JP2019113051A - 内燃機関の静電式オイルミストセパレータ - Google Patents

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勇太 市古
Yuta Ichiko
勇太 市古
尭史 辻村
Takashi Tsujimura
尭史 辻村
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Abstract

【課題】オイルミストの捕集効率を高めること。【解決手段】オイルミストセパレータ10は、互いに対向する正極板40及び負極板50と、電気絶縁材料により形成され、正極板40と負極板50との間に設けられたフィルタ60と、導入口24及び導出口25を有し、正極板40、負極板50、及びフィルタ60を収容するケース11と、正極板40と負極板50との間に電圧を印加する電圧発生装置70とを備えている。電圧発生装置70により正極板40と負極板50との間に電圧が印加されている状態においてブローバイガスを導入口24から正極板40と負極板50との間を介して導出口25に向けて流すことにより、当該ブローバイガスに含まれるオイルミストを静電吸着力により分離する。正極板40及び負極板50の双方は、フィルタ60に向けて突出する複数の突出部としての突条41,51をそれぞれ有している。【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関の静電式オイルミストセパレータに関する。
内燃機関には、クランク室内のブローバイガスを吸気通路に還流する還流通路が設けられている。こうした還流通路の途中には、ブローバイガスに含まれるオイルミストを分離するオイルミストセパレータが設けられている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に記載のオイルミストセパレータは、ブローバイガスの導入口及び導出口が設けられたケースと、ケースの内部に設けられた電気絶縁材料からなるフィルタと、フィルタを挟む複数の電極板とを備えている。電極板の間には、電圧発生装置によって数kVの電圧が印加される。
こうしたオイルミストセパレータでは、電圧の印加に伴ってフィルタが帯電するとともに、同フィルタを通過するブローバイガスに含まれるオイルミストが帯電する。そして、帯電したオイルミストが静電気力によってフィルタに吸着されることでブローバイガスから分離される。
特開2016−109039号公報
ところで、こうした静電式オイルミストセパレータにおいては、電極板の間に印加される電圧を高めることによって、オイルミストに作用する静電気力を大きくしてオイルミストの捕集効率を高めることができる。しかしながら、この場合には、消費電力が増大するという背反がある。
本発明の目的は、オイルミストの捕集効率を高めることのできる内燃機関の静電式オイルミストセパレータを提供することにある。
上記目的を達成するための内燃機関のオイルミストセパレータは、互いに対向する正極板及び負極板と、電気絶縁材料により形成され、前記正極板と前記負極板との間に設けられたフィルタと、導入口及び導出口を有し、前記正極板、前記負極板、及び前記フィルタを収容するケースと、前記正極板と前記負極板との間に電圧を印加する電圧発生装置と、を備え、前記電圧発生装置により前記正極板と前記負極板との間に電圧が印加されている状態においてブローバイガスを前記導入口から前記正極板と前記負極板との間を介して前記導出口に向けて流すことにより、当該ブローバイガスに含まれるオイルミストを静電吸着力により分離する。前記正極板及び前記負極板の少なくとも一方は、前記フィルタに向けて突出する複数の突出部を有している。
正極板と負極板との間に電圧が印加されると、電荷は正極板や負極板の周縁や突出部に多く存在することとなる。
上記構成によれば、正極板及び負極板の少なくとも一方に設けられた複数の突出部に電荷を集中させることができることから、複数の突出部を設けることによって電界強度の高い部位を増やすことができる。このため、正極板と負極板との間のうち各突出部において静電気力が局所的に高められることとなり、オイルミストが捕集されやすくなる。
本発明によれば、オイルミストの捕集効率を高めることができる。
内燃機関の静電式オイルミストセパレータの一実施形態について、ケースの一部を破断して示すオイルミストセパレータの斜視図。 図1の2−2線に沿った断面図。 同実施形態の負極板の斜視図。 変形例におけるオイルミストセパレータの断面図。 他の変形例における負極板の斜視図。 他の変形例における負極板の斜視図。
