JP2019102251A - 電気コネクタ - Google Patents
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Abstract
Description
通信の高速化に対応する信号の伝送方式として、一対の信号線に互いに逆相の電流を流し、信号線間の電位差(差動信号)で伝送を行う差動伝送方式が知られている。差動伝送方式の通信システムにおいては、伝送される差動信号の品質劣化を抑制することが要求される(例えば、特許文献1)。
一方で、電気コネクタは低コストであることが常に求められている。
そこで、本発明は、それぞれが複雑な形状のコンタクトを対として用いても、伝送される差動信号の信頼性が担保された電気コネクタを、コストの上昇を抑えて提供することを目的とする。
本発明の電気コネクタにおいて、一対のコンタクトは、ハウジングの横断面における配置が互いに点対称となるようにハウジングに保持される。
また、本発明の電気コネクタにおいて、一対のコンタクトのそれぞれは、非対称な横断面の構造を有し、かつ、同じ仕様を有する。
この雌型コンタクトは、キャビティからの抜け止め構造を有することにより、非対称な横断面の構造を有することがあり、この抜け止め構造は、軸線方向に交差する向きに突出する。
[電気コネクタ1]
図1および図2に示す本実施形態の電気コネクタ1は、差動信号を伝送する一対の信号線に適用される雌コネクタであり、車両に搭載される電子デバイスに好適に使用できる。
また、内側ハウジング10には、図4(a)に示すように、一対のコンタクト40,40が保持される。
次に、内側ハウジング10に保持される一対のコンタクト40,40を説明する。
一対のコンタクト40,40は、後述するように内側ハウジング10に配置されたときの向きは異なるが、同じ仕様を有している。ここで、仕様が同じとは、形状、寸法が同じであることに加えて、コンタクト40,40を構成する材料が同じであることを意味する。ただし、ここでいう同じとは、工業的な生産レベルにおいて同じことを意味し、物理的に完全に同じであることを要求するものではない。
コンタクト40は、導電性および弾性を有する金属材料、例えば銅合金の板材に打抜き加工および折り曲げ加工を施すことで所定の形状に形成される。しかも、コンタクト40は、以下説明する要素が一体的に形成されている。
このように、コンタクト40は、受容部41による横断面が対称な構造部分と、保持突起43,44の有無による横断面が非対称な構造部分からなることにより、全体として非対称な横断面の構造を有している。
また、受容部41の後端から芯線保持部42Bとの間には、凹部48が形成される。
ただし、ここでいう点対称は物理的に完全なものに限定されず、例えば、差動信号の伝送経路における対称性が担保され、工業的な生産レベルで点対称とみなせる範囲であれば一定の誤差は許容される。
内側ハウジング10は、電気絶縁性の樹脂材料(ポリブチレンテレフタラート等)を射出成形することで一体的に形成される。
図4(a)に示すように、内側ハウジング10には、それぞれコンタクト40,40を収容する2つのキャビティ11A,11Bが形成されている。図1,図2に示すように、内側ハウジング10の前端壁10Aには、キャビティ11A,11Bに対応する位置に、前端壁10Aを貫通する2つの開口12A,12Bが形成されている。また、図3に示すように、内側ハウジング10の図中下側の底壁16には、外方に突出した係止突起16Aが設けられている。
なお、キャビティ11A,11Bは、切り欠き部13の向きが相違することを除き、いずれも同じ形状および寸法に形成されている。
これにより、コンタクト40,40は、点Oを中心として点対称となるように内側ハウジング10に保持される。
以上のように、本実施形態では、奥行方向Zへのコンタクト40の移動が規制され、奥行方向Zの力が作用したときに内側ハウジング10からコンタクト40が抜け止めされる。
図3に示すシールドシェル20は、金属材料で形成された板材を板厚方向に打ち抜き、角筒状に折り曲げることにより形成されている。
シールドシェル20は、ケーブル50のシールド線52と、相手コネクタが設けられている機器の筐体(不図示)とに接地接続される。このシールドシェル20により、外部に向けた電磁ノイズの放射や、他の電子デバイスから受ける電磁ノイズの影響を抑制する電磁シールド機能が電気コネクタ1に与えられる。
次に、外側ハウジング30(エンクロージャとも称する)は、図3に示すように、シールドシェル20を外側から囲んでいる。外側ハウジング30は、例えば、電気絶縁性の樹脂材料(ポリブチレンテレフタラート等)を射出成形することで一体的に形成されている。
