JP2019109978A - 回路分離素子および半導体装置 - Google Patents

回路分離素子および半導体装置 Download PDF

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Abstract

【課題】故障した半導体素子を回路から分離し、システム全体の運転継続を可能とする回路分離素子および半導体装置を提供する。【解決手段】 回路分離素子は、絶縁体と、前記絶縁体上に設けられた第1電極と、前記絶縁体上において前記第1電極から離間した位置に設けられた第2電極と、前記絶縁体上に設けられ、前記第1電極および前記第2電極にそれぞれ接続された複数の線状導体とを備える。前記線状導体の数は、前記第1電極と前記第2電極との間を流れる最大電流値を前記線状導体の最小アーク電流値で除した値よりも多い。【選択図】図1

Description

実施形態は、回路分離素子および半導体装置に関する。
インバータなどのパワーエレクトロニクス機器は、複数の半導体素子を内蔵し、大電力制御に用いられる。例えば、交通および送配電などの用途では、電力制御システムに高い信頼度が求められるが、これらの機器を構成する複数の半導体素子のうちの1つでも短絡故障するとシステムの運用を継続することができなくなる。通常、半導体素子の偶発的な短絡故障を回避することは困難であり、システムの信頼度を低下させる要因となっている。そこで、一部の半導体素子が故障したとしても運転の継続が可能な冗長性を有したシステムの検討が進められている。しかしながら、そのようなシステムでは、予備機器の配置による大型化、高コスト化を避けることは難しい。
特開2011−199940号公報 特開2013−38864号公報 特開2014−236580号公報 特許第5489586号
実施形態は、故障した半導体素子を回路から分離し、システム全体の運転継続を可能とする回路分離素子および半導体装置を提供する。
実施形態に係る回路分離素子は、絶縁体と、前記絶縁体上に設けられた第1電極と、前記絶縁体上において前記第1電極から離間した位置に設けられた第2電極と、前記絶縁体上に設けられ、前記第1電極および前記第2電極にそれぞれ接続された複数の線状導体と、を備える。前記線状導体の数は、前記第1電極と前記第2電極との間を流れる最大電流値を前記線状導体の最小アーク電流値で除した値よりも多い。
また、実施形態に係る半導体装置は、半導体素子と、前記半導体素子に直列接続された回路分離素子と、を備える。前記回路分離素子は、絶縁体と、前記絶縁体上に設けられた第1電極と、前記絶縁体上において前記第1電極から離間した位置に設けられた第2電極と、前記絶縁体上に設けられ、前記第1電極および前記第2電極にそれぞれ接続された複数の線状導体と、を含み、前記半導体装置の最大定格電流は、前記線状導体の数に、前記線状導体の最小アーク電流値を乗じた値よりも小さい。
実施形態に係る回路分離素子を模式的に示す斜視図である。 実施形態に係る回路分離素子を示す模式図である。 実施形態に係る回路分離素子の特性を示す模式図である。 実施形態に係る回路分離素子の特性を示すグラフである。 実施形態に係る半導体装置を示す模式図である。 実施形態に係る半導体装置の動作を示す模式図である。 実施形態に係る半導体装置の示す回路図である。 実施形態に係る回路分離素子および試験回路を示す模式図である。 実施形態に係る試験回路にて測定される電圧波形および電流波形を例示する模式図である。 実施形態に係る回路分離素子の試験結果を示す模式図である。 実施形態に係る回路分離素子の別の試験結果を示す模式図である。
以下、実施の形態について図面を参照しながら説明する。図面中の同一部分には、同一番号を付してその詳しい説明は適宜省略し、異なる部分について説明する。なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
さらに、各図中に示すX軸、Y軸およびZ軸を用いて各部分の配置および構成を説明する。X軸、Y軸、Z軸は、相互に直交し、それぞれX方向、Y方向、Z方向を表す。また、Z方向を上方、その反対方向を下方として説明する場合がある。
図1は、実施形態に係る回路分離素子1を模式的に示す斜視図である。回路分離素子1は、例えば、絶縁性基板10、電極20、30および複数の線状導体40を含む。電極20、30および線状導体40は、絶縁性基板10の上面10の上に設けられる。
