JP2019104910A - 反応性難燃剤及びその調製方法並びに使用 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の第1の目的は、下式Iに示す構造を有する、反応性難燃剤を提供することである。
(ただし、Rは、
R’とR'’は、その化学的環境を満たす任意基であり、R6とR7は、水素原子又はその化学的環境を満たす任意基であり、Yは、酸素原子、硫黄原子又はスルホン基のいずれか1種である。)
好ましくは、燐源化合物を、
本実施例に係る反応性難燃剤の構造は、以下の通りである。
攪拌装置付きの三口2000mlガラス反応器にジクロロフェニルホスフィン2mol、アセトン200mLを投入し、窒素ガスを導入し、30min攪拌しながら、エチレングリコールジナトリウム1molを滴下し、室温で60min反応し続け、エチレングリコールジナトリウム2molを更に滴下し、室温で120min反応し続け、塩酸2L 1mol/Lを120min滴下して反応した後に、系内の不純物や水分を物理的手段により除去し、系内の溶媒を蒸留により留去し、152.16gの上記構造の反応性難燃剤を得た。
1H NMR (CDCl3,500MHz):δ7.32〜7.16(m,10H,Ar−H)、4.46〜4.43(t,2H,OH)、3.91〜3.86(t,4H,CH2)、3.84〜3.80(t,4H,CH2)、3.78〜3.72(t,4H,CH2)。
本実施例に係る反応性難燃剤の構造は、以下の通りである。
攪拌装置付きの三口2000mlガラス反応器に燐酸トリメチル2mol、エタノール200mL、パラキシリレンジアミン1mol、水酸化ナトリウム0.1mol、DMAP0.1gを投入し、エタノールが回流するまで昇温し、4h攪拌しながら反応させ、ヒドロキノン2molを更に加え、2h反応させ、塩酸を加えて反応系をpH7まで中和し、系内の不純物や水分を物理的手段により除去し、系内の溶媒を蒸留により留去し、422.37gの上記構造の反応性難燃剤を得た。
1H NMR(CDCl3,500MHz):δ7.86〜7.82(t,2H,PONH)、6.98〜6.74(m,4H,Ar−H)、6.66〜6.56(m,8H,Ar−H)、4.72〜4.76(s,2H,Ar−OH)、3.72〜3.65(d,4H,CH2)、3.34〜3.28(s,6H,CH3)。
本実施例に係る反応性難燃剤の構造は、以下の通りである。
攪拌装置付きの三口2000mlガラス反応器に三塩化燐2mol、アセトン200mLを投入し、窒素ガスを導入し、30min攪拌しながらハイドロキノンジナトリウム1molを滴下し、室温で60min反応し続け、エチレンジチオレートジナトリウム4molを更に滴下し、室温で120min反応し続け、2L 1mol/L塩酸を120min滴下して反応した後に、系内の不純物や水分を物理的手段により除去し、系内の溶媒を蒸留により留去し、206.92gの上記構造の反応性難燃剤を得た。
1H NMR(CDCl3,500MHz):δ6.98〜6.74(m,4H,Ar−H)、2.54〜2.36(m,16H,CH2)、2.32〜2.25(t,4H,SH)。
本実施例に係る反応性難燃剤の構造は、以下の通りである。
攪拌装置付きの三口2000mlガラス反応器にオキシ塩化燐2mol、アセトン200mLを投入し、窒素ガスを導入し、30min攪拌しながら1,4−シクロヘキサンジオールジナトリウム1molを滴下し、室温で60min反応し続け、エチレンジチオレートジナトリウム4molを更に滴下し、室温で120min反応し続け、塩酸4L 1mol/Lを滴下して反応した後に、系内の不純物や水分を物理的手段により除去し、系内の溶媒を蒸留により留去し、245.54gの上記構造の反応性難燃剤を得た。
