JP2019112230A - グラップル、荷役機械、およびフレキシブルコンテナの移載方法 - Google Patents

グラップル、荷役機械、およびフレキシブルコンテナの移載方法 Download PDF

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Abstract

【課題】フレキシブルコンテナバッグの狭い隙間へ挿入可能であり、かつ、変形しやすいフレキシブルコンテナバッグを確実に保持することができるグラップルを提供する。【解決手段】基端部において回転可能に軸支され、先端部でものを把持できるように構成された一対の把持部材16a,16bを有し、把持部材16a,16bのそれぞれの先端部は、対向する一対の板状の第一部材21a,21bと、第二部材22a,22bを有し、第一部材21a,21bにはそれぞれ、把持面側の少なくとも一部に弾性の板状の前記第二部材22a,22bが設けられ、第二部材22a,22bは、第一部材21a,21bの外周縁の少なくとも一部の外側に延出した形状を有する。【選択図】図1

Description

本願発明は、建設機械に使用するグラップル、荷役機械、およびフレキシブルコンテナの移載方法に関する。
建設現場において、主に地面を掘る建設機械としてバックホウと呼ばれるものが使用されている。バックホウは、屈伸するアームとアーム先端に取り付けられた揺動するショベルを有し、地面を掘ったり、物を仕分けたり、地面をならしたりする作業に使用される。バックホウは、地面を掘る機械としてだけでなく、アームの先端に取り付けられた吊りフックを利用して、荷役機械としても使用されている。バックホウを利用してフレキシブルコンテナバッグという袋(以下簡略にいう場合は「フレコンバッグ」という。)を吊り上げたり、積み替えたりすることがある。
フレコンバッグは、ポリプロピレン、ポリエチレン、ナイロン、綿や麻等からなる繊維で縦1.0m〜2.0m、幅1.0m〜1.5m程度の円筒又は四角柱状に形成した袋である。フレコンバッグは上部に開口部があり、不定型で大小様々なものあるいは土砂等を入れて移送するために使用される。フレコンバッグの中間部には2本または4本の吊り帯が備えられている。バックホウを荷役機械として使用するときは、ものを詰めたフレコンバッグの吊り帯をバックホウの吊りフックにかけ、バックホウのアームを持ち上げてフレコンバッグを吊り上げて移動させる。吊り帯の掛け外しには人員を配してこれを行う。
バックホウの中には、アーム先端のショベルをグラップルに付け替えられるものがある。グラップルとは、蟹ばさみのように回動する一対の爪(4本や5本の爪のものもある)を有する建設機械または荷役機械の先端装置である。グラップルは物を掴む機能を有し、林業の現場で木を運んだり、家屋の解体に使用したり、廃棄物の分別等に使用したりする。
グラップルはフレコンバッグを積み替えるときにも使用される。グラップルでフレコンバッグを積み替える場合は、吊り帯を使用せず、グラップルで直接フレコンバッグを掴み、横持ちして目的の場所に移動させる。この場合、グラップルでフレコンバッグを直接掴むため、吊り帯の掛け外しをするための人員を省略することができる。
特許文献1には、挟む動作を行う一対の把持部材を有し、各把持部材の先端部にはさらに該把持部材に対して回転可能な爪部を有し、多様な形態の把持対象物に対応して個別に把持することができるグラップルが記載されている。
特開2017−165566号公報
フレコンバッグに詰めるものは、例えば、可燃物、不燃物、建物の廃材、木質廃材、瓦礫、コンクリート塊、金属類、土砂、廃棄土砂、津波堆積物などがある。従来のグラップルによってフレコンバッグを直接掴むようにすると、フレコンバッグの内容物が不定型で大小様々であったり、流動性を有するものであったりするため、グラップルの爪部分が食い込み、フレコンバッグの一部に力がかかって破けることが多い。また、従来のグラップルの把持部材は外形が爪のような鋭い形状を有しているため、その一部がフレコンバッグの繊維に引っかかったりすることにより、フレコンバッグを破損させることがあった。
また、フレコンバッグを積み替えるときは、通常複数個のフレコンバッグを、間隔を詰めて配置し、積み上げて仮置きする。移動先でも同様にフレコンバッグを積み上げることが多い。このように複数のフレコンバッグを配置するときは、フレコンバッグ同士の間隔は5cm〜10cm程度であることが多い。このような配置状態でグラップルによって所定のフレコンバッグを掴むためには、グラップルの爪を対象のグラップルの両側に差し込む必要がある。
また、フレコンバッグ同士が密着していることもある。この場合は、フレコンバッグを揺れ動かして隙間を作った後、グラップルの爪を差し込む必要がある。
しかし、従来のグラップルは、爪部分に厚みがあり、かつ外形的に凹凸を有しているため、フレコンバッグの隙間に差し込むのが困難であった。無理に爪部分をフレコンバッグの間の隙間に差し込むようにすると、フレコンバッグを破損させることがあった。
本願発明は、上記の問題を鑑みてなされたものであり、フレコンバッグの狭い隙間へ挿入可能であり、かつ、変形しやすいフレコンバッグを確実に保持することができるグラップル等を提供することにある。