図1に示すように、電極20は、電極30からX方向に離間した位置に配置される。線状導体40は、それぞれX方向に延在し、電極20および電極30に接続される。線状導体40は、例えば、電極20および30と同じ材料を含む。すなわち、線状導体40は、電極20および30と一体に設けられる。また、線状導体40は、電極20および30とは異なる材料を含んでも良い。
絶縁性基板10の材料は、絶縁性を有していれば、有機材料、無機材料の区分によらず、どのような材料でも用いることができる。絶縁性基板10は、例えば、高耐熱絶縁材料であるガラスおよびセラミックスの少なくともいずれか一方を含むことが好ましい。また、絶縁性基板10には、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、フッ素系樹脂、ポリイミドなどを用いても良いし、それらとシリカやアルミナ、窒化アルミニウムなどの絶縁性フィラー粒子、または、ガラス繊維などの絶縁性繊維を組み合わせた材料を用いても良い。
電極20および30には、例えば、ワイヤボンディングもしくはハンダ接合が可能な金属材料を用いる。線状導体40には、例えば、銅および銅合金、アルミニウムおよびアルミニウム合金、スズ、亜鉛、ビスマス、ニッケルのいずれか一つを用いることが好ましいが、これらに限定される訳ではない。また、線状導体40には、酸化物が絶縁性を有する金属を用いることが好ましい。すなわち、線状導体40が酸素を含む雰囲気中で溶融した時、その表面に絶縁性の酸化物が形成されることが好ましい。これにより、溶断(分離)された線状導体40の電気抵抗が顕著に増大するため、回路分離速度の向上や分離後の絶縁信頼性を確保することができる。さらに、絶縁性基板10と線状導体40との間にチタニウム(Ti)やクロム(Cr)、タンタル(Ta)、タングステン(W)およびこれらを含んだ化合物などの密着性を向上させる材料を介在させても良い。
電極20、30および線状導体40は、例えば、スキージ印刷などのマスクを用いる印刷法や、インクジェットやバブルジェット(登録商標)、インプリントなどのマスクレスの印刷法を用いて形成することができる。また、めっき、スパッタリング、真空蒸着、イオンプレーティングなどの薄膜形成法およびフォトリソグラフィを用いて形成することもできる。
図2(a)および(b)は、実施形態に係る回路分離素子1を示す模式図である。図2(a)は、絶縁性基板10の上面を示す平面図であり、図2(b)は、図2(a)中に示す2B−2B線に沿った断面図である。なお、図2(a)および(b)に示す電極20、30および線状導体40は例示であり、実施形態は、これらに限定される訳ではない。
図2(a)に示すように、線状導体40は、X方向に延在し、長さLを有する。また、線状導体40は、Y方向の幅Wを有する。線状導体40は、例えば、X方向に延びる線状に設けられ、L≫Wである。線状導体40は、例えば、間隔Wを持ってY方向に並べて配置される。
図2(b)に示すように、線状導体40は、Z方向の厚さTを有する。また、線状導体40を覆う絶縁膜50が設けられる。絶縁膜50は、例えば、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜もしくはシリコン酸窒化膜である。絶縁膜50は、例えば、CVD(Chemical Vapor Deposition)法、コーティング法もしくはスパッタ法を用いて形成される。絶縁膜50は、電極20および30の上に位置する開口50を有する。
回路分離素子1は、例えば、半導体素子の故障により電極20と電極30との間に短絡電流が流れた場合、そのジュール熱により線状導体40が溶融され、電極20と電極30との間の電気接続が分断されることにより機能する。
図3は、回路分離素子1のモデル化された特性を示す模式図である。例えば、線状導体40の並列数をNとし、電極20と電極30との間を流れる電流をiとする。すなわち、線状導体40には、それぞれi/Nの電流が流れるものとする。
図3に示すように、電極20と電極30との間の電流iおよび線状導体40の発熱量Qは、時間t=0においてステップ状に発生し、時間tに対して一定とする。この場合、線状導体40の抵抗は、所定の温度の値を用い、温度Tに依存せず一定とする。例えば、銅を材料とする場合、T=1000℃の抵抗値を用いる。
