JP2019100584A - 給湯システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ヒートポンプを備える給湯システムにおいて、沸上運転の開始時刻を適切に特定することが可能な技術を提供する。【解決手段】本明細書が開示する給湯システムは、水を貯えるタンクと、水を加熱するヒートポンプと、タンクとヒートポンプの間で水を循環させる循環手段と、居住者の在宅状況を判別する在宅状況判別手段と、コントローラを備える。コントローラは、過去の所定期間における各日の給湯に関する情報および居住者の在宅状況に関する情報、および当日の居住者の在宅状況に関する情報に基づいて、当日にタンクの水をヒートポンプで加熱する沸上運転の開始時刻を特定する。【選択図】図3

Description

本明細書で開示する技術は、給湯システムに関する。
特許文献1には、水を貯えるタンクと、水を加熱するヒートポンプと、タンクとヒートポンプの間で水を循環させる循環手段と、コントローラを備える給湯システムが開示されている。コントローラは、過去の所定期間における各日の給湯に関する情報に基づいて、当日にタンクの水をヒートポンプで加熱する沸上運転の開始時刻を特定する。
特開2013−224762号公報
当日の最初に給湯を開始する時刻である給湯開始時刻や、当日に湯はりを開始する時刻である湯はり開始時刻は、当日の居住者の在宅状況によって変化する可能性がある。居住者の在宅状況に関する情報を反映して、沸上運転の開始時刻をより適切に特定することが可能な技術が期待されている。
本明細書では、上記の課題を解決する技術を提供する。本明細書では、ヒートポンプを備える給湯システムにおいて、沸上運転の開始時刻を適切に特定することが可能な技術を提供する。
本明細書が開示する給湯システムは、水を貯えるタンクと、水を加熱するヒートポンプと、タンクとヒートポンプの間で水を循環させる循環手段と、居住者の在宅状況を判別する在宅状況判別手段と、コントローラを備える。コントローラは、過去の所定期間における各日の給湯に関する情報および居住者の在宅状況に関する情報、および当日の居住者の在宅状況に関する情報に基づいて、当日にタンクの水をヒートポンプで加熱する沸上運転の開始時刻を特定する。
上記の給湯システムによれば、過去の所定期間における各日の給湯に関する情報と居住者の在宅状況に関する情報を用いて、当日の居住者の在宅状況に適した沸上運転の開始時刻を特定することができる。居住者の在宅状況に関する情報を反映して、沸上運転の開始時刻をより適切に特定することができる。
上記の給湯システムにおいて、コントローラは、過去の所定期間における、各日の給湯開始時刻に関する情報および居住者の在宅状況に関する情報に基づいて、最も早く給湯を開始する居住者を特定してもよく、特定された居住者が当日に在宅している場合に、過去の所定期間において最も早い給湯開始時刻を当日の給湯開始時刻として推定してもよく、特定された居住者が当日に在宅していない場合に、過去の所定期間の特定された居住者が在宅していない場合の最も早い給湯開始時刻を当日の給湯開始時刻として推定してもよく、推定された当日の給湯開始時刻に応じて、当日の沸上運転の開始時刻を特定してもよい。
上記の給湯システムによれば、最も早く給湯を開始する居住者の当日の在宅状況に応じて、当日の給湯開始時刻を正確に推定することができ、当日の沸上運転の開始時刻を適切に特定することができる。
上記の給湯システムにおいて、コントローラは、過去の所定期間における、各日の湯はり開始時刻に関する情報および居住者の在宅状況に関する情報に基づいて、最も早く湯はりを開始する居住者を特定してもよく、特定された居住者が当日に在宅している場合に、過去の所定期間において最も早い湯はり開始時刻を当日の湯はり開始時刻として推定してもよく、特定された居住者が当日に在宅していない場合に、過去の所定期間の特定された居住者が在宅していない場合の最も早い湯はり開始時刻を当日の湯はり開始時刻として推定してもよく、推定された当日の湯はり開始時刻に応じて、当日の沸上運転の開始時刻を特定してもよい。
上記の給湯システムによれば、最も早く湯はりを開始する居住者の当日の在宅状況に応じて、当日の湯はり開始時刻を正確に推定することができ、当日の沸上運転の開始時刻を適切に特定することができる。
上記の給湯システムにおいて、コントローラは、当日の沸上運転の開始時刻を特定した後に、当日の居住者の在宅状況に関する情報を更新してもよく、過去の所定期間における各日の給湯に関する情報および居住者の在宅状況に関する情報、および更新された当日の居住者の在宅状況に関する情報に基づいて、当日の沸上運転の開始時刻を更新してもよい。
上記の給湯システムによれば、当日の沸上運転の開始時刻を特定した後に、当日の居住者の在宅状況が変化した場合であっても、変化した後の当日の居住者の在宅状況に適した沸上運転の開始時刻を特定することができる。
上記の給湯システムにおいて、コントローラは、過去の所定期間における各日の給湯に関する情報および居住者の在宅状況に関する情報、および当日の居住者の在宅状況に関する情報に基づいて、当日の沸上運転の停止時刻を特定してもよい。
