JP2019113998A - 給電車両の運行管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】運行管理における充電時間の影響を低減しつつ、充電設備に対する設備投資を抑制することができる給電車両の運行管理システムを提供する。【解決手段】配送関連情報、及び給電実施可否情報に基づいて、給電車両の運行スケジュールを作成し、配送車両に搭載されたバッテリのSOC情報を取得し、配送エリアにおける交通情報を取得し、配送車両の現在位置情報、配送車両の今後の配送先に関する情報、及び配送車両の今後の配送経路情報を含む配送進捗情報を取得し、交通情報、及び配送進捗情報に基づいて、配送車両が配送を予定する配送先における給電可能時間を取得し、SOC情報、交通情報、配送進捗情報、及び給電可能時間に基づいて、給電車両の運行スケジュールを補正する。【選択図】図1
Description
本発明は、所定の配送エリアにおける配送を行うための配送車両に搭載されるバッテリを給電可能な給電車両の運行管理を実行する給電車両の運行管理システムに関する。
近年、下記特許文献1に記載されるように、環境負荷低減の観点から、乗用車のみならず、トラック等を含めた商用車においても、電動トラックの開発及び研究が進められてきている。電動トラックは、排出ガスがない点や静寂性から、市街地におけるコンビニエンスストア向け配送等のルート配送への活用が検討されている。
一方で、電気トラックを配送車両として利用する場合、充電時間による非効率な運行管理、及び事業所に設置必要な充電設備の点が課題となる。具体的には、車両が充電に長時間を要した場合、その時間は配送することができなくなるばかりではなく、事業所でその他の車両が充電を待つ事態も想定される。また、このような事態を回避するために、多くの充電設備を設ける場合、設備投資が大きなものとなってしまう。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、運行管理における充電時間の影響を低減しつつ、充電設備に対する設備投資を抑制することができる給電車両の運行管理システムを提供することにある。
本発明は前述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様又は適用例として実現することができる。
本適用例に係る運行管理システムは、バッテリから供給される電力により駆動するモータを駆動源とし、所定の配送エリアにおける配送を行うための配送車両に搭載された前記バッテリに対する給電を実施可能な給電車両の運行管理を実行することを前提として、前記配送車両の配送先に関する情報、及び前記配送車両の配送経路情報を含む配送関連情報を取得する配送関連情報取得部と、前記配送先における給電実施可否情報を取得する給電実施可否情報取得部と、前記配送関連情報、及び前記給電実施可否情報に基づいて、前記給電車両の運行スケジュールを作成する運行スケジュール作成部と、前記配送車両に搭載された前記バッテリのSOC情報を取得するSOC情報取得部と、前記配送エリアにおける交通情報を取得する交通情報取得部と、前記配送車両の現在位置情報、前記配送車両の今後の配送先に関する情報、及び前記配送車両の今後の配送経路情報を含む配送進捗情報を取得する配送進捗情報取得部と、前記交通情報、及び前記配送進捗情報に基づいて、前記配送車両が配送を予定する配送先における給電可能時間を取得する給電可能時間取得部と、前記SOC情報、前記交通情報、前記配送進捗情報、及び前記給電可能時間に基づいて、前記運行スケジュールを補正する運行スケジュール補正部と、を含む。
本適用例に係る運行管理システムによれば、給電車両の導入により、配送エリアにおける過剰な給電設備の設置が不要となる。これにより、システムの導入コストを低減することができる。また、配送車両の配送中における電欠を防止し、配送における不具合を解消することができる。また、配送車両の電欠を予め想定して給電車両を出動させればよいため、配送車両に搭載されるバッテリの容量を低減することができる。結果として、配送車両の車両価格を抑制しつつ、配送車両の重量を低減することができる。また、導入コストの低減により、配送車両の導入台数を増加しやすくなるため、本実施形態に係る運行管理システム1の普及を促進し、増産による車両価格の抑制を見込むことができる。
これにより、本適用例に係る運行管理システムは、運行管理における充電時間の影響を低減しつつ、充電設備に対する設備投資を抑制することができる。
以下、本発明の一実施形態に係る給電車両の運行管理システムについて、図面を参照して説明する。なお、本実施形態は以下に説明する内容に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲において任意に変更して実施することが可能である。また、実施形態の説明に用いる図面は、いずれも構成部材を模式的に示すものであって、理解を深めるべく部分的な強調、拡大、縮小、または省略などを行っており、構成部材の縮尺や形状等を正確に表すものとはなっていない場合がある。