線状導体40の温度変化量ΔT(=T−T)は、次式(1)を用いて算出され、時間tに対して室温Tからリニアに増加する。
Figure 2019109978

ここで、Q(=Q×t)は累積発熱量、Cは熱容量、rは比抵抗、ρは密度、cは比熱である。また、断面積Sは、複数の線状導体40の全断面積であり、S=W×T×Nである。
式(1)に示すように、線状導体40の温度変化量ΔTは、電流iおよび時間tを変数とする関数として表され、材料の比抵抗r、密度ρ、比熱cおよび断面積Sに依存する。ここで、線状導体40の長さLは、式中でキャンセルされる。したがって、理想的には、線状導体40を構成する材料を指定すれば、断面積Sが温度上昇のパラメータとなることが分かる。また、線状導体40の断面積が電流の流れる方向に変化する場合は、直方体に近似した場合の断面積Sを用いる。
さらに、単位電流あたりの断面積(S/i)は、次式(2)で表される。
Figure 2019109978

ここで、t=tr、ΔT=Tm−Tとして、線状導体40の断面積Sの上限を求めることができる。Tmは、線状導体40の融点であり、trは、線状導体40の温度が融点に達するまでの時間である。
電力制御システムには、短絡故障を検知し、その動作を停止させる保護回路が設けられる。例えば、保護回路が動作し、電力制御システムを停止させるまでの時間をtoffとする。電力制御システムに回路分離素子1を適用し、例えば、tr<toffとすることにより、電力制御システムが停止する前に故障した半導体素子を回路から分離することができる。これにより、回路分離素子1に接続された半導体素子が故障したとしても、電力制御システムの運転を継続することができる。
例えば、線状導体40の材料が銅もしくは銅合金である場合、tr=10μsec、Tm=1085℃、T=25℃として計算すると、単位電流あたりの断面積Sは、14×10−6mm/Aとなる。すなわち、1Aの電流が断面積14×10−6mmを有する線状導体40を流れた場合、その温度は、短絡電流が流れ始めてから10μsecで、銅の融点1085℃に達する。
電極20と電極30との間に流れる最大電流をImaxとすれば、時間tr以内に線状導体40を溶断するための断面積Sの最大値Smaxは、式(3)で表される。
Figure 2019109978

線状導体40の並列数Nは、Smaxを線状導体40のそれぞれの断面積(W×T)で除した値と同じか、それよりも小さい。ここで、最大電流Imaxは、例えば、線状導体40を溶断する電流値である。
一方、線状導体40が溶断される時に、それぞれの線状導体40に流れる電流が大きいと、溶断された部分においてアーク放電が持続する。このため、電極20と電極30との間の電気接続が完全に分離されず、システムは、停止に至る場合がある。
回路を分離する際のアークの発生および持続については研究例(参考文献:Paul G. Slade, "ELECTRICAL CONTACTS (PRINCIPLES AND APPLICATIONS)", 2nd Edition, CRC Press, 2014)があり、例えば、各線状導体40の電流が最小アーク電流値を超えると、アーク放電が持続することがわかっている。最小アーク電流値は、材料ごとの固有値であり、例えば、アルミニウムの最小アーク電流値は0.4Aであり、タングステンの最小アーク電流値は1.0Aである。
なお、これらの研究例は、電気接点における結果であり、1つの指標を開示するものである。すなわち、1対の金属部材の接点が乖離する際に発生するアーク電流に関するものである。本実施形態における線状導体の分離後の端部においても電気接点と同様のアーク放電が生じ、それを持続させない電流閾値、すなわち、最小アーク電流値があると考えられる。しかしながら、その閾値は、電気接点における最小アーク電流と必ずしも一致するものではないことに留意すべきである。
各線状導体40を流れる電流は、最小アーク電流値よりも小さくすることが好ましい。すなわち、線状導体40の並列数Nを増し、それぞれの電流値を最小アーク電流値よりも小さくすることが望ましい。例えば、並列数Nは、最大電流Imaxを最小アーク電流値Iarc_minで除した値よりも大きい。結果として、線状導体40の並列数Nは、式(4)に示す範囲内にあることが好ましい。
