(1)概要
本実施形態の表示方法は、図1に示す管理システム100で用いられる。管理システム100は、表示システム10と、複数の機器20と、サーバ装置30と、を備える。本実施形態では、管理システム100は、複数の機器20として、エアコン20A、エアコン20B、及びエアコン20Cを備えている。
管理システム100において、ユーザは、表示システム10を用いてサーバ装置30に登録した機器20を遠隔制御することが可能である。例えば、サーバ装置30に登録した機器20がエアコン20Aである場合、ユーザは、表示システム10を用いて、エアコン20Aから離れた場所で、エアコン20Aの電源のオン/オフ、温度設定の変更、又は風量の調整などの制御を行うことが可能である。
本実施形態では、表示方法は、ユーザが表示システム10を用いてサーバ装置30に機器20を登録する際に用いられる。表示方法は、機器情報と、機器識別子と、を機器20から取得するステップを含む。本実施形態でいう「機器情報」は、機器20の種類を示す情報であり、例えば品番である。また、本実施形態でいう「機器識別子」は、例えば機器20の製造段階において機器20に割り当てられる機器20に固有の識別子であり、機器情報とは異なる。例えば、複数の機器20の機器情報(品番)が同じであっても、これら複数の機器20の機器識別子は互いに異なる。
また、表示方法は、機器識別子と、ユーザ識別子と、をサーバ装置30に送信するステップを含む。本実施形態でいう「ユーザ識別子」は、表示システム10を使用しているユーザに固有の識別子であり、例えばユーザの名前、又はユーザが所属する世帯でのユーザの続柄などを表す。本実施形態では、表示システム10を使用するユーザを1人と想定しているため、ユーザ識別子は、表示システム10に固有の識別子とも言える。もちろん、表示システム10を使用するユーザが複数存在する場合は、ユーザごとに異なるユーザ識別子が割り当てられることになる。
また、表示方法は、送信したユーザ識別子とは異なる他のユーザ識別子が機器識別子に紐付けられている場合に、ユーザ情報をサーバ装置30から取得するステップを含む。本実施形態でいう「ユーザ情報」は、機器識別子に他のユーザ識別子が紐付けられていることを示す情報である。そして、表示方法は、機器情報と、ユーザ情報と、を表示するステップを含む。
その結果、ユーザは、表示された機器情報及びユーザ情報を見ることにより、ユーザがサーバ装置30に登録したい機器20について、登録を行ってよいか否かを判断することができる。以下、ユーザによる登録の対象の機器20を「対象機器」ともいう。例えば、対象機器について、既に他のユーザが登録している場合、ユーザは、対象機器についての登録状況を初期化した上で登録を行うか、そのまま登録を行うか、又は登録を断念するかを判断することができる。つまり、本実施形態では、機器情報とユーザ情報とを表示することにより、サーバ装置30に機器20を登録する場合の判断材料をユーザに提示することができる、という利点がある。
(2)構成
以下、管理システム100について図面を参照して更に詳細に説明する。管理システム100は、図1に示すように、表示システム10と、複数の機器20と、サーバ装置30と、を備える。表示システム10、複数の機器20、及びサーバ装置30は、いずれもインターネット等の通信ネットワーク40に接続可能である。本実施形態では、表示システム10と機器20との間、表示システム10とサーバ装置30との間、及び機器20とサーバ装置30との間の各々において、暗号化通信を行っている。暗号化通信の方式には、例えばWPA(Wi-Fi Protected Access)等の無線LANの暗号化方式が用いられてもよいが、特に限定されない。なお、本実施形態では、管理システム100は複数の機器20を備えているが、機器20は管理システム100に必須の構成要素ではない。
表示システム10は、任意の機器20のサーバ装置30への登録、及びサーバ装置30に登録した機器20の制御(遠隔制御)に用いられる。表示システム10は、例えばスマートフォンである。なお、表示システム10は、スマートフォンに限らず、例えばタブレット端末などの携帯情報端末、パーソナルコンピュータ(デスクトップ型、又はラップトップ型など)、又はスマートテレビ等の機器20及びサーバ装置30と通信可能な装置であってもよい。
表示システム10は、図2に示すように、第1通信部11と、第2通信部12と、表示部13と、入力部14と、処理部15と、を備えている。
第1通信部11は、通信ネットワーク40に接続可能であり、通信ネットワーク40を通じてサーバ装置30との間で通信を行う機能を有する。第1通信部11は、例えば通信事業者が提供する携帯電話網(キャリア網)を通じて、通信ネットワーク40に接続可能な通信インタフェースである。携帯電話網には、例えば3G(第3世代)回線、LTE(Long Term Evolution)回線等がある。
