JP2019106548A - 固体撮像素子および撮像装置 - Google Patents
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Abstract
Description
広く一般に普及している。固体撮像素子は画素が受ける光を電気信号に変換する光電変換
部を有し、複数の画素がマトリクス状に配置され、各画素の光電変換部の電気信号を読み
取るための信号線などが光電変換部の周りに配置されている。固体撮像素子を用いたビデ
オカメラや電子カメラの撮影レンズによって入射される被写体からの光は、マトリクス状
に配置された画素に結像され、光電変換部によって電気信号に変換される。
入射されるわけではないので、各画素に光が入射する側にマイクロレンズをマトリクス状
に配置して、無駄になっていた光をマイクロレンズによって光電変換部に集光させる技術
が使われ、特許文献1に記載されている。
また、通常のマイクロレンズは半球形に形成され、その平面形状は円形型であるが、画
素の平面形状は四角形型が一般的で、画素の形状とマイクロレンズの平面形状が必ずしも
一致せず、光電変換部に十分に集光されない領域ができてしまう。これを防止するために
、マイクロレンズの平面形状を四角形型にしたり、画素の形状とマイクロレンズの平面形
状を多角形型にする技術が特許文献2に記載されている。
であるのに対して、マイクロレンズの平面形状は円形型に形成されるのが一般的で、光電
変換部に効率よく集光することは難しいという課題があった。これを解決するために、画
素の形状とマイクロレンズの平面形状を多角形型に形成する方法が考えられているが、現
実的には設計や製造が容易ではない。また、マイクロレンズの平面形状を単に四角形型に
しただけでは必ずしも光電変換部への集光率が改善されるとは限らないという課題がある
。
素子を上方から見た時の平面図で、701は従来の技術による四角形型のマイクロレンズ
、111はフォトダイオードなどの光電変換部、110はマトリクス状に区切られたそれ
ぞれの画素、Aは画素110の対向する辺の中心を結ぶ水平方向に切断する水平断面位置
、Bは画素110を対角方向に切断する対角断面位置をそれぞれ示している。図8(b)
および(c)は、図8(a)における水平断面位置Aおよび対角断面位置Bで切断した時
のマイクロレンズ701と光電変換部111の断面形状および集光イメージを示した図で
、309は入射光、Lhはマイクロレンズ701の厚さである。
イクロレンズ701の対角断面形状は図8(b)のマイクロレンズ701の水平断面形状
より長くなり、光電変換部111も対角断面位置Bで切断した図8(c)の方が長くなる
。
ところが、レンズの厚さLhが同じである場合、図8(b)のマイクロレンズ701の
水平断面形状で効率良く光電変換部111に集光できるようにすると、図8(c)のマイ
クロレンズ701の対角断面形状では曲率半径が大きくなってしまうので、光電変換部1
11に十分に集光することが難しくなる。
ているが、このような固体撮像素子では、個々の光電変換部の受光面積は、図8に示した
光電変換部111よりも更に小さくなる。そのため、光電変換部からの信号出力のS/N
比を実用的なレベルに保つためには、マイクロレンズ701の集光率を更に高めなければ
ならない。
本発明の目的は、画素110が複数の光電変換部を有している場合であっても、個々の
光電変換部からの信号出力のS/N比を十分に高く保つことが可能な固体撮像素子を提供
することにある。
ズと、前記マイクロレンズを透過した光を受光して電気信号に変換する複数の光電変換部
とを備え、前記マイクロレンズは中心からレンズ端までの直線距離が異なる平面形状を有
し、前記マイクロレンズは、前記直線距離が相対的に長いn箇所(nは自然数)のレンズ
端近傍の第1の底面部位と該第1の底面部位を含まない第2の底面部位とを有し、前記第
1の底面部位から前記マイクロレンズの頂点までの垂直方向の高さLdを、前記第2の底
面部位から前記マイクロレンズの頂点までの垂直方向の高さLhの約2.1倍としたこと
を特徴とする。
々の光電変換部からの信号出力のS/N比を十分に高く保つことができるマイクロレンズ
を実現できるので、同じ光量でも光電変換部からの信号出力が増大し、固体撮像素子の感
