JP2019104842A - オレフィン重合用触媒およびオレフィン共重合体の製造方法 - Google Patents

オレフィン重合用触媒およびオレフィン共重合体の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019104842A
JP2019104842A JP2017238659A JP2017238659A JP2019104842A JP 2019104842 A JP2019104842 A JP 2019104842A JP 2017238659 A JP2017238659 A JP 2017238659A JP 2017238659 A JP2017238659 A JP 2017238659A JP 2019104842 A JP2019104842 A JP 2019104842A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
olefin
catalyst
group
atom
polar monomer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017238659A
Other languages
English (en)
Inventor
直樹 朝重
Naoki Asashige
朝重  直樹
春佳 齋藤
Haruka Saito
春佳 齋藤
隆一 杉本
Ryuichi Sugimoto
隆一 杉本
市川 達也
Tatsuya Ichikawa
達也 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Chemicals Inc
Kochi Prefectural PUC
Original Assignee
Mitsui Chemicals Inc
Kochi Prefectural PUC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Chemicals Inc, Kochi Prefectural PUC filed Critical Mitsui Chemicals Inc
Priority to JP2017238659A priority Critical patent/JP2019104842A/ja
Publication of JP2019104842A publication Critical patent/JP2019104842A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)

Abstract

【課題】オレフィンと極性モノマーとの共重合性に優れる触媒および当該触媒を用いてオレフィン・極性モノマー共重合体を製造する方法の提供。【解決手段】2種の特定構造の遷移金属錯体のいずれか一方と、ボラン誘導体とを含む、オレフィン重合用触媒、および当該オレフィン重合用触媒を用いてオレフィンと極性モノマーとの共重合体を製造する方法。特定構造の遷移金属錯体の例を式(A)に示す。[式中,Mは周期律表の10族に属する遷移金属、EとZはヘテロ原子、R1〜R10は、例えば,水素原子,ハロゲン原子,炭化水素基を示し、R1〜R10から選択される複数の基が互いに連結して環構造を形成してもよい。]【選択図】なし

Description

本発明は、オレフィンと極性モノマーとの共重合性に優れる触媒および当該触媒を用いてオレフィン・極性モノマー共重合体を製造する方法に係る。
ポリエチレン、ポリプロピレンなどのオレフィン重合体は、剛性、耐熱性、透明性などに優れた熱可塑性成形材料として広く利用されている。さらにオレフィン重合体は、比重が小さく、リサイクルしやすいなどの特徴を有するため環境保護の面においても注目されており、より広範な用途への利用が望まれている。
このようなオレフィン重合体は用途に応じた物性の改良が研究されており、オレフィンに極性モノマーなどを共重合させることにより改質する方法も知られている。たとえば耐衝撃性、柔軟性、透明性、耐ストレスクラック性などが向上されたオレフィン共重合体として、エチレンと酢酸ビニルとの共重合体などが知られており、各種フィルムまたはシート、ラミネートなどに利用されている。またこのような極性モノマーの共重合量を多くすると、オレフィン・極性モノマー共重合体は、よりゴム性が強くなることも知られており、たとえばエチレンと(メタ)アクリル酸エステルとの共重合ゴムなどが知られている。
オレフィンと極性モノマーとを共重合する方法としては、オレフィンと極性モノマーとを高温・高圧下にラジカル重合を行う方法が広く知られており、かかる方法で得られる共重合体は、多分岐構造を有している。
一方、線状のオレフィン・極性モノマー共重合体を得る方法として、例えば、触媒として、ニッケルまたはパラジウムを含む遷移金属錯体を用いてオレフィンと極性モノマーとを共重合する方法(特許文献1)、あるいは、特許文献1で提案されている遷移金属錯体とは異なる化学式を有する遷移金属錯体を用いてオレフィンと極性モノマーとを共重合する方法(特許文献2)が提案されている。