第2通信部12は、通信ネットワーク40に接続可能であり、通信ネットワーク40を通じて1以上の機器20(ここでは、エアコン20A〜20C)との間で通信を行う機能を有する。第2通信部12は、例えばWi−Fi(登録商標)等の規格に準拠した無線LAN(Local Area Network)により無線通信を行う通信インタフェースである。本実施形態では、第2通信部12は、例えばUPnP(Universal Plug and Play)に対応したルータ等の通信機器を通じて通信ネットワーク40に接続可能であるが、通信機器を介さずに通信ネットワークに接続可能であってもよい。また、本実施形態では、第1通信部11及び第2通信部12を別々の通信インタフェースとして取り扱っているが、これらは単一の通信インタフェースで構成されていてもよい。
表示部13は、例えば液晶ディスプレイ、又は有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどの薄型のディスプレイ装置である。
入力部14は、ユーザからの入力を受け付けるための入力装置である。入力部14は、例えば、表示部13の表示面に設置されるタッチパッドである。つまり、表示部13と入力部14とは、タッチパネルを構成する。なお、入力部14は、タッチパッドに限定されず、キーボード、ポインティングデバイス、又はメカニカルなスイッチ等であってもよい。また、入力部14は、複数の入力装置で構成されていてもよい。
処理部15は、表示システム10の動作を制御する制御回路である。処理部15は、例えば、1以上のプロセッサ(マイクロプロセッサ)と1以上のメモリとにより実現され得る。つまり、1以上のプロセッサが1以上のメモリに記憶された1以上のプログラムを実行することで、処理部15として機能する。1以上のプログラムは、ここでは処理部15の1以上のメモリに予め記録されているが、インターネット等の電気通信回線を通じて、又はメモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。
処理部15は、検索結果画面A1(図3参照)、登録画面B1(図4参照)、及び制御画面を表示部13に表示させる機能を有する。検索結果画面A1は、表示システム10及びサーバ装置30と通信可能な1以上の機器20の一覧を表す画面である。本実施形態では、処理部15は、第1取得処理、送信処理、第2取得処理、及び表示処理を実行することにより、検索結果画面A1を表示部13に表示させる。
第1取得処理は、機器情報及び機器識別子を機器20から第1通信部11にて取得する処理である。具体的には、処理部15は、第1取得処理にて、機器情報及び機器識別子を要求するコマンドを含む要求信号を、第1通信部11からブロードキャストする。要求信号を受信した1以上の機器20は、要求信号に対する応答として、機器情報及び機器識別子を含む応答信号を表示システム10に返信する。これにより、処理部15は、第1通信部11にて1以上の応答信号を受信することにより、表示システム10と通信可能な1以上の機器20から、機器情報及び機器識別子を取得する。
送信処理は、機器識別子及びユーザ識別子を、第2通信部12からサーバ装置30に送信する処理である。具体的には、処理部15は、第1取得処理にて取得した1以上の機器20の機器識別子と、表示システム10の有するユーザ識別子とを含む検索信号を、第1通信部11からサーバ装置30に送信する。これにより、サーバ装置30にて、後述する受信処理及び返信処理が実行される。
第2取得処理は、送信したユーザ識別子とは異なる他のユーザ識別子が機器識別子に紐付けられている場合に、ユーザ情報を、サーバ装置30から第2通信部12にて取得する処理である。具体的には、第2取得処理は、後述するサーバ装置30からの検索応答信号を、第2通信部12にて受信する処理である。処理部15は、1以上の機器識別子のうち他のユーザ識別子が紐付けられている機器識別子については、検索応答信号に含まれるユーザ情報を取得することになる。一方、処理部15は、他のユーザ識別子がいずれの機器識別子にも紐付けられていない場合は、検索応答信号にユーザ情報が含まれていないので、ユーザ情報を取得しない。
また、本実施形態では、処理部15は、1以上の機器識別子のうち他のユーザ識別子が機器識別子に紐付けられている機器識別子については、第2取得処理にて、ユーザ情報の他に検索応答信号に含まれる付属情報を取得する。つまり、第2取得処理は、表示方法で言えば、付属情報をサーバ装置30から取得するステップを含む。本実施形態でいう「付属情報」は、機器識別子に紐付けられている機器20の種類以外の機器20に関する情報を示す情報である。例えば、付属情報には、機器20を購入した日付、機器20がサーバ装置30に登録された時刻、機器20が設置された場所、又はユーザが名付けた機器20の通称などが含まれる。付属情報は、後述する登録画面B1にてユーザが入力した登録内容を、サーバ装置30が取得することにより、サーバ装置30の後述する記憶部33に記憶される。
表示処理は、機器情報及びユーザ情報を表示部13に表示する処理である。具体的には、処理部15は、第1取得処理にて取得した1以上の機器20の機器情報と、第2取得処理にて取得した1以上の機器20のユーザ情報と、を表示部13に表示する。また、処理部15は、付属情報が存在する場合には、機器情報及びユーザ情報に加えて、付属情報を表示部13に表示する。つまり、表示処理は、表示方法で言えば、付属情報に含まれる1以上の項目のうち少なくとも一部の項目を表示するステップを含む。なお、1以上の機器20のうち、第2取得処理にてユーザ情報及び付属情報を取得していない機器20に関しては、機器情報のみが表示部13に表示される。
