JP2019108731A - ドアロック装置及びそのドアロック装置の車両ドアへの取付方法 - Google Patents
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Abstract
Description
その後、ロッド(以下、パドルともいう)やキーシリンダ(以下、シリンダともいう)等を有するキーで操作するための操作部が取り付けられたドアハンドルの車両ドアへの取り付けが行われる。
(1)本発明のドアロック装置は、車両ドアに設けられ、アンロック状態及びロック状態に切り換えるキーロータを有するロック機構と、前記車両ドアに設けられ、キーによる操作で前記キーロータを動作させる操作部と、を備え、前記操作部は、前記キーの挿入によって回転可能となるシリンダと、前記ロック機構に作動連結し、前記シリンダの回転を前記ロック機構に伝達する伝達部材と、前記伝達部材に前記シリンダの回転を伝達可能に前記シリンダと前記伝達部材を連結する連結部と、を備え、前記キーロータは、前記伝達部材の先端部を受け入れて、前記先端部を相対回転不能に係合する係合部を備え、前記連結部は、前記伝達部材が連結される連結部材を備え、前記伝達部材が、前記連結部材に対して回転不能で、かつ、前記連結部材の基端部側から先端部側にスライド移動可能に連結されており、前記操作部は、前記伝達部材を前記ロック機構に作動連結する前の状態のときに、前記伝達部材をスライド移動前の位置である前記連結部材の前記基端部側の位置に保持する仮保持部を備えている。
なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号又は符号を付している。
図1は本発明に係る実施形態のドアロック装置1を説明するための図である。
ドアロック装置1は、図1に示すように、車両ドアに設けられ、アンロック状態及びロック状態に切り換えるキーロータ11を有するロック機構10と、同様に、車両ドアに設けられ、キーによる操作でキーロータ11を動作させる操作部20と、を備えている。
したがって、操作部20は、間接的又は直接的に車両ドアに対して取り付けられることで、車両ドアに設けられていればよい。
ロック機構10は、図1に示すように、キーロータ11を有しており、このキーロータ11の回動が車体(図示せず)に設けられるストライカ(図示せず)をラッチ又はラッチ解除する部分に伝達されることで、車両ドアがロック状態(施錠状態)又はアンロック状態(解錠状態)になる。
具体的には、パドル22の回転とともに、キーロータ11が回転できるように係合部12はキーロータ11内に固定されている。
したがって、キーロータ11が、少なくともパドル22の先端部22Aを挿脱可能に受け入れるとともに、先端部22Aを相対回転不能に係合する係合部12を備えていればよい。
図2は、本実施形態の操作部20のパドル22の周辺を拡大した拡大斜視図であり、一部を透視図として描いている。
操作部20は、図1に示すように、キーの挿入によって回転可能となるシリンダ21と、後ほど説明するように、ロック機構10に作動連結し、シリンダ21の回転をロック機構10に伝達する伝達部材であるパドル22と、後ほど説明するように、パドル22にシリンダ21の回転を伝達可能にシリンダ21とパドル22を連結する連結部23と、を備えている。
ただし、本実施形態のように、連結部23がギア(ギア23BA及びギア23BB)を備える場合、直接、シリンダ21の回転軸の先端にシャフト23Aを固定または一体にするのに比べ、ギアの設計によって、シャフト23Aの配置を簡単に変更できる。
なお、シャフト23Aはシリンダ21と一体に形成することもできる。
なお、図1及び図2では、一方の長孔22BAしか見えていないが、その一方の長孔22BAと対向する本体部22Bの位置にも同じ形状の長孔22BAが設けられている。
次に、図3から図5も参照しながら、本実施形態のドアロック装置1を車両ドアに取り付ける取付方法の説明を含め、更に、ドアロック装置1についての説明を行う。
なお、図4及び図5では、パドル22を断面図として描いている。
しかしながら、先に触れたように、シャフト23Aが、直接、シリンダ21の回転軸の先端に固定され、連結部23がシャフト23Aだけからなるものとする場合には、シリンダ21の筐体に同様の構造を設けるようにして、操作部20が仮保持部を備えるものとしてもよい。
なお、図2では、一方の切欠部22CAしか見えていないが、つば部22Cは、その一方の切欠部22CAと対向する位置に形成された同じ形状の切欠部22CAも有している。
具体的には、パドル22のロック機構10への作動連結のために、キーをシリンダ21に挿入して中立位置からロック状態(施錠状態)又はアンロック状態(解錠状態)となる方向にキーを動かし、シリンダ21を回転させる。
そうすると、ロック機構10の係合部12及びパドル22の先端部22Aの回転方向の相対位置が一致して係合できる状態となり、コイルバネ24の付勢力によって、パドル22の先端部22Aがロック機構10の係合部12内に侵入するように、パドル22が再びスライド移動して、図5に示すように、パドル22のロック機構10への作動連結が完了する。
2 ハンドルベース
10 ロック機構
11 キーロータ
12 係合部
