JP2019104910A - 反応性難燃剤及びその調製方法並びに使用 - Google Patents

反応性難燃剤及びその調製方法並びに使用 Download PDF

Info

Publication number
JP2019104910A
JP2019104910A JP2018230368A JP2018230368A JP2019104910A JP 2019104910 A JP2019104910 A JP 2019104910A JP 2018230368 A JP2018230368 A JP 2018230368A JP 2018230368 A JP2018230368 A JP 2018230368A JP 2019104910 A JP2019104910 A JP 2019104910A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
substituted
unsubstituted
flame retardant
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018230368A
Other languages
English (en)
Inventor
潘慶崇
Qingchong Pan
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Guangdong Guangshan New Mat Co Ltd
Original Assignee
Guangdong Guangshan New Mat Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Guangdong Guangshan New Mat Co Ltd filed Critical Guangdong Guangshan New Mat Co Ltd
Publication of JP2019104910A publication Critical patent/JP2019104910A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fireproofing Substances (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Phenolic Resins Or Amino Resins (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)
  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)

Abstract

【課題】調製費用が安く、原料の供給源が豊富であり、各性能が良好であり、幅広い適用見通しを有する反応性難燃剤の提供。【解決手段】式Iに示す構造を有する反応性難燃剤。(ただし、Rは、両末端にそれぞれ独立して酸素原子、硫黄原子、アミノ基、スルホン基のいずれかを有するアルキル基であり、R1とR4は、独立して水素原子又はその化学的環境を満たす任意基であり、R2は、反応活性を有する基であり、R3は、存在しないか又は水素原子又はその化学的環境を満たす任意基であり、R5は、VIA族元素であるか又は存在せず、Xは、酸素原子、硫黄原子又は窒素原子のいずれか1種であり、nは、0以上の正の整数である。)【選択図】なし