以下、図1〜図3を参照して、一実施形態について説明する。
図1及び図2に示すように、内燃機関のオイルミストセパレータ10は、導入口24及び導出口25を有するケース11と、ケース11の内部に収容されるとともに互いに対向配置された正極板40及び負極板50と、電気絶縁材料によって形成され、正極板40と負極板50との間に介設されたフィルタ60とを有している。本実施形態では、2枚の正極板40、2枚の負極板50、及び3つのフィルタ60が設けられているが、これら正極板40、負極板50、及びフィルタ60の数を適宜変更することができる。
次に、オイルミストセパレータ10の各構成部品について詳細に説明する。
<ケース11>
図1に示すように、ケース11は、上部開口23を有するケース本体20と、ケース本体20の上部に設けられ、上部開口23を塞ぐ長方形板状の蓋体30とを有している。ケース本体20及び蓋体30は共にポリブチレンテレフタレート(PBT)などの樹脂材料により形成されている。
以降において、図1の上下方向を上下方向Yとし、蓋体30の長手方向及び幅方向をそれぞれ長手方向Z及び幅方向Xとして説明する。
ケース本体20は、長方形状の上部開口23を取り囲む4つの側壁22と、上部開口23に対向する底壁21とを有している。
4つの側壁22のうち長手方向Zにおいて互いに対向する一対の側壁22の中央部には、筒状の導入口24及び導出口25がそれぞれ外側に向けて突設されている。
底壁21における導出口25を有する側壁22に近接した位置には、筒状のオイル排出口26が下方に向けて突設されている。
<正極板40>
図1及び図2に示すように、正極板40は、略長方形板状をなしている。
正極板40は、上下方向Y及び長手方向Zに沿って配置されている。
図2に示すように、正極板40には、フィルタ60に向けて突出するとともに上下方向Yに沿って延在する断面コ字状の複数の突条41が設けられている。複数の突条41は、長手方向Zにおいて互いに間隔をおいて並設されている。
正極板40は、導線を介して電圧発生装置70の正極側に電気的に接続されている。
<負極板50>
図1〜図3に示すように、負極板50は、略長方形板状をなしている。
負極板50は、上下方向Y及び長手方向Zに沿って配置されている。
図2及び図3に示すように、負極板50には、フィルタ60に向けて突出するとともに上下方向Yに沿って延在する複数の突条51が設けられている。複数の突条51は、長手方向Zにおいて互いに間隔をおいて並設されている。
図2に示すように、本実施形態の負極板50は、正極板40を幅方向Xにおいて反転させた形状を有している。負極板50は、導線を介して電圧発生装置70の負極側に電気的に接続されている。
正極板40及び負極板50は、ステンレス鋼板などの金属板材を曲げ成形することにより形成されている。
<フィルタ60>
図1及び図2に示すように、フィルタ60は不織布からなり、直方体形状をなしている。不織布は、電気絶縁材料であるポリエチレンテレフタレート(PET)の繊維により形成されている。なお、ポリエチレンテレフタレートなどの電気絶縁材料は、誘電分極が生じる誘電材料でもある。
次に、本実施形態の作用について説明する。
オイルミストセパレータ10においては、内燃機関の運転中、正極板40及び負極板50の間に例えば数kVの電圧が印加されている状態で、導入口24を通じてケース11内にブローバイガスが導入される。
ブローバイガスは、導入口24から導出口25に向けてケース11内を長手方向Zに沿って流れ、導出口25を通じてケース11の外部に導出される。
このとき、電圧の印加に伴ってフィルタ60が帯電するとともに、正極板40と負極板50との間を介して導出口25に向けて流れるブローバイガスに含まれるオイルミストが帯電する。そして、帯電したオイルミストが静電吸着力によってフィルタ60に吸着されて分離される。
ここで、正極板40と負極板50との間に電圧が印加されると、電荷は正極板40や負極板50の周縁や突条41,51に多く存在することとなる。
本実施形態によれば、正極板40及び負極板50の双方に設けられた複数の突条41,51に電荷を集中させることができることから、複数の突条41,51を設けることによって電界強度の高い部位を増やすことができる。このため、正極板40と負極板50との間のうち各突条41,51において静電気力が局所的に高められることとなり、オイルミストが捕集されやすくなる。