上記の給湯システムによれば、過去の所定期間における各日の給湯に関する情報と居住者の在宅状況に関する情報を用いて、当日の居住者の在宅状況に適した沸上運転の停止時刻を特定することができる。
上記の給湯システムにおいて、コントローラは、過去の所定期間における、各日の給湯終了時刻に関する情報および居住者の在宅状況に関する情報に基づいて、最も遅く給湯を終了する居住者を特定してもよく、特定された居住者が当日に在宅している場合に、過去の所定期間において最も遅い給湯終了時刻を当日の給湯終了時刻として推定してもよく、特定された居住者が当日に在宅していない場合に、過去の所定期間の特定された居住者が在宅していない場合の最も遅い給湯終了時刻を当日の給湯終了時刻として推定してもよく、推定された当日の給湯終了時刻に応じて、当日の沸上運転の停止時刻を特定してもよい。
上記の給湯システムによれば、最も遅く給湯を終了する居住者の当日の在宅状況に応じて、当日の給湯終了時刻を正確に推定することができ、当日の沸上運転の停止時刻を適切に特定することができる。
上記の給湯システムにおいて、コントローラは、当日の沸上運転の停止時刻を特定した後に、当日の居住者の在宅状況に関する情報を更新してもよく、過去の所定期間における各日の給湯に関する情報および居住者の在宅状況に関する情報、および更新された当日の居住者の在宅状況に関する情報に基づいて、当日の沸上運転の停止時刻を更新してもよい。
上記の給湯システムによれば、当日の沸上運転の停止時刻を特定した後に、当日の居住者の在宅状況が変化した場合であっても、変化した後の当日の居住者の在宅状況に適した沸上運転の停止時刻を特定することができる。
実施例の給湯システム2の構成を模式的に示す図。 一般的な家庭において給湯が行われる時間帯を模式的に示す図。 実施例の給湯システム2における、過去の所定期間における各日の給湯開始時刻と、その時のユーザA、B、C、Dの在宅状況の例を示す図。 実施例の給湯システム2における、過去の所定期間における各日の湯はり開始時刻と、その時のユーザA、B、C、Dの在宅状況の例を示す図。 実施例の給湯システム2における、過去の所定期間における各日の給湯終了時刻と、その時のユーザA、B、C、Dの在宅状況の例を示す図。 実施例のコントローラ100が実行する第1のヒートポンプ作動処理を示すフローチャート。 実施例のコントローラ100が実行する第2のヒートポンプ作動処理を示すフローチャート。 実施例のコントローラ100が実行する湯はり処理を示すフローチャート。
(実施例)
図1に示すように、本実施例に係る給湯システム2は、タンク10と、タンク水循環路20と、水道水導入路30と、供給路40と、ヒートポンプ50と、燃焼装置60と、コントローラ100と、リモコン110を備える。以下の説明では、給湯システム2が設置された家屋には、ユーザA、B、C、Dが居住しているものとする。
ヒートポンプ50は、自然環境である外気から吸熱して、タンク水循環路20内の水を加熱する熱源である。ヒートポンプ50は、図示しないが、冷媒(代替フロン、例えばR410A等)を循環させる冷媒循環路と、外気と冷媒との間で熱交換を行う蒸発器と、冷媒を圧縮して高温高圧にする圧縮器と、タンク水循環路20内の水と高温高圧の冷媒との間で熱交換を行う凝縮器と、熱交換を終えた後の冷媒を減圧させて低温低圧にする膨張弁と、を備えている。また、ヒートポンプ50には、外気温を測定する外気温センサ52が備えられている。
タンク10は、ヒートポンプ50によって加熱された温水を貯える。タンク10は、密閉型であり、断熱材によって外側が覆われている。タンク10内には満水まで水が貯留されている。本実施例では、タンク10の容量は100Lである。タンク10には、サーミスタ12、14、16、17、18がタンク10の高さ方向に所定間隔で取り付けられている。各サーミスタ12、14、16、17、18は、その取付位置の水の温度を測定する。例えば、各サーミスタ12、14、16、17、18は、それぞれ、タンク10の上部から6L、12L、30L、50L、70Lの位置の水の温度を測定する。
タンク水循環路20は、上流端がタンク10の下部に接続されており、下流端がタンク10の上部に接続されている。タンク水循環路20には、循環ポンプ22が介装されている。循環ポンプ22は、タンク水循環路20内の水を上流側から下流側へ送り出す。また、タンク水循環路20は、ヒートポンプ50の凝縮器を通過している。そのため、ヒートポンプ50を作動させると、タンク水循環路20内の水がヒートポンプ50の凝縮器で加熱される。従って、循環ポンプ22とヒートポンプ50とを作動させると、タンク10の下部の水がヒートポンプ50で加熱され、加熱された水がタンク10の上部に戻される。即ち、タンク水循環路20は、タンク10に蓄熱するための水路である。また、タンク水循環路20のヒートポンプ50の上流側には、サーミスタ24が介装されている。サーミスタ24は、タンク10の下部から導出され、ヒートポンプ50を通過する前の水の温度を測定する。サーミスタ24は、循環ポンプ22よりもヒートポンプ50に近い位置のタンク水循環路20に設けられていてもよいし、循環ポンプ22よりもタンク10に近い位置のタンク水循環路20に設けられていてもよい。
