JP2019108433A - 透湿性フィルム、および食品ケーシング用フィルム - Google Patents

透湿性フィルム、および食品ケーシング用フィルム Download PDF

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祐子 小井土
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一也 田中
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【課題】無多孔で透湿性および製膜性に優れると共に、食品包材などに好適に用いることが可能な透湿性フィルム、および、該フィルムを用いた食品ケーシング用フィルムを提供する。【解決手段】ポリエステル系エラストマー樹脂(A)と前記ポリエステル系エラストマー樹脂(A)とは異なる少なくとも1種の熱可塑性樹脂(B)を含み、その配合範囲がA:B=95:5〜40:60の質量比である樹脂組成物からなるフィルムであって、前記フィルム厚さ30μmにおける水蒸気透過率が500g/m2・24hr以上である透湿性フィルム。【選択図】なし

Description

本発明は、透湿性フィルム、および食品ケーシング用フィルムに関する。
従来、透湿性フィルムとしては、セルロースや不織布を用いたフィルムや、さらに透湿孔を有するフィルム(例えば、特許文献1及び特許文献2)や、ポリアミド系樹脂に親水性化合物、例えば、ポリビニルピロリドンやポリアルキルエーテルをブレンドしたフィルム(例えば、特許文献3)の検討がされている。
特開2017−093328号公報 特開平06−312494号広報 特開2002−306059号公報
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に記載の透湿性フィルムでは、食品ケーシング用途では、食品を充填した際に内容物や水分がフィルムの外側に漏れてしまう、液体のケーシングには使用できない、除湿剤等に用いる場合には、使用時に液状に変化した内容物がこぼれるという点で問題がある。また、特許文献3では、無多孔のポリアミド系フィルムが検討されているが、ポリアミドとポリビニルピロリドンのブレンドでは、凝集物が発生しやすく、外観良好なフィルムが得られるブレンド比率ではフィルムの透湿度が不十分であった。
本発明は、上記実情に鑑みなされたものであり、無多孔で透湿性および製膜性に優れると共に、食品包材などに好適に用いることが可能な透湿性フィルム、および、該フィルムを用いた食品ケーシング用フィルムを提供することを目的とする。
本発明者らは鋭意検討した結果、ポリエステル系エラストマー樹脂および該ポリエステル系エラストマー樹脂とは異なる少なくとも1種の熱可塑性樹脂を所定の割合にて配合させることにより、上記課題を解決できることを見いだし、本発明を完成させるに至った。すなわち、本発明は、以下の通りである。
本発明の第1の実施形態は、ポリエステル系エラストマー樹脂(A)と前記ポリエステル系エラストマー樹脂(A)とは異なる少なくとも1種の熱可塑性樹脂(B)を含み、その配合範囲がA:B=95:5〜40:60の質量比である樹脂組成物からなるフィルムであって、前記フィルム厚さ30μmにおける水蒸気透過率が500g/m・24hr以上である透湿性フィルムである。
第1の実施形態において、前記ポリエステル系エラストマー樹脂(A)のグリコール成分の10モル%以上60モル%以下はエーテルグリコール成分であることが好ましい。
前記熱可塑性樹脂(B)は、ポリアミド系樹脂または前記ポリエステル系エラストマー樹脂(A)とは異なるポリエステル系樹脂から選ばれる少なくとも1種の樹脂を含むことが好ましい。
第1の実施形態の透湿性フィルムは、アンチブロッキング剤、および/または、スリップ剤を含むことが好ましい。
第2の実施形態は、第1の実施形態の透湿性フィルムを使用した食品ケーシング用フィルムである。
本発明によれば、無多孔で透湿性および製膜性に優れると共に、食品包材などに好適に用いることが可能な透湿性フィルムを提供できる。また、該透湿性フィルムを用いた食品ケーシング用フィルムを提供できる。
以下、本発明の一実施の形態について、詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施の形態によって何ら限定されるものではない。
(ポリエステル系エラストマー(A))
本発明の透湿性フィルムを構成するポリエステル系エラストマー(A)は芳香族ジカルボン酸を主体とする酸成分とグリコール成分としてエーテルグリコール成分を有するものである。