度を向上することが可能となる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る撮像装置の構成を模式的に示すブロック図であ
る。撮像装置10は、撮影光学系11、レンズ駆動部12、画像処理部13、焦点検出部
14、表示部15、および接眼レンズ16を備える。撮影光学系11は、被写体像を固体
撮像素子1の撮像面に結像させる。固体撮像素子1は、その被写体像を撮像し、画像デー
タ作成用の撮像信号と、いわゆる位相差方式の焦点検出に利用可能な焦点検出信号とを出
力する。画像処理部13は、撮像信号に種々の画像処理を施すことにより、被写体の画像
データを作成する。表示部15は、画像処理部13により作成された画像データに基づき
、被写体の画像を表示する。撮影者は、接眼レンズ16を介して、表示部15により表示
された画像を視認することができる。焦点検出部14は、焦点検出信号に基づいて撮影光
学系11の焦点調節状態を検出する。レンズ駆動部12は、焦点検出部14により検出さ
れた焦点調節状態に基づいて、撮影光学系11に含まれるフォーカシングレンズを駆動し
、撮影光学系11の焦点調節を行う。
1は固体撮像素子、2は埋め込みフォトダイオードなどからなる光電変換部、3は光電変
換部2で生成された信号電荷を垂直方向に転送する垂直CCD、4は垂直CCD3から送
られてくる信号電荷を水平方向に転送する水平CCD、5は出力アンプ、6は画素、60
は集光される領域から見た画素単位をそれぞれ示している。また、2には示されていない
が、光電変換部2の上部には平坦層を介してマイクロレンズが配置されている。
複数が配置されている。但し、マイクロレンズは、その中心が光電変換部2の中心と同一
になるように配置される。したがって、画素単位は、集光される領域から定義すると符号
60の領域となる。尚、ここでは理解し易いように画素単位を長方形状として表したが、
実際には正方形状であり、以降の図面では、集光される正方形状の領域を画素単位として
表している。
同様に、第1のポリシリコン電極(図示せず)と、第2のポリシリコン電極(図示せず)
とで構成されている。また、固体撮像素子1は、駆動パルス等を発生するための周辺回路
なども有しているが、本発明の主要な部分ではないので図では省略している。
尚、本発明はCCD型の固体撮像素子に限定されるものではなく、CMOS型やその他
の固体撮像素子においても、本発明の効果は変わらない。
0を上方から見た時の平面図、図3(b)は図3(a)における水平断面位置Aで切断し
た時の画素単位60の水平断面図、図3(c)は図3(a)における対角断面位置Bで切
断した時の画素単位60の対角断面図をそれぞれ示す。
101はマイクロレンズ、102はマイクロレンズ101の下の平坦層、103はカラー
フィルタ、104は電源配線を兼ねた遮光膜、105は配線、106は遮光膜、107は
半導体基板、108は光電変換部111a、111bとカラーフィルタ103との間の平
坦層、109は平坦層102の凹面部、Lhは平坦層102の凹面部109以外の部分で
のマイクロレンズの厚さ、Ldは平坦層102の凹面部109でのマイクロレンズ101
の厚さ、Whは平坦層102の凹面部109以外の部分の厚さ、Wdは平坦層102の凹
面部109の厚さ、Lは平坦層102の凹面部109以外の部分の表面から光電変換部1
11a、111bの表面までの厚さ(すなわちマイクロレンズ101から光電変換部11
1a、111bまでの距離)、Mは画素ピッチ、Rhは水平断面位置Aにおけるマイクロ
レンズ101の曲率半径、Rdは対角断面位置Bにおけるマイクロレンズ101の曲率半
径、Ghは平坦層102の凹面部109でのマイクロレンズ101間のギャップ、Gdは
平坦層102の凹面部109でのマイクロレンズ101間のギャップをそれぞれ示してい
る。
hのレンズとして作用する。一方、図3(c)の対角断面位置Bの場合は、平坦層102
およびマイクロレンズ101の四隅において、平坦層102は、厚さWhより薄いWdに
なっている。そのため、マイクロレンズ101はLhより厚いLdのレンズとして作用す
る。
系の樹脂などで形成されるので、屈折率はほぼ同じで、マイクロレンズ101と平坦層1
02は一体となったレンズと見なせる。