水道水導入路30は、上流端が水道水供給源31に接続されている。水道水導入路30には、サーミスタ32が介装されている。サーミスタ32は、水道水の温度を測定する。水道水導入路30の下流側は、第1導入路30aと第2導入路30bに分岐している。第1導入路30aの下流端は、タンク10の下部に接続されている。第2導入路30bの下流端は、供給路40の途中に接続されている。第2導入路30bの下流端と供給路40との接続部分には、混合弁42が設けられている。混合弁42は、供給路40内を流れる温水に、第2導入路30b内の水を混合させる量を調整する。
供給路40は、上流端がタンク10の上部に接続されている。第2導入路30bとの接続部より下流側の供給路40には、燃焼装置60が介装されている。また、燃焼装置60より下流側の供給路40には、サーミスタ44が介装されている。サーミスタ44は、供給される温水の温度を測定する。燃焼装置60は、燃料ガスの燃焼によって水を加熱する。燃焼装置60は、サーミスタ44が測定する温水の温度が、給湯設定温度と一致するように、供給路40内の水を加熱する。供給路40の下流端は、給湯箇所(例えば台所のカランや、浴室48のシャワー54やカラン56等)に接続されている。また、供給路40の下流端には、浴室48の浴槽58に湯はりをするための湯はり弁46が設けられている。湯はり弁46は、開度を調整することにより浴槽58へ供給される温水の流量を調整可能である。
コントローラ100は、給湯システム2の各構成要素と電気的に接続されており、各構成要素の動作を制御する。コントローラ100には、リモコン110が接続されている。リモコン110は、給湯システム2に関連する各種の情報を表示することができる。また、リモコン110は、給湯システム2に関連する各種の操作入力を受け入れることができる。例えば、ユーザA、B、C、Dは、リモコン110を介して、シャワー54やカラン56等に供給する水の温度である給湯設定温度、浴槽58に供給する水の温度であるふろ設定温度などを設定しておくことができる。また、ユーザA、B、C、Dは、リモコン110を介して、浴槽58への湯はりの開始を指示することができる。
リモコン110は、無線通信を介してルータ120と通信可能である。リモコン110は、ルータ120を介してインターネットに接続可能である。
携帯端末装置130a、130b、130c、130dは、それぞれ、給湯システム2が設置された家屋に居住しているユーザA、B、C、Dが日常的に使用している、携帯電話、スマートフォン等の携帯端末装置である。携帯端末装置130a、130b、130c、130dは、電話網を介してインターネットに接続可能であり、ルータ120を介してインターネットに接続されたリモコン110と通信可能である。また、携帯端末装置130a、130b、130c、130dは、給湯システム2が設置された家屋の内部に位置する場合に、無線通信を介してルータ120と通信可能である。この場合、携帯端末装置130a、130b、130c、130dは、インターネットを介さずに、ルータ120を介してリモコン110と通信可能である。携帯端末装置130a、130b、130c、130dは、GPSその他の位置測定技術により、位置情報を取得する位置測定装置(図示せず)を内蔵している。
携帯端末装置130a、130b、130c、130dには、給湯システム2を遠隔で管理するためのアプリがインストールされている。携帯端末装置130a、130b、130c、130dは、給湯システム2に関連する各種の情報をリモコン110から受信して、表示することができる。また、携帯端末装置130a、130b、130c、130dは、給湯システム2に関連する各種の操作入力を受け入れて、リモコン110に送信することができる。さらに、携帯端末装置130a、130b、130c、130dは、位置測定装置により取得された位置情報を、リモコン110に送信することができる。例えば、ユーザA、B、C、Dは、携帯端末装置130a、130b、130c、130dを介して、シャワー54やカラン56等に供給する水の温度である給湯設定温度、浴槽58に供給する水の温度であるふろ設定温度などを設定しておくことができる。また、ユーザA、B、C、Dは、携帯端末装置130a、130b、130c、130dを介して、浴槽58への湯はりの開始を指示することができる。