1H NMR(CDCl3,500MHz):δ4.52〜4.46(t,8H,CH2)、3.95〜3.88(m,2H,CH)、2.54〜2.36(m,8H,CH2)、2.32〜2.25(t,4H,SH)、1.45〜1.32(m,8H,CH2)。
本実施例に係る反応性難燃剤の構造は、以下の通りである。
攪拌装置付きの三口2000mlガラス反応器に三塩化燐2mol、アセトン200mL、エチレンジアミン1mol、水酸化ナトリウム0.1mol、DMAP0.1gを投入し、回流するまで昇温し、3h攪拌しながら反応させ、1,2−シクロペンタン酸ジナトリウム4molを更に加え、室温で6h反応させ、塩酸4L 1mol/Lを滴下して反応した後に、系内の不純物や水分を物理的手段により除去し、系内の溶媒を蒸留により留去し、292.26gの上記構造の反応性難燃剤を得た。
1H NMR(CDCl3,500MHz):δ11.32〜11.26(s,4H,COOH)、3.27〜3.18(m,4H,CH)、2.64〜2.59(m,4H,CH2)、2.32〜2.25(m,4H,CH)、2.12〜2.07(t,2H,NH)、1.68〜1.55(m,24H,CH2)。
本実施例に係る反応性難燃剤の構造は、以下の通りである。
攪拌装置付きの三口2000mlガラス反応器に水200mLを投入し、系を氷浴で0℃まで冷却させ、五酸化二燐2molを加え、30min反応させ、氷浴を除去し、トリエチルジアミン1mol、水酸化ナトリウム0.1mol、DMAP0.1gを加え、水100mLを追加し、水が回流するまで昇温し、12h攪拌しながら反応させ、フェノール2mol、3−ヒドロキシブタナール2molを更に加え、2h反応させ、反応終了した後に、中性になるまで水洗し、系内の不純物を物理的手段により除去し、系内の溶媒を蒸留により留去し、274.17gの上記構造の反応性難燃剤を得た。
1H NMR(CDCl3,500MHz):δ9.86〜9.81(t,2H,CHO)、6.95〜6.72(m,10H,Ar−H)、3.57〜3.52(m,2H,CH)、2.92〜2.85(m,4H,CH2)、2.62〜2.55(m,4H,CH2)、2.38〜2.32(m,4H,CH2)、1.42〜1.35(m,4H,CH2)、1.15〜1.10(d,6H,CH3)、0.92〜0.86(t,6H,CH3)。
本実施例に係る反応性難燃剤の構造は、以下の通りである。
攪拌装置付きの三口5000mlガラス反応器に亜燐酸ジメチル4mol、水400mL、水酸化ナトリウム1mol、エチレングリコールジアセテート3molを投入し、80℃まで昇温し、8h攪拌しながら反応させ、2−ヒドロキシイソブチロニトリル2molを60min滴下し、2h反応し続け、塩酸2L 1mol/Lを120min滴下し、反応終了した後に、中性になるまで水洗し、系内の不純物を物理的手段により除去し、系内の溶媒を蒸留により留去し、312.58gの上記構造の反応性難燃剤を得た。
1H NMR(CDCl3,500MHz):δ6.31〜6.22(s,4H,PHO)、3.87〜3.81(t,12H,CH2)、1.51〜1.46(s,12H,CH3)。
本実施例に係る反応性難燃剤の構造は、以下の通りである。
攪拌装置付きの三口5000mlガラス反応器にモノメチルホスフェート4mol、ジフェニルメタンジイソシアネート4mol、及びアセトン500mLを投入し、室温で攪拌しながら2h反応してから、塩化ベンゾイル25gを加え、系内の不純物を物理的手段により除去し、系内の溶媒を蒸留により留去し、374.58gの重合度が200〜500の上記構造の反応性難燃剤を得た。
1H NMR(CDCl3,500MHz):δ7.82〜7.76(s,2H,PONH)、6.97〜6.85(m,4H,Ar−H)、6.65〜6.57(m,H,Ar−H)、3.98〜3.92(d,2H,CH2)、3.45〜3.37(d,3H,CH3)。
