JP2019109395A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
Description
<画像形成装置10の全体構成>
まず、第1実施形態の画像形成装置10の構成について説明する。図1には、画像形成装置10を正面側から見た構成が示されている。
搬送部50は、予め搬送経路に配置された連帳紙Pを搬送する機能を有する部分である。具体的には、搬送部50は、図1に示されるように、巻出ロール51(供給部の一例)と、巻取ロール53と、駆動部55と、巻掛ロール52、54、56(巻掛部材の一例)と、を有している。
画像形成部12は、電子写真方式により連帳紙Pに画像を形成する機能を有する部分である。具体的には、画像形成部12は、トナー像を形成するトナー像形成部20と、トナー像形成部20で形成されたトナー像を連帳紙Pに転写する転写装置30と、を有している。
各色のトナー像形成部20は、用いるトナーを除き基本的に同様に構成されている。具体的には、各色のトナー像形成部20は、図2に示されるように、図2における時計周り方向に回転する感光体ドラム21(感光体)と、感光体ドラム21を帯電させる帯電器22と、帯電器22によって帯電された感光体ドラム21を露光して感光体ドラム21に静電潜像を形成する露光装置23と、を有している。さらに、各色のトナー像形成部20は、露光装置23によって感光体ドラム21に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する現像装置24と、後述の転写ベルト31へのトナー像の転写後に感光体ドラム21の表面に残留したトナーを除去する除去体としてのブレード25と、を有している。
転写装置30は、各色の感光体ドラム21のトナー像を、中間転写体としての転写ベルト31に重畳して一次転写し、該重畳されたトナー像を二次転写位置NT(ニップ部)で連帳紙Pに二次転写する。具体的には、転写装置30は、図1に示されるように、転写ベルト31と、一次転写ロール33と、二次転写ロール34と、を備えている。
転写ベルト31は、図1に示されるように、無端状を成し、複数のロール32に巻き掛けられて姿勢が決められている。この実施形態では、転写ベルト31は、正面視で装置幅方向に長い逆鈍角三角形状の姿勢とされている。複数のロール32のうち、図1に示すロール32Dは、図示しないモータの動力により転写ベルト31を矢印A方向に回転させる駆動ロールとして機能する。転写ベルト31は、矢印A方向に回転することで、一次転写された画像を二次転写位置NTへ搬送する。
一次転写ロール33は、各感光体ドラム21のトナー像を転写ベルト31に転写させるロールであり、図1に示されるように、転写ベルト31の内側に配置されている。各一次転写ロール33は、転写ベルト31を挟んで対応する色の感光体ドラム21に対して対向配置されている。また、一次転写ロール33と感光体ドラム21との間には、給電部37(図2参照)によって、一次転写電圧が印加される。これにより、感光体ドラム21に形成されたトナー像が、感光体ドラム21と一次転写ロール33との間の一次転写位置T(図2参照)で転写ベルト31に転写される。
二次転写ロール34は、転写ベルト31に重畳されたトナー像を連帳紙Pに転写するロールである。二次転写ロール34は、図1に示されるように、対向ロール32Bとの間に転写ベルト31を挟むように配置されており、二次転写ロール34と転写ベルト31とは予め定められた荷重にて接触している。このように接触している二次転写ロール34と転写ベルト31の間が二次転写位置NT(ニップ部)とされる。この二次転写位置NTには、巻出ロール51から連帳紙Pが供給されるようになっている。二次転写ロール34は、図1における時計周り方向へ回転駆動される。
定着装置60は、図1に示されるように、連帳紙Pの搬送方向における二次転写位置NTの下流側に配置されている。なお、二次転写位置NTと定着装置60との間には、連帳紙Pを定められた搬送経路に支持する支持ロール58、59が配置されている。支持ロール58、59は、連帳紙Pの移動に従動して回転するようになっている。支持ロール59は、図示しない移動機構により連帳紙Pの紙面と交差する方向(矢印H方向)に移動することで、連帳紙Pに張力を付与するようになっている。
冷却装置80は、図3に示されるように、連帳紙Pの搬送方向における第2加熱ロール64の下流側で連帳紙Pのトナー像形成面2Aと反対の面2Bに接触する第1冷却ロール82を備えている。さらに、冷却装置80は、連帳紙Pの搬送方向における第1冷却ロール82の下流側で連帳紙Pのトナー像形成面2Aと接触する第2冷却ロール84を備えている。ここで、第1冷却ロール82は、冷却部の一例であり、第2冷却ロール84は、他の冷却部の一例である。なお、冷却装置80については、後に詳述する。冷却装置80では、連帳紙Pのトナー像形成面2Aと反対の面2Bから第1冷却ロール82を接触させることで、トナー像形成面2Aと反対側から連帳紙P及びトナー像Gを冷却する。さらに、第1冷却ロール82の搬送方向下流側で連帳紙Pのトナー像形成面2Aに第2冷却ロール84を接触させることで、トナー像形成面2Aの側から連帳紙P及びトナー像Gを冷却する。
制御部100は、画像形成装置10の各部の動作を制御する機能を有する部分である。制御部100には、印加部39及び駆動部55を含む画像形成装置10の各部が接続されている。
次に、画像形成装置10による連帳紙Pへの画像形成工程の概要を説明する。
次に、本実施形態の要部構成について説明する。
図3に示されるように、定着装置60は、前述のように第1加熱ロール62と、第2加熱ロール64と、を備えている。第1加熱ロール62には、連帳紙Pのトナー像形成面2Aと反対の面2Bが定められた範囲で巻き付けられている(巻き掛けられている)。本実施形態では、例えば、連帳紙Pの搬送方向(矢印B方向)における第1加熱ロール62と連帳紙Pの接触幅L1は、第1加熱ロール62の外周面の1/4以上1/2以下の範囲とされている。例えば、第1加熱ロール62への連帳紙Pの巻き付け角度は、90°以上180°以下が好ましく、110°以上170°以下がより好ましく、120°以上160°以下がさらに好ましい。