本願発明は、上述の課題の少なくともひとつを解決するものであり、その一態様であるグラップルは、
基端部において回転可能に軸支され、先端部でものを把持できるように構成された一対の把持部材を有するグラップルであって、
前記把持部材のそれぞれの先端部は、対向する一対の板状の第一部材と、第二部材とを有し、
前記第一部材にはそれぞれ、把持面側の少なくとも一部に弾性の板状の前記第二部材が設けられ、
前記第二部材は、前記第一部材の外周縁の少なくとも一部の外側に延出した形状を有する、ことを特徴とする。
前記第二部材は、前記第一部材の外周縁より外側に延出した形状を有するようにしてよい。
前記第二部材は、前記第一部材の把持面側の先端部に設けられているようにしてよい。
前記第二部材は、前記第一部材の基端部から先端部へ向かう長手方向と直交する幅方向の外周縁の両外側に延出した形状を有する、ようにしてよい。
前記第一部材の先端縁は、円柱棒にその母線に沿って接続している、ようにしてよい。
前記第二部材は、前記第一部材の外周縁より3cm〜5cm延出している、ようにしてよい。
前記第一部材は、基端部において、長手方向と直交する幅方向両端部が把持面側に折り曲げられた内側折部になっており、先端部において周縁部が把持面側の反対側に折り曲げられた外側折部になっている、ようにしてよい。
前記内側折部は、前記第一部材の面に対して5度〜25度の折曲げ角で把持面側に折り曲げられ、
前記外側折部は、前記第一部材の面に対して10度〜45度の折曲げ角で把持面の反対側に折り曲げられている、ようにしてよい。
前記第一部材は、基端部において、長手方向と直交する幅方向両端部が把持面側の反対側に折り曲げられた外側折部になっている、ようにしてよい。
前記外側折部は、前記第一部材の面に対して10度〜30度の折曲げ角で把持面側の反対側に折り曲げられている、ようにしてよい。
前記把持部材のそれぞれの先端部は、その上部及び下部において前記第一部材の中心部分から幅方向に概略三角形状に延出した、平面視で瓢箪形状になる部分を含む、ようにしてよい。
前記第二部材の把持面の中心部分には、さらに弾性の板状の第三部材が備えられている、ようにしてよい。
前記把持部材の先端部を撮像する撮像部と、撮像した画像を送信する送信部とを備える撮像装置を有している、ようにしてよい。
前記把持部材の先端部の把持圧力を検知する圧力センサーと前記圧力センサーが検知した圧力を出力する出力装置を備える、ようにしてよい。
本発明の一態様による荷役機械は、前記グラップルを備えることを特徴とするものである。
本発明の一態様によるフレキシブルコンテナバッグの移載方法は、
対向する一対の板状の第一部材と、該第一部材の把持面側に設けられ前記第一部材の外周縁の少なくとも一部の外側に延出した弾性の板状の第二部材と、を有する一対の把持部材を備えるグラップルにより、前記グラップルの先端の第一部材と第二部材の部分をフレキシブルコンテナバッグの両側に差し込む段階と、
前記グラップルの把持部材を回動させてフレキシブルコンテナバッグを挟んで把持する段階と、
前記グラップルによって把持したフレキシブルコンテナバッグを所定の位置まで移動させる段階と、
前記グラップルの前記把持部材を拡開させて把持したフレキシブルコンテナバッグを所定の位置に配置する段階と、
を有することを特徴とするものである。
本願発明によれば、フレキシブルコンテナバッグの狭い隙間にフレキシブルコンテナバッグを破損させずに挿入可能であり、かつ、変形しやすいフレキシブルコンテナバッグを確実に保持することができるグラップル等を提供することができる。
本願発明の一実施形態によるグラップルを取り付けたバックホウの全体図である。 本願発明の一実施形態によるグラップルの斜視図である。 本願発明の一実施形態によるグラップルから第二部材と第三部材を取り外した図である。 本願発明の一実施形態によるグラップルの第一部材の正面図(a)、平面図(b)、側面図(c)、矢印A−A方向に見た断面図(d)、矢印B−B方向に見た断面図(e)である。 本願発明の一実施形態によるグラップルの第二部材と第三部材の説明図である。 本願発明の一実施形態によるグラップルの正面図である。 本願発明の一実施形態によるグラップルの背面図である。 本願発明の一実施形態によるグラップルの右側面図である。 本願発明の一実施形態によるグラップルの左側面図である。 本願発明の一実施形態によるグラップルの平面図である。 本願発明の一実施形態によるグラップルの底面図である。 本願発明のグラップルによってフレコンバッグを掴んでいるところを示す説明図。 本願発明のグラップルの変形例を示す斜視図である。 本願発明の他の実施形態によるグラップルの斜視図である。 本願発明の他の実施形態によるグラップルの正面図である。 図15の矢印A−A方向に見た本願発明の他の実施形態による第二部材の正面図である。 本願発明の他の実施形態によるグラップルの背面図である。 本願発明の他の実施形態によるグラップルの側面図である。 本願発明の他の実施形態によるグラップルの側面図である。 本願発明の他の実施形態によるグラップルの平面図である。 本願発明の他の実施形態によるグラップルの底面図である。 本願発明の他の実施形態によるグラップルの変形例を示す斜視図である。