本実施例に係る反応性難燃剤の構造は、以下の通りである。
攪拌装置付きの三口2000mlガラス反応器にt−ブチルホスホン酸ジクロライド(tert−butylphosphonic dichloride)2mol、エタノール200mL、1,4−ブタンジアミン1mol、水酸化ナトリウム0.1mol、DMAP0.1gを投入し、エタノールが回流するまで昇温し、8h攪拌しながら反応させ、1,4−シクロヘキサンジアミン2molを更に加え、2h反応させ、反応終了した後に、中性になるまで水洗し、系内の不純物や水分を物理的手段により除去し、系内の溶媒を蒸留により留去し、251.37gの上記構造の反応性難燃剤を得た。
1H NMR(CDCl3,500MHz):δ7.82〜7.63(m,4H,PONH)、4.52〜4.46(t,8H,CH2)、3.85〜3.80(m,2H,CH)、2.36〜2.29(m,2H,CH)、2.19〜2.11(d,4H,NH2)、1.51〜1.38(m,16H,CH2)、0.91〜0.87(s,18H,CH3)。
本実施例に係る反応性難燃剤の構造は、以下の通りである。
攪拌装置付きの三口2000mlガラス反応器にフェニルホスホン酸ジクロライド2mol、アセトン200mLを投入し、窒素ガスを導入し、30min攪拌しながら1,6−へキシレングリコールジナトリウム1molを滴下し、室温で2h反応し続け、1−プロペン−3−オール2molを更に滴下し、室温で1h反応し続け、反応終了した後に、中性になるまで水洗し、系内の不純物や水分を物理的手段により除去し、系内の溶媒を蒸留により留去し、247.66gの上記構造の反応性難燃剤を得た。
1H NMR(CDCl3,500MHz):δ7.59〜7.35(m,10H,Ar−H)、5.72〜5.61(m,2H,CH2=CH)、5.03〜4.97(d,4H,CH2=CH)、4.68〜4.62(d,2H,CH)、3.87〜3.72(m,4H,CH2)、1.42〜1.35(m,8H,CH2)。
本実施例に係る反応性難燃剤の構造は、以下の通りである。
実施例10に記載の方法を用いて調製して実施例10における化合物を得てから、反応系にエタンペルオキシ酸2.5molを投入し、2h反応し続け、反応終了した後に、中性になるまで水洗し、系内の不純物や水分を物理的手段により除去し、系内の溶媒を蒸留により留去し、249.36gの上記構造の反応性難燃剤を得た。
1H NMR (CDCl3,500MHz):δ7.59〜7.35(m,10H,Ar−H)、3.87〜3.72(m,8H,CH2)、3.61〜3.42(m,2H,CH)、2.92〜2.85(d,4H,CH2)、1.42〜1.35(m,8H,CH2)。
本実施例に係る反応性難燃剤の構造は、以下の通りである。
1H NMR(CDCl3,500MHz):δ7.85〜7.67(t,H,PONH)、7.43〜7.38(d,2H,Ar−H)、6.78〜6.72(d,2H,Ar−H)、6.65〜6.62(t,H,CH2=CH)、5.63〜5.58(d,H,CH2=CH)、5.20〜5.15(d,H,CH2=CH)、3.67〜3.61(d,2H,CH2)、3.27〜3.22(s,6H,CH3)。
本実施例に係る反応性難燃剤の構造は、以下の通りである。
1H NMR(CDCl3,500MHz):δ3.70〜3.64(s,12H,COOCH3)、3.26〜3.15(m,4H,CH)、2.92〜2.85(m,4H,CH2)、2.32〜2.25(m,4H,CH)、1.68〜1.55(m,24H,CH2)。
本実施例に係る反応性難燃剤の構造は、以下の通りである。