特許第3847783号公報 特許第5597582号公報
しかしながら、特許文献1あるいは特許文献2で提案されている遷移金属錯体を用いて、オレフィンと極性モノマーとを共重合しても、極性モノマーの共重合性が低く、十分なものではなかった。
本発明の目的は、オレフィンと極性モノマーとの共重合性に優れる触媒および当該触媒を用いてオレフィン・極性モノマー共重合体を製造する方法を見出すことにある。
すなわち、本発明は[1]〜[12]に係る。
[1]下記一般式(A)または(B)で表される遷移金属錯体と、ボラン誘導体とを含む、オレフィン重合用触媒。
Figure 2019104842
Figure 2019104842
[式中、Mは、周期律表の10族に属する遷移金属を表す。
1およびR8は、水素原子、ハロゲン原子、ハロゲン含有基、または炭素数1〜20のヘテロ原子を含有していてもよい炭化水素基を表す。
EおよびZは、ヘテロ原子を表す。
YはSO2、COまたは炭素原子を表す。
2、R3、R9およびR10は、それぞれ独立に、無置換、水素原子または炭素数1〜20のヘテロ原子を含有していてもよい炭化水素基を表す。
4〜R7は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、または炭素数1〜30のヘテロ原子を含有していてもよい炭化水素基を表す。
1〜R10から選択される複数の基が互いに連結してもよく、互いに連結して脂環式環、複素環、芳香族環を形成してもよい。]
[2]前記一般式(A)中、Mが、ニッケルまたはパラジウムである、[1]に記載のオレフィン重合用触媒。
[3]前記一般式(A)中、Eが、リン原子である、[1]または[2]に記載のオレフィン重合用触媒。
[4]前記一般式(A)中、Zが、酸素原子または硫黄原子である、[1]に記載のオレフィン重合用触媒。
[5]前記ボラン誘導体が、ボラン、ジボラン、ハロゲン化ボラン、トリアリールボランである、[1]〜[4]のいずれか一に記載のオレフィン重合用触媒。
[6]前記ボラン誘導体が、トリス(ペンタフルオロフェニル)ボランである、[1]〜[5]のいずれか一に記載のオレフィン重合用触媒。
[7][1]〜[6]のいずれか一に記載のオレフィン重合用触媒の存在下、オレフィンと極性モノマーとを共重合することを特徴とするオレフィン共重合体の製造方法。
[8]前記オレフィンが、環状オレフィン類、エチレンおよび炭素数3〜20のα−オレフィンから選ばれる少なくとも1種である、[7]に記載のオレフィン共重合体の製造方法。
[9]前記オレフィンが、ノルボルネン、テトラシクロドデセン、エチレン、プロピレンから選ばれる少なくとも1種である、[7]に記載のオレフィン共重合体の製造方法。
[10]前記極性モノマーが、エステル基を有するビニルモノマーである、[7]〜[9]のいずれか一に記載のオレフィン共重合体の製造方法。
[11]前記極性モノマーが、炭素数20以下のアルキル基を有するメタクリル酸アルキル、ウンデセン酸アルキル、ビニルトリアルキルオキシシラン、メチルノルボルナンカルボン酸アルキルから選ばれる少なくとも1種である、[7]〜[10]のいずれか一に記載のオレフィン共重合体の製造方法。
[12]前記極性モノマーが、メタクリル酸メチル、ウンデセン酸メチル、ビニルトリメトキシシラン、メチルノルボルナンカルボン酸メチルから選ばれる少なくとも1種である、[7]〜[11]のいずれか一に記載のオレフィン共重合体の製造方法。
本発明によれば、オレフィンと極性モノマーとの共重合性に優れる触媒および当該触媒を用いてオレフィン・極性モノマー共重合体を製造する方法を提供することができる。
〈遷移金属錯体〉
本発明に係わる遷移金属錯体は、下記一般式(A)または一般式(B)で表される化合物である。
Figure 2019104842
Figure 2019104842
[式中、Mは、周期律表の10族に属する遷移金属を表す。
1およびR8は、水素原子、ハロゲン原子、ハロゲン化炭化水素、または炭素数1〜20のヘテロ原子を含有していてもよい炭化水素基を表す。
EおよびZは、ヘテロ原子を表す。
YはSO2、COまたは炭素原子を表す。
2、R3、R9およびR10は、それぞれ独立に、無置換または炭素数1〜20のヘテロ原子を含有していてもよい炭化水素基を表す。
4〜R7は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、または炭素数1〜30のヘテロ原子を含有していてもよい炭化水素基を表す。
1〜R10から選択される複数の基が互いに連結してもよく、互いに連結して脂環式環、複素環、芳香族環を形成してもよい。]
好ましくは、前記一般式(A)または(B)中、Mがニッケルまたはパラジウムであり、Eがリン原子または窒素原子(製造例2対応)であり、Zが酸素原子または硫黄原子である。
MとR1および/またはR8の結合は、共有結合であっても配位結合であってもよい。
