JP2019107728A - 把持ハンドおよびロボット - Google Patents

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Abstract

【課題】把持部に加わる力を高精度に検出することができる把持ハンドを提供すること、また、この把持ハンドを備えるロボットを提供すること。【解決手段】把持部と、前記把持部を移動させる駆動力を発生するモーターと、前記駆動力を前記把持部に伝達する第1部材および第2部材を含む伝達機構と、を備え、前記第1部材は、軸部材に支持され、前記軸部材に沿って移動して、前記第2部材を移動させ、前記第2部材は、前記軸部材と平行な方向に移動して前記把持部を移動させ、前記第1部材と前記第2部材との間には、感圧センサーが設けられていることを特徴とする把持ハンド。【選択図】図2

Description

本発明は、把持ハンドおよびロボットに関する。
垂直多関節ロボット、水平多関節ロボット等のロボットは、ロボットアームを有しており、一般に、ロボットアームの先端には、ハンド等のエンドエフェクターが装着される。このようなエンドエフェクターの一種として、対象物を把持可能な把持ハンドが知られている。
例えば、特許文献1に記載の電動ハンドは、電動モーターと、電動モーターの回転動作を直進動作に変換する回転直動変換機構と、回転直動変換機構を介して直進移動する1対のフィンガーベースと、1対のフィンガーベースに固定された1対のフィンガーと、フィンガーの開閉方向の力(把持力)を検出する力センサーと、を有する。ここで、力センサーは、フィンガーベースに負荷される外力によって変化するギャップを有する1対の電極を有し、当該1対の電極間の静電容量を検出することで、把持力を検出する。
特開2014−24134号公報
しかし、特許文献1に記載の電動ハンドでは、フィンガーベースに負荷される外力によって1対の電極間のギャップを変化させなければならないため、フィンガーベースの把持位置によるモーメントの影響が大きく、把持力を直接的に検出することができないという課題がある。
本発明の目的は、把持部に加わる力を高精度に検出することができる把持ハンドを提供すること、また、この把持ハンドを備えるロボットを提供することにある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の適用例または形態として実現することが可能である。
本発明の適用例に係る把持ハンドは、把持部と、
前記把持部を移動させる駆動力を発生するモーターと、
前記駆動力を前記把持部に伝達する第1部材および第2部材を含む伝達機構と、を備え、
前記第1部材は、軸部材に支持され、前記軸部材に沿って移動して、前記第2部材を移動させ、
前記第2部材は、前記軸部材と平行な方向に移動して前記把持部を移動させ、
前記第1部材と前記第2部材との間には、感圧センサーが設けられていることを特徴とする。
このような把持ハンドによれば、モーターからの駆動力を把持部に伝達する伝達機構の第1部材と第2部材との間に感圧センサーが設けられているため、把持部に加わる力(把持力、押圧力等)を感圧センサーにより直接的に検出することができる。ここで、感圧センサーの剛性が高いため、把持部に加わる力を感圧センサーにより高精度に検出することができる。また、感圧センサーの厚さが薄いため、伝達機構の小型化および軽量化、ひいては把持ハンドの小型化および軽量化を図ることもできる。
本適用例の把持ハンドでは、前記伝達機構は、前記モーターの回転を前記1対の把持部の開閉動作に変換することが好ましい。
これにより、比較的簡単かつ安価な構成で、1対の把持部を開閉させることができる。また、このような変換を行う機構は把持部に加わる力をモーターに伝えにくいため、当該力によって把持部が変位することを低減することもできる。
本適用例の把持ハンドでは、ケースと、
前記ケースに支持され、前記第2部材をガイドするガイド部材と、を有することが好ましい。
これにより、第2部材を所望方向に安定的に移動させることができる。
本適用例の把持ハンドでは、前記第1部材と前記第2部材とはネジによって連結されていることが好ましい。
これにより、第1部材と第2部材とを比較的高剛性で連結しつつ、把持部に加わる力に応じて感圧センサーの出力を変化させることができる。
本適用例の把持ハンドでは、前記感圧センサーは、前記ネジに対して前記把持部側に配置されている第1感圧センサーと、前記ネジに対して前記把持部とは反対側に配置されている第2感圧センサーと、を含むことが好ましい。
これにより、第1感圧センサーおよび第2感圧センサーのうちの一方のセンサーで、1対の把持部が接近する際に把持部に加わる力を検出し、他方のセンサーで、1対の把持部が離反する際に加わる力を検出することができる。
本適用例の把持ハンドでは、前記第1感圧センサーおよび前記第2感圧センサーは、同一基板上に配置されていることが好ましい。
これにより、感圧センサーの配線の取り回しを簡単化することができる。また、第1感圧センサーおよび第2感圧センサーのアライメントを簡単化することもできる。
本適用例の把持ハンドでは、前記感圧センサーは、樹脂および導電性材料を含む抵抗型の感圧センサーであることが好ましい。