検索結果画面A1の一例を図3に示す。図3に示す例では、表示部13には、それぞれエアコン20A〜20Cの機器情報を含む第1表示領域A11〜第3表示領域A13と、「登録」の文字が記された第4表示領域A14と、が縦方向に並んで表示されている。第1表示領域A11〜第3表示領域A13には、それぞれ機器情報として、エアコン20A〜20Cの品番が表示されている。本実施形態では、エアコン20A,20Bの品番は、同じである。また、図3に示す例では、エアコン20A,20Bの品番を「〇〇〇〇」で表しており、エアコン20Cの品番を「□□□□」で表している。
ここで、処理部15は、エアコン20A〜20Cの各々について、第2取得処理にてユーザ情報を取得している。このため、表示部13には、第1表示領域A11〜第3表示領域A13の各々において、機器情報の下側にユーザ情報が表示されている。具体的には、第1表示領域A11〜第3表示領域A13には、それぞれ「既に他のユーザが登録済み」というユーザ情報が表示されている。また、処理部15は、エアコン20A〜20Cの各々について、第2取得処理にて付属情報を取得している。このため、表示部13には、第1表示領域A11〜第3表示領域A13の各々において、ユーザ情報と共に付属情報が表示されている。具体的には、第1表示領域A11〜第3表示領域A13には、それぞれ「寝室」、「リビング」、及び「子供部屋」という機器20の設置場所を表す付属情報が表示されている。
第1表示領域A11〜第3表示領域A13には、機器情報、ユーザ情報、及び付属情報の他に、それぞれチェックボックスA21〜A23が表示されている。ユーザは、第1表示領域A11〜第3表示領域A13のいずれかのチェックボックスA21〜A23にチェックマークを入れた状態で、第4表示領域A14を選択することにより、登録対象となる機器20(つまり、対象機器)を選択することが可能である。例えば、第1表示領域A11のチェックボックスA21にチェックマークを入れた場合、ユーザは、エアコン20Aを対象機器として選択することになる。
第4表示領域A14が選択されると、処理部15は、選択された機器20の機器識別子を含む第1仮登録信号を第1通信部11からサーバ装置30に送信する。また、処理部15は、機器識別子をサーバ装置30に送信するように要求するコマンドを含む送信要求信号を、第2通信部12から、選択された機器20に送信する。送信要求信号を受信した機器20は、機器20の機器識別子を含む第2仮登録信号を、後述する通信部21からサーバ装置30に送信する。これにより、サーバ装置30にて、後述する確認処理が実行される。
その後、第1通信部11にてサーバ装置30からの仮登録応答信号を受信すると、処理部15は、ユーザの選択した機器20についての登録画面B1を表示部13に表示する。登録画面B1は、検索結果画面A1にてユーザが選択した機器20(つまり、対象機器)の登録内容を、ユーザが入力部14を用いて決定するための画面である。登録画面B1の一例を図4に示す。図4に示す例では、対象機器がエアコン20Aであり、表示部13には、エアコン20Aの品番と、第1表示領域B11〜第3表示領域B13と、「登録」の文字が記された第4表示領域B14とが、縦方向に並んで表示されている。第1表示領域B11〜第3表示領域B13は、それぞれエアコン20Aの登録内容の項目である「日付」、「設置場所」、及び「通称」に対応している。
「日付」は、エアコン20Aを購入した日付を示す。ユーザが入力部14を用いて第1表示領域B11に日付(例えば、「2017年〇月〇日」)を入力することにより、エアコン20Aを購入した日付が設定される。「設置場所」は、エアコン20Aが設置された場所を示す。ユーザが入力部14を用いて第2表示領域B12に設置場所(例えば、「寝室」)を入力することにより、エアコン20Aの設置場所が設定される。「通称」は、ユーザが名付けるエアコン20Aの通称を示す。ユーザが入力部14を用いて第3表示領域B13に通称(例えば、「両親のエアコン」)を入力することにより、エアコン20Aの通称が設定される。
第4表示領域B14が選択されると、処理部15は、登録画面B1でユーザにより入力された情報に基づいて、登録信号を生成し、第2通信部12からサーバ装置30に送信する。これにより、サーバ装置30にて、後述する登録処理が実行される。
制御画面は、機器20の制御内容をユーザが入力部14を用いて決定するための画面である。例えば、制御画面は、制御対象となる機器20の選択、及び制御内容の指定を可能にする。具体的には、制御対象となる機器20としてエアコン20Aが選択されると、制御画面は、例えば制御内容の項目である「動作状態」、「運転モード設定」、及び「温度設定値」の値の入力を可能にする。「動作状態」は、エアコン(エアコンに固有の機能)が稼働状態であるか否か(オン又はオフ)を示す。「運転モード設定」は、エアコンの運転モード(例えば、自動、冷房、暖房、除湿、送風、その他)を示す。「温度設定値」は、現在の「運転モード設定」における温度設定値を示す。