図3に示されるように、冷却装置80は、前述のように第1冷却ロール82と、第2冷却ロール84と、を備えている。第1冷却ロール82は、連帳紙Pの搬送方向(矢印B方向)における定着装置60の下流側で最初に連帳紙Pのトナー像形成面2Aと反対の面2Bに接触して冷却する構成とされている。ここで、「最初に」とは、定着装置60の下流側で、連帳紙Pのトナー像形成面2Aと反対の面2Bに第1冷却ロール82が最も上流側で接触して連帳紙P及びトナー像Gから熱を奪うこと、すなわち、連帳紙P及びトナー像Gを積極的に冷却することをいう。すなわち、第1冷却ロール82は、冷却機能を有することで、連帳紙P及びトナー像Gを積極的に冷却するものであり、冷却機能を持たずに連帳紙Pに単に接触するものは「冷却部」に含まれない。第1冷却ロール82には、連帳紙Pのトナー像形成面2Aと反対の面2Bが定められた範囲で巻き付けられている(巻き掛けられている)。本実施形態では、例えば、連帳紙Pの搬送方向(矢印B方向)における第1冷却ロール82と連帳紙Pの接触幅L2は、第1冷却ロール82の外周面の1/4以上1/2以下の範囲とされている。例えば、第1冷却ロール82への連帳紙Pの巻き付け角度は、90°以上180°以下が好ましく、110°以上170°以下がより好ましく、120°以上160°以下がさらに好ましい。
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
次に、図5を用いて、第2実施形態としての画像形成装置について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
次に、図6を用いて、第3実施形態としての画像形成装置について説明する。なお、前述した第1及び第2実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
第1〜第3実施形態の画像形成装置10、120、130では、冷却装置80は、第1冷却ロール82と第2冷却ロール84を備えているが、本発明は、この構成に限定するものではない。例えば、第1冷却ロール82と第2冷却ロール84の構成は変更可能である。また、画像形成装置は、ロール以外の部材(例えば、ベルトと冷却部材、又は平板状の冷却面を備えた部材など)を備えた冷却部と、ロール以外の部材(例えば、ベルトと冷却部材、又は平板状の冷却面を備えた部材など)を備えた他の冷却部と、を有する構成でもよい。
2B トナー像形成面と反対の面
10 画像形成装置
62 第1加熱ロール(加熱部の一例、定着部の一例)
64 第2加熱ロール(他の加熱部の一例、定着部の一例)
82 第1冷却ロール(冷却部の一例)
84 第2冷却ロール(他の冷却部の一例)
120 画像形成装置
124 第1加熱ロール(加熱部の一例)
130 画像形成装置
θ1 角度(連続記録媒体の加熱部への巻き付け角度の一例)
θ2 角度(連続記録媒体の冷却部への巻き付け角度の一例)
G トナー像
L1 接触幅(加熱部と連続記録媒体との接触幅の一例)
L2 接触幅(冷却部と連続記録媒体との接触幅の一例)
L3 長さ(加熱部と冷却部との間にある連続記録媒体の長さの一例)
L4 長さ(加熱部と冷却部との間にある連続記録媒体の長さの一例)
P 連帳紙(連続記録媒体の一例)
Claims (11)
- 連続記録媒体のトナー像形成面とは反対の面と接触して加熱する加熱部と、
前記連続記録媒体の搬送方向における前記加熱部の下流側で、最初に前記連続記録媒体のトナー像形成面と反対の面に接触して冷却する冷却部であって、前記連続記録媒体の搬送方向における前記連続記録媒体との接触幅が前記加熱部と前記連続記録媒体との接触幅より大きい前記冷却部と、
を有する画像形成装置。 - 前記冷却部は、ニップを形成するニップ形成部を持たない構成とされている請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記加熱部と前記冷却部はロールからなり、前記冷却部の外径が前記加熱部の外径より大きい請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記加熱部と前記冷却部はロールからなり、前記連続記録媒体の前記冷却部への巻き付け角度が前記連続記録媒体の前記加熱部への巻き付け角度より大きい請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 少なくとも前記冷却部の表面の熱伝導率が、前記加熱部の表面の熱伝導率より大きい請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 少なくとも前記冷却部の表面粗さが、前記加熱部の表面粗さより粗い請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記加熱部と対向する位置に前記連続記録媒体のトナー像形成面と接触して加熱する他の加熱部を備え、
前記他の加熱部は、前記連続記録媒体の搬送方向における前記加熱部と前記連続記録媒体との接触部の中央よりも下流側に配置され、前記加熱部とで前記連続記録媒体にトナー像を定着する定着部を構成している請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記加熱部と前記他の加熱部とのニップ部の出口には、剥離部材がない請求項7に記載の画像形成装置。
- 前記連続記録媒体の搬送方向における前記冷却部の下流側で、最初に前記連続記録媒体のトナー像形成面に接触して冷却する他の冷却部を有する請求項7又は請求項8に記載の画像形成装置。
- 前記加熱部と前記冷却部との間にある前記連続記録媒体の長さは、前記連続記録媒体の搬送方向における前記加熱部と前記連続記録媒体の接触幅と、前記冷却部と前記連続記録媒体の接触幅とを合算した長さより小さい請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記加熱部と前記冷却部との間にある前記連続記録媒体の長さは、前記連続記録媒体の搬送方向における前記冷却部と前記連続記録媒体の接触幅より小さい請求項10に記載の画像形成装置。
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