JP2021086299A - データ処理装置、データ処理システム、方法およびプログラム - Google Patents

データ処理装置、データ処理システム、方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 ワークフローの処理が成功するか否かをリアルタイムに確認することが可能な装置、システム、方法、プログラムを提供する。【解決手段】 データ処理装置は、1以上の処理の実行要求と複数のデータのうちの一部のデータを受信する受信手段と、受信手段が受信した一部のデータを用いて、1以上の処理を実行する実行手段と、実行手段の実行結果をデータの送信元に通知する通知手段とを含む。【選択図】 図6

Description

本発明は、複数のデータに対して1以上の処理を実行するデータ処理装置、データ処理システム、方法およびその処理をコンピュータに実行させるためのプログラムに関する。
オフィス等では、業務の効率化や作業ミスの防止のため、予め行うべき1以上の処理を指定したワークフローに従って、データを処理するシステムが使用されている。
このようなシステムでは、大量のデータを効率的かつ作業ミスなく処理することが可能になる一方で、ワークフローの途中の処理でエラーが発生すると、ワークフローの最初の処理から再度実行し直さなければならない。これでは、それまでに実行した処理が無駄になってしまう。
そこで、ワークフローの処理を実行させる前に、ワークフロー中の全ての処理について動作確認を実行し、動作不可のものがあった場合、動作確認の依頼があったワークフローは利用できない旨の通知を行う装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記の装置では、予め設定した間隔でワークフローの動作確認を実行するため、動作確認を実行する時間とユーザがワークフローの処理を実行したい時間が異なる場合、必ずしも処理が成功するとは限らず、リアルタイム性に欠けるという問題があった。
本発明は、上記の問題に鑑みなされたものであり、ワークフローの処理が成功するか否かをリアルタイムに確認することが可能な装置、システム、方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、複数のデータに対して1以上の処理を実行するデータ処理装置であって、
1以上の処理の実行要求と複数のデータのうちの一部のデータとを受信する受信手段と、
受信手段が受信した一部のデータを用いて、1以上の処理を実行する実行手段と、
実行手段の実行結果をデータの送信元に通知する通知手段と
を含む、データ処理装置を提供する。
本発明によれば、ワークフローの処理が成功するか否かをリアルタイムに確認することが可能となる。
本実施形態に係るデータ処理システムの構成例を示した図。 ワークフローについて説明する図。 データ処理システムの使用例について説明する図。 データ処理装置のハードウェア構成の一例を示した図。 画像形成装置のハードウェア構成の一例を示した図。 データ処理装置の機能構成の一例を示したブロック図。 画像形成装置および蓄積サーバの機能構成の一例を示したブロック図。 データ処理システムにより実行されるワークフロー処理の一例を示したフローチャート。 ワークフローを構成する各処理について説明する図。 データ処理装置により実行される第1の処理の流れを示したフローチャート。 データ処理装置により実行される第2の処理の流れを示したフローチャート。 データ処理装置が試し配信に失敗した際に通知する画面の一例を示した図。
図1は、本実施形態に係るデータ処理システムの構成例を示した図である。データ処理システムは、データ処理装置10を含む。データ処理装置は、連続して行う1以上の処理を指定するワークフローに従って、データの処理を実行する。
データ処理システムは、データ処理装置10以外の機器を含んでいてもよい。図1に示す例では、データ処理装置10と協働してワークフローを実行する送信機器の1つである画像形成装置(MFP)11と、データ処理装置10から配信されたデータを保存する配信サーバ12とを含んでいる。なお、図1に示す例では、データ処理装置10とMFP11とが別個の機器として構成されているが、MFP11がデータ処理装置10の機能を実装し、MFP11と配信サーバ12とから構成されていてもよい。
データ処理装置10、MFP11、配信サーバ12はそれぞれ1台ずつに限られるものではなく、それぞれ2台以上であってもよい。また、データ処理システムは、データ処理装置10と協働してワークフローを実行するその他の機器や管理者が使用するPC等、これら以外の機器をさらに含んでいてもよい。
データ処理装置10とMFP11と配信サーバ12とは、ネットワーク13に接続され、ネットワーク13を介して互いに通信可能とされている。ネットワーク13は、LAN(Local Area Network)であってもよいし、WAN(Wide Area Network)であってもよい。また、ネットワーク13は、有線、無線のいずれのネットワークであってもよい。
MFP11は、スキャン機能、コピー機能、ファックス機能、印刷機能、通信機能等の複数の機能を有する装置である。MFP11は、ユーザ14に対してワークフローの選択画面を提供し、ユーザ14が選択したワークフローに従って、ワークフローの一部の処理を実行する。
ユーザ14が選択可能なワークフローは、図2(a)に示すような「処理1」を実行した後に「処理2」を実行するという1以上の処理とその順序を指定したものである。処理としては、スキャン、PDF変換、OCR(光学的文字認識)、フォルダ配信、メール配信、FTP配信等が挙げられる。
個々の処理を1つずつ実行する場合、個々の処理に対して解像度、フォルダ、メールアドレス等の各種設定を行う必要があり、手間がかかり、ミスが多く発生する。これに対して、ワークフローを使用する場合、これらの設定を行う必要がないため、手間がかからず、ミスの発生も少ない。このため、業務の効率化を図ることができる。