1およびR8はそれぞれ異なる基であることが好ましく、無置換、水素基、クロル基、アリル基、フェニル基、メトキシ置換フェニル基、ジメトキシ置換フェニル基、トリメトキシ置換フェニル基、エトキシ置換フェニル基、ジエトキシ置換フェニル基、トリエトキシ置換フェニル基、トリフェニルホスフィノ基、ピリジル基、ルチジル基、ジエチル置換ピリジル基、ジイソプロピル置換ピリジル基、シクロオクテニル基から選択されるのが好ましく、無置換、水素基、クロル基、アリル基、フェニル基、メトキシ置換フェニル基、トリフェニルホスフィノ基、ピリジル基、ルチジル基、シクロオクテニル基から選択されるのが更に好ましい。
2およびR3はそれぞれ独立に無置換、水素基、フェニル基、メチル置換フェニル基、ジメチル置換フェニル基、トリメチル置換フェニル基、エチル置換フェニル基、ジエチル置換フェニル基、トリエチル置換フェニル基、プロピル置換フェニル基、ジプロピル置換フェニル基、トリプロピル置換フェニル基、イソプロピル置換フェニル基、ジイソプロピル置換フェニル基、トリイソプロピル置換フェニル基、ブチル置換フェニル基、ジブチル置換フェニル基、トリブチル置換フェニル基、イソブチル置換フェニル基、ジイソブチル置換フェニル基、トリイソブチル置換フェニル基、t-ブチル置換フェニル基、ジt-ブチル置換フェニル基、トリt-ブチル置換フェニル基、メトキシ置換フェニル基、ジメトキシ置換フェニル基、トリメトキシ置換フェニル基、エトキシ置換フェニル基、ジエトキシ置換フェニル基、トリエトキシ置換フェニル基、フロロフェニル基、ジフロロフェニル基、トリフロロフェニル基、テトラフロロフェニル基、ペンタフロロフェニル基、トリフロロメチルフェニル基、ビストリフロロメチルフェニル基、トリストリフロロメチルフェニル基、フェニル置換フェニル基、ジフェニル置換フェニル基、トリフェニル置換フェニル基、メトキシフェニル置換フェニル基、ビス(メトキシフェニル)置換フェニル基、トリス(メトキシフェニル)置換フェニル基、ジメトキシフェニル置換フェニル基、ビス(ジメトキシフェニル)置換フェニル基、トリス(ジメトキシフェニル)置換フェニル基、チオフェニル置換フェニル基、ジチオフェニル置換フェニル基、トリチオフェニル置換フェニル基、フェニルオキシフェニル置換フェニル基、ジ(フェニルオキシフェニル)置換フェニル基、トリ(フェニルオキシフェニル)置換フェニル基、フルオレニル基、アントラセニル基から選択されるのが好ましく、無置換、水素基、フェニル基、2−メトキシフェニル基、2,6−ジメトキシフェニル基、3,5−ジ(トリフロロメチル)フェニル基が更に好ましい。
9およびR10はそれぞれ独立に無置換、クロル基が好ましい。
4〜R7は、それぞれ独立に、水素基、フロロ基、クロル基、フェニル基が好ましい。
〈ボラン誘導体〉
本発明に係るボラン誘導体は、水素化ホウ素の最小単位BH3およびそのアルキルあるいはアリール誘導体であり、具体的には、ボラン、ジボラン、ハロゲン化ボランの他、好ましくは一般式BX123で表されるホウ素化合物(C)から選ばれる1種以上のホウ素化合物が挙げられる。
式中、Bは3価の原子価状態のホウ素原子を表し、X1、X2およびX3は、それぞれ同一または相異なり、ハロゲン原子で置換されていてもよい炭素原子数1〜20のヒドロカルビル基、炭素原子数1〜20のヒドロカルビルシリル基、炭素原子数1〜20のアルコキシ基または炭素原子数2〜20のジヒドロカルビルアミノ基を表す。
1、X2およびX3は、好ましくは、ハロゲン原子で置換されていてもよい炭素原子数1〜20のヒドロカルビル基である。
一般式BX123で表されるホウ素化合物(C)としては、例えば、トリス(ペンタフルオロフェニル)ボラン、トリス(2,3,5,6−テトラフルオロフェニル)ボラン、トリス(2,3,4,5−テトラフルオロフェニル)ボラン、トリス(3,4,5−トリフルオロフェニル)ボラン、トリス(2,3,4−トリフルオロフェニル)ボラン、フェニルビス(ペンタフルオロフェニル)ボランなどが挙げられる。
本発明に係るボラン誘導体としては、トリス(ペンタフルオロフェニル)ボランが入手し易く、経済的で好ましい。
《オレフィン重合用触媒》
本発明のオレフィン重合用触媒は、上記一般式(A)または一般式(B)で表される遷移金属錯体と上記ボラン誘導体を含んでなる。
ここで、ボラン誘導体は、一般式(A)または一般式(B)で表される遷移金属錯体に対しモル比で0.1〜50倍、好ましくは0.5〜10倍となるような量で用いられることが望ましい。
本発明のオレフィン重合用触媒は、上記遷移金属錯体およびボラン誘導体に加え、
トリ−n−ブチルアルミニウム、トリ−n−ヘキシルアルミニウム、トリ−n−オクチルアルミニウム、トリ−n−デシルアルミニウム等の有機アルミニウム化合物(D)を含んでも良い。
有機アルミニウム化合物(D)を用いる場合には、前記一般式(A)または一般式(B)で表される遷移金属錯体に対しモル比で1〜10000倍、好ましくは10〜5000倍となるような量で用いられることが望ましい。
なお、本発明のオレフィン重合用触媒は、溶媒としてトルエン、ベンゼン、キシレン、プロパン、n−ブタン、イソブタン、n−ヘキサン、n−ヘプタン、トルエン、キシレン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン等の炭化水素溶媒や液化α−オレフィン等の液体、また、ジエチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、酢酸エチル、安息香酸メチル、アセトン、メチルエチルケトンのような極性溶媒から選択される成分を含んでも良い。