以下に本願発明の一実施形態によるグラップルを、図面を用いて説明する。
図1に示すように、バックホウ1は、車両と油圧駆動装置とアウトリガーを有する車体部2と、操縦席を有するキャビン3を有している。車両は、無限軌道を用いたものであってもよい。車体部2に、第一アーム4と、第二アーム5が接続されている。第一アーム4は第一油圧シリンダー6によって、アーム全体の上げ角を制御できるようになっている。第二アーム5は、第二油圧シリンダー7によって、第一アーム4に対して屈伸できるようになっている。第二アーム5の先端部にはピン8を介してグラップル9が回動可能に取り付けられている。グラップル9は、第三油圧シリンダー10とリンク機構11によって第一アーム4と第二アーム5の面内で手首のように角度を変えられるようになっている。グラップル9は、基台部12と把持部13からなり、基台部12と把持部13は円盤状の接続部14で接続されている。接続部14は回転可能であり、これによって把持部13は基台部12に対して回転可能になっている。把持部13は、ブラケット部材15を有し、一対の把持部材16a,16bがそれらの基端部においてピン17によってブラケット部材15に対して回転可能に接続されている。一対の開閉油圧シリンダー18a,18bがブラケット部材15と把持部材16a,16bの間に架け渡され、開閉油圧シリンダー18a,18bが伸縮することにより、把持部材16a,16bが開閉するように駆動される。
図2は、グラップル9を拡大して示している。図2に示すように、基台部12は、台座19と接続用フランジ20を有し、ボルト・ナットでグラップル9をアタッチメントとして付け替えられるようになっている。円盤状の接続部14は、グラップル9の把持部13を回転可能に支持している。
把持部材16a,16bの基端部はピン17で枢支され、その間の角度を変えるように回動することができる。把持部材16a,16bの先端部には、それぞれ剛性の全体として板状の第一部材21a,21bが固定されている(なお、図2において、第一部材21aは隠れているため図示していない)。第一部材21a,21bの対向する面が把持面側になっている。第一部材21a,21bの把持面側には、弾性の板状の第二部材22a,22bが固定されている。第二部材22a,22bの把持面側の中心部分にはさらに、弾性の板状の第三部材23a,23bが固定されている(図2において、第三部材23bは隠れているため図示していない)。
ここで、第一部材21a,21bと第二部材22a,22bと第三部材23a,23bについてさらに詳しく説明するため、第一部材21a,21bと第二部材22a,22bと第三部材23a,23bを図3,4と図5に分けて示す。図3は、グラップル9から第二部材22a,22bと第三部材23a,23bを取り除いた状態の斜視図を示している。
図4は、第一部材21a,21bの正面図(a),平面図(b),側面図(c),矢印A−A方向に見た断面図(d),矢印B−B方向に見た断面図(e)を示している。図5は第二部材22aと第三部材23a、または、第二部材22bと第三部材23bを示している。
第一部材21a,21bは、剛性の板状部材であり、鋼板によって形成することができる。第一部材21a,21bが鋼板からなる場合は、把持部材16a,16bに直接第一部材21a,21bを溶接することができる。図3,4に示すように、第一部材21a,21bの中心部分は上部板材40a,40bと下部板材41a,41bとからなり、概略矩形になっている。上部板材40a,40bは、把持部材16a,16bの先端部と一体的に形成されている。下部板材41a,41bは、上部板材40a,40bに対して、0度〜10度(本実施形態では5度)の角度で把持面側と反対側(外側)に折れ曲がって接続されている。
上部板材40a,40bの幅方向両端部は、略三角形状に延出した部分を含み、把持面側(内側)に折り曲げられ、内側折部24a,24bになっている。内側折部24a,24bは、第一部材21a,21bの上部板材40a,40bに対して、好ましくは5度〜25度、より好ましくは10度〜20度(本実施形態では15度)の折曲げ角で把持面側(内側)に折り曲げられている。
第一部材21a,21bの把持部材16a,16bの先端部側の周縁部は、略三角形状に延出した部分を含み、把持面側と反対側(外側)に折り曲げられた外側折部25a,25bになっている。
外側折部25a,25bは、三次元の曲面形状になっているが、図3,4に示すように、複数の三角形状等の鋼板を接合して形成することができる。
より詳細には、外側折部25a,25bは、側板42a,42bと第一隅板43a,43bと第二隅板44a,44bと先端板45a,45bとを有している。側板42a,42bは、第一部材21a,21bの下部板材41a,41bの幅方向両端部に接続され、下部板材41a,41bに対して好ましくは5度〜25度(本実施形態では15度)の角度で外側に折れ曲がっている。第一隅板43a,43bは、側板42a,42bに接続され、側板42a,42bに対して好ましくは5度〜25度(本実施形態では15度)の角度でさらに外側に折れ曲がっている。先端板45a,45bは、第一部材21a,21bの下部板材41a,41bの先端に接続され、下部板材41a,41bに対して好ましくは5度〜25度(本実施形態では15度)の角度で外側に折れ曲がっている。第二隅板44a,44bは、第一隅板43a,43bと先端板45a,45bの間を埋めるように、第一隅板43a,43bと先端板45a,45bに接続されている。
