JP2019111546A - 押出複合材及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】粉末冶金法により得られる複合材と同等以上の優れた性能を有する押出複合材及びこの押出複合材を安価に作製することができる押出複合材の製造方法を提供する。【解決手段】金属マトリクス2となるマトリクス塊20にマンドレル41を挿入し、マトリクス塊20と、分散質3となる分散予定材30とが接触した状態でマンドレル41を回転させる。そして、マンドレル41の回転によってマトリクス塊20を塑性流動させ、分散予定材30をマトリクス塊20中に分散させる。その後、分散予定材30が分散したマトリクス塊20をダイス44から押し出すことにより、金属マトリクスと、金属マトリクス中に分散した分散質とを有する押出複合材を作製することができる。【選択図】図2

Description

本発明は、押出複合材及びその製造方法に関する。
金属マトリクスと、金属マトリクス中に分散した分散質とを備えた複合材は、分散質の含有量や存在形態に応じて様々な性質を示す。例えば、Al(アルミニウム)マトリクス中に8質量%程度のFe(鉄)が分散されたFe分散アルミニウムは、優れた耐熱性を示す。また、Alマトリクス中に15質量%程度のSi(シリコン)が分散されたSi分散アルミニウムは、優れた耐摩耗性を示す。また、Cu(銅)マトリクス中にアルミナが分散されたアルミナ分散強化銅は、耐熱性及び耐溶着性に優れており、抵抗スポット溶接を行うための電極として好適である。
このような複合材を作製する方法としては、分散質を含む金属マトリクスの溶湯から鋳塊を作製する溶製法と呼ばれる方法が知られている。しかし、溶製法は、金属マトリクス中に分散可能な分散質の量や分散質の存在形態等に制限があり、所望の特性を備えた複合材を作製することができない場合がある。そこで、溶製法に比べて幅広い範囲から金属マトリクス中に分散可能な分散質の量や存在形態を選択することが可能な、粉末冶金法と呼ばれる方法が採用されることがある(非特許文献1)。
渋江和久、「急冷凝固アルミニウム合金」、軽金属、社団法人軽金属学会、1989年、第39巻、第11号、p.850−862
粉末冶金法では、金属マトリクスの粉末と分散質の粉末とを別々に準備し、これらを混合するため、金属マトリクス中に分散可能な分散質の材質や量、存在形態を自由に選択することができる。それ故、溶製法に比べて複合材の性能を容易に向上させることができる。
しかし、粉末冶金法に用いる金属マトリクス及び分散質の粉末は、アトマイズ法によって作製する必要がある。アトマイズ法は、粉末の収率を高めることが難しい。そのため、粉末冶金法は、溶製法に比べて材料コストが増大しやすい。
また、粉末冶金法においては、金属マトリクスと分散質との混合粉末を混合した後、ホットプレスや押出等の方法によって圧粉体を形成し、更に、鍛造や押出、圧延等の加工を施して焼結体内部の空隙を押し潰す必要がある。そのため、粉末冶金法は、溶製法に比べて工程数が多くなり、製造コストが増大しやすい。
このように、粉末冶金法により作製された複合材は、溶製法により作製された複合材に比べて優れた性能を有する一方で、材料コストや製造コストの増大を招きやすい。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、粉末冶金法により得られる複合材と同等以上の優れた性能を有する押出複合材及びこの押出複合材を安価に製造することができる押出複合材の製造方法を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、金属マトリクスと、前記金属マトリクス中に分散した分散質とを有する押出複合材の製造方法であって、
前記金属マトリクスとなるマトリクス塊にマンドレルを挿入し、
前記マトリクス塊と、前記分散質となる分散予定材とが接触した状態で前記マンドレルを回転させて前記マトリクス塊を塑性流動させることにより、前記分散予定材を前記マトリクス塊中に分散させ、
前記マトリクス塊をダイスから押し出して前記押出複合材を作製する、
押出複合材の製造方法にある。
