JP2019107958A - ハイブリッド車両 - Google Patents

ハイブリッド車両 Download PDF

Info

Publication number
JP2019107958A
JP2019107958A JP2017241418A JP2017241418A JP2019107958A JP 2019107958 A JP2019107958 A JP 2019107958A JP 2017241418 A JP2017241418 A JP 2017241418A JP 2017241418 A JP2017241418 A JP 2017241418A JP 2019107958 A JP2019107958 A JP 2019107958A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
brake
motor
engine
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017241418A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7013837B2 (ja
Inventor
立樹 斎藤
Tatsuki Saito
立樹 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2017241418A priority Critical patent/JP7013837B2/ja
Publication of JP2019107958A publication Critical patent/JP2019107958A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7013837B2 publication Critical patent/JP7013837B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/7072Electromobility specific charging systems or methods for batteries, ultracapacitors, supercapacitors or double-layer capacitors

Abstract

【課題】アクセルオフ且つブレーキオフであるときに、蓄電装置が許容充電電力を超える電力で充電されるのを抑制しながら、車両に要求制動力を作用させる。【解決手段】蓄電装置の許容充電電力から所定電力を減じた許容回生パワーと燃料供給を停止したエンジンの回転抵抗により消費されるフリクションパワーとの和のパワーが車両に要求される要求制動力に基づく要求制動パワーより小さいときには、モータによる回生電力が、要求制動パワーから和のパワーを減じた要求ブレーキパワーがブレーキ装置で消費されるようにブレーキ装置を制御したときにブレーキ装置により実際に消費されている実ブレーキパワーから要求ブレーキパワーを減じた差分パワーと、許容回生パワーと、の和である要求充電パワーとなるようにモータを制御し、要求制動パワーから要求充電パワーとフリクションパワーとを減じたパワーがブレーキ装置で消費されるようにブレーキ装置を制御する。【選択図】図4