13 ハウジング
13A 第1ハウジング半体
13B 第2ハウジング半体
13BA ガイド部
20 操作部
21 シリンダ
22 パドル
22A 先端部
22B 本体部
22BA 長孔
22C つば部
22CA 切欠部
23 連結部
23A シャフト
23AB ピン
23B ギアボックス
23BA、23BB ギア
23BL 下側筐体
23BU 上側筐体
23C 仮保持部
24 コイルバネ
Claims (5)
- 車両ドアに設けられ、アンロック状態及びロック状態に切り換えるキーロータを有するロック機構と、
前記車両ドアに設けられ、キーによる操作で前記キーロータを動作させる操作部と、を備え、
前記操作部は、
前記キーの挿入によって回転可能となるシリンダと、
前記ロック機構に作動連結し、前記シリンダの回転を前記ロック機構に伝達する伝達部材と、
前記伝達部材に前記シリンダの回転を伝達可能に前記シリンダと前記伝達部材を連結する連結部と、を備え、
前記キーロータは、前記伝達部材の先端部を受け入れて、前記先端部を相対回転不能に係合する係合部を備え、
前記連結部は、前記伝達部材が連結される連結部材を備え、
前記伝達部材が、前記連結部材に対して回転不能で、かつ、前記連結部材の基端部側から先端部側にスライド移動可能に連結されており、
前記操作部は、前記伝達部材を前記ロック機構に作動連結する前の状態のときに、前記伝達部材をスライド移動前の位置である前記連結部材の前記基端部側の位置に保持する仮保持部を備えていることを特徴とするドアロック装置。 - 前記ロック機構の前記係合部及び前記伝達部材の前記先端部は、それぞれ回転方向の相対位置が一致したときに係合する形状を有しており、
前記伝達部材が前記ロック機構に作動連結する前の状態では、前記シリンダが中立位置のときの前記伝達部材の前記先端部に対して、中立位置の前記ロック機構の前記係合部が係合できるように設定されており、
前記シリンダの中立位置以外の位置で前記伝達部材を前記連結部材の前記先端部側にスライド移動させたときには、前記伝達部材の前記先端部と前記ロック機構の前記係合部が係合せず、前記シリンダが中立位置に戻されて、初めて前記伝達部材の前記先端部と前記ロック機構の前記係合部が係合するものとしたことを特徴とする請求項1に記載のドアロック装置。 - 前記操作部は、前記連結部材の先端部側に前記伝達部材をスライド移動させるように付勢する付勢部材を備え、
前記伝達部材は、基端部側に形成され、前記仮保持部に保持される規制片を備え、
前記規制片は、前記シリンダが中立位置以外のときに、前記仮保持部と位置が適合し、前記仮保持部の保持が解除される解除部を有しており、
前記操作部及び前記ロック機構が前記車両ドアに設けられた後に、前記伝達部材の前記ロック機構への作動連結のために、前記キーを前記シリンダに挿入して中立位置から回転させ、前記解除部が前記仮保持部と適合する位置に来ると、前記仮保持部の保持が解除されて、前記伝達部材はスライド移動するが、そのときには前記伝達部材の前記先端部と前記ロック機構の前記係合部が係合せず、再び、前記シリンダを回転させて中立位置に戻すと、前記伝達部材の前記先端部と前記ロック機構の前記係合部が係合するものとしたことを特徴とする請求項2に記載のドアロック装置。 - 前記連結部は、前記シリンダの回転を前記連結部材に伝達するギアを備えていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のドアロック装置。
- アンロック状態及びロック状態に切り換えるキーロータを有するロック機構と、キーによる操作で前記キーロータを動作させる操作部と、を備えるドアロック装置の車両ドアへの取付方法であって、
前記車両ドアに直接的又は間接的に前記操作部及び前記ロック機構を取り付ける第1手順と、
前記第1手順の後に、前記操作部のシリンダの回転を前記ロック機構に伝達する伝達部材を前記ロック機構に作動連結させる第2手順と、を含み、
前記第2手順は、前記伝達部材の先端部を前記キーロータの前記先端部を相対回転不能に係合する係合部に係合させるために、スライド移動しないように保持されていた前記伝達部材の保持を解除して、前記伝達部材をスライド移動させることを含むことを特徴とする取付方法。
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JP7453873B2 (ja) | 2020-07-29 | 2024-03-21 | 株式会社アルファ | シリンダ錠 |
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JP2001003606A (ja) * | 1999-04-22 | 2001-01-09 | Aisin Seiki Co Ltd | ドアロック装置及びドアアウトサイドハンドルを備えた車両用ドア |
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JP2014047491A (ja) * | 2012-08-30 | 2014-03-17 | Yuhshin Co Ltd | シリンダ錠 |
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