JP2019108961A - ディファレンシャル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】軸受とデフキャリアとの間に熱膨張差が存在する場合であっても、傘歯噛合い部のギア支持位置変化を抑制することにより、バックラッシの拡大の抑制とNV悪化の抑制とを行うことができるディファレンシャル装置を提供すること。【解決手段】ディファレンシャル装置1は、駆動源からの動力を伝達する入力軸10と、入力軸10と傘歯噛合いする差動装置と、入力軸10および差動装置を複数の軸受71,72,73,74を介して内部に収容するデフキャリア60と、を備え、少なくともいずれか一つの軸受とデフキャリア60との間に、車両の前進駆動時にデフキャリア60が軸受から受けるラジアル方向の荷重方向へ軸受を押圧するラジアルバネを介在させる。【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載されるディファレンシャル装置に関する。
特許文献1には、ディファレンシャル装置のデフキャリアをアルミニウム合金製とすることにより、装置全体の軽量化を図る方法が提案されている。
特開2008−190582号公報
しかしながら、特許文献1で提案された方法では、デフドライブピニオンやデフケースを支持する軸受と、デフキャリアとが異なる素材で構成されているため、両者に熱膨張差が存在する。そのため、高温になると、前記した熱膨張差によってドライブピニオンとリングギアとの傘歯噛合い部の歯あたりが変化し、NV(Noise Vibration)悪化や傘歯噛合い部のバックラッシ(隙間)の拡大の要因となっていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、軸受とデフキャリアとの間に熱膨張差が存在する場合であっても、傘歯噛合い部のギア支持位置変化を抑制することにより、バックラッシの拡大の抑制とNV悪化の抑制とを行うことができるディファレンシャル装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るディファレンシャル装置は、駆動源からの動力を伝達する入力軸と、前記入力軸と傘歯噛合いする差動装置と、前記入力軸および前記差動装置を複数の軸受を介して内部に収容するデフキャリアと、を備えるディファレンシャル装置であって、少なくともいずれか一つの前記軸受と前記デフキャリアとの間に、車両の前進駆動時に前記デフキャリアが前記軸受から受けるラジアル方向の荷重方向へ前記軸受を押圧するラジアルバネを介在させることを特徴とする。
これにより、ディファレンシャル装置は、軸受とデフキャリアとの間に熱膨張差によって隙間が生じても、ラジアルバネによって軸受をデフキャリアに対して押し付けることができるため、軸受の締め代を保持することができ、傘歯噛合い部のバックラッシ拡大を抑制することができる。
本発明に係るディファレンシャル装置によれば、軸受とデフキャリアとの間に熱膨張差が存在する場合であっても、傘歯噛合い部のギア支持位置変化を抑制することにより、バックラッシの拡大の抑制とNV悪化の抑制とを行うことができる。
図1は、本発明の実施形態に係るディファレンシャル装置の構成を示す断面図である。 図2は、図1のA−A’線断面図である。 図3は、本発明の実施形態に係るディファレンシャル装置において、軸受の作用線とラジアルバネの接触位置との関係を示す図である。
本発明の実施形態に係るディファレンシャル装置について、図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
本実施形態に係るディファレンシャル装置1は、車両に搭載されるものであり、主として、図1および図2に示すように、入力軸10と、デフケース20と、リングギア30と、一対のピニオン41,42と、一対のサイドギア51,52と、デフキャリア60と、軸受71,72,73,74と、一対のドライブシャフト81,82と、ラジアルバネ90と、を主として備えている。上記構成のうち、デフケース20、ピニオン41,42およびサイドギア51,52により、入力軸10と傘歯噛合いする差動装置が構成される。
入力軸10は、駆動源(例えばエンジン)からの動力を前記した差動機構に対して伝達する。入力軸10は、デフキャリア60内において、軸受71,72を介して回転自在に支持されている。入力軸10の一端側には、図示しないプロペラシャフトが連結されている。また、入力軸10の他端側には、ドライブピニオン11が一体的に設けられている。
デフケース20は、デフキャリア60の左右にそれぞれ形成された貫通孔61,62に、軸受73,74を介して回転自在に支持されている。デフケース20は、中空の箱形状であり、その周壁部分において対向する二カ所にボス部22,23が形成されている。そして、これらボス部22,23の外周面と、デフキャリア60の貫通孔61,62との間に、軸受73,74が設けられている。
リングギア30は、デフケース20の外周部に形成されたフランジ21に、ボルト75,76によって締結されている。リングギア30は、入力軸10のドライブピニオン11に噛合されている。
一対のピニオン41,42は、デフケース20の内部空間に配置されており、当該デフケース20内に設けられるピニオンシャフト43によって回転自在に支持されている。
一対のサイドギア51,52は、かさ歯車からなり、それぞれピニオン41,42に噛合されている。サイドギア51,52の内周側にはスプライン51a,52aが形成されている。そして、このスプライン51a,52aは、一対のドライブシャフト81,82の先端側に形成されたスプライン81a,82aとスプライン嵌合されている。
デフキャリア60は、入力軸10および差動装置を、複数の軸受、すなわち軸受71,72,73,74を介して内部に収容する。一対のドライブシャフト81,82は、前記したように前記したサイドギア51,52とそれぞれ連結されており、当該サイドギア51,52の回転に伴ってそれぞれ回転する。