Description

本発明は、ハイブリッド車両に関し、詳しくは、エンジンと、モータと、蓄電装置と、ブレーキ装置と、を備えるハイブリッド車両に関する。
従来、この種のハイブリッド車両としては、エンジンと、モータ(モータMG2)と、蓄電装置(バッテリ)と、ブレーキ装置(ブレーキ)と、を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。エンジンは、車軸に連結された駆動軸に動力を出力す。モータは、駆動軸に動力を入出力する。蓄電装置は、モータと電力をやりとりする。ブレーキ装置は、油圧駆動によって制動力を車両に作用させる。この車両では、アクセルオフ且つブレーキオフ時に、モータを駆動するインバータのスイッチング素子がゲート遮断されているときには、要求制動力に対してエンジンの回転抵抗により発生する抵抗制動力やモータによる回生制動力では不足する制動力をブレーキ装置から作用させる。これにより、車両に作用する制動力が低下することを抑制している。
特開2007−1403号公報
上述のハイブリッド車両では、アクセルオフ且つブレーキオフ時には、要求制動力に対してエンジンの回転抵抗により発生する抵抗制動力やモータによる回生制動力では不足する分を全てブレーキ装置による制動力で補っている。しかしながら、一般に、油圧駆動によって制動力を車両に作用させるブレーキ装置では、制御の精度が低い。そのため、要求制動力に対して不足する分の制動力を車両に作用させるようにブレーキ装置を制御しても、実際には不足分の制動力を車両に作用しておらず、要求制動力を車両に作用させることができない場合がある。要求制動力を車両に作用させる手法として、ブレーキ装置より制御性のよいモータによる回生制動力を作用させる手法がある。しかしながら、モータの回生制動力が大きくなり蓄電装置の充電電力が大きくなると、蓄電装置が許容充電電力を超える電力で充電されてしまう。
本発明のハイブリッド車両は、アクセルオフ且つブレーキオフであるときに、蓄電装置が許容充電電力を超える電力で充電されるのを抑制しながら、車両に要求制動力を作用させることを主目的とする。
本発明のハイブリッド車両は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のハイブリッド車両は、
車軸に連結された駆動軸に動力を出力するエンジンと、
前記駆動軸に動力を入出力するモータと、
前記モータと電力をやりとりする蓄電装置と、
油圧駆動によって制動力を車両に作用させるブレーキ装置と、
前記エンジンと前記モータと前記ブレーキ装置とを制御する制御装置と、
を備えるハイブリッド車両であって、
前記制御装置は、
前記アクセルオフ且つブレーキオフである場合において、前記蓄電装置の許容充電電力から所定電力を減じた許容回生パワーと燃料供給を停止した前記エンジンの回転抵抗により消費されるフリクションパワーとの和のパワーが車両に要求される要求制動力に基づく要求制動パワーより小さいときには、前記モータによる回生電力が、前記要求制動パワーから前記和のパワーを減じた要求ブレーキパワーが前記ブレーキ装置で消費されるように前記ブレーキ装置を制御したときに前記ブレーキ装置により実際に消費されている実ブレーキパワーから前記要求ブレーキパワーを減じた差分パワーと、前記許容回生パワーと、の和である要求充電パワーとなるように前記モータを制御し、前記要求制動パワーから前記要求充電パワーと前記フリクションパワーとを減じたパワーが前記ブレーキ装置で消費されるように前記ブレーキ装置を制御する、
ことを要旨とする。
この本発明のハイブリッド車両では、アクセルオフ且つブレーキオフである場合において、蓄電装置の許容充電電力から所定電力を減じた許容回生パワーと燃料供給を停止したエンジンの回転抵抗により消費されるフリクションパワーとの和のパワーが車両に要求される要求制動力に基づく要求制動パワーより小さいときには、モータによる回生電力が、要求制動パワーから和のパワーを減じた要求ブレーキパワーがブレーキ装置で消費されるようにブレーキ装置を制御したときにブレーキ装置により実際に消費されている実ブレーキパワーから要求ブレーキパワーを減じた差分パワーと、許容回生パワーと、の和である要求充電パワーとなるようにモータを制御し、要求制動パワーから要求充電パワーとフリクションパワーとを減じたパワーがブレーキ装置で消費されるようにブレーキ装置を制御する。ここで、「所定電力」は、差分パワー以上のパワー(電力)として予め実験や解析などにより求めた値である。これにより、蓄電装置が許容充電電力を超える電力で充電されることを抑制しながら、要求制動パワーで車両を走行させることができ、ひいては、車両に要求制動力を作用させながら走行させることができる。
こうした本発明のハイブリッド車両において、シフトポジションが前進走行用の通常のシフトポジションより走行中のアクセルオフ時に車両に作用させる制動力がより大きく設定されるシフトポジションであって前記アクセルオフ且つ前記ブレーキオフされている場合において、前記蓄電装置の許容充電電力から所定電力を減じた許容回生パワーと燃料供給を停止した前記エンジンの回転抵抗により消費されるフリクションパワーとの和のパワーが車両に要求される要求制動力に基づく要求制動パワーより小さいときには、前記モータによる回生電力が、前記差分パワーと、前記許容回生パワーと、の和である要求充電パワーとなるように前記モータを制御し、前記要求制動パワーから前記要求充電パワーと前記フリクションパワーとを減じたパワーが前記ブレーキ装置で消費されるように前記ブレーキ装置を制御してもよい。こうすれば、シフトポジションが前進走行用の通常のシフトポジションより走行中のアクセルオフ時に車両に作用させる制動力がより大きく設定されるシフトポジションであってアクセルオフ且つブレーキオフされているときに、蓄電装置が許容充電電力を超える電力で充電されることを抑制しながら、要求制動パワーで車両を走行させることができ、ひいては、要求制動力を作用させながら車両を走行させることができる。
本発明の実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 電池温度Tbと入出力制限Win,Woutの基本値Wintmp,Wouttmpとの関係の一例を示す。 バッテリ50の蓄電割合SOCと出力制限用補正係数および入力制限用補正係数との関係の一例を示す。 実施例のHVECU70によって実行される駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 要求トルク設定用マップの一例を示す説明図である。 フリクションパワー設定用マップの一例を示す説明図である。 シフトポジションSPがSレンジであり且つ車速Vが一定であるときにおける変速段と要求パワーPd*とパワーの消費先との関係の一例を示す説明図である。 ステップS210,ステップS260の処理を実行したときの要求パワーPd*の消費先の一例を示す説明図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図1に示すように、エンジン22と、プラネタリギヤ30と、モータMG1,MG2と、インバータ41,42と、バッテリ50と、油圧ブレーキ装置90と、HVECU70と、を備える。
エンジン22は、ガソリンや軽油などを燃料として動力を出力する内燃機関として構成されている。このエンジン22は、エンジンECU24によって運転制御されている。
