JP2019113307A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫 Download PDF

Info

Publication number
JP2019113307A
JP2019113307A JP2019044947A JP2019044947A JP2019113307A JP 2019113307 A JP2019113307 A JP 2019113307A JP 2019044947 A JP2019044947 A JP 2019044947A JP 2019044947 A JP2019044947 A JP 2019044947A JP 2019113307 A JP2019113307 A JP 2019113307A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
vacuum heat
refrigerator
heat insulating
vacuum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019044947A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6979044B2 (ja
Inventor
雅秀 守谷
Masahide Moriya
雅秀 守谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Lifestyle Products and Services Corp
Original Assignee
Toshiba Lifestyle Products and Services Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from JP2015051962A external-priority patent/JP6498970B2/ja
Application filed by Toshiba Lifestyle Products and Services Corp filed Critical Toshiba Lifestyle Products and Services Corp
Priority to JP2019044947A priority Critical patent/JP6979044B2/ja
Publication of JP2019113307A publication Critical patent/JP2019113307A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6979044B2 publication Critical patent/JP6979044B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】冷蔵庫の外から衝撃を加えても断熱材の破損を防止することのできる冷蔵庫を提供する。【解決手段】実施形態の冷蔵庫は、温度帯の異なる領域を隔てる板材によって仕切られた複数の貯蔵スペースと、冷却器室と、を内部に有する冷蔵庫であって、前記板材に設けられ、ケースと前記ケースに収容される断熱材とを有する断熱体を備える。【選択図】図4