Description

本発明は、高分子材料分野に属し、反応性難燃剤及びその調製方法並びに使用に関する。
携帯電話、コンピュータ、ビデオカメラ、ビデオゲームプレーヤを代表とする電子製品と、エアコン、冷蔵庫、テレビ画像、オーディオ用品などに代表される家庭用・事務用電気製品と、その他の分野で使用される様々な製品は、安全のために、大部分の製品に難燃性及び耐熱性を備えることが求められている。
従来技術では、要求される難燃性能又はグレードに達するために、一般的には、水酸化アルミニウム水和物、水酸化マグネシウム水和物などの結晶水を含む金属水酸化物などの無機難燃性物質を材料系に添加し、臭素化ビスフェノールA、臭素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂などのハロゲン含有量が比較的高い有機難燃性物質を材料系に添加する方法が用いられる。これらのハロゲン含有有機化学物質の難燃性を向上するために、環境にやさしくない三酸化アンチモンなどの無機難燃物質を材料系に添加することが多い。
ハロゲンを含む難燃性物質は、燃焼するときに非分解性又は難分解性の毒性物質(例えば、ダイオキシン類有機ハロゲン化学物質)が生成し、環境を汚染し、人類や動物の健康に影響を与える。
従来技術における無ハロゲン難燃ケーブル材料は、有機燐酸エステル及び/又は燐窒素膨張型難燃系の添加により、機械的特性、電気的特性が大幅に低下し、難燃グレードが低く、耐低温グレードが低いなどの欠点を有する。
本発明は、従来技術に存在する技術的問題に鑑みて、優れた難燃性能を有し、無発煙の反応性難燃剤を提供しており、当該反応性難燃剤は、成形材料、複合材料、エポキシ樹脂組成物、ポリウレタン発泡体、ポリウレタン皮革、不飽和樹脂組成物、ガラス繊維強化プラスチック、エンジニアリングプラスチック、及びナイロン組成物に適用され、各組成物の難燃性能及び耐熱性能を向上するだけでなく、その機械的特性、耐水性能、プロセス性及び加工性能を更に向上し、各組成物の品質を全体的に向上することができる。
本発明は、上記の目的を達成するために、以下の技術案を採用する。
本発明の第1の目的は、下式Iに示す構造を有する、反応性難燃剤を提供することである。
Figure 2019104910
(ただし、RとRは、独立して水素原子又はその化学的環境を満たす任意基であり、Rは、反応活性を有する基であり、Rは、存在しないか又は水素原子又はその化学的環境を満たす任意基であり、Rは、VIA族元素であるか又は存在せず、Xは、酸素原子、硫黄原子又は窒素原子のいずれか1種であり、nは、0以上の正整数である。)
(ただし、Rは、
Figure 2019104910
又は
Figure 2019104910
であり、
R’とR'’は、その化学的環境を満たす任意基であり、RとRは、水素原子又はその化学的環境を満たす任意基であり、Yは、酸素原子、硫黄原子又はスルホン基のいずれか1種である。)
ただし、前記「その化学的環境を満たす」ことは、隣接する原子に結合して安定な化学結合を得ることができることを意味する。
本発明の好ましい技術案として、前記Rは、水酸基、フェノール性水酸基、メルカプト基、フェノール性メルカプト基、アルデヒド基、カルボキシル基、エステル基、酸無水物基、シアノ基、イソシアネート基、エポキシ基、アミノ基、置換もしくは未置換の不飽和アルキル基、又は置換もしくは未置換の不飽和シクロアルキル基の少なくとも1種を含む基である。
ただし、Rは、上記のいずれか1種又は1種以上の反応活性基により置換された直鎖状もしくは分岐状アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アリールアルキル基、アルキルアリール基、ヘテロアリールアルキル基、アルキルヘテロアリール基、アルキルアシル基、アリールアシル基、又はヘテロアリールアシル基のいずれか1種である。
ただし、前記アミノ基は、第1級アミノ基であっでもよく、第2級アミノ基であってもよい。
ただし、置換もしくは未置換の不飽和アルキル基は、C1〜C12(例えば、C2、C3、C4、C5、C6、C7、C8、C9、C10又はC11)の不飽和アルキル基が好ましく、置換もしくは未置換の不飽和シクロアルキル基は、C3〜C12(例えば、C4、C5、C6、C7、C8、C9、C10又はC11)の不飽和シクロアルキル基が好ましく、前記不飽和アルキル基及び前記不飽和シクロアルキル基における不飽和結合は、炭素−炭素二重結合及び/又は炭素−炭素三重結合である。
本発明の好ましい技術案として、前記RとRは、それぞれ独立して置換もしくは未置換のアルキル基、置換もしくは未置換のシクロアルキル基、置換もしくは未置換のアリール基、置換もしくは未置換のヘテロアリール基、置換もしくは未置換のアリールアルキル基、置換もしくは未置換のアルキルアリール基、置換もしくは未置換のヘテロアリールアルキル基、置換もしくは未置換のアルキルヘテロアリール基、置換もしくは未置換のアルコキシ基、置換もしくは未置換のシクロアルキルオキシ基、置換もしくは未置換のアリールオキシ基、置換もしくは未置換のアリールアルコキシ基、置換もしくは未置換のアルキルアリールオキシ基、置換もしくは未置換のヘテロアリールアルコキシ基、置換もしくは未置換のアルキルヘテロアリールオキシ基、置換もしくは未置換のアルキルアミノ基、置換もしくは未置換のシクロアルキルアミノ基、置換もしくは未置換のアリールアミノ基、置換もしくは未置換のアリールアルキルアミノ基、置換もしくは未置換のアルキルアリールアミノ基、置換もしくは未置換のヘテロアリールアルキルアミノ基、置換もしくは未置換のアルキルヘテロアリールアミノ基、置換もしくは未置換のアルキルメルカプト基、置換もしくは未置換のアリールメルカプト基、置換もしくは未置換のカルボン酸エステル基、置換もしくは未置換の炭酸エステル基、置換もしくは未置換のスルホン酸エステル基、又は置換もしくは未置換の燐酸エステル基のいずれか1種である。
好ましくは、R又はRは、式I中の
Figure 2019104910
基は同じである。
好ましくは、前記Rは、置換もしくは未置換のアルキル基、置換もしくは未置換のシクロアルキル基、置換もしくは未置換のアリール基、置換もしくは未置換のアリールアルキル基、置換もしくは未置換のアルキルアリール基、置換もしくは未置換のヘテロアリールアルキル基、又は置換もしくは未置換のアルキルヘテロアリール基のいずれか1種である。
ただし、Xが酸素原子又は硫黄原子である場合、R3は存在しない。
ただし、式I中の燐が3価である場合、Rは存在せず、前記VIA族元素は、酸素、硫黄、セレン、テルル又はポロニウムのいずれか1種である。
本発明の好ましい技術案として、前記RとRは、それぞれ独立して水素原子、置換もしくは未置換のアルキル基、置換もしくは未置換のシクロアルキル基、置換もしくは未置換のアリール基、置換もしくは未置換のヘテロアリール基、置換もしくは未置換のアリールアルキル基、置換もしくは未置換のアルキルアリール基、置換もしくは未置換のヘテロアリールアルキル基、又は置換もしくは未置換のアルキルヘテロアリール基のいずれか1種である。
好ましくは、前記R’とR'’は、それぞれ独立して置換もしくは未置換の直鎖状もしくは分岐状アルキレン基、置換もしくは未置換のシクロアルキレン基、置換もしくは未置換のアリーレン基、置換もしくは未置換のヘテロアリーレン基、置換もしくは未置換のアリーレンアルキレン基、置換もしくは未置換のアルキレンアリーレン基、置換もしくは未置換のアルキレンヘテロアリーレン基、又は置換もしくは未置換のヘテロアリーレンアルキレン基のいずれか1種である。
本発明において、置換もしくは未置換のアルキル基は、C1〜C12(例えば、C2、C3、C4、C5、C6、C7、C8、C9、C10又はC11)のアルキル基が好ましい。
置換もしくは未置換のシクロアルキル基は、C3〜C12(例えば、C4、C5、C6、C7、C8、C9、C10又はC11)のシクロアルキル基が好ましい。
置換もしくは未置換のアリール基は、C6〜C13(例えば、C7、C8、C9、C10、C11又はC12)のアリール基が好ましい。
置換もしくは未置換のヘテロアリール基は、C5〜C13(例えば、C6、C7、C8、C9、C10、C11又はC12)置換もしくは未置換のヘテロアリール基が好ましい。
置換もしくは未置換のアルキルアリール基は、C7〜C13(例えば、C8、C9、C10、C11又はC12)置換もしくは未置換のアルキルアリール基が好ましい。
置換もしくは未置換のアリールアルキル基は、C7〜C13(例えば、C8、C9、C10、C11又はC12)置換もしくは未置換のアルキルアリール基が好ましい。
前記置換もしくは未置換のアルコキシ基は、C1〜C12(例えば、C2、C3、C4、C5、C6、C7、C8、C9、C10又はC11)置換もしくは未置換のアルコキシ基が好ましい。
置換もしくは未置換のシクロアルキルオキシ基は、C3〜C12(例えば、C4、C5、C6、C7、C8、C9、C10又はC11)置換もしくは未置換のシクロアルキルオキシ基が好ましい。
置換もしくは未置換のアリールオキシ基は、C6〜C13(例えば、C7、C8、C9、C10、C11又はC12)置換もしくは未置換のアリールオキシ基が好ましい。
置換もしくは未置換のアリールアルコキシ基は、C7〜C12(例えば、C8、C9、C10又はC11)置換もしくは未置換のアリールアルコキシ基が好ましい。
置換もしくは未置換のヘテロアリールアルコキシ基は、C7〜C13(例えば、C8、C9、C10、C11又はC12)置換もしくは未置換のヘテロアリールアルコキシ基が好ましい。
置換もしくは未置換のアルキルアミノ基は、C1〜C12(例えば、C2、C3、C4、C5、C6、C7、C8、C9、C10又はC11)置換もしくは未置換のアルキルアミノ基が好ましい。
置換もしくは未置換のシクロアルキルアミノ基は、C3〜C12(例えば、C4、C5、C6、C7、C8、C9、C10又はC11)置換もしくは未置換のシクロアルキルアミノ基が好ましい。
置換もしくは未置換のアリールアミノ基は、C6〜C13(例えば、C7、C8、C9、C10、C11又はC12)置換もしくは未置換のアリールアミノ基が好ましい。
置換もしくは未置換のアリールアルキルアミノ基は、C7〜C12(例えば、C8、C9、C10又はC11)置換もしくは未置換のアリールアルキルアミノ基が好ましい。
置換もしくは未置換のヘテロアリールアルキルアミノ基は、C7〜C13(例えば、C8、C9、C10、C11又はC12)置換もしくは未置換のヘテロアリールアルキルアミノ基が好ましい。
置換もしくは未置換の直鎖アルキレン基は、C1〜C12(例えば、C2、C3、C4、C5、C6、C7、C8、C9、C10又はC11)の直鎖状アルキレン基が好ましい。
置換もしくは未置換の分枝アルキレン基は、C1〜C12(例えば、C2、C3、C4、C5、C6、C7、C8、C9、C10又はC11)の分岐状アルキレン基が好ましい。
置換もしくは未置換のアリーレン基は、C6〜C13(例えば、C7、C8、C9、C10、C11又はC12)のアリーレン基が好ましい。
置換もしくは未置換のヘテロアリーレン基は、C5〜C13(例えば、C6、C7、C8、C9、C10、C11又はC12)置換もしくは未置換のヘテロアリーレン基が好ましい。