図1は、本実施形態に係る給電車両TPの運行管理システム1を示す概略図である。図1に示す給電車両TPの運行管理システム1は、所定の配送エリア2に含まれる通常店舗ST1〜STn(nは整数)、及び給電設備併設店舗SP1〜SPn(nは整数)等の配送先への配送を行うための配送車両T1〜Tn(nは整数)に搭載されるバッテリBP1〜BPn(nは整数)に対する給電を実施可能な給電車両TPの運行管理を実行するためのシステムである。配送車両T1〜Tnは、バッテリBP1〜BPnから供給される電力により駆動するモータを駆動源とする。給電設備併設店舗SP1〜SPnには、配送車両T1〜Tnに搭載されたバッテリBP1〜BPnに対する給電を行うための給電設備P1〜Pnが設置される。
給電車両TPは、配送車両T1〜Tnに搭載されたバッテリBP1〜BPnに対する給電を行うための大容量の給電用バッテリBPsを搭載する。本実施形態における給電車両TPとして、例えば、給電用バッテリBPsを脱着可能なカートリッジ式給電車両、及び給電用バッテリBPsが搭載された荷台を脱着可能なトレーラ式給電車両のうちの少なくとも一つを採用してもよい。給電車両TPは、配送車両T1〜Tnと同様に、モータを駆動源とする車両であっても、モータ及びエンジンを駆動源とするハイブリッド車両であってもよい。給電車両TPは、配送車両T1〜Tnの配送スケジュールに合わせて、所定の配送エリア2における配送を担う事業所O等の拠点から出動し、出動先において配送車両T1〜Tnに搭載されたバッテリBP1〜BPnに対する給電作業を行う。
上記拠点には、給電車両TPに搭載された給電用バッテリBPsに対する給電を行うための給電設備POが設置される。本実施形態における給電車両TPでは、カートリッジ式、及びトレーラ式のうちの少なくとも一つを採用する場合、給電車両TPが出動している間、拠点の給電設備POにおいてスペアの給電用バッテリBPsを充電することができるため、より運用効率が高い運行管理システムとすることができる。なお、給電設備POにより、配送車両T1〜Tnに搭載されたバッテリBP1〜BPnに対する給電を行ってもよい。
一方、本実施形態における運行管理システム1は、運行管理装置10を含む。本実施形態における運行管理装置10は、上記給電車両TPの運行管理を実行するサーバである。運行管理装置10は、例えば、事業所O等の拠点に設置される。運行管理装置10は、ネットワークNWを介して、給電車両TP、及び図示しない外部装置と相互に接続される。ネットワークNWは、例えば、無線ネットワークである。ここで、図1に示す運行管理装置10について、図2を参照して詳しく説明する。なお、以降の実施形態において、説明の便宜上、通常店舗ST1〜STnは、単に店舗ST1〜STnと記載する。また、給電設備併設店舗SP1〜SPnは、単に店舗SP1〜SPnと記載する。
図2は、図1に示す運行管理装置10の構成を示すブロック図である。図1に示す運行管理装置10は、例えば、入力インタフェース部11、通信インタフェース部12、処理部14、記憶部13、データベース15、及びディスプレイ16を有する。入力インタフェース部11、通信インタフェース部12、処理部14、記憶部13、データベース15、及びディスプレイ16は、装置内に設けられたバス17を介して相互に接続される。
入力インタフェース部11は、図示しない入力部を介して入力されたユーザの入力操作を電気信号へ変換し処理部14へ出力する。ここで、本実施形態における入力部は、マウス、キーボード、トラックボール、スクロールホイール、スイッチボタン、操作面へ触れることで入力操作を行うタッチパッド、手書き入力を行うタッチペン、及び表示画面とタッチパッドとが一体化されたタッチパネルディスプレイのうちの少なくとも一つである。
通信インタフェース部12は、ネットワークNWを介して、給電車両TP、及び図示しない外部装置と通信する。外部装置は、例えば、給電車両TPの運行管理システム1とは別のシステムを管理するサーバである。具体的には、外部装置は、配送車両T1〜Tnの配送スケジュールを管理する配送管理システムのサーバ、及び所定の配送エリア2における交通情報を管理する交通管制システムのサーバである。ここで、上記配送管理システムのサーバには、配送関連情報、給電実施可否情報、配送車両T1〜Tnに搭載されたバッテリBP1〜BPnのSOC情報、及び配送進捗情報が保管される。配送関連情報は、配送車両T1〜Tnの配送先に関する情報及び配送車両T1〜Tnの配送経路情報を含む。給電実施可否情報は、配送先の駐車場情報、及び実質的な給電の実施可否情報を含む。実質的な給電の実施可否情報とは、例えば、「配送車両の大きさによって給電不可」や「時間帯によって給電不可」等の詳細な給電の実施可否のことである。配送進捗情報は、配送車両T1〜Tnの現在位置情報(例えば、GPS情報)、配送車両T1〜Tnの今後の配送先に関する情報、及び配送車両T1〜Tnの今後の配送経路情報を含む。
