JP2019110466A - 画像読取装置、宛先情報の設定方法、及びプログラム。 - Google Patents

画像読取装置、宛先情報の設定方法、及びプログラム。 Download PDF

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Abstract

【課題】MFP(複合機)は、設定によりEメールやファクスの利用が禁止されている場合がある。この場合、名刺から宛先情報を文字認識により取得してMFPの送信宛先やアドレス帳に登録すると、エラーとなってしまい、ユーザに無駄な操作を強いることになる。【解決手段】MFPの装置設定やユーザ認証設定に応じて、利用不可とされているプロコルの宛先を、文字認識結果の表示時に予め非表示に設定する。こうすることでユーザに無駄な操作を生じさせなくて済むようになる。【選択図】図5A

Description

本発明は名刺を読み取って取得される宛先情報をMFP(Multifunction Peripheral:複合機)などで設定する方法に関する。
名刺に書かれてある宛先情報を、MFPで利用する先行技術として特開2006−333041がある。ここでは、名刺から読み取った宛先情報をMFPの送信機能の宛先として利用する。MFPで名刺をスキャンしてOCR(Optical Character Recognition:光学的文字認識)処理を行い、取得された宛先情報を操作パネルに表示する。そしてユーザが確認をした後、宛先情報を送信宛先にセットする。
この先行技術では、このとき利用される宛先情報は、装置がファクシミリとして動作している場合はファクシミリ用の電話番号であり、インターネットファクシミリとして動作している場合はEメールアドレスである。
一方、近年のMFPは、ファクシミリ専用として動作する機能メニューの他に、ファクシミリ、インターネットファクシミリ、Eメールなどの各種の送信機能を同時に利用可能なユニバーサル送信機能メニューを備えたものが一般的である。そして、装置設定により、ファクシミリ専用機能の表示をON/OFF可能としたり、ユニバーサル送信機能の中のファクシミリの利用をON/OFF可能としたりできるものもある。さらに、装置設定により、特定の送信機能での新規宛先送信を禁止することができるものもある。
また、ユーザアクセス管理機能により、ユーザ毎に使用可能な機能に制限をかけることも可能なものもある。例えば、特定のユーザに対してファクス送信を禁止したり、Eメール送信を禁止したりすることができるものもある。
特開2006−333041号公報
このようにファクシミリ送信もEメール送信も可能なMFPにおいては、名刺から読み取られた宛先情報をユニバーサル送信機能の送信宛先に設定しようとした場合、ファクシミリとEメールの両方のアドレスとも送信宛先に設定されることになる。
しかし、例えば、装置設定でEメールの新規宛先利用が禁止に設定されていた場合は、Eメールの宛先を設定した時にエラーが発生してしまう。また、例えば、ユーザアクセス管理機能で、あるユーザについてファクシミリ送信が禁止に設定されていた場合は、そのユーザがファクス番号を設定した時にエラーが発生してしまう。
本発明は、名刺画像を読み込む読み込み手段と、前記読み込まれた名刺画像にOCRを行い、前記名刺画像に表示された文字を抽出する文字認識手段と、前記抽出された文字から前記名刺画像に表示された宛先情報を取得する宛先情報取得手段と、前記取得された宛先情報を表示する宛先情報表示手段と、前記宛先へ複数の送信機能を通じて送信を行うことができる送信手段と、を有する画像読取装置であって、装置設定に基づいて前記送信機能毎の利用の可否を設定する第1の利用可否設定と、認証ユーザについての前記送信機能毎の利用の可否を設定する第2の利用可否設定と、にしたがい、前記送信機能毎の利用の制限を設定する設定手段を有し、前記宛先表示手段は、前記設定手段により制限された送信機能に関する情報を非表示とすることを特徴とする。
本発明は、装置設定およびユーザアクセス管理設定により利用できない機能については、名刺読取の結果を表示する時に宛先を非表示にすることで、事前にユーザに利用できないことを示すことができる。これにより、ユーザに無駄な操作をさせなくて済み、利便性が向上する。
MFP100のハードウェア構成を示すブロック図 MFP100のソフトウェア構成を示すブロック図 MFP100の送信機能の設定項目の一部を示す図 ユニバーサル送信機能に名刺から宛先を登録する際の画面表示を説明する図(その1) ユニバーサル送信機能に名刺から宛先を登録する際の画面表示を説明する図(その2) ユニバーサル送信機能に名刺から宛先を登録する際のフローチャート(その1) ユニバーサル送信機能に名刺から宛先を登録する際のフローチャート(その2) ユニバーサル送信機能に名刺から宛先を登録する際のフローチャート(その3) ユニバーサル送信機能に名刺から宛先を登録する際のフローチャート(その4) ユニバーサル送信機能に名刺から宛先を登録する際のフローチャート(その5) ファクス機能に名刺から宛先を登録する際の画面表示を説明する図(その1) ファクス機能に名刺から宛先を登録する際の画面表示を説明する図(その2) ファクス機能に名刺から宛先を登録する際のフローチャート(その1) ファクス機能に名刺から宛先を登録する際のフローチャート(その2) アドレス帳に名刺から宛先を登録する際の画面表示を説明する図(その1) アドレス帳に名刺から宛先を登録する際の画面表示を説明する図(その2) アドレス帳に名刺から宛先を登録する際の画面表示を説明する図(その3) アドレス帳に名刺から宛先を登録する際のフローチャート(その1) アドレス帳に名刺から宛先を登録する際のフローチャート(その2) アドレス帳に名刺から宛先を登録する際のフローチャート(その3) メニュー画面を示す図
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
<MFP100のハードウェア構成>