すなわち、外側折部25a,25bは、略三角形状に延出した部分(側板42a,42bと、第一隅板43a,43bと、第二隅板44a,44b)を含み、当該部分(当該部分の主要部である第一隅板43a,43b)は、下部板材41a、41bに対して、好ましくは10度〜45度、より好ましくは25度〜35度(本実施形態では30度)の折曲げ角で接続している。
第一部材21a,21bを平面視すると、内側折部24a,24bは、第一部材21a,21bの概略矩形の中心部分から幅方向に概略三角形状に延出している。また、外側折部25a,25bは、第一部材21a,21bの先端部側の周縁部に延在し、幅方向でみれば第一部材21a,21bの中心部分から幅方向に概略三角形状に延出している。内側折部24a,24bと外側折部25a,25bは、角が円弧の一部のように丸められている。このため、第一部材21a,21bは、平面視で瓢箪のような形状になっている。即ち、把持部材16a、16bは、それぞれ先端部に、平面視で瓢箪形状になる部分を含むといえる。
上記概略三角形状に延出している部分は、外側折部25a,25bや内側折部24a,24bのように折れ曲がっている場合に限られない。すなわち、折れ曲がりに関係なく、第一部材21a,21bの基端部は幅方向に概略三角形状に延出した部分を含み、先端部は幅方向に概略三角形状に延出した部分を含み、それらの延出部分を有することにより、第一部材21a,21bが平面視で瓢箪のような形状になっているようにすることができる。
第一部材21a,21bの必要な所には、第二部材22a,22bと第三部材23a,23bを固定するためのボルト孔26が形成されている。
図5は、第二部材22a,22bと第三部材23a,23bを示している。第二部材22a,22bと第三部材23a,23bはともに、弾性の板状部材であり、例えばゴム(天然ゴムなど)によって形成することができる。第二部材22a,22bは、平面視で瓢箪のような形状を有し、第一部材21a,21bの外周縁より、好ましくは3cm〜5cm延出している。第二部材22a,22bの周縁部には、鍔状の補強部材で補強された貫通孔27が設けられている。貫通孔27の補強部材の中心部分は、第二部材22a,22bの表面からボルトの頭が突出しないようにボルトの端部を収容する凹部に形成されている。
第三部材23a,23bは、フレコンバッグを把持したときに、もっとも力がかかる第二部材22a,22bの中心部分に設けられている。第三部材23a,23bは任意の形状で良いが、図5に示すように、下方が幅広くなっている台形形状にすることができる。本発明者は、第三部材23a,23bが、下辺が幅広くなっている台形形状であるときに、把持したものの滑落を防止でき、力を分散して柔らかく把持することができることを見いだしている。第三部材23a,23bの周縁部にも、鍔状の補強部材で補強された貫通孔28が設けられている。貫通孔28の補強部材の中心部分は、第三部材23a,23bの表面からボルトの頭が突出しないようにボルトの端部を収容する凹部に形成されている。
図6及び図7は、グラップル9の正面と背面の側面図を示している。図6,7に示すように、第一部材21a,21bの把持面側(内側)に第二部材22a,22bが固定され、第二部材22a,22bのさらに把持面側(内側)に第三部材23a,23bが固定されている。第一部材21a,21bの内側折部24a,24bは、把持面側(内側)に折れ曲がっているため、正面と背面から見えている。一方、外側折部25a,25bは、把持面の反対側に折れ曲がっているため、正面と背面からは見えず、第二部材22a,22bと第三部材23a,23bの一部が見えている。なお、図6,7により、開閉油圧シリンダー18a,18bが伸縮することにより、把持部材16a,16bがピン17を支点にして回動して開閉することが分かる。
図8,9は、グラップル9の右側と左側の側面図を示している。グラップル9の左右の側面図から分かるように、接続用フランジ20は傾斜し、アーム4,5を標準的な角度にしたときに、グラップル9が自然に下向きになるようになっている。図8,9に示すように、第一部材21a,21bと第二部材22a,22bがともに瓢箪形状を有し、高さ方向の中心部分がくびれている。このくびれ部分は、フレコンバッグを掴んだときに、フレコンバッグの変形を逃げさせるように機能する。また、圧力を受けてフレコンバッグの膨出した部分は、くびれ部分で支持されるようになっている。
図10,11はそれぞれ、グラップル9を上方と下方から見たところを示している。図10,11から明らかに分かるように、把持部材16a,16bの把持面は第二部材22a,22bと第三部材23a,23bに覆われ、クッション性を有し、フレコンバッグ等を傷つけないとともに、掴んだフレコンバッグ等の滑落を防止することができる。