記憶部13は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)、並びにデータを記憶可能なHDD(Hard Disk Drive)及びSSD(Solid STate Drive)を含む。記憶部13は、処理部14において実行されるプログラムを記憶する。記憶部13は、上記処理部14において実行されるプログラムとして、例えば、画面表示プログラムPr1、配送関連情報取得プログラムPr2、給電実施可否情報取得プログラムPr3、運行スケジュール作成プログラムPr4、SOC情報取得プログラムPr5、交通情報取得プログラムPr6、配送進捗情報取得プログラムPr7、給電可能時間取得プログラムPr8、及び運行スケジュール補正プログラムPr9を記憶する。記憶部13は、HDD等の磁気ディスク以外にも、光磁気ディスクやCD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスクを利用してもよい。また、記憶部13の保存領域は、運行管理装置10内にあってもよいし、ネットワークNWを介して接続された図示しない外部記憶装置内にあってもよい。
処理部14は、ハードウェア資源として、CPU(Central Processing Unit)、及びMPU(Micro Processing Unit)等の所定のプロセッサを有する。処理部14のプロセッサは、記憶部13に記憶された画面表示プログラムPr1を読み込む。処理部14のプロセッサは、読み込んだ画面表示プログラムPr1を実行することで、給電車両TPの運行管理システム1に関する操作画面をディスプレイ16へ出力する。
また、処理部14のプロセッサは、記憶部13に記憶された配送関連情報取得プログラムPr2を読み込む。処理部14のプロセッサは、読み込んだ配送関連情報取得プログラムPr2を実行することで、配送車両T1〜Tnの配送先に関する情報、及び配送車両T1〜Tnの配送経路情報を含む配送関連情報を取得する。例えば、処理部14は、配送車両T1〜Tnによる配送開始前に、上記配送管理システムのサーバから配送関連情報を取得する。処理部14は、取得した配送関連情報をデータベース15へ出力する。
また、処理部14のプロセッサは、記憶部13に記憶された給電実施可否情報取得プログラムPr3を読み込む。処理部14のプロセッサは、読み込んだ給電実施可否情報取得プログラムPr3を実行することで、配送先における給電実施可否情報を取得する。例えば、処理部14は、配送車両T1〜Tnによる配送開始前に、上記配送管理システムのサーバから給電実施可否情報を取得する。処理部14は、取得した給電実施可否情報をデータベース15へ出力する。
また、処理部14のプロセッサは、記憶部13に記憶された運行スケジュール作成プログラムPr4を読み込む。処理部14のプロセッサは、読み込んだ運行スケジュール作成プログラムPr4を実行することで、上記配送関連情報、及び給電実施可否情報に基づいて、給電車両TPの運行スケジュールを作成する。処理部14は、作成した給電車両TPの運行スケジュールをデータベース15へ出力する。
また、処理部14のプロセッサは、記憶部13に記憶されたSOC情報取得プログラムPr5を読み込む。処理部14のプロセッサは、読み込んだSOC情報取得プログラムPr5を実行することで、配送車両T1〜Tnに搭載されたバッテリBP1〜BPnのSOC情報を取得する。例えば、処理部14は、上記配送管理システムのサーバと同期して、リアルタイムでバッテリBP1〜BPnのSOC情報を取得する。ここで、処理部14のプロセッサは、給電車両TPに搭載された給電用バッテリBPsのSOC情報を取得してもよい。例えば、処理部14は、ネットワークNWを介して、上記給電車両TPから直接バッテリBPsのSOC情報を取得する。この理由としては、例えば、出動先において、追加の給電作業を行うことが決定した場合、給電車両TPに搭載された給電用バッテリBPsのSOCを確認しなければ、次の給電現場において給電用バッテリBPsが給電作業に必要な容量を有している否か判断することができないためである。
また、処理部14のプロセッサは、記憶部13に記憶された交通情報取得プログラムPr6を読み込む。処理部14のプロセッサは、読み込んだ交通情報取得プログラムPr6を実行することで、配送エリア2における交通情報を取得する。例えば、処理部14は、上記交通管制システムのサーバと同期して、リアルタイムで交通情報を取得する。
また、処理部14のプロセッサは、記憶部13に記憶された配送進捗情報取得プログラムPr7を読み込む。処理部14のプロセッサは、読み込んだ配送進捗情報取得プログラムPr7を実行することで、配送車両T1〜Tnの現在位置情報、配送車両T1〜Tnの今後の配送先に関する情報、及び配送車両T1〜Tnの今後の配送経路情報を含む配送進捗情報を取得する。例えば、処理部14は、上記配送管理システムのサーバと同期して、リアルタイムで配送進捗情報を取得する。
また、処理部14のプロセッサは、記憶部13に記憶された給電可能時間取得プログラムPr8を読み込む。処理部14のプロセッサは、読み込んだ給電可能時間取得プログラムPr8を実行することで、上記交通情報、及び配送進捗情報に基づいて、配送車両T1〜Tnが配送を予定する配送先における給電可能時間を取得する。