1H NMR(CDCl3,500MHz):δ6.95〜6.72(m,10H,Ar−H)、4.85〜4.76(t,2H,R2C=CHR)、3.15〜3.08(t,4H,CH)、2.82〜2.85(m,4H,CH2)、2.05〜1.98(t,8H,CH2)、2.38〜2.32(m,4H,CH2)、1.42〜1.35(m,4H,CH2)、1.15〜1.10(d,6H,CH3)、0.92〜0.86(t,6H,CH3)。
本実施例において、実施例1で調製した反応性難燃剤45重量部を水酸基価が450mgKOH/gのポリエーテルポリオール75重量部、水酸基価が195mgKOH/gのジエチレングリコール無水フタル酸ポリマー(Diethylene glycol phthalic anhydride polymer)25重量部、ポリウレタン整泡剤2重量部、ジメチルシクロヘキサンアミン1.5重量部、DMP−30 1.5重量部、水2重量部、シクロヘプタン20重量部、及びMDI(イソシアネート指数が1.3である)160重量部と混合発泡させてポリウレタンフォームaを調製した。
本実施例において、実施例8で調製した反応性難燃剤70重量部を水酸基価が450mgKOH/gのポリエーテルポリオール75重量部、水酸基価が195mgKOH/gのジエチレングリコール無水フタル酸ポリマー25重量部、ポリウレタン整泡剤2重量部、ジメチルシクロヘキサンアミン1.5重量部、DMP−30 1.5重量部、水2重量部、シクロヘプタン20重量部、及びMDI(イソシアネート指数が1.3である)160重量部と混合発泡させてポリウレタンフォームbを調製した。
本比較例において、実施例1で調製した反応性難燃剤45重量部の替わりとして、トリフェニルフォスフェート25重量部を使用し、他の条件は、すべて実施例15と同様にし、混合発泡させてポリウレタンフォームcを調製した。
本実施例において、実施例1で調製した反応性難燃剤35重量部を固形分(50%)のポリエステルポリウレタン100重量部、固形分(50%)のポリエーテルポリウレタン10重量部、ジメチルホルムアミド100重量部、リグノセルロース10重量部、界面活性剤2重量部、変性シリコーンポリマー1重量部、及び色素5重量部と混合し、ディッピング及びコーティングプロセスを用いて調製してポリウレタン皮革aを得た。
本実施例において、実施例2で調製した反応性難燃剤50重量部を固形分(50%)のポリエステルポリウレタン100重量部、固形分(50%)のポリエーテルポリウレタン10重量部、ジメチルホルムアミド100重量部、リグノセルロース10重量部、界面活性剤2重量部、変性シリコーンポリマー1重量部、及び色素5重量部と混合し、ディッピング及びコーティングプロセスを用いて調製してポリウレタン皮革bを得た。
本比較例において、実施例1で調製した反応性難燃剤35重量部の替わりとして、トリフェニルフォスフェート20重量部を使用し、他の条件は、すべて実施例17と同様にし、ディッピング及びコーティングプロセスを用いて調製してポリウレタン皮革cを得た。
本実施例において、エポキシ当量が350g/eqのエポキシ樹脂100重量部に適当なブタノンを加えて溶解し、実施例2で得た反応性難燃剤25重量部を更に加えて溶解してから、ジシアンジアミド5重量部及び0.2重量部のジメチルイミダゾールを加えて溶解した後に、公知の方法に従って粘着シート及び銅張積層板aを製造した。
本実施例において、エポキシ当量が350g/eqのエポキシ樹脂100重量部に適当なブタノンを加えて溶解し、実施例3で得た反応性難燃剤25重量部を更に加えて溶解してから、ビスフェノールFフェノール樹脂15重量部及び0.2重量部のジメチルイミダゾールを加えて溶解した後に、公知の方法に従って粘着シート及び銅張積層板bを製造した。
本比較例において、実施例2で調製した反応性難燃剤の替わりとして、FYROL PMPを使用し、他の条件は、すべて実施例19と同様にし、銅張積層板cを製造した。