これにより、感圧センサーの薄型化および高剛性化を図ることができる。
本適用例の把持ハンドでは、前記導電性材料は、カーボンナノチューブであることが好ましい。
これにより、感圧センサーの耐久性、耐荷重性および剛性を向上させることができる。
本発明の適用例に係るロボットは、本適用例の把持ハンドを備えることを特徴とする。
このようなロボットによれば、把持ハンドの効果を用いてロボットの特性を向上させることができる。
本発明の第1実施形態に係る把持ハンドの断面図である。 図1に示す把持ハンドが備える第1部材、第2部材および感圧センサーを拡大して示す断面図である。 図2に示す第1部材および第2部材を重なる方向から見た平面図である。 図2に示す感圧センサーの平面図である。 図2に示す感圧センサーの感圧部を拡大して示す断面図である。 感圧センサーの変形例を示す平面図である。 本発明の第2実施形態に係る把持ハンドが備える第1部材、第2部材および感圧センサーを拡大して示す断面図である。 図7に示す第1部材および第2部材を重なる方向から見た平面図である。 本発明の実施形態に係るロボットを示す斜視図である。
以下、本発明の把持ハンドおよびロボットを添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
1.把持ハンド
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る把持ハンドの断面図である。なお、以下では、説明の便宜上、図1中の上側を「上」、下側を「下」と言う。
図1に示す把持ハンド1は、例えば、産業用ロボットのアーム先端部に取り付けられ、対象物を把持するのに用いられる。この把持ハンド1は、ケース2と、ケース2内に設置されている伝達機構3およびモーター4と、伝達機構3に取り付けられた1対の把持部5と、を有する。
ここで、伝達機構3は、モーター4からの駆動力により1対の把持部5を開閉動作させる。また、伝達機構3には、各把持部5に加わる力を検出する感圧センサー37が設けられている。これにより、感圧センサー37の検出結果に基づいて、モーター4の駆動制御を行うことで、1対の把持部5により適切な把持力で対象物を掴むことができる。特に、把持部5に加わる力を感圧センサー37により高精度に検出することができる。また、感圧センサー37は小型かつ薄型であるため、伝達機構3の小型化および軽量化、ひいては把持ハンド1の小型化および軽量化を図ることができる。以下、まず、把持ハンド1の各部を簡単に説明する。
ケース2は、上方に開口する箱状をなしている。このケース2は、伝達機構3およびモーター4を支持したり外部から保護したりする機能を有する。ケース2の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、アルミニウム、ステンレス鋼、鉄等の金属材料が挙げられる。このようなケース2内には、伝達機構3およびモーター4が設置されている。ここで、伝達機構3の一部がケース2の開口から露出しており、当該一部に把持部5が取り付けられている。なお、ケース2の形状は、前述した機能を発揮することができればよく、図示の形状に限定されない。
モーター4は、詳細な図示は省略するが、正逆回転可能な回転型のモーターである。このモーター4としては、特に限定されず、例えば、直流モーター、交流モーター、ステッピングモーター、リラクタンスモーター、超音波モーター(圧電モーター)等を用いることができる。また、モーター4は、図示しないモータードライバーに電気的に接続されており、このモータードライバーから駆動電流を受けて駆動する。また、把持ハンド1は、図示しないが、モーター4または後述する送りネジ31の回転角度を検出するエンコーダーを有しており、このエンコーダーの出力信号が前述したモータードライバーに入力され、モーター4の駆動制御に用いられる。なお、モーター4の設置位置は、モーター4が伝達機構3に駆動力を入力することができればよく、図示の位置に限定されず、例えば、ケース2の外部であってもよい。
伝達機構3は、モーター4の駆動力を1対の把持部5に伝達する機能を有する。本実施形態では、伝達機構3は、モーター4の回転動作を直進動作に変換する機能を有する。これにより、回転型のモーター4の駆動力により1対の把持部5を開閉することができる。
具体的に説明すると、伝達機構3は、送りネジ31と、送りネジ31をケース2に対して回転可能に支持する1対の軸受32と、送りネジ31に噛み合う部分を有する1対の第1部材33と、1対の第1部材33に対してネジ35およびワッシャー36を用いて連結されている1対の第2部材34と、1対の第2部材34を移動可能に支持しているガイド39と、を有する。これらの構成材料としては、特に限定されないが、例えば、アルミニウム、ステンレス鋼、鉄等の金属材料が挙げられる。
送りネジ31は、図1中左右方向に延びて配置されており、左右に設けられた1対のネジ部311を有する。この1対のネジ部311は、一方が順ネジ(右ネジ)であり、他方が逆ネジ(左ネジ)である。このような送りネジ31の両端部は、1対の軸受32を介して回転可能にケース2に支持されている。ここで、軸受32は、例えば、ボールベアリングである。