また、処理部14のプロセッサは、記憶部13に記憶された運行スケジュール補正プログラムPr9を読み込む。処理部14のプロセッサは、読み込んだ運行スケジュール補正プログラムPr9を実行することで、SOC情報、交通情報、配送進捗情報、及び給電可能時間に基づいて、上記給電車両TPの運行スケジュールを補正する。
データベース15は、データを記憶可能な大容量のHDD、及びSSDを含む。データベース15は、処理部14から出力された配送関連情報、給電実施可否情報、及び運行スケジュールを保管する。ここで、データベース15に保管された配送関連情報、及び給電実施可否情報は、再度各情報を取得する場合に更新される。また、データベース15に保管された運行スケジュールは、処理部14により新たな運行スケジュールが作成された場合、又は処理部14により運行スケジュールが補正された場合に更新される。データベース15の保存領域は、運行管理装置10内にあってもよいし、ネットワークNWを介して接続された図示しない外部記憶装置内にあってもよい。
ディスプレイ16は、処理部14による制御に従い、種々のデータを表示する。例えば、ディスプレイ16は、処理部14から出力された操作画面を表示する。また、ディスプレイ16は、データベース15に保管された給電車両TPの運行スケジュールを表示する。ディスプレイ16は、表示インタフェース回路と表示機器とを有する。表示インタフェース回路は、表示対象を表すデータをビデオ信号に変換する。表示信号は、表示機器に供給される。表示機器は、表示対象を表すビデオ信号を表示する。表示機器としては、例えば、CRTディスプレイ(Cathode Ray Tube Display)、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、有機ELディスプレイ(OELD:Organic Electro Luminescence Display)、プラズマディスプレイ、又は当技術分野で知られている他の任意のディスプレイが適宜利用可能である。
ここで、処理部14により作成された給電車両TPの運行スケジュールについて、配送車両T1〜Tnの配送スケジュールと比較しながら説明する。
図3は、配送管理システムのサーバにおいて作成された配送車両T1〜T3の配送スケジュール、及び処理部14により作成された給電車両TPの運行スケジュールを示す図である。図3(a)は、所定の時間帯(例えば、8:00〜10:00)における配送車両T1〜T3の配送スケジュールを示している。具体例には、図3(a)は、配送車両の台数を3台(配送車両T1〜T3)、給電車両TPの台数を1台とし、各配送車両T1〜T3が分担して、3つの通常店舗(A店舗ST1、D店舗ST2、及びE店舗ST3)、及び3つの給電設備併設店舗(B店舗SP1、C店舗SP2、及びF店舗SP3)への配送を行う場合の配送車両T1〜T3の配送スケジュールを示している。図3(a)に示す配送車両T1〜T3の配送スケジュールには、配送車両T1〜T3各々の事業所Oの出発時刻及び到着時刻、各店舗名、各店舗の到着予定時刻、各店舗での配送作業予定時間、配送経路における所要時間、及び各店舗における給電の可否に関する情報が含まれている。
まず、図3(a)に示す配送車両T1〜T3の配送スケジュールにおいて、配送車両T1は、8:00に事業所Oを出発後、8:20にA店舗ST1に到着する。A店舗ST1に到着後、A店舗ST1において配送作業を10分行う。A店舗ST1における配送作業後、配送車両T1は、8:30にA店舗ST1を出発する。配送車両T1は、8:30にA店舗ST1を出発後、8:50にB店舗SP1に到着する。B店舗SP1に到着後、B店舗SP1において配送作業を10分行う。このとき、B店舗SP1には給電設備P1が設置されているものの、給電作業を行える時間帯ではないため、配送車両T1に搭載されたバッテリBP1に対する給電作業は行わない。B店舗SP1における配送作業後、配送車両T1は、9:00にB店舗SP1を出発する。配送車両T1は、9:00にB店舗SP1を出発後、9:30に事業所Oに到着する。
また、配送車両T2は、8:00に事業所Oを出発後、8:30にC店舗SP2に到着する。C店舗SP2に到着後、C店舗SP2において配送作業を10分行う。C店舗SP2には給電設備P2が設置されており、バッテリBP2に対する給電を行うことができるため、上記配送作業と並行して、配送車両T2に搭載されたバッテリBP2に対する給電作業を行う。C店舗SP2における配送作業後、配送車両T2は、8:40にC店舗SP2を出発する。配送車両T2は、8:40にC店舗SP2を出発後、9:10にD店舗ST2に到着する。D店舗ST2に到着後、D店舗ST2において配送作業を10分行う。D店舗ST2における配送作業後、配送車両T2は、9:20にD店舗ST2を出発する。配送車両T2は、9:20にD店舗ST2を出発後、9:30に事業所Oに到着する。