本実施形態の電気コネクタ1において、差動信号を伝送する一対のコンタクト40は、保持突起43,44による非対称な横断面の構造を有し、かつ、同じ仕様を有する。そして、ハウジング10の横断面における配置が互いに点対称となるように、一対のコンタクト40,40がハウジング10に保持されている。
したがって、本実施形態の電気コネクタ1によれば、非対称な横断面の構造を有するコンタクト40を対として用いても、伝送される差動信号の信頼性が担保される。
また、図6は、保持突起43,44が対向するようにコンタクト40を配置した例である。図6の例では、図中右側のコンタクト40は保持突起43,44が左向きとなるように配置され、図中左側のコンタクト40は保持突起43,44が右向きとなるように配置される。
また、図7は、コンタクト40を背中合わせに配置して、保持突起43,44を互いに外側に向けた例である。図7の例では、図中右側のコンタクト40は保持突起43,44が右向きとなるように配置され、図中左側のコンタクト40は保持突起43,44が左向きとなるように配置される。
図5から図7の構成においても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
10 内側ハウジング10
10A 前端壁
11A,11B キャビティ
12A,12B 開口
13 切り欠き部
14 ハウジングランス
15 リテーナ
16 底壁
16A 係止突起
20 シールドシェル
21 段差部
30 外側ハウジング
31 挿入部
32 係止突起
33 案内溝
34 空間
35 前端壁
35A 開口
36 操作部
40 コンタクト
41 受容部
42 信号線保持部
43,44 保持突起
45 開口
46 板ばね
46A 固定端
46B 自由端
47 凸部
48 凹部
50 ケーブル
51 信号線
52 シールド線
60 相手コンタクト
Claims (5)
- 一対の差動信号伝送用のコンタクトと、
一対の前記コンタクトをそれぞれ収容する一対のキャビティを有するハウジングと、を備え、
一対の前記コンタクトは、
前記ハウジングの横断面における配置が、互いに点対称となるように前記ハウジングに保持され、
一対の前記コンタクトのそれぞれは、
非対称な横断面の構造を有し、かつ、同じ仕様を有する、
ことを特徴とする電気コネクタ。 - 一対の前記コンタクトは、
軸線方向に沿った位置が一致するように前記ハウジングに保持される、
請求項1に記載の電気コネクタ。 - 一対の前記コンタクトは、
それぞれがボックス型の雌型コンタクトである、
請求項1または請求項2に記載の電気コネクタ。 - 前記雌型コンタクトは、
前記キャビティからの抜け止め構造を有することにより、非対称な横断面の構造を有し、
前記抜け止め構造は、
軸線方向に交差する向きに突出する、
請求項3に記載の電気コネクタ。 - 一対の前記コンタクトのそれぞれは、
対称な横断面の構造部分と非対称な横断面の構造部分からなることにより、非対称な横断面の構造を有し、
一対の前記コンタクトは、
非対称な横断面の構造部分が互いに点対称となる位置に配置される、
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の電気コネクタ。
Priority Applications (1)
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JP2017231359A JP7004554B2 (ja) | 2017-12-01 | 2017-12-01 | 電気コネクタ |
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Family Applications (1)
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Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06333629A (ja) * | 1993-05-25 | 1994-12-02 | Yazaki Corp | シールド線用コネクタ |
JP2018063797A (ja) * | 2016-10-12 | 2018-04-19 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | コネクタ構造 |
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2017
- 2017-12-01 JP JP2017231359A patent/JP7004554B2/ja active Active
Patent Citations (2)
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