ワークフローは、図2(b)に示すような「分岐」を含んでいてもよい。「分岐」は、指定された条件に従って「処理2」、「処理3」のいずれかに振り分けるものである。条件としては、例えば全100ページの原稿の1〜50ページは処理2へ、51〜100ページは処理3へ振り分けるという条件が挙げられる。また、条件は、二次元コードが印刷されたページまでは処理2へ、それ以降は処理3へ振り分けるという条件であってもよい。これらの条件は一例であるので、これらに限定されるものではない。
再び図1を参照して、MFP11は、データ処理装置10の実行結果を受信し、ユーザに通知するために実行結果を表示する。
データ処理装置10は、ユーザ14により選択されたワークフローで指定された1以上の処理を実行する。以下、1以上の処理をデータ配信として説明する。なお、データ配信は、上記のフォルダ配信、メール配信、FTP配信のいずれであってもよい。
データ処理装置10は、MFP11において原稿の少なくとも1枚の読み取りが完了し、そのデータを受信したことを受けて、そのデータを用い、試し配信を行う。試し配信は、試しに行う配信であるが、ワークフローで指定された配信先である配信サーバ12へ、試し配信用のデータではなく、実際に配信すべきデータを配信することにより行われる。なお、試し配信であるため、原稿の指定された複数ページあるいは全ページに対応した複数のデータのうちの一部のデータのみの配信となる。試し配信で配信するデータは、1つのデータであってもよいし、2以上のデータであってもよい。
データ処理装置10は、試し配信に対する結果を取得する。データ処理装置10は、配信サーバ12から成功した旨の応答を受けて、配信成功という結果を取得する。データ処理装置10は、配信サーバ12から失敗した旨の応答や、配信サーバ12から一定時間が経過しても応答がないこと等を受けて、配信失敗という結果を取得する。配信失敗という結果は、例えばエラーコードとして取得される。
配信失敗の原因としては、配信サーバ12の保存領域に十分な空きがない、配信サーバ12の電源が入っていない、配信先へのアクセス権限がない、ネットワークが混雑している等が挙げられる。
データ処理装置10は、指定されたワークフローの処理、すなわち試し配信が成功したかどうかを示す実行結果をMFP11に通知する。MFP11は、データ処理装置10から通知された実行結果を、MFP11が備える操作パネルに表示し、ユーザ14に通知する。
ユーザ14は、実行結果が成功であることを確認した後、選択したワークフローの実行を指示することができる。なお、実行結果が成功である場合、MFP11およびデータ処理装置10は、引き続き自動でワークフローを実行してもよい。また、ワークフローの実行は、試し配信において原稿の一部がデータに変換され、既に配信サーバ12へ配信されているので、その続きのページ以降のデータを配信することができる。
MFP11は、試し配信中も、原稿のスキャンを行い、MFP11内にデータとして蓄積する。MFP11は、実行結果が成功したことを受けて、蓄積したデータをデータ処理装置10へ送信することができる。データ処理装置10は、これを受けて、続きのページ以降のデータを配信することができる。
データ処理装置10は、実行結果が失敗である場合、ユーザ14に対して失敗である旨を通知するとともに、データ処理装置10が備える表示装置や管理者が使用するPC等にワークフローの実行が失敗した旨、ワークフロー上の処理が失敗した箇所等を通知する。データ処理装置10は、実行結果が失敗である場合、MFP11に対し、原稿のスキャンを中断するように指示する。管理者は、ワークフローの処理が失敗した箇所から原因を推定し、メンテナンスを行う。
配信サーバ12は、試し配信で受信したデータ、および試し配信が成功した後、データ処理装置10から配信されてくるデータを書き込み、配信要求を受けて配信するために所定の記憶領域に記憶する。
図3は、データ処理システムの使用例について説明する図である。データ処理システムは、例えば各支店15で契約した顧客情報を本社16で一元管理する営業会社で使用される。支店15は、国内にも、海外にも存在している。各支店15には、MFP11が設置される。データ処理装置10は、ネットワーク13上に設置される。本社には、主サーバ17と副サーバ18とが設置される。副サーバ18は、主サーバ17のバックアップ目的で設置されている。
各支店15は、例えば月に1回、MFP11で顧客情報をスキャンし、ワークフローを指定し、データ処理装置10へワークフローの実行要求とスキャンしたデータとを送信する。データ処理装置10は、ワークフローが主サーバ17へのデータ配信である場合、受信したデータを主サーバ17へ配信する。ワークフローが副サーバ18へのデータ配信である場合は、データ処理装置10は、受信したデータを副サーバ18へ配信する。主サーバ17と副サーバ18とに差分がある場合、更新日が新しい方に合わせてデータを更新する。これにより、主サーバ17と副サーバ18の蓄積データを常に同じで、最新の状態に維持する。
ところで、月に1回配信する顧客情報は、営業会社の規模が大きくなれば大きくなるほど大量になり、毎月大量のスキャンが必要となる。海外の支店15から配信する場合、国を跨ぐことから、ネットワーク障害が発生しやすい。
従来のデータ処理システムでは、全てのデータが配信され、配信処理が完了した後でなければ失敗したことに気付けず、ジョブログを確認しなければ処理が失敗した箇所や原因を知ることができない。このため、大量のスキャンをやり直さなければならないというケースが数多く発生している。
本実施形態のデータ処理システムは、実際にワークフローの処理で使用する一部のデータを試し配信し、ワークフローの処理が成功するかどうかをリアルタイムに確認することができる。このため、失敗したことに早く気付くことができ、失敗した場合でも、失敗の箇所等が通知されるので、ジョブログを確認する手間を省くことができる。また、処理が失敗した場合に即座にワークフローの処理を中断させ、不具合が解消した後、中断した箇所から続けてワークフローの処理を実行することができるため、再度スキャンをやり直す必要もなくなる。
図4は、データ処理装置10のハードウェア構成の一例を示した図である。配信サーバ12は、データ処理装置10と同様の構成であるため、配信サーバ12のハードウェア構成についての説明を省略する。なお、管理者が使用するPC等も、データ処理装置10と同様のハードウェア構成である。