また、配送車両T3は、8:00に事業所Oを出発後、8:20にE店舗ST3に到着する。E店舗ST3に到着後、E店舗ST3において配送作業を10分行う。E店舗ST3における配送作業後、配送車両T3は、8:30にE店舗ST3を出発する。配送車両T3は、8:30にE店舗ST3を出発後、9:00にF店舗SP3に到着する。F店舗SP3に到着後、F店舗SP3において配送作業を10分行う。F店舗SP3には給電設備P3が設置されており、バッテリBP3に対する給電を行うことができるため、上記配送作業と並行して、配送車両T3に搭載されたバッテリBP3に対する給電作業を行う。F店舗SP3における配送作業後、配送車両T3は、9:10にF店舗SP3を出発する。配送車両T3は、9:10にF店舗SP3を出発後、9:30に事業所Oに到着する。
ここで、処理部14は、図3(a)に示す配送スケジュールに含まれる配送関連情報、及び給電実施可否情報に基づいて、給電車両TPの運行スケジュールを作成する。具体的には、配送車両T1の配送スケジュールに記載されるように、配送車両T1の配送経路に給電設備P1が設置されているものの、給電作業を行える時間帯ではないため、バッテリBP1に対する給電を行うことができない。これにより、配送中に配送車両T1のモータを駆動するために必要なバッテリBP1の容量が足りなくなる可能性がある。すなわち、配送車両T1の配送経路においてバッテリBP1に対する給電を行う必要がある。
処理部14は、配送管理システムのサーバから配送車両T1〜T3の配送関連情報、及び配送車両T1〜T3の配送経路における給電実施可否情報を取得する。取得した配送車両T1〜T3の給電実施可否情報には、配送先の駐車場情報、及び実質的な給電の実施可否が含まれている。処理部14は、取得した配送車両T2の配送先の駐車場情報により、A店舗ST1に配送車両T1及び給電車両TPを駐車可能なスペースが存在することを認識する。一方、処理部14は、取得した配送先の駐車場情報により、B店舗SP1に配送車両T1及び給電車両TPを駐車可能なスペースが存在しないことを認識する。また、処理部14は、取得した配送車両T1の配送関連情報により、配送車両T1がA店舗ST1に8:20に到着する予定であることを認識する。また、処理部14は、配送車両T1がB店舗SP1に8:50に到着する予定であることを認識する。上記を鑑みて、処理部14は、配送車両T1の配送スケジュールに合わせて、A店舗ST1において配送車両T1の到着と共にバッテリBP1に対する給電を行うように、給電車両TPの運行スケジュールを作成する。
図3(b)は、図3(a)に示す配送スケジュールに基づいて、処理部14により作成された給電車両TPの運行スケジュールを示している。図3(b)に示す給電車両TPの運行スケジュールには、給電車両TPの事業所Oの出発時刻及び到着時刻、出動する店舗名、店舗の到着予定時刻、店舗での給電作業予定時間、及び配送経路における所要時間に関する情報が含まれている。図3(b)に示す給電車両TPの運行スケジュールにおいて、給電車両TPは、8:00に事業所Oを出発後、8:20にA店舗ST1に到着する。A店舗ST1に到着後、給電車両TPは、A店舗ST1において配送車両T1に搭載されたバッテリBP1に対する給電作業を10分行う。給電作業時間は、A店舗ST1における配送作業時間と略一致する。配送車両T1に搭載されたバッテリBP1に対する給電作業後、給電車両TPは、8:30にA店舗ST1を出発する。給電車両TPは、8:30にA店舗ST1を出発後、8:50に事業所Oに到着する。
上記過程を経て、処理部14は、給電車両TPの運行スケジュールを作成する。
次に、処理部14により作成された給電車両TPの運行スケジュールの補正について詳しく説明する。図4は、配送車両T2の配送経路において渋滞が発生した場合の配送車両T1〜T3の配送スケジュール、及び補正した給電車両TPの運行スケジュールを示す図である。図4(a)には、図3(a)に示す情報に加えて、配送管理システムのサーバから取得した各配送車両T1〜T3の現在位置情報、及び各配送車両T1〜T3のSOC情報、並びに交通管制システムのサーバから取得した配送エリア2における交通情報が含まれている。現在位置情報は、例えば、図4(a)に示すトラックのアイコンTr1〜Tr3がそれぞれ表示された現在位置表示バーBa1〜Ba3として配送車両T1〜T3の運行スケジュールに含まれている。また、各配送車両T1〜T3のSOC情報は、図4(a)に示すトラックのアイコンTr1〜Tr3に記載された比率として配送車両T1〜T3の運行スケジュールに含まれている。また、交通情報は、図4(a)に示す渋滞情報INFとして配送車両T1〜T3の運行スケジュールに含まれている。なお、配送車両T1〜T3の現在位置情報から鑑みて、既に到着していると想定されるA店舗ST1、C店舗SP2、及びE店舗ST3については、到着予定時刻が実際に到着した時刻に変更され、配送作業予定時間が実際に行った配送作業時間に変更されている。
まず、図4(a)に示す配送車両T2の配送スケジュールに記載されるように、配送車両T2の配送経路において渋滞が発生し、C店舗SP2からD店舗ST2までの所要時間が20分多くかかると予想されている。これにより、配送中に配送車両T2のモータを駆動するために必要なバッテリBP2の容量が足りなくなる可能性がある。すなわち、上記配送車両T1に搭載されたバッテリBP1と同様に、配送車両T2の配送経路においてバッテリBP2に対する給電も行う必要がある。