置換もしくは未置換のアルキレンアリーレン基は、C7〜C13(例えば、C8、C9、C10、C11又はC12)置換もしくは未置換のアルキレンアリーレン基が好ましい。
置換もしくは未置換のアリーレンアルキレン基は、C7〜C13(例えば、C8、C9、C10、C11又はC12)置換もしくは未置換のアルキレンアリーレン基が好ましい。
置換もしくは未置換のアルキルメルカプト基は、C1〜C12(例えば、C2、C3、C4、C5、C6、C7、C8、C9、C10又はC11)置換もしくは未置換のアルキルメルカプト基が好ましい。
置換もしくは未置換のアリールメルカプト基は、C6〜C13(例えば、C7、C8、C9、C10、C11又はC12)置換もしくは未置換のアリールメルカプト基が好ましい。
置換もしくは未置換のカルボン酸エステル基は、C2〜C8(例えば、C2、C3、C4、C5、C6、C7又はC8)置換もしくは未置換のカルボン酸エステル基が好ましい。
置換もしくは未置換の炭酸エステル基は、C2〜C8(例えば、C2、C3、C4、C5、C6、C7又はC8)置換もしくは未置換の炭酸エステル基が好ましい。
置換もしくは未置換のスルホン酸エステル基は、C1〜C8(例えば、C2、C3、C4、C5、C6、C7又はC8)置換もしくは未置換のスルホン酸エステル基が好ましい。
置換もしくは未置換の燐酸エステル基は、C1〜C6(例えば、C2、C3、C4、C5又は或C6)置換もしくは未置換の燐酸エステル基が好ましい。
置換もしくは未置換のアルキルアシル基は、C1〜C6(例えば、C2、C3、C4、C5又はC6)のアルキルアシル基が好ましい。
置換もしくは未置換のアリールアシル基は、C7〜C13(例えば、C8、C9、C10、C11又はC12)のアリールアシル基が好ましい。
本発明の構造式Iにおいて、nは、0以上の正整数であり、nは、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、20、50又は100などであってもよいが、列挙された数値に限定されるものではなく、上記数値範囲内の他の列挙されていない数値も同様に適用可能である。
本発明で使用される「置換された」という用語は、特定の原子上のいずれか1つ又は複数の水素原子が特定の群から選択される置換基により置換されたことを意味し、条件は、前記特定の原子が通常の原子価状態を超えず、且つ置換の結果は、安定な化合物を生成することである。置換基がオキソ基又はケトン基(即ち=O)である場合、原子上の2つの水素原子は、置換された。ケトン置換基は、芳香環上に存在していない。「安定な化合物」とは、反応混合物から有効な純度まで十分に頑健に分離され、且つ有効な化合物を調製してなることができることを意味する。
本発明の第2の目的は、上記の反応性難燃剤の調製方法であって、
好ましくは、燐源化合物を、
Figure 2019104910
又は
Figure 2019104910
と共重合反応して燐含有二量体、低量体又は多量体を得るステップと、燐源化合物又は前記調製により得られた燐含有二量体、低量体又は多量体を、少なくとも1つの反応活性基を含む有機化合物と反応して反応性難燃剤を得たステップとを含む調製方法を提供することである。
ただし、前記燐源化合物は、燐の塩化物、燐の含酸素化合物、ハロゲン化燐酸化物、置換もしくは未置換の燐酸エステル、又は置換もしくは未置換の亜燐酸エステルのいずれか1種又は少なくとも2種の組合せであり、前記組合せの典型的であるが非限定的な実例は、燐の塩化物と燐の含酸素化合物との組合せ、燐の含酸素化合物とハロゲン化燐酸化物との組合せ、ハロゲン化燐酸化物と置換もしくは未置換の燐酸エステルとの組合せ、置換もしくは未置換の燐酸エステルと置換もしくは未置換の亜燐酸エステルとの組合せ、又は燐の塩化物と、燐の含酸素化合物と、ハロゲン化燐酸化物との組合せなどを有し、Yは、酸素原子、硫黄原子又はスルホン基のいずれか1種である。
燐源化合物が燐の塩化物又はハロゲン化燐酸化物である場合、
Figure 2019104910
又は
Figure 2019104910
との共重合反応以外、ハロゲン原子を除去するために、求核試薬を添加して燐源化合物におけるハロゲン原子を置換し、無ハロゲン難燃の目的を達成する。
ただし、前記求核試薬は、置換もしくは未置換のナトリウムアルコキシド、置換もしくは未置換の芳香族ナトリウムフェノラート、置換もしくは未置換のアルキルリチウム、又はグリニャール試薬などであっても良く、例えば、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ナトリウムフェノキシド、p−メチルフェノラートナトリウム、β−ナフトールナトリウム、又はt−ブチルリチウムなどである。
本発明の第3の目的は、前記反応性難燃剤は、成形材料及び複合材料を調製するために用いられる上記の難燃剤の使用を提供することである。
本発明は、前記反応性難燃剤は、エポキシ樹脂組成物、ポリエステル組成物、不飽和樹脂組成物、熱硬化型フェノール樹脂、及び珪素樹脂を調製するために用いられる、上記の難燃剤の使用を提供する。
本発明は、前記反応性難燃剤は、ポリウレタン発泡体、ポリウレタン皮革、エポキシ樹脂硬化剤、及びアクリル樹脂接着剤を調製するために用いられる、上記の難燃剤の使用を提供する。
本発明は、前記反応性難燃剤は、銅張積層板、ガラス繊維強化プラスチック、ナイロン難燃剤、及びポッティング材に用いられる、上記の難燃剤の使用を提供する。
従来技術と比較して、本発明は、少なくとも以下の有益な効果を有する。
(1)本発明は、反応性難燃剤を用いて調製してなる成形材料、複合材料、エポキシ樹脂組成物、ポリエステル組成物、ポリウレタン発泡体、ポリウレタン皮革、熱硬化型フェノール樹脂、不飽和樹脂組成物、珪素樹脂、銅張積層板、ガラス繊維強化プラスチック、ポッティング材、及びナイロン組成物が良好な難燃性を有し、燃焼性(UL−94)がV−0レベルまで達することが可能である反応性難燃剤を提供する。
(2)本発明は、前記反応性難燃剤を用いて調製してなる成形材料、複合材料、エポキシ樹脂組成物、ポリエステル組成物、ポリウレタン発泡体、ポリウレタン皮革、熱硬化型フェノール樹脂、不飽和樹脂組成物、珪素樹脂、銅張積層板、ガラス繊維強化プラスチック、ポッティング材、及びナイロン組成物が良好な機械的特性を有する反応性難燃剤を提供する。
(3)本発明は、前記反応性難燃剤を用いて調製してなる成形材料、複合材料、エポキシ樹脂組成物、ポリエステル組成物、ポリウレタン発泡体、ポリウレタン皮革、熱硬化型フェノール樹脂、不飽和樹脂組成物、珪素樹脂、銅張積層板、ガラス繊維強化プラスチック、ポッティング材、及びナイロン組成物が良好な耐水性能を有する反応性難燃剤を提供する。
(4)本発明は、前記反応性難燃剤は、エポキシ樹脂硬化剤及びアクリル樹脂接着剤とすることができ、性能が従来技術における一般的な硬化剤及び接着剤より優れており、材料の難燃性能が更に向上される反応性難燃剤を提供する。
(5)本発明は、合成費用が安く、調製方法が簡単であり、原料の供給源が豊富であり、幅広い適用見通しを有する反応性難燃剤を提供する。
本発明の理解を容易にするために、本発明は、以下のような実施例を列挙する。当業者にとって、前記実施例は、本発明の理解を容易にするためのものにすぎず、本発明に対する具体的な限定と見なされるべきではないことが理解するべきである。
実施例1
本実施例に係る反応性難燃剤の構造は、以下の通りである。
Figure 2019104910
当該反応性難燃剤の調製方法は、以下の通りである。
攪拌装置付きの三口2000mlガラス反応器にジクロロフェニルホスフィン2mol、アセトン200mLを投入し、窒素ガスを導入し、30min攪拌しながら、エチレングリコールジナトリウム1molを滴下し、室温で60min反応し続け、エチレングリコールジナトリウム2molを更に滴下し、室温で120min反応し続け、塩酸2L 1mol/Lを120min滴下して反応した後に、系内の不純物や水分を物理的手段により除去し、系内の溶媒を蒸留により留去し、152.16gの上記構造の反応性難燃剤を得た。
H NMR (CDCl,500MHz):δ7.32〜7.16(m,10H,Ar−H)、4.46〜4.43(t,2H,OH)、3.91〜3.86(t,4H,CH)、3.84〜3.80(t,4H,CH)、3.78〜3.72(t,4H,CH)。
実施例2
本実施例に係る反応性難燃剤の構造は、以下の通りである。
Figure 2019104910
当該反応性難燃剤の調製方法は、以下の通りである。
攪拌装置付きの三口2000mlガラス反応器に燐酸トリメチル2mol、エタノール200mL、パラキシリレンジアミン1mol、水酸化ナトリウム0.1mol、DMAP0.1gを投入し、エタノールが回流するまで昇温し、4h攪拌しながら反応させ、ヒドロキノン2molを更に加え、2h反応させ、塩酸を加えて反応系をpH7まで中和し、系内の不純物や水分を物理的手段により除去し、系内の溶媒を蒸留により留去し、422.37gの上記構造の反応性難燃剤を得た。
H NMR(CDCl,500MHz):δ7.86〜7.82(t,2H,PONH)、6.98〜6.74(m,4H,Ar−H)、6.66〜6.56(m,8H,Ar−H)、4.72〜4.76(s,2H,Ar−OH)、3.72〜3.65(d,4H,CH)、3.34〜3.28(s,6H,CH)。
実施例3
本実施例に係る反応性難燃剤の構造は、以下の通りである。
Figure 2019104910
当該反応性難燃剤の調製方法は、以下の通りである。
攪拌装置付きの三口2000mlガラス反応器に三塩化燐2mol、アセトン200mLを投入し、窒素ガスを導入し、30min攪拌しながらハイドロキノンジナトリウム1molを滴下し、室温で60min反応し続け、エチレンジチオレートジナトリウム4molを更に滴下し、室温で120min反応し続け、2L 1mol/L塩酸を120min滴下して反応した後に、系内の不純物や水分を物理的手段により除去し、系内の溶媒を蒸留により留去し、206.92gの上記構造の反応性難燃剤を得た。
H NMR(CDCl,500MHz):δ6.98〜6.74(m,4H,Ar−H)、2.54〜2.36(m,16H,CH)、2.32〜2.25(t,4H,SH)。
実施例4
本実施例に係る反応性難燃剤の構造は、以下の通りである。
Figure 2019104910
当該反応性難燃剤の調製方法は、以下の通りである。
攪拌装置付きの三口2000mlガラス反応器にオキシ塩化燐2mol、アセトン200mLを投入し、窒素ガスを導入し、30min攪拌しながら1,4−シクロヘキサンジオールジナトリウム1molを滴下し、室温で60min反応し続け、エチレンジチオレートジナトリウム4molを更に滴下し、室温で120min反応し続け、塩酸4L 1mol/Lを滴下して反応した後に、系内の不純物や水分を物理的手段により除去し、系内の溶媒を蒸留により留去し、245.54gの上記構造の反応性難燃剤を得た。
H NMR(CDCl,500MHz):δ4.52〜4.46(t,8H,CH)、3.95〜3.88(m,2H,CH)、2.54〜2.36(m,8H,CH)、2.32〜2.25(t,4H,SH)、1.45〜1.32(m,8H,CH)。