データ処理装置10は、一般的なPCと同様、CPU20と、ROM21と、RAM22と、HD23、HDDコントローラ24と、ディスプレイI/F26と、外部機器接続I/F27と、ネットワークI/F28と、バスライン29と、キーボード30と、マウス31と、DVD−RW(Digital Versatile Disk Rewritable)ドライブ32と、メディアI/F33とを備えている。ここでは、データ処理装置10にディスプレイ25が接続され、ディスプレイ25がデータ処理装置10に含まれない構成となっているが、含まれる構成であってもよい。
CPU20は、データ処理装置10全体の動作を制御する。ROM21は、IPL(Internet Printer Language)等のCPU20の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM22は、CPU20に対して作業領域を提供する。HD23は、各種のプログラムや各種データを記憶する。HDDコントローラ24は、CPU20の制御に従ってHD23に対する各種データの読み出しや書き込みを制御する。
ディスプレイ25は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、画像等の各種の情報を表示する。ディスプレイI/F26は、データ処理装置10にディスプレイ25を接続し、ディスプレイ25の表示を制御するインタフェースである。外部機器接続I/F27は、各種の外部機器を接続するためのインタフェースである。外部機器は、例えばUSBメモリやプリンタ等である。ネットワークI/F28は、ネットワーク13を介して通信を行うためのインタフェースである。バスライン29は、CPU20等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバスである。
キーボード30は、文字、数値、各種指示等の入力のための複数のキーを備えた入力手段である。マウス31は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動等を行う入力手段である。DVD−RWドライブ32は、着脱可能な記録媒体の1つであるDVD−RW34に対する各種データの読み出しや書き込みを制御する。ここでは、記録媒体をDVD−RWとしたが、DVD−RWに限らず、CD-R、CD−RW、DVD−R等であってもよい。メディアI/F33は、フラッシュメモリ等の記録メディア35に対するデータの読み出しや書き込みを制御する。
図5は、MFP11のハードウェア構成の一例を示した図である。ここでは、MFP11を使用しているが、通信機能を備え、データを送信できる装置であれば、MFP11に限られない。このような装置としては、例えばPJ(Projector:プロジェクタ)、IWB(Interactive White Board:相互通信が可能な電子式の黒板機能を有する白板)、デジタルサイネージ等の出力装置、HUD(Head Up Display)装置、産業機械、撮像装置、集音装置、医療機器、ネットワーク家電、自動車(Connected Car)等であってもよい。また、このような装置としては、デスクトップPC、ノートPC、ウェアラブルPC、スマートフォン、タブレット端末、ゲーム機、PDA等であってもよい。
MFP11は、コントローラ40と、近距離通信回路41と、エンジン制御部42と、操作パネル43と、ネットワークI/F44とを備えている。
コントローラ40は、コンピュータの主要部であるCPU50と、システムメモリ(MEM-P)51と、ノースブリッジ(NB)52と、サウスブリッジ(SB)53と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)54と、ローカルメモリ(MEM-C)55と、HDDコントローラ56と、HD(Hard Disk)57とを備えている。NB52とASIC54とは、AGP(Accelerated Graphics)バス58により接続されている。
CPU50は、MFP11全体の制御を行う制御部として機能する。NB52は、CPU50とMEM−P51、SB53、AGPバス58とを接続するブリッジで、MEM−P51に対する読み書き等を制御するメモリコントローラと、PCI(Peripheral Component Interconnect)マスタと、AGPターゲットとを備える。
MEM−P51は、コントローラ40の各機能を実現するためのプログラムやデータを格納するROM51aと、プログラムやデータの展開、印刷時の描画等に使用されるRAM51bとから構成される。RAM51bに記憶されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、CD−R、DVD、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SDカード等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
SB53は、NB52とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。ASIC54は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、MEM−C55、HDDコントローラ56、AGPバス58、PCIバス59をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。ASIC54は、PCIターゲット、AGPマスタ、ASIC54の中核をなすアービタ(ARB)と、MEM−C55を制御するメモリコントローラと、ハードウェアロジック等により画像データの回転等を行う複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)と、スキャナ部60、プリンタ部61との間で、PCIバス59を介したデータ転送を行うPCIユニットとから構成される。なお、ASIC54には、USBやIEEE(Institute of Electrical and Electronics)1394のインタフェースを接続するようにしてもよい。
