JP2019111868A5 - 継手および洗車機 - Google Patents

Description

本発明は、継手および洗車機に関するものである。

本発明の一目的は、第１軸と第２軸とをつなぐ継手であって、つなぎ（例えば交換）の作業性を確保することのできる技術を提供することにある。

本発明の一解決手段は、第１軸と第２軸とをつなぐ継手である。前記継手は、前記第１軸が外側で嵌められた状態で固定されるボス部と、軸孔を有し、前記第２軸が前記軸孔に挿入された状態で固定されるハブ部と、を備えている。ここで、前記継手において、前記ボス部と前記ハブ部とは一体に形成されてている。また、前記継手において、前記ボス部と前記ハブ部との間には切り込みが形成されている。また、前記継手において、前記ハブ部には前記軸孔からの径方向に割り溝が形成されている。

本発明の一解決手段によれば、つなぎの作業性を確保することができる。

軸孔４３にブラシ駆動軸３５を挿入し、クランプボルト孔４６にクランプボルト４７を装着してねじ込みを行うと、割り溝４５の溝幅が狭まって軸孔４３の径が縮小する。これにより軸孔４３の内周面がブラシ駆動軸３５の外周面に面接触して密着し、クランプハブ部とブラシ駆動軸３５とが締結される。そして、軸継手４０は、ブラシ軸１０の両端部に取り付けられてそれぞれ両端部においてブラシ駆動軸３５と締結され一体的に固定される。本発明によれば、洗車機本体側のブラシ駆動軸と洗浄ブラシのブラシ軸とを接続する軸継手を１つの部材で構成していることにより、複数の部材を組み付ける際に発生する可能性のある軸の偏心を極力防ぐことができる。また、ブラシ駆動軸と軸継手との固定はクランプハブ構造を用いて行っているため、万一、軸に偏心が生じて不自然な負荷が加わった場合にも、その負荷を受けてクランプハブ部に摩耗や滑りが発生し、ブラシ駆動軸と軸継手との固定が解けて空回りを起こすことでブラシ軸の破損事故を防ぐことができる。更に、ブラシ駆動軸をブラシ軸の一端から他端にわたって貫通させ、ブラシ駆動軸を中心にして上面洗浄ブラシを水平支持していることにより、不自然な負荷が加わった場合にもブラシにかかる負荷を軽減し、ブラシの破損事故に至るおそれを軽減することができる。

Claims (4)

1. 第１軸と第２軸とをつなぐ継手であって、
   前記第１軸が外側で嵌められた状態で固定されるボス部と、
   軸孔を有し、前記第２軸が前記軸孔に挿入された状態で固定されるハブ部と、を備え、
   前記ボス部と前記ハブ部とは一体に形成されており、
   前記ボス部と前記ハブ部との間には切り込みが形成されており、
   前記ハブ部には前記軸孔からの径方向に割り溝が形成されている、
   ことを特徴とする継手。
2. 前記第１軸を固定するボルト用の第１孔が、前記ボス部の外周面に形成されており、
   前記第２軸を固定するボルト用の第２孔が、前記ハブ部の割り溝に直交する方向に形成されている、
   請求項１記載の継手。
3. 前記ボス部と前記ハブ部との間にはフランジが形成されており、
   前記フランジが前記ボス部側にあり、前記切り込みが前記ハブ部側にある、
   請求項１または２記載の継手。
4. 請求項１〜３のいずれか一項に記載の継手と、洗浄ブラシと、前記ブラシを回転駆動させるモータと、を備える洗車機であって、
   前記第１軸が前記洗浄ブラシのブラシ軸であり、
   前記第２軸が前記モータ側の駆動軸である、
   ことを特徴とする洗車機。