。記憶部137は、フラッシュメモリなどにより構成され、上述した一連の処理を実行するアプリや、電源オフ時においても記憶しておくことが必要なデータを記憶する。
ドライブ138は、必要に応じて装着される、半導体メモリなどのリムーバブルメディア139からのデータを読み出し、入出力インタフェース136等を介してCPU131に供給したり、CPU131から供給されるデータをリムーバブルメディア139に書き込む。読み書きされるデータには、インストールされるアプリのデータが含まれていてもよい。
入出力インタフェース136には、入力部140、音声入出力部141、タッチスクリーン142、無線通信部143、電話回線網通信部144、および撮影部145が接続される。
入力部140は、ホームボタン、電源ボタン等の各種のボタンにより構成され、ユーザの操作による入力を受け付けて、CPU131等に供給する。音声入出力部141は、スピーカ、マイクロホン等により構成され、通話のための音声を入出力する。
タッチスクリーン142は、表示部142Aと位置検出部142Bとを有し、各種の画面表示と、指等を近接、又は、接触(タッチ)することによる操作入力とが可能になっている。
表示部142Aは、液晶パネルやOLED(Organic Light Emitting Diode)等のデバイス(表示装置)で構成され、入出力インタフェース136を介して供給されるデータに応じて、所定の画面(画像)を表示する。
位置検出部142Bは、例えば、静電式等のタッチパネル等の、外部からの入力(近接・接触)を受け付ける(検知する)機能を有するデバイスで構成される。
タッチスクリーン142は、以上のような表示部142Aと位置検出部142Bとが一体的になっており、表示部142Aにおいて画面を表示し、位置検出部142Bにおいて、表示部142Aに表示された画面に対する外部からの操作入力(タッチや近接)を受け付けることができる。
位置検出部142Bが出力する位置信号は、入出力インタフェース136を介して、CPU131に供給され、CPU131では、位置検出部142Bからの位置信号に基づき、どのような操作入力があったかが認識され、その操作入力に応じて、各種の処理が行われる。
無線通信部143は、RFID、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、赤外線通信、Wi-Fi(商標)方式等による無線通信を行う。電話回線網通信部144は、移動体電話通信網を介して他の装置と音声通信、または、パケット通信を行う。撮影部145は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ等の撮像素子などにより構成される。撮影部145は、被写体を撮影し、撮影した被写体の画像データを、入出力インタフェース136を介してCPU131等に供給する。
端末装置は以上のように構成される。
上述した駐車場管理システム1によれば、不正利用を防止し、かつ、ユーザにとって簡便な駐車場管理システムを提供することができる。上述した駐車場管理システム1は、フラップ装置やゲート装置を備える既存の駐車場に適用することができることは勿論、新規の駐車場に導入する場合には、ユーザ所有のスマートフォンで駐車料金の決済を行うことができるため、従来の精算機が不要であり、設備コストを抑制することができ、メンテナンス費用も抑えることができる。また、駐車料金の集金作業も不要となる。
本明細書において、車両には、自動車(電気自動車、ハイブリッド車を含む)、自動二輪車、自転車等を含む。駐車場は、自動車、自動二輪車、自転車等の車両を駐車する場所であり、自動車用の駐車場の他、自動二輪車や自転車用の、いわゆる駐輪場も含まれる。
本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
例えば、上述した複数の実施の形態の全てまたは一部を組み合わせた形態を採用することができる。
例えば、本技術は、1つの機能をネットワークを介して複数の装置で分担、共同して処理するクラウドコンピューティングの構成をとることができる。
また、上述のフローチャートで説明した各ステップは、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
さらに、1つのステップに複数の処理が含まれる場合には、その1つのステップに含まれる複数の処理は、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものではなく、本明細書に記載されたもの以外の効果があってもよい。
本明細書において、フローチャートに記述されたステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる場合はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで実行されてもよい。
なお、本明細書において、システムとは、複数の構成要素(装置、モジュール(部品)等)の集合を意味し、すべての構成要素が同一筐体中にあるか否かは問わない。したがって、別個の筐体に収納され、ネットワークを介して接続されている複数の装置、及び、1つの筐体の中に複数のモジュールが収納されている1つの装置は、いずれも、システムである。
1 駐車場管理システム
11 端末装置
12 管理サーバ
13 フラップ装置
21 フラップ板
22 車両センサ
23 制御部
41 利用処理部
51 システム管理部
61 フラップ制御装置