実施例5
本実施例に係る反応性難燃剤の構造は、以下の通りである。
Figure 2019104910
当該反応性難燃剤の調製方法は、以下の通りである。
攪拌装置付きの三口2000mlガラス反応器に三塩化燐2mol、アセトン200mL、エチレンジアミン1mol、水酸化ナトリウム0.1mol、DMAP0.1gを投入し、回流するまで昇温し、3h攪拌しながら反応させ、1,2−シクロペンタン酸ジナトリウム4molを更に加え、室温で6h反応させ、塩酸4L 1mol/Lを滴下して反応した後に、系内の不純物や水分を物理的手段により除去し、系内の溶媒を蒸留により留去し、292.26gの上記構造の反応性難燃剤を得た。
H NMR(CDCl,500MHz):δ11.32〜11.26(s,4H,COOH)、3.27〜3.18(m,4H,CH)、2.64〜2.59(m,4H,CH)、2.32〜2.25(m,4H,CH)、2.12〜2.07(t,2H,NH)、1.68〜1.55(m,24H,CH)。
実施例6
本実施例に係る反応性難燃剤の構造は、以下の通りである。
Figure 2019104910
当該反応性難燃剤の調製方法は、以下の通りである。
攪拌装置付きの三口2000mlガラス反応器に水200mLを投入し、系を氷浴で0℃まで冷却させ、五酸化二燐2molを加え、30min反応させ、氷浴を除去し、トリエチルジアミン1mol、水酸化ナトリウム0.1mol、DMAP0.1gを加え、水100mLを追加し、水が回流するまで昇温し、12h攪拌しながら反応させ、フェノール2mol、3−ヒドロキシブタナール2molを更に加え、2h反応させ、反応終了した後に、中性になるまで水洗し、系内の不純物を物理的手段により除去し、系内の溶媒を蒸留により留去し、274.17gの上記構造の反応性難燃剤を得た。
H NMR(CDCl,500MHz):δ9.86〜9.81(t,2H,CHO)、6.95〜6.72(m,10H,Ar−H)、3.57〜3.52(m,2H,CH)、2.92〜2.85(m,4H,CH)、2.62〜2.55(m,4H,CH)、2.38〜2.32(m,4H,CH)、1.42〜1.35(m,4H,CH)、1.15〜1.10(d,6H,CH)、0.92〜0.86(t,6H,CH)。
実施例7
本実施例に係る反応性難燃剤の構造は、以下の通りである。
Figure 2019104910
当該反応性難燃剤の調製方法は、以下の通りである。
攪拌装置付きの三口5000mlガラス反応器に亜燐酸ジメチル4mol、水400mL、水酸化ナトリウム1mol、エチレングリコールジアセテート3molを投入し、80℃まで昇温し、8h攪拌しながら反応させ、2−ヒドロキシイソブチロニトリル2molを60min滴下し、2h反応し続け、塩酸2L 1mol/Lを120min滴下し、反応終了した後に、中性になるまで水洗し、系内の不純物を物理的手段により除去し、系内の溶媒を蒸留により留去し、312.58gの上記構造の反応性難燃剤を得た。
H NMR(CDCl,500MHz):δ6.31〜6.22(s,4H,PHO)、3.87〜3.81(t,12H,CH)、1.51〜1.46(s,12H,CH)。
実施例8
本実施例に係る反応性難燃剤の構造は、以下の通りである。
Figure 2019104910
当該反応性難燃剤の調製方法は、以下の通りである。
攪拌装置付きの三口5000mlガラス反応器にモノメチルホスフェート4mol、ジフェニルメタンジイソシアネート4mol、及びアセトン500mLを投入し、室温で攪拌しながら2h反応してから、塩化ベンゾイル25gを加え、系内の不純物を物理的手段により除去し、系内の溶媒を蒸留により留去し、374.58gの重合度が200〜500の上記構造の反応性難燃剤を得た。
H NMR(CDCl,500MHz):δ7.82〜7.76(s,2H,PONH)、6.97〜6.85(m,4H,Ar−H)、6.65〜6.57(m,H,Ar−H)、3.98〜3.92(d,2H,CH)、3.45〜3.37(d,3H,CH)。
実施例9
本実施例に係る反応性難燃剤の構造は、以下の通りである。
Figure 2019104910
当該反応性難燃剤の調製方法は、以下の通りである。
攪拌装置付きの三口2000mlガラス反応器にt−ブチルホスホン酸ジクロライド(tert−butylphosphonic dichloride)2mol、エタノール200mL、1,4−ブタンジアミン1mol、水酸化ナトリウム0.1mol、DMAP0.1gを投入し、エタノールが回流するまで昇温し、8h攪拌しながら反応させ、1,4−シクロヘキサンジアミン2molを更に加え、2h反応させ、反応終了した後に、中性になるまで水洗し、系内の不純物や水分を物理的手段により除去し、系内の溶媒を蒸留により留去し、251.37gの上記構造の反応性難燃剤を得た。
H NMR(CDCl,500MHz):δ7.82〜7.63(m,4H,PONH)、4.52〜4.46(t,8H,CH)、3.85〜3.80(m,2H,CH)、2.36〜2.29(m,2H,CH)、2.19〜2.11(d,4H,NH)、1.51〜1.38(m,16H,CH)、0.91〜0.87(s,18H,CH)。
実施例10
本実施例に係る反応性難燃剤の構造は、以下の通りである。
Figure 2019104910
当該反応性難燃剤の調製方法は、以下の通りである。
攪拌装置付きの三口2000mlガラス反応器にフェニルホスホン酸ジクロライド2mol、アセトン200mLを投入し、窒素ガスを導入し、30min攪拌しながら1,6−へキシレングリコールジナトリウム1molを滴下し、室温で2h反応し続け、1−プロペン−3−オール2molを更に滴下し、室温で1h反応し続け、反応終了した後に、中性になるまで水洗し、系内の不純物や水分を物理的手段により除去し、系内の溶媒を蒸留により留去し、247.66gの上記構造の反応性難燃剤を得た。
H NMR(CDCl,500MHz):δ7.59〜7.35(m,10H,Ar−H)、5.72〜5.61(m,2H,CH=CH)、5.03〜4.97(d,4H,CH=CH)、4.68〜4.62(d,2H,CH)、3.87〜3.72(m,4H,CH)、1.42〜1.35(m,8H,CH)。
実施例11
本実施例に係る反応性難燃剤の構造は、以下の通りである。
Figure 2019104910
当該反応性難燃剤の調製方法は、以下の通りである。
実施例10に記載の方法を用いて調製して実施例10における化合物を得てから、反応系にエタンペルオキシ酸2.5molを投入し、2h反応し続け、反応終了した後に、中性になるまで水洗し、系内の不純物や水分を物理的手段により除去し、系内の溶媒を蒸留により留去し、249.36gの上記構造の反応性難燃剤を得た。
H NMR (CDCl,500MHz):δ7.59〜7.35(m,10H,Ar−H)、3.87〜3.72(m,8H,CH)、3.61〜3.42(m,2H,CH)、2.92〜2.85(d,4H,CH)、1.42〜1.35(m,8H,CH)。
実施例12
本実施例に係る反応性難燃剤の構造は、以下の通りである。
Figure 2019104910
攪拌装置付きの三口2000mlガラス反応器に燐酸トリメチル1.1mol、エタノール200mL、4−ビニルベンジルアミン1mol、水酸化ナトリウム0.1mol、DMAP0.1gを投入し、エタノールが回流するまで昇温し、8h攪拌しながら反応させ、反応終了した後に、中性になるまで水洗し、系内の不純物や水分を物理的手段により除去し、系内の溶媒を蒸留により留去し、193.52gの上記構造の反応性難燃剤を得た。
H NMR(CDCl,500MHz):δ7.85〜7.67(t,H,PONH)、7.43〜7.38(d,2H,Ar−H)、6.78〜6.72(d,2H,Ar−H)、6.65〜6.62(t,H,CH=CH)、5.63〜5.58(d,H,CH=CH)、5.20〜5.15(d,H,CH=CH)、3.67〜3.61(d,2H,CH)、3.27〜3.22(s,6H,CH)。
実施例13
本実施例に係る反応性難燃剤の構造は、以下の通りである。
Figure 2019104910
攪拌装置付きの三口2000mlガラス反応器に三塩化燐2mol、アセトン200mL、エタンジチオール1mol、水酸化ナトリウム0.1mol、DMAP0.1gを投入し、回流するまで昇温し、3h攪拌しながら反応させ、1,2−シクロペンタン酸ジナトリウム4molを更に加え、室温で6h反応し続け、メタノール4molを滴下して2h反応し続け、反応後に、系内の不純物や水分を物理的手段により除去し、系内の溶媒を蒸留により留去し、313.22gの上記構造の反応性難燃剤を得た。
H NMR(CDCl,500MHz):δ3.70〜3.64(s,12H,COOCH)、3.26〜3.15(m,4H,CH)、2.92〜2.85(m,4H,CH)、2.32〜2.25(m,4H,CH)、1.68〜1.55(m,24H,CH)。
実施例14
本実施例に係る反応性難燃剤の構造は、以下の通りである。
Figure 2019104910
攪拌装置付きの三口2000mlガラス反応器に水200mLを投入し、系を氷浴で0℃まで冷却させ、五酸化二燐2molを加え、30min反応させ、氷浴を除去し、エチレンジアミン1mol、水酸化ナトリウム0.1mol、DMAP0.1gを加え、水100mLを追加し、水が回流するまで昇温し、12h攪拌しながら反応させ、フェノール2mol、2−クロロ−1,3−ブタジエン2molを更に加え、2h反応させ、反応終了した後に、中性になるまで水洗し、系内の不純物を物理的手段により除去し、系内の溶媒を蒸留により留去し、得られた固体を無水マレイン酸2molと混合して250℃で3h反応させ、461.57gの上記構造の反応性難燃剤を得た。
H NMR(CDCl,500MHz):δ6.95〜6.72(m,10H,Ar−H)、4.85〜4.76(t,2H,RC=CHR)、3.15〜3.08(t,4H,CH)、2.82〜2.85(m,4H,CH)、2.05〜1.98(t,8H,CH)、2.38〜2.32(m,4H,CH)、1.42〜1.35(m,4H,CH)、1.15〜1.10(d,6H,CH)、0.92〜0.86(t,6H,CH)。
本発明により調製してなる水酸基及びイソシアネート基を含む反応性難燃剤の、ポリウレタンフォームへの使用は、以下の通りである。
実施例15
本実施例において、実施例1で調製した反応性難燃剤45重量部を水酸基価が450mgKOH/gのポリエーテルポリオール75重量部、水酸基価が195mgKOH/gのジエチレングリコール無水フタル酸ポリマー(Diethylene glycol phthalic anhydride polymer)25重量部、ポリウレタン整泡剤2重量部、ジメチルシクロヘキサンアミン1.5重量部、DMP−30 1.5重量部、水2重量部、シクロヘプタン20重量部、及びMDI(イソシアネート指数が1.3である)160重量部と混合発泡させてポリウレタンフォームaを調製した。
実施例16