本実施例において、実施例19におけるジシアンジアミド5重量部の替わりとして、実施例3で調製してなる反応性難燃剤を使用する以外、他の条件は、すべて実施例19と同様にし、銅張積層板dを得た。
本実施例において、実施例19におけるビスフェノールFフェノール樹脂15重量部の替わりとして、実施例4で調製してなる反応性難燃剤を使用する以外、他の条件は、すべて実施例19と同様にし、銅張積層板eを得た。
本実施例において、実施例6で調製してなる反応性難燃剤250重量部をフェノール500重量部、ホルムアルデヒド517重量部、トリエタノールアミン触媒10重量部と50℃で2h反応させ、反応終了した後に、30℃まで降温し、シランカップリング剤1重量部を加えて熱硬化型フェノール樹脂aを得た。
本実施例において、実施例13で調製してなる反応性難燃剤250重量部をフェノール500重量部、ホルムアルデヒド517重量部、トリエタノールアミン触媒10重量部と50℃で2h反応させ、反応終了した後に、30℃まで降温し、シランカップリング剤1重量部を加えて熱硬化型フェノール樹脂bを得た。
本比較例において、実施例6で調製してなる難燃剤250重量部の替わりとして、トリス(ジエチルホスフィン酸)アルミニウム250重量部を使用し、他の条件は、すべて実施例23と同様にし、熱硬化型フェノール樹脂cを得た。
本実施例において、実施例5で調製してなる反応性難燃剤25重量部、ポリ(1,4−シクロヘキシレンジメチレン)テレフタレート10重量部、ポリエチレンテレフタレート43重量部、ガラス繊維30重量部、タルク0.5重量部、ペンタエリスリトールテトラステアレート1.5重量部を混合してポリエステル組成物aを調製した。
本実施例において、実施例13で調製してなる反応性難燃剤27重量部、ポリ(1,4−シクロヘキシレンジメチレン)テレフタレート10重量部、ポリエチレンテレフタレート43重量部、ガラス繊維30重量部、タルク0.5重量部、ペンタエリスリトールテトラステアレート1.5重量部を混合してポリエステル組成物bを調製した。
本比較例において、実施例5で調製してなる反応性難燃剤25重量部の替わりとして、トリス(ジエチルホスフィン酸)アルミニウム25重量部を使用し、他の条件は、すべて実施例24と同様にし、混合して調製してポリエステル組成物cを得た。
本実施例において、実施例7で調製してなる反応性難燃剤20重量部をメタクリル酸メチル127重量部、MBS 14重量部、メタクリル酸14重量部、クロロプレンゴム14重量部、1,4−ヒドロキノン1重量部、ジクミルパーオキシド1重量部と混合して調製してアクリル樹脂接着剤aを得た。
本実施例において、実施例6で調製してなる反応性難燃剤50重量部をメタクリル酸メチル127重量部、MBS 14重量部、メタクリル酸14重量部、クロロプレンゴム14重量部、1,4−ヒドロキノン1重量部、ジクミルパーオキシド1重量部と混合して調製してアクリル樹脂接着剤bを得た。
本比較例において、実施例7で調製してなる反応性難燃剤20重量部の替わりとして、アルデヒドアミン縮合物20重量部を使用し、その他は、すべて実施例26と同様にし、混合して調製してアクリル樹脂接着剤cを得た。
本実施例において、実施例9で調製してなる反応性難燃剤30重量部をナイロン610 81重量部、ナイロン66 23重量部、ビニルトリエトキシシラン0.7重量部、水酸化マグネシウム12重量部、酸化防止剤1010 0.6重量部、ガラス繊維34重量部、及びビスステアリン酸アミド0.8重量部と混合して調製してナイロン複合材料aを得た。
本実施例において、実施例5で調製してなる反応性難燃剤30重量部をナイロン610 81重量部、ナイロン66 23重量部、ビニルトリエトキシシラン0.7重量部、水酸化マグネシウム12重量部、酸化防止剤1010 0.6重量部、ガラス繊維34重量部、及びビスステアリン酸アミド0.8重量部と混合して調製してナイロン複合材料bを得た。