リモコン110は、携帯端末装置130a、130b、130c、130dとの通信を利用して、ユーザA、B、C、Dが在宅しているか否かを判別することができる。例えば、リモコン110は、ユーザA、B、C、Dが携帯端末装置130a、130b、130c、130dのアプリに在宅情報または不在情報を入力している場合に、それぞれの在宅情報または不在情報に基づいて、ユーザA、B、C、Dが在宅しているか否かを判定してもよい。あるいは、リモコン110は、携帯端末装置130a、130b、130c、130dの位置情報が利用可能な場合に、それぞれの位置情報に基づいて、ユーザA、B、C、Dが在宅しているか否かを判定してもよい。あるいは、リモコン110は、携帯端末装置130a、130b、130c、130dとルータ120との間で無線接続が確立されているか否かを判別し、ルータ120と無線接続が確立されている携帯端末装置130a、130b、130c、130dに対応するユーザA、B、C、Dを在宅していると判定し、ルータ120との間で無線接続が確立されていない携帯端末装置130a、130b、130c、130dに対応するユーザA、B、C、Dを在宅していないと判定してもよい。
次いで、本実施例の給湯システム2の基本的な動作について説明する。給湯システム2は、沸上運転、給湯運転および湯はり運転を実行することができる。なお、本明細書では、給湯システム2の給湯運転と湯はり運転の両方を、給湯システム2による給湯という。以下、各運転について説明する。
(沸上運転)
沸上運転は、ヒートポンプ50によって、タンク10内の水を加熱する運転である。コントローラ100によって沸上運転の実行が指示されると、ヒートポンプ50が作動するとともに、循環ポンプ22が作動する。循環ポンプ22が作動すると、タンク水循環路20内をタンク10内の水が循環する。即ち、タンク10の下部に存在する水がタンク水循環路20内に導入され、導入された水がヒートポンプ50内の凝縮器を通過する際に、冷媒の熱によって加熱され、加熱された水がタンク10の上部に戻される。これにより、タンク10に高温の水が貯められる。タンク10の内部には、低温の水の層の上に高温の水の層が積層された、温度成層が形成される。
(給湯運転)
給湯運転は、タンク10内の水を給湯箇所に供給する運転である。給湯運転は、上記の沸上運転中にも実行することができる。給湯箇所において給湯栓が開かれると、水道水供給源31からの水圧によって、水道水導入路30(第1導入路30a)からタンク10の下部に水道水が流入する。同時に、タンク10上部の温水が、供給路40を介して給湯箇所に供給される。
コントローラ100は、タンク10から供給路40に供給される水の温度(即ち、サーミスタ12の測定温度)が、給湯設定温度より高い場合には、混合弁42を開いて第2導入路30bから供給路40に水道水を導入する。従って、タンク10から供給された水と第2導入路30bから供給された水道水とが、供給路40内で混合される。コントローラ100は、給湯箇所に供給される水の温度が、給湯設定温度と一致するように、混合弁42の開度を調整する。一方、コントローラ100は、タンク10から供給路40に供給される水の温度が、給湯設定温度より低い場合には、燃焼装置60を作動させる。従って、供給路40を通過する水が燃焼装置60によって加熱される。コントローラ100は、給湯箇所に供給される水の温度が、給湯設定温度と一致するように、燃焼装置60の出力を制御する。
(湯はり運転)
湯はり運転は、タンク10内の水を浴槽58に供給する運転である。リモコン110や携帯端末装置130a、130b、130c、130dから湯はりの開始が指示されると、コントローラ100は、湯はり弁46を開く。これによって、給湯運転と同様にして、ふろ設定温度に調温された水が浴槽58へ供給される。なお、後述するように、コントローラ100は、湯はり運転を実行する際に、上記の沸上運転も実行する。
(学習制御)
図2は、ある1日の間に、給湯が行われる時間帯を模式的に示す図である。なお、本実施例では、2:00を始点とする24時間を、1日を特定するための単位時間としている。
一般的には、例えば、6:00〜7:00に最初に給湯が行われる。最初の給湯は、例えば、朝食の用意や洗面のための給湯である。最初の給湯では、5L〜20L程度の温水が供給される。その後、例えば、11:00〜12:00に二度目の給湯が行われる。二度目の給湯は、例えば、昼食の用意のための給湯である。二度目の給湯でも、5L〜20L程度の温水が供給される。その後、例えば、20:00頃に三度目の給湯が行われる。三度目の給湯は、浴槽58への湯はり運転である。湯はり運転では、150L〜180L程度の温水が供給される。その後、例えば、23:00〜0:00に最後の給湯が行われる。最後の給湯は、例えば、歯磨き等のための給湯である。最後の給湯では、5L〜10L程度の温水が供給される。最後の給湯は、0:00頃に終了する。
本実施例では、コントローラ100は、給湯が行われる度に、給湯が開始された時刻と、給湯が終了した時刻と、給湯で使用された温水の量を示す給湯使用量からなる給湯実績と、その際のユーザA、B、C、Dの在宅状況を示す在宅実績を、運転実績として記憶する。本実施例では、コントローラ100は、過去の所定期間(例えば11日間)の各日の運転実績を記憶している。
続いて、コントローラ100が、24時間毎(時刻が2:00になる毎)に実行する処理について説明する。コントローラ100は、24時間毎に、記憶している過去の所定期間の運転実績のうち最も古い日の運転実績を消去し、前日の運転実績を新たに記憶する。