111bを有している。一対の光電変換部111a、111bはそれぞれ、図8に示した
光電変換部111を、その中心を通る垂直線に沿って左右に分割した形状を有する。
撮像信号と、焦点調節状態を検出するための焦点検出信号とを同時に出力することができ
ることが知られている。つまり、1つの画素60が有する一対の光電変換部111a、1
11bの光電変換出力を加算すると、ちょうど図8に示した従来の光電変換部111が出
力するものと同様の撮像信号が得られる。また、光電変換部111aの光電変換出力と、
光電変換部111bの光電変換出力とを分離すると、それはいわゆる位相差方式の焦点検
出に利用可能な焦点検出信号が得られる。画像処理部13は、前者の撮像信号に基づき画
像データを作成する。焦点検出部14は、後者の焦点検出信号に基づき焦点調節状態を検
出する。
とによる効果を図8および図7を用いて詳しく説明する。従来の技術の説明で、図8(b
)および(c)のレンズの厚さがLhの場合の集光の様子について述べたが、図7はレン
ズの厚さがLhより厚いLdのマイクロレンズ121にした場合の集光の様子を示してい
る。図7(a)は厚さがLdのマイクロレンズ121の水平断面形状、図7(b)は厚さ
がLdのマイクロレンズ121の対角断面形状をそれぞれ示し、図8と同符号のものは図
8と同じものを示している。
レンズ701の厚さをLhにすると、図8(c)のように対角断面形状での集光が悪くな
ることを説明した。今度は、図7(b)のように対角断面形状で効率良く集光できるよう
にマイクロレンズ121の厚さをLhより厚いLdにすると、曲率半径Rdが小さくなり
過ぎて、図7(a)のように水平断面形状での集光が悪くなってしまい、光電変換部11
1に入射光309を十分に集光させることができなくなってしまう。
厚さLhのマイクロレンズ701として作用し、対角断面位置Bでは図7(b)の厚さL
dのマイクロレンズ121として作用するので、水平断面位置Aおよび対角断面位置Bの
何れであっても図8(b)と図7(b)に示すような良好な集光状態を実現することがで
きる。
dは、平坦層102の凹面部109以外の部分でのマイクロレンズ101の厚さLhの約
2.1倍に設定されている。つまり、凹面部109では、平坦層102がLhの1.1倍
程度薄くなっている。マイクロレンズ101の厚さをこのような関係とすることで、マイ
クロレンズ101への入射光が画素内の一点に集光されるようになる。つまり、マイクロ
レンズ101の集光性が、例えば図7や図8に示したマイクロレンズ121やマイクロレ
ンズ701に比べて格段に向上する。
1a、111bが配置されている場合、図8に示した従来の光電変換部111に比べて、
各々の光電変換部111a、111bの受光面積は減少する。従って、画素60のサイズ
を従来の画素と同一とした場合であっても、マイクロレンズ101に要求される集光性は
、より厳しいものとなる。これに対し、本実施形態では、対角断面位置Bにおけるマイク
ロレンズ101の厚さLdを、水平断面位置Aにおけるマイクロレンズ101の厚さLh
の約2.1倍に設定している。マイクロレンズ101の厚さをこのような関係とすること
で、マイクロレンズ101への入射光が画素内の一点に集光されるようになる。つまり、
マイクロレンズ101の集光性が、例えば図7や図8に示したマイクロレンズ121やマ
イクロレンズ701に比べて格段に向上する。従って、個々の画素60が一対の光電変換
部111a、111bを有するように構成した場合であっても、光電変換出力のS/N比
を十分なレベルに保つことができる。また、個々の画素が更に多数の光電変換部を有する
ことも考えられるが、この場合であっても、対角方向の集光性が向上しているので、光電
変換出力のS/N比を十分なレベルに保つことができる。
密に2.1倍に合致していなくてもよい。例えば製造誤差等により2.1倍から若干のず
れが生じることも考えられるが、そのような誤差が存在する構成も本発明に含まれる。
レンズ間ギャップGdを十分に小さくすることができなかった。つまり、二次元状に配列
された多数のマイクロレンズ701やマイクロレンズ121において、対角方向に比較的
大きな隙間が生じていた。この隙間への入射光は集光できないため、集光効率の低下を招
いていた。