本比較例において、実施例9で調製してなる反応性難燃剤30重量部の替わりとして、ジヒドロキシベンゼンテトラフェニルジホスフェート30重量部を使用し、他の条件は、すべて実施例27と同様にし、混合して調製してナイロン複合材料cを得た。
本実施例において、実施例10で調製した反応性難燃剤40重量部をメタクリル酸メチル15重量部、メタクリル酸ブチル15重量部、アクリル酸エチル11重量部、メタクリル酸1重量部、アクリル酸ヒドロキシプロピル13重量部、トリフルオロエチルメタクリレート45重量部、過酸化ベンゾイル2重量部、キシレン70重量部、ブタノン20重量部、及びシクロヘキサノン10重量部と混合して調製して架橋型アクリル樹脂組成物aを得た。
本実施例において、実施例12で調製した反応性難燃剤40重量部をメタクリル酸メチル15重量部、メタクリル酸ブチル15重量部、アクリル酸エチル11重量部、メタクリル酸1重量部、アクリル酸ヒドロキシプロピル13重量部、トリフルオロエチルメタクリレート45重量部、過酸化ベンゾイル2重量部、キシレン70重量部、ブタノン20重量部、及びシクロヘキサノン10重量部と混合して架橋型アクリル樹脂組成物bを調製した。
本比較例において、実施例10で調製した反応性難燃剤40重量部の替わりとして、トリフェニルフォスフェート40重量部を使用し、他の条件は、すべて実施例28同様にし、混合して架橋型アクリル樹脂組成物cを調製した。
本実施例において、実施例10で調製した反応性難燃剤55重量部をビスフェノールA型不飽和ポリエステル樹脂50重量部、ポリビニルアセテートとポリメタクリル酸メチルとのブロック共重合体20重量部、イソオクタン酸コバルト1重量部、ジベンゾイルペルオキシド0.5重量部、メチルエチルケトンパーオキサイド2重量部、軽質酸化マグネシウム0.15重量部、強化酸化アルミニウム100重量部、ステアリン酸亜鉛2重量部、及びガラス繊維100重量部と混合し、且つ中温で硬化してガラス繊維強化プラスチックaを調製した。
本実施例において、実施例12で調製した反応性難燃剤55重量部をビスフェノールA型不飽和ポリエステル樹脂50重量部、ポリビニルアセテートとポリメタクリル酸メチルとのブロック共重合体20重量部、イソオクタン酸コバルト1重量部、ジベンゾイルペルオキシド0.5重量部、メチルエチルケトンパーオキサイド2重量部、軽質酸化マグネシウム0.15重量部、強化酸化アルミニウム100重量部、ステアリン酸亜鉛2重量部、及びガラス繊維100重量部と混合し、且つ中温で硬化してガラス繊維強化プラスチックbを調製した。
本比較例において、実施例10で調製した反応性難燃剤55重量部の替わりとして、メチルホスホン酸ジメチル55重量部を使用し、他の条件は、すべて実施例30と同様にし、混合して且つ中温で硬化してガラス繊維強化プラスチックcを調製した。
本実施例において、実施例11で調製してなる反応性難燃剤60重量部、エポキシ当量が195g/eqのo-メチルフェノールエポキシ樹脂100重量部とフタル酸無水物53重量部、2−メチルイミダゾール0.5重量部、及び二酸化珪素85重量部を混合した後にエポキシ樹脂組成物aを得た。
本実施例において、実施例7で調製してなる反応性難燃剤30重量部、エポキシ当量が195g/eqのo-メチルェノールエポキシ樹脂100重量部とフタル酸無水物53重量部、2−メチルイミダゾール0.5重量部、及び二酸化珪素85重量部を混合した後にエポキシ樹脂組成物bを得た。
本比較例において、実施例11で調製した反応性難燃剤の替わりとして、FYROL PMPを使用し、他の条件は、すべて実施例35と同様にし、混合した後にエポキシ樹脂組成物cを得た。
本実施例において、実施例14で調製してなる反応性難燃剤30重量部を液状ビスフェノールAエポキシ樹脂100重量部、メチルテトラヒドロフタル酸無水物60重量部、二酸化珪素20重量部、ジメチルシリコーンオイル5重量部と混合して調製してポッティング材aを得た。