エンジンECU24は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROM,データを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。エンジンECU24には、エンジン22を運転制御するのに必要な各種センサからの信号、例えば、エンジン22のクランクシャフト26の回転位置を検出するクランクポジションセンサ23からのクランク角θcrなどが入力ポートから入力されている。エンジンECU24からは、エンジン22を運転制御するための各種制御信号が出力ポートを介して出力されている。エンジンECU24は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。エンジンECU24は、クランクポジションセンサ23からのクランク角θcrに基づいてエンジン22の回転数Neを演算している。
プラネタリギヤ30は、シングルピニオン式の遊星歯車機構として構成されている。プラネタリギヤ30のサンギヤには、モータMG1の回転子が接続されている。プラネタリギヤ30のリングギヤには、駆動輪39a,39bの回転軸にデファレンシャルギヤ38を介して連結された駆動軸36が接続されている。プラネタリギヤ30のキャリヤには、ダンパ28を介してエンジン22のクランクシャフト26が接続されている。
モータMG1は、永久磁石が埋め込まれた回転子と三相コイルが巻回された固定子とを有する同期発電電動機として構成されており、上述したように、回転子がプラネタリギヤ30のサンギヤに接続されている。モータMG2は、モータMG1と同様に、永久磁石が埋め込まれた回転子と三相コイルが巻回された固定子とを有する同期発電電動機として構成されており、回転子が駆動軸36に接続されている。モータMG1,MG2は、モータECU40によってインバータ41,42を制御することにより駆動する。
モータECU40は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROM,データを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。図1に示すように、モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するのに必要な各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。モータECU40に入力される信号としては、例えば、モータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ(例えばレゾルバ)43,44からの回転位置θm1,θm2や、モータMG1,MG2の各相に流れる電流を検出する図示しない電流センサからの相電流を挙げることができる。モータECU40からは、インバータ41,42のトランジスタへのスイッチング制御信号などが出力ポートを介して出力されている。モータECU40は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。モータECU40は、回転位置検出センサ43,44からのモータMG1,MG2の回転子の回転位置θm1,θm2に基づいてモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2を演算している。
バッテリ50は、例えばニッケル水素二次電池やリチウムイオン二次電池などとして構成されており、電力ライン54を介してインバータ41,42に接続されている。このバッテリ50は、バッテリECU52によって管理されている。
バッテリECU52は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROM,データを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。バッテリECU52に入力される信号としては、例えば、バッテリ50の端子間に設置された電圧センサ51aからの電圧(バッテリ電圧)VBやバッテリ50の出力端子に取り付けられた電流センサ51bからの電流(バッテリ電流)IB,バッテリ50に取り付けられた温度センサ51cからの温度(バッテリ温度)Tbを挙げることができる。バッテリECU52は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。バッテリECU52は、バッテリ50を管理するために蓄電割合SOCや入出力制限Win,Woutを演算している。蓄電割合SOCは、バッテリ50から放電可能な電力の容量の全容量に対する割合であり、電流センサにより検出された充放電電流Ibの積算値に基づいて演算される。入出力制限Win,Woutは、バッテリ50を充放電してもよい最大許容電力であり、演算した蓄電割合SOCと電池温度Tbとに基づいて設定される。詳しくは、入出力制限Win,Woutは、電池温度Tbに基づいて入出力制限Win,Woutの基本値Wintmp,Wouttmpを設定し、バッテリ50の蓄電割合SOCに基づいて出力制限用補正係数と入力制限用補正係数とを設定し、設定した入出力制限Win,Woutの基本値Wintmp,Wouttmpにそれぞれ対応する補正係数を乗じることにより設定することができる。図2に電池温度Tbと入出力制限Win,Woutの基本値Wintmp,Wouttmpとの関係の一例を示し、図3にバッテリ50の蓄電割合SOCと出力制限用補正係数および入力制限用補正係数との関係の一例を示す。
油圧ブレーキ装置90は、駆動輪39a,39bや従動輪39c,39dに取り付けられたブレーキパッド96a,96b,96c,96dと、ブレーキアクチュエータ94と、を備える。ブレーキアクチュエータ94は、ブレーキパッド96a,96b,96c,96dを駆動する図示しないブレーキホイールシリンダの油圧を調節して駆動輪39a,39bや従動輪39c,39dに制動力を付与するためのアクチュエータとして構成されている。このブレーキアクチュエータ94は、ブレーキECU98によって駆動制御されている。
ブレーキECU98は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROM,データを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。ブレーキECU98には、ブレーキアクチュエータ94を駆動制御するのに必要な各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。ブレーキECU98からは、ブレーキアクチュエータ94への駆動制御信号などが出力ポートを介して出力されている。ブレーキECU98は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。
HVECU70は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROM,データを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。