62 ゲート装置
63 ゲートバー
64 撮像装置
65 制御部
101 CPU
102 ROM
103 RAM
106 入力部
107 出力部
108 記憶部
109 通信部
131 CPU
132 ROM
133 RAM
137 記憶部
142 タッチスクリーン
143 無線通信部
145 撮影部
本技術の一側面の駐車場管理システムは、駐車場の駐車料金算出の基となる料金の設定情報と、前記駐車場の利用状況とを記憶する記憶部と、前記料金の設定情報の変更を受け付け、変更後の前記料金の設定情報を前記記憶部に記憶させる管理部とを備えるサーバ装置と、前記駐車場のユーザの車両の駐車料金を前記サーバ装置から取得してディスプレイに表示する処理と、前記駐車料金の精算処理に必要な決済情報を前記サーバ装置に送信する処理とを少なくとも実行する端末装置とを備え、前記管理部は、前記車両の出庫を制限する出庫制限装置または前記端末装置から受信した入庫通知を用いて前記駐車料金を計算するとともに、前記決済情報を用いて前記駐車料金の精算処理を行い、前記サーバ装置または前記端末装置は、前記精算処理が終了した場合、前記出庫制限装置とネットワークを介して通信を行うことで前記出庫制限装置を制御して、前記車両の出庫の制限を解除する。
本技術の一側面の駐車場管理システムの制御方法は、サーバ装置と、端末装置とを少なくとも備える駐車場管理システムの、前記サーバ装置の記憶部が、駐車場の駐車料金算出の基となる料金の設定情報と、前記駐車場の利用状況とを記憶し、前記サーバ装置の管理部が、前記料金の設定情報の変更を受け付け、変更後の前記料金の設定情報を前記記憶部に記憶させ、前記端末装置は、前記駐車場のユーザの車両の駐車料金を前記サーバ装置から取得してディスプレイに表示するとともに、前記駐車料金の精算処理に必要な決済情報を前記サーバ装置に送信し、前記管理部が、前記車両の出庫を制限する出庫制限装置または前記端末装置から受信した入庫通知を用いて前記駐車料金を計算するとともに、前記決済情報を用いて前記駐車料金の精算処理を行い、前記サーバ装置または前記端末装置が、前記精算処理が終了した場合、前記出庫制限装置とネットワークを介して通信を行うことで前記出庫制限装置を制御して、前記車両の出庫の制限を解除する。
本技術の一側面においては、サーバ装置と、端末装置とを少なくとも備える駐車場管理システムの、前記サーバ装置の記憶部に、駐車場の駐車料金算出の基となる料金の設定情報と、前記駐車場の利用状況とが記憶され、前記料金の設定情報の変更が受け付けられ、変更後の前記料金の設定情報が前記記憶部に記憶され、前記端末装置において、前記駐車場のユーザの車両の駐車料金が前記サーバ装置から取得されてディスプレイに表示されるとともに、前記駐車料金の精算処理に必要な決済情報が前記サーバ装置に送信され、前記サーバ装置において、前記車両の出庫を制限する出庫制限装置または前記端末装置から受信した入庫通知を用いて前記駐車料金が計算されるとともに、前記決済情報を用いて前記駐車料金の精算処理が行われ、前記サーバ装置または前記端末装置によって、前記精算処理が終了した場合、前記出庫制限装置とネットワークを介して通信を行うことで前記出庫制限装置が制御されて、前記車両の出庫の制限が解除される。

Claims (8)

  1. 駐車場に駐車している車両の駐車料金の精算処理を行うサーバ装置と、
    前記精算処理に必要な決済情報を前記サーバ装置に送信する端末装置と
    を備え、
    前記サーバ装置または前記端末装置は、前記車両の駐車料金の精算処理が終了した場合、前記車両の出庫を制限する出庫制限装置とネットワークを介して通信を行うことで前記出庫制限装置を制御して、前記車両の出庫の制限を解除する
    駐車場管理システム。
  2. 前記サーバ装置は、前記出庫制限装置から受信した入庫通知を用いて、前記車両の駐車料金を計算する
    請求項1に記載の駐車場管理システム。
  3. 前記サーバ装置は、前記端末装置から受信した入庫通知を用いて、前記車両の駐車料金を計算する
    請求項1に記載の駐車場管理システム。
  4. 前記入庫通知は、前記車両を識別する車両識別情報とともに、前記サーバ装置に送信され、
    前記サーバ装置は、前記車両識別情報を用いて、前記車両の駐車料金を計算する
    請求項2または3に記載の駐車場管理システム。
  5. 前記車両識別情報は、前記車両の車両ナンバである
    請求項4に記載の駐車場管理システム。
  6. 前記車両識別情報は、前記車両を駐車した車室を識別する車室識別情報である
    請求項4に記載の駐車場管理システム。
  7. 前記端末装置は、前記サーバ装置から、前記車両の駐車料金の精算処理が終了した旨の支払完了報告を受信した場合、前記出庫制限装置を制御して、前記車両の出庫の制限を解除する
    請求項1に記載の駐車場管理システム。
  8. 駐車場に駐車している車両の駐車料金の精算処理を行うサーバ装置と、前記精算処理に必要な決済情報を前記サーバ装置に送信する端末装置とを少なくとも備える駐車場管理システムの、
    前記サーバ装置または前記端末装置が、前記車両の駐車料金の精算処理が終了した場合、前記車両の出庫を制限する出庫制限装置とネットワークを介して通信を行うことで前記出庫制限装置を制御して、前記車両の出庫の制限を解除する
    駐車場管理システムの制御方法。
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