処理部14は、配送管理システムのサーバから、配送車両T2の配送関連情報、及び配送車両T2の配送経路における給電実施可否情報、配送車両T2に搭載されたバッテリBP2のSOC情報、及び配送車両T2の配送進捗情報を取得する。また、処理部14は、ネットワークNWを介して、給電車両TPから給電車両TPに搭載された給電用バッテリBPsのSOC情報を取得する。また、処理部14は、交通管制システムのサーバから配送エリア2における交通情報を取得する。
処理部14は、取得したバッテリBP2のSOC情報、及び配送車両T2の配送進捗情報により、配送車両T2がC店舗SP2を出発したばかりで、配送車両T2のSOCが50%であることを認識する。また、処理部14は、取得した給電用バッテリBPsのSOC情報により、給電用バッテリBPsの容量が20%であり、給電作業に必要な容量に満たないため、給電車両TPが事業所Oに戻る必要があることを認識する。また、処理部14は、取得した交通情報により、配送車両T2の配送経路において渋滞が発生し、C店舗SP2からD店舗ST2までの所要時間が20分多くかかると予想されることを認識する。また、処理部14は、運行スケジュール作成時において取得した配送車両T2の配送先の駐車場情報により、配送車両T2が配送を予定するD店舗ST2に配送車両T2及び給電車両TPを駐車可能なスペースが存在することを認識する。さらに、処理部14は、交通情報、及び配送車両T2の配送進捗情報に基づいて、D店舗ST2における給電可能時間を取得する。上記を鑑みて、処理部14は、配送車両T2の配送スケジュールに合わせて、D店舗ST2において配送車両T2の到着と共にバッテリBP2に対する給電を行うように、給電車両TPの運行スケジュールを補正する。
図4(b)は、上記配送車両T2のSOC情報、配送エリア2における交通情報、配送車両T2の配送進捗情報、及び給電可能時間に基づいて補正した給電車両TPの運行スケジュールを示している。図4(b)には、図3(b)に示す情報に加えて、給電車両TPから取得した給電車両TPの現在位置情報、及び給電車両TPのSOC情報が含まれている。給電車両TPの現在位置情報は、例えば、図4(b)に示すトラックのアイコンTrPが表示された現在位置表示バーBaPとして給電車両TPの運行スケジュールに含まれている。また、給電車両TPのSOC情報は、図4(b)に示すトラックのアイコンTrPに記載された比率として給電車両TPの運行スケジュールに含まれている。なお、給電車両TPの現在位置情報から鑑みて、既に到着していると想定されるA店舗ST1については、到着予定時刻が実際に到着した時刻に変更され、給電作業予定時間が実際に行った給電作業時間に変更されている。
図4(b)に示す給電車両TPの運行スケジュールにおいて、給電車両TPは、8:00に事業所Oを出発後、8:20にA店舗ST1に到着する。A店舗ST1に到着後、給電車両TPは、A店舗ST1において配送車両T1に搭載されたバッテリBP1に対する給電作業を10分行う。配送車両T1に搭載されたバッテリBP1に対する給電作業後、給電車両TPは、8:30にA店舗ST1を出発する。給電車両TPは、8:30にA店舗ST1を出発後、8:50に事業所Oに到着する。事業所Oに到着後、給電車両TPに搭載された給電用バッテリBPsの交換作業を10分行う。給電用バッテリBPsの交換作業は、交換する給電用バッテリBPsが給電設備POにより充電されているため、短時間で済ませることができる。給電用バッテリBPsの交換作業後、給電車両TPは、9:00に事業所Oを出発する。給電車両TPは、9:00に事業所Oを出発後、9:10にD店舗ST2に到着する。D店舗ST2に到着後、給電車両TPは、配送車両T2の到着まで20分待機する。その後、配送車両T2は、9:30にD店舗ST2に到着する。配送車両T2がD店舗ST2に到着後、給電車両TPは、D店舗ST2において配送車両T2に搭載されたバッテリBP2に対する給電作業を10分行う。給電作業時間は、D店舗ST2における配送作業時間と略一致する。配送車両T2に搭載されたバッテリBP2に対する給電作業後、給電車両TPは、9:40にD店舗ST2を出発する。給電車両TPは、9:40にD店舗ST2を出発後、9:50に事業所Oに到着する。
上記過程を経て、処理部14は、給電車両TPの運行スケジュールを補正する。
(総括)
上述の通り、本実施形態に係る給電車両TPの運行管理システム1は、バッテリBP1〜BPnから供給される電力により駆動するモータを駆動源とし、所定の配送エリア2における配送を行うための配送車両T1〜Tnに搭載されたバッテリBP1〜BPnに対する給電を実施可能な給電車両TPの運行管理を実行することを前提として、配送車両T1〜Tnの配送先に関する情報、及び配送車両T1〜Tnの配送経路情報を含む配送関連情報を取得し、配送先における給電実施可否情報を取得し、配送関連情報、及び給電実施可否情報に基づいて、給電車両TPの運行スケジュールを作成する。また、配送車両T1〜Tnに搭載されたバッテリBP1〜BPnのSOC情報を取得し、配送エリア2における交通情報を取得し、配送車両T1〜Tnの現在位置情報、配送車両T1〜Tnの今後の配送先に関する情報、及び配送車両T1〜Tnの今後の配送経路情報を含む配送進捗情報を取得し、交通情報、及び配送進捗情報に基づいて、配送車両T1〜Tnが配送を予定する配送先における給電可能時間を取得し、SOC情報、交通情報、配送進捗情報、及び給電可能時間に基づいて、給電車両TPの運行スケジュールを補正する。