HVECU70には、各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。HVECU70に入力される信号としては、例えば、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号や、シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSPを挙げることができる。また、アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accや、ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vも挙げることができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、シフトレバー81のシフトポジションSPとして、駐車時に用いる駐車レンジ(Pレンジ)、後進走行用のリバースレンジ(Rレンジ)、中立のニュートラルレンジ(Nレンジ)、前進走行用の通常のドライブレンジ(Dレンジ)の他に、アクセルオン時の駆動力の設定等はDレンジと同一であるが走行中のアクセルオフ時に車両に作用させる制動力がDレンジより大きく設定されるブレーキレンジ(Bレンジ)、アップシフト指示レンジおよびダウンシフト指示レンジを有するシーケンシャルシフトレンジ(Sレンジ)が用意されている。ここで、Sレンジは、アクセルオン時の駆動力や走行中のアクセルオフ時の制動力を例えば5段階(S1〜S5)に変更するレンジであり、アップシフト指示レンジを操作してアップシフトする毎にアクセルオン時の駆動力と走行中のアクセルオフ時の制動力は小さくなり、ダウンシフト指示レンジを操作してダウンシフトする毎にアクセルオン時の駆動力と走行中のアクセルオフ時の制動力は大きくなる。
HVECU70は、上述したように、エンジンECU24,モータECU40,バッテリECU52,ブレーキECU98と通信ポートを介して接続されている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20では、ハイブリッド走行モード(HV走行モード),電動走行モード(EV走行モード)などの走行モードによって走行する。HV走行モードでは、エンジン22の運転とモータMG1,MG2の駆動とによって駆動軸36にトルク(パワー)を出力して走行する。EV走行モードでは、エンジン22を運転せずに、モータMG2の駆動によって駆動軸36にトルク(パワー)を出力して走行する。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作、特に、Sレンジでアクセルオフ且つブレーキオフされた際の動作について説明する。図4は、実施例のHVECU70によって実行される駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、Sレンジでアクセルペダル83とブレーキペダル85とが共にオフされているときに、繰り返して実行される。
本ルーチンが実行されると、HVECU70のCPUは、車速VやシフトポジションSP,入力制限Win,回転数Nm2を入力する処理を実行する(ステップS100)。車速Vは、車速センサ88により検出されたものを入力している。シフトポジションSPは、シフトポジションセンサ82により検出されたものを入力している。入力制限Winは、バッテリECU52により演算されたものを通信によって入力している。回転数Nm2は、モータECU40により演算されたものを通信によって入力している。
こうしてデータを入力すると、入力した車速VとシフトポジションSPとに基づいてアクセルオフ且つブレーキオフ時に車両に要求されるトルクとして駆動軸36に出力すべき要求トルクTd*(制動トルクのときには負の値)を設定する(ステップS110)。ここで、要求トルクTd*は、アクセルオフ且つブレーキオフ時の車速VとシフトポジションSPと要求トルクTd*との関係を予め定めて要求トルク設定用マップとしてHVECU70の図示しないROMに記憶しておき、車速VとシフトポジションSPとが与えられると記憶したマップから対応する要求トルクTd*を導出して設定するものとした。図5に要求トルク設定用マップの一例を示す。
続いて、車両に要求されるパワーとしての要求パワーPd*を設定する(ステップS120)。要求パワーPd*は、要求トルクTd*に回転数Nm2を乗じたものである。
こうした要求パワーPd*を設定すると、要求パワーPd*の絶対値|Pd*|(要求制動パワー)が、入力制限Win(負の値)の絶対値|Win|(許容充電電力)から入力マージンWref(負の値)の絶対値|Wref|(充電マージン)を減じた許容回生パワーPin(=|Win|−|Wref|)より小さいか否かを判定する(ステップS130)。ここで、入力マージンWrefは、後述する差分パワーΔPbrが負の値のときに差分パワーΔPbrより小さい値となるように(充電マージンが差分パワーΔPbrが負の値のときに差分パワーΔPbrの絶対値より大きい値となるように)、予め実験や解析などにより定めた電力である。
ステップS130で要求パワーPd*の絶対値|Pd*|が許容回生パワーPin以下であるときには、要求パワーPd*をバッテリ50のみで回収することができると判断して、モータMG2による回生電力でバッテリ50を充電して(ステップS140)、本ルーチンを終了する。ステップS140では、燃料カット指令をエンジンECU24に送信すると共に、エンジン22を燃料カットして回転数Neを値0とした状態でモータMG2の回生駆動によって生じる回生トルクにより要求トルクTd*が車両に作用するようにモータMG1.MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を設定して、モータECU40に送信する。油圧ブレーキ装置90による制動力は、車両に作用しないようにブレーキECU98に制御信号を送信する。燃料カット指令を受信したエンジンECU24は、エンジン22における燃料噴射制御を停止する。トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、トルク指令Tm1*,Tm2*を駆動するようにモータMG1,MG2を制御する。制御信号を受信したブレーキECU98は、油圧ブレーキ装置90による制動力が車両に作用しないようにブレーキアクチュエータ94を制御する。こうした処理により、モータMG2の回生電力でバッテリ50を充電しながら、要求トルクTd*を駆動軸36に出力しながら走行することができる。
ステップS130で要求パワーPd*の絶対値|Pd*|が許容回生パワーPinより大きいときには、要求パワーPd*をバッテリ50のみで回収することができないと判断して、ステップS150以降の処理を実行する。ステップS150では、エンジン22の回転抵抗により消費されるパワーであるフリクションパワーPfc(負の値)の最小値(最大フリクションパワー)Pfcmaxを設定する。最大フリクションパワーPfcmaxは、エンジン22の回転数NeとフリクションパワーPfcとの関係を予め定めてフリクションパワー設定用マップとしてHVECU70の図示しないROMに記憶しておき、車速VとモータMG1の仕様(許容される回転数やトルクの最大値など)とから定まるエンジン22の最高回転数Nemaxを与えて、記憶したマップから対応するフリクションパワーPfrcを導出して設定している。図6にフリクションパワー設定用マップの一例を示す。