《オレフィン・極性モノマー共重合体の製造方法》
〈オレフィン〉
本発明に係わるオレフィンは、分子内に少なくとも一つ重合性二重結合を有すれば特に限定されないが、炭素原子数が2〜30、好ましくは2〜20、より好ましくは2〜10の直鎖状または分岐状のα−オレフィン、たとえば、エチレン、プロピレン、1−ブテン、2−ブテン、1−ペンテン、3−メチル−1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1−ペンテン、1−オクテン、1−デセン、1−ドデセン、1−テトラデセン、1−ヘキサデセン、1−オクタデセン、1−エイコセン;
炭素原子数が3〜30、好ましくは3〜20、より好ましくは3〜10の環状オレフィン、たとえば、シクロペンテン、シクロヘプテン、ノルボルネン、5−メチル−2−ノルボルネン、テトラシクロドデセン、2−メチル−1,4,5,8−ジメタノ−1,2,3,4,4a,5,8,8a−オクタヒドロナフタレンなどが挙げられる。
〈極性モノマー〉
本発明に係わる極性モノマーは、分子内に前記オレフィンと共重合し得るビニル基等の不飽和結合と、カルボキシル基、水酸基、エステル基、ハロゲン原子等を有する化合物である。
具体的には、アクリル酸系モノマーが挙げられる。具体例としては、例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−プロピル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸t−ブチル、アクリル酸ペンチル、アクリル酸ヘキシル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ノニル、アクリル酸デシル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸フェニル、アクリル酸トルイル、アクリル酸ベンジル、アクリル酸ヒドロキシエチル、アクリル酸ヒドロキシブチル、1,4−シクロヘキサンジメタノールモノアクリレート、4−ヒドロキシブチルアクリレートグリシジルエーテル、3−(トリメトキシシリル)プロピルアクリレート、アクリル酸ポリエチレングリコールエステル、アクリル酸ジメチルアミノエチル、アクリル酸ジエチルアミノエチル、アクリル酸−2−アミノエチル、アクリル酸−2−メトキシエチル、アクリル酸−3−メトキシプロピル、アクリル酸グリシジル、アクリル酸エチレンオキサイド、アクリル酸トリフルオロメチル、アクリル酸−2−トリフルオロメチルエチル、アクリル酸パーフルオロエチル、アクリルアミド、アクリルジメチルアミド、メタアクリル酸メチル、メタアクリル酸エチル、メタアクリル酸n−プロピル、メタアクリル酸イソプロピル、メタアクリル酸n−ブチル、メタアクリル酸イソブチル、メタアクリル酸t−ブチル、メタアクリル酸ペンチル、メタアクリル酸ヘキシル、メタアクリル酸シクロヘキシル、メタアクリル酸オクチル、メタアクリル酸2−エチルヘキシル、メタアクリル酸ノニル、メタアクリル酸デシル、メタアクリル酸ドデシル、メタアクリル酸フェニル、メタアクリル酸トルイル、メタアクリル酸ベンジル、メタアクリル酸ヒドロキシエチル、メタアクリル酸ヒドロキシブチル、1,4−シクロヘキサンジメタノールモノメタアクリレート、4−ヒドロキシブチルメタアクリレートグリシジルエーテル、3−(トリメトキシシリル)プロピルメタアクリレート、メタアクリル酸ポリエチレングリコールエステル、メタアクリル酸ジメチルアミノエチル、メタアクリル酸ジエチルアミノエチル、メタアクリル酸−2−アミノエチル、メタアクリル酸−2−メトキシエチル、メタアクリル酸−3−メトキシプロピル、メタアクリル酸グリシジル、メタアクリル酸エチレンオキサイド、メタアクリル酸トリフルオロメチル、メタアクリル酸−2−トリフルオロメチルエチル、メタアクリルアミド、メタアクリルジメチルアミドなどが挙げられるが、これらに限定されるものではない。これらのアクリル酸系モノマーは、それぞれ単独であるいは2種以上組み合わせて用いられる。
これらの中でも、好ましい化合物として、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸t−ブチル、(4−ヒドロキシブチル)アクリレートグリシジルエーテルが挙げられる。特に好ましくは、アクリル酸メチルまたはアクリル酸t−ブチルである。
