JP2019104570A - ベルトコンベアの乗り継ぎ部に設置するシュート - Google Patents
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このようにベルトコンベアを乗り継いで搬送する際に、搬送方向を変える等のために脱水ケーキを上流側のベルトコンベアから下流側のベルトコンベアに載せ替える必要が生じ、その乗り継ぎ部にはシュートが設置され、上流側の上部コンベア上の脱水ケーキをシュート内に落下させて、下流側である下部コンベア上に受け渡し、脱水ケーキを下部コンベア上に導いている。
ベルトコンベアの乗り継ぎ部に設置されるシュートとしては、上部に開口部を有する筒体と、筒体の内側面を覆うように取り付けたライナーとを備えたものが知られている。なお、脱水ケーキがシュートの壁に張り付くのを防止するために、シュートの壁にシリコン等を塗布する場合がある。
シュートの上方には、上流側ベルトコンベアの下流端部(出口方向)が位置し、シュートの下方には、下流側ベルトコンベアの上流端部(投入方向)が位置される。
上流側ベルトコンベアのベルトで搬送される搬送物は、ベルトが下流端部でリターン側へ転向する際に落下し、シュート内を経て、下流側ベルトコンベアの上流端部のベルト上に載置される。
また、シュートを使わずに上流側コンベアと下流側コンベアで脱水ケーキを乗り継ぎさせて複数のコンベアで搬送する場合には、隣り合うコンベアの上流側ベルトコンベアは下流端部での搬送物の乗り継ぎのため、搬送方向に上りの傾斜面がつくように設置して遠方まで搬送する。
垂直面や傾斜面にはフライトコンベアの使用が考えられるが、フライトコンベアをベルトコンベアと比較すると、同規模の搬送能力において搬送物を載せるフライトを含めた搬送部品が硬質樹脂や金属からなっており、ゴム等の軟質材料からなる搬送部品を使用しているベルトコンベアよりも重量が大きく、運転に耐えるための支持構造を十分にとる必要があり、また、搬送物を載せるフライトを含めた搬送部品の重量がベルトコンベアの搬送物を載せるベルトの搬送部品よりも大きいので、フライトコンベアはベルトコンベアより動力が大きくならざるをえない。
これらのことから、ベルトコンベア同士の乗り継ぎ程度の傾斜にはフライトコンベアを使用せず、通常はベルトコンベアを使用している。
また、脱水ケーキの粘性が高いと、投入される脱水ケーキが乗り継ぎ部で大規模な堆積(詰まり)となり搬送が滑らかに行えない(図6参照)。
さらに、ベルトコンベアで脱水ケーキを搬送する際に脱水ケーキを周囲に散逸させないためにケースコンベアを使用する場合は、一度に多量の脱水ケーキがケーシング内に投入されると、該脱水ケーキがケーシング壁に接触し、ケーシング内で脱水ケーキの詰まり(閉塞)が発生し搬送できない等の支障が生じてしまう。
(1)上流側である上部ベルトコンベア上の搬送物を落下させて、下流側である下部ベルトコンベア上に受け渡す際に、前記上部ベルトコンベアと下部ベルトコンベアの間に設置するシュートであって、
上部に前記上部ベルトコンベアから投下される搬送物を受け入れる開口部と、搬送物を前記下部ベルトコンベア上に受け渡す排出口と、側壁とからなるシュート本体と、前記側壁に設けられた前記下部ベルトコンベア上に落下した搬送物を搬送方向に掻き送りする掻き送り装置と
からなることを特徴とするベルトコンベアの乗り継ぎ部に設置するシュート。
(2)前記掻き送り装置が、下部ベルトコンベア上に交差するように前記シュートの側壁間に架設された回転軸と、前記下部ベルトコンベアのコンベアベルト上に落とされた脱水ケーキを粉砕しながら搬送方向へ搬送する該回転軸に設けられた複数の掻き送り刃と、前記回転軸を回動させる回転モータとから構成されていることを特徴とする前記(1)に記載のベルトコンベアの乗り継ぎ部に設置するシュート。
また、上記のように搬送できるので、本発明の乗り継ぎシュートによれば、上部ベルトコンベアから下部ベルトコンベアのコンベアベルト上に受け渡された脱水ケーキを堆積させることがなく、ベルトコンベアの回転モータ(図示しない)の負荷とならないように搬送方向へ搬送することができる。