処理部15は、制御画面でユーザにより入力された情報に基づいて、制御信号を生成して、第2通信部12からサーバ装置30に送信する。制御信号は、制御対象となる機器20を特定するための情報(本実施形態では、機器識別子及びユーザ識別子)と、制御内容を特定するための情報と、を含む。これにより、サーバ装置30にて、後述する制御処理が実行される。
機器20は、管理システム100において、ユーザによる登録の対象となり得る機器である。また、機器20は、登録後においては、制御対象となる機器である。機器20の例としては、センサ関連機器、空調関連機器、住宅・設備関連機器、調理・家事関連機器、健康管理関連機器、管理・操作関連機器、又はAV関連機器が挙げられる。
センサ関連機器の例としては、火災センサ、人体検知センサ、温度センサ、CO2センサ、又は電流量センサが挙げられる。空調関連機器の例としては、エアコン、扇風機、換気扇、空気清浄機、ホットカーペット、又は石油ファンヒータが挙げられる。住宅・設備関連機器の例としては、電動ブラインド、電動カーテン、温水器、電気錠、スマートメーター、太陽光発電設備、蓄電池、燃料電池、一般照明、単機能照明、又は非常灯が挙げられる。調理・家事関連機器の例としては、電子レンジ、食器洗い機、食器乾燥機、洗濯機、衣類乾燥機、又は自動掃除機が挙げられる。健康管理関連機器の例としては、体重計、体脂肪計、体温計、血圧計、又は血糖値計が挙げられる。管理・操作関連機器の例としては、コントローラ、又はスイッチ(HA機器)が挙げられる。AV関連機器の例としては、TV、又はディスプレイが挙げられる。
機器20は、施設200に設置されている。施設200は、例えば戸建住宅である。なお、施設200は、戸建住宅の他に、集合住宅(住戸、共用部)、店舗、又はビル(ビル全体、フロア内)などであってもよい。また、施設200は、建物だけではなく、建物とその建物が存在する敷地とを含んでいてもよい。このような場合、施設200は、例えば工場、公園、病院、又は商業施設などであってもよい。
機器20は、図5に示すように、通信部21と、機能部22と、処理部23と、を備えている。
通信部21は、通信ネットワーク40に接続可能であり、通信ネットワーク40を通じて表示システム10及びサーバ装置30との間で通信を行う機能を有する。通信部21は、例えばWi−Fi(登録商標)等の規格に準拠した無線LANにより無線通信を行う通信インタフェースである。
機能部22は、機器20において所定の機能を実現する機械構造を有する。機能部22により実現される機能は、主に機器20の種類によって異なる。本実施形態では、既に述べたように、複数の機器20はエアコン20A〜20Cである。したがって、エアコン20A〜20Cの各々の機能部22は、エアコンの機能を実現するための機械構造(例えば、凝縮器、蒸発器、圧縮機、及び温度センサ等)を有している。
処理部23は、機器20の動作を制御する制御回路である。処理部23は、例えば、1以上のプロセッサ(マイクロプロセッサ)と1以上のメモリとにより実現され得る。つまり、1以上のプロセッサが1以上のメモリに記憶された1以上のプログラムを実行することで、処理部23として機能する。プログラムは、ここでは処理部23のメモリに予め記録されているが、インターネット等の電気通信回線を通じて、又はメモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。
処理部23は、制御機能を有する。制御機能は、通信部21を通じて通信ネットワーク40から受け取った情報(制御指令信号)に基づいて、機能部22の制御内容を設定(決定)する機能である。これにより、機能部22は、制御指令信号に基づいて設定された制御内容に従った動作を行う。制御内容は、機能部22の動作を決定する情報であり、1以上の項目を含んでいる。制御内容に含まれる項目の数及び内容は、機器20の種類(つまり、機能部22の構成)によって決まる。例えば、エアコン20A〜20Cの場合、制御内容の項目は、「動作状態」、「運転モード設定」、及び「温度設定値」等である。
サーバ装置30は、管理システム100において、情報(信号)の流れを管理する機能を有している。サーバ装置30は、図6に示すように、第1通信部31と、第2通信部32と、記憶部33と、処理部34と、を備えている。以下では、サーバ装置30の第1通信部31は、「サーバ側通信部31」ともいう。また、以下では、サーバ装置30の処理部34は、「サーバ側処理部34」ともいう。
第1通信部31は、通信ネットワーク40に接続可能であり、通信ネットワーク40を通じて表示システム10との間で通信を行う機能を有する。第1通信部31は、例えばWi−Fi(登録商標)等の規格に準拠した無線LANにより無線通信を行う通信インタフェースである。
第2通信部32は、通信ネットワーク40に接続可能であり、通信ネットワーク40を通じて1以上の機器20(ここでは、エアコン20A〜20C)との間で通信を行う機能を有する。第2通信部32は、例えばWi−Fi(登録商標)等の規格に準拠した無線LANにより無線通信を行う通信インタフェースである。