MEM−C55は、コピー用画像バッファや符号バッファとして用いられるローカルメモリである。HD57は、画像データ、印刷時に用いられるフォントデータ、フォーム等の蓄積を行うためのストレージである。HDDコントローラ56は、CPU50の制御に従ってHD57に対するデータの読み出しや書き込みを制御する。AGPバス58は、グラフィック処理を高速化するためのグラフィックアクセラレータカード用のバスインタフェースで、MEM−P51に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックアクセラレータカードを高速にする。
近距離通信回路41は、NFC(Near Field Communication)、Bluetooth(登録商標)等により近距離無線通信を行う回路である。近距離通信回路41には、近距離通信用アンテナ41aが備わっている。エンジン制御部42は、スキャナ部60、プリンタ部61により構成され、MFP11が備えるスキャナやプリンタを制御する。
操作パネル43は、現在の設定値や選択画面等を表示させ、ユーザからの入力を受け付けるタッチパネル等のパネル表示部43aと、濃度の設定条件等の画像形成に関する条件の設定値を受け付けるテンキーやコピー開始指示を受け付けるスタートキー等の操作ボタン43bとから構成されている。
ネットワークI/F44は、ネットワーク13を介して通信を行うためのインタフェースである。近距離通信回路41およびネットワークI/F44は、PCIバス59を介してASIC54に電気的に接続されている。
コントローラ40は、MFP11全体の制御を行い、例えば描画、通信、操作パネル43のアプリケーションの切り替えキーにより、スキャナ機能、ドキュメントボックス機能、コピー機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能を順次切り替えて選択することを可能にする。各機能が選択された場合、MFP11は各機能に対応したモードとなる。
次に、図6および図7を参照して、各機器の機能構成について説明する。これら機能手段は、CPUがHDに記憶されたプログラムを、HDDコントローラを介して読み出し、RAM上に展開して実行することにより実現される。なお、これらの機能手段は、各機能を実行するように設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)や従来の回路モジュール等のデバイスにより実現されてもよい。
図6は、データ処理装置10の機能構成の一例を示したブロック図である。データ処理装置10は、受信部70と、記憶部71と、実行部72と、通知部73とを含む。
MFP11は、複数ページから構成される原稿を1ページずつスキャンし、1ページ分のデータに変換し、変換したデータをデータ処理装置10へ送信する。このとき、MFP11は、ワークフローを参照し、データ処理装置10に対して試し配信を実行させるため、ワークフローの実行要求と、複数のページに対応する複数のデータのうちの一部のデータとをデータ処理装置10へ送信する。
受信部70は、ワークフローの実行要求と一部のデータとを受信する。受信部70は、受信したデータを記憶部71に記憶し、実行要求を実行部72に渡す。なお、受信部70は、試し配信が成功した場合、既に受信した一部のデータ以外の残りのデータをMFP11から受信する。
実行部72は、実行要求に含まれるワークフロー情報の、ユーザ14により指定されたワークフローに従って、受信した一部のデータに対して1以上の処理を実行する。ここでは、実行部72は、一部のデータに対して試し配信として、配信サーバ12へのデータ配信を実行する。
実行部72は、配信先の配信サーバ12等から試し配信の実行結果を取得する。実行部72は、取得した実行結果を通知部73に渡す。通知部73は、データの送信元であるMFP11に対して実行結果を通知し、管理者のPC等へも実行結果を通知し、PC等の画面に表示させる。
MFP11に通知される実行結果は、試し配信が成功または失敗した旨を示す情報である。PC等の画面に表示させる実行結果は、試し配信が成功または失敗した旨を示す情報、失敗した場合の失敗箇所等を示す情報である。実行結果の通知方法は、画面へ表示する方法のほか、音声や印刷により出力する方法等であってもよい。
実行部72は、試し配信が成功した場合、記憶部71に記憶した一部のデータを消去し、ユーザ14により指定されたワークフローに従って、受信部70が受信した残りのデータに対して配信サーバ12へのデータ配信を実行する。
図7は、MFP11および配信サーバ12の機能構成の一例を示した図である。図7(a)は、MFP11の機能構成を示し、図7(b)は、配信サーバ12の機能構成を示す。
MFP11は、入力受付部80と、読取部81と、送信部82と、受信部83と、表示部84とを含む。入力受付部80は、ユーザ14からワークフローの選択を受け付ける。入力受付部80は、ユーザ14により選択されたワークフローがデータ配信を含む場合、配信先の選択も受け付ける。そして、入力受付部80は、選択されたワークフローの実行の指示を受け付ける。
選択されたワークフローが原稿のスキャンを含む場合、読取部81は、原稿のスキャンを実行する。原稿が複数ページから構成される場合、1ページ分スキャンするごとにデータに変換する。スキャンされたデータは、画像データである。
読取部81は、原稿の最初の1枚あるいは数枚を画像データに変換した段階で、試験的にワークフローを実行するため、変換された画像データをデータ処理装置10へ送信し、試し配信を実行させる。したがって、原稿の一部である最初の1枚あるいは数枚を画像データに変換したことが、試験的にワークフローの実行を開始するトリガーとなる。試験的に実行するワークフローに使用する画像データの数は、1〜3つ程度で良いが、4つ以上であってもよい。この画像データの数は、管理者が指定することができる。ここでは、ワークフローのスキャンに続くフローが配信であるため、試し配信を実行させているが、スキャンに続くフローが配信以外の処理である場合、ワークフローに従って配信以外の処理を試験的に実行させることができる。