このような送りネジ31は、前述したモーター4の駆動力により回転する。ここで、図示しないが、送りネジ31には、ギアが設けられており、このギアには、モーター4の回転軸に設けられたギアが噛み合っている。これにより、送りネジ31をモーター4により正転または逆転させることができる。なお、モーター4から送りネジ31へ駆動力を伝達する構成は、ギアを用いた構成に限定されず、例えば、ベルトおよびプーリーを用いた構成であってもよいし、モーター4の回転軸を送りネジ31に直結した構成であってもよい。また、モーター4が圧電モーターである場合、送りネジ31が圧電モーターの回転軸と一体で構成されていてもよい。
1対の第1部材33は、それぞれ、送りネジ31側からケース2の開口側に延びて配置されており、一方の第1部材33の下部が送りネジ31の一方(図1中左側)のネジ部311に螺合し、他方の第1部材33の下部が送りネジ31の他方(図1中右側)のネジ部311に螺合している。したがって、送りネジ31を回転させることにより、1対の第1部材33が接近または離間するように移動(直動)する。なお、第1部材33が送りネジ31に直接螺合している構成に限定されず、例えば、送りネジ31に螺合する他の部材に第1部材33を取り付けてもよい。
1対の第2部材34は、それぞれ、一部がケース2の上部に形成された開口から外部へ突出するよう、送りネジ31側からケース2の開口側に延びて配置されており、一方(図1中左側)の第2部材34が一方の第1部材33にネジ35およびワッシャー36を用いて連結され、他方(図1中右側)の第2部材34が他方の第1部材33にネジ35およびワッシャー36を用いて連結されている。
また、1対の第2部材34は、それぞれ、ガイド39に沿って図1中左右方向に互いに接近または離間するように移動可能にガイド39に支持されている。ここで、ガイド39は、棒状の部材で構成され、図1中左右方向に延びて配置されており、ケース2に支持されている。なお、ガイド39の構成は、1対の第2部材34を互いに接近または離間するように移動可能であればよく、図示の構成に限定されず、例えば、互いに平行に配置されている複数の棒状の部材で構成されていてもよく、この場合、一方の第2部材34を支持するガイド39と他方の第2部材34を支持するガイド39とが別々の部材で構成されていてもよい。
このように構成された伝達機構3の第1部材33と第2部材34との間には、感圧センサー37が配置されている。この感圧センサー37は、把持部5に加わる力を検出する。また、第2部材34とワッシャー36との間には、感圧センサー38が配置されている。この感圧センサー38も、把持部5に加わる力を検出する。なお、感圧センサー37、38およびこれに関する構成については、後に詳述する。
また、伝達機構3の各第2部材34には、把持部5が例えばネジ止め等の固定方法により取り付けられている。1対の把持部5は、対象物を把持する部分である。把持部5の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、アルミニウム、ステンレス鋼、鉄等の金属材料、セラミックス材料等が挙げられる。なお、把持部5の形状は、対象物の種類等に応じて決められるものであり、図示の形状に限定されない。
以上、把持ハンド1の各部を簡単に説明した。この把持ハンド1は、モーター4からの駆動力を伝達機構3により1対の把持部5に伝達し、モーター4の回転方向に対応して1対の把持部5同士が図1中横方向でかつ反対方向に移動し、接近または離間する。ここで、把持部5に力が加わると、伝達機構3の第1部材33と第2部材34との間に配置されている感圧センサー37、および、伝達機構3の第2部材34とワッシャー36との間に配置されている感圧センサー38に加わる圧力が変化する。したがって、把持部5に加わる力を感圧センサー37、38により検出することができる。以下、感圧センサー37、38およびこれに関する事項について詳述する。
図2は、図1に示す把持ハンドが備える第1部材、第2部材および感圧センサーを拡大して示す断面図である。図3は、図2に示す第1部材および第2部材を重なる方向から見た平面図である。図4は、図2に示す感圧センサーの平面図である。図5は、図2に示す感圧センサーの感圧部を拡大して示す断面図である。
図2および図3に示すように、第1部材33および第2部材34は、それぞれ、略板状をなしている。そして、第1部材33および第2部材34は、互いの板面を向かい合わせるように重ねて配置されている。ここで、第1部材33は、前述した送りネジ31のネジ部311が螺合するネジ孔331と、ネジ35のネジ部351が螺合するネジ孔332と、を有し、ネジ孔331、332は、それぞれ、第1部材33をその厚さ方向に貫通している。また、第2部材34は、ネジ35のネジ部351(軸部)が挿通される貫通孔341と、ガイド39が挿通される案内面を構成する貫通孔342と、を有する。なお、第1部材33および第2部材34の形状は、第1部材33と第2部材34との間に感圧センサー37を挟むことができればよく、図示の形状に限定されないが、感圧センサー37との接触面が平面であることが好ましい。また、ネジ孔331は、送りネジ31のネジ部311が挿通される貫通孔であってもよく、この場合、第1部材33に対して第2部材34とは反対側にて、ネジ部311をナット等の他の部材に締結すればよい。