図1〜5に示すように、1は上部ベルトコンベア、2は下部ベルトコンベアであり、前記両ベルトコンベアは、ケーシング3、コンベアベルト4とを有し、コンベヤベルト4はケーシング3の長手方向に配設されているプーリ5,5’間に掛け渡され、コンベアローラ7により送られる。前記プーリ5,5’は水平に配置された水平軸6,6’を介してケーシング3の端部にそれぞれ回転自在に取り付けられている。
なお、プーリ5,5’の駆動モーター(図示しない)は、ベルトコンベア1、2に内蔵されている。
8は上部ベルトコンベア1の一端下方(出口方向)に設置されたシュートであり、8aはシュート本体、8bは上部に上部ベルトコンベア1から投下される搬送物を受け入れる開口部、8cは該開口部8bより投下された搬送物を下部コンベアベルト2上に受け渡す排出口、8dは側壁であり、側壁8dの下方端部8eが図1に示すように排出口8cを絞るように内側に曲げられている。
本実施の形態においては、図2及び図3に示すように掻き送り刃11は、羽根13a、13bを回転軸10中心に対向して配置して構成している。
対向して羽根13a、13bを配置することで、脱水ケーキ14をムラなく掻き送ることができるが、これに限定されるものではなく、例えば、1枚であってもよく、また回転軸10を中心に3枚や4枚の羽根を配置して構成しても良い。
また、本実施の形態においては、羽根13a、13bから構成される掻き送り刃11を回転軸10に等間隔に3箇所に設けている。
掻き送り刃11同士の間隔は、あまり狭いと脱水ケーキ14が付着してしまう。
したがって、掻き送り刃11は、3箇所に限定されるものではなく、ベルトコンベアの大きさ(横幅)に応じて個数や設置間隔を決めれば良い。
また、掻き送り装置9を構成する掻き送り刃11の羽根13a、13bは、ステンレスや合成樹脂等、脱水ケーキ14を確実に掻き送ることができる程度の強度があり、かつ腐食しにくい素材で構成される。そして、脱水ケーキ14が付着しにくいように、表面が滑らかな素材であることが好ましい。
なお、本実施の形態においては、羽根13a、13bは平板で構成されているが、形状は特に限定されず円柱状や、先端を広くした形状であってもよい。
次に、図1、図5により上記のように構成された本発明の実施態様に係るベルトコンベアの乗り継ぎ部に設置するシュートによる脱水ケーキ14の掻き送りについて説明する。
図1に示すように、上部ベルトコンベア1の一端下方(出口方向)に設置されたシュート8に、前記上部ベルトコンベア1のコンベアベルト4から脱水ケーキ14が投下されると、脱水ケーキ14は、前記シュート8内を該シュート8の側壁8d、そして、該側壁8dに続き排出口8cを絞るように内側に曲げられた下方端部8eに沿って下部ベルトコンベア2のコンベアベルト4上に落とされる。
そして、下部ベルトコンベア2のコンベアベルト4上に落とされた脱水ケーキ14は、シュート8内に設けられた掻き送り装置9の回転軸10に設けられた掻き送り刃11によって粉砕されながら搬送方向へ搬送される。
このとき、掻き送り刃11は、傾斜して設けられた下部ベルトコンベア2の傾斜の上方へ脱水ケーキ14を送るように、コンベアベルト4上において下から上へ掬う方向で回転させ脱水ケーキ14を持ち上げて傾斜面上方に押すように回転させる。
これは、上記と逆に脱水ケーキ14を上から下へ掬う方向で逆回転させると、掻き送り刃11により脱水ケーキ14がコンベアベルト面に押し付けられることでベルトコンベアの回転モータ(図示しない)の負荷となってしまうことや、掻き送り刃11によるコンベアベルト面への押し付けによる抵抗で掻き送り刃11が脱水ケーキ14をより強く切断しようとし、切断の際に掻き送り刃11に脱水ケーキ中7の繊維分からなるし渣がしっかりと絡みついて塊状になってしまうからことから、ベルト面への脱水ケーキ14の押し付けによる抵抗を付けないように脱水ケーキ14を傾斜の上方に転がして送っている。
