JP2019101377A - ファイバ出力型レーザ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】閾値電流付近で駆動させたときのファイバ出力を安定させ、光ノイズを低下させ、画像の画質低下を抑制できるファイバ出力型レーザ装置。【解決手段】レーザビームを出射するレーザダイオード1と、レーザダイオードから出射されたレーザビームを成形する第1レンズ2と、ファイバコアを有するシングルモードファイバ4と、シングルモードファイバの一方の端面を保持するために穿孔され、ファイバコアの入射側に固定された第1フェルール5と、第1レンズと第1フェルールとの間で且つファイバコアに結合させるように光軸上に配置された第2レンズ3とを備え、第1レンズ又は第2レンズは、所定距離だけ光軸方向にデフォーカスさせることによりシングルモードファイバの入射端面におけるビームの領域をデフォーカスを実施しない場合のビームの領域よりも広げる。【選択図】図1

Description

本発明は、レーザ光源からのレーザ光をレンズで集光させて光ファイバに結合させるファイバ出力型レーザ装置に関する。
光の3原色(赤R,緑G,青B)を出力できるレーザダイオードが知られている。R,G,Bの3つのレーザダイオードのビームをレンズやミラー等の光学素子を通し且つR,G,Bの3つのレーザダイオードを高速に変調しながら、MEMSミラー(Micro-Electro-Mechanical Systems)等でレーザビームを走査させる。これにより、レーザプロジェクタとして画像を表示することができる(特許文献1)。
また、R,G,Bの3つのレーザダイオードのビームをシングルモードファイバに結合させたR,G,Bファイバ出力型レーザ装置が知られている。このR,G,Bファイバ出力型レーザ装置は、横モードがシングルモードとなっているため、焦点深度が深い。
さらに、レーザビームに含まれる不要な成分がシングルモードファイバにより取り除かれるため、スペックルノイズが小さくなる。このため、R,G,Bファイバ出力型レーザ装置を、フォーカスフリーの小型プロジェクタ用レーザ光源等に使用することができる。
R,G,B各色の出力バランスを調整するためには、各レーザダイオードの駆動電流を直接制御して、R,G,B各色の強度を調整することができる。
ここで、レーザダイオードは、一定の出力を得るために必要な駆動電流が、動作温度によって敏感に変化することが知られている。一般的に、ファイバ出力型レーザ装置は、出力の一部をフォトダイオード等の受光素子にフィードバックさせて安定した出力を得るように構成されている。
レーザダイオード素子の特性として、レーザ発振が開始する閾値電流未満では、発光ダイオード(LED)として発光し、閾値電流以上ではレーザダイオードとして発光することが知られている。
特開2016−103575号公報
しかしながら、閾値電流付近では、LED及びレーザダイオードとしての特性の境界であるため、素子の特性が本質的に不安定である。閾値電流近傍のレーザビームは、光ノイズの値が大きく、ビームプロファイルの形状が不安定である。
レーザダイオードを使用したプロジェクタにおいて、暗い画像を表示する場合を考える。レーザダイオードは、電流駆動型の素子であるため、閾値電流付近でレーザダイオードを駆動させる必要がある。
しかしながら、レーザ特性が不安定であるため、出力の変動が大きい。例えば、MEMSミラーでレーザビームを走査させるレーザプロジェクタにおいては、ざらつきが発生し、画質が低下する。
シングルモードファイバを用いたRGBレーザモジュールでは、ファイバ内を伝搬可能なシングルモード成分のみが出力として得られる。前述したように、閾値電流付近では、発光状態がLED又はレーザダイオードでビーム品質が大きく異なる。
LED光は、ビーム品質がレーザダイオードに比べて劣るため、シングルモードファイバに対する結合効率が低い。レーザダイオード光は、ビーム品質が優れるため、シングルモードファイバに対する結合効率が高い。このように、閾値電流付近では、結合効率変動が大きくなる。このため、レーザプロジェクタとして投影される画像の画質低下の影響が大きくなる。
本発明の課題は、閾値電流付近で駆動させたときのファイバ出力を安定させ、光ノイズを低下させ、画像の画質低下を抑制することができるファイバ出力型レーザ装置を提供する。