前記押出複合材の製造方法は、マンドレルの回転によってマトリクス塊を機械的に攪拌することにより、マトリクス塊中に分散予定材を分散させることができる。マトリクス塊としては、例えば、溶製法によって作製された鋳塊等を使用することができるため、比較的高価な金属マトリクスの粉末の使用を回避することができる。また、前記製造方法によれば、マトリクス塊の塑性流動に分散予定材を巻き込む際に、分散予定材を機械的に破砕することができる。それ故、分散予定材として、アトマイズ法により作製された粉末に限らず、板材や棒材、箔材等の種々の形態の分散予定材を使用することができる。
このように、前記製造方法においては、アトマイズ法によって作成された金属マトリクス等の粉末に比べて格段に安価なマトリクス塊等を使用することができる。それ故、前記製造方法は、従来の粉末冶金法に比べて材料コストを低減することができる。
また、前記製造方法では、マンドレルの回転によって分散予定材をマトリクス塊中に分散させた後にダイスからマトリクス塊を押し出すことにより押出複合材を作製することができる。それ故、粉末冶金法に比べて工程数を削減し、製造コストを低減することができる。
従って、前記製造方法によれば、粉末冶金法に比べて材料コスト及び製造コストを低減し、押出複合材を安価に作製することができる。
また、前記製造方法は、マトリクス塊と分散予定材とを機械的に攪拌することによってマトリクス塊中に分散予定材を分散させることができるため、金属マトリクス中の分散質の材質や量、存在形態を自由に選択することができる。更に、前記製造方法においては、マトリクス塊と分散予定材とを機械的に攪拌する際に分散予定材を破砕することにより、分散予定材を微細化する効果を期待することができる。それ故、前記製造方法は、従来の粉末冶金法による複合材に比べて微細な分散質を含む押出複合材を作製することができる。
これらの結果、前記製造方法によれば、粉末冶金法により得られる複合材と同等以上の優れた性能を有する押出複合材を作製することができる。
以上のように、前記製造方法によれば、優れた性能を有する押出複合材を安価に作製することができる。
実施例1の押出複合材の製造方法において、マンドレルを分散予定材に押し付けた状態を示す一部断面図である。 実施例1の押出複合材の製造方法において、マトリクス塊を攪拌しながらマンドレルを前方へ移動させている状態を示す一部断面図である。 実施例1の押出複合材の製造方法において、攪拌が完了したマトリクス塊の押出を行っている状態を示す一部断面図である。 実施例2の押出複合材の製造方法において、分散予定材としてのCu酸化物の皮膜を備えたマトリクス塊にマンドレルを押し付けた状態を示す一部断面図である。 実施例3の押出複合材の製造方法において、分散予定材をマトリクス塊内に供給しながら攪拌している状態を示す一部断面図である。 実施例3の押出複合材の製造方法において、マトリクス塊の攪拌と押出とを並行して行っている状態を示す一部断面図である。押出複合材の製造方法の要部を示す一部断面図である。
前記押出複合材の製造方法において、金属マトリクスとなるマトリクス塊としては、例えば、溶製法によって作製された鋳塊やビレット等を使用することができる。マトリクス塊の材質は特に限定されないが、マトリクス塊は、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金等から構成されていてもよい。
分散質となる分散予定材は、例えば、板材、箔材、棒材、線材、粒状体、粉末などの種々の形態をとり得る。また、例えば、マトリクス塊の外表面を酸化させて予めマトリクス塊の酸化物を形成し、この酸化物を分散予定材とすることもできる。
分散予定材の配置は、マトリクス塊の塑性流動に巻き込み、分散予定材をマトリクス塊中に分散させることが可能であれば、特に限定されることはない。例えば、分散予定材をマトリクス塊の外表面に配置した状態でマトリクス塊を攪拌してもよいし、マトリクス塊に予め設けた穴の内部に分散予定材を配置した状態でマトリクス塊を攪拌してもよい。更に、マンドレルの回転とともにマンドレルから分散予定材を供給するなどの方法により、分散予定材を供給しながらマトリクス塊の攪拌を行うことも可能である。