図1は、本発明のMFP100の内部構成の一例を示したものである。
図1において、MFP100は、ROM102やHDD(Hard Disk Drive)109などに記憶されたソフトウェアを実行するCPU101を備える。CPU101はシステムバス117に接続される各デバイスを総括的に制御する。なお、HDD109は、場合により、画像の一時記憶場所としても使われることもある。
RAM103はCPU101の主メモリ、ワークエリア等として機能する。操作部コントローラ105は、操作パネル106、ディスプレイ107等を、それらに表示される各種のボタンなどを通じて、制御する。ディスクコントローラ108はHDD109を制御する。
ネットワークI/F104は、ネットワーク116を介して、他のネットワーク機器やファイルサーバ等と双方向にデータをやりとりする。
プリンタ110は、電子写真方式などの印字方式で実現される、紙への印字部である。
スキャナ111は、紙に印字された画像を読み込むための画像読取部である。多くの場合、スキャナ111は、オプションとしてADF(Auto Document Feeder)(不図示)を備えており、複数枚の原稿を自動的に読み込むことができる。
MODEM112は、電話回線114から受信した変調された信号を復調したり、逆に装置からの信号を変調して電話回線114に送出したりする。NCU(Network Control Unit)113は、電話回線114とファクスのインターフェース部分にあたる。NCU113は、電話回線114から送信される信号を検知してMODEM112に伝えたり、電話回線114をファクスや電話機115に切り替えたりする回線の制御を行う。
<本実施例におけるソフトウェア構成>
次に、図2を用いて本実施例におけるソフトウェア構成を説明する。
図2は、MFP100のソフトウェア構成およびソフトウェアが管理するデータ領域を示すブロック図である。
宛先表210、ワンタッチ204、ユーザアカウント207は、ソフトウェアがRAM103やHDD109に記録して管理するデータのデータ領域を示す。
宛先表210、ワンタッチ204を総称してアドレス帳203と呼ぶ。アドレス帳203には宛先が記録されている。ユーザアカウント207にはユーザアカウント毎に権限設定やEメールアドレスなどのデータが記録されている。
プラットフォーム208は、Linux(登録商標)等のオペレーティングシステム、JAVA(登録商標)のバーチャルマシン、OSGiフレームワーク、デバイスドライバ群などを含む形で構成される。OSGiフレームワークはOSGi Alliance(標準団体)が定義したJAVAベースのプラットフォームである。
プラットフォーム208は、各種ハードウェアを制御するためのデバイスドライバを備えており、プラットフォーム上で動作するアプリケーションに対してハードウェアを利用するためのAPIを提供する。プラットフォーム208内には、ネットワークI/F制御部104を制御するネットワークドライバ209、プリンタ110を制御するプリンタドライバ213、スキャナ111を制御するスキャナドライバ211、MODEM112を制御するMODEMドライバ212などが存在する。
コピー201、ユニバーサル送信202、ファクス205は、プラットフォーム208上で動作するアプリケーションであり、これらの機能を提供するためのユーザインタフェースをディスプレイ107に表示する。例えば、コピー201は、プラットフォーム208を介してスキャナ111とプリンタ110を制御して、コピーを実行するためのアプリケーションである。ユニバーサル送信202は、ファクシミリ送受信やEメール送信、SMB(Server Message Block)送信など、多種の送信機能を行うためのアプリケーションである。ユニバーサル送信202は、スキャナ111を介して読み込んだドキュメントデータを、ネットワーク116または電話回線114に対して送信することで、これらの送信機能を実現する。ファクス205は、ファクシミリ送受信を専用に行うためのアプリケーションである。
ユニバーサル送信202、ファクス205は共に、送信する際の宛先として、新規に入力した宛先や、アドレス帳203に保存されている宛先などを利用することができるアプリケーションである。
メニュー200は、ディスプレイ107から各アプリケーションを選択するためのメニューを表示するモジュールである。ログインサービス206は、MFP100を利用するためのログイン機能を提供するモジュールである。
<メニュー画面の説明>
図10は、メニュー200を表示するためのメニュー画面700である。メニュー画面700には各アプリケーションを呼び出すためのボタンが配置されている。
コピーボタン701は、コピー201を呼び出すためのアイコンである。
ファクスボタン702は、ファクス205を呼び出すためのアイコンである。
ユニバーサル送信ボタン703は、ユニバーサル送信202を呼び出すためのアイコンである。
アドレス帳ボタン704は、アドレス帳203を呼び出すためのアイコンである。
<送信機能の装置設定>
図3(1)は、ユニバーサル送信およびファクス送信に関連する設定の一例を示したものである。
項目300は、ファクス205をメニュー画面700に表示するか否かを設定するものである。ONの場合、図10のメニュー画面700にファクスボタン702が表示され、ファクス205が利用可能になる。OFFの場合は、メニュー画面700にファクスボタン702は表示されない。その代わりに、ユニバーサル送信202内(後述する図4(1)のユニバーサル送信画面400内)で、ファクス機能が表示されるようになる。
項目301は、項目300でのファクス機能表示の設定がONの場合にのみ選択可能である。項目301をONに設定すると、ユニバーサル送信202内でもファクス機能が表示されるようになる。OFFに設定すると、ユニバーサル送信202内ではファクス機能は非表示となる。