Description

この発明の実施形態は、冷蔵庫に関する。
従来、冷蔵庫では、省エネルギーと庫内有効スペース拡大のために断熱性能の高い真空断熱パネルが使用されている。
真空断熱パネルは、薄いアルミシートで保護されている。冷蔵庫の真空断熱パネルが取付けられている面の側板は、極めて薄い金属材料で形成されている。このため真空断熱パネルは、冷蔵庫輸送・搬送時、冷蔵庫使用時に0.4mm程度の厚みしかない冷蔵庫の側板に、凹みを与えるような衝撃を与えた場合、アルミシートが破けてしまうことがあった。真空断熱パネルの真空機能に損害があった場合は、断熱効果が損なわれるばかりか、真空断熱パネルが膨張してしまい冷蔵庫の側板が膨らんでしまう、という課題があった。
特開2007−283989号公報
この発明が解決しようとする課題は、冷蔵庫の外から衝撃を加えても断熱材の破損を防止することのできる断熱体を備えた冷蔵庫を提供することである。
実施形態の冷蔵庫は、温度帯の異なる領域を隔てる板材によって仕切られた複数の貯蔵スペースと、冷却器室と、を内部に有する冷蔵庫であって、前記板材に設けられ、ケースと前記ケースに収容される断熱材とを有する断熱体を備える。
前記断熱体は、前記貯蔵スペースのうち、第1の温度帯に制御される第1貯蔵スペースと、前記第1の温度帯より低い第2の温度帯に制御される第2貯蔵スペースと、を隔てる箇所に設けられる。
第1実施形態の真空断熱装置を備える冷蔵庫を示す図である。 冷蔵庫の扉を外した状態を示す図である。 図1の側断面を示す図である。 真空断熱部材の分解した斜視図である。 外箱から真空断熱部材を透視した状態を示す図である。 図5のA−B線の断面の状態を示す図である。 真空断熱装置の概略を示す断面図である。 第1の実施形態の真空断熱保護ケース取付状態を示す図である。 第2の実施形態について説明するための図である。 第3の実施形態について説明するための図である。 第4の実施形態について説明するための図である。 第5の実施形態について説明するための図である。 第6の実施形態について説明するための図である。 第7の実施形態について説明するための図である。 第8の実施形態について説明するための図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中、同一または同等の部分には同一の符号を付す。
(第1の実施形態)
図1は、第1実施形態の真空断熱装置を備える冷蔵庫を示す図である。図2は、冷蔵庫の扉を外した状態を示す図である。図3は、図1の側断面を示す図である。
冷蔵庫は、図1および図2に示すように、縦長箱状の冷蔵庫本体11の内部に、上部から順に、食材を貯蔵するための貯蔵室である冷蔵室13、製氷室14、上部冷凍室15および下部冷凍室16、および野菜室17が設けられている。
各室13〜17は、前面に開口を有している。冷蔵室13の開口は、いわゆる両開き式の左扉13aおよび右扉13bによって開閉される。左扉13aおよび右扉13bは、左端部の上下部がヒンジによって回動可能にそれぞれ支持されている。また、製氷室14、上部冷凍室15、下部冷凍室16および野菜室17は、引き出し式の扉14a,15a,16aおよび扉17aによって開閉自在に支持されている。
なお、製氷室14と上部冷凍室15は左右方向に並べて配置されており、それぞれに独立した扉14aと15aによって開閉されるが、室内が完全に独立しているわけではなく、製氷室14と上部冷凍室15との間では冷気が自由に行き来できる構成になっている。
図2、図3に示すように、冷蔵庫本体11の外箱12の左右側面12a,12b、上下面12c,12d、背面12eには、真空断熱パネル18が取付けられている。外箱12と内箱19との間には、間隙が形成されている。この間隙には、ポリウレタンフォームからなる発泡断熱材Rを充填することで、外箱12と内箱19との間に真空断熱パネル18が配設された状態で外箱12と内箱19が一体化されている。
さらに、上部仕切部20の上面の冷蔵室13内には、氷温室(チルド室またはパーシャル室)24が設置されている。氷温室24は、0℃〜−3℃の温度帯に設定されている。
扉14aの背面部には、しない貯氷容器が連結され、扉15a,16a,17aの背面部には、貯蔵容器15b,16b,17bがそれぞれ連結されている。
下部冷凍室16の背壁部には、冷蔵室用冷却器室25および冷凍室用冷却器室26が、前後2段に重なるように設けられている。そして冷蔵室用冷却器室25内には、冷蔵室13および野菜室17を冷却するための、冷蔵室用冷却器27および冷蔵用送風ファン28が設けられている。
冷蔵用送風ファン28が駆動されると、冷蔵室用冷却器27により生成された冷気が、冷蔵室用冷却器室25の上部から送風ダクト29を通して複数の吹出口から冷蔵室13内に供給されるとともに、野菜室17内に供給された後、冷蔵室用冷却器室25の下部に戻される循環が行われる。こうして、冷蔵室13および野菜室17内は、例えば3℃〜5℃の冷蔵温度帯に冷却される。
また、冷凍室用冷却器室26内には、下部冷凍室16および製氷室14を冷却するための、冷凍室用冷却器30および図示しない冷凍用送風ファンが設けられる。冷凍室用冷却器30には図示しない除霜用ヒータが添設されている。
そして、冷凍用送風ファンが駆動されると、冷凍室用冷却器30により生成された冷気が、冷凍室用冷却器室26の上部から送風ダクトを通して製氷室14と上部冷凍室15に、冷凍室用冷却器室26の下部から下部冷凍室16内にそれぞれ供給された後、冷凍室用冷却器室26の下部に戻される循環が行われる。こうして、製氷室14および下部冷凍室16内は、例えば−18℃以下の冷凍温度帯に冷却される。