以上説明した本実施形態に係る内燃機関の静電式オイルミストセパレータによれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)正極板40及び負極板50の双方は、フィルタ60に向けて突出する複数の突出部としての突条41,51をそれぞれ有している。
こうした構成によれば、上述した作用を奏することから、オイルミストの捕集効率を高めることができる。
また、このように捕集効率を高めることができるため、印加電圧を抑えることができ、消費電力を節減することができる。
(2)複数の突条41,51が、長手方向Z(導入口24から導出口25に向かうブローバイガスの流れ方向)において互いに間隔をおいて設けられている。
こうした構成によれば、長手方向Z(ブローバイガスの流れ方向)において静電気力の局所的に高められた領域が複数形成される。このため、オイルミストを捕集する機会を増やすことができる。したがって、オイルミストの捕集効率を一層高めることができる。
(3)各突出部は、長手方向Z(ブローバイガスの流れ方向)において互いに間隔をおいて並設された突条41,51である。
こうした構成によれば、金属板材を曲げ加工することにより正極板40や負極板50を容易に形成することができる。
<変形例>
なお、上記実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。
・図4に示すように、各突条141,151が長手方向Zに沿って延在するように正極板140及び負極板150を配置することもできる。この場合、突条141(151)同士の間に形成される溝部よりもフィルタ60の圧力損失が小さくなるように不織布の通気度を設定すれば、ブローバイガスは相対的に圧力損失の低いフィルタ60を流れるようになり、溝部を流れることはほとんどない。
・図5に示すように、例えば負極板250の突条251を断面ヘ字状にすることもできる。また、こうした形状を正極板に対して適用することもできる。
・本発明に係る突出部は、突条に限定されない。例えば図6に示すように、円錐形状をなす突出部351を採用することもできる。また、同図に示すように、こうした突出部351を負極板350の全体にわたって設けることもできる。また、こうした形状を正極板に対して適用することもできる。
・正極板及び負極板のいずれか一方にのみ突出部を設けることもできる。
10…オイルミストセパレータ、11…ケース、20…ケース本体、21…底壁、22…側壁、23…上部開口、24…導入口、25…導出口、26…オイル排出口、30…蓋体、40,140…正極板、41,141…突条、50,150,250,350…負極板、51,151,251…突条、60…フィルタ、70…電圧発生装置、351…突出部。

Claims (5)

  1. 互いに対向する正極板及び負極板と、
    電気絶縁材料により形成され、前記正極板と前記負極板との間に設けられたフィルタと、
    導入口及び導出口を有し、前記正極板、前記負極板、及び前記フィルタを収容するケースと、
    前記正極板と前記負極板との間に電圧を印加する電圧発生装置と、を備え、
    前記電圧発生装置により前記正極板と前記負極板との間に電圧が印加されている状態においてブローバイガスを前記導入口から前記正極板と前記負極板との間を介して前記導出口に向けて流すことにより、当該ブローバイガスに含まれるオイルミストを静電吸着力により分離するオイルミストセパレータであって、
    前記正極板及び前記負極板の少なくとも一方は、前記フィルタに向けて突出する複数の突出部を有している、
    内燃機関の静電式オイルミストセパレータ。
  2. 前記正極板及び前記負極板の双方が複数の前記突出部をそれぞれ有している、
    請求項1に記載の内燃機関の静電式オイルミストセパレータ。
  3. 複数の前記突出部が、前記導入口から前記導出口に向かうブローバイガスの流れ方向において互いに間隔をおいて設けられている、
    請求項1または請求項2に記載の内燃機関の静電式オイルミストセパレータ。
  4. 前記突出部の各々は、前記流れ方向において互いに間隔をおいて並設された突条である、
    請求項3に記載の内燃機関の静電式オイルミストセパレータ。
  5. 前記突出部の各々は、前記正極板及び前記負極板の少なくとも一方の全体にわたって設けられている、
    請求項3に記載の内燃機関の静電式オイルミストセパレータ。
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