項目302は、Eメールの新規宛先を禁止にするための設定である。これをONに設定すると、後述する項目312でのユーザアクセス管理設定の新規宛先の送信制限によらず、Eメールでの新規宛先が利用不可となる。
項目303は、ファクスの新規宛先を禁止するための設定である。これも同様に、ONに設定すると、項目312でのユーザアクセス管理設定の新規宛先の送信制限によらず、ファクスでの新規宛先が利用不可となる。
項目304は、ログインユーザに紐づけられたメールアドレスのみにEメール送信を制限するための設定である。
図3(2)は、ユニバーサル送信およびファクス送信におけるユーザアクセス管理設定の一例を示したものである。項目314は、ユーザアクセス管理設定のON/OFF設定である。この項目がONに設定された場合のみ、以下の項目310から312の設定が可能になる。
項目310はEメール送信を禁止するための設定である。
項目311はファクス送信を禁止するための設定である。
項目312は全ての送信機能に対して新規宛先の送信を禁止するための設定である。項目312がONにされているユーザは、アドレス帳203に登録済みの宛先にしか送信することができない。
なお、図3(1)および図3(2)の設定は、管理者権限を有するユーザによって設定可能である。
(実施例1)
<名刺からユニバーサル送信機能の送信宛先に宛先登録する場合の画面フロー>
次に、図4および図5を用いて、1枚の名刺から宛先情報を読み取ってユニバーサル送信802の送信宛先に登録する際の処理フローおよび画面表示について説明する。
実施例1では、図3の設定を以下の表1のとおりとする。すなわち、実施例1はログインするユーザがAで、ユーザAのユーザアクセス管理設定314がONとなっている場合の例である。
なお、この一連の処理は、以下に示す手順を記述したプログラムが、ROM102からRAM103上に読み込まれた後に、CPU101により実行されることによって実施される。
Figure 2019110466
図4A(1)は、ユニバーサル送信の画面400である。ボタン401は、新規に送信宛先を入力する際に選択される。ボタン401が選択されると(図5AのS5000)、各送信機能を選択可能なダイアログ402が表示される。ダイアログ402には名刺読取結果を用いて宛先入力するためのボタン403が含まれている。ダイアログ402はS5001のボタン表示判定処理で表示の制御が行われる。
次に、S5001の詳細を、図5Bを用いて説明する。
はじめに、S5100で、ファクスの新規宛先が利用可能かの判定でNoであれば、S5101に進む。
S5101で、Eメールの新規宛先が利用可能かの判定でNoであれば、図5AのS5001のNoへ進み、送信宛先の設定を終了する。
S5100またはS5101のいずれか一方でもYesであれば、図5AのS5001のYesへ進み、S5002へ進む。なお、S5100の詳細は図5Cを、S5101の詳細は図5Dを、それぞれ用いて、次に説明する。
まず、S5100の詳細を説明する(図5C)。
はじめに、MFP100がファクス機能を有するか否かが、MODEM112、NCU113の存在をチェックすることにより、判定される(S5200)。ファクス機能はMFP100のオプション機能であるため、ファクス機能を有さないMFPもあるためである。
S5200でファクス機能を有さない場合、図5BのS5100のNoへ進む。ファクス機能を有する場合、S5201へ進む。
S5201で、項目300のファクス機能表示がOFFであれば、ユニバーサル送信画面400にファクス機能を表示する設定になっているため、次のS5203に進む。
S5201で項目300がONであればS5202に進む。
S5202で、項目301のユニバーサル送信画面でのファクス表示の値をチェックする。S5202で項目301がONであればS5203に進む。項目301がOFFであれば、図5BのS5100のNoへ進む。
S5203で、項目303の新規宛先の制限(ファクス)の値がONであれば、図5BのNoへ進む。項目303がOFFであれば、S5204に進む。
S5204で、項目314のユーザアクセス管理設定がOFFであれば、図5BのS5100のYesへ進む。項目314がONであれば、S5205に進む。
S5205で、ユーザアクセス管理設定の項目314の配下の新規宛先送信制限の項目312がONであれば、図5BのS5100のNoへ進む。新規宛先送信制限の項目312がOFFであれば、さらにS5206に進む。
S5206で、ユーザアクセス管理設定の項目314の配下にあるファクス送信制限の項目311がOFFであれば、図5BのS5100のYesに進む。ファクス送信制限の項目311がONであれば、図5BのS5100のNoへ進む。
次に、S5101の詳細を説明する(図5D)。
はじめに、S5300で、項目302の新規宛先の制限(Eメール)の値がONであれば、図5BのS5101のNoへ進む。項目302がOFFであれば、S5301に進む。
S5301で、項目304のEメールを自分に送信限定の値がONであれば、図5BのS5101のNoへ進む。項目304がOFFであれば、S5302に進む。
S5302で項目314のユーザアクセス管理設定の値がOFFであれば、図5BのS5101のYesへ進む。項目314がONであれば、S5303に進む。
S5303で、項目314のユーザアクセス管理設定の配下の項目312の新規宛先送信制限の値がONであれば、図5BのS5101のNoへ進む。項目312がOFFであれば、S5304に進む。
S5304で、項目314のユーザアクセス管理設定の配下の項目310がOFFであれば、図5BのS5101のYesへ進む。項目310がONであれば、図5BのS5101のNoへ進む。
本実施例では、ユーザAのファクス送信制限311がONになっているため、ファクスが利用不可である。しかし、Eメールに関する制限は全てOFFであるため、図5AのS5001はYes(表示可能)となり、名刺読取ボタン403(図4A(1))は利用可能な状態で表示される。