冷蔵庫本体11の上端部背面側には、機械室5が設けられている。この機械室5内には、回転数を可変させることのできる圧縮機6および図示しない凝縮器、それらを冷却するための冷却ファンなどが配設されている。
さらに、冷蔵室用の扉13bの外表面には、図1に示すように、冷蔵庫本体11の運転状況を報知させる表示パネル31が取付けられている。表示パネル31は、冷蔵庫本体11の冷蔵庫や冷凍庫の運転状態を示す表示器、さらに、冷蔵庫本体11の庫内設定温度の強弱を表示する温度調整表示器32などが取付けられている。
真空断熱パネル18は、図4〜図6に示すように、浅い深さの樹脂製のケース41に収納され、収納された状態で樹脂製のカバー42を被せた真空断熱装置40の状態で取付けられている。図4は真空断熱装置40の分解した斜視図、図5は、外箱12の左側面12aから真空断熱装置40を透視した状態を示す図、図6は図5のA−B線の断面の状態を示す図である。
カバー42は、ケース41の内側面に、例えば圧入することで係合されている。真空断熱パネル18とカバー42との間には、ギャップ61が形成されている。ギャップ61は、真空断熱パネル18の厚みB、カバー42の厚みCを合わせた(B+C)よりも、ケース41の底面411から解放端412までの高さA(>B+C)を高くすることにより得ることができる。
真空断熱パネル18とカバー42とのばらつきを見るギャップ61は、真空断熱パネル18が真空断熱装置40に取付けた場合のばらつきを押させることで、製品ばらつきの解消を図ることができる。
なお、真空断熱パネル18は、ケース41の底面411側に取着する例を挙げたが、真空断熱パネル18をケース41側に取着してもよい。この場合のギャップ61は、真空断熱パネル18と底面411との間に形成される。
カバー42は、カバー42の端面に形成された図示しない爪によりケース41に取着するとした。カバー42は、例えば発泡スチロールのような柔らかく弾性のある材料を使用し、カバー42内に圧入して取着するようにしてもよい。この場合のカバー42は、自身の弾性力で取着できる。このため爪をカバー42に形成することや、この爪を係合する係合部をケース41に形成する必要はない。
真空断熱装置40は、発泡断熱材を発泡充填する前に取付けられている。そして発泡断熱材の原液を注入し、発泡断熱材Rを充填することで、真空断熱パネル18が配設された外箱12が実現する。真空断熱パネル18は、0.002W/mK程度の低い熱伝導率を保有し、高い断熱性能を備えることができる。
図7は、真空断熱パネル18の概略を示す断面図である。真空断熱パネル18は、径が数μm以下の極細のガラス繊維の綿状物であるグラスウールを、バインダーを使用せずにマット状に形成してコア材181としている。このコア材181は、アルミニウム箔と合成樹脂とのラミネートフィルムを製袋したガスバリア容器182に挿入している。ガスバリア容器182は、内部を0.03〜30Pa程度で真空排気し、開口をヒートシール183して閉塞することで、容器内部を真空減圧状態に保持している。なお、ガスバリア容器182には、コア材から発生するアウトガスや内部に侵入する透過ガスなどによる経時劣化を抑えて水分やガスを吸着するゲッター剤を封入している。
両開き式の左右扉13a,13b、引き出し式の扉14a,15a,16a,17aの内部には、例えばポリウレタンフォームのような発泡樹脂が充填されている。断熱効果を高めるために、これら扉13a,13b,14a,15a,16a,17aには、図示しない真空断熱パネルを配設されるようにしてもよい。扉13a,13b,14a,15a,16a,17aは、堅牢に作られているが、扉13a,13b,14a,15a,16a,17a内の真空断熱パネルも真空断熱装置40に収納してもよい。
図2、図3に示すように、冷蔵室13と製氷室14、上部冷凍室15の間には、これらの横方向を仕切る上部仕切部20が配置されている。製氷室14、上部冷凍室15と下部冷凍室16の間には、これらの横方向を仕切る中部仕切部21が配置されている。下部冷凍室16と野菜室17の間には、これらの横方向を仕切る下部仕切部22が配置されている。さらに、製氷室14と上部冷凍室15の間には、これらの縦方向を仕切る縦仕切部23が配置されている。
上部仕切部20、中部仕切部21、下部仕切部22、縦仕切部23は、例えば樹脂製で形成され、内部に発泡断熱材Rと真空断熱パネル18が配設されている。上部冷凍室15には、背面を仕切る背面仕切部201が設けられ、その内部にも発泡樹脂と真空断熱パネル18が配設されている。
図8は、真空断熱装置40を外箱12に取付ける第1取付けを示す図である。第1取付けは、真空断熱装置40が外箱12の左側面12aの庫内側に面に取付けられている。この状態での発泡断熱材Rは、真空断熱装置40と内箱19との間に充填されている。
ここで、左側面12aに外力が加わり左側面12aが破損したり、左側面12aの一部が冷蔵庫の内部側に突出したりした場合について考える。外力による左側面12aの破損部分や突出部分は、真空断熱装置40に伝わる。しかし、破損部分や突出部分は、真空断熱装置40で防御されて真空断熱パネル18に到達せずに真空断熱パネル18を破損から防止することができる。