分散予定材の材質は特に限定されないが、分散予定材は、例えば、Si(シリコン)、Fe(鉄)、Cr(クロム)、Zr(ジルコニウム)、P(リン)等の単体、金属酸化物、金属炭化物、金属窒化物等のセラミクスから構成されていてもよい。
前記製造方法においては、まず、マトリクス塊にマンドレルを挿入する。この時のマトリクス塊の温度は、室温であってもよいし、予熱を行うことにより室温よりも高い温度としてもよい。また、マンドレルとしては、例えば、摩擦攪拌接合用のツール等を使用することができる。
マトリクス塊にマンドレルを挿入した後、マトリクス塊と分散予定材とが接触した状態でマンドレルを回転させてマトリクス塊を塑性流動させる。このとき、分散予定材が粉末の場合には、マトリクス塊の塑性流動に分散予定材を巻き込むことにより、分散予定材をマトリクス塊中に分散させることができる。また、分散予定材が粉末以外、つまり、板材等の場合には、このマトリクス塊の塑性流動に分散予定材を巻き込むことにより、分散予定材を破砕して粒子状にすることができる。それ故、この場合においても、分散予定材をマトリクス塊中に分散させることができる。
マトリクス塊において塑性流動が生じる範囲は、例えば、マトリクス塊の肉厚、つまりマンドレルの径方向におけるマトリクス塊の厚みやマンドレルの回転数、マンドレルの形状等によって制御することができる。例えば、マトリクス塊の肉厚が比較的薄い場合には、マンドレルの回転によってマトリクス塊全体を塑性流動させることができる。この場合には、マトリクス塊全体に分散予定材を分散させることができる。その結果、分散質が金属マトリクス全体に分散した押出複合材を得ることができる。
また、例えば、マンドレルの肉厚が比較的厚い場合には、マンドレルの回転によってマトリクス塊におけるマンドレルの周囲のみを塑性流動させることができる。この場合には、マトリクス塊の外表面に金属マトリクスからなる外皮部を形成するとともに、金属マトリクスと金属マトリクス中に分散した分散質とを備えた複合材部を外皮部の内側に形成することができる。その結果、分散質を有しない外皮部と、分散質を有する複合材部とを備えた2層構造の押出複合材を得ることができる。
前述したように、マンドレルの周囲のみを塑性流動させることによって得られる2層構造の押出複合材は、外皮部と複合材部とが一体的に形成されている。そのため、押出複合材に鍛造や曲げ加工、プレス加工等の成形加工を施す際に、複合材部からの外皮部の剥離を効果的に抑制することができる。
そして、マンドレルの回転によって分散予定材をマトリクス塊中に分散させた後、マトリクス塊をダイスから押し出すことにより押出複合材を作製することができる。マトリクス塊の押出は、マトリクス塊の攪拌と並行して行ってもよいし、マトリクス塊の攪拌が完了した後に行ってもよい。
以上により得られた押出複合材は、そのまま使用してもよいし、更に切断や鍛造、曲げ加工、プレス加工、切削等の成形加工を適宜施し、所望の形状に成形することもできる。
前記製造方法によれば、金属マトリクスと分散質との組み合わせを自由に選択することができる。例えば、マトリクス塊としてアルミニウムまたはアルミニウム合金を採用し、分散予定材としてFeまたはFe合金を採用した場合には、押出複合材として、優れた耐熱性を有するFe分散アルミニウムを作製することができる。また、マトリクス塊としてアルミニウムまたはアルミニウム合金を採用し、分散予定材としてSiまたはSi合金を採用した場合には、押出複合材として、優れた耐摩耗性を示すSi分散アルミニウムを作製することができる。
また、マトリクス塊としてAl:0.05〜1.2質量%を含むCu基合金を採用し、分散予定材としてCu酸化物を採用してもよい。この場合には、金属マトリクスとしてのCu基合金中に分散質としてのCu酸化物が分散した押出複合材を作製することができる。
このようにして得られた押出複合材は、アルミナ分散強化銅のプリフォームとして使用することができる。即ち、この押出複合材を700〜1050℃に加熱することにより、Cu酸化物中の酸素を金属マトリクスに拡散させ、金属マトリクス中のAlを内部酸化させることができる。その結果、Cu基合金中にアルミナが分散したアルミナ分散強化銅を得ることができる。