第2部材34に対して第1部材33とは反対側には、ネジ35のネジ部351が挿通される貫通孔361を有するワッシャー36が配置されている。そして、ネジ35は、ネジ35の頭部352が第2部材34側となるように、ワッシャー36を介して第2部材34側から第1部材33に締結されている。これにより、第1部材33および第2部材34がネジ35およびワッシャー36を用いて連結されている。なお、ワッシャー36の形状は、第2部材34とワッシャー36との間に感圧センサー38を挟むことができればよく、図示の形状に限定されないが、感圧センサー37との接触面が平面であることが好ましい。
ここで、第1部材33と第2部材34との間には、感圧センサー37が配置されている。この感圧センサー37は、図3に示すように、第1部材33と第2部材34とが重なる方向から見たとき、ネジ35を介して貫通孔342側(すなわち把持部5側)に位置する感圧センサー37aと、ネジ孔331側(すなわちモーター4側)に位置する感圧センサー37bと、を有する。本実施形態では、感圧センサー37a、37bは、図4に示すように、互いに別体として構成されている。このように配置された感圧センサー37a、37bは、例えば、図2中に示す方向の力Fが把持部5に加わると、感圧センサー37aに圧縮力(荷重)が加わり感圧センサー37aの抵抗値が減少して感圧センサー37bの抵抗値よりも小さくなる。これに対し、図2中に示す方向の力Fとは反対方向の力が把持部5に加わると、感圧センサー37bに圧縮力(荷重)が加わり感圧センサー37bの抵抗値が減少して感圧センサー37aの抵抗値よりも小さくなる。
同様に、第2部材34とワッシャー36との間には、感圧センサー38が配置されており、感圧センサー38は、感圧センサー38a、38bを有する。ただし、感圧センサー38a、38bは、把持部5に力が加わると、感圧センサー37aの抵抗値が減少するとき、感圧センサー38bの抵抗値が減少し、一方、感圧センサー37bの抵抗値が減少するとき、感圧センサー38aの抵抗値が減少する。
感圧センサー37、38は、それぞれ、受けた圧力に応じた信号を出力するセンサーである。この感圧センサー37、38は、それぞれ、抵抗型の感圧センサーである。以下、図5に基づいて、感圧センサー37についてより具体的に説明する。なお、感圧センサー38は、感圧センサー37と同様に構成することができる。
感圧センサー37は、図5に示すように、シート状の感圧部材371と、感圧部材371の両面に配置されている1対の電極372、373と、電極372を支持している支持基板374と、電極373を支持している支持基板375と、を有する。この感圧センサー37では、周囲の物体との接触によって、感圧センサー37にその厚さ方向の押圧力(接触力)が加わると、その押圧力に応じて電極372、373間における感圧部材371の抵抗値が変化する。そのため、この抵抗値変化に基づいて、感圧センサー37に加わる押圧力を検出することができる。
感圧部材371は、樹脂371aおよび導電性材料371bを含む材料(感圧導電性樹脂)で構成されている。ここで、樹脂371aおよび導電性材料371bは、混合されていることが好ましい。これにより、感圧部材371を図示のごとくシート状に容易に成形することができ(言い換えるとシート状にしても感圧センサー37としての機能を発揮でき)、感圧センサー37の薄型化および軽量化を図ることができる。なお、このような感圧部材371は、例えば、射出成型や圧延成形で製造することができる。また、感圧センサー37の厚さは、特に限定されないが、例えば、0.1mm以上1mm以下であることが好ましく、0.1mm以上0.5mm以下であることがより好ましい。これにより、十分な機械的強度を有しつつ、十分に薄い感圧センサー37を実現することができる。
感圧部材371に含まれる樹脂371aとしては、感圧部材371の必要な機能を発揮することができればよく、特に限定されないが、熱可塑性樹脂であることが好ましい。これにより、樹脂371aと導電性材料371bとの混練が容易となり、分散性もよく、感圧部材371の製造が容易となる。ここで、熱可塑性樹脂としては、特に限定されないが、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン、変性ポリオレフィン、ポリエステル(PET、PBT等)、ポリアミド、熱可塑性ポリイミド、芳香族ポリエステル等の液晶ポリマー、ポリフェニレンオキシド、ポリフェニレンサルファイド、ポリカーボネート(PC)、ポリエステルカーボネート(PPC)、ポリメチルメタクリレート、ポリエーテル、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリエーテルイミド、ポリアセタール、ポリ塩化ビニル、またはこれらを主とする共重合体、ブレンド体、ポリマーアロイ等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を混合して用いることができる。