このように、外箱12に外力が加わり、外箱12の破損部分や突出部分が冷蔵庫の内側に押された場合に、真空断熱パネル18の破損を防止することができる。これは、真空断熱パネル18が破損部分や突出部分に直接あたることを、真空断熱装置40のケース41(またはカバー42)が防ぐからである。
真空断熱パネル18は、ケース41に入れカバー42で塞ぎ真空断熱装置40として扱った。このことは、冷蔵庫の製造組み立て中における真空断熱パネル18の破損を防止することも意味する。真空断熱装置40に収納された状態の真空断熱パネル18は、扱い時に気を割かれることを減らすことができ、組み立て作業の効率化にも寄与する。
(第2の実施形態)
図9は、第2の実施形態について説明するための図である。図9は、真空断熱装置40を外箱12に取付ける第2取付けを示す。この実施形態では、真空断熱装置40を内箱19側に取付け、真空断熱装置40と左側面12aとの間に発泡断熱材Rが充填されている。
この場合の外力による左側面12aの破損部分や突出部分は、発泡断熱材Rに伝わる。この段階での破損部分や突出部分は、真空断熱装置40にも届かないことから真空断熱装置40内の真空断熱パネル18の十分な保護が可能となる。仮に破損部分や突出部分が真空断熱装置40に届いた場合、真空断熱パネル18までは真空断熱装置40のケース41またはカバー42があり、真空断熱パネル18が破損する段階に余裕がある。
この実施形態では、左側面12aの破損部分や突出部分に対して真空断熱装置40に至るまで発泡断熱材Rを介在することになり、真空断熱パネル18の破損に至るまでの可能性をより軽減することができる。
なお、第1および第2の実施形態では、冷蔵庫本体11の左側面12a内の真空断熱パネル18を、真空断熱装置40に例に挙げて説明した。真空断熱パネル18は、右側面12b、上下面12c,12d、背面12e内についても、同様に真空断熱装置40に収納したものを使用する。また、真空断熱装置40は、上部仕切部20、背面仕切部201、中部仕切部21、下部仕切部22、縦仕切部23内の真空断熱パネル18について同様に収納した状態で配設する。
(第3の実施形態)
図10は、第3の実施形態について説明するための図である。この実施形態は、冷蔵室13に面した氷温室24を構成する部品内の空洞に、発泡断熱材Rの充填とともに、真空断熱装置40を配設したものである。
氷温室24は、内部に空洞を備えた板材である、天板241、両側板242,243、背板244で構成されている。天板241、両側板242,243、背板244の空洞には、発泡断熱材Rを充填するとともに、真空断熱装置40が配設されている。なお、氷温室24用の底部は、上部仕切部20と兼用することができるが、上部仕切部20とは別に底板を設置し、この底板に真空断熱装置40を配設してもよい。氷温室24には、両側板242,243に設けた図示しないレールにより出し入れ可能な引出し式の貯蔵容器24aが取り付けられている。
氷温室24の温度帯は、例えば0℃〜−3℃である。冷蔵室13は、氷温室24の温度帯より高い例えば3℃〜5℃の冷蔵温度帯に冷却されている。したがって、氷温室24を真空断熱パネル18で断熱することによって保冷効果の向上を図ることができる。
ところで、冷蔵室13内の氷温室24の外部や内部は、容器入りの食品などの出し入れが頻繁に行われる。氷温室24の天板241、両側板242,243などは、樹脂製で形成されていることから天板241などが割れ、真空断熱パネル18が破損してしまう可能性がある。真空断熱パネル18は、真空断熱装置40内に収められた状態であることから、真空断熱パネル18の破損を防止することが可能となる。
(第4の実施形態)
図11は、第4の実施形態について説明するための図である。図11は、氷温室24の断面図を示す。この実施形態は、真空断熱装置40に収納された真空断熱パネル18を取り外し可能としたものである。
氷温室24の天板241の下側には、真空断熱装置40のケース41を収納した状態で発泡断熱材Rが充填された樹脂製の保護ケース111が取着されている。ケース41の開口から真空断熱パネル18が収納されている。そして、ケース41の開放部分は、カバー42で塞がれている。
真空断熱装置40を発泡断熱材Rに埋設させた状態の保護ケース111上には、氷温室24の取り外し可能な天板241が配設されている。天板241を外した場合の保護ケース111の表面には、真空断熱装置40のカバー42が現れる。カバー42を外すことにより真空断熱パネル18の交換が可能となる。
なお、真空断熱装置40のカバー42は、天板241と兼用することができる。この場合は、真空断熱装置40の構成部品の削減が可能となる。
ここでは、氷温室24の天板241の例を挙げたが、上部仕切部20、中部仕切部21、下部仕切部22、縦仕切部23の真空断熱装置40にも流用することができる。すなわち、外部から真空断熱装置40のカバー42を着脱可能に構成することで真空断熱パネル18の交換が可能となる。
また、左右側面12a,12b、上下面12c,12d、背面12eの真空断熱パネル18の交換が可能である。この場合の真空断熱装置40は、冷蔵室13、製氷室14、上部冷凍室15および下部冷凍室16、および野菜室17に対応した真空断熱装置40を用意する必要がある。
この実施形態では、冷蔵庫を出荷した後であっても、真空断熱パネル18の経年変化による断熱性能の低下を真空断熱パネル18の交換により回復させることが可能となる。
(第5の実施形態)