送信部82は、ワークフローを参照し、試し配信を実行させるため、データ処理装置10に対してワークフローの実行要求と、複数のページに対応する複数のデータのうちの一部のデータとをデータ処理装置10へ送信する。ワークフローの実行要求には、同時に送信したデータを使用して試験的にワークフローを実行させる指示を含めることができる。また、送信部82は、試し配信が成功したことを受けて、残りのデータをデータ処理装置10へ送信する。
受信部83は、データ処理装置10から通知された試し配信の実行結果を受信する。実行結果は、試し処理が成功または失敗した旨を示す情報である。受信部83は、実行結果を受信すると、受信した実行結果を表示部84に表示させる。表示部84は、実行結果を描画して表示する。表示部84は、そのほか、ユーザ14が選択するワークフローの選択画面や配信先の選択画面等も描画して表示する。
MFP11は、記憶部を含み、読取部81がスキャンしたデータを記憶し、送信部82が記憶部からデータを取り出してデータ処理装置10へ送信する構成であってもよい。MFP11は、スキャンしたデータを、試し処理が失敗した際に、記憶したままの状態を維持してもよいし、消去してもよい。記憶したままとするか、消去するかは、管理者が使用するPC等に実装される管理ツールを使用して設定することができる。
配信サーバ12は、受信部90と、処理部91と、記憶部92とを含む。受信部90は、データ処理装置10から配信されたデータを受信する。処理部91は、受信部90が受信したデータを、記憶部92に書込み、記憶させる処理を行う。
図8は、データ処理システムにより実行されるワークフロー処理の一例を示したフローチャートである。ワークフロー(WF)処理は、MFP11において、ユーザ14が、例えば図9(a)に示すようにスキャンする原稿を自動原稿送り装置(ADF)に載置し、操作パネル43において、図9(b)に示すようなワークフローの選択画面を開くことにより、ステップ100から開始される。
ステップ101では、ユーザ14が、図9(b)に示すようにワークフローの選択画面の中のワークフローの1つを選択し、MFP11がその選択を受け付ける。ステップ102では、WF画面を描画する。WF画面は、選択されたワークフローが、例えばデータ配信を含む場合、図9(c)に示すような配信先を選択する画面を描画して表示する。この画面には、選択したワークフローの実行を指示するスタートボタンが含まれている。
ステップ103では、ユーザ14がスタートボタンを押下したことを受けて、ワークフローの実行を開始する。ワークフローは、「スキャン」を実行した後に「データ配信」を実行するように指定されている。MFP11は、原稿を1枚ずつスキャンし、原稿の一部である最初の1枚あるいは数枚を画像データに変換した段階で、試し配信のためにワークフローの実行要求とともに原稿の一部のデータをデータ処理装置10へ送信する。
データ処理装置10は、ワークフローの実行要求と一部のデータとを受信すると、図9(d)に示すように実行要求に含まれるワークフロー情報のワークフローに従って、ワークフロー情報に含まれる配信先の情報を基に、受信した一部のデータの試し配信を行う。
ステップ104では、データ処理装置10が、試し配信が成功したか否かを判断する。試し配信が失敗した場合、データ処理装置10は、MFP11に対し、失敗した旨を通知し、スキャンを中断するように指示し、別のワークフローを選択させるべく、ステップ101へ戻る。MFP11においてユーザ14に通知される画面は、図8(e)に示すような画面となる。MFP11は、それまでにスキャンし、変換したデータを、次に選択されるワークフローの実行のために保持する。
ステップ104で試し配信が成功した場合、MFP11は、試し配信の間にスキャンし、蓄積しておいた残りのページのデータをデータ処理装置10へ送信する。データ処理装置10は、ステップ105で残りのページのデータの配信を行う。データ処理装置10は、MFP11がスキャンした全てのページのデータを配信したところで、ステップ106へ進み、ワークフロー処理を終了する。データ処理装置10は、MFP11に対してワークフローの実行が完了した旨を通知し、MFP11は、操作パネル43にワークフローの実行が完了した旨を示す画面を表示させる。
図8に示した処理では、別のワークフローを選択させるようにしているが、これに限られるものではない。データ処理装置10は、失敗した旨の通知のほか、スキャン中断の指示や管理者へのワークフロー失敗箇所の通知等を行い、管理者によるメンテナンスが完了するまで処理を中断し、メンテナンスが完了した後、中断した箇所からワークフローの実行を再開させてもよい。
図10は、データ処理装置10により実行される第1の処理を示したフローチャートである。データ処理装置10は、ワークフロー情報を含むワークフローの実行要求を受け付けることにより、ステップ200から処理を開始する。データ処理装置10は、ステップ201においてMFP11から試し配信に必要とされる一部のデータを受信する。試し配信は、1つのデータがあれば充分であるので、1つのデータを受信するのみでよい。
ステップ202で、データ処理装置10は、受信したデータを記憶する。試し配信が失敗し、メンテナンス後、再度試し配信を行うことができるようにするためである。
ステップ203で、データ処理装置10は、実行要求に含まれるワークフロー情報を参照し、実行すべき処理を特定し、特定した処理がデータ配信である場合、配信先を確認する。そして、データ処理装置10は、受信したデータを使用し、確認した配信先へ試し配信を行う。試し配信は、ワークフローで指定されたデータ配信が、フォルダ配信である場合、指定されたフォルダへ配信し、メール配信である場合、指定されたメールアドレス宛にデータを配信する。
ステップ204では、試し配信が成功したか否かを判断する。試し配信が成功したか否かは、成功した旨の通知を受けたか、エラーコードが返されたかどうかにより判断することができる。
ステップ204で試し配信が成功したと判断した場合、ステップ205へ進み、データ処理装置10は、記憶部71に記憶した一部のデータを消去する。試し配信が成功し、配信サーバ12に配信済みで、残しておく必要がないからである。