芳香族ジカルボン酸成分としては、テレフタル酸、イソフタル酸、オルソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、ジフェニルスルホンジカルボン酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸等から選ばれた1種または2種以上を使用できる。これらのうち、テレフタル酸および/またはナフタレンジカルボン酸が好ましく、テレフタル酸がより好ましい。芳香族ジカルボン酸は全酸成分の70モル%以上であることが好ましい。芳香族カルボン酸が70モル%以上であるとポリエステル系エラストマーの熱安定性が良くなる。その他の酸成分として、シュウ酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、デカンジカルボン酸、マレイン酸、フマル酸、ダイマー酸等の脂肪族ジカルボン酸、p−オキシ安息香酸等のオキシカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸等の脂環族ジカルボン酸が使用できるが、その量は30モル%未満が好ましい。芳香族ジカルボン酸以外のジカルボン酸が30モル%を超えるとポリエステル系エラストマーの熱安定性が悪くなる。
また、グリコール成分としては、エーテルグリコール、エチレングリコール、プロパンジオール、1,3−ブタンジオ−ル、1,4−ブタンジオ−ル、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,9−ノナンジオール、ネオペンチルグリコール等の脂肪族グリコール、シクロヘキサンジメタノール等の脂環族グリコール、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物、ビスフェノールSのエチレンオキサイド付加物等の芳香族グリコールが使用できる。これらを、一種または二種以上混合して使用することができる。これらのうち、エーテルグリコール、エチレングリコール、または、1,4−ブタンジオールが好ましい。
また、フィルムの透湿性の観点から、エーテルグリコール成分が、全グリコール成分を基準として10モル%以上60モル%以下含まれることが好ましく、12モル%以上55モル%以下がより好ましく、15モル%以上50モル%以下がさらに好ましい。
エーテルグリコール成分が10モル%以上含まれることで、フィルムに良好な透湿性を与えることができるため好ましく、60モル%以下であれば、フィルムの耐熱性が良好であり好ましい。
エーテルグリコール成分としては、特に限定されないが、ポリエーテルグリコールが使使用でき、ポリテトラメチレンエーテルグリコール(以下、PTMGと記すことがある。)が好ましい。ポリエーテルグリコールの分子量としては、例えば1000〜5000程度の重量平均分子量の物が使用できる。
(熱可塑性樹脂(B))
ポリエステル系エラストマー樹脂(A)とは異なる熱可塑性樹脂(B)は特に制限されるものではなく、ポリオレフィン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂及びエチレン酢酸ビニル系樹脂、ポリスチレン系樹脂等を使用することができる。中でも、ポリエステル系エラストマーとの相溶性、透湿性の点から、ポリアミド系樹脂または、ポリエステル系樹脂が好ましい。
ポリアミド系樹脂としては、ポリアミド6、ポリアミド6とポリアミド6,6の共重合体、ポリアミド11、ポリアミド12、ポリアミド6とポリアミド12の共重合体、ポリアミド6とポリアミド6,6とポリアミド12の共重合体、非晶ポリアミドが挙げられる。これらポリアミド系樹脂は1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。中でも成形温度の点からポリアミド6とポリアミド6,6の共重合体、ポリアミド6とポリアミド12の共重合体、ポリアミド6とポリアミド6,6とポリアミド12の共重合体が好ましく、フィルムの剛性を向上させるため、非晶ポリアミド系樹脂をブレンドしたものも好ましい。
ポリエステル系樹脂は、ポリエステル系エラストマー樹脂(A)とは異なるポリエステル系樹脂であり、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンイソフタレート(PEI)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、エチレンテレフタレート単位を主体とするポリエチレンテレフタレート・エチレンイソフタレート共重合体(PETI)、ポリブチレンテレフタレートイソフタレート共重合体(PBTI)、ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)、1,4−シクロヘキサンジメタノールを共重合させたエチレンテレフタレート系ポリエステル(PETG、PCTG)、ポリブチレンナフタレート(PBN)などが挙げられ、これらのポリエステル系樹脂は1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。中でも、成形温度、透湿性、および入手しやすく扱い易い点から、PET、PBT、PETG、PCTGが好ましい。