図12は、第5の実施形態について説明するための図である。この実施形態は、ケース41に真空断熱パネル18を収納した状態で、真空断熱パネル18とカバー42との間にクッション材としてソフトテープ121が設けられている。ソフトテープ121は、真空断熱パネル18とカバー42とのばらつきを吸収するためのものである。また、ソフトテープ121は、真空断熱パネル18の滑りを、止めたり抑えたりする滑り止め部材としての役割を果たす。
真空断熱パネル18の滑り止め部材としては、例えば接着剤でもよいし、クッション性を備えた両面あるいは片面接着テープでもよい。
ソフトテープ121は、真空断熱パネル18の厚みB、カバー42の厚みC、ソフトテープ121の厚みDを合わせた(B+C+D)よりも、ケース41の底面から解放端412までの高さAを低くする。これによりカバー42を取り付けた状態でケース41内部に隙間が発生することを抑制し、滑り止めとしての機能を備えることができる。
(第6の実施形態)
図13は、第6の実施形態について説明するための図である。この実施形態は、ケース41の側面に係合孔414を形成し、カバー42の側面に係合爪421を形成したものである。
係合爪421を係合孔414に係合した状態でのカバー42は、ケース41内に保持されている。係合爪421は、係合孔414に対して出入りする方向に遊嵌状態で係合されている。カバー42とケース41の底面411との間に真空断熱パネル18に配設した状態でのカバー42と底面411とのギャップ61には、ソフトテープ121が介在されている。
ソフトテープ121は、カバー42を押し上げる方向に作用する。カバー42は、係合爪421が係合孔414に係合されていることから、押し上がった状態を保持する。したがって、ソフトテープ121の弾性により真空断熱パネル18は、真空断熱装置40内での滑りを、止めたり抑えたりすることができる。
なお、第5および第6の実施形態において、真空断熱パネル18は、ケース41の底面に取着する例を挙げたが、真空断熱パネル18をケース41に取着してもよい。この場合のソフトテープ121は、真空断熱パネル18とケース41の底面との間に形成される。
(第7の実施形態)
図14は、第7の実施形態について説明するための図である。この実施形態は、ケース41の外側から内側に向けて所定の長さ突出したリブ413を形成したものである。リブ413は、対向するケース41の内側面との間に真空断熱パネル18を挟むような位置関係で形成されている。
リブ413は、真空断熱装置40内の真空断熱パネル18の滑りを、止めたり抑えたりすることができる。この場合は、リブ413をケース41と一体形成できることから、部品点数増なしに真空断熱パネル18の滑りを、止めたり抑えたりすることが可能となる。
(第8の実施形態)
図15は、第8の実施形態について説明するための図である。この実施形態は、真空断熱パネル18に細長い溝部184を形成し、ケース41の底面411に溝部184と係合する所定長のリブ413を一体形成したものである。
溝部184とリブ413を係合した状態でケース41に収納された真空断熱パネル18は、真空断熱装置40内での滑りを、止めたり抑えたりすることができる。この場合は、溝部184を真空断熱パネル18と一体形成することができることから、部品点数増なしに真空断熱パネル18の滑りを、止めたり抑えたりすることができる。
なお、溝部184は、凸部に換え、リブ413の突起を逆方向に換えてもよい。この場合、真空断熱装置40が左側面12aと直接接する場合は、左側面12aもリブ413とは逆向きの突起を逃げるため、外側に突起を形成する必要がある。真空断熱装置40と左側面12aとの間に発泡断熱材Rのある図9に示す場合は、発泡断熱材Rで外側への突起を吸収することで、左側面12aの形状を変更する必要はない。
リブ413は、ケース41の外側から見た場合には細長い溝形状となっている。リブ413は、真空断熱装置40の搬送時における持ち手としての利用が可能である。リブ413を持ち手とする場合のリブ413の形成位置は、真空断熱装置40の搬送に適した重量バランスを考慮して形成する。真空断熱装置40の持ち手の考え方は、リブ413を逆方向に突起させた形状の場合にも同様である。
上記の各実施形態では、カバー42は透明なガラス製であってもよい。この場合カバー42を介して真空断熱パネル18の状態の視認が可能となる。カバー42をガラスとした場合は、強化ガラスに飛散防止フィルムを貼り付けると、衝撃を受けやすい側を強度の向上とともに、安全性の向上を図ることができる。
また、カバー42に透孔を形成し、真空断熱装置40の外部から真空断熱パネル18の状態が視認できるようにしてもよい。カバー42は、フィルムであってもよい。この場合のフィルムの強度としては、少なくとも真空断熱パネル18のアルミニウム箔以上であればよい。
真空断熱パネル18を覆う被覆材に断熱性能を有する発泡断熱材としては、ウレタンの例を挙げたが、スチロールなどでもよい。
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11 冷蔵庫本体
111 保護ケース
12 外箱
12a 左側面
12b 右側面
12c 上面
12d 下面
12e 背面
121 ソフトテープ
61 ギャップ
18 真空断熱パネル
184 溝部
19 内箱
20 上部仕切部
21 中部仕切部
22 下部仕切部
23 縦仕切部
24 氷温室
241 天板
242,243 側板
244 背板
40 真空断熱装置
41 ケース
411 底面
412 解放端
413 リブ
414 係合孔
42 カバー
421 係合爪
R 発泡断熱材