本実施例において、実施例8で調製した反応性難燃剤70重量部を水酸基価が450mgKOH/gのポリエーテルポリオール75重量部、水酸基価が195mgKOH/gのジエチレングリコール無水フタル酸ポリマー25重量部、ポリウレタン整泡剤2重量部、ジメチルシクロヘキサンアミン1.5重量部、DMP−30 1.5重量部、水2重量部、シクロヘプタン20重量部、及びMDI(イソシアネート指数が1.3である)160重量部と混合発泡させてポリウレタンフォームbを調製した。
比較例1
本比較例において、実施例1で調製した反応性難燃剤45重量部の替わりとして、トリフェニルフォスフェート25重量部を使用し、他の条件は、すべて実施例15と同様にし、混合発泡させてポリウレタンフォームcを調製した。
実施例15、16及び比較例1で調製してなるポリウレタンフォームの圧縮強度、引張強度、熱伝導率、寸法安定性及び燃焼性をテストした結果を表1に示す。
Figure 2019104910
表1から分かるように、本発明の実施例1及び8で調製してなる反応性難燃剤を用いて調製してなるポリウレタンフォームの性能は、比較例1よりも全体的に優れている。
本発明により調製してなる水酸基及びイソシアネート基を含む反応性難燃剤の、ポリウレタン皮革への使用は、以下の通りである。
実施例17
本実施例において、実施例1で調製した反応性難燃剤35重量部を固形分(50%)のポリエステルポリウレタン100重量部、固形分(50%)のポリエーテルポリウレタン10重量部、ジメチルホルムアミド100重量部、リグノセルロース10重量部、界面活性剤2重量部、変性シリコーンポリマー1重量部、及び色素5重量部と混合し、ディッピング及びコーティングプロセスを用いて調製してポリウレタン皮革aを得た。
実施例18
本実施例において、実施例2で調製した反応性難燃剤50重量部を固形分(50%)のポリエステルポリウレタン100重量部、固形分(50%)のポリエーテルポリウレタン10重量部、ジメチルホルムアミド100重量部、リグノセルロース10重量部、界面活性剤2重量部、変性シリコーンポリマー1重量部、及び色素5重量部と混合し、ディッピング及びコーティングプロセスを用いて調製してポリウレタン皮革bを得た。
比較例2
本比較例において、実施例1で調製した反応性難燃剤35重量部の替わりとして、トリフェニルフォスフェート20重量部を使用し、他の条件は、すべて実施例17と同様にし、ディッピング及びコーティングプロセスを用いて調製してポリウレタン皮革cを得た。
実施例17、18及び比較例2で調製してなるポリウレタン皮革の透湿率、剥離強度、耐加水分解性能及び燃焼性をテストした結果を表2に示す。ただし、耐加水分解性能は、剥離強度テストを行った後のポリウレタン皮革を25℃の水に24h浸漬した後に、再び剥離強度テストを行った結果である。
Figure 2019104910
表2から分かるように、本発明の実施例1及び8で調製してなる反応性難燃剤を用いて調製してなるポリウレタン皮革の性能は、比較例2よりも全体的に優れている。
本発明により調製してなるフェノール性水酸基及びメルカプト基を含む反応性難燃剤の、銅張積層板への使用は、以下の通りである。
実施例19
本実施例において、エポキシ当量が350g/eqのエポキシ樹脂100重量部に適当なブタノンを加えて溶解し、実施例2で得た反応性難燃剤25重量部を更に加えて溶解してから、ジシアンジアミド5重量部及び0.2重量部のジメチルイミダゾールを加えて溶解した後に、公知の方法に従って粘着シート及び銅張積層板aを製造した。
実施例20
本実施例において、エポキシ当量が350g/eqのエポキシ樹脂100重量部に適当なブタノンを加えて溶解し、実施例3で得た反応性難燃剤25重量部を更に加えて溶解してから、ビスフェノールFフェノール樹脂15重量部及び0.2重量部のジメチルイミダゾールを加えて溶解した後に、公知の方法に従って粘着シート及び銅張積層板bを製造した。
比較例3
本比較例において、実施例2で調製した反応性難燃剤の替わりとして、FYROL PMPを使用し、他の条件は、すべて実施例19と同様にし、銅張積層板cを製造した。
実施例19、20及び比較例3で調製してなる銅張積層板の性能を測定した結果を表3に示す。
Figure 2019104910
表3から分かるように、本発明の実施例2及び3を用いて調製してなる銅張積層板の性能は、比較例3よりも全体的に優れている。
本発明により調製してなるメルカプト基を含む反応性難燃剤の、低温エポキシ樹脂硬化剤への使用は、以下の通りである。
実施例21
本実施例において、実施例19におけるジシアンジアミド5重量部の替わりとして、実施例3で調製してなる反応性難燃剤を使用する以外、他の条件は、すべて実施例19と同様にし、銅張積層板dを得た。
実施例22
本実施例において、実施例19におけるビスフェノールFフェノール樹脂15重量部の替わりとして、実施例4で調製してなる反応性難燃剤を使用する以外、他の条件は、すべて実施例19と同様にし、銅張積層板eを得た。
実施例21及び22で調製してなるエポキシ樹脂組成物の性能を測定した結果を表4に示す。実施例21及び22における硬化は、10℃で行い、且つ混合直後の5minにエポキシ樹脂組成物の性能を測定した結果を表4に示す。
Figure 2019104910
表4から分かるように、本発明の実施例3及び実施例4で調製してなる反応性難燃剤は、通常のエポキシ樹脂硬化剤を完全に代替可能であり、且つエポキシ樹脂を低温で迅速に硬化させるとともに本来の性能を保持することができる。
本発明により調製してなるアルデヒド基及びエステル基を含む反応性難燃剤の、熱硬化型フェノール樹脂への使用は、以下の通りである。
実施例23
本実施例において、実施例6で調製してなる反応性難燃剤250重量部をフェノール500重量部、ホルムアルデヒド517重量部、トリエタノールアミン触媒10重量部と50℃で2h反応させ、反応終了した後に、30℃まで降温し、シランカップリング剤1重量部を加えて熱硬化型フェノール樹脂aを得た。
実施例24
本実施例において、実施例13で調製してなる反応性難燃剤250重量部をフェノール500重量部、ホルムアルデヒド517重量部、トリエタノールアミン触媒10重量部と50℃で2h反応させ、反応終了した後に、30℃まで降温し、シランカップリング剤1重量部を加えて熱硬化型フェノール樹脂bを得た。
比較例4
本比較例において、実施例6で調製してなる難燃剤250重量部の替わりとして、トリス(ジエチルホスフィン酸)アルミニウム250重量部を使用し、他の条件は、すべて実施例23と同様にし、熱硬化型フェノール樹脂cを得た。
実施例23、24及び比較例4で調製してなる熱硬化型エポキシ樹脂の性能をテストした結果を表5に示す。ただし、耐水性試験は、実施例及び比較例で調製してなる熱硬化型フェノール樹脂を引張強度テストした後に、25℃の水に7日間浸漬した後、再び引張強度試験を行った結果である。
Figure 2019104910
表5から分かるように、フェノール樹脂に実施例6及び13で調製してなる反応性難燃剤を添加した後に硬化温度が大幅に低下し、常温で80℃まで加熱すると、硬化可能になり、且つ引張強度、耐衝撃強度及び耐水性は、すべて本発明により調製してなる反応性難燃剤を添加していないフェノール樹脂よりも優れている。
本発明により調製してなるカルボキシル基及びエステル基を含む反応性難燃剤の、ポリエステル組成物への使用は、以下の通りである。
実施例25
本実施例において、実施例5で調製してなる反応性難燃剤25重量部、ポリ(1,4−シクロヘキシレンジメチレン)テレフタレート10重量部、ポリエチレンテレフタレート43重量部、ガラス繊維30重量部、タルク0.5重量部、ペンタエリスリトールテトラステアレート1.5重量部を混合してポリエステル組成物aを調製した。
実施例26
本実施例において、実施例13で調製してなる反応性難燃剤27重量部、ポリ(1,4−シクロヘキシレンジメチレン)テレフタレート10重量部、ポリエチレンテレフタレート43重量部、ガラス繊維30重量部、タルク0.5重量部、ペンタエリスリトールテトラステアレート1.5重量部を混合してポリエステル組成物bを調製した。
比較例5
本比較例において、実施例5で調製してなる反応性難燃剤25重量部の替わりとして、トリス(ジエチルホスフィン酸)アルミニウム25重量部を使用し、他の条件は、すべて実施例24と同様にし、混合して調製してポリエステル組成物cを得た。
実施例25、26及び比較例5で調製してなるポリエステル組成物の性能をテストした結果を表6に示す。
Figure 2019104910
表6から分かるように、ポリエステル組成物は、本発明の実施例5及び13で調製してなる反応性難燃剤を添加した後に、比較例5と比較して、ポリエステル組成物の機械的特性が顕著に向上され、且つ燃焼性がV−0レベルに達することが可能である。
本発明により調製してなるシアノ基及びアルデヒド基を含む反応性難燃剤の、アクリル樹脂接着剤への使用は、以下の通りである。
実施例27
本実施例において、実施例7で調製してなる反応性難燃剤20重量部をメタクリル酸メチル127重量部、MBS 14重量部、メタクリル酸14重量部、クロロプレンゴム14重量部、1,4−ヒドロキノン1重量部、ジクミルパーオキシド1重量部と混合して調製してアクリル樹脂接着剤aを得た。
実施例28
本実施例において、実施例6で調製してなる反応性難燃剤50重量部をメタクリル酸メチル127重量部、MBS 14重量部、メタクリル酸14重量部、クロロプレンゴム14重量部、1,4−ヒドロキノン1重量部、ジクミルパーオキシド1重量部と混合して調製してアクリル樹脂接着剤bを得た。
比較例6
本比較例において、実施例7で調製してなる反応性難燃剤20重量部の替わりとして、アルデヒドアミン縮合物20重量部を使用し、その他は、すべて実施例26と同様にし、混合して調製してアクリル樹脂接着剤cを得た。
実施例27、28及び比較例6で調製してなるアクリル樹脂接着剤の性能をテストした結果を表7に示す。
Figure 2019104910
表7から分かるように、ポリエステル組成物は、本発明の実施例6及び7で調製してなる反応性難燃剤を添加した後に、比較例6と比較して、アクリル樹脂接着剤の機械的特性が顕著に向上され、且つ燃焼性がV−0レベルに達することが可能である。
本発明により調製してなるアミノ基及びカルボキシル基を含む反応性難燃剤の、ナイロン複合材料への使用は、以下の通りである。
実施例29
本実施例において、実施例9で調製してなる反応性難燃剤30重量部をナイロン610 81重量部、ナイロン66 23重量部、ビニルトリエトキシシラン0.7重量部、水酸化マグネシウム12重量部、酸化防止剤1010 0.6重量部、ガラス繊維34重量部、及びビスステアリン酸アミド0.8重量部と混合して調製してナイロン複合材料aを得た。
実施例30
本実施例において、実施例5で調製してなる反応性難燃剤30重量部をナイロン610 81重量部、ナイロン66 23重量部、ビニルトリエトキシシラン0.7重量部、水酸化マグネシウム12重量部、酸化防止剤1010 0.6重量部、ガラス繊維34重量部、及びビスステアリン酸アミド0.8重量部と混合して調製してナイロン複合材料bを得た。
比較例7
