JP2019106945A - 計測装置および培養システム - Google Patents

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Abstract

【課題】既存の培養容器に収容された培地のpH計測のためのコンパクトな構成の計測装置を提供する。【解決手段】計測装置100は、培地を収容した既存の培養容器610に向けて複数色の光を射出する照明ユニット120と、培地を透過した後に反射された光を検出する検出ユニット130と、検出ユニット130によって検出された反射光の情報を取得する制御ユニット140と、反射光の関連情報を無線で外部へ送信する送信ユニット150と、照明ユニット120と検出ユニット130と制御ユニット140と送信ユニット150に電力を供給する電源ユニット160と、照明ユニット120と検出ユニット130と制御ユニット140と送信ユニット150と電源ユニット160を内蔵した筐体170を備えている。筐体170は、培養容器610に対して片側に配置される。【選択図】図4

Description

本発明は、細胞を培養するための培地のpHを計測するための計測装置に関する。
インキュベータ内で細胞を培養している最中に、培養細胞の状態を把握したいという要望がある。このため、一般には、必要時に培養容器をインキュベータから取り出して、顕微鏡で観察することが行われる。また、培養細胞の状態として、培地のpHも関心が持たれる。培地のpHは、フェノールレッドが添加された培地の色を目視で確認することで判断されることが多い。培地のpHを定量的に測定する方法として、例えば特許文献1は、細胞培養中に培地のpHを計測することができるpH計測装置と専用の培養容器を開示している。
特許第5797911号公報
本発明の目的は、既存の培養容器に収容された培地のpH計測のためのコンパクトな構成の計測装置を提供することである。
本発明による計測装置は、培地を収容した既存の培養容器に向けて複数色の光を射出する照明ユニットと、前記培地を透過した後に反射された光を検出する検出ユニットと、前記検出ユニットによって検出された反射光の情報を取得する制御ユニットと、前記反射光の関連情報を無線で外部へ送信する送信ユニットと、前記照明ユニットと前記検出ユニットと前記制御ユニットと前記送信ユニットに電力を供給する電源ユニットと、前記照明ユニットと前記検出ユニットと前記制御ユニットと前記送信ユニットと前記電源ユニットを内蔵した筐体を備えている。前記筐体は、前記培養容器に対して片側に配置される。
本発明による培養システムは、上記の計測装置と、前記培養容器内の培地を交換する培地交換装置とを含んでいる。前記培地交換装置は、外部から情報を無線で受信する受信ユニットと、前記培養容器内の培地を交換する培地交換ユニットと、前記受信ユニットによって受信された情報に基づいて前記培地交換ユニットを制御する制御ユニットとを備えている。
本発明によれば、既存の培養容器に収容された培地のpH計測のためのコンパクトな構成の計測装置が提供される。
図1は、第1実施形態に係る計測装置を含む計測装置セットと、計測装置セットに重ねられるサンプルとの斜視図である。 図2は、図1に示された計測装置セットの平面図である。 図3は、図1に示された計測装置セットとサンプルの断面を示している。 図4は、図3に示された計測装置本体の内部構成を示すブロック図である。 図5は、第1実施形態の変形例1に係る計測装置本体の内部構成を示すブロック図である。 図6は、第1実施形態の変形例2に係る計測装置本体と、計測装置本体を収容したマルチウェルプレートの一部の平面図である。 図7は、第2実施形態に係る計測装置セットと、計測装置セットに重ねられたサンプルの断面を示している。 図8は、第3実施形態に係る計測装置を含む計測装置セットと、計測装置セットに重ねられるサンプルとの斜視図である。 図9は、図8に示された計測装置セットとサンプルの断面を示している。 図10は、第3実施形態の変形例に係る計測装置を含む計測装置セットの斜視図である。 図11は、第4実施形態に係る計測装置と、計測装置に重ねられるサンプルとの斜視図である。 図12は、図11に示された計測装置とサンプルの断面を示している。 図13は、第5実施形態に係る培養システムを模式的に示している。
[第1実施形態]
〈構成〉
図1は、本実施形態に係る計測装置100を含む計測装置セット200と、計測装置セット200に重ねられるサンプル600との斜視図である。
サンプル600は、細胞、組織等が培地CM中で培養されているものである。サンプル600は、既存の培養容器610と、培養容器610に収容された、細胞を培養するための培地CMとから構成されている。
培地CMは、例えば、フェノールレッドといったpH指示薬が添加された液体培地である。培地CMは、これに限らず、他の液体培地や固体培地であってもよい。
計測装置セット200は、既存の培養容器610と、培養容器610に収容された計測装置100とから構成されている。
計測装置100は、細胞培養中のサンプル600において、サンプル600の培養容器610に収容された培地CMのpH計測のための装置である。計測の際、サンプル600は、計測装置セット200の上に重ねられる。図1では、構造の把握を容易にするために、計測装置セット200とサンプル600は、離して描かれている。
本実施形態では、培養容器610は、マルチウェルプレート620と、マルチウェルプレート620を覆うウェルプレート蓋630とから構成されている。
マルチウェルプレート620は、培地を収容するための複数のウェル622を有している。各ウェル622は、円形の凹部で構成されている。
マルチウェルプレート620は、これに限らないが、本実施形態では、6ウェルプレートで構成されている。すなわち、本実施形態のマルチウェルプレート620は、6ウェルプレートであり、6つのウェル622を有している。
マルチウェルプレート620の下面と、ウェル622の底面と、ウェルプレート蓋630の上面および下面はいずれも、光学的に透明かつ平滑な平面で構成されている。ここにおいて、光学的に透明かつ平滑な平面とは、その平面を通過する光に、散乱や回折等の不所望な光学的影響を与えない平面であることを意味している。
マルチウェルプレート620のウェル622は、本質的には、培地CMおよび培地CMで培養される細胞等を収容するためのものであるが、計測装置セット200においては、マルチウェルプレート620の各ウェル622は1つの計測装置100を収容している。
pH計測の際、計測装置セット200は、インキュベータ内に設置される。また、計測装置セット200の上に、サンプル600が重ねられる。インキュベータは、一般的な細胞培養用のインキュベータである。例えば、培地CMは、フェノールレッドが添加された液体培地であり、インキュベータは、COインキュベータである。