したため、対角断面位置Bにおけるマイクロレンズ101の端部(裾部)の平坦層102
への落ち込み角度を垂直に近くすることができるので、対角断面位置Bにおけるマイクロ
レンズ間ギャップGdを極めて小さくすることができる。すなわち、本発明の第1の実施
形態では、マイクロレンズ101をギャップレス配列する(隙間なく配列する)ことがで
き、集光効率を更に高めることができる。また、このようなマイクロレンズ101の形状
は、画素サイズの微細化に資するものであり、より高解像度の固体撮像素子を製造するこ
とが可能となる。
レンズ間ギャップGhを0.10μm以下、対角断面位置Bにおけるマイクロレンズ間ギ
ャップGdを0.25μm以下にすることができる。このとき、ギャップGdは画素ピッ
チMの4%以下という小さな値であり、マイクロレンズ101は水平方向のみならず、対
角方向についてもギャップレスであるということができる。
部111までの距離Lと、水平断面位置Aにおけるマイクロレンズ101の曲率半径Rh
と、対角断面位置Bにおけるマイクロレンズ101の曲率半径Rdとが、次式(1)に示
す関係を満たすように設定されている。なお、マイクロレンズ101の屈折率nは、約1
.55〜1.7の範囲に設定されているものとする。
2.3≦(L+Ld−Rd)/(L+Ld−Rh)×Ld/Lh≦2.6 …(1)
101への入射光が、ちょうど光電変換部111a、111bの表面上の一点に集光され
るようになり、マイクロレンズ101の集光性を更に高めることが可能となる。
)のマイクロレンズ201は先に説明したマイクロレンズ101の四隅の角を丸くしたも
ので、四隅近傍のレンズ効果はほとんど変わらないので、このような形状でも同様の効果
が得られる。
階にしても良いし、連続的に傾斜を設けても同様の効果が得られる。このような形状は、
エッチングなど従来から知られる一般的な工法によって実現することができ、例えば第1
の実施形態の場合は、予めWhの厚さの平坦層102を形成した後で中央部分をマスクし
て周囲をエッチングによって除去すれば加工できるし、この工程を繰り返せば多段階に加
工することもできる。また、平坦層102を、厚い一つの平坦層として加工するのではな
く、それぞれの段で平坦層を形成するように加工して、積層させて二段以上の平坦層とし
てもよい。マイクロレンズ101に関しても、従来から知られる工法によって実現するこ
とができ、例えば第1の実施形態の場合は、WhとWdの厚さを有する平坦層102を加
工後に、フォトレジストなどによるマイクロレンズ101の元になる層を平坦層102に
被せ、リフローなどによって熱を掛けると、平坦層102の低くなっているWdの部分に
垂れて回り込むことでマイクロレンズ101を形成することができる。
率が改善されて良好な集光率を得ることができる固体撮像素子を提供できるので、同じ光
量でも光電変換部からの信号出力が増大し、固体撮像素子の感度を向上することが可能と
なる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、以下の説明では、第1の実施
形態と同一の箇所については第1の実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。
れとは異なる固体撮像素子1aに置き換えた構成を有する。以下、この固体撮像素子1a
について詳述する。
素子である。周知のように、ダブルレンズ方式では、カラーフィルタをフォトリソグラフ
ィ等により形成した後、平坦化膜を塗布し、二次元状に配列される多数のマイクロレンズ
を、千鳥配列上に、1画素おきに形成する。
。本実施形態の固体撮像素子1aを製造する際には、フォトリソグラフィ等により、まず
マイクロレンズ301aを形成する。このとき、マイクロレンズ301aの上下左右に隣
接するマイクロレンズ301bは、まだ形成しない。つまり、ダブルレンズ方式では、マ
イクロレンズ301aを、1つおきに(いわゆる千鳥配列で)形成する。その後、各マイ
クロレンズ301aの間に、マイクロレンズ301bを形成する。
断した時の画素単位の水平断面図、図6(b)は対角断面位置Bで切断した時の画素単位
の対角断面図である。
水平断面位置Aにおけるマイクロレンズ301の厚さLhの約2.1倍に設定されている