本発明に係るファイバ出力型レーザ装置の請求項1は、レーザビームを出射するレーザダイオード部と、前記レーザダイオード部から出射されたレーザビームを成形する第1レンズと、ファイバコアを有するシングルモードファイバと、前記シングルモードファイバの一方の端面を保持するために穿孔され、前記ファイバコアの入射側に固定された第1フェルールと、前記第1レンズと前記第1フェルールとの間で且つ前記ファイバコアに結合させるように光軸上に配置された第2レンズとを備え、前記第1レンズ又は前記第2レンズは、所定距離だけ光軸方向にデフォーカスさせることにより前記シングルモードファイバの入射端面におけるビームの領域をデフォーカスを実施しない場合のビームの領域よりも広げることを特徴とする。
請求項2は、前記シングルモードファイバの他方の端面を保持するために穿孔され、前記ファイバコアの出射側に固定された第2フェルールを備えることを特徴とする。
請求項3において、前記レーザダイオード部は、赤色レーザダイオードと緑色レーザダイオードと青色レーザダイオードとの3つのレーザダイオードからなり、前記3つのレーザダイオードの内の1つのレーザダイオードは、光軸上に配置され、残りの2つのレーザダイオードは、前記光軸に直交する位置に互いに離間して配置され、前記第1レンズと前記第2レンズとの間で且つ光軸上に第1フィルタと第2フィルタとを互いに離間して配置し、前記残りの2つのレーザダイオードの一方のレーザダイオードと前記第1フィルタとの間に前記第1レンズと同一構成のレンズを配置し、前記残りの2つのレーザダイオードの他方のレーザダイオードと前記第2フィルタとの間に前記第1レンズと同一構成のレンズを配置したことを特徴とする。
請求項4において、前記第1レンズと前記第2レンズとで発生する球面収差により、光軸方向にデフォーカスさせることにより前記シングルモードファイバの入射端面におけるビームの領域をデフォーカスを実施しない場合のビームの領域よりも広げることを特徴とする。
本発明によれば、第1レンズ又は第2レンズは、所定距離だけ光軸方向にデフォーカスさせることによりシングルモードファイバの入射端面におけるビームの領域をデフォーカスを実施しない場合のビームの領域よりも広げるので、閾値電流付近で駆動させたときのファイバ出力を安定させ、光ノイズを低下させ、画像の画質低下を抑制することができる。
本発明の実施例1のファイバ出力型レーザ装置の構成図である。 本発明の実施例1のファイバ出力型レーザ装置のレーザダイオードと第1レンズとの間の位置決め方法を示す図である。 本発明の実施例1のファイバ出力型レーザ装置の第1フェルールと第2レンズ間の位置決め方法を示す図である。 本発明の実施例1のファイバ出力型レーザ装置を利用したレーザプロジェクタの一例を示す図である。 本発明の実施例1のファイバ出力型レーザ装置の第1フェルールと第2レンズ間の位置決め方法を示す図である。 本発明の実施例1のファイバ出力型レーザ装置のフォーカス時の光ファイバ入射端面上のレーザビームプロファイルを示す図である。 本発明の実施例1のファイバ出力型レーザ装置のデフォーカス時の光ファイバ入射端面上のレーザビームプロファイルを示す図である。 本発明の実施例1のファイバ出力型レーザ装置のデフォーカス時のファイバ端面におけるレーザビーム径Dを説明する図である。 本発明の実施例2のファイバ出力型レーザ装置の構成図である。 本発明の実施例3のファイバ出力型レーザ装置の構成図である。
以下、本発明の実施形態に係るファイバ出力型レーザ装置を図面を参照しながら詳細に説明する。
(実施例1)
図1は、本発明の実施例1のファイバ出力型レーザ装置の構成図である。実施例1のファイバ出力型レーザ装置は、レーザダイオード(LD)1、第1レンズ2、第2レンズ3、ファイバ4、第1フェルール5、第2フェルール6を備えている。
レーザダイオード(LD)1は、本発明のレーザダイオード部に対応し、レーザ光を出射する。第1レンズ2は、球面あるいは非球面レンズでプラスチックやガラス等からなり、レーザダイオード1から出射されたレーザビームを成形するもので、レーザビームを平行光にして第2レンズ3に導光する。
ファイバ4は、図示しないファイバコアを有するシングルモードファイバからなり、ファイバ4の一端に第1フェルール5が取り付けられ、ファイバ4の他端に第2フェルール6が取り付けられている。
第1フェルール5は、ファイバ4の一方の端面を保持するために穿孔され、ファイバコアの入射側に固定されている。第2フェルール6は、ファイバ4の他方の端面を保持するために穿孔され、ファイバコアの出射側に固定されている。