前記の方法によりアルミナ分散強化銅のプリフォームを作製する場合、Cu酸化物の質量は、マトリクス塊中のAlの質量の3.5〜9.5倍であることが好ましい。この場合には、マトリクス塊中のAl量とCu酸化物中の酸素の量とのバランスを適正な範囲にし、内部酸化の際に金属マトリクスの酸化を抑制しつつAlを十分に酸化させることができる。その結果、アルミナ分散強化銅の耐熱性及び耐溶着性をより向上させることができる。
前述したようにプリフォームを内部酸化することによって得られたアルミナ分散強化銅は、例えば、Al:0.30質量%以下を含むCu基合金からなる金属マトリクスと、金属マトリクス中に分散された0.050〜2.0質量%のアルミナからなる分散質と、を含む押出複合材である。また、プリフォームの構造を金属マトリクスからなる外皮部と外皮部の内側に配置された複合材部との2層構造とすることにより、内部酸化後の押出複合材を、アルミナ分散強化銅からなる複合材部と、Cu基合金からなり複合材部を覆う外皮部とを備えた2層構造とすることもできる。
プリフォームの内部酸化によって得られたアルミナ分散強化銅は、分散質としてのアルミナを容易に微細化することができる。そのため、アルミナ分散強化銅の耐熱性、耐溶着性等の性能をより向上させることができる。かかる方法により得られたアルミナ分散強化銅は、例えば、抵抗スポット溶接用の電極や、電子機器のリード線の素材として好適である。
(実施例1)
前記押出複合材の製造方法の実施例を、図1〜図3を用いて説明する。本例の製造方法においては、図1及び図2に示すように、金属マトリクス2となるマトリクス塊20にマンドレル41を挿入し、マトリクス塊20と、分散質3となる分散予定材30とが接触した状態でマンドレル41を回転させる(矢印410)。そして、マンドレル41の回転によってマトリクス塊20を塑性流動させ、分散予定材30をマトリクス塊20中に分散させる。その後、図3に示すように、マトリクス塊20をダイス44から押し出すことにより、金属マトリクス2と、金属マトリクス2中に分散した分散質3とを有する押出複合材1を作製することができる。
以下、本例の製造方法をより詳細に説明する。本例のマトリクス塊20は、純アルミニウムからなり、直径90mm、長さ150mmの円柱状を呈するビレットである。マトリクス塊20は、溶製法によって直径95mm、長さ180mmの円柱状を呈する鋳塊を溶製法により作製した後、鋳塊の表面を面削することにより作製した。また、本例の分散予定材30は、Feからなる厚さ1mm、直径90mmの円板である。
本例において押出複合材1の作製に使用した熱間押出機4の要部を図1に示す。熱間押出機4は、マトリクス塊20を攪拌するためのマンドレル41と、マトリクス塊20を押し出すためのステム42と、マトリクス塊20及び分散予定材30を保持するためのコンテナ43と、マトリクス塊20が押し出される開口部441を備えたダイス44と、を有している。
マンドレル41及びステム42はコンテナ43の後方に配置されており、それぞれ、ダイス44側へ移動可能に構成されている。本例のマンドレル41の直径は30mmであり、マンドレル41の外表面にはマトリクス塊20を攪拌するためのらせん溝(図示略)が設けられている。また、ダイス44は、コンテナ43の前方に配置されている。本例のダイス44は、直径25mmの円形を呈する開口部441を有している。
本例の製造方法では、まず、マトリクス塊20を窒素雰囲気中で700℃の温度に2時間保持して予熱を行った後、熱間押出機4のコンテナ43内に挿入した。次いで、分散予定材30をマトリクス塊20の後方の端面201上に配置した。図1に示すように、マンドレル41を前方に移動させ、その先端411を分散予定材30に押し付けた。
マンドレル41の先端411を分散予定材30に接触させた後、矢印410に示すようにマンドレル41を回転させながら更に前方に押し込むことにより、図2に示すようにマトリクス塊20の内部までマンドレル41の先端411を挿入した。なお、マンドレル41の回転速度は、例えば500〜5000rpmの範囲内から適宜設定することができる。本例のマンドレルの回転速度は1500rpmとした。
本例においては、マンドレル41の回転によってマトリクス塊20全体が攪拌され、塑性流動が生じた。このとき、分散予定材30がマンドレル41の回転及びマトリクス塊20の塑性流動によって破砕され、分散予定材30の粒子300が形成された。以上の結果、マンドレル41の前進に伴って、マトリクス塊20中に分散予定材30の粒子300が分散された。