上述の通り、本実施形態に係る給電車両TPの運行管理システム1は、バッテリBP1〜BPnから供給される電力により駆動するモータを駆動源とし、所定の配送エリア2における配送を行うための配送車両T1〜Tnに搭載されたバッテリBP1〜BPnに対する給電を実施可能な給電車両TPの運行管理を実行することを前提として、配送車両T1〜Tnの配送先に関する情報、及び配送車両T1〜Tnの配送経路情報を含む配送関連情報を取得し、配送先における給電実施可否情報を取得し、配送関連情報、及び給電実施可否情報に基づいて、給電車両TPの運行スケジュールを作成する。また、配送車両T1〜Tnに搭載されたバッテリBP1〜BPnのSOC情報を取得し、配送エリア2における交通情報を取得し、配送車両T1〜Tnの現在位置情報、配送車両T1〜Tnの今後の配送先に関する情報、及び配送車両T1〜Tnの今後の配送経路情報を含む配送進捗情報を取得し、交通情報、及び配送進捗情報に基づいて、配送車両T1〜Tnが配送を予定する配送先における給電可能時間を取得し、SOC情報、交通情報、配送進捗情報、及び給電可能時間に基づいて、給電車両TPの運行スケジュールを補正する。
上記構成によれば、本実施形態に係る給電車両TPの運行管理システム1は、給電車両TPの導入により、配送エリア2における過剰な給電設備の設置が不要となる。これにより、システムの導入コストを低減することができる。また、配送車両T1〜Tnの配送中における電欠を防止し、配送における不具合を解消することができる。また、配送車両T1〜Tnの電欠を予め想定して給電車両TPを出動させればよいため、配送車両T1〜Tnに搭載されるバッテリBP1〜BPnの容量を低減することができる。結果として、配送車両T1〜Tnの車両価格を抑制しつつ、配送車両T1〜Tnの重量を低減することができる。また、導入コストの低減により、配送車両T1〜Tnの導入台数を増加しやすくなるため、本実施形態に係る運行管理システム1の普及を促進し、増産による車両価格の抑制を見込むことができる。
かくして、本実施形態に係る給電車両TPの運行管理システム1は、運行管理における充電時間の影響を低減しつつ、充電設備に対する設備投資を抑制することができる。
ここで、本実施形態に係る給電車両TPの運行管理システム1において、ネットワークNWを介して、運行管理装置10、給電車両TP、及び外部装置が相互に接続されている。処理部14は、ネットワークNWを介して接続される外部装置から、上記配送車両T1〜Tnの配送関連情報、給電実施可否情報、配送車両T1〜TnのSOC情報、交通情報、配送車両T1〜Tnの配送進捗情報を取得している。しかしながら、本実施形態に係る給電車両TPの運行管理システム1は、これに限定されない。例えば、本実施形態に係る給電車両TPの運行管理システム1において、ネットワークNWを介して、運行管理装置10、給電車両TP、配送車両T1〜Tn、店舗ST1〜STn、及び店舗SP1〜SPnを相互に接続し、上記外部装置が有する機能を給電車両TPの運行管理システム1に組み込んでもよい。具体的には、配送車両T1〜Tnの配送スケジュールを管理する配送管理システムのサーバ、及び所定の配送エリア2における交通情報を管理する交通管制システムのサーバが有する機能を給電車両TPの運行管理システム1に組み込んで、配送車両T1〜Tn、及び給電車両TPの運行管理を実行する統括的な運行管理システムとしてもよい。
また、本実施形態に係る給電車両TPの運行管理システム1において、一台の給電車両TPの運行スケジュールを作成している。しかしながら、本実施形態に係る給電車両TPの運行管理システム1は、これに限定されない。例えば、本実施形態に係る給電車両TPの運行管理システム1において、給電車両TPを複数用意して、複数の給電車両TPの運行スケジュールを作成してもよい。
また、本実施形態に係る給電車両TPの運行管理システム1において、配送関連情報、及び給電実施可否情報に基づいて、給電車両TPの運行スケジュールを作成している。しかしながら、本実施形態に係る給電車両TPの運行管理システム1は、これに限定されない。例えば、本実施形態に係る給電車両TPの運行管理システム1において、配送関連情報、及び給電実施可否情報に限らず、その他の情報に基づいて、給電車両TPの運行スケジュールを作成してもよい。具体的には、処理部14は、配送関連情報、及び給電実施可否情報の他に、配送車両T1〜TnのSOC情報、及び交通情報を取得し、取得した配送関連情報、給電実施可否情報、配送車両T1〜TnのSOC情報、及び交通情報に基づいて、給電車両TPの運行スケジュールを作成してもよい。
また、本実施形態に係る給電車両TPの運行管理システム1において、1つの事業所Oにおける給電車両TPの運行管理を実行している。しかしながら、本実施形態に係る給電車両TPの運行管理システム1は、これに限定されない。例えば、本実施形態に係る給電車両TPの運行管理システム1において、複数の事業所を含む広域での給電車両TPの運行管理を実行してもよい。