第2レンズ3は、第1レンズ2と第1フェルール5との間で且つファイバコアに結合させるように光軸上に配置されている。第1レンズ2は、所定距離だけ光軸方向にデフォーカスさせることによりファイバ4の入射端面におけるビームの領域をデフォーカスを実施しない場合のビームの領域よりも広げている。
なお、第1レンズ2の代わりに、第2レンズ3は、所定距離だけ光軸方向にデフォーカスさせることによりファイバ4の入射端面におけるビームの領域をデフォーカスを実施しない場合のビームの領域よりも広げるようにしてもよい。
次にこのように構成された実施例1のファイバ出力型レーザ装置の動作を図面を参照しながら説明する。
まず、レーザダイオード1から出射されたビームは、第1レンズ2により成形され、所定距離伝搬した後、第2レンズ3により集光される。第1フェルール5内のファイバ端面が第2レンズ3の集束点と一致するように調整されているため、レーザビームは、ファイバ4に高効率に結合する。
レーザビームは、ファイバ4内を伝送した後、第2フェルール6から出射される。出射されたレーザビームは、ファイバ4の特性の影響を受ける。即ち、ファイバ4にシングルモードファイバを利用した場合には、高次の成分が除去され、横シングルモードの理想的なレーザビームが得られる。
次に、レーザダイオード1及び第1レンズ2間の位置決め方法を図2を参照して説明する。レーザダイオード1及び第1レンズ2から所定距離離れた位置に配置された図示しないCCD(charge Couple Device)カメラを用いてレーザダイオード1のビーム径、ポインティング位置を確認しながら、基準範囲内になるように第1レンズ2の位置決め調整を行い、第1レンズ2を固定し、LDコリメータを作製する。
次に、第2レンズ3及び第1フェルール5間の位置決め方法を図3を参照して説明する。この場合、マスター光源7、フェルール8、割りスリーブ9を用いる。マスター光源7は、レーザダイオード1と同等のレーザビームを発するものである。割りスリーブ9は、フェルール8と第2フェルール6とを連結する。
ファイバ4は、第2フェルール6とフェルール8とを通りマスター光源7に接続されている。このため、マスター光源7から出射されたレーザビームはフェルール8と第2フェルール6とファイバ4を通り、第1フェルール5から出射される。マスター光源7からのレーザビームがファイバ4へ導かれるようにフェルール8と第2フェルール6とが割りスリーブ9により連結されればよいので、フェルール8はマスター光源7に一体に設けられていてもよい。
第1フェルール5から出射されたビームを、所定距離離れた位置に配置された図示しないCCD(charge Couple Device)カメラを用いてビーム径、ポインティング位置を確認しながら、基準範囲内になるように第2レンズ3の位置決め調整を行い、第2レンズ3を固定し、ファイバコリメータを作製する。
そして、作製されたLDコリメータと、作製されたファイバコリメータとについて、ファイバ結合効率が最大となるように位置決め調整を行い、固定する。このようにして、図1に示す実施例1のファイバ出力型レーザ装置が得られる。
なお、レンズ2,3等の光学素子には、ARコートを施し、フェルール5,6,8の入射端面には斜め研磨等を施してもよい。ARコートや斜め研磨等により、レーザダイオード1への戻り光防止処理がなされ、出力を安定させ、光ノイズを抑制することができる。
図4に、実施例1のファイバ出力型レーザ装置を利用したレーザプロジェクタの一例を示す。レーザプロジェクタは、図1に示すファイバ出力型レーザ装置に、さらに、レーザプロジェクタの光学系10、MEMSミラー11を備えている。ファイバ出力型レーザ装置(RGBレーザモジュール)からのレーザビームを、レーザプロジェクタの光学系10を介してMEMSミラー11で走査させることによりスクリーン13に画像を表示することができる。
次に、実施例1のファイバ出力型レーザ装置の特徴的部分について図5、図6を用いて説明する。まず、図5に示すように、必要なファイバ出力が得られるように、第1レンズ2を所定距離だけ光軸方向(Z方向)にデフォーカス(フォーカスさせない)させ、ファイバ4の入射端面でぼかす。