データ処理装置10は、ステップ206でMFP11から残りのデータを受信し、ステップ207で受信したデータを配信サーバ12へ配信する。MFP11がスキャンした全てのページのデータを配信したところで、ステップ211へ進み、ワークフローに基づく処理を終了する。
ステップ204で試し配信が失敗したと判断した場合、ステップ208へ進み、データ処理装置10は、失敗した旨をMFP11に通知する。このとき、データ処理装置10は、管理者が使用するPC等へも失敗した旨、失敗した箇所等を通知する。また、データ処理装置10は、MFP11に対し、原稿のスキャンを中断するように指示する。
データ処理装置10は、ステップ209でワークフローを再度実行するかどうかを判断する。ユーザ14が別の配信先や別のワークフローを選択し、その実行を指示した場合、ワークフローを再度実行すると判断する。再度実行すると判断した場合は、ステップ203へ戻り、記憶部71に記憶された一部のデータを使用し、試し配信を行う。
ステップ209でワークフローを再度実行しないと判断した場合、試し配信を行うことはないため、ステップ210へ進み、記憶部71に記憶された一部のデータを消去し、ステップ211で処理を終了する。
図10に示した処理は、図2(a)に示した「分岐」を含まないワークフロー処理である。図2(b)に示したように「分岐」を含むワークフロー処理では、データによって「処理1」から「処理2」へ進む場合と、「処理1」から「処理3」へ進む場合とがある。すると、「処理1」から「処理2」へ進むフローについて試し処理を行うだけでは足りず、「処理1」から「処理3」へ進むフローについても試し処理を行う必要がある。試し処理は、分岐の数が増加すれば増加するほど、その数が増加する。
試し処理は、一部のデータとして、最初に1つのデータを受信したところで、受信したデータを使用し、複数のフローの全てについて行ってもよいし、フロー毎に最初に受信した1つのデータを使用して行ってもよい。
具体的な例を挙げて説明する。100ページの原稿をスキャンし、1〜50ページをフォルダ1に配信し、51〜100ページをフォルダ2に配信するようにワークフローで設定されているものとする。この場合、分岐の条件は、指定されたページ数(50ページ)を超えたかという条件になる。
前者の方法では、1ページ目のデータを受信したところで、1ページ目のデータを使用してフォルダ1へも、フォルダ2へも試し配信を行い、配信が成功したかどうかを確認する。なお、前者の方法では、1ページ目のデータをフォルダ2に記憶させる必要はないので、後に51〜100ページのデータを記憶させる際、51〜100ページのデータで1ページ目のデータを上書きする。
試し配信において、フォルダ1への配信は成功したが、フォルダ2への配信が失敗した場合、フォルダ2への配信が失敗した旨を通知し、別の配信先に変更することを促す。このとき、フォルダ2は選択できないようにグレーアウト表示等とされる。なお、配信先の変更に限らず、ワークフローを変更してもよい。このことは、試し配信において、フォルダ1への配信が失敗し、フォルダ2への配信が成功した場合や、フォルダ1、2の両方への配信が失敗した場合も同様である。
このとき、試し配信が成功した側の配信については、データの配信を行い、失敗した側の配信のみ配信先を変更する等して対処することができる。なお、失敗した側の配信は、メンテナンスが完了した後、再度同じ配信先へ配信するものであってもよい。
後者の方法では、1ページ目のデータを受信したところで、1ページ目のデータを使用してフォルダ1へ試し配信を行い、配信が成功したかどうかを確認する。成功した場合、2ページから50ページまでのデータを受信し、2ページから50ページまでのデータをフォルダ1へ配信する。次に、51ページ目のデータを受信したところで、51ページ目のデータを使用してフォルダ2へ試し配信を行い、配信が成功したかどうかを確認する。成功した場合、52ページから100ページまでのデータを受信し、52ページから100ページまでのデータをフォルダ2へ配信する。
データのページ数は、データがスキャンにより画像データとして出力されたものである場合、例えばOCRによる文字認識を行い、画像の所定の位置に記載されている数字を抽出することにより取得することができる。
分岐の条件は、ページ数だけではなく、ページに記載された内容等であってもよい。したがって、特定の文字を含むページはフォルダ1へ、それ以外のページはフォルダ2へ配信するように分岐させることが可能である。二次元コード等の特定の図形を含むページはフォルダ1へ、それ以外はフォルダ2へ配信するように分岐させることも可能である。
これらの場合、OCRによる文字認識を行い、特定の文字が含まれるかどうかを探索し、また、テンプレートマッチングにより特定の文字や図形を探索することができる。また、特定の文字や図形を含むページが探索されるまではフォルダ1へ、探索された後はフォルダ2へ配信するように分岐させることも可能である。
ワークフロー中の「分岐」は、1つに限られるものではなく、2以上設けられていてもよい。
試し配信において、フォルダ1への配信は成功したが、フォルダ2への配信が失敗した場合、2〜50ページのデータをフォルダ1へ配信した後、フォルダ2への配信が失敗した旨を通知し、スキャンを中断させ、別の配信先に変更することを促す。この場合も、フォルダ2は選択できないようにグレーアウト表示等とされる。なお、配信先の変更に限らず、ワークフローを変更してもよい。ただし、1〜50ページのデータを既にフォルダ1へ配信しているので、ワークフローは、「処理1」がスキャン、「分岐」を含み、「処理2」がフォルダ1への配信であるワークフローのみが選択可能に表示される。
試し配信において、フォルダ1への配信が失敗した場合は、フォルダ1への配信が失敗した旨を通知し、スキャンを中断させ、別の配信先に変更することを促す。この場合、フォルダ1が選択できないようにグレーアウト表示等とされる。配信先の変更に限らず、ワークフローを変更してもよい。
図11は、データ処理装置10により実行される第2の処理を示したフローチャートである。データ処理装置10は、ワークフロー情報を含むワークフローの実行要求を受け付けることにより、ステップ300から処理を開始する。データ処理装置10は、ステップ301において試し配信に必要とされる1つのデータを受信する。