本比較例において、実施例9で調製してなる反応性難燃剤30重量部の替わりとして、ジヒドロキシベンゼンテトラフェニルジホスフェート30重量部を使用し、他の条件は、すべて実施例27と同様にし、混合して調製してナイロン複合材料cを得た。
実施例29、30及び比較例7で調製してなるナイロン複合材料の圧縮強度、引張強度、ノッチ付き衝撃強度及び燃焼性をテストした結果を表8に示す。
Figure 2019104910
表8から分かるように、本発明の実施例5及び9で調製してなる反応性難燃剤を用いて調製してなるナイロン複合材料の性能は、比較例7よりも全体的に優れている。
本発明により調製してなる不飽和アルキル基及び不飽和シクロアルキル基を含む反応性難燃剤の、不飽和樹脂組成物への使用は、以下の通りである。
実施例31
本実施例において、実施例10で調製した反応性難燃剤40重量部をメタクリル酸メチル15重量部、メタクリル酸ブチル15重量部、アクリル酸エチル11重量部、メタクリル酸1重量部、アクリル酸ヒドロキシプロピル13重量部、トリフルオロエチルメタクリレート45重量部、過酸化ベンゾイル2重量部、キシレン70重量部、ブタノン20重量部、及びシクロヘキサノン10重量部と混合して調製して架橋型アクリル樹脂組成物aを得た。
実施例32
本実施例において、実施例12で調製した反応性難燃剤40重量部をメタクリル酸メチル15重量部、メタクリル酸ブチル15重量部、アクリル酸エチル11重量部、メタクリル酸1重量部、アクリル酸ヒドロキシプロピル13重量部、トリフルオロエチルメタクリレート45重量部、過酸化ベンゾイル2重量部、キシレン70重量部、ブタノン20重量部、及びシクロヘキサノン10重量部と混合して架橋型アクリル樹脂組成物bを調製した。
比較例8
本比較例において、実施例10で調製した反応性難燃剤40重量部の替わりとして、トリフェニルフォスフェート40重量部を使用し、他の条件は、すべて実施例28同様にし、混合して架橋型アクリル樹脂組成物cを調製した。
実施例31、32及び比較例8で調製してなるアクリル樹脂組成物の圧縮強度、引張強度、熱伝導率、耐水性能及び燃焼性をテストした結果を表9に示す。耐水性能は、圧縮強度をテストした後のポリウレタン皮革を25℃の水に24h浸漬した後に、再び圧縮強度試験を行った結果である。
Figure 2019104910
表9から分かるように、本発明の実施例10及び12で調製してなる反応性難燃剤を用いて調製してなるアクリル樹脂組成物の性能は、比較例8よりも全体的に優れている。
本発明により調製してなる不飽和アルキル基及び不飽和シクロアルキル基を含む反応性難燃剤の、ガラス繊維強化プラスチックへの使用は、以下の通りである。
実施例33
本実施例において、実施例10で調製した反応性難燃剤55重量部をビスフェノールA型不飽和ポリエステル樹脂50重量部、ポリビニルアセテートとポリメタクリル酸メチルとのブロック共重合体20重量部、イソオクタン酸コバルト1重量部、ジベンゾイルペルオキシド0.5重量部、メチルエチルケトンパーオキサイド2重量部、軽質酸化マグネシウム0.15重量部、強化酸化アルミニウム100重量部、ステアリン酸亜鉛2重量部、及びガラス繊維100重量部と混合し、且つ中温で硬化してガラス繊維強化プラスチックaを調製した。
実施例34
本実施例において、実施例12で調製した反応性難燃剤55重量部をビスフェノールA型不飽和ポリエステル樹脂50重量部、ポリビニルアセテートとポリメタクリル酸メチルとのブロック共重合体20重量部、イソオクタン酸コバルト1重量部、ジベンゾイルペルオキシド0.5重量部、メチルエチルケトンパーオキサイド2重量部、軽質酸化マグネシウム0.15重量部、強化酸化アルミニウム100重量部、ステアリン酸亜鉛2重量部、及びガラス繊維100重量部と混合し、且つ中温で硬化してガラス繊維強化プラスチックbを調製した。
比較例9
本比較例において、実施例10で調製した反応性難燃剤55重量部の替わりとして、メチルホスホン酸ジメチル55重量部を使用し、他の条件は、すべて実施例30と同様にし、混合して且つ中温で硬化してガラス繊維強化プラスチックcを調製した。
実施例33、34及び比較例9で調製してなるガラス繊維強化プラスチックの圧縮強度、引張強度、熱伝導率、寸法安定性及び燃焼性をテストした結果を表10に示す。
Figure 2019104910
表10から分かるように、本発明の実施例10及び12で調製してなる反応性難燃剤を用いて調製してなるガラス繊維強化プラスチックの性能は、比較例9よりも全体的に優れている。
本発明により調製してなるシアノ基及びエポキシ基を含む反応性難燃剤の、エポキシ樹脂組成物への使用は、以下の通りである。
実施例35
本実施例において、実施例11で調製してなる反応性難燃剤60重量部、エポキシ当量が195g/eqのo-メチルフェノールエポキシ樹脂100重量部とフタル酸無水物53重量部、2−メチルイミダゾール0.5重量部、及び二酸化珪素85重量部を混合した後にエポキシ樹脂組成物aを得た。
実施例36
本実施例において、実施例7で調製してなる反応性難燃剤30重量部、エポキシ当量が195g/eqのo-メチルェノールエポキシ樹脂100重量部とフタル酸無水物53重量部、2−メチルイミダゾール0.5重量部、及び二酸化珪素85重量部を混合した後にエポキシ樹脂組成物bを得た。
比較例10
本比較例において、実施例11で調製した反応性難燃剤の替わりとして、FYROL PMPを使用し、他の条件は、すべて実施例35と同様にし、混合した後にエポキシ樹脂組成物cを得た。
実施例35、36及び比較例10で調製してなるエポキシ樹脂組成物の性能を測定した結果を表11に示す。(具体的なテスト方法は、当業者に熟知されているため、この方法は、本明細書に詳細に説明しない。)
Figure 2019104910
上記表の試験データから分かるように、本発明の実施例7及び11で調製してなる反応性難燃剤を用いて得たエポキシ樹脂組成物のTは、207℃に達することが可能であり、飽和吸水率は、0.13%であり、熱分解温度は、377℃に達することが可能であり、曲げ強度は、18.5kg/mmに達することが可能であり、燃焼性(UL−94)は、V−0レベルまで達することが可能である。
本発明により調製してなる酸無水物基及びフェノール性水酸基を含む反応性難燃剤の、ポッティング材への使用は、以下の通りである。
実施例37
本実施例において、実施例14で調製してなる反応性難燃剤30重量部を液状ビスフェノールAエポキシ樹脂100重量部、メチルテトラヒドロフタル酸無水物60重量部、二酸化珪素20重量部、ジメチルシリコーンオイル5重量部と混合して調製してポッティング材aを得た。
実施例38
本実施例において、実施例2で調製してなる反応性難燃剤21重量部を液状ビスフェノールAエポキシ樹脂100重量部、メチルテトラヒドロフタル酸無水物60重量部、二酸化珪素20重量部、ジメチルシリコーンオイル5重量部と混合して調製してポッティング材bを得た。
比較例11
本比較例において、液状ビスフェノールAエポキシ樹脂100重量部、メチルテトラヒドロフタル酸無水物85重量部、二酸化珪素20重量部、ジメチルシリコーンオイル5重量部を混合して調製してポッティング材cを得た。
実施例37、38及び比較例11で調製してなるポッティング材の性能をテストしたテスト結果を12に示す。
Figure 2019104910
表12から分かるように、本発明の実施例2及び14で調製してなる反応性難燃剤を用いて調製してなるポッティング材の性能は、比較例11よりも全体的に優れている。
本発明により調製してなるアミノ基及び酸無水物基を含む反応性難燃剤の、珪素樹脂への使用は、以下の通りである。
実施例39
本実施例において、実施例9で調製してなる反応性難燃剤45重量部をポリジメチルシロキサン100重量部、ポリフェニルエトキシシロキサン100重量部、酸化防止剤1010 10重量部、シランカップリング剤10重量部と混合して調製して珪素樹脂aを得た。
実施例40
本実施例において、実施例14で調製してなる反応性難燃剤55重量部をポリジメチルシロキサン100重量部、ポリフェニルエトキシシロキサン100重量部、酸化防止剤1010 10重量部、シランカップリング剤10重量部と混合して調製して珪素樹脂bを得た。
比較例12
本比較例において、実施例9で調製してなる反応性難燃剤45重量部の替わりとして、水酸化アルミニウム45重量部を使用し、他の条件は、すべて実施例39と同様にし、混合して調製して珪素樹脂cを得た。
実施例39、40及び比較例12で調製してなる珪素樹脂の性能をテストしたテスト結果を表13に示す。
Figure 2019104910
表13から分かるように、本発明の実施例9及び14で調製してなる反応性難燃剤を用いて調製してなる珪素樹脂の性能は、比較例12よりも全体的に優れている。
本発明により調製してなる水酸基及びメルカプト基を含む反応性難燃剤の、TPUケーブル材料への使用は、以下の通りである。
実施例41
本実施例において、実施例1で調製してなる反応性難燃剤20重量部をTPU 75重量部、無水マレイン酸グラフトSEBS 10重量部、ポリテトラフルオロエチレン1重量部、ポリカルボジイミド1重量部、酸化防止剤1010 0.5重量部と混合してTPUケーブル材料aを得た。
実施例42
本実施例において、実施例2で調製してなる反応性難燃剤20重量部をTPU 75重量部、無水マレイン酸グラフトSEBS 10重量部、ポリテトラフルオロエチレン1重量部、ポリカルボジイミド1重量部、酸化防止剤1010 0.5重量部と混合してTPUケーブル材料bを得た。
比較例13
本比較例において、実施例1で調製してなる反応性難燃剤20重量部の替わりとして、ポリ燐酸アンモニウム20重量部を使用する以外、他の条件は、すべて実施例19と同様にし、混合してTPUケーブル材料cを得た。
実施例41、42及び比較例13で得たTPUケーブル材料の機械的特性、耐水性能、耐熱性能及び難燃性能をテストした結果を表14に示す。ただし、耐水性試験は、実施例及び比較例で調製してなるTPUケーブル材料を引張強度テスト後に25℃の水で7日浸漬した後に、再び引張強度試験を行った結果である。
Figure 2019104910
表14から分かるように、本発明の実施例1及び2に記載の反応性難燃剤を添加して調製してなるTPUケーブル材料の熱分解温度は、280℃以上に達することが可能であり、引張強度は、29.5MPaに達することが可能であり、破断伸びは、156%に達することが可能であり、耐水性テスト後に引張強度が10%未満低下し、且つ燃焼性テストがV−0レベルに達することが可能であり、優れた機械的特性、耐水性能、耐熱性能及び難燃性能を有し、APPを用いた難燃剤である比較例13よりも全体的に優れている。
本発明は、上記実施例によって本発明の詳細なプロセス設備及びプロセスフローを説明したが、上記の詳細なプロセス設備及びプロセスフローに限定されず、即ち、上記の詳細なプロセス設備及びプロセスフローに依拠しなければならないことを意味しないことを本出願人より声明する。当業者にとって、本発明に対する任意の改善、本発明の製品の各原料の等価置換及び補助成分の添加、具体的な手段の選択などは、すべて本発明の保護範囲及び開示範囲内にあることが明らかである。