なお、本実施形態に係る給電車両TPの運行管理システム1において、給電車両TPは、処理部14による補正により、給電車両TPの運行スケジュールに事業所に一旦戻る工程が追加されているが、複数個所における給電作業を想定して、複数の給電用バッテリBPsを搭載しておいてもよい。
また、本実施形態に係る給電車両TPの運行管理システム1において、一例として、8:00〜10:00の時間帯における配送車両T1〜T3の配送スケジュール、及び給電車両の運行スケジュールを示しているが、他の時間帯における配送車両T1〜T3の配送スケジュール、及び給電車両TPの運行スケジュールにも適用可能である。
また、本実施形態に係る給電車両TPの運行管理システム1において、一例として、アイコン等の図形を用いたグラフィカルな配送車両T1〜T3の配送スケジュール、及び給電車両の運行スケジュールを示しているが、単に配送車両T1〜T3の配送スケジュール、及び給電車両TPの運行スケジュールを記載した文字の羅列であってもよい。
また、上記説明において用いた「所定のプロセッサ」という文言は、例えば、専用又は汎用のプロセッサ、を意味する。また、本実施形態の各構成要素(各処理部)は、単一のプロセッサに限らず、複数のプロセッサによって実現するようにしてもよい。さらに、複数の構成要素(複数の処理部)を、単一のプロセッサによって実現するようにしてもよい。
1 運行管理システム
2 配送エリア
10 運行管理装置
11 入力インタフェース部
12 通信インタフェース部
13 記憶部
14 処理部
15 データベース
16 ディスプレイ
17 バス
BP1〜BPn バッテリ
BPs 給電用バッテリ
NW ネットワーク
O 事業所
P1〜Pn 給電設備
SP1〜SPn 給電設備併設店舗
ST1〜STn 通常店舗
T1〜Tn 配送車両
TP 給電車両
2 配送エリア
10 運行管理装置
11 入力インタフェース部
12 通信インタフェース部
13 記憶部
14 処理部
15 データベース
16 ディスプレイ
17 バス
BP1〜BPn バッテリ
BPs 給電用バッテリ
NW ネットワーク
O 事業所
P1〜Pn 給電設備
SP1〜SPn 給電設備併設店舗
ST1〜STn 通常店舗
T1〜Tn 配送車両
TP 給電車両
Claims (1)
- バッテリから供給される電力により駆動するモータを駆動源とし、所定の配送エリアにおける配送を行うための配送車両に搭載された前記バッテリに対する給電を実施可能な給電車両の運行管理を実行する給電車両の運行管理システムであって、
前記配送車両の配送先に関する情報、及び前記配送車両の配送経路情報を含む配送関連情報を取得する配送関連情報取得部と、
前記配送先における給電実施可否情報を取得する給電実施可否情報取得部と、
前記配送関連情報、及び前記給電実施可否情報に基づいて、前記給電車両の運行スケジュールを作成する運行スケジュール作成部と、
前記配送車両に搭載された前記バッテリのSOC情報を取得するSOC情報取得部と、
前記配送エリアにおける交通情報を取得する交通情報取得部と、
前記配送車両の現在位置情報、前記配送車両の今後の配送先に関する情報、及び前記配送車両の今後の配送経路情報を含む配送進捗情報を取得する配送進捗情報取得部と、
前記交通情報、及び前記配送進捗情報に基づいて、前記配送車両が配送を予定する配送先における給電可能時間を取得する給電可能時間取得部と、
前記SOC情報、前記交通情報、前記配送進捗情報、及び前記給電可能時間に基づいて、前記運行スケジュールを補正する運行スケジュール補正部と、を含む、給電車両の運行管理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017246163A JP2019113998A (ja) | 2017-12-22 | 2017-12-22 | 給電車両の運行管理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017246163A JP2019113998A (ja) | 2017-12-22 | 2017-12-22 | 給電車両の運行管理システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2019113998A true JP2019113998A (ja) | 2019-07-11 |
Family
ID=67223689
Family Applications (1)
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Country | Link |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2017
- 2017-12-22 JP JP2017246163A patent/JP2019113998A/ja active Pending
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