次に、図5AのS5002で名刺読取ボタン403の選択が検出されると、S5003に進む。
S5003で、名刺読取画面1000が表示される。
名刺読取画面1000(図4A(2))内にはキャンセルボタン1001がある。キャンセルボタン1001が選択されると、ユニバーサル送信画面400(図4A(1))に戻る。
S5004で、名刺読取画面1000の表示中に、名刺が原稿台にセットされる。
S5005で、操作パネル106上に配置されたハードキーであるスタートキー(不図示の)の選択が検出されると、スキャナ111にて画像の読み取りが開始される。
次に、S5006で、読み取られた画像から名刺部分が切り出され、名刺画像が生成される。切り出された画像は名刺読取結果確認画面2000(図6B(1))の名刺画像のプレビュー領域2001に表示される。ここで、複数の名刺が同時に原稿台にセットされていた場合は、読み込んだ画像から名刺ごとに画像を切り出して(マルチクロップ)、切り出された名刺ごとに処理を行う。但し、本実施例では名刺は1枚として以後説明を行う。
次に、S5007で、名刺画像に対してOCR処理が実行される。
そして、S5008で、抽出された文字情報から名前情報が取得される。名前は、名刺の中で名称は一番大きなフォントで表示されることが多いので、フォントサイズから名称であることを判断して切り出してくる。または文字数なども合わせて判別材料としてもよい。なお、名称部分の判断には確実な条件はないため、候補を複数プルダウンで表示可能にしてもよい。
S5009で、取得された名前情報が名刺読取結果確認画面2000の名前テキストエリア2006に表示される。また、OCR処理で抽出された座標情報をもとに、名前部分の画像が切り出され、切り出された画像の拡大画像を名刺読取結果確認画面2000の名前確認部2005に表示される。こうすることでユーザはOCR結果の確認がしやすくなる。
次に、S5010で、ファクス番号のプレビュー表示を行うか否かが判定される。S5010は図5E(1)に示すとおり、S5100の判定ロジックが利用される。
S5100で、Yesであれば、図5AのS5010のYesに進み、Noであれば、図5AのS5010のNoに進む。
本実施例では、ユーザAのファクス送信制限311がONと設定されているため、S5010はNoになり、ファクス番号は取得されない。すなわち、名刺読取結果確認画面2000にファクス番号の表示は行われない。
S5010でYesであった場合のフロー説明もしておく。
この場合は、S5011で、ファクス番号が取得される。ファクス番号の取得は、S5007のOCR処理で抽出されたテキスト情報の中から、"FAX"(またはそれと類する文字列)および数字列を含むエリアを抽出することにより行われる。
そして、S5012で、ファクス番号の取得に成功したか否かが判定される。取得に成功すると(Yes)、ファクス番号が名刺読取結果確認画面2000のファクス番号テキスト領域(図4B(1)では不図示)に表示される。そして、OCR処理で抽出された座標情報をもとに、ファクス番号部分の画像が切り出され、切り出された画像の拡大画像が名刺読取結果確認画面2000のファクス番号拡大プレビュー領域(図4B(1)では不図示)に表示される。なお、S5012でファクス番号の取得に失敗した場合は、その旨のメッセージ(図4B(1)では不図示)が名刺読取結果確認画面2000に表示される。
次に、S5015で、Eメールアドレスのプレビュー表示を行うか否かが判定される。
S5015は、図5E(2)に示すとおり、S5101の判定ロジックが利用される。
S5101の判定がYesであれば、図5AのS5015のYesに進む。Noであれば、図5AのS5015のNoに進む。
本実施例では、Eメール送信に関わる制限は全てOFFに設定されているため、図5E(2)の判定、すなわちS5015、はYesとなる。
判定がYesの場合、次に、S5016で、Eメールアドレスが取得される。この処理では、S5007のOCR処理結果の中から"E-mail"(またはそれと類する文字列)を含む文字列、または"@"を含む文字列などの条件でEメールアドレス部分が抽出される。
そして、S5017で、Eメールアドレスの取得に成功したか否かが判定される。取得に成功すると(Yes)、Eメールアドレスが名刺読取結果画面2000のEメールアドレステキスト領域2014に表示される。そして、OCR処理で抽出された座標情報をもとに、Eメールアドレス部分の画像が切り出され、切り出された画像の拡大画像が名刺読取結果画面2000のEメールアドレス拡大プレビュー領域2013に表示される。なお、S5017でEメールアドレスの取得に失敗した場合は、S5019で、その旨のメッセージ(図4B(1)では不図示)が名刺読取結果画面2000に表示される。
次に、S5020で、名刺読取結果確認画面2000の表示処理が行われる。
名刺読取結果確認画面2000には名前テキストの編集ボタン2007がある。このボタンが選択されると、ユーザが手動でテキストを編集するためのソフトキーボードが表示される。同様に、名刺読取結果確認画面2000にはEメールアドレスの編集ボタン2011がある。
また、名刺読取結果確認画面2000には、Eメールアドレスをユニバーサル送信の送信宛先に登録するか否かを選択するチェックボックス2008がある。このチェックボックス2008は、主にEメールもファクス番号も両方取得・表示する場合で、それぞれの宛先情報を利用するか否かを選択可能にするために用いられる。従って、本実施例のようにEメールアドレスしか表示しないような場合では、このチェックボックス2012は非表示でもよい。
キャンセルボタン2002は、処理を中断してユニバーサル送信画面400に戻るためのものである(S5022でYes)。戻るボタン2003は、ひとつ前の画面に戻るためのものである(S5021でYes)。複数の名刺を同時にスキャンした場合は、1枚ずつ名刺読取結果確認画面2000を表示していくので、ひとつ前の名刺の確認に戻りたい場合に用いられる。本実施例では、名刺が1枚しかないため、選択すると名刺読取画面1000に戻ることになる。