Claims (10)

  1. 下式Iに示す構造を有する、ことを特徴とする反応性難燃剤。
    Figure 2019104910
    (ただし、RとRは、独立して水素原子又はその化学的環境を満たす任意基であり、Rは、反応活性を有する基であり、Rは、存在しないか又は水素原子又はその化学的環境を満たす任意基であり、Rは、VIA族元素であるか又は存在せず、Xは、酸素原子、硫黄原子又は窒素原子のいずれか1種であり、nは、0以上の正整数である。)
    (ただし、Rは、
    Figure 2019104910
    又は
    Figure 2019104910
    であり、
    R’とR'’は、その化学的環境を満たす任意基であり、RとRは、水素原子又はその化学的環境を満たす任意基であり、Yは、酸素原子、硫黄原子又はスルホン基のいずれか1種である。)
  2. 前記Rは、水酸基、フェノール性水酸基、メルカプト基、フェノール性メルカプト基、アルデヒド基、カルボキシル基、エステル基、酸無水物基、シアノ基、イソシアネート基、エポキシ基、アミノ基、置換もしくは未置換の不飽和アルキル基、又は置換もしくは未置換の不飽和シクロアルキル基の少なくとも1種を含む基である、ことを特徴とする請求項1に記載の難燃剤。
  3. 前記RとRは、それぞれ独立して置換もしくは未置換のアルキル基、置換もしくは未置換のシクロアルキル基、置換もしくは未置換のアリール基、置換もしくは未置換のヘテロアリール基、置換もしくは未置換のアリールアルキル基、置換もしくは未置換のアルキルアリール基、置換もしくは未置換のヘテロアリールアルキル基、置換もしくは未置換のアルキルヘテロアリール基、置換もしくは未置換のアルコキシ基、置換もしくは未置換のシクロアルキルオキシ基、置換もしくは未置換のアリールオキシ基、置換もしくは未置換のアリールアルコキシ基、置換もしくは未置換のアルキルアリールオキシ基、置換もしくは未置換のヘテロアリールアルコキシ基、置換もしくは未置換のアルキルヘテロアリールオキシ基、置換もしくは未置換のアルキルアミノ基、置換もしくは未置換のシクロアルキルアミノ基、置換もしくは未置換のアリールアミノ基、置換もしくは未置換のアリールアルキルアミノ基、置換もしくは未置換のアルキルアリールアミノ基、置換もしくは未置換のヘテロアリールアルキルアミノ基、置換もしくは未置換のアルキルヘテロアリールアミノ基、置換もしくは未置換のアルキルメルカプト基、置換もしくは未置換のアリールメルカプト基、置換もしくは未置換のカルボン酸エステル基、置換もしくは未置換の炭酸エステル基、置換もしくは未置換のスルホン酸エステル基、又は置換もしくは未置換の燐酸エステル基のいずれか1種であり、
    好ましくは、R又はRは、それぞれ独立して式I中の、
    Figure 2019104910
    基は同じである、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の難燃剤。
  4. 前記Rは、置換もしくは未置換のアルキル基、置換もしくは未置換のシクロアルキル基、置換もしくは未置換のアリール基、置換もしくは未置換のヘテロアリール基、置換もしくは未置換のアリールアルキル基、置換もしくは未置換のアルキルアリール基、置換もしくは未置換のヘテロアリールアルキル基、又は置換もしくは未置換のアルキルヘテロアリール基のいずれか1種である、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の難燃剤。
  5. 前記RとRは、それぞれ独立して水素原子、置換もしくは未置換のアルキル基、置換もしくは未置換のシクロアルキル基、置換もしくは未置換のアリール基、置換もしくは未置換のヘテロアリール基、置換もしくは未置換のアリールアルキル基、置換もしくは未置換のアルキルアリール基、置換もしくは未置換のヘテロアリールアルキル基、又は置換もしくは未置換のアルキルヘテロアリール基のいずれか1種であり、
    好ましくは、前記R’とR'’は、それぞれ独立して置換もしくは未置換の直鎖状もしくは分岐状アルキレン基、置換もしくは未置換のシクロアルキレン基、置換もしくは未置換のアリーレン基、置換もしくは未置換のヘテロアリーレン基、置換もしくは未置換のアリーレンアルキレン基、置換もしくは未置換のアルキレンアリーレン基、置換もしくは未置換のアルキレンヘテロアリーレン基、又は置換もしくは未置換のヘテロアリーレンアルキレン基のいずれか1種である、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の難燃剤。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の反応性難燃剤の調製方法であって、
    好ましくは、燐源化合物を、
    Figure 2019104910
    又は
    Figure 2019104910
    と共重合反応して燐含有二量体、低量体又は多量体を得るステップと、燐源化合物又は前記調製により得られた燐含有二量体、低量体又は多量体を、少なくとも1つの反応活性基を含む有機化合物と反応して反応性難燃剤を得たステップとを含み、
    前記燐源化合物は、燐の塩化物、燐の含酸素化合物、ハロゲン化燐酸化物、置換もしくは未置換の燐酸エステル、又は置換もしくは未置換の亜燐酸エステルのいずれか1種又は少なくとも2種の組合せであり、Yは、酸素原子、硫黄原子又はスルホン基のいずれか1種である、ことを特徴とする調製方法。
  7. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の反応性難燃剤の使用であって、
    前記反応性難燃剤は、成形材料及び複合材料を調製するために用いられる、ことを特徴とする使用。
  8. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の反応性難燃剤の使用であって、
    前記反応性難燃剤は、エポキシ樹脂組成物、ポリエステル組成物、不飽和樹脂組成物、熱硬化型フェノール樹脂、及び珪素樹脂を調製するために用いられる、ことを特徴とする使用。
  9. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の反応性難燃剤の使用であって、
    前記反応性難燃剤は、ポリウレタン発泡体、ポリウレタン皮革、エポキシ樹脂硬化剤、及びアクリル樹脂接着剤を調製するために用いられる、ことを特徴とする使用。
  10. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の反応性難燃剤の使用であって、
    前記反応性難燃剤は、銅張積層板、ガラス繊維強化プラスチック、ナイロン難燃剤、及びポッティング材に用いられる、ことを特徴とする使用。
JP2018230368A 2017-12-11 2018-12-07 反応性難燃剤及びその調製方法並びに使用 Pending JP2019104910A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN201711306489.5 2017-12-11
CN201711306489.5A CN109897149A (zh) 2017-12-11 2017-12-11 一种反应性阻燃剂及其制备方法和应用