以下、図2〜図4を参照しながら、計測装置100について説明する。図2は、図1に示された計測装置セット200の平面図である。図2では、蓋の図示は省略されている。図3は、図1に示された計測装置セット200とサンプル600の断面を示している。図3では、計測装置セット200とサンプル600は重ねて描かれている。図4は、図3に示された計測装置本体110の内部構成を示すブロック図である。
本実施形態では、計測装置100は、計測装置本体110から構成されている。計測装置本体110は、サンプル600の培養容器610に向けて複数色の光を射出する照明ユニット120と、培地CMを透過した後に反射された光を検出する検出ユニット130と、検出ユニット130によって検出された反射光の情報を取得する制御ユニット140と、反射光の関連情報を無線で外部へ送信する送信ユニット150と、照明ユニット120と検出ユニット130と制御ユニット140と送信ユニット150に電力を供給する電池を含む電源ユニット160と、照明ユニット120と検出ユニット130と制御ユニット140と送信ユニット150と電源ユニット160を内蔵した筐体170を備えている。
照明ユニット120から射出される複数色の光は、例えば、少なくとも3色の光を含んでいる。少なくとも3色の光は、例えば、赤色光と緑色光と青色光を含んでいる。照明ユニット120は、例えば、少なくとも3色の光を含む白色光を発する白色光源を含んでいる。あるいは、これに代えて、照明ユニット120は、少なくとも3色の光をそれぞれ独立して発する少なくとも3つの単色光源を含んでいてもよい。さらに、照明ユニット120は、複色光源と単色光源とを組み合わせることにより、3色の光を照射可能に構成されていてもよい。
検出ユニット130は、照明ユニット120から射出される複数色の光をそれぞれ検出するように構成されている。検出ユニット130は、例えば、複数色の光量をそれぞれ検出するように構成されている。
例えば、照明ユニット120が、少なくとも3色の光を含む白色光を発する白色光源を含んでいる場合、検出ユニット130は、例えば、少なくとも3色の光を独立して検出するカラーセンサーを含んでいる。カラーセンサーは、例えば、複数の受光領域を含む受光面を有する受光素子と、複数の受光領域に対応させて受光素子の受光面上に設けられた複数の色フィルター、例えば赤色フィルターと緑色フィルターと青色フィルターとから構成されている。あるいは、これに代えて、検出ユニット130は、少なくとも3色の光を分光して検出する分光センサーを含んでいてもよい。分光センサーは、例えば、グレーティング等の分光素子と、分光素子により分光された各色の光を検出する複数のセンサーまたはリニアイメージセンサーとから構成されている。あるいは、検出ユニット130は、少なくとも3色の光をそれぞれ独立して検出する少なくとも3つの単色センサーを含んでいてもよい。
あるいは、照明ユニット120が、少なくとも3色の光をそれぞれ独立して発する少なくとも3つの単色光源を含んでいる場合、検出ユニット130は、例えば、上述したカラーセンサーや分光センサー、または、少なくとも3色の光をそれぞれ独立して検出する少なくとも3つの単色センサーを含んでいる。あるいは、照明ユニット120が、3つの単色光源を含んでおり、少なくとも3色の光をそれぞれ時分割に独立して発する場合、検出ユニット130は、1つの単色センサーを含んでおり、この単色センサーが光源と同期して時分割に光を検出してもよい。
制御ユニット140は、計測装置本体110の各部の動作を制御する。例えば、制御ユニット140は、照明ユニット120の光の射出、検出ユニット130の光の検出などの動作を制御する。また、制御ユニット140は、例えば、検出ユニット130によって検出される反射光の情報に基づいて培地のpHを算出する演算セクション142を含んでいる。例えばフェノールレッドといったpHによって色が変化する色素であるpH指示薬を含んでいる培地CMは、pHに応じて所定の吸光度を示すことが知られている。例えば特開昭62−115297号公報には、0.001%フェノールレッドを含むダルベッコMEM培地であって、牛胎児血清の濃度がそれぞれ0%、10%、20%である培地のpHと、波長430nm、558nm、630nmの吸光度との関係が開示されている。演算セクション142は、既知の培地CMのpHと各色の光の透過率との関係を用いて、検出された各色の光の透過率に基づいてpHを算出する。
制御ユニット140は、Central Processing Unit(CPU)、Application Specific Integrated Circuit(ASIC)、Field Programmable Gate Array(FPGA)等の集積回路を含む。制御ユニット140は、1つの集積回路等で構成されてもよいし、複数の集積回路等が組み合わされて構成されてもよい。制御ユニット140の動作は、例えば制御ユニット140内の記録領域又は図示しないメモリに記録されたプログラムに従って行われる。
制御ユニット140が演算セクション142を含んでいる場合、送信ユニット150から送信される反射光の関連情報は培地のpH情報である。制御ユニット140は、pH情報を送信ユニット150へ出力し、送信ユニット150はpH情報を、例えば外部装置510へ送信する。
送信ユニット150は、情報を無線で送信する機能を有している。また、外部装置510は、情報を無線で送信する機能を有している。送信ユニット150は、送信機能に加えて、動作指示等の情報を外部から無線で受信する機能を有していてもよい。言い換えれば、送信ユニット150は、送受信ユニットであってもよい。
送信ユニット150と外部装置510の間の情報の送受信は、例えば、Wi−Fi(登録商標)やBluetooth(登録商標)等を利用した無線通信技術を用いられて行われる。あるいは、送信ユニット150と外部装置510は共にインターネット等の通信網に接続されており、その通信網を介して情報の送受信が行われてもよい。送信ユニット150から送信される反射光の関連情報の情報量はそれほど多くない。一方で、計測装置本体110は、限られた電池容量で比較的長時間動作しなければならない。このため、送信ユニット150と外部装置510の間の情報の送受信は、例えばBlutooth Low Energyといった低消費電力の方式が用いられることが好ましい。
外部装置510は、例えば、サンプル600と関連づけてpH情報を管理したり、pH情報に基づいて所定の処理を行ったりするように構成されている。例えば、外部装置510は、pH情報に基づいて培地の交換を推奨するメッセージを出力したりする。外部装置510は、例えば、いわゆるパーソナルコンピュータで構成されてよい。
筐体170は、気密性を有している。すなわち、筐体170は、照明ユニット120と検出ユニット130と制御ユニット140と送信ユニット150と電源ユニット160を外気から遮断して密閉している。
さらに、筐体170は、サンプル600の培養容器610に面する表面が、光学的に透明かつ平滑な平面で構成されている。光学的に透明かつ平滑な平面は、前述した通り、その平面を通過する光に、散乱や回折等の不所望な光学的影響を与えない平面という意味である。