次いで、コントローラ100は、ユーザA、B、C、Dの現在の(例えば2:00の時点での)在宅状況を取得する。
(給湯開始時刻の推定)
次いで、コントローラ100は、過去の所定期間の運転実績と、当日のユーザA、B、C、Dの在宅状況に基づいて、当日の最初の給湯が開始される時刻(給湯開始時刻)を推定する。なお、以下では、推定される当日の給湯開始時刻を、「給湯開始時刻S1」と表記する。
例えば、当日が2月12日であり、過去の所定期間が2月1日から2月11日までであり、過去の所定期間における各日の給湯開始時刻と、その時のユーザA、B、C、Dの在宅状況が、図3の例のようになっている場合を考える。この場合、コントローラ100は、まずユーザA、B、C、Dのそれぞれについて、過去の所定期間においてその人物が不在時の最も早い給湯開始時刻を特定する。図3の例においては、以下の通りとなる。
ユーザAが不在時の最も早い給湯開始時刻・・・7:01
ユーザBが不在時の最も早い給湯開始時刻・・・7:30
ユーザCが不在時の最も早い給湯開始時刻・・・7:01
ユーザDが不在時の最も早い給湯開始時刻・・・7:00
上記の場合、ユーザA、C、Dが不在の場合には、給湯開始時刻にそれほど差がないものの、ユーザBが不在の場合には、給湯開始時刻が遅くなっていることが分かる。このため、コントローラ100は、ユーザBが最も早く給湯を開始する人物であると特定する。そして、コントローラ100は、当日にユーザBが在宅している場合と、ユーザBが不在である場合で、異なる方法で当日の給湯開始時刻S1を推定する。
当日にユーザBが在宅している場合には、最も早く給湯を開始する人物が在宅しており、当日も早い時刻から給湯が開始されると考えられるので、コントローラ100は、過去の所定期間における最も早い給湯開始時刻(図3の例の場合、6:57)を、当日の給湯開始時刻S1として推定する。これとは異なり、当日にユーザBが不在である場合には、最も早く給湯を開始する人物が不在であり、当日の給湯開始時刻が遅くなると考えられるので、コントローラ100は、過去の所定期間において、ユーザBが不在の日のうちで最も早い給湯開始時刻(図3の例の場合、7:30)を、当日の給湯開始時刻S1として推定する。
なお、最も早く給湯を開始する人物(図3の例ではユーザB)が不在である場合には、二番目に早く給湯を開始する人物をさらに特定して、その人物の在宅状況に応じて給湯開始時刻を推定してもよい。図3に示す例では、コントローラ100は、最も早く給湯を開始する人物であるユーザBが不在の日の運転実績において、ユーザA、C、Dのそれぞれについて、その人物も不在である場合の最も早い給湯開始時刻を特定する。図3の例においては、以下の通りとなる。なお、ユーザAについては、過去の所定期間においてユーザAとユーザBの両方が不在である日が存在しないため、二番目に早く給湯を開始する人物の候補からは除外される。
ユーザBとユーザCが不在時の最も早い給湯開始時刻・・・7:45
ユーザBとユーザDが不在時の最も早い給湯開始時刻・・・7:30
上記の場合、ユーザCが不在の場合には、給湯開始時刻が遅くなっていることが分かる。このため、コントローラ100は、ユーザCが二番目に早く給湯を開始する人物であると特定する。そして、当日にユーザBが不在でありユーザCが在宅している場合には、最も早く給湯を開始する人物は不在であるが、二番目に早く給湯を開始する人物が在宅しているので、コントローラ100は、上記の通り、過去の所定期間において、ユーザBが不在の日のうちで最も早い給湯開始時刻(図3の例の場合、7:30)を、当日の給湯開始時刻S1として推定する。これとは異なり、当日にユーザBとユーザCの両方が不在である場合には、最も早く給湯を開始する人物と、二番目に早く給湯を開始する人物の両方が不在であり、当日の給湯開始時刻がさらに遅くなると考えられるので、コントローラ100は、過去の所定期間において、ユーザBとユーザCが不在の日のうちで最も早い給湯開始時刻(図3の例の場合、7:45)を、当日の給湯開始時刻S1として推定する。
(第1給湯量の推定)
次いで、コントローラ100は、過去の所定期間の運転実績に基づいて、給湯開始時刻から湯はり開始前までの給湯使用量(第1給湯量)を推定する。なお、以下では、推定される第1給湯量を、「第1給湯量Q1」と表記する。例えば、コントローラ100は、過去の所定期間の各日における、給湯開始時刻から湯はり開始前までの給湯使用量のうち最も多い給湯使用量を、第1給湯量Q1として推定する。
(湯はり開始時刻の推定)
次いで、コントローラ100は、過去の所定期間の運転実績と、当日のユーザA、B、C、Dの在宅状況に基づいて、当日の湯はりが開始される時刻(湯はり開始時刻)を推定する。なお、以下では、推定される当日の湯はり開始時刻を、「湯はり開始時刻B1」と表記する。
例えば、当日が2月12日であり、過去の所定期間が2月1日から2月11日までであり、過去の所定期間における各日の湯はり開始時刻と、その時のユーザA、B、C、Dの在宅状況が、図4の例のようになっている場合を考える。この場合、コントローラ100は、まずユーザA、B、C、Dのそれぞれについて、その人物が不在時の最も早い湯はり開始時刻を特定する。図4の例においては、以下の通りとなる。