。マイクロレンズ301の厚さをこのような関係とすることで、マイクロレンズ301へ
の入射光が画素内の一点に集光されるようになる。つまり、マイクロレンズ301の集光
性が、例えば図7や図8に示したマイクロレンズ121やマイクロレンズ701に比べて
格段に向上する。
た図で、図9(a)は水平断面位置Aで切断した時の画素単位860の水平断面図、図9
(b)は対角断面位置Bで切断した時の画素単位860の対角断面図である。従来の技術
では、マイクロレンズ801の厚さが水平断面位置Aと対角断面位置Bとで同一であるこ
とに起因して、マイクロレンズ間ギャップGdを十分に小さくすることができなかった。
つまり、二次元状に配列された多数のマイクロレンズ801において、対角方向に比較的
大きな隙間が生じていた。この隙間への入射光は集光できないため、集光効率の低下を招
いていた。また、マイクロレンズ801の端部(裾部)は平坦部に対する角度が極めて小
さく、レンズ効果を得られない状態であるため、実質的なマイクロレンズ間ギャップGd
は更に大きくなってしまっていた。
したため、対角断面位置Bにおけるマイクロレンズ301の端部(裾部)の平坦層への落
ち込み角度を従来に比べて大きくすることができるので、対角断面位置Bにおけるマイク
ロレンズ間ギャップGdを従来よりも小さくすることができる。すなわち、本発明の第2
の実施形態では、マイクロレンズ301をギャップレス配列する(隙間なく配列する)こ
とができ、集光効率を更に高めることができる。
ている。そのため、マイクロレンズ301への入射光が、ちょうど光電変換部111の表
面上の一点に集光されるようになり、マイクロレンズ301の集光性を更に高めることが
可能となる。
対の光電変換部111a、111bを有するものとしたが、一部の画素のみがそのような
構成を有するものとし、それ以外の画素については、図8に示した従来の構成のように、
1つの光電変換部111のみを有するものとしてもよい。
ものとしたが、本発明は正方形とは異なる形状の画素を有する固体撮像素子に適用するこ
とも可能である。例えば正方形を45度回転した菱形形状や、正6角形、正8角形など、
画素中心に対して回転対称となる形状(点対称となる形状)を有する画素について、本発
明を適用することが可能である。
Claims (6)
- 中心に対して回転対称な形状を有するマイクロレンズと、
前記マイクロレンズを透過した光を受光して電気信号に変換する複数の光電変換部とを
備え、
前記マイクロレンズは中心からレンズ端までの直線距離が異なる平面形状を有し、
前記マイクロレンズは、前記直線距離が相対的に長いn箇所(nは自然数)のレンズ端
近傍の第1の底面部位と該第1の底面部位を含まない第2の底面部位とを有し、
前記第1の底面部位から前記マイクロレンズの頂点までの垂直方向の高さLdを、前記
第2の底面部位から前記マイクロレンズの頂点までの垂直方向の高さLhの約2.1倍と
した
ことを特徴とする固体撮像素子。 - 請求項1に記載の固体撮像素子において、
前記マイクロレンズは、前記入射光を前記複数の光電変換部の表面上の一点に集光する
ことを特徴とする固体撮像素子。 - 請求項2に記載の固体撮像素子において、
前記第2の底面部位から前記複数の光電変換部までの距離をL、前記第1の底面部位に
おける前記マイクロレンズの曲率半径をRd、前記第2の底面部位における前記マイクロ
レンズの曲率半径をRhとしたとき、
2.3≦(L+Ld−Rd)/(L+Ld−Rh)×Ld/Lh≦2.6
の関係を満たすことを特徴とする固体撮像素子。 - 請求項3に記載の固体撮像素子において、
前記マイクロレンズの屈折率は、1.55〜1.7であることを特徴とする固体撮像素
子。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の固体撮像素子において、
二次元状にギャップレス配列された複数の前記マイクロレンズを備えることを特徴とす
る固体撮像素子。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載の固体撮像素子を備えることを特徴とする撮像装置
。
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