JP2019108713A - 車両用防護柵のビーム材 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、本発明の実施の形態1に係る車両用防護柵100の正面図である。図1は、車両が通行する道路側から見た図である。車両用防護柵100は、道路の路肩に設置されている。車両用防護柵100は、道路を通行する車両が進行方向を誤った場合に、道路外、すなわち対向車線又は歩道等に逸脱するのを防ぐ。また、歩行者等が道路外の歩道等から道路内にみだりに出てくるのを抑制する。
図2は、図1の車両用防護柵100の支柱20の側面図である。図3は、図1の車両用防護柵100の支柱20の上面図である。図2は、図1のA−A断面を示している。図3は、特に図1の矢印B方向からの図を示している。
ビーム材10は、ブラケット30を介して支柱20に固定されている。ビーム材10の取付部40には、固定用ボルト31が挿通できる固定用ボルト孔11が設けられている。ブラケット30は、中央部に支柱20に固定される支柱固定部33を有し、支柱固定部33を挟んで両端部34に、固定用ボルト31が挿通できる固定用ボルト挿通孔35を有する。ビーム材10は、固定用ボルト孔11に固定用ボルト31が挿通され、固定用ボルト31と固定用ナット32とを締結することによりブラケット30に固定される。ブラケット30は、ブラケット固定ボルト21とブラケット固定ボルト22とを締結することにより、支柱固定部33が支柱20に固定される。支柱固定部33は、支柱20の形状に沿った形状であるため、ブラケット固定ボルト21及びブラケット固定ボルト22により安定して支柱20に固定される。
図1に示される様に、車両用防護柵100において、ビーム材10Bは、一方の端部の取付部40aにおいて、隣合うビーム材10Aと接続されている。図3に示される様に、ビーム材10Aとビーム材10Bとは、長手方向に垂直な断面形状が同一に形成されているため、凹凸形状を合わせて重ねられている。ビーム材10Aとビーム材10Bとは、長手方向に垂直な断面において、2つの山部の頂部に接続用ボルト孔12が設けられており、それぞれに設けられた接続用ボルト孔12の位置が合うように重ねられている。ビーム材10Aとビーム材10Bとの接続用ボルト孔12には、接続用ボルト60が挿通される。挿通された接続用ボルト60に接続用ナット61が締結され、ビーム材10Aとビーム材10Bとは、重ねられている部分が離れないように結合されている。実施の形態1においては、ビーム材10Aとビーム材10Bとは、ビーム材10Bが道路側に位置する様に重ねられており、4箇所の接続用ボルト孔12において接続用ボルト60が締結されている。また、ビーム材10Bにおいて、ビーム材10Aと接続されている側と反対側の端部には、端部部材70が取り付けられている。端部部材70は、取付部40cにおいてビーム材10Bの表側に重ねられ、接続用ボルト60により締結されている。つまり、車両用防護柵100は、端部部材70が道路側、ビーム材10Bが路肩側に位置する様に重ねられ、固定されている。
図1に示される様に、ビーム材10の山部の頂部17と谷部の底部16とを接続する傾斜部19には、貫通孔13がビーム材10の長手方向に沿って複数設けられている。また、図1において、ビーム材10の山部の頂部17の上側及び下側に位置する端部傾斜部18には、貫通孔14がビーム材10の長手方向に沿って複数設けられている。貫通孔13及び貫通孔14は、大きさを適宜設定することができる。ビーム材10の向こう側の視認性を向上させるためには、ビーム材10の表面において貫通孔13及び貫通孔14の占める面積が多い方が望ましい。
本発明の実施の形態2は、実施の形態1に係る車両用防護柵100に対し、ビーム材10に設けられた孔の位置及び形状を変更したものである。実施の形態2においては、実施の形態1に対する変更点を中心に説明する。
ビーム材210を支柱20に取り付ける場合、固定用ボルト31が挿通される固定用ボルト孔211は、間に固定用ボルト孔211を2つ挟んだ位置関係になっている。つまり、図7において、一方の固定用ボルト31が固定用ボルト孔211aに挿通されるとすると、他方の固定用ボルト31は固定用ボルト孔211dに挿通される。ただし、固定用ボルト31が挿通される固定用ボルト孔211は、ブラケット30に設けられた固定用ボルト挿通孔35の位置に応じて適宜変更することができる。