ここで、光軸方向に垂直な方向(XY方向)に第1レンズを移動させた場合、ビームプロファイルのピーク位置を光軸と一致させることができなくなる。動作方法、動作環境や経時変化により、位置ずれが発生したとき出力不安定となる。プロジェクタ用途で使用する際に、このような変化により光出力が不安定となることは望ましくない。
このため、第1レンズ2を所定距離だけ光軸方向(Z方向)に移動させることによりデフォーカスさせる。第1フェルール5中のファイバ入射端面の平面におけるビームプロファイル(ビームの領域)は、図6及び図7に示すように、デフォーカスを実施しない場合のビームプロファイルよりも広がる。
図6(a)に、フォーカス時のレーザダイオードモード(LDモード)のファイバ4の入射端面におけるコア(外径が数μm)とビーム断面を示す。図6(b)は、フォーカス時のLEDモードのファイバ4の入射端面におけるコアとビーム断面を示す。
図7(a)は、デフォーカス時のLDモードのファイバ4の入射端面におけるコアとビーム断面を示す。図7(b)は、デフォーカス時のLEDモードのファイバ4の入射端面におけるコアとビーム断面を示す。デフォーカス時のLDモードでは、ビームの領域が、デフォーカスを実施しない場合のビームの領域(図6(a)に示すフォーカス時のビームの領域)よりも広い。
デフォーカス時には、LED発光時とLD発光時のビームプロファイルの差が小さくなり、閾値電流付近のちらつきが抑制される。
図8は、デフォーカス時のファイバ端面におけるレーザビーム径Dを説明する図である。ファイバ端面におけるレーザビーム径Dを用いてデフォーカスを定義する。図8に示す例では、第2レンズ3から出射されるビームが第1フェルール5の手前で集束した後、第1フェルール5の端面で広がる。ビームウェストを2wとすると、ビーム径が√2・2wまで広がる光軸方向の距離をレイリー長という。
デフォーカス時のファイバ端面におけるレーザビーム径Dは、√2・2wよりも大きい。即ち、ファイバ端面において、D>√2・2wを満たすレーザビーム径Dの時にデフォーカスであり、ファイバ端面において、ぼかすことができる。
なお、第1レンズ2を光軸方向にデフォーカスさせるとき、ファイバ端面の前後のいずれの方向でもよい。前(ビーム進行方向の逆方向で図8に示す例)にデフォーカスさせると、ビームは発散気味の伝搬特性を有する。後(ビーム進行方向)にデフォーカスさせると、ビームは集束気味の伝搬特性を有する。
このように実施例1のファイバ出力型レーザ装置によれば、第1レンズ2又は第2レンズ3は、所定距離だけ光軸方向にデフォーカスさせることによりファイバ4の入射端面におけるビームの領域をデフォーカスを実施しない場合のビームの領域よりも広げるので、閾値電流付近で駆動させたときのファイバ出力を安定させ、光ノイズを低下させ、画像の画質低下を抑制することができる。
(実施例2)
図9は、本発明の実施例2のファイバ出力型レーザ装置の構成図である。実施例2のファイバ出力型レーザ装置は、RGBレーザモジュールに適用したものである。
実施例2のファイバ出力型レーザ装置は、赤色レーザダイオード1aと緑色レーザダイオード1bと青色レーザダイオード1cと、第1レンズ2a,2b,2c、フィルタ15a,15b、第2レンズ3、第1フェルール5を備えている。
赤色レーザダイオード1aと緑色レーザダイオード1bと青色レーザダイオード1cとの3つのレーザダイオードは、本発明のレーザダイオード部に対応する。
赤色レーザダイオード1aは、光軸上に配置され、残りの2つの緑色レーザダイオード1bと青色レーザダイオード1cは、光軸に直交する位置に互いに離間して配置されている。フィルタ15a,15bは、第1レンズ2aと第2レンズ3との間で且つ光軸上に互いに離間して配置されている。
緑色レーザダイオード1bとフィルタ15aとの間には、第1レンズ2bが配置され、青色レーザダイオード1cとフィルタ15bとの間には、第1レンズ2cが配置されている。
以上の構成によれば、赤色レーザダイオード1aからのレーザビームは、第1レンズ2a、第1及び第2光透過反射素子からなるフィルタ15a,15b、第2レンズ3を介して第1フェルール5内のファイバ端面に入射される。緑色レーザダイオード1bからのレーザビームは、第1レンズ2a、フィルタ15a,15b、第2レンズ3を介して第1フェルール5内のファイバ端面に入射される。青色レーザダイオード1cからのレーザビームは、第1レンズ2a、フィルタ15b、第2レンズ3を介して第1フェルール5内のファイバ端面に入射される。