記憶部33は、登録情報を記憶している。登録情報は、管理システム100の制御対象として登録された機器20に関する情報である。登録情報は、1以上の機器20の機器識別子と、1以上の機器20の機器識別子に紐付けられているユーザ識別子及び付属情報と、を含んでいる。登録情報は、後述する登録処理を実行するたびに更新される。
登録情報の一例を以下の表1に示す。表1において、機器識別子である「0001」、「0002」、及び「0003」は、それぞれエアコン20A,20B,20Cを表している。なお、表1では、機器識別子は数字4文字で表されているが、更に多数の英数字の組み合わせにより表されてもよい。もちろん、機器識別子は、3文字以下の英数字の組み合わせにより表されてもよい。また、表1において、ユーザ識別子である「X」、「Y」、及び「Z」は、それぞれ互いに異なるユーザを表している。なお、表1では、ユーザ識別子は英字1文字で表されているが、複数の英数字の組み合わせにより表されてもよい。また、表1において、付属情報は文字により表されているが、実際には、複数の英数字の組み合わせにより表されてもよい。
表1に示す例では、エアコン20Aは、寝室に設置されており、ユーザ識別子「X」、「Y」に対応する二人のユーザにより登録されている。また、エアコン20Bは、リビングに設置されており、ユーザ識別子「X」に対応する1人のユーザにより登録されている。つまり、ユーザ識別子「X」に対応するユーザは、2台のエアコン20A,20Bをサーバ装置30に登録している。また、エアコン20Cは、子供部屋に設置されており、ユーザ識別子「Z」に対応する1人のユーザにより登録されている。
処理部34は、サーバ装置30の動作を制御する制御回路である。処理部34は、例えば、1以上のプロセッサ(マイクロプロセッサ)と1以上のメモリとにより実現され得る。つまり、1以上のプロセッサが1以上のメモリに記憶された1以上のプログラムを実行することで、処理部34として機能する。プログラムは、ここでは処理部34のメモリに予め記録されているが、インターネット等の電気通信回線を通じて、又はメモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。
処理部34は、表示システム10、及び機器20から取得した信号(情報)に応じて、受信処理、返信処理、確認処理、登録処理、及び制御処理のいずれかの処理を実行する。
受信処理は、表示システム10から送信される機器識別子及びユーザ識別子を、第1通信部(サーバ側通信部)31にて受信する処理である。具体的には、処理部34は、表示システム10からの検索信号を第1通信部31にて受信することにより、検索信号に含まれる1以上の機器20の機器識別子、及び表示システム10の有するユーザ識別子を取得する。
返信処理は、受信したユーザ識別子とは異なる他のユーザ識別子が、受信した機器識別子に紐付けられている場合に、ユーザ情報を、第1通信部(サーバ側通信部)31から表示システム10に返信する処理である。具体的には、処理部34は、記憶部33に記憶されている登録情報を参照することにより、受信処理にて受信した1以上の機器20の機器識別子について、受信処理にて受信したユーザ識別子とは異なる他のユーザ識別子が紐付けられているか否かを確認する。その後、処理部34は、検索応答信号を第1通信部31から表示システム10に返信する。検索応答信号には、1以上の機器20の機器識別子のうち他のユーザ識別子が紐付けられている機器識別子についてのユーザ情報と、この機器識別に紐付けられている付属情報と、が含まれる。
確認処理は、表示システム10から受信した第1仮登録信号に含まれる機器識別子と、機器20から受信した第2仮登録信号に含まれる機器識別子とが一致するか否かを確認する処理である。これらの機器識別子が一致する場合、処理部34は、ユーザが選択した機器20が登録可能である旨を通知する仮登録応答信号を第1通信部31から表示システム10に送信する。一方、これらの機器識別子が一致しない場合、処理部34は、ユーザが選択した機器20の登録が不可能である旨を通知する通知信号を第1通信部31から表示システム10に返信する。通知信号を受信した表示システム10では、処理部15は、例えばユーザに再度の登録を促すメッセージを、表示部13に表示したり、音声にて再生したり等の処理を実行する。
登録処理は、第1通信部31にて表示システム10からの登録信号を受信した場合に、登録信号に含まれるユーザが選択した機器20(つまり、対象機器)の登録内容を、付属情報として記憶部33に記憶する処理である。処理部34が登録処理を実行することにより、対象機器についてサーバ装置30への登録が完了する。なお、登録完了後に、登録が完了した旨を表示システム10に通知するか否かは任意である。
制御処理は、表示システム10からの制御信号に応じて、機器20に制御指令信号を送信する処理である。処理部34は、制御信号に含まれる情報と、記憶部33に記憶されている登録情報とを参照することで制御指令信号を生成し、生成した制御指令信号を第2通信部32から制御対象となる機器20に送信する。これにより、表示システム10による制御対象の機器20の遠隔制御が実現される。