これらの中でも、樹脂371aは、ポリカーボネート(PC)およびポリエステルカーボネート(PPC)の少なくとも一方の樹脂を含んでいることが好ましく、当該樹脂を樹脂371a全体の50重量%以上含んでいることがより好ましく、当該樹脂を75%以上含んでいることがさらに好ましい。これにより、前述した効果(混練容易性)がより顕著となる。また、比較的硬い感圧部材371となるため、単位面積当たりの許容荷重が大きくなり、感圧センサー37の機械的強度を高めることができる。また、感圧部材371の経年的な変形やへたりが抑えられ、経時的な検出特性の低下(変動)も抑制することができる。
また、樹脂371aのヤング率は、1GPa以上であることが好ましい。これにより、より硬い感圧部材371となるため、感圧センサー37の機械的強度を高めることができる。また、感圧部材371の経年的な変形やへたりが抑えられ、経時的な検出特性の低下(変動)も抑制することができる。
また、樹脂371aの荷重たわみ温度は、100℃以上であることが好ましい。これにより、高温環境下での感圧部材371の弾性の低下を抑制することができ、感圧センサー37は、高温環境下においても常温環境下や低温環境下と同様の検出精度を発揮することができる。すなわち、感圧部材371が温度の影響を受け難くなり、温度変化による検出信号の変動(ドリフト)を低減することができる。なお、荷重たわみ温度とは、所定の荷重を与えた状態で、試料の温度を上げていき、たわみの大きさが一定の値になる温度を言い、この温度が高い程、高い耐熱性を有することを意味している。また、荷重たわみ温度は、JIS 7191に準じた試験方法で測定することができる。
感圧部材371に含まれる導電性材料371bとしては、感圧部材371の必要な機能を発揮することができればよく、特に限定されないが、カーボンナノチューブ(CNT)を用いることが好ましい。これにより、感圧部材371が温度の影響を受け難くなり、温度変化による検出信号の変動(ドリフト)を低減することができる。そのため、例えば、過度な温度補正の必要がなく、精度よく把持力を検出することができる。また、導電性材料371bとしてカーボンナノチューブを用いることで、感圧センサー37に加わる力(荷重)の変化に対する電極372、373間の抵抗値の変化がスムーズとなる。さらに、感圧センサー37に加わる力(荷重)に対する電極372、373間の抵抗値変化量が大きくなる。そのため、より精度よく、感圧センサー37に加わる押圧力を検出することができる。なお、導電性材料371bとして、カーボンブラック等の他の炭素系材料、金属材料等を用いてもよい。
導電性材料371bの形態としては、特に限定されず、粒子状、繊維状等が挙げられるが、粒子状であることが好ましい。これにより、前述したような混練容易性の効果を得ることができる。また、導電性材料371bがカーボンナノチューブである場合、例えば、径を100nm以上200nm以下とし、長さを1μm以上5μm以下とすることができる。これにより、上述した効果をより効果的に発揮することができる。
また、感圧部材371中の導電性材料371bの含有量としては、特に限定されないが、例えば、5wt%以上30wt%以下であることが好ましく、10wt%以上30wt%以下であることが好ましく、20wt%以上25wt%以下であることがより好ましい。これにより、感圧部材371に適度な導電性を付与することができると共に、導電性材料371bを過剰に混合してしまうことによる感圧部材371の機械的強度の低下を抑制することができる。
また、感圧部材371の厚さとしては、特に限定されないが、例えば、0.01mm以上、1mm以下であることが好ましく、0.05mm以上、0.2mm以下であることがより好ましい。これにより、その機能を十分に発揮することができ、かつ、十分に薄い感圧部材371となる。そのため、感圧センサー37の検出特性を維持しつつ、感圧センサー37の小型化を図ることができる。
以上のような感圧部材371の両面に配置された1対の電極372、373は、それぞれ、感圧部材371の面方向でのほぼ全域にわたって一様に配置されている。なお、電極372、373の形成範囲、形状等は、特に限定されず、例えば、櫛歯状等にパターニングされていてもよい。また、電極372、373の双方を感圧部材371の一方の面に配置してもよく、この場合、例えば、電極372、373が互いに離間しつつ噛み合うように櫛歯状をなしていればよい。また、電極372、373は、感圧センサー37aまたは感圧センサー37b内での押圧力の面方向での強度分布を検出し得るように構成されていてもよい。
また、電極372、373の構成材料としては、特に限定されず、例えば、ニッケル、コバルト、金、白金、銀、銅、マンガン、アルミニウム、マグネシウム、チタン、タングステン等の各種金属、またはこれらのうちの少なくとも1種を含む合金等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて(例えば積層構造として)用いることができる。