こうして最大フリクションパワーを設定すると、次に、要求パワーPd*の絶対値|Pd*|(要求制動パワー)が、許容回生パワーPin(=|Win|−|Wref|)に最大フリクションパワーPfcmaxの絶対値|Pfcmax|を加えた値(=|Win|−|Wref|+|Pfcmax|)以下であるか否かを判定する(ステップS160)。要求パワーPd*の絶対値|Pd*|(要求制動パワー)が値(=|Win|−|Wref|+|Pfcmax|)以下であるときには、要求パワーPd*をバッテリ50による電力の回収とエンジン22のフリクションパワーで消費することができると判断して、バッテリ50の目標充放電パワーPb*(充電の場合は負の値)とエンジン22の目標回転数Ne*を設定する(ステップS170)。ここでは、目標充放電パワーPb*は、入力制限Winを設定する。目標回転数Ne*は、要求パワーPd*から目標充放電パワーPb*を減じたものをフリクションパワーPfcに設定し、図6に例示したフリクションパワー設定用マップから設定したフリクションパワーPfcに対応するエンジン22の回転数Neを設定する。
こうして目標充放電パワーPb*とエンジン22の目標回転数Ne*とを設定すると、モータMG2を回生駆動すると共にモータMG1でエンジン22をモータリングして(ステップS180)、本ルーチンを終了する。ステップS180では、燃料カット指令をエンジンECU24に送信すると共に、エンジン22の回転数Neが目標回転数Ne*になると共にモータMG2の回生電力が目標充放電パワーPb*となるようにモータMG1.MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を設定して、モータECU40に送信する。油圧ブレーキ装置90による制動力は、車両に作用しないようにブレーキECU98に制御信号を送信する。燃料カット指令を受信したエンジンECU24は、エンジン22における燃料噴射制御を停止する。トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、トルク指令Tm1*,Tm2*で駆動するようにモータMG1,MG2を制御する。制御信号を受信したブレーキECU98は、油圧ブレーキ装置90による制動力が車両に作用しないようにブレーキアクチュエータ94を制御する。こうした処理により、モータMG2の回生電力でバッテリ50を入力制限Winまで充電すると共にモータMG1でエンジン22をモータリングする際のエンジン22の回転抵抗によってパワーを消費して要求パワーPd*を消費しながら、要求トルクTd*を駆動軸36に出力しながら走行することができる。
ステップS160で要求パワーPd*の絶対値|Pd*|(要求制動パワー)が値(=|Win|−|Wref|+|Pfcmax|)を超えているときには、目標充放電パワーPb*,エンジン22の目標回転数Ne*,フリクションパワーPfcを設定する(ステップS190)。目標充放電パワーPb*は、入力制限Win(負の値)から入力マージンWref(負の値)を減じた値に設定する。エンジン22の目標回転数Ne*は、ステップS150のエンジン22の最高回転数Nemaxを設定している。フリクションパワーPfcは、ステップS150の最大フリクションパワーPcmaxを設定している。
続いて、油圧ブレーキ装置90で消費するブレーキパワーの目標値である目標ブレーキパワーPbr*を設定する(ステップS200)。目標ブレーキパワーPbr*は、要求パワーPd*から目標充放電パワーPb*と目標フリクションパワーPfc*とを減じた値である。
こうして目標充放電パワーPb*とエンジン22の目標回転数Ne*と目標ブレーキパワーPbr*とを設定すると、モータMG2を回生駆動すると共にモータMG1でエンジン22をモータリングして、更に、油圧ブレーキ装置90を作動させる(ステップS210)。ステップS210では、燃料カット指令をエンジンECU24に送信すると共に、エンジン22の回転数Neが目標回転数Ne*になると共にモータMG2の回生電力が目標充放電パワーPb*となるようにモータMG1.MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を設定して、モータECU40に送信する。そして、油圧ブレーキ装置90による制動力により消費されるパワーを駆動軸36でのパワーに換算したパワーが目標ブレーキパワーPbr*となるように油圧ブレーキ装置90から車両に作用させる目標制動トルクTbr*を設定して、ブレーキECU98に送信する。燃料カット指令を受信したエンジンECU24は、エンジン22における燃料噴射制御を停止する。トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、トルク指令Tm1*,Tm2*で駆動するようにモータMG1,MG2を制御する。目標制動トルクTbr*を受信したブレーキECU98は、油圧ブレーキ装置90から車両に作用する制動トルクが目標制動トルクTbr*となるようにブレーキアクチュエータ94を制御する。こうした処理により、モータMG2の回生電力でバッテリ50を入力制限Winからマージン分の入力マージンWrefを減じた電力で充電すると共に、モータMG1でエンジン22を目標回転数Ne*(最高回転数Nemax)でモータリングしてエンジン22の回転抵抗によるパワー(最大フリクションパワーPcmax)を消費し、目標ブレーキパワーPbr*を消費するよう油圧ブレーキ装置90を制御する。こうした制御により、要求パワーPd*のうちバッテリ50の充電やエンジン22の回転抵抗により消費できなかったパワーを油圧ブレーキ装置90の作動によって消費することができる。
続いて、ステップS200で実際に油圧ブレーキ装置90で消費された実ブレーキパワーPbrrを算出する(ステップS220)。実ブレーキパワーPbrrは、実施例では、ブレーキパッド96a,96b,96c,96dの温度を検出する図示しない温度センサからのパッド温度Tpada〜Tpaddに基づいて推定する。この場合、ブレーキパッド96a,96b,96c,96dの平均温度と実ブレーキパワーPbrrとの関係を実験や解析などにより予め定めておき、パッド温度Tpada〜Tpaddの平均値を算出して、この平均値から実ブレーキパワーPbrrを導出すればよい。
続いて、実ブレーキパワーPbrrから目標ブレーキパワーPbr*を減じて差分パワーΔPbrを算出し(ステップS230)、目標充電パワーPb*を設定する(ステップS240)。油圧ブレーキ装置90では、ブレーキホイールシリンダの油圧を調整することによって制動力を車両に作用させるから、モータと比較するとその制御の精度が低い。そのため、要求パワーPd*に対してバッテリ50の充電とエンジン22の回転抵抗によるパワーの消費では消費しきれないパワーを油圧ブレーキ装置90で消費するように油圧ブレーキ装置90を制御しても、油圧ブレーキ装置90の目標ブレーキパワーPbr*と実際に油圧ブレーキ装置90で消費されているパワーとに差が生じる。差分パワーΔPbrは、こうしたパワー差に対応する値である。
差分パワーΔPbrを算出すると、入力制限Winから入力マージンWrefを減じたものに差分パワーΔPbrを加えたものを目標充電パワーPb*に設定する(ステップS240)。入力マージンWrefは、上述したように、差分パワーΔPbrの絶対値|ΔPbr|より大きくなるように設定されている。したがって、目標充電パワーPb*は、入力制限Winを超えない(入力制限Winを下回らない)範囲内の値に設定される。