本発明の実施の形態3は、実施の形態1に係る車両用防護柵100に対し、ビーム材10に設けられた孔の位置及び形状を変更したものである。実施の形態3においては、実施の形態1に対する変更点を中心に説明する。
ビーム材310を支柱20に取り付ける場合、2本の固定用ボルト31は、同じ固定用ボルト孔311に挿通させることができる。つまり、図8において、固定用ボルト31が固定用ボルト孔311aに挿通されるとすると、他方の固定用ボルト31は固定用ボルト孔311aに挿通される。ただし、固定用ボルト31が挿通される固定用ボルト孔311は、ブラケット30に設けられた固定用ボルト挿通孔35の位置に応じて適宜変更することができる。例えば、図10において、一方の固定用ボルト31を固定用ボルト孔311aに、他方の固定用ボルト31を固定用ボルト孔311bに挿通させても良い。このように構成されることにより、ビーム材310を支柱20に固定する際に、固定用ボルト31の位置を自由に変更できるため、ビーム材310を調整して取り付けることができるため、車両用防護柵300の設置が容易になる。実施の形態3のビーム材310は、実施の形態1に係るビーム材10及び実施の形態2に係るビーム材210と比較して、固定用ボルト穴311が長手方向に長く形成されているため、より固定用ボルト31の締結位置を微調整し易いという利点がある。
Claims (10)
- 板材により形成され、所定の間隔をおいて立設される支柱に取り付けられる、車両用防護柵のビーム材であって、
前記板材は、
複数の前記支柱のそれぞれに固定される長手方向に配置された複数の取付部と、
隣合う前記取付部の間に位置する面に貫通した孔と、を備える、車両用防護柵のビーム材。 - 前記孔は、
前記板材の長手方向に複数形成される、請求項1に記載の車両用防護柵のビーム材。 - 前記孔は、
前記板材の長手方向に垂直な方向に複数形成される、請求項1又は2に記載の車両用防護柵のビーム材。 - 前記孔は、
前記板材の長手方向の所定の位置において、前記板材の長手方向に垂直な方向に5個以上並べられて配置される、請求項1〜3の何れか1項に記載の車両用防護柵のビーム材。 - 前記孔は、
千鳥配列されている、請求項1〜4の何れか1項に記載の車両用防護柵のビーム材。 - 前記取付部は、
前記支柱に固定するための固定用ボルトが挿通される固定用ボルト孔を有し、
前記固定用ボルト孔は、
前記孔と同一形状である、請求項1〜5の何れか1項に記載の車両用防護柵のビーム材。 - 前記板材は、
前記固定用ボルトが挿通される固定用ボルト挿通孔を備えるブラケットにより前記支柱に固定され、
前記板材の長手方向に複数形成された前記孔のうち選択した2つの前記孔は、
前記ブラケットの前記固定用ボルト挿通孔に対応した間隔に配置されている、請求項6に記載の車両用防護柵のビーム材。 - 前記取付部は、
複数の前記板材を接続するための接続用ボルトが挿通される接続用ボルト孔を有し、
前記接続用ボルト孔は、
前記孔と同一形状である、請求項1〜7の何れか1項に記載の車両用防護柵のビーム材。 - 前記取付部は、
前記支柱に固定するための固定用ボルトが挿通される固定用ボルト孔と、
複数の前記板材を接続するための接続用ボルトが挿通される接続用ボルト孔と、を有し、
前記板材は、
長手方向に垂直な断面が凹凸形状に形成され、
前記凹凸形状は、
2つの山部と、前記山部の間に形成された谷部と、を備え、
前記固定用ボルト孔は、
前記谷部の底部に設けられ、
前記接続用ボルト孔は、
前記山部の頂部に設けられる、請求項1〜5の何れか1項に記載の車両用防護柵のビーム材。 - 前記孔は、
前記頂部及び前記底部以外の部分に設けられている、請求項9に記載の車両用防護柵のビーム材。
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JP2017241790A JP6991851B2 (ja) | 2017-12-18 | 2017-12-18 | 車両用防護柵のビーム材 |
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2017
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