以上のような1対の電極372、373を支持する1対の支持基板374、375としては、それぞれ、特に限定されず、例えば、フレキシブル基板、リジッド基板等の各種プリント基板を用いることができる。このように、支持基板374、375としてプリント基板を用いることで、支持基板374、375への電極372、373の形成が容易となる。また、支持基板374、375の少なくとも一方にフレキシブル基板を用いることで、感圧センサー37の薄型化を容易に図ることができる。一方、支持基板374、375の少なくとも一方にリジット基板を用いることで、感圧部材371に押圧力が加わりやすくなり、より精度よく、押圧力を検出することができる。
また、図4に示すように、支持基板374、375のうちの少なくとも一方(図4では支持基板374)は、電極372、373から引き出された配線376を支持する部分を有する。本実施形態では、感圧センサー37aの支持基板374、375と感圧センサー37bの支持基板374、375とが別体として構成されている。
以上のように、把持ハンド1は、把持部5と、把持部5を移動させる駆動力を発生するモーター4と、モーター4からの駆動力を把持部5に伝達する第1部材33および第2部材34を含む伝達機構3と、を備え、第1部材33と第2部材34との間には、感圧センサー37が設けられている。ここで、第1部材33は、送りネジ31(軸部材)に支持され、送りネジ31に沿って移動して、第2部材34を移動させる。また、第2部材34は、送りネジ31と平行な方向に移動して把持部5を移動させる。
このような把持ハンド1によれば、モーター4からの駆動力を把持部5に伝達する第1部材33と第2部材34との間に感圧センサー37が設けられているため、把持部5に加わる力(把持力、押圧力等)を感圧センサー37により直接的に検出することができる。ここで、感圧センサー37の剛性が高いため、把持部5に加わる力を感圧センサー37により高精度に検出することができる。また、感圧センサー37の厚さが薄いため、伝達機構3の小型化および軽量化、ひいては把持ハンド1の小型化および軽量化を図ることもできる。
本実施形態では、伝達機構3がモーター4からの駆動力を1対の把持部5に伝達するワッシャー36を含んでおり、第2部材34とワッシャー36との間には、感圧センサー38が配置されている。ここで、第2部材34およびワッシャー36のうちの一方を本発明の「第1部材」、他方を「第2部材」と捉えればよい。この感圧センサー38も、感圧センサー37による効果と同様の効果を奏することができる。また、感圧センサー37、38の双方を設けることで、検出精度または検出感度の向上を図ることもできる。なお、感圧センサー37、38のうちの一方を省略してもよい。この場合、ワッシャー36を省略してもよい。
また、伝達機構3は、モーター4の回転を1対の把持部5の開閉動作に変換する。これにより、比較的簡単かつ安価な構成で、1対の把持部5を開閉させることができる。また、このような変換を行う機構は把持部5に加わる力をモーター4に伝えにくいため、当該力によって把持部5が変位することを低減することもできる。なお、伝達機構3は、モーター4からの駆動力を第1部材33および第2部材34に伝えて1対の把持部5を開閉させることができればよく、前述したような変換を行う構成に限定されず、例えば、モーター4として直動モーターを用いて、モーター4からの駆動力を第1部材33および第2部材34に伝えて1対の把持部5を開閉させてもよい。
また、把持ハンド1は、ケース2と、ケース2に支持され、第2部材34をガイドするガイド部材であるガイド39と、を有する。これにより、第2部材34を所望方向に安定的に移動させることができる。
また、第1部材33と第2部材34とはネジ35によって連結されている。これにより、第1部材33と第2部材34とを比較的高剛性で連結しつつ、把持部5に加わる力に応じて感圧センサー37の出力を変化させることができる。なお、ネジ35は、第1部材33および第2部材34だけでなくワッシャー36も連結している。これにより、第2部材34とワッシャー36とを比較的高剛性で連結しつつ、把持部5に加わる力に応じて感圧センサー38の出力を変化させることができる。
ここで、感圧センサー37は、ネジ35に対して把持部5側に配置されている第1感圧センサーである感圧センサー37aと、ネジ35に対して把持部5とは反対側に配置されている第2感圧センサーである感圧センサー37bと、を含む。これにより、感圧センサー37aおよび感圧センサー37bのうちの一方のセンサーで、1対の把持部5が接近する際に把持部5に加わる力を検出し、他方のセンサーで、1対の把持部5が離反する際に加わる力を検出することができる。なお、感圧センサー38についても感圧センサー37と同様である。また、感圧センサー37または感圧センサー38が有する感圧センサーの数は、2つに限定されず、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。
また、感圧センサー37は、樹脂371aおよび導電性材料371bを含む抵抗型の感圧センサーであることが好ましい。これにより、感圧センサー37の薄型化および高剛性化を図ることができる。