続いて、ステップS200の処理と同様の処理で、目標ブレーキパワーPbr*を設定する(ステップS250)。ステップS240では、ステップS190に比して目標充放電パワーPb*が差分パワーΔPbr分だけ大きく(差分パワーΔPbrが負の値であるときには負の方向に大きく)設定している。そのため、ステップS250で設定した目標ブレーキパワーPbr*は、ステップS200で設定した目標ブレーキパワーPbr*より差分パワーΔPbr分だけ小さい(差分パワーΔPbrが負の値であるときに正の方向に大きく)設定されている。
そして、ステップS210の同様の処理で、モータMG2を回生駆動すると共にモータMG1でエンジン22をモータリングして、更に、油圧ブレーキ装置90を作動させて(ステップS260)、本ルーチンを終了する。
図7は、シフトポジションSPがSレンジであり且つ車速Vが一定であるときにおける変速段と要求パワーPd*とパワーの消費先との関係の一例を示す説明図である。車速Vが一定である場合、Sレンジでの変速段が高速段であるときには、低速段であるときに比して要求トルクTd*が小さくなって要求パワーPd*が小さくなる。そのため、変速段が5段(S5)のときの要求パワーPd*の消費先は、図示するように、例えば、バッテリ50となる。変速段が3段(S3)のときには、例えば、バッテリ50とエンジン22とになる。変速段が1段(S1)のときには、バッテリ50とエンジン22と油圧ブレーキ装置90とになる。
図8は、ステップS210,ステップS260の処理を実行したときの要求パワーPd*の消費先の一例を示す説明図である。絶対値|Pd*|が絶対値|Win|+絶対値|Wref|+絶対値|Pfcmax|を超えているときには、要求パワーPd*に対してバッテリ50の充電とエンジン22の回転抵抗によるパワーの消費では消費しきれないパワーを油圧ブレーキ装置90で消費するように油圧ブレーキ装置90を制御する(ステップS160〜S210)。しかしながら、油圧ブレーキ装置90は、制御性が悪いため、油圧ブレーキ装置90の目標ブレーキパワーPbr*と実際に油圧ブレーキ装置90で消費されているパワーとに差(差分パワーΔPbr)が生じる(ステップS230)。実施例では、図示するように、ステップS240,S250で、目標充放電パワーPb*をステップS190の目標充放電パワーPb*より差分パワーΔPbr分大きく設定し、目標ブレーキパワーPbr*をステップS200より差分パワーΔPbr分小さく設定している。そのため、ステップS210で油圧ブレーキ装置90により目標値より大きく消費されたパワー分をステップS250ではモータMG2による回生電力としてバッテリ50を充電する。モータMG2は、油圧ブレーキ90より制御性がよいから、より精度良く、要求パワーPd*をバッテリ50の充電とエンジン22の回転抵抗によるパワーと油圧ブレーキ装置90の作動によるパワーとにより消費することができる。したがって、車両に要求トルクTd*を作用させながら、バッテリ50が大きな電力で充電されることを抑制することができる。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20では、アクセルオフ且つブレーキオフである場合において、許容回生パワーPin(=|Win|+|Wref|)と最大フリクションパワーPfcmaxの絶対値|Pfcmax|との和のパワーが絶対値|Pd*|(要求制動パワー)より小さいときには、モータMG2による回生電力が、差分パワーΔPbrと、許容回生パワーPinと、の和である目標充電パワーPb*となるようにモータMG2を制御し、要求パワーPd*から目標充電パワーPb*と目標フリクションパワーPfc*とを減じた目標ブレーキパワーPbr*が油圧ブレーキ装置90で消費される油圧ブレーキ装置90を制御するから、アクセルオフ且つブレーキオフであるときに、バッテリ50が入力制限Winを超える電力で充電されるのを抑制しながら、車両に要求制動トルクTd*を作用させて走行させることができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、シフトポジションSPがSレンジのときに図4に例示した駆動制御ルーチンを実行しているが、Bレンジのときに実行しても構わない。
実施例のハイブリッド自動車20では、ステップS220で、実ブレーキパワーPbrrをパッド温度Tpada〜Tpaddに基づいて推定しているが、実ブレーキパワーPbrrは、ブレーキパッド96a,96b,96c,96dの圧力を検出する図示しない圧力センサからのパッド圧力Ppada〜Ppaddに基づいて推定してもよい。この場合、ブレーキパッド96a,96b,96c,96dの平均圧力と実ブレーキパワーPbrrとの関係を実験や解析などにより予め定めておき、パッド圧力Ppada〜Ppaddの平均値を算出して、この平均値から実ブレーキパワーPbrrを導出すればよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、蓄電装置としてバッテリ50を用いているが、バッテリ50に代えてキャパシタを用いてもよい。
実施例では、本発明をエンジン22とプラネタリギヤ30とモータMG1,MG2を備えるタイプのハイブリッド自動車に適用する場合について例示している。しかしながら、本発明は、車軸に連結された駆動軸に動力を出力するエンジンと駆動軸に動力を入出力するモータとを備えるハイブリッド車両であれば如何なるタイプのものに適用してもよく、例えば、プラネタリギヤ30とモータMG1とを備えずにモータMG2とエンジン22とがクラッチを介して接続されたハイブリッド車両などに適用できる。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、エンジン22が「エンジン」に相当し、モータMG2が「モータ」に相当し、バッテリ50が「蓄電装置」に相当し、油圧ブレーキ装置90が「ブレーキ装置」に相当し、エンジンECU24とモータECU40とバッテリECU52とブレーキECU98とHVECU70とが「制御装置」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、ハイブリッド車両の製造産業などに利用可能である。
20 ハイブリッド自動車、22 エンジン、23 クランクポジションセンサ、24 エンジンECU、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 プラネタリギヤ、36 駆動軸、38 デファレンシャルギヤ、39a,39b 駆動輪、39c,39d 従動輪、40 モータECU、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、51a 電圧センサ、51b 電流センサ、51c 温度センサ、52 バッテリECU、54 電力ライン、70 HVECU、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、90 油圧ブレーキ装置、94 ブレーキアクチュエータ、96a〜96d ブレーキパッド、98 ブレーキECU、MG1,MG2 モータ。