マンドレル41の先端411がダイス44から20mm離れた位置に到達した時点でマンドレル41の前方への移動を停止した。この状態でマンドレル41をしばらく回転させ、マトリクス塊20全体を十分に攪拌した。その後、図3に示すようにステム42を前方に移動させ(矢印420)、攪拌後のマトリクス塊20をダイス44から押し出すことにより押出複合材1を形成した。
以上により得られた押出複合材1は、直径25mmの丸棒状を呈しており、金属マトリクス2としての純アルミニウムと、金属マトリクス2中に分散した分散質3としてのFeとを有する、Fe分散アルミニウムとなった。また、押出複合材1中のFe量は8質量%であった。
得られた押出複合材1からJIS Z2241:2011に規定する5号試験片を採取した。この試験片を230℃まで加熱し、JIS Z2241:2011の規定に準じた方法により高温引張試験を行った。高温引張試験により得られた引張強さは550MPaであった。
本例の作用効果を説明する。本例の製造方法は、マンドレル41の回転によってマトリクス塊20を機械的に攪拌することにより、マトリクス塊20中に分散予定材30の粒子300を分散させることができる。そのため、比較的高価な金属マトリクスの粉末の使用を回避し、粉末冶金法に比べて材料コストを低減することができる。また、分散予定材30の粒子300が分散したマトリクス塊20を押し出すことにより、押出複合材1を作製することができるため、粉末冶金法に比べて工程数を削減し、製造コストを低減することができる。
更に、本例の製造方法は、マトリクス塊20中と分散予定材30とを機械的に攪拌することによって分散予定材30の粒子300をマトリクス塊20中に分散させることができるため、金属マトリクス2中の分散質3の材質や量、存在形態を自由に選択することができる。それ故、本例の製造方法によれば、優れた性能を有する押出複合材1を作製することができる。
以上のように、本例の製造方法によれば、優れた性能を有する押出複合材1を安価に作製することができる。
(比較例1)
本例は、粉末冶金法により、8質量%のFeを含むFe分散アルミニウムを作製した例である。なお、本例以降の実施例及び比較例において用いる符号のうち、既出の実施例等において用いた符号と同一のものは、特に説明のない限り既出の実施例等における構成要素等と同様の構成要素等を示す。
本例では、アトマイズ法によって得られた純アルミニウム粉末とFe粉末とを、Fe粉末の含有量が8質量%となるように混合して混合粉末を作製した。この混合粉末を金属カプセル内に収容した後、金属カプセル内を減圧しながら加熱することにより、混合粉末の脱ガスを行った。
脱ガスが完了した後、金属カプセルにホットプレスを施すことにより、カプセル内の混合粉末を圧縮してかさ密度を増大させた。その後、金属カプセルから取り出した混合粉末の圧粉体に熱間押出を施すことにより、直径25mmの丸棒状を呈するFe分散アルミニウムの押出材を得た。
得られた押出材を用い、実施例1と同様の方法により高温引張試験を行ったところ、押出材の引張強さは550MPaであった。
実施例1と比較例1との比較から、実施例1の製造方法によれば、従来の粉末冶金法による複合材と同等以上の性能を有する押出複合材を安価に作製可能であることが容易に理解できる。
(実施例2)
本例は、前記製造方法により、アルミナ分散強化銅のプリフォーム及びアルミナ分散強化銅を作製する例である。
本例のマトリクス塊22は、Al:0.30質量%を含有し、残部がCu及び不可避的不純物からなるCu基合金のビレットである。本例においては、実施例1と同様の方法によりCu基合金からなり、直径90mm、長さ150mmの円柱状を呈するマトリクス塊22を作製した後、マトリクス塊22を大気雰囲気中で800℃の温度に2時間保持して予熱を行った。この予熱により、図4に示すように、マトリクス塊22の表面に分散予定材30としてのCu酸化物の皮膜32が形成された。Cu酸化物の皮膜32の質量は、マトリクス塊22中のAlの質量の3.5〜9.5倍であった。