(3)動作
(3.1)検索動作
以下、ユーザが表示システム10により通信可能な機器20を検索する際の管理システム100の検索動作について図7を用いて説明する。まず、ユーザは、表示システム10を操作することにより、通信可能な機器20の検索の開始を要求する入力を行う。すると、表示システム10は、要求信号をブロードキャストすることにより、通信可能な機器20の検索を開始する。要求信号を受信した機器20は、要求信号の送信元の表示システム10に向けて、応答信号を送信する。表示システム10は、1以上の機器20(ここでは、エアコン20A〜20C)からの応答信号を受信することにより、1以上の機器20の機器情報及び機器識別子を取得する。つまり、表示システム10の処理部15は、第1取得処理を実行する。
次に、表示システム10は、検索信号をサーバ装置30に送信する。つまり、表示システム10の処理部15は、送信処理を実行する。サーバ装置30は、表示システム10からの検索信号を受信する。つまり、サーバ装置30の処理部34は、受信処理を実行する。検索信号を受信したサーバ装置30は、記憶部33に記憶されている登録情報を参照することにより、取得した1以上の機器20の機器識別子に他のユーザ識別子が紐付けられているか否かを確認する。そして、サーバ装置30は、確認結果に基づく検索応答信号を表示システム10に返信する。つまり、サーバ装置30の処理部34は、返信処理を実行する。
その後、表示システム10は、サーバ装置30からの検索応答信号を受信することにより、ユーザ情報を取得する。つまり、表示システム10の処理部15は、第2取得処理を実行する。ここでは、エアコン20A〜20Cはいずれも他のユーザにより既に登録済みであるため、表示システム10は、エアコン20A〜20Cの各々のユーザ情報を取得する。そして、表示システム10は、検索結果画面A1を表示部13に表示することにより、1以上の機器20の機器情報と、ユーザ情報とを表示部13に表示する。つまり、表示システム10の処理部15は、表示処理を実行する。
ユーザは、検索結果画面A1に表示された機器情報及びユーザ情報を見ることにより、ユーザが対象機器について登録を行ってよいか否かを判断することができる。例えば、エアコン20Aが中古品である場合、ユーザは、検索結果画面A1のユーザ情報に応じたメッセージを見ることにより、エアコン20Aの以前の所有者が未だにエアコン20Aをサーバ装置30に登録していることを知ることができる。このような場合、ユーザは、表示システム10を操作して初期化処理を処理部15に実行させることにより、エアコン20Aの登録を初期化する等の対応が可能である。
また、ユーザは、検索結果画面A1の付属情報に応じたメッセージを見ることにより、例えばエアコン20Aの設置場所など、エアコン20Aについて機器情報(品番)以外の情報を知ることができる。このような場合、ユーザは、機器情報(品番)のみが検索結果画面A1に表示される場合と比較して、エアコン20Aを特定しやすく、エアコン20Aが本当に登録したい機器であるか否かを判断することが可能である。
(3.2)登録動作
次に、ユーザが表示システム10により対象機器をサーバ装置30に登録する際の管理システム100の登録動作について図8を用いて説明する。ユーザは、表示システム10を操作することにより、検索結果画面A1に表示されている1以上の機器20から対象機器を選択する入力を行う。ここでは、ユーザは、対象機器としてエアコン20Aを選択すると仮定する。すると、表示システム10は、対象機器の機器識別子を含む第1仮登録信号をサーバ装置30に送信し、かつ、送信要求信号をエアコン20Aに送信する。エアコン20Aは、送信要求信号を受信すると、エアコン20Aの機器識別子を含む第2仮登録信号をサーバ装置30に送信する。
サーバ装置30は、第1仮登録信号及び第2仮登録信号を受信すると、確認処理を実行する。確認処理の結果、ここでは、第1仮登録信号及び第2仮登録信号の各々に含まれる機器識別子が一致するので、サーバ装置30は、仮登録応答信号を表示システム10に送信する。
表示システム10は、仮登録応答信号を受信すると、エアコン20Aについての登録画面B1を表示部13に表示する。ユーザは、表示システム10を操作することにより、エアコン20Aについての登録内容の入力を行う。すると、表示システム10は、登録信号をサーバ装置30に送信する。そして、サーバ装置30は、登録信号を受信すると、登録処理を実行する。これにより、対象機器(ここでは、エアコン20A)のサーバ装置30への登録が完了する。
(4)変形例
以上説明した上述の実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。また、上記実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。また、表示方法と同様の機能は、コンピュータプログラム、又はコンピュータプログラムを記録した非一時的記録媒体等で具現化されてもよい。つまり、一態様に係るプログラムは、1以上のプロセッサに、上述の実施形態(以下に示す変形例を含む)の表示方法を実行させるためのプログラムである。