筐体170は、培養容器610のマルチウェルプレート620に適合した形状を有している。詳しくは、筐体170は、マルチウェルプレート620のウェル622の中に、がたつくことなく収容される形状を有している。例えば、筐体170は、図2に示されるように、マルチウェルプレート620のウェル622の中に、ほとんど隙間なく納まる円筒形状を有している。例えば、筐体170は、その外径が、ウェル622の内径よりも0.1〜1mm程度小さくなるように形作られている。
筐体170は、ウェル622の底面上に接して配置される。これにより、計測装置本体110は、計測装置セット200の培養容器610に対して、上下方向の位置が正確に位置決めされる。また、筐体170の横方向の移動は、ウェル622の内壁によって規制される。これにより、計測装置本体110は、計測装置セット200の培養容器610に対して、横方向の位置が位置決めされる。従って、計測装置本体110は、計測装置セット200の培養容器610に対して三次元的に位置決めされる。
このように、計測装置本体110は、計測装置セット200の培養容器610に対して三次元的に位置決めされるため、計測装置本体110は、計測装置セット200に重ねられるサンプル600に対しても三次元的に位置決めされる。特に、計測装置本体110内の照明ユニット120と検出ユニット130は、サンプル600の培養容器610に対して、上下方向に関して正確に光学的に位置決めされる。
使用時には、図3に示されるように、例えば、計測装置セット200はインキュベータの棚710の上に設置され、計測装置セット200の上にサンプル600が重ねられる。すなわち、計測装置セット200は、サンプル600に対して片側に配置される。従って、計測装置本体110(従って筐体170)は、サンプル600の培養容器610に対して片側に配置される。
〈作用〉
計測装置セット200の組立は容易に行なえる。具体的には、空のマルチウェルプレート620を用意し、マルチウェルプレート620の各ウェル622の中に計測装置本体110を1つずつ落とし込む。計測装置本体110は、照明ユニット120から射出された光が出て行く面を上にして、別の言い方をすれば、検出ユニット130によって検出される光が入って来る面を上にして、ウェル622の中に落とし込まれる。続いて、マルチウェルプレート620にウェルプレート蓋630を被せる。これだけの作業で、計測装置セット200の組立は完了する。さらに、培養容器610に対する、計測装置本体110に内蔵された照明ユニット120と検出ユニット130の光学的な位置決めも完了する。
また、計測装置セット200の分解も容易に行なえる。具体的には、マルチウェルプレート620にウェルプレート蓋630を被せた状態で上下をひっくり返し、マルチウェルプレート620を取り除くことにより、計測装置本体110をウェルプレート蓋630の上に取り出すことができる。
pH計測は、次のようにして行われる。ここでは、便宜上、計測装置セット200は既に、インキュベータ内に設置されているものとする。
まず、培地CMを収容していない空の培養容器610(ここでは、便宜上、空のサンプル600と称する)を計測装置セット200の上に重ねる。この状態で、照明ユニット120は、光を射出する。照明ユニット120から射出された光の一部は、計測装置セット200のウェルプレート蓋630と、サンプル600のマルチウェルプレート620を透過し、サンプル600のウェルプレート蓋630に到達する。サンプル600のウェルプレート蓋630に到達した光の一部は、サンプル600のウェルプレート蓋630(の上面および下面)によって反射され、サンプル600のマルチウェルプレート620と、計測装置セット200のウェルプレート蓋630を透過し、検出ユニット130に入射する。検出ユニット130は、空のサンプル600からの反射光を検出する。
次に、空のサンプル600に代えて、サンプル600すなわち培地CMを収容した培養容器610(ここでは、空のサンプル600と対比させて、便宜上、実際のサンプル600と称する)を計測装置セット200の上に重ねる。この状態で、照明ユニット120は、光を射出する。照明ユニット120から射出された光の一部は、計測装置セット200のウェルプレート蓋630と、サンプル600のマルチウェルプレート620を透過し、培地CMを透過した後、サンプル600のウェルプレート蓋630に到達する。サンプル600のウェルプレート蓋630に到達した光の一部は、サンプル600のウェルプレート蓋630(の上面および下面)によって反射され、培地CMを透過した後、サンプル600のマルチウェルプレート620と、計測装置セット200のウェルプレート蓋630を透過し、検出ユニット130に入射する。検出ユニット130は、実際のサンプル600からの反射光を検出する。
このように、照明ユニット120と検出ユニット130は、照明ユニット120から射出された光がサンプル600のウェルプレート蓋630によって反射された後に検出ユニット130に良好に入射するように、サンプル600のウェルプレート蓋630に対して光学的に位置決めされている。
なお、ここでは、光がウェルプレート蓋630によって反射される構成を示したが、ウェルプレート蓋630の上に反射材、この反射材によって光が反射される構成としてもよい。
言い換えれば、検出ユニット130が検出する「培地CMを透過した後に反射された光」は、ここでは、培地CMを透過した後にサンプル600の培養容器610によって反射された光を想定しているが、これに限らず、培地CMを透過した後にサンプル600の培養容器610も透過した後で反射された光をも含んでいる。
もちろん、いずれの構成においても、ウェルプレート蓋630または反射材のいずれを問わず、反射された光で後述のpHの算出が行える程度に十分な光検出を行えるように、照明ユニット120の射出強度や検出ユニット130の検出感度が調整されることが好ましい。
空のサンプル600に対する検出情報(例えば光量情報)と、実際のサンプル600に対する検出情報(例えば光量情報)とが比較され、複数色の各色の光に関して、培地CMによる吸光度が算出される。さらに、各色の光の吸光度に基づいてpHが算出される。
検出ユニット130は、入射した光に関する情報、例えば光量情報を制御ユニット140へ出力する。制御ユニット140は、演算セクション142において、入力された情報、例えば光量情報に基づいてpHを算出し、pH情報を送信ユニット150へ出力する。
送信ユニット150は、入力されたpH情報を無線で外部へ送信する。
送信ユニット150から送信されたpH情報は、例えば外部装置510によって受信される。外部装置510は、例えば、pH情報に基づいて培地の交換を推奨するメッセージを出力したりする。