ここで、本実施形態に係るディファレンシャル装置1では、デフキャリア60がアルミニウム合金によって構成されており、デフキャリア60の内蔵物(例えばドライブピニオン11、リングギア30、ピニオン41,42、サイドギア51,52、軸受71,72,73,74等)が、アルミニウム合金よりも線膨張係数の小さい鉄によって構成されている。そのため、ディファレンシャル装置1が高温となった際に、軸受71,72,73,74とデフキャリア60との間の隙間が前記した熱膨張差によって拡大して締め代が0以下となり、これに伴って傘歯噛合い部(具体的にはピニオン41,42とサイドギア51,52との噛合い部)のバックラッシが拡大する可能性がある。
そこで、本実施形態では、軸受71,72,73,74のうち、少なくともいずれか一つの軸受とデフキャリア60との間に、当該軸受に対して径方向の荷重を付与するラジアルバネ90を介在させる。このラジアルバネ90は、具体的には、車両の前進駆動時にデフキャリア60が当該軸受から受けるラジアル方向の荷重方向へ軸受を押圧するように配置する。
例えば軸受74が設けられた位置では、車両の前進駆動時に、デフキャリア60が当該軸受74から下方向の荷重を受ける。従って、軸受74とデフキャリア60(具体的には貫通孔62)との間にラジアルバネ90を介在させる場合、図2に示すように、軸受74が下方向に押圧されるように、当該軸受74の上半分にラジアルバネ90を取り付ける。
また、例えば軸受73が設けられた位置では、車両の前進駆動時に、デフキャリア60が当該軸受73から下方向の荷重を受ける。従って、軸受73とデフキャリア60(具体的には貫通孔61)との間にラジアルバネ90を介在させる場合、図2と同様に、軸受73が下方向に押圧されるように、当該軸受73の上半分にラジアルバネ90を取り付ける。
また、例えば軸受71が設けられた位置では、車両の前進駆動時に、デフキャリア60が当該軸受71から下方向の荷重を受ける。従って、軸受71とデフキャリア60との間にラジアルバネ90を介在させる場合、図2と同様に、軸受71が下方向に押圧されるように、当該軸受71の上半分にラジアルバネ90を取り付ける。
また、例えば軸受72が設けられた位置では、車両の前進駆動時に、デフキャリア60が当該軸受72から上方向の荷重を受ける。従って、軸受72とデフキャリア60との間にラジアルバネ90を介在させる場合、図2とは反対に、軸受72が上方向に押圧されるように、当該軸受72の下半分にラジアルバネ90を取り付ける。
ここで、ディファレンシャル装置1では、図2に示すように、径方向に変形することにより軸受74(あるいは軸受71,72,73)に荷重を付与するラジアルバネ90の他に、図3に示すように、軸方向に変形することにより軸受74(あるいは軸受71,72,73)に荷重を付与するラジアルバネ90Aを用いてもよい。この場合、ラジアルバネ90Aは、軸受74の作用線Lとそれぞれ接触するように配置する。
以上のような構成を備えるディファレンシャル装置1では、軸受71,72,73,74とデフキャリア60との間に熱膨張差によって隙間が生じても、ラジアルバネ90(またはラジアルバネ90A)によって軸受71,72,73,74をデフキャリア60に対して押し付けることができるため、軸受71,72,73,74の締め代を保持することができ、傘歯噛合い部のバックラッシ拡大を抑制することができる。従って、ディファレンシャル装置1によれば、軸受71,72,73,74とデフキャリア60との間に熱膨張差が存在する場合であっても、傘歯噛合い部のギア支持位置変化を抑制することにより、バックラッシの拡大の抑制とNV悪化の抑制とを行うことができる。
以上、本発明に係るディファレンシャル装置について、発明を実施するための形態により具体的に説明したが、本発明の趣旨はこれらの記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて広く解釈されなければならない。また、これらの記載に基づいて種々変更、改変等したものも本発明の趣旨に含まれることはいうまでもない。
1 ディファレンシャル装置
10 入力軸
11 ドライブピニオン
20 デフケース
21 フランジ
22,23 ボス部
30 リングギア
41,42 ピニオン
43 ピニオンシャフト
51,52 サイドギア
51a,52a スプライン
60 デフキャリア
61,62 貫通孔
71,72,73,74 軸受
75,76 ボルト
81,82 ドライブシャフト
81a,82a スプライン
90,90A ラジアルバネ

Claims (1)

  1. 駆動源からの動力を伝達する入力軸と、前記入力軸と傘歯噛合いする差動装置と、前記入力軸および前記差動装置を複数の軸受を介して内部に収容するデフキャリアと、を備えるディファレンシャル装置であって、
    少なくともいずれか一つの前記軸受と前記デフキャリアとの間に、車両の前進駆動時に前記デフキャリアが前記軸受から受けるラジアル方向の荷重方向へ前記軸受を押圧するラジアルバネを介在させることを特徴とするディファレンシャル装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006046520A (ja) * 2004-08-05 2006-02-16 Koyo Seiko Co Ltd 車両用ピニオン軸支持装置
JP2007270943A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Nsk Ltd ウォーム減速機及びこれを組み込んだ電動式パワーステアリング装置

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