以下、上述の実施形態の変形例を列挙する。
上述の実施形態において、表示方法は、機器20の機器識別子に紐付けられている他のユーザ識別子が複数の場合、複数の他のユーザ識別子の数を示す情報を、ユーザ情報として表示部13に表示するステップを含んでいてもよい。この態様での検索結果画面A1の一例を図9に示す。図9に示す例では、エアコン20Aについて既に二人の他のユーザが登録済みであると仮定する。この場合、エアコン20Aに対応する第1表示領域A11には、ユーザ情報として、「既に二人のユーザが登録済み」と表示される。この態様では、複数の他のユーザの各々の名称又は属性等を並べて表示する場合と比較して、他のユーザの匿名性を確保しつつ、ユーザが他のユーザの人数を把握しやすい。
上述の実施形態において、表示方法は、対象機器の機器識別子に既に他のユーザ識別子が紐付けられている場合、表示システム10の処理部15は、対象機器の機器識別子に紐付けられている付属情報を表示部13に表示するステップを含んでいてもよい。この態様での登録画面B1の一例を図10に示す。図10に示す例では、対象機器がエアコン20Cであり、エアコン20Cには、既に日付として「2017年〇月〇日」、設置場所として「子供部屋」、及び通称として「兄のエアコン」が設定されていると仮定する。この態様では、ユーザ(例えば、弟)は、登録画面B1に表示されている登録内容のうち変更すべき箇所(ここでは、通称)についてのみ入力(変更)を行えばよい。つまり、この態様では、登録画面B1に表示される全ての項目について逐一入力を行う場合と比較して、ユーザが登録に要する時間を短縮することが可能である。
上述の実施形態では、表示システム10の処理部15は、機器20の機器識別子に他のユーザ識別子が紐付けられている場合、他のユーザが登録されている、という情報のみをユーザ情報として表示部13に表示しているが、これに限定する趣旨ではない。例えば、処理部15は、他のユーザの名称又は属性等を、ユーザ情報として表示部13に表示してもよい。具体的には、検索結果画面A1の第1表示領域A11において、「他のユーザが登録済み」を「両親が登録済み」と表示してもよい。
上述の実施形態では、検索結果画面A1には、付属情報に含まれる一部の項目として機器20の設置場所が表示されているが、付属情報に含まれる全ての項目が表示されてもよい。また、表示システム10の処理部15は、付属情報に複数の項目が含まれている場合、優先順位の高い項目のみを表示部13に表示してもよい。この場合、付属情報に含まれる項目の優先順位は、予め初期値として設定されていてもよいし、ユーザが入力部14を用いて適宜設定してもよい。
上述の実施形態では、サーバ装置30は、表示システム10からの登録信号を受信し、受信した登録信号に含まれる対象機器の登録内容を記憶部33に記憶することで、対象機器のサーバ装置30への登録を完了するが、これに限定する趣旨ではない。例えば、サーバ装置30は、確認処理において、第1仮登録信号に含まれる機器識別子と、第2仮登録信号に含まれる機器識別子とが一致することを確認すると、対象機器のサーバ装置30への登録を完了してもよい。この場合、ユーザによる対象機器についての登録内容の入力は不要である。
上述の実施形態では、表示システム10の処理部15は、第1取得処理により、機器情報及び機器識別子を機器20から第1通信部11にて取得しているが、これに限定する趣旨ではない。例えば、機器識別子が機器情報とその他の英数字の組み合わせにより表される場合、処理部15は、第1取得処理により、機器識別子のみを機器20から第1通信部11にて取得してもよい。この場合、処理部15は、所定のアルゴリズムにて取得した機器識別子から機器情報を抽出することにより、結果として機器情報を取得することが可能である。
上述の実施形態では、表示システム10はスマートフォンであって、単一の装置で構成されているが、複数の装置で構成されていてもよい。例えば、表示システム10がデスクトップ型のパーソナルコンピュータであれば、表示システム10は、キーボード、マウス等の入力装置(入力部14に相当)と、液晶ディスプレイ等の表示装置(表示部13に相当)と、を含む複数の装置で構成されていてもよい。
上述の実施形態では、表示システム10と機器20との間、表示システム10とサーバ装置30との間、及び機器20とサーバ装置30との間の各々において、暗号化通信を行っているが、暗号化通信を行うことは必須ではない。
上述の実施形態では、表示システム10は、携帯電話網を通じて通信ネットワーク40に接続可能であるが、これに限定する趣旨ではない。例えば、表示システム10は、施設200内にいる場合、ルータ等の通信機器を通じて通信ネットワーク40に接続してもよい。また、表示システム10は、公衆無線LANを通じて通信ネットワーク40に接続してもよい。
(5)態様