図4に示すように、表面にCu酸化物の皮膜32を有するマトリクス塊22をコンテナ43に挿入した後、マンドレル41を前方に移動させ、その先端411をマトリクス塊22に押し付けた。なお、本例においては、外表面にらせん溝を備えた直径40mmのマンドレル41を使用した。
その後、実施例1と同様に、マンドレル41を回転させながら前方に押し込むことにより、マトリクス塊22の内部までマンドレル41を挿入した。そして、マトリクス塊22全体を攪拌してCu酸化物の皮膜32を破砕し、Cu酸化物の粒子をマトリクス塊22全体に分散させた。マトリクス塊22を十分に攪拌した後、ダイス45から押し出すことにより押出複合材を形成した。なお、ダイス45としては、直径20mmの円形を呈する開口部451を備えたダイス45を使用した。また、マンドレル41の回転速度は1500rpmとした。
本例においては、ダイス45から押し出された押出複合材を急冷した後、押出複合材の表面に形成された酸化皮膜の剥離を行った。酸化皮膜を剥離した後の押出複合材は、直径20mmの丸棒状を呈しており、金属マトリクスとしてのCu基合金全体に、分散質としてのCu酸化物が分散した構造を有している。
このようにして得られた押出複合材を700〜1050℃に加熱することにより、Cu酸化物中の酸素を拡散させ、金属マトリクス中のAlを内部酸化させることができる。これにより、金属マトリクスとしてのCu基合金中に分散質としてのアルミナが分散されたアルミナ分散強化銅を作製することができる。
本例においては、押出複合材を真空中で850℃の温度に1時間保持し、金属マトリクス中のAlを内部酸化させてアルミナ分散強化銅とした。その後、アルミナ分散強化銅に引き抜き加工を施し、直径16mmの丸棒状とした。得られたアルミナ分散強化銅中のアルミナの含有量は0.60質量%であり、金属マトリクス中の金属Alの含有量は0.01質量%であった。
得られた押出複合材を適当な長さに切断した後、鍛造加工を施すことにより抵抗スポット溶接用の電極を作製した。この電極をスポット溶接装置に取り付け、板厚1mmの亜鉛メッキ鋼板に繰り返しスポット溶接を行い、電極が使用不能となるまでの溶接回数を計測した。その結果、本例の方法により得られた電極は、約3000回のスポット溶接後に使用不能となった。
分散予定材30がマトリクス塊20を構成する金属の酸化物である場合には、実施例1のように、分散予定材30をマトリクス塊20とは別に準備し、マンドレル41による攪拌によって分散予定材30の粒子300をマトリクス塊20中に分散させてもよいし、本例のように、予熱等の熱処理によってマトリクス塊20の表面に分散予定材30を形成してもよい。いずれの場合においても、マトリクス塊20を機械的に攪拌し、マトリクス塊20中に分散予定材30の粒子を分散させることにより、実施例1と同様の作用効果を奏することができる。
(実施例3)
本例は、外皮部11と、外皮部11の内側に配置された複合材部12とを備えた2層構造の押出複合材103の製造方法の例である。本例のマトリクス塊23は、純Cuのビレットである。本例においては、実施例1と同様の方法により、純Cuからなり、直径90mm、長さ150mmの円柱状を呈するマトリクス塊23を作製した後、マトリクス塊23を窒素雰囲気中で800℃の温度に2時間保持して予熱を行った。予熱後のマトリクス塊23の表面には、Cu酸化物の皮膜32は形成されなかった。
マトリクス塊23をコンテナ43に挿入した後、マンドレル46を前方に移動させ、その先端461をマトリクス塊23に押し付けた。図5に示すように、本例のマンドレル46は、外表面に設けられたらせん溝と、マンドレル46の内部に設けられた貫通穴462とを有する直径30mmのマンドレル46を使用した。貫通穴462は、マンドレル46の全長に亘って延設されており、熱間押出機4の外部から分散予定材30をマトリクス塊23の内部に供給することができるように構成されている。
マンドレル46の先端461をマトリクス塊23に接触させた後、矢印460に示すようにマンドレル46を回転させながら更に前方に押し込むことにより、図5に示すように、マトリクス塊23内部にマンドレル46の先端461を挿入した。なお、本例のマンドレル46の回転速度は3000rpmとした。