ステップ302で、データ処理装置10は、受信したデータを記憶部71に記憶する。ステップ303で、データ処理装置10は、実行要求に含まれるワークフロー情報を参照し、実行すべき処理を特定し、特定した処理がデータ配信である場合、配信先を確認する。そして、データ処理装置10は、受信したデータを使用し、確認した配信先へ試し配信を行う。
ステップ304では、試し配信が成功したか否かを判断する。試し配信が成功したか否かは、成功した旨の通知を受けたか、エラーコードが返されたかどうかにより判断することができる。
ステップ304で試し配信が成功したと判断した場合、ステップ305へ進み、記憶部71に記憶されたデータを消去する。そして、データ処理装置10は、ステップ306でMFP11からデータを受信し、ステップ307で受信したデータを配信する。ステップ308では、分岐条件を満たすかどうかを判断する。上記の例でいうと、配信したページが50ページを超えたかどうかを判断する。満たしていないと判断した場合、データの配信を続け、満たしたと判断した場合、ステップ301へ戻る。そして、51ページのページを試し配信に使用するデータとして受信し、そのデータを記憶し、試し配信を行う。
ステップ304で試し配信が失敗したと判断した場合、ステップ310へ進み、データ処理装置10は、失敗した旨をMFP11に通知する。このとき、データ処理装置10は、管理者が使用するPC等へも失敗した旨、失敗した箇所等を通知する。また、データ処理装置10は、MFP11に対し、原稿のスキャンを中断するように指示する。
データ処理装置10は、ステップ311でワークフローを再度実行するかどうかを判断する。ユーザ14が別の配信先や別のワークフローを選択し、その実行を指示した場合、ワークフローを再度実行すると判断する。再度実行すると判断した場合は、ステップ303へ戻り、記憶部71に記憶された一部のデータを使用し、試し配信を行う。
ステップ311でワークフローを再度実行しないと判断した場合、試し配信を行うことはないため、ステップ312へ進み、記憶部71に記憶された一部のデータを消去し、ステップ313で処理を終了する。
図12は、データ処理装置10が試し配信に失敗した際に管理者のPCに表示される画面の一例を示した図である。管理者がデータ処理装置10を利用する場合、この画面を表示部に表示させてもよい。
データ処理装置10は、ネットワーク13を介して管理者のPCと接続されており、PCへは、例えばメールを使用して通知することができる。なお、通知方法は、メールに限られるものではなく、これまでに知られたいかなる方法でも採用することができる。
画面には、件名、本文、データ処理装置10に設定されたサーバ管理者のメールアドレスが含まれている。件名は、試し配信が失敗した旨の通知であること、その日時を含んでいる。サーバ管理者と管理者は同一人物であってもよいし、異なる人物であってもよい。管理者は、画面の件名を見ることで、試し配信がいつ失敗したかを知ることができる。
本文には、ワークフローのフロー図が含まれ、どの箇所で失敗したかが視覚的に分かるように表示される。また、本文には、ワークフローで使用される機器の情報も含まれ、「WFもしくはサーバのメンテナンスをお願いします。」という対応方法に関する情報も含まれている。対応方法は、エラーコードと失敗の箇所と紐付けて登録されており、試し処理が失敗した際に取得されるエラーコードに応じて登録した情報の中から取得することができる。図12に示す例では、「処理3」において失敗したことが視覚的に分かるように、「処理3」に重畳されるようにバツ印が付されている。
管理者は、表示された画面の本文の内容に従って、WFもしくはサーバのメンテナンスを行うことができる。これにより、管理者は、エラーログを確認することなく、原因を推定でき、対処することができる。
ワークフローに「分岐」を含む場合、全てのフローについて試し処理を行うことを説明してきたが、処理対象のデータによっては、全てのフローを使用しない場合もあり得る。また、ユーザ14が所定の分岐先の処理を含むフローのみ試し配信を行うことを望む場合もある。そこで、スキャンの実行前に、またはスキャン中に、どの分岐を試すかを操作パネル43上で選択することができる。
なお、スキャン中にどの分岐を試すかを選択できるようにすることで、特定のページやデータサイズ、バーコード等で分岐する特定のフローに対してのみ試し処理を行うことが可能となる。すると、事前にどの分岐を試すかを選択しておく必要がなくなり、スキャン中に試したい分岐について試し配信を行うことができる。
ところで、データ処理システムは、データ処理装置10およびMFP11を2台以上含んでいてもよく、2台以上のデータ処理装置10およびMFP11が同じワークフローを実行できるように設定されていてもよい。
試し処理が失敗した場合、例えば第1のデータ処理装置から第2のデータ処理装置に切り替え、第2のデータ処理装置から第1のデータ処理装置と同じ配信先へ配信させることで、データ処理装置に問題があるのか、配信先に問題があるのかを切り分けることができる。このような切り替えは、管理ツールを使用して設定することができる。
また、試し処理が失敗した場合、同じワークフローを実行可能なMFPに対して、試し処理が失敗したワークフローは利用できない可能性がある旨を通知することができる。そして、そのMFPにおいてそのワークフローが選択された場合、操作パネルに警告表示させることができる。これにより、ユーザは、そのワークフローが利用できないことを事前に知ることができる。
これまで本発明をデータ処理装置、データ処理システム、方法およびデータ処理装置等のコンピュータに実行させるためのプログラムとして上述した実施の形態をもって説明してきたが、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではない。したがって、他の実施の形態、追加、変更、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
したがって、データ処理システムが実行する方法、上記プログラムが記録された記録媒体、上記プログラムを、ネットワークを介して提供するサーバ装置等も提供することができるものである。