OKボタン2004は、確認を確定させるためのボタンであり、最後の名刺を表示している場合に表示される。このボタンが選択されると(S5023でYes)、ユニバーサル送信画面400に戻り、名刺読取結果確認画面2000で選択された宛先情報が送信宛先表示エリア404に表示される(S5024)。S5024を終えると、送信宛先の設定が終了する。
以上のとおり、名刺から宛先情報を読み取ってユニバーサル送信の送信宛先に登録する際に、利用不可な宛先情報を非表示に設定しておくことにより、ユーザは利用不可な機能を事前に知ることができる。それにより、ユーザは無駄な操作を行わなくて済むようになる。
(実施例2)
<名刺からファクス機能の送信宛先に宛先登録する場合の画面フロー>
次に、図6および図7を用いて、1枚の名刺から宛先情報を読み取ってファクス送信205の送信宛先に登録する際の処理フローおよび画面表示について説明する。
実施例2では、図3の設定を以下の表2のとおりとする。すなわち、実施例2は、ログインするユーザがBであり、ユーザBのユーザアクセス管理設定314がONとなっている場合の例である。
なお、実施例1と同様に、この一連の処理は、以下に示す手順を記述したプログラムが、ROM102からRAM103上に読み込まれた後に、CPU101により実行されることによって実施される。
Figure 2019110466
図6A(1)は、ファクス画面500である。
ボタン501は、名刺から読み取った宛先を送信宛先502に登録する際に選択される。S7000で、ファクス画面500が表示されている時に、名刺から宛先設定ボタン501の表示判定処理で表示制御が行われる。
ここで、S7000の詳細を、図7Bを用いて説明する。
はじめに、S7100で、新規宛先の制限(ファクス)の項目303がチェックされる。
項目303がONであれば、図7AのS7000のNoへ進む。項目303がOFFであれば、S7101に進む。
S7101で、ユーザアクセス管理設定の項目314がOFFであれば、図7AのS7000のYesに進む。項目314がONであれば、S7102に進む。
S7102で、ユーザアクセス管理設定314配下の新規宛先送信制限の項目312がONであれば、図7AのS7000のNoへ進む。項目312がOFFであれば、さらにS7103に進む。
S7103で、ユーザアクセス管理設定314配下のファクス送信制限の項目311がOFFであれば、図7AのS7000のYesに進む。項目311がONであれば、図7AのS7000のNoへ進む。
本実施例では、ユーザBのファクスに関連する制限設定は全てOFFであるため、図7Bの判定、すなわちS7000は、Yesとなり、S7001に進む。
次に、図7AのS7001で、名刺から宛先設定ボタン501の選択が検出されると、S7002に進む。
S7002で、名刺読取画面1000が表示される。名刺読取画面1000にはキャンセルボタン1001がある。キャンセルボタン1001が選択されると、ユニバーサル送信画面400に戻る。
S7003で、名刺読取画面1000の表示中に、名刺が原稿台にセットされる。
S7004で、操作パネル106上に配置されたハードキーであるスタートキー(不図示)の選択が検出されると、スキャナ111にて画像の読み取りが開始される。
S7005で、読み取られた画像から名刺部分が切り出され、名刺画像が生成される。切り出された画像は名刺読取結果確認画面2000の名刺画像のプレビュー領域2001に表示される。ここで、複数の名刺が同時に原稿台にセットされていた場合は、読み込んだ画像から名刺ごとに画像を切り出して(マルチクロップ)、切り出された名刺ごとに処理を行う。但し、本実施例では名刺は1枚として以後説明を行う。
次に、S7006で、名刺画像に対してOCR処理が実行される。
そして、S7007で、抽出された文字情報から名前情報が取得される。名前部分の取得方法は実施例1と同じであるため説明を割愛する。
S7008で、取得された名前情報が名刺読取結果確認画面2000の名前テキストエリア2006に表示される。また、OCR処理で抽出された座標情報をもとに、名前部分の画像が切り出され、切り出された画像の拡大画像が名刺読取結果確認画面2000の名前確認部2005に表示される。こうすることでユーザはOCR結果の確認がしやすくなる。
次に、S7009で、ファクス番号が取得される。ファクス番号の取得方法に関しても実施例1と同じであるため説明を割愛する。
そして、S7010で、ファクス番号の取得に成功したか否かが判定される。
取得に成功すると(Yes)、ファクス番号が名刺読取結果確認画面2000のファクス番号テキスト領域2010に表示される。そして、OCR処理で抽出された座標情報をもとに、ファクス番号部分の画像が切り出され、切り出された画像の拡大画像が名刺読取結果確認画面2000のファクス番号拡大プレビュー領域2009に表示される。なお、S7010にてファクス番号の取得に失敗した場合は、S7014で、その旨のメッセージが名刺読取結果確認画面2000に表示される。
次に、S7015で、名刺読取結果確認画面2000が表示される。
名刺読取結果確認画面2000には、名前テキストの編集ボタン2007がある。同様に、ファクス番号の編集ボタン2011がある。チェックボックス2008は、表示中のファクス番号をファクス画面500の送信宛先502に登録するか否かを決めるものである。チェックボックス2008は、複数枚の名刺を同時に読み込む場合に、ユーザが1枚1枚確認している途中で特定の名刺の登録をキャンセルするために設けられている。但し、本実施例では、名刺を1枚しか読み込んでいないため、チェックボックス2008は非表示にしてもよい。
キャンセルボタン2002は、処理を中断してファクス画面500に戻るためのものである(S7017でYes)。戻るボタン2003は、ひとつ前の画面に戻るためのものである(S7016でYes)。複数の名刺を同時にスキャンした場合は1枚ずつ名刺読取結果確認画面2000に表示されていくので、ひとつ前の名刺の確認に戻りたい場合に用いられる。本実施例では、名刺が1枚しかないため、選択すると名刺読取画面1000に戻ることになる。