このように実施例2のファイバ出力型レーザ装置によれば、RGBレーザモジュールに適用することができる。
なお、実施例2のファイバ出力型レーザ装置では、RGBの3個のレーザダイオードに適用したが、使用するレーザダイオードは、3個に限定せず、何個であってもよい。
なお、フィルタ15a,15bの代わりに、光透過反射素子からなるダイクロイックプリズムを用いても良い。
(実施例3)
図10は、本発明の実施例3のファイバ出力型レーザ装置の構成図である。実施例3のファイバ出力型レーザ装置は、第1レンズと第2レンズとで発生する図10(a)に示すような球面収差により、光軸方向にデフォーカスさせることによりファイバの入射端面におけるビームの領域をデフォーカスを実施しない場合のビームの領域よりも広げることを特徴とする。
図10(b)に示すように、第1レンズ2は、球面レンズからなり、第2レンズ16は、ボールレンズからなる。第1レンズ2と第2レンズ16とで発生する球面収差により、光軸方向に収差が発生した状況を作り、回折限界近傍まで集光できない状況を作って、デフォーカスする。
なお、ファイバ4の入射NA(開口数)以下のビーム成分のみがファイバ4に結合する。レンズの光軸近傍を伝搬したビーム成分がファイバに結合されるように、レンズを選定する必要がある。
このように実施例3のファイバ出力型レーザ装置によれば、実施例1のファイバ出力型レーザ装置の効果と同様な効果が得られる。
本発明のファイバ出力型レーザ装置は、走査型レーザプロジェクタ、ファイバ結合型レーザダイオードモジュールに適用可能である。
1,1a〜1c レーザダイオード(LD)
2,2a〜2c 第1レンズ
3 第2レンズ
4 ファイバ
5 第1フェルール
6 第2フェルール
7 マスター光源
8 フェルール
9 割りスリーブ
10 プロジェクタ光学系
11 MEMSミラー
13 スクリーン
15a,15b フィルタ
16 第2レンズ

Claims (4)

  1. レーザビームを出射するレーザダイオード部と、
    前記レーザダイオード部から出射されたレーザビームを成形する第1レンズと、
    ファイバコアを有するシングルモードファイバと、
    前記シングルモードファイバの一方の端面を保持するために穿孔され、前記ファイバコアの入射側に固定された第1フェルールと、
    前記第1レンズと前記第1フェルールとの間で且つ前記ファイバコアに結合させるように光軸上に配置された第2レンズとを備え、
    前記第1レンズ又は前記第2レンズは、所定距離だけ光軸方向にデフォーカスさせることにより前記シングルモードファイバの入射端面におけるビームの領域をデフォーカスを実施しない場合のビームの領域よりも広げることを特徴とするファイバ出力型レーザ装置。
  2. 前記シングルモードファイバの他方の端面を保持するために穿孔され、前記ファイバコアの出射側に固定された第2フェルールを備えることを特徴とする請求項1記載のファイバ出力型レーザ装置。
  3. 前記レーザダイオード部は、赤色レーザダイオードと緑色レーザダイオードと青色レーザダイオードとの3つのレーザダイオードからなり、
    前記3つのレーザダイオードの内の1つのレーザダイオードは、光軸上に配置され、残りの2つのレーザダイオードは、前記光軸に直交する位置に互いに離間して配置され、
    前記第1レンズと前記第2レンズとの間で且つ光軸上に第1光透過反射素子と第2光透過反射素子とを互いに離間して配置し、
    前記残りの2つのレーザダイオードの一方のレーザダイオードと前記第1光透過反射素子との間に前記第1レンズと同一構成のレンズを配置し、前記残りの2つのレーザダイオードの他方のレーザダイオードと前記第2光透過反射素子との間に前記第1レンズと同一構成のレンズを配置したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のファイバ出力型レーザ装置。
  4. 前記第1レンズと前記第2レンズとで発生する球面収差により、光軸方向にデフォーカスさせることにより前記シングルモードファイバの入射端面におけるビームの領域をデフォーカスを実施しない場合のビームの領域よりも広げることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載のファイバ出力型レーザ装置。
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