特に、第三部材23a,23bは、段部を有して第二部材22a,22bから突出していることにより、突出した段部がフレコンバッグ等に係合して滑落を防止するのに寄与している。第三部材23a,23bが、下辺が大きい台形形状になっているときは、台形形状の両側辺もフレコンバッグと係合してフレコンバッグの滑落防止に寄与する。
第一部材21a,21bの内側折部24a,24bが、把持面側に折れ曲がっていることにより、第二部材22a,22bの対応する部分も把持面側に折れ曲がっている。また、第一部材21a,21bの外側折部25a,25bが、把持面の反対側に折れ曲がっていることにより、第二部材22a,22bの対応する部分も把持面の反対側に折れ曲がっている。
第一部材21a,21bの内側折部24a,24bと第二部材22a,22bの対応部分が把持面側に折れ曲がっていることにより、フレコンバッグ等を掴んだときに、これらの折れ曲がり部がフレコンバッグを包むように支持し、これによってフレコンバッグの回転を防止し、フレコンバッグの転落を防止することができる。
第一部材21a,21bの外側折部25a,25bと第二部材22a,22bの対応部分が把持面の反対側に折れ曲がっていることにより、フレコンバッグ等を掴んだときに、フレコンバッグの変形を逃がし、フレコンバッグの急激な変形を防止して破損を防止することができる。
また、図10,11に示すように、第一部材21a,21bの周縁から第二部材22a,22bが延出している。これにより、硬い部材の第一部材21a,21bの周縁部が柔らかい第二部材22a,22bによって覆われるようになり、グラップル9の先端部分を、間隔を詰めたフレコンバッグの間に差し込むときに、フレコンバッグを傷つけないようになっている。
図12に本実施形態のグラップルを用いてフレコンバッグを掴んでいるところを示す。フレコンバッグ29を掴む前に、バックホウ1はグラップル9の両把持部材16a,16bを開いて、第一部材21a,21b(第二部材22a,22bと第三部材23a,23bを含む)の部分(把持部材16a,16bの先端部分)をフレコンバッグ29の両側に差し込むようにする。図示しないが、フレコンバッグは通常間隔を詰めて複数個を幾段(2段〜5段程度)かに積み上げている。フレコンバッグ間の間隔は前述した通り、通常5cm〜10cm程度である。本実施形態によれば、把持部材16a,16bの先端の第一部材21a,21b(第二部材22a,22bと第三部材23a,23bを含む)は薄くなっているため、所定のフレコンバッグ29の両側に難なく挿入することができる。また、第一部材21a,21bの周縁部は延出した第二部材22a,22bを有し、フレコンバッグに当たる部分が柔らかいため、フレコンバッグを傷つけることがない。また、フレコンバッグ同士が密着している場合でも、二つの第一部材21a、21bのどちらか片側または、両方の面を密着させた状態で、その周縁部を用いてフレコンバッグの側面上部付近を斜め上面からの揺動作により、隙間を作り、把持部材16a、16bの先端を隙間に挿入することができる。
フレコンバッグ29を掴んだときは、すでに説明したように、第一部材21a,21bが平面視瓢箪形状を有していることにより、くびれ部分によってフレコンバッグの変形を逃がすとともにフレコンバッグを保持し、また、第二部材22a,22bと第三部材23a,23bがクッション性を有し、第三部材23a,23bが段部を有して突出していることにより、フレコンバッグの滑落を防止することができる。
第二部材22a,22bの内側折部24a,24bは、把持面側に折れ曲がってフレコンバッグを包むように保持し、回転によるフレコンバッグの転落を防止することができる。第二部材22a,22bの外側折部25a,25bは、圧力がかかったフレコンバッグの変形を緩やかに逃がし、急激な変形によるフレコンバッグの破損を防止することができる。
また、本実施形態は、グラップルの把持圧力を検出するセンサーを設けることができる。グラップルの把持圧力は、開閉油圧シリンダー18a,18bの油圧系統の圧力によって検知するようにすることができる。グラップルの把持圧力の情報は、図12に示すように、キャビン3の内部のモニター30に出力してもいいし、開閉油圧シリンダー18a,18bの油圧系統に接続された圧力計をキャビン3に設けるようにしてもよい。
この圧力センサー(図示せず)により、グラップルの把持圧力を知ることができ、フレコンバッグ29に過大な圧力を与えず、かつ、フレコンバッグ29の滑落を事前に防止することができる。
図13にグラップルの変形例を示す。なお、図13において図2と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略する。図13の変形例において、図2のグラップルと異なるのは、撮像装置31を有していることである。
撮像装置31は、グラップル9の先端部を撮像する撮像部と、撮像した画像をwi−fi(登録商標)などの無線手段または有線手段により送信する送信部とを備えている。撮像部は、好ましくはグラップル9の把持状態を撮影することができる位置と角度で取り付けられている。撮影した画像は送信部によって送信され、キャビン3のモニター30に出力することができる。そのため、モニター30は、無線信号を受信する受信装置を備えている。
撮像装置31を有していることにより、キャビン3を昇降させても見えないグラップル9の把持状態を見ることができ、正確で高効率の作業を行うことができる。