OKボタン2004は、確認を確定させるためのボタンであり、最後の名刺を表示している場合に表示される。このボタンが選択されると(S7018でYes)と、ファクス画面500に戻り、名刺読取結果確認画面2000で選択された宛先情報が送信宛先表示エリア502に表示される(S7019)。
以上のとおり、名刺から宛先情報を読み取ってファクス機能の送信宛先に登録する際に、利用不可な宛先情報を非表示に設定しておくことにより、ユーザが利用不可な機能を事前に知ることができる。それにより、ユーザは無駄な操作を行わなくて済むようになる。
(実施例3)
<名刺からアドレス帳登録する場合の画面フロー>
次に、図8および図9を用いて、1枚の名刺から宛先情報を読み取ってアドレス帳203に登録する際の処理フローおよび画面表示について説明する。
実施例3では、図3の設定を以下の表3のとおりとする。すなわち、実施例3は、ログインするユーザがCで、ユーザCのユーザアクセス管理設定314がONとなっている場合の例である。
なお、上記の実施例と同様に、この一連の処理は、以下に示す手順を記述したプログラムが、ROM102からRAM103上に読み込まれた後に、CPU101によって実行されことによって実施される。
Figure 2019110466
図8A(1)は、アドレス帳登録の画面600である。表示エリア604には登録済みの宛先がリスト表示される。ボタン601は、新規に宛先を入力する際に選択されるボタンである。ボタン601が選択されると(図5AのS5000)、各送信機能を選択可能なダイアログ602が表示される。ダイアログ602には名刺読取結果を用いて宛先入力するためのボタン603が含まれている。ダイアログ602はS9001のボタン表示判定処理で表示の制御が行われる。
ここで、S9001の詳細を、図9B(1)を用いて説明する。
はじめに、S9100で、ファクスの宛先登録が利用可能かが判定される。S9100でNoであれば、S9101に進む。
S9101で、Eメールの宛先登録が利用可能かの判定でNoであれば、図9AのS9001のNoへ進む。
S9100またはS9101のいずれか一方でもYesであれば、図9AのS9001のYesへ進む。なお、S9100の詳細は図9B(2)を、S9101の詳細は図9C(1)を、それぞれ用いて、次に説明する。
まず、S9100の詳細を説明する(図9B(2))。
はじめに、S9200で、MFP100がファクス機能を有するか否かがMODEM112、NCU113の存在チェックにより判定される。ファクス機能はMFP100のオプション機能であるため、ファクス機能を有さない装置もあるためである。
S9200でファクス機能を有さない場合、図9AのS9100のNoへ進む。ファクス機能を有する場合は、S9201に進む。
S9201で、ユーザアクセス管理設定の項目314がOFFであれば、図9AのS9100のYesに進む。項目314がONであれば、S9202に進む。
S9202で、ユーザアクセス管理設定314配下のファクス送信制限の項目311がOFFであれば、図9AのS9100のYesに進む。項目311がONであれば、図9AのS9100のNoへ進む。
次に、S9101の詳細を説明する(図9C(1))。
はじめに、S9300で、Eメールを自分に送信限定の項目304の値をチェックする。項目304がONであれば、図9B(1)のS9101のNoへ進む。項目304がOFFであれば、S9301に進む。
S9301で、ユーザアクセス管理設定の項目314がOFFであれば、図9B(1)のS9101のYesへ進む。項目314がONであればS9302に進む。
S9302で、ユーザアクセス管理設定314配下のEメール送信制限の項目310がOFFであれば、図9B(1)のS9101のYesに進む。項目310がONであれば、図9B(1)のS9101のNoへ進む。
本実施例では、ユーザCのEメール送信制限310がONになっているため、Eメールは利用不可である。しかし、ファクスに関する制限は全てOFFであるため、図9AのS9001はYes(表示可能)となり、名刺読取ボタン603は利用可能な状態で表示される。
次に、図9AのS9002で、名刺読取ボタン603の選択が検出されると、S9003に進む。
S9003で、名刺読取画面1000が表示される。名刺読取画面1000にはキャンセルボタン1001がある。キャンセルボタン1001が選択されると、ユニバーサル送信画面400に戻る。
S9004で、名刺読取画面1000表示中に、名刺が原稿台にセットされる。
S9005で、操作パネル106上に配置されたハードキーであるスタートキー(不図示)の選択が検出されると、S9006に進む。
S9006で、スキャナ111により画像の読み取りが開始される。そして、読み取られた画像から名刺部分の処理が行われ、名刺画像を生成する。切り出された画像は名刺読取結果確認画面2000の名刺画像のプレビュー領域2001に表示される。
ここで、複数の名刺が同時に原稿台にセットされていた場合は、読み込んだ画像から名刺ごとに画像が切り出され(マルチクロップ)、切り出された名刺ごとに処理が行われる。但し、本実施例では名刺は1枚として以後説明を行う。
次に、S9007で、名刺画像に対してOCR処理が実行される。
そして、S9008で、抽出された文字情報から名前情報が取得される。名前部分の取得方法に関しては実施例1と同じであるため説明を割愛する。
S9009で、取得された名前情報が名刺読取結果確認画面2000の名前テキストエリア2006に表示される。また、OCR処理で抽出された座標情報をもとに、名前部分の画像が切り出され、切り出された画像の拡大画像が名刺読取結果確認画面2000の名前確認部2005に表示される。こうすることでユーザはOCR結果の確認がしやすくなる。