Claims (1)

  1. 車軸に連結された駆動軸に動力を出力するエンジンと、
    前記駆動軸に動力を入出力するモータと、
    前記モータと電力をやりとりする蓄電装置と、
    油圧駆動によって制動力を車両に作用させるブレーキ装置と、
    前記エンジンと前記モータと前記ブレーキ装置とを制御する制御装置と、
    を備えるハイブリッド車両であって、
    前記制御装置は、
    前記アクセルオフ且つブレーキオフである場合において、前記蓄電装置の許容充電電力から所定電力を減じた許容回生パワーと燃料供給を停止した前記エンジンの回転抵抗により消費されるフリクションパワーとの和のパワーが車両に要求される要求制動力に基づく要求制動パワーより小さいときには、前記モータによる回生電力が、前記要求制動パワーから前記和のパワーを減じた要求ブレーキパワーが前記ブレーキ装置で消費されるように前記ブレーキ装置を制御したときに前記ブレーキ装置により実際に消費されている実ブレーキパワーから前記要求ブレーキパワーを減じた差分パワーと、前記許容回生パワーと、の和である要求充電パワーとなるように前記モータを制御し、前記要求制動パワーから前記要求充電パワーと前記フリクションパワーとを減じたパワーが前記ブレーキ装置で消費されるように前記ブレーキ装置を制御する、
    ハイブリッド車両。
JP2017241418A 2017-12-18 2017-12-18 ハイブリッド車両 Active JP7013837B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017241418A JP7013837B2 (ja) 2017-12-18 2017-12-18 ハイブリッド車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017241418A JP7013837B2 (ja) 2017-12-18 2017-12-18 ハイブリッド車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019107958A true JP2019107958A (ja) 2019-07-04
JP7013837B2 JP7013837B2 (ja) 2022-02-01