また、本例では、マンドレル46を回転させてマトリクス塊23を攪拌している間、貫通穴462から分散予定材30としてのアルミナ粉末33をマトリクス塊23の内部に供給した。アルミナ粉末33としては、体積基準における累積50%径D50が0.5〜3μmであるアルミナ粉末33を使用した。また、アルミナ粉末33を供給する際の圧力は150MPaとした。
本例においては、マンドレル46の回転によってマトリクス塊23におけるマンドレル46の周囲のみが塑性流動し、マトリクス塊23の表面において塑性流動が生じなかった。そのため、貫通穴462から供給されたアルミナ粉末33の粒子330がマトリクス塊23の表面まで到達せず、マンドレル46の周囲にのみアルミナ粉末33の粒子330が分散された。その結果、マトリクス塊23の外表面に分散予定材30としてのアルミナ粉末33の粒子330を有しない外皮部231が形成された。また、外皮部231の内側に、アルミナ粉末33の粒子330がマトリクス塊23中に分散した複合材部232が形成された。
図6に示すように、マンドレル46の先端461がダイス45から30mm離れた位置に到達した時点でマンドレル46の前方への移動を停止した。その後、マンドレル46を回転させてマトリクス塊23を攪拌しながら、マトリクス塊23の押出(矢印420)を並行して行い、押出複合材103を形成した。
実施例2と同様に、ダイス45から押し出された押出複合材103を急冷した後、表面に形成された酸化皮膜の剥離を行った。酸化皮膜を剥離した後の押出複合材103は、直径20mmの丸棒状を呈していた。また、本例の押出複合材103は、外表面を覆う外皮部11と、外皮部11の内側に配置された複合材部12とを有していた。外皮部11は金属マトリクスとしての純Cuから構成されている。また、複合材部12は、アルミナ分散強化銅、つまり、金属マトリクスとしての純Cuと、金属マトリクス中に分散した分散質としてのアルミナとから構成されている。複合材部12中に含まれるアルミナの質量は1.0質量%であった。
得られた押出複合材103を適当な長さに切断した後、鍛造加工を施すことにより抵抗スポット溶接用の電極を作製した。この電極をスポット溶接装置に取り付け、板厚1mmの亜鉛メッキ鋼板に繰り返しスポット溶接を行い、電極が使用不能となるまでの溶接回数を計測した。その結果、本例の方法により得られた電極は、約4000回のスポット溶接後に使用不能となった。
本例の製造方法は、機械的な攪拌によって、押出複合材103における外皮部11の内側に、金属マトリクス中に分散質が分散した複合材部12を形成することができる。それ故、金属マトリクスからなる外皮部11と、金属マトリクス中に分散質が分散した複合材部12とを備えた押出複合材を安価に作製することができる。
(比較例2)
本例は、従来の粉末冶金法によって作製された抵抗スポット溶接用の電極の耐久性を評価した例である。本例においては、粉末冶金法によって作製されたアルミナ分散強化銅に鍛造加工を施すことにより、抵抗スポット溶接用の電極を作製した。なお、アルミナ分散強化銅中に含まれるアルミナの質量は約0.6質量%であり、金属Alの質量は約0.04質量%であった。
得られた電極をスポット溶接装置に取り付け、板厚1mmの亜鉛メッキ鋼板に繰り返しスポット溶接を行い、電極が使用不能となるまでの溶接回数を計測した。その結果、本例の方法により得られた電極は、約2000回のスポット溶接後に使用不能となった。
実施例2、3と比較例2との比較から、実施例2及び実施例3の製造方法により作製された押出複合材をスポット溶接用の電極とすることにより、従来の粉末冶金法により作製された電極に比べてスポット溶接における耐久性を向上可能であることが理解できる。更に、実施例2、3の製造方法によれば、押出複合材を安価に作製可能であることが容易に理解できる。
また、実施例2の製造方法により得られたアルミナ分散強化銅は、比較例2、つまり、従来の粉末冶金法によるアルミナ分散強化銅に比べて金属Alの含有量が少なくなっている。かかる結果から、実施例2の製造方法によれば、従来の粉末冶金法によるアルミナ分散強化銅に比べて高い導電率を備えたアルミナ分散強化銅を作製可能であることが容易に理解できる。
本発明に係る押出複合材及びその製造方法の態様は、上述した実施例の態様に限定されるものではなく、その趣旨を損なわない範囲で適宜構成を変更することができる。