pH情報の取得は、実際のサンプル600の培養中に繰り返し行われてもよい。pH情報の取得は、例えば、定期的に行われてもよいし、予め設定された任意のタイミングで行われてもよいし、ユーザによる指示がなされたときに行われてもよい。ユーザによる指示は、例えば外部装置510を用いて入力され、送信ユニット150を介して制御ユニット140に伝達され得る。空のサンプル600に対する検出情報は、1度取得されればよいので、例えば実際のサンプル600の培養の開始前に1度取得され、その情報は、計測装置100の図示しないメモリに記録される。演算セクション142は、pHの算出時に、記録された空のサンプル600に対する検出情報を読み出す。
なお、pH情報の取得は、例えば数時間間隔で行われる。1回のpH情報の取得に必要な、照明ユニット120からの光の出射、検出ユニット130による反射光の検出、演算セクション142によるpHの算出、送信ユニット150による結果の送信などの動作に要する時間は、短時間である。この短時間の動作期間以外は、計測装置本体110は、低消費電力であるスタンバイ状態をとる。外部装置510からの指示を待つためなど、送信ユニット150が外部装置510と常時接続している必要がある場合には、送信ユニット150と外部装置510との通信には、例えばBluetooth Low Energyといった低消費電力な通信方式が用いられる。数日以上継続する培養期間のうち動作期間は短く、動作期間以外の期間は低消費電力状態を取るので、計測装置本体110が小さく、電源ユニット160に含まれる電池が低容量であっても、計測装置本体110は、長期間の培養期間中、pH情報の取得を行うことができる。
〈効果〉
本実施形態においては、計測装置本体110の構成要素は、マルチウェルプレート620のウェル622の中に収容される円筒形状の筐体170内に内蔵されているため、計測装置本体110(すなわち計測装置100)は、非常にコンパクトに構成されている。
さらに、計測装置本体110をマルチウェルプレート620のウェル622の中に落とし込み、マルチウェルプレート620にウェルプレート蓋630を被せるだけで、計測装置本体110に内蔵された照明ユニット120と検出ユニット130は、培養容器610に対して光学的に位置決めされる。従って、照明ユニット120と検出ユニット130は、計測装置セット200に重ねられるサンプル600に対しても光学的に位置決めされる。
計測装置本体110の筐体170が気密性を有し、円筒形状をしているため、計測装置本体110のアルコール除菌の作業を容易に行うことができる。
また、計測装置100による計測は、透過光によって非接触に行われるので、サンプル600に対するコンタミネーションのおそれがない。また、計測装置100による計測は、可視光を短時間照射することによって行われるので、培養中の細胞へのダメージもほとんどない。また、計測装置100による計測は、既存の培養容器610を用いて、インキュベータに静置して培養を行っている状態のサンプルに対して行える。すなわち、培養のために特殊な培養容器を用いる必要がないし、計測のために特殊な操作を必要としない。また、培地CMのpH情報は数値によって取得されるので、ユーザは、一般的な目視による判断と比較して、客観的な判断を行うことができる。
[変形例1]
図5は、本変形例に係る計測装置本体110Aの内部構成を示すブロック図である。図5において、図4に示した部材と同一の参照符号を付した部材は同様の部材であり、その詳しい説明は省略する。以下、相違部分に重点をおいて説明する。
本変形例に係る計測装置本体110Aにおいては、制御ユニット140Aは、検出ユニット130によって検出される反射光の情報に基づいてpHを算出する演算セクション142を含んでいない。このため、計測装置本体110Aにおいて、送信ユニット150から送信される反射光の関連情報は、pH情報ではなく、例えば、反射光の光量情報である。送信ユニット150は、例えば、反射光の光量情報に基づいてpHを算出する演算ユニット522を含む外部装置520へ、反射光の光量情報を送信する。
外部装置520は、演算ユニット522によって光量情報に基づいてpHを算出し、例えば、演算ユニット522により得られたpH情報をサンプル600と関連づけて管理したり、pH情報に基づいて所定の処理を行ったりする。例えば、外部装置520は、pH情報に基づいて培地の交換を推奨するメッセージを出力したりする。外部装置520は、例えば、いわゆるパーソナルコンピュータで構成されてよい。
[変形例2]
図6は、本変形例に係る計測装置本体110Bと、計測装置本体110Bを収容したマルチウェルプレート620の一部の平面図である。図6において、図2に示した部材と同一の参照符号を付した部材は同様の部材であり、その詳しい説明は省略する。以下、相違部分に重点をおいて説明する。
計測装置本体110Bにおいて、筐体170Bは、培養容器610のマルチウェルプレート620に適合した形状を有している。詳しくは、筐体170Bは、マルチウェルプレート620のウェル622の中に、がたつくことなく収容される形状を有している。例えば、筐体170Bは、円形の凹部で構成されてマルチウェルプレート620のウェル622の中に、ほとんど内接するように納まる直方体形状を有している。例えば、筐体170Bは、直方体形状の筐体170Bの角からウェル622の内壁までの距離が0.1〜1mm程度と小さくなるように形作られている。
計測装置本体110と同様、計測装置本体110Bは、筐体170Bがウェル622の底面上に接して配置されることにより、マルチウェルプレート620に対して上下方向の位置が正確に位置決めされる。また、筐体170Bの横方向の移動がウェル622の内壁によって規制されることにより、計測装置本体110Bは、マルチウェルプレート620に対して横方向の位置が位置決めされる。従って、計測装置本体110Bは、マルチウェルプレート620に対して三次元的に位置決めされる。
このため、計測装置本体110Bは、計測装置本体110Bを収容したマルチウェルプレート620を含む計測装置セット200に重ねられるサンプル600に対しても三次元的に位置決めされる。特に、計測装置本体110B内の照明ユニット120と検出ユニット130は、サンプル600の培養容器610に対して、上下方向に関して正確に光学的に位置決めされる。
[第2実施形態]
図7は、本実施形態に係る計測装置セット200Cと、計測装置セット200Cに重ねられたサンプル600の断面を示している。図7において、図1〜図4に示した部材と同一の参照符号を付した部材は同様の部材であり、その詳しい説明は省略する。以下、相違部分に重点をおいて説明する。つまり、以下の説明で触れない部分は、第1実施形態と同様である。
〈構成〉
本実施形態に係る計測装置セット200Cは、サンプル600の上に重ねられる。一般に、インキュベータの棚710は、多数の貫通穴712を有している。このため、サンプル600をインキュベータの棚710の上に直に置くと、サンプル600の下面の反射率は場所によって異なることになり、均一にならない。このような事態を避けるため、サンプル600は、場所によらず均一な反射率を有するシート部材720を介して、インキュベータの棚710の上に置かれる。シート部材720は、好ましくは、高い反射率を有している。