Figure 2019109978

例えば、半導体装置やインバータにおける短絡電流は、概ね100A〜2000Aである。したがって、線状導体40の材料をアルミニウムとすれば、その並列数Nは、250〜5000である。また、線状導体40の材料をタングステンとすれば、並列数Nは、100〜2000となる。
また、回路分離素子1は、半導体素子と共に、例えば、インバータのケース内に配置される。このため、回路分離素子1のサイズと同等、もしくは、それよりも小さいことが好ましい。例えば、回路分離素子1のサイズを、半導体素子と同程度の15mm□とし、短絡電流を2000Aとすれば、アルミニウムを材料とする線状導体40の場合、並列方向における線状導体40の密度は、334本/mm以上となる。また、短絡電流を100Aとしても、線状導体40の密度は17本/mm以上となる。
このように、高密度に配置される線状導体40において、その断面積Sを最適化する場合、Y方向の幅Wを変化させるよりも、Z方向の厚さTを変化させる方が好ましい。すなわち、Y方向の幅Wを変化させると、回路分離素子1のY方向のサイズが大きくなり、回路分離素子1を小型化する際の阻害要因となる場合がある。
図4は、実施形態に係る回路分離素子の特性を示すグラフである。横軸は、線状導体40の厚さTであり、縦軸は、回路分離時間trである。図3中のプロットは、線状導体40の幅Wおよびその間隔Wを0.1〜3マイクロメートル(μm)の範囲で変化させた結果を表している。
この例では、線状導体40が短絡電流により分離される過程を過渡熱解析し、回路分離時間tr[μsec]を計算している。実際に、幅W[μm]、間隔W[μm]および厚さT[μm]が回路分離時間trへ与える影響をパラメータサーベイし、回帰式(5)を得た。図4は、回帰式(5)を用いて算出したtrをプロットしたグラフである。

tr=0.53×W−0.58×W+5.0×T+1.5・・・(5)

例えば、IGBTを用いた半導体装置では、短絡電流を検出した後、保護回路が作動するまでの時間toffは10μsecである。したがって、tr<10μsecとすることにより、半導体装置もしくは電力制御システムを停止させないで、その運転を継続することができる。
図4に示すように、W=W=0.1μmの時、tr<10μsecとなる厚さTは、例えば、2.1μm以下である。また、W=W=3μmの時、tr<10μsecとなる厚さTは、例えば、1.5μm以下である。
このように、複数の線状導体40のX方向およびY方向のサイズの拡大を抑制しつつ、Z方向の高さを低くすることができる。さらに、回路分離素子1のZ方向の高さを低くするために、絶縁性基板10を薄層化しても良い。例えば、回路分離素子1は、半導体素子と共に半導体装置のケース内に実装される。したがって、線状導体40の厚さTおよび絶縁性基板10の厚さを含む回路分離素子1のZ方向の高さは、例えば、ケースの内高と同じか、それよりも低いことが好ましい。また、半導体素子が金属ワイヤを介して基板配線に接続される場合、実装後のケース内における回路分離素子1の高さは、例えば、ワイヤのルーピング高さよりも低くなることが望ましい。
図5(a)および(b)は、実施形態に係る半導体装置100を示す模式図である。半導体装置100は、並列配置された複数の半導体素子、例えば、n個のトランジスタTr1〜Trnを含み、インバータ回路に用いられる。図5(a)は、トランジスタTr1〜Trnの配置を示す平面である。図5(b)は、図5(a)中に示す4B−4B線に沿った断面図である。
図5(a)に示すように、半導体装置100は、複数の配線110と、配線120と、配線130と、を含む。配線120および130は、それぞれY方向に延びる。配線110は、配線120と配線130との間において、Y方向に並べて配置される。トランジスタTr1〜Trnは、配線120および130に並列接続され、例えば、配線120と配線130との間を流れる電流をオンオフ制御する。トランジスタTr1〜Trnは、それぞれ配線110の上にマウントされる。
半導体装置100は、複数の回路分離素子1と、複数の接続導体140とをさらに備える。回路分離素子1は、配線110と配線120とに跨って配置され、トランジスタTr1〜Trnにそれぞれ直列接続される。このように、回路分離素子1をトランジスタTr1〜Trnの近傍にそれぞれ配置することにより、余分な配線を省略し、コンパクトに実装することができる。接続導体140は、配線110と配線130とに跨って配置され、配線110と配線130とを電気的に接続する。