Family

ID=67178824

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017241418A Active JP7013837B2 (ja) 2017-12-18 2017-12-18 ハイブリッド車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7013837B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002337573A (ja) * 2001-05-15 2002-11-27 Toyota Motor Corp ハイブリッド車
JP2006211856A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Toyota Motor Corp ハイブリッド車およびその制御方法
JP2017128152A (ja) * 2016-01-18 2017-07-27 トヨタ自動車株式会社 車両

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002337573A (ja) * 2001-05-15 2002-11-27 Toyota Motor Corp ハイブリッド車
JP2006211856A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Toyota Motor Corp ハイブリッド車およびその制御方法
JP2017128152A (ja) * 2016-01-18 2017-07-27 トヨタ自動車株式会社 車両

Also Published As

Publication number Publication date
JP7013837B2 (ja) 2022-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5742568B2 (ja) ハイブリッド自動車
JP6090273B2 (ja) ハイブリッド自動車
JP5737194B2 (ja) ハイブリッド自動車
WO2013072991A1 (ja) 車両
US10099694B2 (en) Motor vehicle
JP6003758B2 (ja) ハイブリッド自動車
CN109941272B (zh) 混合动力车辆
JP2010111182A (ja) ハイブリッド車およびその制御方法
JP2011097666A (ja) 自動車およびその制御方法
JP5895353B2 (ja) ハイブリッド車
JP5751192B2 (ja) ハイブリッド自動車
JP2011079444A (ja) ハイブリッド自動車
JP4345765B2 (ja) 車両およびその制御方法
JP2012111450A (ja) ハイブリッド自動車
JP2016132263A (ja) ハイブリッド自動車
JP4957267B2 (ja) 動力出力装置およびこれを搭載する自動車並びに動力出力装置の制御方法
JP7013837B2 (ja) ハイブリッド車両
JP5810879B2 (ja) ハイブリッド自動車
JP2012244681A (ja) 電動車両
JP4066985B2 (ja) 動力出力装置およびこれを搭載する自動車並びに動力出力装置の制御方法
JP2013216117A (ja) 車両の走行可能距離算出装置
JP2018007457A (ja) 自動車
JP4169030B2 (ja) 車両およびその制御方法
JP4281706B2 (ja) ハイブリッド自動車およびその制御方法
JP2009166675A (ja) ハイブリッド車およびその制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210601

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210721

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220103