計測装置セット200Cは、第1実施形態に係る計測装置セット200と同様に、マルチウェルプレート620の各ウェル622の中に計測装置本体110を1つずつ落とし込み、マルチウェルプレート620にウェルプレート蓋630を被せることにより組み立てられる。ただし、計測装置セット200Cにおいては、計測装置本体110は、照明ユニット120から射出された光が出て行く面を下にして、別の言い方をすれば、検出ユニット130によって検出される光が入って来る面を下にして、ウェル622の中に落とし込まれる。
このようにして組み立てられた計測装置セット200Cは、シート部材720を介してインキュベータの棚710の上に置かれたサンプル600の上に重ねられる。計測装置本体110に内蔵された照明ユニット120と検出ユニット130は、計測装置本体110がウェル622の中に落とし込まれることによって、マルチウェルプレート620に対して光学的に位置決めされる。計測装置本体110がウェル622の中に落とし込まれたマルチウェルプレート620は、サンプル600の上に重ねられる。これにより、照明ユニット120と検出ユニット130は、サンプル600に対して光学的に位置決めされる。
〈作用〉
pH計測の際、照明ユニット120から射出された光の一部は、計測装置セット200のマルチウェルプレート620と、サンプル600のウェルプレート蓋630を透過し、空のサンプル600であればそのまま、一方、実際のサンプル600であればさらに培地CMを透過した後、サンプル600のマルチウェルプレート620のウェル622の底部に到達する。
サンプル600のウェル622の底部に到達した光の一部は、サンプル600のウェル622の底面またはマルチウェルプレート620の下面(またはマルチウェルプレート620とシート部材720の界面、言い換えれば、シート部材720)によって反射される。
反射光は、その後、空のサンプル600であればそのまま、一方、実際のサンプル600であれば培地CMを透過した後、サンプル600のウェルプレート蓋630と、計測装置セット200のマルチウェルプレート620を透過し、検出ユニット130に入射する。
検出ユニット130に入射した光に関する情報の処理は、第1実施形態と同様である。
〈効果〉
本実施形態においては、計測装置本体110をマルチウェルプレート620のウェル622の中に落とし込むだけで、計測装置本体110に内蔵された照明ユニット120と検出ユニット130は、マルチウェルプレート620に対して光学的な位置決めされる。従って、照明ユニット120と検出ユニット130は、計測装置セット200のマルチウェルプレート620の下に配置されるサンプル600に対しても光学的に位置決めされる。
そのほか、本実施形態に係る計測装置においても、第1実施形態に係る計測装置と同様の効果が得られる。
[第3実施形態]
図8は、本実施形態に係る計測装置100Dを含む計測装置セット200Dと、計測装置セット200Dに重ねられるサンプル600Dとの斜視図である。図8では、構造の把握を容易にするために、計測装置セット200Dとサンプル600Dは、離して描かれている。また、図9は、図8に示された計測装置セット200Dとサンプル600Dの断面を示している。図9では、計測装置セット200Dとサンプル600Dは重ねて描かれている。図8と図9において、図1〜図4に示した部材と同一の参照符号を付した部材は同様の部材であり、その詳しい説明は省略する。以下、相違部分に重点をおいて説明する。つまり、以下の説明で触れない部分は、第1実施形態と同様である。
〈構成〉
サンプル600Dは、既存の培養容器640と、培養容器640に収容された、細胞を培養するための培地CMとから構成されている。
計測装置セット200Dは、既存の培養容器640と、培養容器640に収容された計測装置100Dとから構成されている。
計測装置100Dは、サンプル600Dの培養容器640に収容された培地CMのpH計測のための装置である。計測の際、サンプル600Dは、計測装置セット200Dの上に重ねられる。
本実施形態では、培養容器640は、培地CMを収容する凹部652を有するシャーレ650と、シャーレ650を覆うシャーレ蓋660とから構成されている。シャーレ650とシャーレ蓋660は共に、有底の円筒の形状に形作られている。シャーレ650とシャーレ蓋660は、シャーレ650よりもシャーレ蓋660が一回り大きく、シャーレ蓋660の内側にシャーレ650が挿入され得るように設計されている。
シャーレ650の下面とシャーレ650の凹部652の底面と、シャーレ蓋660の上面および下面はいずれも、光学的に透明かつ平滑な平面で構成されている。光学的に透明かつ平滑な平面は、前述した通り、その平面を通過する光に、散乱や回折等の不所望な光学的影響を与えない平面という意味である。
シャーレ650は、本質的には、培地CM等を収容するためのものであるが、計測装置セット200Dにおいては、シャーレ650は計測装置100Dを収容している。
本実施形態では、計測装置100Dは、第1実施形態に係る計測装置本体110と、計測装置本体110を収容するアダプタ180から構成されている。計測装置本体110の詳細は、第1実施形態に関連して説明した通りである。
アダプタ180は、計測装置本体110をがたつくことなく収容する凹部182を有している。すなわち、アダプタ180の凹部182は、計測装置本体110の円筒形状の筐体170の外径よりもわずかに大きい内径を有する円形の凹部で構成されている。計測装置本体110は、照明ユニット120から射出された光が出て行く面を上にして、別の言い方をすれば、検出ユニット130によって検出される光が入って来る面を上にして、アダプタ180の凹部182に収容される。アダプタ180は、凹部182の中に計測装置本体110を収容することにより、計測装置本体110を三次元的に位置決めする。計測装置本体110に対するアダプタ180の位置決めの原理は、第1実施形態における計測装置本体110に対するウェル622の位置決めの原理と同様である。
アダプタ180は、凹部182の底部に、凹部182に収容された計測装置本体110の高さ位置(上下位置)を調整するための高さ調整部184を有している。高さ調整部184は、アダプタ180の凹部182に収容された計測装置本体110の照明ユニット120と検出ユニット130の上下方向の位置が、計測装置セット200Dに重ねられるサンプル600Dに対して適切に位置決めされる厚さを有するように設計されている。
アダプタ180は、培養容器640のシャーレ650に適合した形状を有している。詳しくは、アダプタ180は、シャーレ650の凹部652の中に、がたつくことなく収容される形状を有している。例えば、アダプタ180は、シャーレ650の凹部652の中に、ほとんど隙間なく納まる円柱形状の外観形状を有している。例えば、アダプタ180は、その外径が、シャーレ650の凹部652の内径よりも0.1〜1mm程度と小さくなるように形作られている。