本発明の透湿性フィルムにおけるポリエステル系エラストマー樹脂(A)と該ポリエステル系エラストマー樹脂(A)とは異なる熱可塑性樹脂(B)の混合範囲は、A:B=95:5〜40:60の質量比が好ましく、A:B=90:10〜45:55の質量比がより好ましく、A:B=90:10〜50:50の質量比がさらに好ましい。質量比が95:5〜40:60の範囲であれば、透湿性の低下が起きにくく、巻き締りやタックによるフィルム間の張り付きが起こりにくい。
本発明の透湿度フィルムの40℃×90%RHの条件下で測定した、フィルム厚さ30μmにおける水蒸気透過率は、500g/m・24hr以上であることが好ましく、600g/m・24hr以上であることがより好ましく、700g/m・24hr以上であることがさらに好ましい。水蒸気透過率が500g/m・24hr以上であると、透湿性が十分となり、実使用時に必要とする性能が得られやすく好ましい。
本発明の透湿性フィルムの厚さは15μm以上100μm以下であることが好ましく、20μm以上80μm以下であることがより好ましく、25μm以上70μm以下がさらに好ましい。厚さが15μm以上であると、フィルムの製膜性が良く、強度も保持できる。一方厚さが100μm以下であると、フィルムの透湿性が十分であり実使用時に必要とする透湿性が得られやすくなる。
本発明の透湿性フィルムには、透湿性を阻害しない限り、添加剤を加えることができる。添加剤としては、アンチブロッキング剤、スリップ剤、加工助剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤などが挙げられる。
本発明の透湿性フィルムにおけるアンチブロッキング剤、スリップ剤は、特に限定されるものではないが、アンチブロッキング剤としてはタルク、珪藻土、炭酸カルシウム、長石類、石英類等の鉱物、合成シリカ、架橋樹脂ビーズ等が挙げられる。スリップ剤としては、炭化水素系、脂肪酸系、高級アルコール系、脂肪酸アミド系、エステル系等が挙げられる。
アンチブロッキング剤およびスリップ剤の添加量(アンチブロッキング剤およびスリップ剤の合計量)は、ポリエステル系エラストマー樹脂(A)と熱可塑性樹脂(B)の合計を100質量部とした際に、0.1質量部以上、5質量部以下が好ましく、0.2質量部以上2質量部以下がより好ましい。アンチブロッキング剤、およびスリップ剤の添加量が0.1質量部以上であると、十分な製膜性の向上効果が発現し好ましく、一方5質量部以下であると、十分なフィルムの特性を維持できるため好ましい。
本発明の透湿性フィルムの製造方法は、公知の方法である、溶融押出によるキャスト法あるいは押出ラミネート法等を用いることができるが、生産性の観点から押出キャスト法による製造が好ましい。
本発明の透湿性フィルムは、透湿性を阻害しない限り、強度向上のためポリエチレンネットや不織布を積層して用いてもよい。
以上説明したように、上記実施の形態に係る透湿性フィルムによれば、ポリエステル系エラストマー樹脂(A)と該ポリエステル系エラストマー樹脂(A)とは異なる少なくとも1種の熱可塑性樹脂(B)を含み、その配合範囲がA:B=95:5〜40:60の質量比である樹脂組成物とすることにより、透湿性および製膜性に優れる無多孔のフィルムが得られる。したがって、食品包材などに好適に用いることが可能な透湿性フィルム、および食品ケーシング用フィルムを実現できる。
以下、本発明の効果を明確にするために実施した実施例に基づいて本発明をより詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施例及び比較例によって何ら限定されるものではない。
(実施例1)
ポリエステル系エラストマーA−1(三菱ケミカル製、モディックGQ131、PTMG30.3モル%(全グリコール成分中のPTMGの割合。以下同様。))90質量部とポリアミド系樹脂B−1(宇部興産製、ポリアミド6−66共重合体)10質量部とアンチブロッキング剤MB(DSMジャパンエンジニアリングプラスチックス製、アンチブロッキング剤濃度10wt%、以下同様。)5質量部と、スリップ剤(Croada Japan製、飽和脂肪酸アミド、以下同様。)1質量部を配合し、ドライブレンドしたものを用いた。二軸押出機を用いて該樹脂組成物をTダイ法により口金温度240℃で押出成形した後、40℃のキャストロールで急冷製膜し、厚み30μmの単層フィルムを得た。
(実施例2)
ポリエステル系エラストマーA−1を70質量部とポリアミド系樹脂B−1に変えてポリアミド系樹脂B−2(DSMジャパンエンジニアリングプラスチックス製、非晶ポリアミド)30質量部とスリップ剤1質量部を配合し、ドライブレンドしたものを用いた以外は実施例1と同様に単層フィルムを得た。
(実施例3)
ポリエステル系エラストマーA−1を70質量部とポリアミド系樹脂B−1を15質量部とポリアミド系樹脂B−2を15質量部とスリップ剤1質量部を配合し、ドライブレンドしたものを用いた以外は実施例1と同様に単層フィルムを得た。
(実施例4)
ポリエステル系エラストマーA−1を60質量部とポリアミド系樹脂B−1に変えてポリエステル系樹脂B−3(Eastman製、TritanFX200、非晶ポリエステル)を40質量部とを配合し、ドライブレンドしたものを用いた以外は実施例1と同様に単層フィルムを得た。