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019104910A true JP2019104910A (ja) 2019-06-27

Family

ID=66941977

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018230368A Pending JP2019104910A (ja) 2017-12-11 2018-12-07 反応性難燃剤及びその調製方法並びに使用

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2019104910A (ja)
CN (1) CN109897149A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112480398A (zh) * 2019-09-11 2021-03-12 广东广山新材料股份有限公司 一种阻燃性聚酰胺树脂及其制备方法和应用
CN115832625A (zh) * 2021-12-02 2023-03-21 宁德时代新能源科技股份有限公司 阻燃剂和包含其的二次电池

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110437526A (zh) * 2019-08-15 2019-11-12 李圣杰 一种耐腐蚀防火电缆及其加工工艺
CN112442069A (zh) * 2019-08-28 2021-03-05 广东广山新材料股份有限公司 一种带有胺基的含磷阻燃剂及其制备方法和应用
CN112442077A (zh) * 2019-08-28 2021-03-05 广东广山新材料股份有限公司 一种带有反应基团的含磷阻燃剂及其制备方法和应用
CN112442067A (zh) * 2019-08-28 2021-03-05 广东广山新材料股份有限公司 一种带有羟基的含磷氮阻燃剂及其制备方法和应用
CN112442162A (zh) * 2019-08-28 2021-03-05 广东广山新材料股份有限公司 一种带有羟基的含磷阻燃剂及其制备方法和应用
EP4423149A1 (en) * 2021-10-26 2024-09-04 3M Innovative Properties Company Flame retardant pressure-sensitive adhesive and method of making
CN114106047B (zh) * 2021-11-24 2024-01-26 中节能万润股份有限公司 一种含膦异氰酸酯类电解液添加剂及其应用
CN113930120B (zh) * 2021-11-29 2022-05-13 河南蓝翎环科防水材料有限公司 高强度防爆防护涂料及其生产工艺

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54122255A (en) * 1978-03-11 1979-09-21 Cosmo Co Ltd Phosphorus-containing vinylphenol derivative and its preparation
JPS58185631A (ja) * 1982-04-24 1983-10-29 Daihachi Kagaku Kogyosho:Kk 難燃性熱硬化性樹脂
WO2003020785A1 (fr) * 2001-08-31 2003-03-13 Daihachi Chemical Industry Co., Ltd. Compositions permettant de produire des mousses polyurethannes souples ignifuges
JP2004137316A (ja) * 2002-10-16 2004-05-13 Asahi Denka Kogyo Kk 防火性シーリング材
WO2005012415A1 (ja) * 2003-08-01 2005-02-10 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. 反応性難燃剤及びそれを用いた難燃性樹脂加工品
WO2008105200A1 (ja) * 2007-02-26 2008-09-04 Showa Highpolymer Co., Ltd. 難燃性接着剤組成物、フレキシブル銅張積層板及びカバーレイフィルム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102532599A (zh) * 2011-12-15 2012-07-04 青海师范大学 液态无卤磷氮协同阻燃剂及其制备方法
CN103073746B (zh) * 2013-01-10 2014-04-23 苏州安鸿泰新材料有限公司 含dopo和活性双键的反应型含磷阻燃剂及其制备方法与应用
CN106117600A (zh) * 2016-07-01 2016-11-16 中国科学院山西煤炭化学研究所 含磷阻燃剂及合成方法和在聚氨酯硬泡中的应用
CN107353438A (zh) * 2017-07-20 2017-11-17 沈阳化工大学 一种含磷、氮阻燃剂及其制备方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54122255A (en) * 1978-03-11 1979-09-21 Cosmo Co Ltd Phosphorus-containing vinylphenol derivative and its preparation
JPS58185631A (ja) * 1982-04-24 1983-10-29 Daihachi Kagaku Kogyosho:Kk 難燃性熱硬化性樹脂
WO2003020785A1 (fr) * 2001-08-31 2003-03-13 Daihachi Chemical Industry Co., Ltd. Compositions permettant de produire des mousses polyurethannes souples ignifuges
JP2004137316A (ja) * 2002-10-16 2004-05-13 Asahi Denka Kogyo Kk 防火性シーリング材
WO2005012415A1 (ja) * 2003-08-01 2005-02-10 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. 反応性難燃剤及びそれを用いた難燃性樹脂加工品
WO2008105200A1 (ja) * 2007-02-26 2008-09-04 Showa Highpolymer Co., Ltd. 難燃性接着剤組成物、フレキシブル銅張積層板及びカバーレイフィルム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112480398A (zh) * 2019-09-11 2021-03-12 广东广山新材料股份有限公司 一种阻燃性聚酰胺树脂及其制备方法和应用
CN112480398B (zh) * 2019-09-11 2023-11-07 广东广山新材料股份有限公司 一种阻燃性聚酰胺树脂及其制备方法和应用
CN115832625A (zh) * 2021-12-02 2023-03-21 宁德时代新能源科技股份有限公司 阻燃剂和包含其的二次电池

Also Published As

Publication number Publication date
CN109897149A (zh) 2019-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2019104910A (ja) 反応性難燃剤及びその調製方法並びに使用
JP3092009B2 (ja) 難燃剤及び該難燃剤を含有した熱硬化性難燃性樹脂組成物
EP1306400B1 (en) Flame retardant epoxy resin modified with phosphorus and silicon
CN106243385A (zh) 一种dopo基阻燃剂及其制备方法
JP6124876B2 (ja) ハロゲン非含有着火耐性ポリマーの製造に有用なリン含有化合物
KR20130006371A (ko) 일작용성, 이작용성 및 다작용성 포스핀 화합물 및 이의 유도체 및 이의 제조 방법
TWI387588B (zh) 含磷基團化合物及其在阻燃上的應用
EP2471840A1 (en) Cross-linked polyphosphonate, method of preparing the same, and flame retardant thermoplastic resin composition including the same
CN109897167A (zh) 一种反应性阻燃剂及其制备方法和应用
Levchik et al. Developments in phosphorus flame retardants
JPS6041093B2 (ja) 可燃性合成樹脂の難燃化方法
JPH02180875A (ja) 難燃剤
CN115785157B (zh) 一种膦酰杂环状膦酸酯类化合物及其制备和应用
KR101044656B1 (ko) 난연 화합물
JPH09176376A (ja) 難燃性ポリマー性組成物
NL2007946C2 (en) Polyphosphonate, method of preparing the same, and flame retardant thermoplastic resin composition including the same.
CN109265666A (zh) 一种玻璃钢基体用反应型阻燃不饱和聚酯树脂
US4086303A (en) Copolycondensation products of β-haloalkyl phosphates and dialkyl phosphonates
CN112442074A (zh) 一种反应型阻燃剂及其制备方法和应用
US5854361A (en) Process for preparing phosphorus-modified epoxy resins
CN109897220A (zh) 一种反应性阻燃剂及其制备方法和应用
US5830973A (en) Phosphorus-modified epoxy resins comprising epoxy resins and phosphorus-containing compounds
CN109265665B (zh) 一种生产玻璃钢专用含磷不饱和聚酯树脂及其制备方法
CN109897156A (zh) 一种反应性阻燃剂及其制备方法和应用
CN112442082A (zh) 一种反应型阻燃剂及其制备方法和应用

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181211

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190808

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190820

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200303

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200602

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20201104