また、ノルボルネン系モノマーが挙げられる。具体例としては、例えば、5−メトキシ−カルボニル−ビシクロ〔2.2.1〕−ヘプト−2−エン、5−ヒドロキシ−カルボニル−ビシクロ〔2.2.1〕−ヘプト−2−エン、5−シアノ−ビシクロ〔2.2.1〕−ヘプト−2−エン、5−メチル−5−メトキシカルボニル−ビシクロ〔2.2.1〕−ヘプト−2−エン、5−メトキシカルボニル−ビシクロ〔2.2.1〕−ヘプト−2−エン、5−エトキシカルボニル−ビシクロ〔2.2.1〕−ヘプト−2−エン、5−メチル−5−エトキシカルボニル−ビシクロ〔2.2.1〕−ヘプト−2−エン、ビシクロ〔2.2.1〕−ヘプト−2−エン−5,6−ジカルボン酸無水物、5−ヒドロキシメチル−ビシクロ〔2.2.1〕−ヘプト−2−エン、5,6−ジ(ヒドロキシメチル)−ビシクロ〔2.2.1〕−ヘプト−2−エン、5−ヒドロキシ−i−プロピル−ビシクロ〔2.2.1〕−ヘプト−2−エン、ビシクロ〔2.2.1〕−ヘプト−2−エン、5,6−ジカルボキシ−ビシクロ〔2.2.1〕−ヘプト−2−エン、ビシクロ〔2.2.1〕−ヘプト−2−エン−5,6−ジカルボン酸イミド、テトラシクロ〔7.4.110,13.01,9.02,7〕−トリデカ−2,4,6−11−テトラエン、テトラシクロ〔8,4,111,14,01,10,03,8〕−テトラデカ−3,5,7,12−11−テトラエン、8−カルボキシ−テトラシクロ〔4.4.12,5.17,10.0〕−ドデカ−3−エン、などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。これらのノルボルネン系モノマーは、それぞれ単独であるいは2種以上組み合わせて用いられる。
これらの中でも、好ましい化合物として、5−メトキシ−カルボニル−ビシクロ〔2.2.1〕−ヘプト−2−エン、5−ヒドロキシ−カルボニル−ビシクロ〔2.2.1〕−ヘプト−2−エン、5−シアノ−ビシクロ〔2.2.1〕−ヘプト−2−エン、5−メチル−5−メトキシカルボニル−ビシクロ〔2.2.1〕−ヘプト−2−エン、5−エトキシカルボニル−ビシクロ〔2.2.1〕−ヘプト−2−エン、ビシクロ〔2.2.1〕−ヘプト−2−エン−5,6−ジカルボン酸無水物、が挙げられる。特に好ましくは、5−メトキシ−カルボニル−ビシクロ〔2.2.1〕−ヘプト−2−エン、5−ヒドロキシ−カルボニル−ビシクロ〔2.2.1〕−ヘプト−2−エン、である。
〈オレフィン・極性モノマー共重合体の製造方法〉
本発明に係る共重合体の製造は、前記オレフィン重合触媒の存在下に、オレフィンと極性モノマーとを、通常50〜200℃の温度で溶媒の共存下で溶液重合することによって製造することができる。但し、重合形態は懸濁重合、溶液重合などの液相重合法あるいは気相重合法のいずれにおいても実施できる。
詳しくは、例えば、反応器系中を不活性ガスで十分に置換し、反応器に触媒と助触媒の任意量を任意の順序で加え、任意の溶媒で溶解させ触媒溶液を調製する。不活性ガスの種類を問わないが、一般に、アルゴン、窒素が使用される。各触媒成分の2つ以上が予め混合されていてもよい。
そこに適当量の溶媒を加えたのちに、あらかじめ混合溶解しておいた極性モノマーとオレフィンの混合溶液を加え、密閉系にて昇圧、任意の温度まで昇温して任意の時間撹拌。その後大量の貧溶媒を注ぎポリマーを析出させ、濾過により回収し、減圧乾燥して重合物を得ることができる。
反応温度は200℃まで上げることができるが、好ましくは0〜150℃である。重合圧力は常圧〜8MPa、好ましくは常圧〜5MPaの範囲である。反応時間は、触媒濃度および重合温度などの条件によって異なるが、通常0.5分間〜48時間、好ましくは10分間〜25時間である。
オレフィンと極性モノマーの仕込み比(モル比)は、導入したい極性モノマーの量により任意である。
本発明において、一般式(A)または(B)で表される化合物は、1種単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。
重合を液相重合法により行う場合には、重合媒体として、プロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、デカン、ドデカン、灯油などの脂肪族炭化水素;シクロペンタン、シクロヘキサン、メチルシクロペンタンなどの脂環族炭化水素;ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素;エチレンクロリド、クロルベンゼン、ジクロロメタンなどのハロゲン化炭化水素またはこれらの混合物などの不活性炭化水素溶媒を用いることができ、無溶媒でも実施できる。
共重合はバッチ法または連続法のいずれの方法でも行うことができる。
前記触媒を用い、バッチ法で実施する場合には、重合系内の触媒量は、極性モノマーに対し、通常0.01〜5モル%、好ましくは0.1〜1モル%となるような量で用いられる。
以下、本発明を実施例に基づいて更に具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に何ら限定されるものではない。
本発明の実施例および比較例で用いた遷移金属錯体の製造例を以下に示す。
[製造例1](実施例1〜3で用いた遷移金属錯体)
Figure 2019104842
配位子:アルゴン雰囲気下、ベンゼンスルホン酸14mmolをTHF20mlに溶解、n-ブチルリチウム28mmolを0℃で滴下し、滴下後室温に昇温し、2時間撹拌した。その後、-78℃にてクロロジフェニルホスフィン(14mmol)を滴下し、滴下後、ゆっくりと室温に昇温させ、室温にて終夜撹拌した。反応後、溶媒を留去した後に、水100mlを加え、ジエチルエーテル30ml×3回で抽出した。その後、水層に1N塩酸を加え、固体を濾過にて回収後、減圧下乾燥することで、白色固体を3.3g得た。