本実施例において、実施例2で調製してなる反応性難燃剤21重量部を液状ビスフェノールAエポキシ樹脂100重量部、メチルテトラヒドロフタル酸無水物60重量部、二酸化珪素20重量部、ジメチルシリコーンオイル5重量部と混合して調製してポッティング材bを得た。
本比較例において、液状ビスフェノールAエポキシ樹脂100重量部、メチルテトラヒドロフタル酸無水物85重量部、二酸化珪素20重量部、ジメチルシリコーンオイル5重量部を混合して調製してポッティング材cを得た。
本実施例において、実施例9で調製してなる反応性難燃剤45重量部をポリジメチルシロキサン100重量部、ポリフェニルエトキシシロキサン100重量部、酸化防止剤1010 10重量部、シランカップリング剤10重量部と混合して調製して珪素樹脂aを得た。
本実施例において、実施例14で調製してなる反応性難燃剤55重量部をポリジメチルシロキサン100重量部、ポリフェニルエトキシシロキサン100重量部、酸化防止剤1010 10重量部、シランカップリング剤10重量部と混合して調製して珪素樹脂bを得た。
本比較例において、実施例9で調製してなる反応性難燃剤45重量部の替わりとして、水酸化アルミニウム45重量部を使用し、他の条件は、すべて実施例39と同様にし、混合して調製して珪素樹脂cを得た。
本実施例において、実施例1で調製してなる反応性難燃剤20重量部をTPU 75重量部、無水マレイン酸グラフトSEBS 10重量部、ポリテトラフルオロエチレン1重量部、ポリカルボジイミド1重量部、酸化防止剤1010 0.5重量部と混合してTPUケーブル材料aを得た。
本実施例において、実施例2で調製してなる反応性難燃剤20重量部をTPU 75重量部、無水マレイン酸グラフトSEBS 10重量部、ポリテトラフルオロエチレン1重量部、ポリカルボジイミド1重量部、酸化防止剤1010 0.5重量部と混合してTPUケーブル材料bを得た。
本比較例において、実施例1で調製してなる反応性難燃剤20重量部の替わりとして、ポリ燐酸アンモニウム20重量部を使用する以外、他の条件は、すべて実施例19と同様にし、混合してTPUケーブル材料cを得た。
Claims (10)
- 前記R2は、水酸基、フェノール性水酸基、メルカプト基、フェノール性メルカプト基、アルデヒド基、カルボキシル基、エステル基、酸無水物基、シアノ基、イソシアネート基、エポキシ基、アミノ基、置換もしくは未置換の不飽和アルキル基、又は置換もしくは未置換の不飽和シクロアルキル基の少なくとも1種を含む基である、ことを特徴とする請求項1に記載の難燃剤。
- 前記R1とR4は、それぞれ独立して置換もしくは未置換のアルキル基、置換もしくは未置換のシクロアルキル基、置換もしくは未置換のアリール基、置換もしくは未置換のヘテロアリール基、置換もしくは未置換のアリールアルキル基、置換もしくは未置換のアルキルアリール基、置換もしくは未置換のヘテロアリールアルキル基、置換もしくは未置換のアルキルヘテロアリール基、置換もしくは未置換のアルコキシ基、置換もしくは未置換のシクロアルキルオキシ基、置換もしくは未置換のアリールオキシ基、置換もしくは未置換のアリールアルコキシ基、置換もしくは未置換のアルキルアリールオキシ基、置換もしくは未置換のヘテロアリールアルコキシ基、置換もしくは未置換のアルキルヘテロアリールオキシ基、置換もしくは未置換のアルキルアミノ基、置換もしくは未置換のシクロアルキルアミノ基、置換もしくは未置換のアリールアミノ基、置換もしくは未置換のアリールアルキルアミノ基、置換もしくは未置換のアルキルアリールアミノ基、置換もしくは未置換のヘテロアリールアルキルアミノ基、置換もしくは未置換のアルキルヘテロアリールアミノ基、置換もしくは未置換のアルキルメルカプト基、置換もしくは未置換のアリールメルカプト基、置換もしくは未置換のカルボン酸エステル基、置換もしくは未置換の炭酸エステル基、置換もしくは未置換のスルホン酸エステル基、又は置換もしくは未置換の燐酸エステル基のいずれか1種であり、