なお、図13において、撮像装置31は把持部材の片方にのみ設けた場合を示しているが、把持部材16a,16bの双方に設けるようにしてもよい。
次に、他の実施形態のグラップル50について以下に説明する。なお、上記実施形態と同様の構成については適宜説明を省略し、異なる構成について主に説明する。
図14は、他の実施形態のグラップル50の斜視図を示している。図15は、該グラップル50の正面図を示している。図16は、図15の矢印A−A方向に見たグラップル50の第二部材60aの正面図である。図17は、該グラップル50の背面図を示している。以下の説明では、図14−17を参照して説明する。
図14に示すように、グラップル50は、図示しないバックホウのアーム先端に取り付けるための接続用フランジ51を有している。接続用フランジ51の下部には、基台部52が接続されている。接続用フランジ51のボルト・ナットにより、グラップル50を付け替えられるようになっている。接続部53は、グラップル50の把持部54を360度回転可能に支持している。
把持部54は、把持部材55a,55bを有している。把持部材55a,55bの基端部はピン56で枢支されている。把持部材55a,55bは開閉油圧シリンダー57a,57bによって、ピン56を中心に回動し、その間の角度を変えるようになっている。
把持部材55a,55bの先端部には、第一部材58a,58bが固定されている。本実施形態の第一部材58a,58bは、複数の部材からなり、溶接され、全体として一つの板状部材になっている。
第一部材58a,58bの対向する面は把持面(把持面側)になっている。第一部材58a,58bの把持面側には、弾性の板状の第二部材60a,60bがボルト59で固定されている。一例として、第二部材60a、60bは、金型による射出成形の際に、第一部財58a、58bとボルト接合するための(薄)鉄板(鋼製板)を挿入して製作されたものである。すなわち、第二部材60a,60bは、ボルト59が溶接された鉄板をその内部に有する。第一部材58a、58bの孔にボルト59を貫通させ、第一部材58a、58bの外側(把持面の反対側)からナットで固定することにより、第一部材58aと第二部材60a、第一部材58b及び第二部材60bが、各々固定される。この固定方法は、耐久性やフレーム(第一部材58a、58b)との一体性において好ましい。この固定方法を用いると、ナットを取り外せば、容易に第一部材58a,58bから第二部材60a,60bを分離させることができ、第二部材60a,60bの交換が容易となる。
なお、第一部材58a,58bと第二部材60a,60bとは、接着剤で固定されてもよい。
第二部材60a,60bの成形方法は射出成形に限らず、板状の素材から削りだし(切り出し)て成形する方法もある。
第一部材58a,58b及び第二部材60a,60bとで、平面視において瓢箪形状になっている。即ち、把持部材55a,55bは、それぞれ先端部に、平面視で瓢箪形状になる部分を含むといえる。
第一部材58a,58bの先端縁は、円柱棒61a,61bに、それらの母線(円柱の母線)に沿って接続している。円柱棒61a,61bの両端部は、半球状になっているのが好ましい。
第一部材58a,58bが鋼板からなる場合、把持部材55a,55bに第一部材58a,58bを直接溶接することができる。
第一部材58a,58bは基端部から先端部へ向かう長手方向に延びた形状を有している。第一部材58a,58bの基端部は、幅方向両側に概略三角形状に延出した部分を有している。
第一部材58a,58bの基端部の幅方向両端部は、第一部材58a,58bの把持面側の反対側に折り曲げられ、外側折部62a,62bになっている。
外側折部62a,62bは、第一部材58a,58bの面(主面)に対して10度〜30度の折曲げ角で把持面側の反対側に折り曲げられている。
第一部材58a,58bの先端部は、好ましくは第一部材58a,58bの面(主面)に対して5度〜35度の折曲げ角で把持面の反対側に折り曲げられている。
第二部材60a,60bは、第一部材58a,58bの把持面側の先端部に設けられている。第二部材60a,60bは、弾性の板状部材であり、例えばゴム(天然ゴムなど)によって形成することができる。
第二部材60a,60bの平面視の形状は、図14と図16の双方を参照して分かるように、第一部材58a,58bの基端部から先端部へ向かう長手方向と直交する幅方向の外周縁の両外側に延出した形状を有している。
第一部材58a,58bの先端部が三次元的な曲面になっている場合は、第二部材60a,60bはそれに整合する三次元的な曲面になっている。
第二部材60a,60bの把持面側の表面には、図16に示すような幅方向の複数の凸条64a,64bが形成されている。凸条64a,64bは、フレコンバッグを把持したときの滑り止めになっている。
図14から分かるように、接続用フランジ51は、水平面からわずかに傾斜している。これにより、グラップル50をバックホウ等のアームに取り付けて、アームを標準的な角度に保持したときに、グラップル50が垂直に下向きになるようになっている。すなわち、接続用フランジ51が高くなっている側が、グラップル50の前面になっている。なお、以下の説明で、垂直または水平、上または下、前面または後面というときは、グラップル50の取付状態における垂直または水平、上または下、前面または後面をいうものとする。