錯体:水素化ナトリウム0.75mmolをTHF5ml中に分散させ、そこに配位子0.5mmolを加え、室温で6時間撹拌した。その後、trans-ビストリフェニルホスフィンフェニルニッケルクロリド0.5mmolを加え、室温で終夜撹拌した。反応後、溶媒を留去し、ジクロロメタン5mlを加え、シリンジフィルターで濾過し、得られた溶液をヘキサン中に滴下した。滴下後、析出した固体を濾過により回収し、減圧下乾燥することで黄色固体を0.2g得た。
[製造例2](実施例4で用いた遷移金属錯体)
Figure 2019104842
配位子:サリチルアルデヒド5mmolのトルエン溶液20mlに、3,5-ビストリフルオロメチルアニリン5.1mmol、p-トルエンスルホン酸0.5mmolを加え、120℃にて24時間加熱還流を行った。反応後、濾過し、得られた溶液をエバポレーターにて溶媒を留去し、ヘキサンにて再結晶を行うことで、黄色固体を1.0g得た。
錯体:水素化ナトリウム0.75mmolをTHF5ml中に分散させ、そこに配位子0.5mmolを加え、室温で6時間撹拌した。その後、trans-ビストリフェニルホスフィンフェニルニッケルクロリド0.5mmolを加え、室温で終夜撹拌した。反応後、シリンジフィルターで濾過し、得られた溶液をヘキサン中に滴下した。滴下後、析出した固体を濾過により回収し、減圧下乾燥することで黄色固体を0.1g得た。
[製造例3](実施例5で用いた遷移金属錯体)
Figure 2019104842
配位子:メトキシメチルフェノール10mmolのTHF溶液20mlに、n-ブチルリチウム0mmolを0℃で滴下し、30分撹拌した。その後、室温に昇温し、2時間撹拌した。その後、-78℃にてクロロジフェニルホスフィン10mmolを滴下し、滴下後、ゆっくりと室温に昇温させ、室温で終夜撹拌した。反応後、水100mlを加え、ジクロロメタン30ml×3回で抽出を行った。有機層をMgSO4で脱水し、溶媒を留去することで、白色固体を1.6g得た。得られた固体をメタノールに溶解させ、1N塩化水素ジエチルエーテル溶液を20ml加え、室温で2時間撹拌した。反応後、溶媒を留去することで、白色固体を1g得た。
錯体:水素化ナトリウム0.75mmolをジクロロメタン5ml中に分散させ、そこに配位子0.5mmolを加え、室温で6時間撹拌した。その後、trans-ビストリフェニルホスフィンフェニルニッケルクロリド0.5mmolを加え、室温で終夜撹拌した。反応後、シリンジフィルターで濾過し、得られた溶液をヘキサン中に滴下した。滴下後、析出した固体を濾過により回収し、減圧下乾燥することで橙色固体を0.2g得た。
[製造例4](実施例6、7で用いた遷移金属錯体)
Figure 2019104842
配位子:チオフェノール10mmolのヘキサン溶液20mlに、テトラメチルエチレンジアミン20mmolを加え、n-ブチルリチウム20mmolを0℃で滴下し、室温にて24時間撹拌した。反応後、-78℃でクロロジフェニルホスフィン10mmolを滴下し、滴下後、ゆっくりと室温に昇温させ、室温で終夜撹拌した。反応後、水100mlを加え、1N塩酸で酸性にした後に、ジエチルエーテル30ml×3で抽出を行った。有機層をMgSO4で脱水し、溶媒を留去した。ジクロロメタン/ヘキサン(1/1,v/v)で再結晶することで白色固体を1.0g得た。
錯体:水素化ナトリウム0.75mmolをジクロロメタン5ml中に分散させ、そこに配位子0.5mmolを加え、室温で6時間撹拌した。その後、trans-ビストリフェニルホスフィンフェニルニッケルクロリド0.5mmolを加え、室温で終夜撹拌した。反応後、シリンジフィルターで濾過し、得られた溶液をヘキサン中に滴下した。滴下後、析出した固体を濾過により回収し、減圧下乾燥することで橙色固体を0.2g得た。
[製造例5](実施例8で用いた遷移金属錯体)
Figure 2019104842
配位子:THF10ml中にマグネシウム片10.5mmolを分散させ、ヨウ素片を加えた。そこに、2-(2-ブロモフェニル)チオフェン10mmolのTHF20ml溶液を滴下し、1時間加熱還流を行った。その後、-78℃にてクロロジフェニルホスフィン10mmolを滴下し、滴下後、ゆっくりと室温に昇温させ、室温で終夜撹拌した。反応後、水100mlを加え、ジエチルエーテル30ml×3回で抽出を行った。有機層をMgSO4で脱水し、溶媒を留去した後に、ヘキサン/アセトン(98/1,v/v)を展開液としてシリカゲルカラムで精製し、黄色のオイルを1.2g得た。
錯体:配位子0.5mmolをジクロロメタン5mlに溶解させ、そこにtrans-ビストリフェニルホスフィンフェニルニッケルクロリドを0.5mmol加え、室温で3時間撹拌した。反応後、反応溶液をシリンジフィルターで濾過し、得られた溶液をヘキサン中に滴下した。得られた固体を減圧下乾燥することで、黄色固体0.1gを得た。
[共重合体の分析方法]
以下の実施例、比較例で得られた共重合体は以下の方法により分析した。結果を表1に示す。
[GPC測定(Mn,Mw,Mw/Mn)]