配線110、120および130は、例えば、絶縁性基板上に設けられた銅箔やアルミニウム箔を加工した配線部材であっても良い。また、配線110、配線120および130は、例えば、互いに独立したリードフレームであっても良い。半導体素子は、例えば、IGBTもしくはパワーMOSFETである。
図5(b)は、配線110および120に接続された回路分離素子1を示す断面図である。図5(b)に示すように、回路分離素子1は、絶縁性基板10の上面10を配線110および120側に向けて実装される。電極20は、接続部材60を介して配線110に接続される。電極30は、接続部材70を介して配線120に接続される。結果として、線状導体40は、配線110と配線120との間のスペースに向き合うように配置される。接続部材60および70は、例えば、ハンダや導電性接着剤、拡散接合部材、金属の直接接合部材もしくは金属粒子の焼結接合部材を含む。
上記の構成は例示であり、実施形態はこれに限定される訳ではない。例えば、絶縁性基板10の裏面側にも電極20および30につながったボンディング用の電極が配置され、電極20、30および線状導体40を上方に向けて実装する形態でも良い。また、ワイヤボンディングにより電極20および30を配線110および120にそれぞれ接続する形態でも良い。
図6は、実施形態に係る半導体装置100の動作を示す模式平面図である。例えば、トランジスタTr1〜Trnのうちの1つであるトランジスタTr1が短絡故障を起こしたとする。図示しないゲート回路からトランジスタTr1〜Trnをオフする信号が伝達された時、正常なトランジスタTr2〜Trnは、OFF状態となるが、トランジスタTr1は、短絡(ON)状態のままである。このため、配線120と配線130との間に所定の電圧が供給され、短絡電流ISCが流れる。
例えば、回路分離素子1に代えて、配線110と配線120との間にも接続導体140が配置されていると、短絡電流ISCは、トランジスタTr1を通過して配線130に流れ続ける。このため、保護回路が短絡電流ISCを検知し、半導体装置100を含むインバータを停止させることになる。
これに対し、半導体装置100では、配線110と配線120との間に配置された回路分離素子1に流れる短絡電流ISCにより線状導体40が溶断され、保護回路が検知する前に短絡電流ISCを遮断することができる。これにより、トランジスタTr1は、インバータ回路から分離され、正常なトランジスタTr2〜Trnによりインバータの運転を継続することができる。
例えば、半導体装置100を用いて3相インバータ回路を構成するとすれば、トランジスタTr1には、少なくとも半導体装置100の最大定格電流Idmaxの3倍の短絡電流が流れることになる。回路分離素子1が、そのようなインバータ回路に適用される場合、線状導体40の並列数Nは、好ましくは、3Idmax/Iarc_min以上である。線状導体40の並列数Nの最小値は、電力制御システムの構成に依存するが、少なくとも半導体装置100の最大定格電流Idmaxを線状導体40の最小アーク電流Iarc_min、すなわち、線状導体40の分離後に発生するアークを抑制できる閾値電流で除した値よりも大きいことが望ましい。
図7(a)〜(c)は、実施形態に係る半導体装置を示す回路図である。図7(a)および(b)は、半導体装置100を例示する回路図であり、図7(c)は、実施形態の変形例に係る半導体装置200を示す回路図である。
図7(a)〜(c)に示すように、トランジスタTrとダイオードFWDとが並列に配置される。トランジスタTrは、例えば、パワーMOSFETもしくはIGBTである。
回路分離素子1は、図7(a)に示すように、トランジスタTrのドレイン(コレクタ)側に直列接続されても良いし、図7(b)に示すように、トランジスタTrのソース(エミッタ)側に直列接続されても良い。この場合、半導体装置100の内部には、トランジスタTrと同数の回路分離素子1が配置される。