次に、S9010で、ファクス番号のプレビュー表示を行うか否かが判定される。S9010では、図9C(2)に示すとおり、S9100の判定ロジックが利用される。
S9100がYesであれば、図9AのS9010のYesに進む。Noであれば、図9AのS9010のNoに進む。
本実施例では、ユーザCのファクスに関連する制限は全てOFFであるため、S9010の判定がYesとなり、ファクス番号が取得される。
この場合、次にS9011で、ファクス番号の取得処理が行われる。ファクス番号の取得方法に関しても実施例1と同じであるため説明を割愛する。
S9012で、ファクス番号の取得に成功したか否かが判定される。取得成功(Yes)であれば、S9013に進む。
S9013で、ファクス番号が名刺読取結果確認画面2000のファクス番号テキスト領域2010に表示される。そして、OCR処理で抽出された座標情報をもとに、ファクス番号部分の画像が切り出され、切り出した画像の拡大画像が名刺読取結果確認画面2000のファクス番号拡大プレビュー領域2009に表示される。なお、S9012にてファクス番号の取得に失敗した場合は。その旨のメッセージが(図8B(1)では不図示)を名刺読取結果確認画面2000に表示する。
次に、S9015で、Eメールアドレスのプレビュー表示を行うか否かが判定される。
S9015は、図9C(3)に示すとおり、S9101の判定ロジックが利用される。S9101でYesであれば、図9AのS9015のYesに進む。Noであれば、図9AのS9015のNoに進む。
本実施例では、ユーザCのEメール送信制限310がONに設定されているため、図9(f)、すなわちS9015の判定は、Noとなる。したがって、Eメールアドレスは取得されず、名刺読取結果確認画面2000にはEメールアドレスの表示は行われない。
S9015の判定がYesであった場合のフロー説明もしておく。
この場合は、S9016で、Eメールアドレスが取得される。Eメールアドレスの取得方法に関しても実施例1と同じであるため説明を割愛する。
S9017で、Eメールアドレスの取得に成功したか否かが判定される。取得に成功したら(Yes)、Eメールアドレスが名刺読取結果画面2000のEメールアドレステキスト領域2014に表示される。そして、OCR処理で抽出された座標情報をもとに、Eメールアドレス部分の画像が切り出され、切り出された画像の拡大画像が名刺読取結果画面2000のEメールアドレス拡大プレビュー領域2013に表示される。
なお、S9017でEメールアドレスの取得に失敗した場合は、その旨のメッセージ(図8B(1)では不図示)が名刺読取結果画面2000に表示される。
次に、S9020で、名刺読取結果確認画面2000が表示される。名刺読取結果確認画面2000には名前テキストの編集ボタン2007がある。編集ボタン2007が選択されると、ユーザが手動でテキストを編集するためのソフトウェアキーボードが表示される。同様に、名刺読取結果確認画面2000にはファクス番号の編集ボタン2011がある。
また、チェックボックス2008はファクス番号をアドレス帳登録するか否かを選択するために用いられる。チェックボックス2008は、主にEメールもファクス番号も両方取得・表示する場合で、それぞれの宛先情報を利用するか否かを選択可能にするために設けられる。したがって、本実施例のようにファクス番号しか表示しないようなケースではこのチェックボックス2008は非表示にしてもよい。
キャンセルボタン2002は、処理を中断してアドレス帳登録画面600に戻るためのものである(S9022でYes)。戻るボタン2003は、ひとつ前の画面に戻るためのものである(S9021でYes)。複数の名刺を同時にスキャンした場合は1枚ずつ名刺読取結果確認画面2000を表示していくので、ひとつ前の名刺の確認に戻りたい場合に用いられる。本実施例では名刺が1枚しかないため、選択すると名刺読取画面1000に戻ることになる。
OKボタン2004は、確認を確定させるためのボタンであり、最後の名刺を表示している場合に表示される。OKボタン2004が選択されると(S9023でYes)、S9024に進む。S9024で、ファクス番号のチェックボックス2008の選択状態がチェックされていればファクス番号を登録すると判定し、S9025に進む。チェックされていなければ、S9026に進む。S9025ではファクスの新規宛先登録画面2100を表示する。
ファクスの新規宛先登録画面2100には、名称テキスト表示エリア2101があり、名刺読取結果確認画面2000の名前テキストエリア2006の値がここに表示される。なお、ファクスの新規宛先登録画面2100では、名称のフリガナ登録を可能にするため、名称編集ボタン2107は選択可能になっている。
ファクス番号表示エリア2012には、名刺読取結果確認画面2000のファクス番号テキストエリア2010の値がここに表示される。本画面ではファクス番号の編集を行わないため、ファクス番号表示エリア2012は編集不可な状態で表示される。
2103は宛先表選択プルダウンであり、2104は詳細設定ボタンである。詳細設定ボタン2104が選択されると、回線選択やFコード・パスワードの設定が行える画面(不図示)に遷移する。
キャンセルボタン2105は、処理を中断して遷移元の画面に戻るために用いられる。OKボタン2106は、選択されると、設定した内容でファクスの宛先がアドレス帳203に登録され、S9026に進む。
S9026で、本実施例の図8B(1)では非表示であるが、Eメールアドレスの登録チェックボックスの選択状態がチェックされる。チェックがされていればEメールアドレスを登録すると判定し、S9027に進む。チェックされていなければ、S9028に進む。
S9027で、Eメールアドレスの新規宛先登録画面(不図示)が表示される。Eメールアドレスの新規宛先登録画面では名刺読取結果確認画面2000の名前テキストエリア2006の値とEメールアドレステキストエリア2014の値をもとに、アドレス帳203に登録が行えるようになっている。