GPC測定は、温度40℃、溶離液クロロホルムを使用して測定し、ポリスチレン換算値として分析値(重量平均分子量(Mw)、数平均分子量(Mn)およびMw/Mn)を得た。
測定は以下の条件で行った。また、分子量は、市販の単分散標準ポリスチレンを用いて検量線を作成し、下記の換算法に基づいて求めた。
装置:ゲル浸透クロマトグラフ(JascoシステムPU-2081,RI-2031)(Jasco社製)
溶離液:クロロホルム
カラム:LF-804カラム(Shodex社製)
流速:0.95ml/分
試料:5mg/mL
温度:40℃
分子量換算:PS換算/汎用較正法
なお、汎用較正の計算には、以下に示すMark−Houwink粘度式の係数を用いることができる。
ポリスチレン(PS)の係数:KPS=1.38×10-4,aPS=0.70
なお、表1におけるN/Aは、不溶解により分析不可であったことを意味する。
1H NMR測定(オレフィン/極性モノマー比率)]
極性モノマーのメトキシ基と、ノルボルネンおよび極性モノマーのビニル基由来のピークの水素比から算出した。
[実施例1]ノルボルネン-MMA(1:1)共重合体
アルゴン雰囲気下で、反応容器に金属錯体0.005mmolとトリスペンタフルオロフェニルボラン0.005mmolを加え、ジクロロメタンに溶解させたのちに超音波により5分処理を行い、触媒溶液を調製した。
そこにトルエン2mlを加えたのちにMMA1mmolに溶解させたノルボルネン1mmolを加え、密栓して80℃で24時間撹拌した。撹拌後、大量のメタノールを注ぎポリマーを析出させ、濾過により回収し、減圧化乾燥して共重合体を得た。
[実施例2、3]
MMAを加える量を表1に示す量に変更する以外は、実施例1と同様にして重合物を得た。
[実施例4〜8]
金属錯体を変更し、また、極性モノマーの種類と加える量を表1に示す通りにした以外は、実施例1と同様にして共重合体を得た。
[比較例1]
トリスペンタフルオロフェニルボランを加えなかった以外は、実施例1と同様の操作を行った。しかし重合物は得られなかった。
Figure 2019104842

Claims (12)

  1. 下記一般式(A)または(B)で表される遷移金属錯体と、ボラン誘導体とを含む、オレフィン重合用触媒。
    Figure 2019104842
    Figure 2019104842
    [式中、Mは、周期律表の10族に属する遷移金属を表す。
    1およびR8は、水素原子、ハロゲン原子、ハロゲン含有基、または炭素数1〜20のヘテロ原子を含有していてもよい炭化水素基を表す。
    EおよびZは、ヘテロ原子を表す。
    YはSO2、COまたは炭素原子を表す。
    2、R3、R9およびR10は、それぞれ独立に、無置換、水素原子または炭素数1〜20のヘテロ原子を含有していてもよい炭化水素基を表す。
    4〜R7は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、または炭素数1〜30のヘテロ原子を含有していてもよい炭化水素基を表す。
    1〜R10から選択される複数の基が互いに連結してもよく、互いに連結して脂環式環、複素環、芳香族環を形成してもよい。]
  2. 前記一般式(A)中、Mが、ニッケルまたはパラジウムである、請求項1に記載のオレフィン重合用触媒。
  3. 前記一般式(A)中、Eが、リン原子である、請求項1または2に記載のオレフィン重合用触媒。
  4. 前記一般式(A)中、Zが、酸素原子または硫黄原子である、請求項1に記載のオレフィン重合用触媒。
  5. 前記ボラン誘導体が、ボラン、ジボラン、ハロゲン化ボラン、トリアリールボランである、請求項1〜4のいずれか一項に記載のオレフィン重合用触媒。
  6. 前記ボラン誘導体が、トリス(ペンタフルオロフェニル)ボランである、請求項1〜5のいずれか一項に記載のオレフィン重合用触媒。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載のオレフィン重合用触媒の存在下、オレフィンと極性モノマーとを共重合することを特徴とするオレフィン共重合体の製造方法。
  8. 前記オレフィンが、環状オレフィン類、エチレンおよび炭素数3〜20のα−オレフィンから選ばれる少なくとも1種である、請求項7に記載のオレフィン共重合体の製造方法。
  9. 前記オレフィンが、ノルボルネン、テトラシクロドデセン、エチレン、プロピレンから選ばれる少なくとも1種である、請求項7に記載のオレフィン共重合体の製造方法。
  10. 前記極性モノマーが、エステル基を有するビニルモノマーである、請求項7〜9のいずれか一項に記載のオレフィン共重合体の製造方法。
  11. 前記極性モノマーが、炭素数20以下のアルキル基を有するメタクリル酸アルキル、ウンデセン酸アルキル、ビニルトリアルキルオキシシラン、メチルノルボルナンカルボン酸アルキルから選ばれる少なくとも1種である、請求項7〜10のいずれか一項に記載のオレフィン共重合体の製造方法。
  12. 前記極性モノマーが、メタクリル酸メチル、ウンデセン酸メチル、ビニルトリメトキシシラン、メチルノルボルナンカルボン酸メチルから選ばれる少なくとも1種である、請求項7〜11のいずれか一項に記載のオレフィン共重合体の製造方法。