上記実施形態及び変形例から明らかなように、第1の態様の表示方法は、機器(20)の種類を示す機器情報と、前記機器(20)に固有の機器識別子と、を前記機器(20)から取得するステップを含む。また、前記表示方法は、前記機器識別子と、ユーザに固有のユーザ識別子と、をサーバ装置(30)に送信するステップを含む。また、前記表示方法は、送信した前記ユーザ識別子とは異なる他のユーザ識別子が前記機器識別子に紐付けられている場合に、ユーザ情報を前記サーバ装置(30)から取得するステップを含む。前記ユーザ情報は、前記機器識別子に前記他のユーザ識別子が紐付けられていることを示す情報である。また、前記表示方法は、前記機器情報と、前記ユーザ情報と、を表示するステップを含む。
第1の態様によれば、サーバ装置(30)に機器(20)を登録する場合の判断材料をユーザに提示することができる、という利点がある。
第2の態様の表示方法は、第1の態様との組み合わせにより実現され得る。第2の態様では、前記表示方法は、前記機器識別子に紐付けられている前記機器(20)の種類以外の前記機器(20)に関する情報を示す付属情報を前記サーバ装置(30)から取得するステップを含む。また、前記表示方法は、前記付属情報に含まれる1以上の項目のうち少なくとも一部の項目を表示するステップを含む。
第2の態様によれば、サーバ装置(30)に機器(20)を登録する場合の判断材料として、機器(20)に関するより詳細な情報を更にユーザに提示することができる、という利点がある。
第3の態様の表示方法は、第2の態様との組み合わせにより実現され得る。第3の態様では、前記機器(20)は、前記ユーザによる登録の対象となる対象機器である。前記表示方法は、前記対象機器の登録に必要な情報と、前記対象機器の前記機器識別子に紐付けられている前記付属情報と、を表示するステップを含む。
第3の態様によれば、サーバ装置(30)に機器(20)を登録する場合に、付属情報を参照しながら登録を行うことができるので、ユーザの利便性が向上する、という利点がある。
第4の態様の表示方法は、第1〜第3の態様のいずれか一つとの組み合わせにより実現され得る。第4の態様では、前記表示方法は、前記他のユーザ識別子が複数の場合、前記複数の他のユーザ識別子の数を示す情報を、前記ユーザ情報として表示するステップを含む。
第4の態様によれば、サーバ装置(30)に機器(20)を登録する場合の判断材料として、既に機器(20)を使用している他のユーザの人数をユーザに提示することで、ユーザが機器(20)の使用状況を把握しやすい、という利点がある。
第5の態様のプログラムは、1以上のプロセッサに、第1〜第4の態様のいずれか1つの表示方法を実行させるためのプログラムである。
第5の態様によれば、サーバ装置(30)に機器(20)を登録する場合の判断材料をユーザに提示することができる、という利点がある。
第6の態様の表示システム(10)は、機器(20)と通信する第1通信部(11)と、サーバ装置(30)と通信する第2通信部(12)と、表示部(13)と、処理部(15)と、を備える。前記処理部(15)は、第1取得処理と、送信処理と、第2取得処理と、表示処理と、を実行する。前記第1取得処理は、前記機器(20)の種類を示す機器情報、及び前記機器(20)に固有の機器識別子を前記機器(20)から前記第1通信部(11)にて取得する処理である。前記送信処理は、前記機器識別子、及びユーザに固有のユーザ識別子を前記第2通信部(12)から前記サーバ装置(30)に送信する処理である。前記第2取得処理は、送信した前記ユーザ識別子とは異なる他のユーザ識別子が前記機器識別子に紐付けられている場合に、ユーザ情報を、前記サーバ装置(30)から前記第2通信部(12)にて取得する処理である。前記ユーザ情報は、前記機器識別子に前記他のユーザ識別子が紐付けられていることを示す情報である。前記表示処理は、前記機器情報、及び前記ユーザ情報を前記表示部(13)に表示する処理である。
第6の態様によれば、サーバ装置(30)に機器(20)を登録する場合の判断材料をユーザに提示することができる、という利点がある。
第7の態様のサーバ装置(30)は、表示システム(10)と通信するサーバ側通信部(31)と、サーバ側処理部(34)と、を備える。前記サーバ側処理部(34)は、受信処理と、返信処理と、を実行する。前記受信処理は、前記表示システム(10)から送信される、機器(20)に固有の機器識別子、及びユーザに固有のユーザ識別子を、前記サーバ側通信部(31)にて受信する処理である。前記返信処理は、受信した前記ユーザ識別子とは異なる他のユーザ識別子が、受信した前記機器識別子に紐付けられている場合に、ユーザ情報を、前記サーバ側通信部(31)から前記表示システム(10)に返信する処理である。前記ユーザ情報は、前記機器識別子に前記他のユーザ識別子が紐付けられていることを示す情報である。
第7の態様によれば、サーバ装置(30)に機器(20)を登録する場合の判断材料をユーザに提示することができる、という利点がある。
第8の態様の管理システム(100)は、第6の態様の表示システム(10)と、第7の態様のサーバ装置(30)と、を備える。
第8の態様によれば、サーバ装置(30)に機器(20)を登録する場合の判断材料をユーザに提示することができる、という利点がある。