最後にS9028に進み、アドレス帳登録画面600が表示されて終了となる。このフローで追加した宛先605は、登録済み宛先表示エリア604に表示可能となる。
以上により、名刺から宛先情報を読み取ってアドレス帳に登録する際に、利用不可な宛先情報を非表示に設定しておくことにより、ユーザは利用不可な機能を事前に知ることができる。それにより、ユーザが無駄な操作を行わなくて済むようになる。
なお、本発明における「名刺」とは、ファクス番号やEメールアドレスなどの宛先情報が表示されている媒体であればよく、狭義の名刺に限られず、帳票やアドレス表などであってもよい。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施例の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。即ち、上述した各実施例及びその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
100 MFP
400 ユニバーサル送信画面
2000 名刺読取結果確認画面

Claims (13)

  1. 名刺画像を読み込む読み込み手段と、
    前記読み込まれた名刺画像にOCRを行い、前記名刺画像に表示された文字を抽出する文字認識手段と、
    前記抽出された文字から前記名刺画像に表示された宛先情報を取得する宛先情報取得手段と、
    前記取得された宛先情報を表示する宛先情報表示手段と、
    前記宛先へ複数の送信機能を通じて送信を行うことができる送信手段と、を有する画像読取装置であって、
    装置設定に基づいて前記送信機能毎の利用の可否を設定する第1の利用可否設定と、認証ユーザについての前記送信機能毎の利用の可否を設定する第2の利用可否設定と、にしたがい、前記送信機能毎の利用の制限を設定する設定手段を有し、
    前記宛先表示手段は、前記設定手段により制限された送信機能に関する情報を非表示とすることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記送信機能がユニバーサル送信機能を有することを特徴とする請求項1に記載された画像読取装置。
  3. 前記送信機能がファクス送信機能を有することを特徴とする請求項1または2に記載された画像読取装置。
  4. 前記送信機能がアドレス帳への送信機能を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載された画像読取装置。
  5. 前記宛先情報がEメールアドレスを含むことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載された画像読取装置。
  6. 前記宛先情報がファクス番号を含むことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載された画像読取装置。
  7. 前記宛先情報取得手段は、前記設定手段により制限された送信機能に対応する宛先情報を取得せず、前記設定手段により制限されなかった送信機能に対応する宛先情報を取得することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  8. 前記宛先情報取得手段が前記設定手段により制限されなかった送信機能に対応する宛先情報を取得する際に、宛先情報の取得に失敗した場合には、宛先情報の取得に失敗したことを通知する通知手段を更に有することを特徴とする請求項7に記載の画像読取装置。
  9. 前記宛先表示手段は、前記設定手段により制限されなかった送信機能に関する情報を表示することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  10. 宛先情報及び名称情報を含む送信先情報が登録されるアドレス帳と、
    前記抽出された文字から前記名刺画像に表示された名称情報を取得する名称情報取得手段と、
    前記宛先表示手段で表示した宛先情報と前記名称情報取得手段で取得した名称情報とを1つの送信先情報として前記アドレス帳に登録する登録手段と、を更に有することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  11. 前記送信手段によって送信を行う際に送信宛先を設定する宛先設定画面を表示する送信宛先表示手段と、
    前記送信宛先表示手段で表示する宛先設定画面に、前記送信宛先として前記宛先表示手段で表示した宛先情報を設定する送信宛先設定手段と、を更に有することを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  12. 名刺画像を読み込む読み込み手段と、
    前記読み込まれた名刺画像にOCRを行い、前記名刺画像に表示された文字を抽出する文字認識手段と、
    前記抽出された文字から前記名刺画像に表示された宛先情報を取得する宛先情報取得手段と、
    前記取得された宛先情報を表示する宛先情報表示手段と、
    前記宛先へ複数の送信機能を通じて送信を行うことができる送信手段と、を有する画像読取装置における宛先情報の設定方法であって、
    装置設定に基づいて前記送信機能毎の利用の可否を設定する第1の利用可否設定と、認証ユーザについての前記送信機能毎の利用の可否を設定する第2の利用可否設定と、にしたがい、前記送信機能毎の利用の制限を設定する設定工程と、
    前記設定手段により制限された送信機能に関する情報を前記宛先情報表示手段で非表示とする工程とを有することを特徴とする画像読取装置における宛先情報の設定方法。
  13. 請求項12に記載された画像読取装置における宛先情報の設定方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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