(実施例5)
ポリエステル系エラストマーA−1を60質量部とポリアミド系樹脂B−2を40質量部とを配合し、ドライブレンドしたものを用いた以外は実施例1と同様に単層フィルムを得た。
(実施例6)
ポリエステル系エラストマーA−1を50質量部とポリアミド系樹脂B−1を50質量部とアンチブロッキング剤MBを5質量部とスリップ剤1質量部を配合し、ドライブレンドしたものを用いた以外は実施例1と同様に単層フィルムを得た。
(実施例7)
ポリエステル系エラストマーA−1に変えてポリエステル系エラストマーA−2(三菱ケミカル製、モディックGQ331、PTMG19.6モル%)を70質量部とポリアミド系樹脂B−1を30質量部とアンチブロッキング剤MBを5質量部とスリップ剤1質量部を配合し、ドライブレンドしたものを用いた以外は実施例1と同様に単層フィルムを得た。
(比較例1)
ポリアミド系樹脂B−1を用いた以外は実施例1と同様に単層フィルムを得た。
(比較例2)
ポリエステル系エラストマーA−1を30質量部とポリアミド系樹脂B−1を70質量部とアンチブロッキング剤MBを5質量部とスリップ剤1質量部を配合し、ドライブレンドしたものを用いた以外は実施例1と同様に単層フィルムを得た。
(比較例3)
ポリエステル系エラストマーA−1に変えてポリエステル系エラストマーA−3(東洋紡製、バイロンGM920、PTMG5.3モル%)を80質量部とポリアミド系樹脂B−1を20質量部とを配合し、ドライブレンドしたものを用いた以外は実施例1と同様に単層フィルムを得た。
(比較例4)
ポリエステル系エラストマーA−1を用いた以外は実施例1と同様に単層フィルムを得た。
(1)水蒸気透過率の測定
得られた単層フィルムの40℃90%RHにおける水蒸気透過率を塩化カルシウムを用いて測定した。手順を以下に示す。
1.得られた単層フィルムで周囲を熱シールし、10cm×10cmの袋体を作製する。この時、1か所開口部を設けておく。
2.作製した袋体に、塩化カルシウム20gを入れ、開口部を熱シールする。
3.フィルムと塩化カルシウムの重量を測定した後、40℃×90%RHの恒温恒湿槽で18時間保管する。通常24時間保管で行うが、本発明におけるフィルムは水蒸気透過率が高いため、24時間では飽和してしまい正確な測定ができないため、18時間とした。
4.18時間後のフィルムと塩化カルシウムの重量を測定した。
5.以下の式より水蒸気透過率を算出した。
・[(18時間後の重量)−(試験前の重量)]/18×24=24時間での重量増加量
・(24時間での重量増加量)g/0.02m=水蒸気透過率g/(m・24hr)
(2)製膜性
サンプル作製時の製膜性を以下の基準で評価した。
○:問題なく巻き取りができ、フィルム同士の張り付きがない。
△:フィルムのタックにより、フィルム同士が張り付きやすい。(但し、実用範囲内。)
×:フィルムのタックにより、フィルム同士の張り付き、巻き締りがおき、フィルム同士が剥がれなくなる。
Figure 2019108433
表1からわかるように、上記実施例に係る透湿性フィルムは、水蒸気透過率が高く、透湿性を有している。一方、比較例1はポリエステル系エラストマーを含有しておらず、比較例2ではポリエステル系エラストマーの含有量が少ないので水蒸気透過率が不足していた。比較例3ではポリエステル系エラストマーを40質量%以上含有しているが、PTMG量が少ないため、水蒸気透過率が不足していた。比較例4はポリエステル系エラストマー100質量%であるため、水蒸気透過率は高いが、製膜性が悪く、フィルムとして実用的でなかった。
本発明は、無多孔で透湿性および製膜性に優れると共に、食品包材などに好適に用いることができる。

Claims (5)

  1. ポリエステル系エラストマー樹脂(A)と前記ポリエステル系エラストマー樹脂(A)とは異なる少なくとも1種の熱可塑性樹脂(B)を含み、その配合範囲がA:B=95:5〜40:60の質量比である樹脂組成物からなるフィルムであって、前記フィルム厚さ30μmにおける水蒸気透過率が500g/m・24hr以上である透湿性フィルム。
  2. 前記ポリエステル系エラストマー樹脂(A)のグリコール成分の10モル%以上60モル%以下がエーテルグリコール成分である請求項1に記載の透湿性フィルム。
  3. 前記熱可塑性樹脂(B)がポリアミド系樹脂または前記ポリエステル系エラストマー樹脂(A)とは異なるポリエステル系樹脂から選ばれる少なくとも1種の樹脂を含む、請求項1また2に記載の透湿性フィルム。
  4. アンチブロッキング剤、および/または、スリップ剤を含む請求項1〜3のいずれか1項に記載の透湿性フィルム。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の透湿性フィルムを使用した食品ケーシング用フィルム。
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