アダプタ180は、シャーレ650の凹部652の中に収容されることにより、三次元的に位置決めされる。アダプタ180に対するシャーレ650の位置決めの原理は、第1実施形態における計測装置本体110に対するウェル622の位置決めの原理と同様である。
〈作用〉
計測装置セット200Dは、計測装置本体110を収容したアダプタ180をシャーレ650の凹部652の中に落とし込み、シャーレ650にシャーレ蓋660を被せることにより組み立てられる。アダプタ180は、計測装置本体110の露出部分を上にして、シャーレ650の凹部652の中に落とし込まれる。アダプタ180は、シャーレ650の凹部652の中に落とし込まれることにより、シャーレ650に対して位置決めされる。アダプタ180に対するシャーレ650の位置決めの原理は、第1実施形態における計測装置本体110に対するウェル622の位置決めの原理と同様である。
これにより、位置決めされてアダプタ180に収容された計測装置本体110は、計測装置セット200Dの培養容器640に対して位置決めされる。つまり、アダプタ180は、計測装置本体110を、計測装置セット200Dの培養容器640に対して位置決めする。
従って、計測装置本体110に内蔵された照明ユニット120と検出ユニット130は、計測装置セット200Dの培養容器640に対して光学的に位置決めされる。計測の際、計測装置セット200Dの上にはサンプル600Dが重ねられる。これにより、照明ユニット120と検出ユニット130は、サンプル600Dに対しても光学的に位置決めされる。
また、計測装置セット200Dにおいて、シャーレ650にシャーレ蓋660を被せた状態で上下をひっくり返し、シャーレ650を取り除くことにより、計測装置本体110をシャーレ蓋660の上に取り出すことができる。
〈効果〉
本実施形態においては、計測装置本体110を収容したアダプタ180をシャーレ650の凹部652の中に落とし込み、シャーレ650にシャーレ蓋660を被せることにより、計測装置本体110に内蔵された照明ユニット120と検出ユニット130は、培養容器640に対して光学的な位置決めされる。従って、照明ユニット120と検出ユニット130は、計測装置セット200Dの上に重ねられるサンプル600Dに対しても光学的に位置決めされる。
また、計測装置100Dがアダプタ180を有することにより、例えばφ35mmのマルチウェルプレート620に合わせて設計された計測装置本体110を、例えばφ90mmのシャーレ650に対しても適用することができる。
そのほか、本実施形態に係る計測装置においても、第1実施形態に係る計測装置と同様の効果が得られる。
[変形例]
図10は、本変形例に係る計測装置100Eを含む計測装置セット200Eの斜視図である。図10において、図8に示した部材と同一の参照符号を付した部材は同様の部材であり、その詳しい説明は省略する。以下、相違部分に重点をおいて説明する。
本変形例に係る計測装置セット200Eは、本変形例に係る計測装置100Eと、計測装置100Eを収容した培養容器640から構成されている。培養容器640は、前述したように、シャーレ650とシャーレ蓋660から構成されている。
本変形例に係る計測装置100Eは、第1実施形態の変形例2に係る計測装置本体110Bと、計測装置本体110Bを収容するアダプタ180から構成されている。計測装置本体110Bの詳細は、第1実施形態の変形例2に関連して説明した通りである。
アダプタ180Eは、計測装置本体110Bをがたつくことなく収容する凹部182Eを有している。すなわち、アダプタ180Eの凹部182Eは、計測装置本体110Bの直方体形状の筐体170Bよりもわずかに長方形の凹部で構成されている。凹部182Eの深さは、図示されるように、計測装置本体110Bの高さよりも小さいが、これに限らず、それよりも大きくても構わない。
アダプタ180Eは、凹部182Eの中に計測装置本体110Bを収容することにより、計測装置本体110Bを三次元的に位置決めする。計測装置本体110Bに対するアダプタ180Eの位置決めの原理は、第1実施形態における計測装置本体110に対するウェル622の位置決めの原理と同様である。
アダプタ180Eは、アダプタ180と同様、培養容器640のシャーレ650に適合した形状を有している。詳しくは、アダプタ180Eは、シャーレ650の凹部652の中に、がたつくことなく収容される形状を有している。例えば、アダプタ180Eは、シャーレ650の凹部652の中に、ほとんど隙間なく納まる円柱形状の外観形状を有している。
アダプタ180Eは、シャーレ650の凹部652の中に収容されることにより、三次元的に位置決めされる。アダプタ180Eに対するシャーレ650の位置決めの原理は、第1実施形態における計測装置本体110に対するウェル622の位置決めの原理と同様である。
これにより、位置決めされてアダプタ180Eに収容された計測装置本体110Bは、計測装置セット200Eの培養容器640に対して位置決めされる。従って、計測装置本体110Bに内蔵された照明ユニット120と検出ユニット130は、計測装置セット200Eの培養容器640に対して光学的に位置決めされる。計測の際、計測装置セット200Eの上にはサンプル600Dが重ねられる。これにより、照明ユニット120と検出ユニット130は、サンプル600Dに対しても光学的に位置決めされる。
[第4実施形態]
図11は、本実施形態に係る計測装置100Fと、計測装置100Fに重ねられるサンプル600Fとの斜視図である。図11では、構造の把握を容易にするために、計測装置100Fとサンプル600Fは、離して描かれている。また、図12は、図11に示された計測装置100Fとサンプル600Fの断面を示している。図12では、計測装置100Fとサンプル600Fは重ねて描かれている。図11と図12において、図1〜図4に示した部材と同一の参照符号を付した部材は同様の部材であり、その詳しい説明は省略する。以下、相違部分に重点をおいて説明する。つまり、以下の説明で触れない部分は、第1実施形態と同様である。
〈構成〉
サンプル600Fは、既存の培養容器670と、培養容器670に収容された、細胞を培養するための培地CMとから構成されている。
計測装置100Fは、サンプル600Fの培養容器670に収容された培地CMのpH計測のための装置である。計測の際、サンプル600Fは、計測装置100Fの上に重ねられる。
本実施形態では、培養容器670は、培地CMを収容するフラスコ680と、フラスコ680の口を塞ぐキャップ690とから構成されている。
フラスコ680の内側面と外側面はいずれも、光学的に透明かつ平滑な平面で構成されている。光学的に透明かつ平滑な平面は、前述した通り、その平面を通過する光に、散乱や回折等の不所望な光学的影響を与えない平面という意味である。
本実施形態では、計測装置100Fは、第1実施形態に係る計測装置本体110と、計測装置本体110を収容するアダプタ180Fから構成されている。計測装置本体110の詳細は、第1実施形態に関連して説明した通りである。