図7(c)に示すように、トランジスタTrのソース側およびドレイン側の両方に回路分離素子1をそれぞれ配置しても良い。これにより、トランジスタTrは、ソース側ドレイン側の両方において回路から分離される。例えば、トランジスタTrには、図示しないゲート回路が接続されている。通常、ゲート回路は、高耐圧設計されておらず、主回路の高電圧が印加されると破壊される恐れがある。このため、故障したトランジスタTrに加えて、それに接続されたゲート回路も主回路から分離することが好ましい。半導体装置200では、トランジスタTrのソース側およびドレイン側にそれぞれ回路分離素子1を配置することにより、ゲート回路の分離も実現する。
図7(a)〜(c)に示す回路配置は例示であり、実施形態は、これらに限定される訳ではない。例えば、並列接続された複数のトランジスタに1つの回路分離素子1を直列接続することも可能である。これにより、空きスペースが少ない半導体装置にも回路分離素子1を配置することができる。
[実施例]
以下、図8〜図11を参照して、本実施形態の実施例を説明する。ここでは、最もアーク放電が持続しやすい金属の一つであるアルミニウムを材料とする線状導体の最小アーク電流値の測定例を説明する。
図8(a)は、本実施例に係る回路分離素子2を示す模式図である。回路分離素子2は、絶縁性基板10、電極20、30および複数の線状導体40を含む。線状導体40は、絶縁性基板10の上に設けられ、絶縁膜50に覆われる。線状導体40は、アルミニウムであり、絶縁膜50は、シリコン酸化膜である。回路分離素子2は、さらに、封止材80に覆われる。封止材80は、パワーモジュールの封止材料として一般的なシリコーンゲルである。
図8(b)は、試験回路300を模式的に示す回路図である。この回路では、短絡電流をコンデンサの放電電流で模擬した高圧分離試験を実施できる。電源電圧Vsは2kV、コンデンサCは3μF、配線のインダクタンスは400mHである。
回路分離素子2は、リレーを介してコンデンサCに接続される。リレーをOFFした状態でコンデンサCを充電した後、リレーをONして回路分離素子2へ放電電流を流し、線状導体40を分離させる。この間、リレーと回路分離素子2との間の測定点に接続されたオシロスコープにて電圧波形および電流波形を測定する。
図9(a)および(b)は、試験回路300にて測定される電圧波形および電流波形を例示する模式図である。図9(a)は、電圧波形を示す模式図であり、図9(b)は、電流波形を示す模式図である。
線状導体40が分離された後のアーク放電が抑制された場合、測定点では、図9(a)に示すステップ状の電圧波形が観測される。また、これに対応する電流波形は、図9(b)に示すパルス状となる。すなわち、リレーをONした瞬間に流れる電流により線状導体40が溶断され、回路分離素子2を介した電流経路が遮断される。そして、測定点における電流値はゼロとなる。
これに対し、線状導体40が分離された後もアーク放電が持続する場合には、時間の経過とともに低下する電圧波形が観測され、アーク電流が継続して流れる。これにより、アーク放電の有無を検出することができる。また、アーク放電が持続する場合には、線状導体40を覆う封止部材であるシリコーンゲルが損傷する。このため、回路分離素子2の外観の変化からも、持続的なアークの有無を判定することができる。
図10は、試験結果を示す模式図である。図10には、各線状導体40に流れる分離電流と電源電圧の関係が示されている。ここでは、線状導体40の長さL(図8(a)参照)を1mm〜5mmとした場合の結果を示している。ここで、「分離電流」とは、線状導体40を溶断する電流、すなわち、各線状導体40に流すことができる最大電流値である。
図10中に示す白丸Aは、アーク放電が抑制されたポイントを示し、黒丸Bは、アーク放電が持続したポイントを示している。また、斜線で示された領域は、アーク放電を抑制可能な領域を表している。
図10に示すように、アーク放電を抑制可能な電源電圧の範囲は、線状導体40の長さLに依存して変化する。また、分離電流を40A/本以下とすることにより、アーク放電の抑制が可能となることが分かる。
図11は、別の試験結果を示す模式図である。図11では、線状導体40の長さLを2mmとした場合の各線状導体40に流れる分離電流と電源電圧の関係が示されている。ここでも、電源電圧2kV以下、分離電流40A/本以下の範囲において、線状導体40の分離後のアーク放電が抑制されることが分かる。