好ましくは、R1又はR4は、それぞれ独立して式I中の、
- 前記R3は、置換もしくは未置換のアルキル基、置換もしくは未置換のシクロアルキル基、置換もしくは未置換のアリール基、置換もしくは未置換のヘテロアリール基、置換もしくは未置換のアリールアルキル基、置換もしくは未置換のアルキルアリール基、置換もしくは未置換のヘテロアリールアルキル基、又は置換もしくは未置換のアルキルヘテロアリール基のいずれか1種である、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の難燃剤。
- 前記R6とR7は、それぞれ独立して水素原子、置換もしくは未置換のアルキル基、置換もしくは未置換のシクロアルキル基、置換もしくは未置換のアリール基、置換もしくは未置換のヘテロアリール基、置換もしくは未置換のアリールアルキル基、置換もしくは未置換のアルキルアリール基、置換もしくは未置換のヘテロアリールアルキル基、又は置換もしくは未置換のアルキルヘテロアリール基のいずれか1種であり、
好ましくは、前記R’とR'’は、それぞれ独立して置換もしくは未置換の直鎖状もしくは分岐状アルキレン基、置換もしくは未置換のシクロアルキレン基、置換もしくは未置換のアリーレン基、置換もしくは未置換のヘテロアリーレン基、置換もしくは未置換のアリーレンアルキレン基、置換もしくは未置換のアルキレンアリーレン基、置換もしくは未置換のアルキレンヘテロアリーレン基、又は置換もしくは未置換のヘテロアリーレンアルキレン基のいずれか1種である、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の難燃剤。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載の反応性難燃剤の調製方法であって、
好ましくは、燐源化合物を、
前記燐源化合物は、燐の塩化物、燐の含酸素化合物、ハロゲン化燐酸化物、置換もしくは未置換の燐酸エステル、又は置換もしくは未置換の亜燐酸エステルのいずれか1種又は少なくとも2種の組合せであり、Yは、酸素原子、硫黄原子又はスルホン基のいずれか1種である、ことを特徴とする調製方法。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載の反応性難燃剤の使用であって、
前記反応性難燃剤は、成形材料及び複合材料を調製するために用いられる、ことを特徴とする使用。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載の反応性難燃剤の使用であって、
前記反応性難燃剤は、エポキシ樹脂組成物、ポリエステル組成物、不飽和樹脂組成物、熱硬化型フェノール樹脂、及び珪素樹脂を調製するために用いられる、ことを特徴とする使用。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載の反応性難燃剤の使用であって、
前記反応性難燃剤は、ポリウレタン発泡体、ポリウレタン皮革、エポキシ樹脂硬化剤、及びアクリル樹脂接着剤を調製するために用いられる、ことを特徴とする使用。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載の反応性難燃剤の使用であって、
前記反応性難燃剤は、銅張積層板、ガラス繊維強化プラスチック、ナイロン難燃剤、及びポッティング材に用いられる、ことを特徴とする使用。
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