JP2017238659A 2017-12-13 2017-12-13 オレフィン重合用触媒およびオレフィン共重合体の製造方法 Pending JP2019104842A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017238659A JP2019104842A (ja) 2017-12-13 2017-12-13 オレフィン重合用触媒およびオレフィン共重合体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017238659A JP2019104842A (ja) 2017-12-13 2017-12-13 オレフィン重合用触媒およびオレフィン共重合体の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019104842A true JP2019104842A (ja) 2019-06-27

Family

ID=67060977

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017238659A Pending JP2019104842A (ja) 2017-12-13 2017-12-13 オレフィン重合用触媒およびオレフィン共重合体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019104842A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115838449A (zh) * 2021-09-18 2023-03-24 中国科学技术大学 金属催化剂及其制备方法、烯烃聚合方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115838449A (zh) * 2021-09-18 2023-03-24 中国科学技术大学 金属催化剂及其制备方法、烯烃聚合方法
CN115838449B (zh) * 2021-09-18 2024-03-29 中国科学技术大学 金属催化剂及其制备方法、烯烃聚合方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6488002B2 (ja) 加工性に優れたオレフィン系重合体
Chung Functionalization of polyolefins
CN105814101B (zh) 具有优良可加工性和耐环境应力开裂性的乙烯/1‑己烯或乙烯/1‑丁烯共聚物
JP5623912B2 (ja) リビング配位連鎖移動重合によるポリオレフィンの調製プロセス
CN102574885B (zh) 茂金属化合物、包含该茂金属化合物的催化剂组合物和使用该催化剂组合物制备的烯烃聚合物
JP6482564B2 (ja) 加工性に優れたエチレン/アルファ−オレフィン共重合体
JP2016537500A (ja) ポリオレフィンの製造方法およびこれから製造されたポリオレフィン
JP2004526818A (ja) デュアルサイトのオレフィン重合触媒組成物
CN106795229B (zh) 金属茂-负载型催化剂以及使用该催化剂制备聚烯烃的方法
JP2019524963A (ja) エチレン/アルファ−オレフィン共重合体
CN110869399A (zh) 聚乙烯共聚物及其制备方法
JP2019104842A (ja) オレフィン重合用触媒およびオレフィン共重合体の製造方法
CN114599692B (zh) 具有改善的柔韧性和可加工性的乙烯/1-己烯共聚物
CN114599693B (zh) 聚乙烯组合物及其制备方法
EP0965600B1 (en) Process for preparing polymer by using copper compound
US20180251580A1 (en) Method for preparing supported hybrid metallocene catalyst, and supported hybrid metallocene catalyst using the same
WO2006093213A1 (ja) ビニル系モノマー重合用触媒組成物および該組成物を用いたビニル系モノマーの重合への使用
JP3926704B2 (ja) (メタ)アクリル系樹脂の製造方法
JP4000015B2 (ja) メタクリル系樹脂の製造方法
US6433130B1 (en) Process for preparing polymer by using copper compound
JPH11171915A (ja) 銅化合物を用いた重合体の製造方法
RU2234517C1 (ru) Способ полимеризации этилена
CN118804935A (zh) 具有优异耐热性的聚乙烯树脂
JPH10182766A (ja) グラフトポリマー
JP2023124236A (ja) オレフィン・環状オレフィン共重合体の製造方法