このように、感圧センサー37が樹脂371aおよび導電性材料371bを含む抵抗型の感圧センサーである場合、導電性材料371bは、カーボンナノチューブであることが好ましい。これにより、感圧センサー37の耐久性、耐荷重性および剛性を向上させることができる。なお、感圧センサー38についても感圧センサー37と同様である。また、感圧センサー37、38は、それぞれ、前述した図5に示す構成に限定されず、例えば、感圧導電ゴムやピエゾ抵抗素子を用いた構成であってもよい。
(変形例)
図6は、感圧センサーの変形例を示す平面図である。
前述した実施形態では、感圧センサー37aの支持基板374、375と感圧センサー37bの支持基板374、375とが別体として構成されている場合を例に説明したが、図6に示すように感圧センサー37a、37bで支持基板374、375を共通化してもよい。図6では、支持基板374、375のうちの少なくとも一方(図6では支持基板374)は、感圧センサー37a、37bで共通化されており、これらのセンサーの配線376を支持する部分を有する。
このように、感圧センサー37a(第1感圧センサー)および感圧センサー37b(第2感圧センサー)は、同一基板である支持基板374上に配置されている。これにより、感圧センサー37の配線376の取り回しを簡単化することができる。また、感圧センサー37a、37bのアライメントを簡単化することもできる。
<第2実施形態>
図7は、本発明の第2実施形態に係る把持ハンドが備える第1部材、第2部材および感圧センサーを拡大して示す断面図である。図8は、図7に示す第1部材および第2部材を重なる方向から見た平面図である。
以下、第2実施形態について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。なお、図7および図8において、前述した実施形態と同様の構成に関しては、同一符号を付している。
本実施形態の把持ハンド1Aが備える伝達機構3Aは、前述した第1実施形態の伝達機構3の第1部材33およびワッシャー36に代えて、図7および図8に示すように、第1部材33Aおよびワッシャー36Aを有する。
ここで、第1部材33には、ネジ6が螺合する1対のネジ孔333a、333bを有する。このネジ孔333a、333bは、感圧センサー37a、37bに重なる位置に配置されている。ネジ孔333a、333bに螺合するネジ6は、感圧センサー37a、37b側に締め付けられることで、感圧センサー37a、37bに予圧を付与することが可能となっている。これにより、感圧センサー37a、37bの出力を調整することができる。
同様に、ワッシャー36には、ネジ6が螺合する1対のネジ孔362a、362bを有する。このネジ孔362a、362bは、感圧センサー38a、38bに重なる位置に配置されている。ネジ孔362a、362bに螺合するネジ6は、感圧センサー38a、38b側に締め付けられることで、感圧センサー38a、37bに予圧を付与することが可能となっている。これにより、感圧センサー38a、38bの出力を調整することができる。
ネジ6は、六角穴付き止めネジ(イモネジ)である。なお、ネジ6としては、六角穴付き止めネジに限定されず、すりわり付きイモネジ、十字(プラス)穴付きイモネジ等の各種ネジを用いることができる。また、図示では、感圧センサー37a、37b、38a、38bのそれぞれに対応するネジ6の数が1つであるが、これに限定されず、これらのセンサーの大きさ等によっては、1つのセンサーに対して複数のネジを用いてもよい。
以上のような第2実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮させることができる。
2.ロボット
図9は、本発明の実施形態に係るロボットを示す斜視図である。なお、以下では、ロボット100の基台110側を「基端側」、その反対側(把持ハンド1側)を「先端側」と言う。
図9に示すロボット100は、いわゆる6軸の垂直多関節ロボットであり、例えば、精密機器やこれを構成する部品(対象物)の給材、除材、搬送および組立等の作業を行うことができる。図9に示すように、ロボット100は、基台110と、基台110に回動可能に連結されているロボットアーム10と、ロボットアーム10の先端部に取り付けられている力検出装置17と、力検出装置17に装着されている把持ハンド1と、ロボットアーム10の駆動を制御する制御装置50と、を備える。
基台110は、例えば、床、壁、天井、移動可能な台車上等に固定される。ロボットアーム10は、基台110に対して回動可能に連結されているアーム11(第1アーム)と、アーム11に対して回動可能に連結されているアーム12(第2アーム)と、アーム12に対して回動可能に連結されているアーム13(第3アーム)と、アーム13に対して回動可能に連結されているアーム14(第4アーム)と、アーム14に対して回動可能に連結されているアーム15(第5アーム)と、アーム15に対して回動可能に連結されているアーム16(第6アーム)と、を有する。また、アーム16の先端面には、力検出装置17を介して把持ハンド1(または1A)が装着されている。
また、図示しないが、ロボットアーム10の各関節部には、モーターおよび減速機を含む駆動部と、各関節部の駆動状態(例えば回転角度)を検出する角度センサーとが設置されている。