金属マトリクスと分散質との組み合わせは、実施例1〜3に記載した組み合わせに限らず、所望する特性に応じて適宜変更することができる。例えば、実施例1においては、金属マトリクスが純アルミニウムであり、分散質がFeである例を示したが、分散質をSiやセラミクス等に変更してもよい。また、金属マトリクスを純銅や銅合金に変更し、分散質をCr、Zr、P等に変更することもできる。同様に、実施例2及び3においても金属マトリクス及び分散質を適宜変更することができる。
また、実施例1及び2においては、マトリクス塊の攪拌と押出とを逐次的に行う例を示したが、実施例3に示したように、マトリクス塊の攪拌と押出とを並行して行ってもよい。同様に、実施例3において、実施例1及び2に示したようにマトリクス塊の攪拌と押出とを逐次的に行うことも可能である。
実施例1〜3には、マトリクス塊をコンテナに挿入する前に余熱を行う例を示したが、予熱を行わずにマンドレルをマトリクス塊内に挿入することも可能である。予熱を行わない場合においても、マンドレルの回転によって摩擦熱が生じるため、予熱を行う場合と同様にマトリクス塊を塑性流動させることができる。
また、実施例3には、分散質3を含まない外皮部11と、分散質3を含む複合材部12との2層構造を有する押出複合材103の例を示したが、マンドレル46の回転速度等を変更することにより、分散質3の分布状態を変更することができる。例えば、押出複合材の中心軸において分散質3の濃度が最も高くなり、径方向外方へ向かうにつれて分散質3の濃度が徐々に低くなるような濃度分布を形成することも可能である。
1、103 押出複合材
2 金属マトリクス
20、22、23 マトリクス塊
3 分散質
30 分散予定材
41、46 マンドレル
44、45 ダイス

Claims (8)

  1. 金属マトリクスと、前記金属マトリクス中に分散した分散質とを有する押出複合材の製造方法であって、
    前記金属マトリクスとなるマトリクス塊にマンドレルを挿入し、
    前記マトリクス塊と、前記分散質となる分散予定材とが接触した状態で前記マンドレルを回転させて前記マトリクス塊を塑性流動させることにより、前記分散予定材を前記マトリクス塊中に分散させ、
    前記マトリクス塊をダイスから押し出して前記押出複合材を作製する、
    押出複合材の製造方法。
  2. 前記マンドレルの回転によって前記マトリクス塊全体を塑性流動させることにより、前記マトリクス塊全体に前記分散予定材を分散させる、請求項1に記載の押出複合材の製造方法。
  3. 前記マンドレルの回転によって前記マトリクス塊における当該マンドレルの周囲のみを塑性流動させることにより、前記マトリクス塊の外表面に前記金属マトリクスからなる外皮部を形成するとともに、前記外皮部の内側に前記金属マトリクスと前記金属マトリクス中に分散した前記分散質とを備えた複合材部を形成する、請求項1に記載の押出複合材の製造方法。
  4. 前記マトリクス塊はAl:0.05〜1.2質量%を含むCu基合金から構成されており、前記分散予定材はCu酸化物から構成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の押出複合材の製造方法。
  5. 前記分散予定材としてのCu酸化物の質量は、前記マトリクス塊中のAlの質量の3.5〜9.5倍である、請求項4に記載の押出複合材の製造方法。
  6. 前記押出複合材を作製した後、更に、当該押出複合材を700〜1050℃に加熱して前記金属マトリクス中のAlを内部酸化させる、請求項4または5に記載の押出複合材の製造方法。
  7. Al:0.30質量%以下を含むCu基合金からなる金属マトリクスと、
    前記金属マトリクス中に分散された0.050〜2.0質量%のアルミナからなる分散質と、を含む、
    押出複合材。
  8. 前記押出複合材は、前記金属マトリクスからなり、外表面に配置された外皮部と、前記金属マトリクスと前記分散質とを備え前記外皮部の内側に配置された複合材部と、を有する、請求項7に記載の押出複合材。
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