把持部材55a,55bを枢支しているピン56の両端部は、一対の垂直なブラケット部材65,66に支持されている。ブラケット部材65,66は、上端部で互いに接続し、下端部でピン56の両端部を支持している。前面側のブラケット部材65には、一対の吊環67が取り付けられている。
吊環67は、グラップル50aを吊り上げるためのものである。グラップル50aをバックホウ等から取り外し、あるいは、バックホウ等に取り付ける時に、グラップル50aを吊った状態で、グラップル50aの姿勢を維持する必要がある。吊環67は、クレーン等でグラップル50aを吊り上げたときに、バランスを維持できる位置に設けられている。
また、この吊環67は、フレコンバッグの向きの移動に用いることもできる。たとえば、吊環67にワイヤーロープ等を通して、横たわっているフレコンバッグの吊り帯と締結し、グラップル50aを上方に引上げ移動させることにより、フレコンバッグを直立させる。そうすれば、その後にフレコンバッグを掴み、移動させる作業が容易となる。
図18はグラップル50をバックホウ等のアーム(不図示)に取り付けた状態で、バックホウ等のアームを右側に置いて見た側面図である。図19はグラップル50をバックホウ等のアーム(不図示)に取り付けた状態で、バックホウ等のアームを左側に置いて見た側面図である。図20はグラップル50の平面図である。図21はグラップル50の底面図である。
図18,19に示すように、基台部52の後面側の側壁には、ライト68が設けられている。ライト68はグラップル50の後面の上方から下向きに投光するようになっている。このため、フレコンバッグ等を把持する部分を照らし出すことができ、操作者からはよく見えるようになっている。
図18,19に示すように、第二部材60a,60bは、第一部材58a,58bの先端部において、幅方向に第一部材58a,58bの周縁部から延出している。また、第一部材58a,58bの先端縁は、円柱棒61a,61bに接続されている。このため、グラップル50の先端部分を、間隔を詰めたフレコンバッグの間に差し込むときに、フレコンバッグを傷つけないようになっている。
また、先端縁の円柱棒61a、61bは、地面との接触時の本体フレーム(第一部材58a,58b)及び把持面(第二部材60a,60b)の緩衝・保護機能も有している。
図22に変形例のグラップル50aを示す。図22において、図14と同一の部分について同一の符号を付して説明を省略する。
本変形例のグラップル50aは、撮像装置69を有している。
撮像装置69は、グラップル50aの先端部を撮像する撮像部と、撮像した画像をwi−fi(登録商標)などの無線手段または有線手段により送信する送信部とを備えている。撮像部は、好ましくはグラップル50aの把持状態を撮影することができる位置と角度で取り付けられている。撮影した画像は送信部によって、図12に示すようなキャビン3の内部のモニター30に出力することができる。
撮像装置69を有していることにより、操作者はグラップル50aの把持状態を見ることができ、正確で高効率の作業を行うことができる。
なお、図22において、撮像装置69は把持部材55a,55bの片方にのみ設けた場合を示しているが、把持部材55a,55bの双方に設けるようにしてもよい。
また、本実施形態のグラップル50aは、把持圧力を検出する圧力センサーを設けることができる。グラップル50aの把持圧力は、開閉油圧シリンダー57a,57bの油圧系統の圧力によって検知するようにすることもできる。グラップルの把持圧力の情報は、例えば図12に示すキャビン3の内部に設置されたモニター30または開閉油圧シリンダー57a,57bの油圧系統の圧力計に出力することができる。圧力センサーにより、グラップルの把持圧力を知ることができ、フレコンバッグに過大な圧力を与えず、かつ、フレコンバッグの滑落を事前に防止することができる。
上記の記載に基づいて、当業者であれば、本願発明の追加の効果や種々の変形を想到できるかもしれないが、本願発明の態様は、上述した実施形態に限定されるものではない。特許請求の範囲に規定された内容及びその均等物から導き出される本願発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更及び部分的削除が可能である。
1:バックホウ
2:車体部
3:キャビン
4:第一アーム
5:第二アーム
6:第一油圧シリンダー
7:第二油圧シリンダー
8、17、56:ピン
9、50:グラップル
10:第三油圧シリンダー
11:リンク機構
12、52:基台部
13、54:把持部
14、53:接続部
15、65,66:ブラケット部材
19:台座
20、51:接続用フランジ
26:ボルト孔
27、28:貫通孔
29:フレコンバッグ
30:モニター
31、69:撮像装置
59:ボルト
67:吊環
68:ライト
16a、16b、55a、55b:把持部材
18a、18b、57a、57b:開閉油圧シリンダー
21a、21b、58、58b:第一部材
22a、22b、60a、60b:第二部材
23a、23b:第三部材