制御装置50は、図示しないが、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサーと、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等のメモリーと、I/F(インターフェース回路)と、を有する。そして、制御装置50は、メモリーに記憶されているプログラムをプロセッサーが適宜読み込んで実行することで、ロボット100の動作の制御、各種演算および判断等の処理を実現する。また、I/Fは、駆動部、角度センサーおよび把持ハンド1と通信可能に構成されている。
なお、制御装置50は、図示では、ロボット100の基台110内に配置されているが、これに限定されず、例えば、基台110の外部に配置されていてもよい。また、制御装置50には、ディスプレイ等のモニターを備える表示装置、例えばマウスやキーボード等を備える入力装置等が接続されていてもよい。
以上のように、ロボット100は、把持ハンド1(または1A)を備える。このようなロボット100によれば、把持ハンド1の効果を用いてロボット100の特性を向上させることができる。例えば、把持ハンド1(または1A)の小型化および軽量化を図ることで、ロボット100の動作を円滑かつ高精度に行うことができる。
以上、本発明の把持ハンドおよびロボットを、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明は、前述した実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
また、本発明のロボットは、ロボットアームを有していれば、単腕ロボットに限定されず、例えば、双腕ロボット、スカラーロボット等の他のロボットであってもよい。また、ロボットアームが有するアームの数(関節の数)は、前述した実施形態の数(6つ)に限定されず、1つ以上5つ以下または7つ以上であってもよい。
また、前述した実施形態では、把持ハンドが有する把持部の数が2つ(1対)である場合を例に説明したが、これに限定されず、把持部の数が3つ以上または2対以上であってもよい。
1…把持ハンド、1A…把持ハンド、2…ケース、3…伝達機構、3A…伝達機構、4…モーター、5…把持部、6…ネジ、10…ロボットアーム、11…アーム、12…アーム、13…アーム、14…アーム、15…アーム、16…アーム、17…力検出装置、31…送りネジ、32…軸受、33…第1部材、33A…第1部材、34…第2部材、35…ネジ、36…ワッシャー、36A…ワッシャー、37…感圧センサー、37a…感圧センサー、37b…感圧センサー、38…感圧センサー、38a…感圧センサー、38b…感圧センサー、39…ガイド、42…軸受、43…ワッシャー、50…制御装置、100…ロボット、110…基台、271…感圧部、311…ネジ部、331…ネジ孔、332…ネジ孔、333a…ネジ孔、333b…ネジ孔、341…貫通孔、342…貫通孔、351…ネジ部、352…頭部、361…貫通孔、362a…ネジ孔、362b…ネジ孔、371…感圧部材、371a…樹脂、371b…導電性材料、372…電極、373…電極、374…支持基板、375…支持基板、376…配線

Claims (9)

  1. 把持部と、
    前記把持部を移動させる駆動力を発生するモーターと、
    前記駆動力を前記把持部に伝達する第1部材および第2部材を含む伝達機構と、を備え、
    前記第1部材は、軸部材に支持され、前記軸部材に沿って移動して、前記第2部材を移動させ、
    前記第2部材は、前記軸部材と平行な方向に移動して前記把持部を移動させ、
    前記第1部材と前記第2部材との間には、感圧センサーが設けられていることを特徴とする把持ハンド。
  2. 前記伝達機構は、前記モーターの回転を前記1対の把持部の開閉動作に変換する請求項1に記載の把持ハンド。
  3. ケースと、
    前記ケースに支持され、前記第2部材をガイドするガイド部材と、を有する請求項1または2に記載の把持ハンド。
  4. 前記第1部材と前記第2部材とはネジによって連結されている請求項1ないし3のいずれか1項に記載の把持ハンド。
  5. 前記感圧センサーは、前記ネジに対して前記把持部側に配置されている第1感圧センサーと、前記ネジに対して前記把持部とは反対側に配置されている第2感圧センサーと、を含む請求項4に記載の把持ハンド。
  6. 前記第1感圧センサーおよび前記第2感圧センサーは、同一基板上に配置されている請求項5に記載の把持ハンド。
  7. 前記感圧センサーは、樹脂および導電性材料を含む抵抗型の感圧センサーである請求項1ないし6のいずれか1項に記載の把持ハンド。
  8. 前記導電性材料は、カーボンナノチューブである請求項7に記載の把持ハンド。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項に記載の把持ハンドを備えることを特徴とするロボット。
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