アダプタ180Fは、第3実施形態に係るアダプタ180と同様、計測装置本体110をがたつくことなく収容する凹部182Fを有している。凹部182Fの詳細は、第3実施形態に関連して説明した凹部182と同様である。
計測装置本体110は、照明ユニット120から射出された光が出て行く面を上にして、別の言い方をすれば、検出ユニット130によって検出される光が入って来る面を上にして、アダプタ180Fの凹部182Fに収容される。アダプタ180Fは、凹部182Fの中に計測装置本体110を収容することにより、計測装置本体110を三次元的に位置決めする。計測装置本体110に対するアダプタ180Fの位置決めの原理は、第1実施形態における計測装置本体110に対するウェル622の位置決めの原理と同様である。
アダプタ180Fは、凹部182Fの底部に、凹部182Fに収容された計測装置本体110の高さ位置(上下位置)を調整するための高さ調整部184Fを有している。高さ調整部184Fの詳細は、第3実施形態に関連して説明した調整部184と同様である。
アダプタ180Fは、培養容器670のフラスコ680に適合した形状を有している。計測の際、フラスコ680とアダプタ180Fは整列されて重ねられる。その状態において、アダプタ180Fは、フラスコ680の側面と面一になる少なくとも1つの側面、好ましくは2つ以上の側面を有する形状に形作られている。ここにおいて、フラスコ680の側面は、図11と図12に描かれた状態において、横方向に面している面を意図している。
〈作用〉
アダプタ180Fとフラスコ680は、アダプタ180Fの側面とフラスコ680の側面が面一になるように、整列されて重ねられる。これにより、位置決めされてアダプタ180Fに収容された計測装置本体110は、フラスコ680とキャップ690から構成された培養容器670に対して位置決めされる。つまり、アダプタ180Fは、計測装置本体110を、サンプル600Fの培養容器670に対して位置決めする。従って、計測装置本体110に内蔵された照明ユニット120と検出ユニット130は、サンプル600Fに対して光学的に位置決めされる。
〈効果〉
本実施形態においては、計測装置本体110を収容したアダプタ180Fに、サンプル600Fのフラスコ680が整列されて重ねられることにより、計測装置本体110に内蔵された照明ユニット120と検出ユニット130は、サンプル600Fの培養容器670に対して光学的な位置決めされる。
また、計測装置100Fがアダプタ180Fを有することにより、マルチウェルプレート620に合わせて設計された計測装置本体110を、フラスコ680に対しても適用することができる。
そのほか、本実施形態に係る計測装置においても、第1実施形態に係る計測装置と同様の効果が得られる。
また、本実施形態を、第1実施形態と第3実施形態と合わせて考慮すると、アダプタ180,180E,180Fは、計測装置本体110,110A,110Bの筐体170,170Bの形状と、既存の複数種類の培養容器、例えば、シャーレ650またはフラスコ680の形状とに対応して、予め用意された複数種類のアダプタから選択されて適用される、と言ってよい。
[第5実施形態]
図13は、本実施形態に係る培養システムを模式的に示している。図13において、図1〜図4に示した部材と同一の参照符号を付した部材は同様の部材であり、その詳しい説明は省略する。以下、相違部分に重点をおいて説明する。つまり、以下の説明で触れない部分は、第1実施形態と同様である。
〈構成〉
本実施形態に係る培養システムは、例えば、第3実施形態に係る計測装置セット200Dと、計測装置セット200Dに重ねられたサンプル600Gの培地を交換する培地交換装置300と、計測装置セット200Dおよび培地交換装置300との間で情報を授受する外部装置530を有している。
前述したように、計測装置セット200Dは、培養容器640と、培養容器640に収容された計測装置100Dから構成されており、培養容器640は、シャーレ650とシャーレ蓋660から構成されており、計測装置100Dは、計測装置本体110とアダプタ180から構成されている。計測装置本体110は、検出ユニット130によって検出された反射光の関連情報を無線で外部へ送信する送信ユニット150を有している。
計測の際、計測装置セット200Dは、インキュベータの棚710の上に設置され、計測装置セット200Dの上には、サンプル600Gが重ねられる。
サンプル600Gは、培養容器640Gと、培養容器640Gに収容された培地CMとから構成されている。培養容器640Gは、シャーレ650とシャーレ蓋660Gから構成されている。
計測の際、サンプル600Gの上には、培地交換装置300が重ねられる。
培地交換装置300は、外部から情報を無線で受信する受信する受信ユニット310と、培養容器640G内の培地を交換する培地交換ユニット320と、受信ユニット310によって受信された反射光の関連情報に基づいて培地交換ユニット320を制御する制御ユニット330を備えている。
培地交換ユニット320は、例えば、サンプル600Gの培養容器640Gのシャーレ蓋660Gを貫通して延びる吸引パイプ322と供給パイプ324を有しており、吸引パイプ322を通してサンプル600G内の古い培地を吸引するとともに、供給パイプ324を通してサンプル600Gへ新しい培地を供給するように構成されている。
外部装置530は、計測装置本体110内の送信ユニット150から情報を受信し、受信した情報を培地交換装置300内の受信ユニット310へ送信するように構成されている。
〈作用〉
計測装置本体110内の送信ユニット150は、前述したように、サンプル600Gの培養容器640G内の培地CMのpH情報を送信し、外部装置530は、送信ユニット150から送信されたpH情報を受信し、受信したpH情報を培地交換装置300内の受信ユニット310へ送信する。
培地交換装置300内の受信ユニット310は、外部装置530から送信されたpH情報を受信し、受信したpH情報を制御ユニット330へ供給する。制御ユニット330は、供給されたpH情報に基づいて、サンプル600Gの培養容器640G内の培地CMの交換の必要の有無を判断する。
培地CMの交換の必要があると判断した場合、制御ユニット330は、培地交換ユニット320に、古い培地の吸引と新しい培地の供給を行わせて、サンプル600Gの培養容器640G内の培地CMを交換させる。
〈効果〉
本実施形態に係る培養システムによれば、培地CMのpH情報に基づいて、培地交換が自動的に実施されるので、細胞が一定の培養環境に安定して保たれる。
本実施形態に係る培養システムでは、計測装置本体110内の送信ユニット150から培地交換装置300内の受信ユニット310へのpH情報の提供が外部装置530を介して行われているが、送信ユニット150がpH情報を受信ユニット310へ直接送信するように構成されてもよい。