表1は、線状導体40の幅WM(図2(a)参照)を変化させ、その並列数Nを変えた場合の測定結果を示している。線状導40の並列数Nに対応して、各線状導体40に流れる分離電流は、10A〜45Aの範囲で変化する。
Figure 2019109978
表1に示すように、各線状導体40に流れる分離電流を40A以下とすることにより、アーク放電を抑制できることが分かる。このように、各線状導体40に流れる分離電流を40A/本とすることにより、線状導体40の分離後のアーク放電を抑制することが可能となる。
言い換えれば、アルミニウムを材料とした線状導体40の最小アーク電流値は、40A/本である。また、アルミニウム以外の材料を用いて線状導体40を形成した場合、最小アーク電流は、40A/本よりも大きくなるものと考えられる。したがって、線状導体40に用いる材料に関わらず、最小アーク電流を40A/本として、線状導体40の並列数Nを決定することが可能である。
上記の測定結果に基づいた最小アーク電流は、前述した研究例に開示された材料固有の最小アーク電流よりも1ケタ以上大きい。この理由は、以下のように考えられる。
電気接点は、例えば、露出された1対の金属部材を機械的に接触している状態から離間させることにより電流を遮断する。高電圧下で電流を遮断しようとすると、金属部材間に微小なギャップが生じた状態で微弱なアーク放電が開始される。そして、このアーク放電を抑制する機構が存在しないため、小さな分離電流下においてもアーク放電が容易に持続される。
一方、実施形態に係る線状導体40では、その分離の初期過程において微弱な放電が発生した場合、線状導体40の周囲に存在する絶縁部材が絶縁状態を保持すると共に、熱を放散させ、アーク放電を抑制する。すなわち、線状導体40を覆う絶縁部材は、消弧材として機能し、一般の高電圧用ヒューズ製品に用いられる消弧材と同様に放電を抑制する効果を奏する。
さらに、線状導体40の電気的分離に至る過程では、線状導体40は、その材料の融点以上の高温となる。このため、封止材80として用いられるシリコーンゲル、もしくは、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂などが熱分解し、ガスを発生させる。そして、分離された線状導体40の微小なギャップの間に流入たガスにより、熱の放散が促進され、結果として、線状導体40の分離後のアーク放電が抑制される。
このように、線状導体40を覆う絶縁膜および封止材80を設けることにより、アーク放電を抑制する作用が働き、分離後のアーク放電の持続を回避することができる。このため、測定された最小アーク電流は、材料固有の値よりも大きくなる。
前述したように、半導体装置やインバータにおける短絡電流は、概ね100A〜2000Aである。したがって、最小アーク電流を40A/本とした時、線状導体40の並列数Nは、少なくとも3〜50である。
また、アーク放電の持続は、火災などの重大な二次災害を引き起こす可能性がある。そのため、安全係数を10倍とした場合、分離電流の閾値は4A/本となり、線状導体40の並列数Nの最小値は、少なくとも30〜500とすることが好ましい。
さらに、半導体装置100を用いて3相インバータ回路を構成する場合、トランジスタTr1に流れる短絡電流は、少なくとも半導体装置100の最大定格電流Idmaxの3倍であり、回路分離素子2における線状導体40の並列数Nは、好ましくは、3Idmax/40以上である。すなわち、線状導体40の並列数Nの最小値は、少なくとも半導体装置100の最大定格電流Idmaxを線状導体40を分離する際に発生するアークが持続しない分離電流の閾値である40Aで除した値よりも大きいことが望ましい。
上記の実施形態によれば、電力制御システムに冗長性を持たせるために用いられる余剰のインバータや半導体装置が不要となり、電力制御システムの重量や容積の縮小が可能となる。また、回路分離素子1は、並列化された微細な線状導体を有し、それぞれの線状導体がジュール熱により溶断される際の電流を低減することができる。これにより、回路分離時のアーク放電の持続を回避できる。これにより、通常のヒューズのように多量の消弧材を用いる必要がなくなるため、回路分離素子1の実装面積を小さくすることができる。また、回路分離素子1を半導体装置100内へ実装した場合、例えば、半導体装置100の封止材が消弧材として機能し、回路分離時のアーク放電の持続をさらに抑制することができる。