Claims (6)

  1. 温度帯の異なる領域を隔てる板材によって仕切られた複数の貯蔵スペースと、冷却器室と、を内部に有する冷蔵庫であって、
    前記板材に設けられ、ケースと前記ケースに収容される断熱材とを有する断熱体を備える冷蔵庫。
  2. 前記断熱体は、前記貯蔵スペースのうち、第1の温度帯に制御される第1貯蔵スペースと、前記第1の温度帯より低い第2の温度帯に制御される第2貯蔵スペースと、を隔てる箇所に設けられる請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 前記断熱体は、前記貯蔵スペースの1つと前記冷却器室とを隔てる箇所に設けられる請求項1記載の冷蔵庫。
  4. 前記断熱体は、前記ケースに対する前記断熱材の移動を抑制する滑り止め部材を備える請求項1乃至3のいずれか一項記載の冷蔵庫。
  5. 前記ケースは、前記断熱材に当接して前記断熱材の移動を抑える凸部を有する請求項1乃至4のいずれか一項記載の冷蔵庫。
  6. 前記滑り止め部材は、前記ケースと前記断熱材との間に設けられた、弾性を有するソフトテープである請求項4記載の冷蔵庫。
JP2019044947A 2015-03-16 2019-03-12 冷蔵庫 Active JP6979044B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019044947A JP6979044B2 (ja) 2015-03-16 2019-03-12 冷蔵庫