また、掻き送り刃11で脱水ケーキ14を送る回転速度を下部ベルトコンベア2の搬送速度に合わせている。掻き送り刃11の先端の回転方向の接線速度は、コンベアベルト4の移動速度よりも大きく、表面に水分を含んで滑りやすい脱水ケーキ14をコンベアベルト4の傾斜で滑り落ちない程度に掻き送り刃11で勢いをつけて掻き送れる接線速度が望ましい。
2 下部ベルトコンベア
3 ケーシング
4 コンベアベルト
5、5’プーリ
6、6’水平軸
7 コンベアローラ
8 シュート
8a シュート本体
8b 開口部
8c 排出口
8d 側壁
8e 下方端部
9 掻き送り装置
10 回転軸
11 掻き送り刃
12 回転モータ
13a、13b 羽根
14 脱水ケーキ
Claims (2)
- 上流側である上部ベルトコンベア(1)上の搬送物を落下させて、下流側である下部ベルトコンベア(2)上に受け渡す際に、前記上部ベルトコンベア(1)と下部ベルトコンベア(2)の間に設置するシュート(8)であって、
上部に前記上部ベルトコンベア(1)から投下される搬送物を受け入れる開口部(8b)と、搬送物を前記下部ベルトコンベア(2)上に受け渡す排出口(8c)と、側壁(8d)とからなるシュート本体(8a)と、
前記側壁(8d)に設けられた前記下部ベルトコンベア(2)上に落下した搬送物を搬送方向に掻き送りする掻き送り装置(9)と、
からなることを特徴とするベルトコンベアの乗り継ぎ部に設置するシュート。 - 前記掻き送り装置(9)が、下部ベルトコンベア(2)上に交差するように前記シュート(8)の側壁(8d)間に架設された回転軸(10)と、
前記下部ベルトコンベア(2)のコンベアベルト(4)上に落とされた脱水ケーキ(14)を粉砕しながら搬送方向へ搬送する該回転軸(10)に設けられた複数の掻き送り刃(11)と、
前記回転軸(10)を回動させる回転モータ(12)
とから構成されていることを特徴とする請求項1に記載のベルトコンベアの乗り継ぎ部に設置するシュート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017237127A JP7007883B2 (ja) | 2017-12-11 | 2017-12-11 | ベルトコンベアの乗り継ぎ部に設置するシュート |
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JP2017237127A JP7007883B2 (ja) | 2017-12-11 | 2017-12-11 | ベルトコンベアの乗り継ぎ部に設置するシュート |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114803314A (zh) * | 2022-06-29 | 2022-07-29 | 金乡县新鲁源食品股份有限公司 | 一种蒜酥生产线用智能化蒜片贮存容器 |
Citations (2)
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JPS53145676U (ja) * | 1977-04-22 | 1978-11-16 | ||
JPS5790720U (ja) * | 1980-11-26 | 1982-06-04 |
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2017
- 2017-12-11 JP JP2017237127A patent/JP7007883B2/ja active Active
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CN114803314B (zh) * | 2022-06-29 | 2022-09-02 | 金乡县新鲁源食品股份有限公司 | 一种蒜酥生产线用智能化蒜片贮存容器 |
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