また、第1実施形態の変形例1と同様に、送信ユニット150が、pH情報に代えて、検出ユニット130によって検出された反射光の光量情報を送信するように構成されてもよい。この場合、例えば、外部装置530が、受信した光量情報に基づいてpH情報を算出し、算出したpH情報を受信ユニット310へ送信ように構成されてもよい。あるいは、受信ユニット310が、送信ユニット150から送信された光量情報を、外部装置530を介して受信し、または送信ユニット150から直接受信し、制御ユニット330が、受信した光量情報に基づいてpH情報を算出し、算出したpH情報に基づいて培地交換ユニット320を制御するように構成されてもよい。
これまで、図面を参照しながら本発明の実施形態を述べたが、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において様々な変形や変更が施されてもよい。ここにいう様々な変形や変更は、上述した実施形態を適当に組み合わせた実施も含む。
上記説明において、シート部材720を培養容器610の下に配置することを例示したが、シート部材720は、照明ユニット120と検出ユニット130との間の光路上に配置されればよく、計測装置100が培養容器610の下側に配置される場合には、シート部材720を培養容器610の上に配置してもよい。
100,100D,100E,100F…計測装置、110,110A,110B…計測装置本体、120…照明ユニット、130…検出ユニット、140,140A…制御ユニット、142…演算セクション、150…送信ユニット、160…電源ユニット、170,170B…筐体、180,180E,180F…アダプタ、182,182E,182F…凹部、184,184F…高さ調整部、200,200C,200D,200E…計測装置セット、300…培地交換装置、310…受信ユニット、320…培地交換ユニット、322…吸引パイプ、324…供給パイプ、330…制御ユニット、510,520,530…外部装置、522…演算ユニット、600,600D,600F,600G…サンプル、610…培養容器、620…マルチウェルプレート、622…ウェル、630…ウェルプレート蓋、640,640G…培養容器、650…シャーレ、652…凹部、660,660G…シャーレ蓋、670…培養容器、680…フラスコ、690…キャップ、710…棚、712…貫通穴、720…シート部材。

Claims (17)

  1. 既存の培養容器に収容された培地のpH計測のための計測装置であって、
    前記培養容器に向けて複数色の光を射出する照明ユニットと、
    前記培地を透過した後に反射された光を検出する検出ユニットと、
    前記検出ユニットによって検出された反射光の情報を取得する制御ユニットと、
    前記反射光の関連情報を無線で外部へ送信する送信ユニットと、
    前記照明ユニットと前記検出ユニットと前記制御ユニットと前記送信ユニットに電力を供給する電源ユニットと、
    前記照明ユニットと前記検出ユニットと前記制御ユニットと前記送信ユニットと前記電源ユニットを内蔵した筐体を備えており、
    前記筐体は、前記培養容器に対して片側に配置される、計測装置。
  2. 前記筐体は、気密性を有しており、前記培養容器に面する表面が、光学的に透明かつ平滑な平面である、請求項1に記載の計測装置。
  3. 前記筐体は、前記培養容器に適合した形状を有しており、前記筐体は、前記培養容器と実質的に同じ構造体である別の培養容器に収容され、前記別の培養容器は、前記培養容器に重ねられ、これにより、前記筐体は、前記培養容器に対して前記照明ユニットと前記検出ユニットを位置決めする、請求項1または2に記載の計測装置。
  4. 前記照明ユニットと前記検出ユニットと前記制御ユニットと前記送信ユニットと前記筐体は計測装置本体を構成しており、
    前記計測装置本体を収容して前記計測装置本体を前記培養容器に対して位置決めするアダプタをさらに備えている、請求項1または2に記載の計測装置。
  5. 前記アダプタは、前記培養容器に適合した形状を有しており、前記アダプタは、前記培養容器と実質的に同じ構造体である別の培養容器に収容され、前記別の培養容器は、前記培養容器に重ねられ、これにより、前記アダプタは、前記培養容器に対して前記計測装置本体を位置決めする、請求項4に記載の計測装置。
  6. 前記アダプタは、前記培養容器に適合した形状を有しており、前記アダプタと前記培養容器は整列されて重ねられ、これにより、前記アダプタは、前記培養容器に対して前記計測装置本体を位置決めする、請求項4に記載の計測装置。
  7. 前記アダプタは、前記筐体の形状と、既存の複数種類の培養容器の形状とに対応して、予め用意された複数種類のアダプタから選択されて適用される、請求項5または6に記載の計測装置。
  8. 前記制御ユニットは、前記反射光の情報に基づいて前記培地のpHを算出する演算セクションを含んでおり、
    前記反射光の関連情報は、pH情報であり、
    前記送信ユニットは、前記pH情報を送信する、請求項1ないし7のいずれかひとつに記載の計測装置。
  9. 前記反射光の関連情報は、前記反射光の光量情報であり、
    前記送信ユニットは、前記光量情報に基づいてpH情報を算出する演算ユニットを含む外部装置へ、前記光量情報を送信する、請求項1ないし7のいずれかひとつに記載の計測装置。
  10. 前記照明ユニットから射出される前記複数色の光は、少なくとも3色の光を含んでいる、請求項1ないし9のいずれかひとつに記載の計測装置。
  11. 前記照明ユニットは、前記少なくとも3色の光を含む白色光を発する白色光源を含んでいる、請求項10に記載の計測装置。
  12. 前記照明ユニットは、前記少なくとも3色の光をそれぞれ独立して発する少なくとも3つの単色光源を含んでいる、請求項10に記載の計測装置。
  13. 前記検出ユニットは、前記少なくとも3色の光をそれぞれ独立して検出する少なくとも3つの単色センサーを含んでいる、請求項11または12に記載の計測装置。
  14. 前記検出ユニットは、前記少なくとも3色の光を分光して検出する分光センサーを含んでいる、請求項11または12に記載の計測装置。
  15. 前記検出ユニットは、前記少なくとも3色の光を独立して検出するカラーセンサーを含んでいる、請求項11または12に記載の計測装置。
  16. 前記検出ユニットは、前記少なくとも3色の光をそれぞれ時分割で独立して検出する1つの単色センサーを含んでいる、請求項12に記載の計測装置。
  17. 請求項1ないし16のいずれかひとつに記載の計測装置と、
    前記培養容器内の培地を交換する培地交換装置とを含む培養システムであって、
    前記培地交換装置は、外部から情報を無線で受信する受信ユニットと、前記培養容器内の培地を交換する培地交換ユニットと、前記受信ユニットによって受信された情報に基づいて前記培地交換ユニットを制御する制御ユニットとを備えている、培養システム。
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