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015051962A JP6498970B2 (ja) 2015-03-16 2015-03-16 冷蔵庫
JP2019044947A JP6979044B2 (ja) 2015-03-16 2019-03-12 冷蔵庫

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015051962A Division JP6498970B2 (ja) 2015-03-16 2015-03-16 冷蔵庫

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019113307A true JP2019113307A (ja) 2019-07-11
JP6979044B2 JP6979044B2 (ja) 2021-12-08

Family

ID=67222470

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019044947A Active JP6979044B2 (ja) 2015-03-16 2019-03-12 冷蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6979044B2 (ja)

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05164449A (ja) * 1991-12-12 1993-06-29 Matsushita Refrig Co Ltd 冷凍冷蔵庫
JPH06174315A (ja) * 1992-08-14 1994-06-24 Whirlpool Corp 可変速度圧縮器を備えた複数温度形蒸発冷凍装置
JP2004278835A (ja) * 2003-03-13 2004-10-07 Hino Motors Ltd 断熱パネル
JP2008116161A (ja) * 2006-11-07 2008-05-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 冷蔵庫
JP2011153721A (ja) * 2010-01-26 2011-08-11 Hitachi Appliances Inc 冷蔵庫
JP2011241988A (ja) * 2010-05-14 2011-12-01 Hitachi Appliances Inc 断熱箱体および冷蔵庫
JP2012242074A (ja) * 2011-05-24 2012-12-10 Mitsubishi Electric Corp 冷蔵庫
JP2014077489A (ja) * 2012-10-10 2014-05-01 Panasonic Corp 断熱パネルの製造方法および断熱パネル
JP2014219062A (ja) * 2013-05-09 2014-11-20 パナソニック株式会社 断熱パネル
JP2016173187A (ja) * 2015-03-16 2016-09-29 東芝ライフスタイル株式会社 真空断熱装置およびそれを備えた冷蔵庫

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05164449A (ja) * 1991-12-12 1993-06-29 Matsushita Refrig Co Ltd 冷凍冷蔵庫
JPH06174315A (ja) * 1992-08-14 1994-06-24 Whirlpool Corp 可変速度圧縮器を備えた複数温度形蒸発冷凍装置
JP2004278835A (ja) * 2003-03-13 2004-10-07 Hino Motors Ltd 断熱パネル
JP2008116161A (ja) * 2006-11-07 2008-05-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 冷蔵庫
JP2011153721A (ja) * 2010-01-26 2011-08-11 Hitachi Appliances Inc 冷蔵庫
JP2011241988A (ja) * 2010-05-14 2011-12-01 Hitachi Appliances Inc 断熱箱体および冷蔵庫
JP2012242074A (ja) * 2011-05-24 2012-12-10 Mitsubishi Electric Corp 冷蔵庫
JP2014077489A (ja) * 2012-10-10 2014-05-01 Panasonic Corp 断熱パネルの製造方法および断熱パネル
JP2014219062A (ja) * 2013-05-09 2014-11-20 パナソニック株式会社 断熱パネル
JP2016173187A (ja) * 2015-03-16 2016-09-29 東芝ライフスタイル株式会社 真空断熱装置およびそれを備えた冷蔵庫

Also Published As

Publication number Publication date
JP6979044B2 (ja) 2021-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6498970B2 (ja) 冷蔵庫
KR102222572B1 (ko) 냉장고
JP6166024B2 (ja) 冷蔵庫
JP5959225B2 (ja) 冷蔵庫
CN113348334B (zh) 冰箱
JP2015017736A (ja) 冷蔵庫
JP2006329482A (ja) 冷蔵庫
JP6448984B2 (ja) 冷蔵庫
JP6081064B2 (ja) 冷蔵庫
JP6979044B2 (ja) 冷蔵庫
JP2013204881A (ja) 冷蔵庫
JP2008128516A (ja) 冷蔵庫
JP2016205815A (ja) 冷蔵庫、冷蔵庫の扉の製造方法
JP6918462B2 (ja) 真空断熱材及び冷蔵庫
JP6345865B2 (ja) 冷蔵庫
JP6545249B2 (ja) 断熱箱体および断熱扉並びに冷蔵庫
WO2018163365A1 (ja) 冷蔵庫
JP6688339B2 (ja) 冷蔵庫
JP7038274B2 (ja) 冷蔵庫
JP2015059689A (ja) 冷蔵庫及び冷蔵庫の製造方法
JP6363234B2 (ja) 冷蔵庫
JP6972300B2 (ja) 断熱箱体
JP2019052815A (ja) 超低温保冷庫
JP6262906B2 (ja) 冷蔵庫
JP6515331B2 (ja) 冷蔵庫

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190312

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200402

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200616

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200915

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20200915

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20200928

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20200929

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20201016

C211 Notice of termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C211

Effective date: 20201020

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20201215

C13 Notice of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C13

Effective date: 20210330

C19 Decision taken to dismiss amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C19

Effective date: 20210413

C30A Notification sent

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C3012

Effective date: 20210413

C302 Record of communication

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C302

Effective date: 20210422

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210510

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20210525

C13 Notice of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C13

Effective date: 20210706

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210903

C23 Notice of termination of proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C23

Effective date: 20211005

C03 Trial/appeal decision taken

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C03

Effective date: 20211109

C30A Notification sent

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C3012

Effective date: 20211109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211112

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6979044

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150