ユーザAが不在時の最も早い湯はり開始時刻・・・18:50
ユーザBが不在時の最も早い湯はり開始時刻・・・18:51
ユーザCが不在時の最も早い湯はり開始時刻・・・18:50
ユーザDが不在時の最も早い湯はり開始時刻・・・19:01
上記の場合、ユーザA、B、Cが不在の場合には、湯はり開始時刻にそれほど変化がないものの、ユーザDが不在の場合には、湯はり開始時刻が遅くなっていることが分かる。このため、コントローラ100は、ユーザDが最も早く湯はりを開始する人物であると特定する。そして、当日にユーザDが在宅している場合には、最も早く湯はりを開始する人物が在宅しており、当日も早い時刻から湯はりが開始されると考えられるので、コントローラ100は、過去の所定期間における最も早い湯はり開始時刻(図4の例の場合、18:49)を、当日の湯はり開始時刻B1として推定する。これとは異なり、当日にユーザDが不在である場合には、最も早く湯はりを開始する人物が不在であり、当日の湯はり開始時刻が遅くなると考えられるので、コントローラ100は、過去の所定期間において、ユーザDが不在の日のうちで最も早い湯はり開始時刻(図4の例の場合、19:01)を、当日の湯はり開始時刻B1として推定する。
なお、最も早く湯はりを開始する人物(図4の例ではユーザD)が不在である場合には、二番目に早く湯はりを開始する人物をさらに特定して、その人物の在宅状況に応じて湯はり開始時刻を推定してもよい。図4に示す例では、コントローラ100は、最も早く湯はりを開始する人物であるユーザDが不在の日の運転実績において、ユーザA、B、Cのそれぞれについて、その人物も不在である場合の最も早い湯はり開始時刻を特定する。図4の例においては、以下の通りとなる。なお、ユーザCについては、過去の所定期間においてユーザCとユーザDの両方が不在である日が存在しないため、二番目に早く湯はりを開始する人物の候補からは除外される。
ユーザAとユーザDが不在時の最も早い湯はり開始時刻・・・19:20
ユーザBとユーザDが不在時の最も早い湯はり開始時刻・・・19:01
上記の場合、ユーザAが不在の場合には、湯はり開始時刻が遅くなっていることが分かる。このため、コントローラ100は、ユーザAが二番目に早く湯はりを開始する人物であると特定する。そして、当日にユーザDが不在でありユーザAが在宅している場合には、最も早く湯はりを開始する人物は不在であるが、二番目に早く湯はりを開始する人物が在宅しているので、コントローラ100は、上記の通り、過去の所定期間において、ユーザDが不在の日のうちで最も早い湯はり開始時刻(図4の例の場合、19:01)を、当日の湯はり開始時刻B1として推定する。これとは異なり、当日にユーザAとユーザDの両方が不在である場合には、最も早く湯はりを開始する人物と、二番目に早く湯はりを開始する人物の両方が不在であり、当日の湯はり開始時刻がさらに遅くなると考えられるので、コントローラ100は、過去の所定期間において、ユーザAとユーザDが不在の日のうちで最も早い給湯開始時刻(図4の例の場合、19:20)を、当日の湯はり開始時刻B1として推定する。
(給湯終了時刻の推定)
次いで、コントローラ100は、過去の所定期間の運転実績と、当日のユーザA、B、C、Dの在宅状況に基づいて、当日の最後の給湯が終了する時刻(給湯終了時刻)を推定する。なお、以下では、推定される当日の給湯終了時刻を、「給湯終了時刻G1」と表記する。
例えば、当日が2月12日であり、過去の所定期間が2月1日から2月11日までであり、過去の所定期間における各日の給湯開始時刻と、その時のユーザA、B、C、Dの在宅状況が、図5の例のようになっている場合を考える。この場合、コントローラ100は、まずユーザA、B、C、Dのそれぞれについて、その人物が不在時の最も遅い給湯終了時刻を特定する。図5の例においては、以下の通りとなる。
ユーザAが不在時の最も遅い給湯終了時刻・・・23:01
ユーザBが不在時の最も遅い給湯終了時刻・・・22:58
ユーザCが不在時の最も遅い給湯終了時刻・・・22:30
ユーザDが不在時の最も遅い給湯終了時刻・・・23:00
上記の場合、ユーザA、B、Dが不在の場合には、給湯終了時刻にそれほど変化がないものの、ユーザCが不在の場合には、給湯終了時刻が早くなっていることが分かる。このため、コントローラ100は、ユーザCが最も遅く給湯を終了する人物であると特定する。そして、コントローラ100は、当日にユーザCが在宅している場合と、ユーザCが不在である場合で、異なる方法で当日の給湯終了時刻G1を推定する。
当日にユーザCが在宅している場合には、最も遅く給湯を終了する人物が在宅しており、当日も遅い時刻に給湯が終了すると考えられるので、コントローラ100は、過去の所定期間における最も遅い給湯終了時刻(図5の例の場合、23:01)を、当日の給湯終了時刻G1として推定する。これとは異なり、当日にユーザCが不在である場合には、最も遅く給湯を終了する人物が不在であり、当日の給湯終了時刻が早くなると考えられるので、コントローラ100は、過去の所定期間において、ユーザCが不在の日のうちで最も遅い給湯終了時刻(図5の例の場合、22:30)を、当日の給湯終了時刻G1として推定する。