また、半導体装置100は、回路分離素子1によりトランジスタTrが回路分離された時に、それ外部へ通知する機能を有しても良い。これにより、他の健全な部品に対する電流負荷の変動を見積もり、電力制御システムの稼働可能な時間の予測や、メンテナンスプランを作成できる。したがって、電力制御システム全体の信頼性や実用性を向上させることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1、2…回路分離素子、 10…絶縁性基板、 20、30…電極、 40…線状導体、 50…絶縁膜、 50H…開口、 60、70…接続部材、 80…封止材、 100、200…半導体装置、 110、120、130…配線、 140…接続導体、 300…試験回路、 Tr、Tr1〜Trn…トランジスタ

Claims (14)

  1. 絶縁体と、
    前記絶縁体上に設けられた第1電極と、
    前記絶縁体上において前記第1電極から離間した位置に設けられた第2電極と、
    前記絶縁体上に設けられ、前記第1電極および前記第2電極にそれぞれ接続された複数の線状導体と、
    を備え、
    前記線状導体の数は、前記第1電極と前記第2電極との間を流れる最大電流値を、前記線状導体の最小アーク電流値で除した値よりも多い回路分離素子。
  2. 前記最小アーク電流値は、40Aである請求項1記載の回路分離素子。
  3. 前記最小アーク電流値は、前記線状導体の材料に固有の値である請求項1記載の回路分離素子。
  4. 前記第1電極と前記第2電極との間に前記最大電流を流した場合に、前記第1電極と前記第2電極との間が電気的に分離される請求項1〜3のいずれか1つに記載の回路分離素子。
  5. 前記線状導体は、酸化物が高抵抗体となる酸化性金属を含む請求項1〜4のいずれか1つに記載の回路分離素子。
  6. 前記線状導体は、銅またはアルミニウムのいずれかを含む請求項1〜4のいずれか1つに記載の回路分離素子。
  7. 前記第1電極、前記第2電極は、前記線状導体と同じ材料を含む請求項1〜6のいずれか1つに記載の回路分離素子。
  8. 前記線状導体を覆う絶縁膜をさらに備えた請求項1〜7のいずれか1つに記載の回路分離素子。
  9. 前記絶縁体は、ガラス、セラミックス、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリイミドおよびフッ素系樹脂のうちの少なくともいずれか1つを含む請求項1〜8のいずれか1つに記載の回路分離素子。
  10. 半導体素子と、前記半導体素子に直列接続された回路分離素子と、を備え、
    前記回路分離素子は、
    絶縁体と、
    前記絶縁体上に設けられた第1電極と、
    前記絶縁体上において前記第1電極から離間した位置に設けられた第2電極と、
    前記絶縁体上に設けられ、前記第1電極および前記第2電極にそれぞれ接続された複数の線状導体と、
    を含み、
    前記線状導体の最小アーク電流値に前記線状導体の数を乗じた値よりも小さい最大定格電流を有する半導体装置。
  11. 前記最小アーク電流値は、40Aである請求項10記載の半導体装置。
  12. 前記最小アーク電流値は、前記線状導体の材料に固有の値である請求項10記載の半導体装置。
  13. 前記半導体素子を含む複数の半導体素子を並列接続した回路を備え、
    前記回路分離素子は前記複数の半導体素子のそれぞれに直列接続され、
    前記回路分離素子に前記最大定格電流よりも大きい電流を流した場合に、それに直列接続された半導体素子が前記回路から電気的に分離される請求項9〜12のいずれか1つに記載の半導体装置。
  14. 前記半導体素子を実装した第1配線と、
    前記第1配線に並べて配置された第2配線と、
    をさらに備え、
    前記第1電極は、第1接続部材を介して前記第1配線に接続され、
    前記第2電極は、第2接続部材を介して前記第2配線に接続され、
    前記線状導体は、前記第1配線と前記第2配線との間のスペースに向き合うように配置された請求項10〜13のいずれか1つに記載の半導体装置。
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