10…データ処理装置
11…MFP
12…蓄積サーバ
13…ネットワーク
14…ユーザ
15…支店
16…本社
17…主サーバ
18…副サーバ
20…CPU
21…ROM
22…RAM
23…HD
24…HDDコントローラ
25…ディスプレイ
26…ディスプレイI/F
27…外部機器接続I/F
28…ネットワークI/F
29…バスライン
30…キーボード
31…マウス
32…DVD−RWドライブ
33…メディアI/F
34…DVD−RW
35…記録メディア
40…コントローラ
41…近距離通信回路
41a…近距離通信用アンテナ
42…エンジン制御部
43…操作パネル
43a…パネル表示部
43b…操作ボタン
44…ネットワークI/F
50…CPU
51…MEM−P
51a…ROM
51b…RAM
52…NB
53…SB
54…ASIC
55…MEM−C
56…HDDコントローラ
57…HD
58…AGPバス
59…PCIバス
60…スキャナ部
61…プリンタ部
70…受信部
71…記憶部
72…実行部
73…通知部
80…入力受付部
81…読取部
82…送信部
83…受信部
84…表示部
90…受信部
91…処理部
92…記憶部
特開2012−243203号公報

Claims (14)

  1. 複数のデータに対して1以上の処理を実行するデータ処理装置であって、
    前記1以上の処理の実行要求と前記複数のデータのうちの一部のデータとを受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した前記一部のデータを用いて、前記1以上の処理を実行する実行手段と、
    前記実行手段の実行結果をデータの送信元に通知する通知手段と
    を含む、データ処理装置。
  2. 前記受信手段が受信した前記一部のデータを記憶する記憶手段を含み、
    前記実行結果が成功であることを示す場合、前記記憶手段から前記一部のデータを削除し、前記受信手段が前記複数のデータの残りのデータを受信する、請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. 前記通知手段は、前記実行結果が失敗したことを示す場合、前記送信元に対し、前記データの送信を中断するように指示する、請求項1または2に記載のデータ処理装置。
  4. 前記通知手段は、前記実行結果が失敗したことを示す場合、管理者が使用する機器に対して前記1以上の処理のうちのどの処理が失敗したかを通知する、請求項1〜3のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
  5. 前記受信手段が受信した前記一部のデータを記憶する記憶手段を含み、
    前記実行結果が失敗であることを示す場合、前記受信手段は、前記1以上の処理とは別の1以上の処理の実行要求を受信し、前記実行手段は、前記記憶手段に記憶された前記一部のデータを用いて、前記別の1以上の処理を実行する、請求項1〜4のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
  6. 前記1以上の処理が分岐を含む場合、前記受信手段は、指定された分岐先の処理を含むフローの実行要求を受信し、前記実行手段は、前記フローの処理を実行する、請求項1〜5のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
  7. 前記受信手段は、前記一部のデータを用いて前記1以上の処理を実行した他のデータ処理装置の実行結果が失敗であることを受けて、同じ前記1以上の処理の実行要求と前記一部のデータとを受信する、請求項1〜6のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
  8. 複数のデータを送信する送信機器と、請求項1〜7のいずれか1項に記載のデータ処理装置とを含む、データ処理システム。
  9. 前記データ処理システムは、2以上の前記データ処理装置を含み、前記送信機器は、前記2以上のデータ処理装置のうちの1のデータ処理装置から一部のデータを用いた1以上の処理の実行結果が失敗であることの通知を受けて、前記送信機器が、前記2以上のデータ処理装置のうちの前記1のデータ処理装置とは別のデータ処理装置であって、前記1以上の処理の実行が可能なデータ処理装置に対し、前記1以上の処理の実行要求と前記一部のデータを送信する、請求項8に記載のデータ処理システム。
  10. 前記データ処理システムは、2以上の前記送信機器を含み、
    前記実行結果が失敗である前記1以上の処理の実行要求を送信した送信機器とは別の送信機器は、前記1以上の処理の実行要求を受け付けた場合、前記1以上の処理の実行が失敗する旨の警告表示を行う、請求項9に記載のデータ処理システム。
  11. 前記送信機器は、原稿を読み取り、複数のデータに変換する画像形成装置であり、前記原稿の少なくとも1枚を少なくとも1つのデータに変換した段階で、前記データ処理装置に対し、試験的に前記1以上の処理を実行させるために、該1以上の処理の実行要求と前記複数のデータのうちの一部として変換された前記少なくとも1つのデータとを送信する、請求項8〜10のいずれか1項に記載のデータ処理システム。
  12. 前記画像形成装置は、前記データ処理装置からデータの送信を中断するように指示を受け付けるまで前記原稿の読み取りを継続する、請求項11に記載のデータ処理システム。
  13. 複数のデータに対して1以上の処理を実行するデータ処理装置により実行されるデータ処理方法であって、
    前記1以上の処理の実行要求と前記複数のデータのうちの一部のデータとを受信するステップと、
    受信した前記一部のデータを用いて、前記1以上の処理を実行するステップと、
    前記実行するステップにおける実行結果をデータの送信元に通知するステップと
    を含む、データ処理方法。
  14. 請求項13に記載の方法に含まれる各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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