なお、最も遅く給湯を終了する人物(図5の例ではユーザC)が不在である場合には、二番目に遅く給湯を終了する人物をさらに特定して、その人物の在宅状況に応じて給湯終了時刻を推定してもよい。図5に示す例では、コントローラ100は、最も遅く給湯を終了する人物であるユーザCが不在の日の運転実績において、ユーザA、B、Dのそれぞれについて、その人物も不在である場合の最も遅い給湯終了時刻を特定する。図5の例においては、以下の通りとなる。なお、ユーザBについては、過去の所定期間においてユーザBとユーザCの両方が不在である日が存在しないため、二番目に遅く給湯を終了する人物の候補からは除外される。
ユーザAとユーザCが不在時の最も遅い給湯終了時刻・・・22:30
ユーザCとユーザDが不在時の最も遅い給湯終了時刻・・・21:40
上記の場合、ユーザDが不在の場合には、給湯終了時刻が早くなっていることが分かる。このため、コントローラ100は、ユーザDが二番目に遅く給湯を終了する人物であると特定する。そして、当日にユーザCが不在でありユーザDが在宅している場合には、最も遅く給湯を終了する人物は不在であるが、二番目に遅く給湯を終了する人物が在宅しているので、コントローラ100は、上記の通り、過去の所定期間において、ユーザCが不在の日のうちで最も遅い給湯終了時刻(図5の例の場合、22:30)を、当日の給湯終了時刻G1として推定する。これとは異なり、当日にユーザCとユーザDの両方が不在である場合には、最も遅く給湯を終了する人物と、二番目に遅く給湯を終了する人物の両方が不在であり、当日の給湯終了時刻がさらに早くなると考えられるので、コントローラ100は、過去の所定期間において、ユーザCとユーザDが不在の日のうちで最も遅い給湯終了時刻(図5の例の場合、21:40)を、当日の給湯終了時刻G1として推定する。
(第1のヒートポンプ作動時刻、第2のヒートポンプ作動時刻、ヒートポンプ停止時刻の特定)
次いで、コントローラ100は、サーミスタ32が測定する温度TW(即ち、水道水の水温)と第1給湯量Q1に基づいて、第1の所定時間αを特定する。また、コントローラ100は、サーミスタ32が測定する温度TW(即ち、水道水の水温)に基づいて、第2の所定時間β、及び、第3の所定時間γを特定する。
温度TWが21℃以上の場合、コントローラ100は、第1の所定時間αとして「20分」を特定する。温度TWが13℃以上21℃未満の場合、コントローラ100は、第1の所定時間αとして「30分」を特定する。温度TWが13℃未満の場合、コントローラ100は、第1の所定時間αとして「45分」を特定する。コントローラ100は、温度TWが高いほど、第1の所定時間αとして、短い時間を特定する。
また、第1給湯量Q1が12L未満の場合、コントローラ100は、第1の所定時間αの加算時間として「5分」を特定する。第1給湯量Q1が12L以上30L未満の場合、コントローラ100は、第1の所定時間αの加算時間として「10分」を特定する。第1給湯量Q1が30L以上の場合、コントローラ100は、第1の所定時間αの加算時間として「15分」を特定する。コントローラ100は、第1給湯量Q1が少ないほど、第1の所定時間αの加算時間として、短い時間を特定する。
同様に、温度TWが21℃以上の場合、コントローラ100は、第2の所定時間βとして「40分」を特定する。温度TWが13℃以上21℃未満の場合、コントローラ100は、第2の所定時間βとして「50分」を特定する。温度TWが13℃未満の場合、コントローラ100は、第2の所定時間βとして「60分」を特定する。コントローラ100は、温度TWが高いほど、第2の所定時間βとして、短い時間を特定する。
さらに同様に、温度TWが21℃以上の場合、コントローラ100は、第3の所定時間γとして「80分」を特定する。温度TWが13℃以上21℃未満の場合、コントローラ100は、第3の所定時間γとして「50分」を特定する。温度TWが13℃未満の場合、コントローラ100は、第3の所定時間γとして「40分」を特定する。コントローラ100は、温度TWが高いほど、第3の所定時間γとして、長い時間を特定する。
次いで、コントローラ100は、推定された給湯開始時刻S1から、特定された第1の所定時間αだけ前の時刻である第1のヒートポンプ作動時刻S0を特定する。第1のヒートポンプ作動時刻S0は、当日の給湯開始に対応する沸上運転の開始時刻に相当する。また、コントローラ100は、推定された湯はり開始時刻B1から、特定された第2の所定時間βだけ前の時刻である第2のヒートポンプ作動時刻B0を特定する。第2のヒートポンプ作動時刻B0は、当日の浴槽への湯はりに対応する沸上運転の開始時刻に相当する。さらに、コントローラ100は、推定された給湯終了時刻G1から、特定された第3の所定時間γだけ前の時刻であるヒートポンプ停止時刻G0を特定する。
(第1のヒートポンプ作動時刻の更新処理)