24a、24b:内側折部
25a、25b:外側折部
40a、40b:上部板材
41a、41b:下部板材
42a、42b:側板
43a、43b:第一隅板
44a、44b:第二隅板
45a、45b:先端板
61a、61b:円柱棒
62a、62b:第一の外側折部
63a、63b:第二の外側折部
64a、64b:凸条

Claims (16)

  1. 基端部において回転可能に軸支され、先端部でものを把持できるように構成された一対の把持部材を有するグラップルであって、
    前記把持部材のそれぞれの先端部は、対向する一対の板状の第一部材と、第二部材とを有し、
    前記第一部材にはそれぞれ、把持面側の少なくとも一部に弾性の板状の前記第二部材が設けられ、
    前記第二部材は、前記第一部材の外周縁の少なくとも一部の外側に延出した形状を有する、ことを特徴とするグラップル。
  2. 請求項1に記載のグラップルであって、
    前記第二部材は、前記第一部材の外周縁より外側に延出した形状を有する、ことを特徴とするグラップル。
  3. 請求項1に記載のグラップルであって、
    前記第二部材は、前記第一部材の把持面側の先端部に設けられている、ことを特徴とするグラップル。
  4. 請求項3に記載のグラップルであって、
    前記第二部材は、前記第一部材の基端部から先端部へ向かう長手方向と直交する幅方向の外周縁の両外側に延出した形状を有する、ことを特徴とするグラップル。
  5. (第一部材の先端縁は円柱棒の母線に接続している)
    請求項1〜4のいずれか一項に記載のグラップルであって、
    前記第一部材の先端縁は、円柱棒にその母線に沿って接続している、ことを特徴とするグラップル。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のグラップルであって、
    前記第二部材は、前記第一部材の外周縁より3cm〜5cm延出している、ことを特徴とするグラップル。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載のグラップルであって、
    前記第一部材は、基端部において、長手方向と直交する幅方向両端部が把持面側に折り曲げられた内側折部になっており、先端部において周縁部が把持面側の反対側に折り曲げられた外側折部になっている、ことを特徴とするグラップル。
  8. 請求項7に記載のグラップルであって、
    前記内側折部は、前記第一部材の面に対して5度〜25度の折曲げ角で把持面側に折り曲げられ、
    前記外側折部は、前記第一部材の面に対して10度〜45度の折曲げ角で把持面の反対側に折り曲げられている、ことを特徴とするグラップル。
  9. 請求項1〜6のいずれか一項に記載のグラップルであって、
    前記第一部材は、基端部において、長手方向と直交する幅方向両端部が把持面側の反対側に折り曲げられた外側折部になっている、ことを特徴とするグラップル。
  10. 請求項9に記載のグラップルであって、
    前記外側折部は、前記第一部材の面に対して10度〜30度の折曲げ角で把持面側の反対側に折り曲げられている、ことを特徴とするグラップル。
  11. 請求項1〜請求項10のいずれかに記載のグラップルであって、
    前記把持部材のそれぞれの先端部は、その上部及び下部において前記第一部材の中心部分から幅方向に概略三角形状に延出した、平面視で瓢箪形状になる部分を含む、ことを特徴とするグラップル。
  12. 請求項1〜請求項11のいずれかに記載のグラップルであって、
    前記第二部材の把持面の中心部分には、さらに弾性の板状の第三部材が備えられている、ことを特徴とするグラップル。
  13. 請求項1〜請求項12のいずれかに記載のグラップルであって、
    前記把持部材の先端部を撮像する撮像部と、撮像した画像を送信する送信部とを備える撮像装置を有している、ことを特徴とするグラップル。
  14. 請求項1〜請求項13のいずれかに記載のグラップルであって、
    前記把持部材の先端部の把持圧力を検知する圧力センサーと前記圧力センサーが検知した圧力を出力する出力装置を備える、ことを特徴とするグラップル。
  15. 請求項1〜14のいずれか一項に記載のグラップルを備えることを特徴とする荷役機械。
  16. 対向する一対の板状の第一部材と、該第一部材の把持面側に設けられ前記第一部材の外周縁の少なくとも一部の外側に延出した弾性の板状の第二部材と、を有する一対の把持部材を備えるグラップルにより、前記グラップルの先端の第一部材と第二部材の部分をフレキシブルコンテナバッグの両側に差し込む段階と、
    前記グラップルの把持部材を回動させてフレキシブルコンテナバッグを挟んで把持する段階と、
    前記グラップルによって把持したフレキシブルコンテナバッグを所定の位置まで移動させる段階と、
    前記グラップルの前記把持部材を拡開させて把持したフレキシブルコンテナバッグを所定の位置に配置する段階と、
    を有することを特徴とするフレキシブルコンテナバッグの移載方法。
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