コントローラ100は、第1のヒートポンプ作動時刻S0より所定時間(例えば30分間)前の時刻が到来すると、その時点でのユーザA、B、C、Dの在宅状況を取得して、その時点でのユーザA、B、C、Dの在宅状況を反映した給湯開始時刻S1の推定処理を行う。この処理の結果、新たに推定された給湯開始時刻S1が当初に推定した時刻よりも早まるか、変化がない場合には、コントローラ100は、当初に特定された第1のヒートポンプ作動時刻S0が到来した時点で以下の第1のヒートポンプ作動処理を実行する。新たに推定された給湯開始時刻S1が当初に推定した時刻よりも遅くなる場合には、コントローラ100は、新たに推定された給湯開始時刻S1に基づいて第1のヒートポンプ作動時刻S0の特定処理を再び行い、新たに特定された第1のヒートポンプ作動時刻S0が到来した時点で、以下の第1のヒートポンプ作動処理を実行する。
(第1のヒートポンプ作動処理)
図6は、コントローラ100が実行する第1のヒートポンプ作動処理の内容を示すフローチャートである。
まず、S10では、コントローラ100は、タンク10に取り付けられているサーミスタ12、14、16、17、18のうち、第1給湯量Q1に対応するサーミスタを選択する。例えば、第1給湯量Q1が30Lの場合、コントローラ100は、30Lに対応するサーミスタ16を選択する。
続くS12では、コントローラ100は、上記のS10で選択したサーミスタ16が測定する温度(即ち、タンク10の上部から30Lの位置の水温)が、所定の閾値TAより高いか否か判断する。
本実施例では、所定の閾値TAは、「沸上設定温度−10℃」である。沸上設定温度は、例えば47℃である。そのため、所定の閾値TAは、例えば37℃である。S12でYESと判断される場合、少なくとも、タンク10の上部から30Lの位置の水温は閾値TA(例えば37℃)より高い。上記の通り、タンク10の内部には、低温の水の層の上に高温の水の層が積層された、温度成層が形成される。そのため、S12でYESと判断される場合には、タンク10の30Lの位置からタンク上部までの間には、沸上設定温度(例えば47℃)に近い高温の水が貯められている。即ち、S12でYESと判断される場合には、給湯開始時刻S1の近傍の時刻に行われる予定の最初の給湯に必要な量(5L〜20L程度)の温水がタンク10内に貯められていることを意味する。S12でYESと判断される場合、S18に進む。一方、S12でNOと判断される場合、S14に進む。
S14では、コントローラ100は、ヒートポンプ50が作動中であるか否か判断する。ヒートポンプ50が作動している場合、コントローラ100はS14でYESと判断し、S12に戻る。この場合、コントローラ100は、ヒートポンプ50によってタンク10内の水を加熱する沸上運転を継続する。一方、ヒートポンプ50が作動していない場合、コントローラ100はS14でNOと判断し、S16に進む。
S16では、コントローラ100は、ヒートポンプ50を作動させる。また、コントローラ100は、循環ポンプ22を回転させる。即ち、コントローラ100は、沸上運転を開始する。これにより、タンク10の下部に存在する水がタンク水循環路20内に導入され、導入された水がヒートポンプ50によって加熱され、加熱された水がタンク10の上部に戻される。これにより、タンク10に高温の水が貯められる。S16でヒートポンプ50を作動させた後は、S12に戻り、コントローラ100は、サーミスタ16が測定する温度が、所定の閾値TAより高くなること(即ちタンク10に第1給湯量Q1の水が所定の閾値TAより高い水温で貯められている状態になること)を監視する。サーミスタ16が測定する温度が所定の閾値TAより高くなる場合(S12でYES)、S18に進む。
S18では、コントローラ100は、ヒートポンプ50及び循環ポンプ22を停止させる。上記の通り、S12でYESと判断される場合には、タンク10内には、既に最初の給湯に必要な量(第1給湯量Q1(30L))の温水が貯められているためである。
図6の第1のヒートポンプ作動処理を開始した後、給湯開始時刻S1の近傍の時刻に、最初の給湯運転が実行されると、タンク10上部の温水が、供給路40を介して給湯箇所に供給される。上記の通り、本実施例の給湯システム2では、給湯開始時刻S1において、タンク10内に、給湯に必要な量の温水を貯えておくことができる。即ち、第1の所定時間αは、その時間の間だけヒートポンプ50を作動させることによって、給湯開始時刻S1の時点で、タンク10内に、給湯に必要な量の温水を貯めることが可能となる時間である。
(第2のヒートポンプ作動時刻の更新処理)
コントローラ100は、第2のヒートポンプ作動時刻B0より所定時間(例えば30分間)前の時刻が到来すると、その時点でのユーザA、B、C、Dの在宅状況を取得して、その時点でのユーザA、B、C、Dの在宅状況を反映した湯はり開始時刻B1の推定処理を行う。この処理の結果、新たに推定された湯はり開始時刻B1が当初に推定した時刻よりも早まるか、変化がない場合には、コントローラ100は、当初に特定された第2のヒートポンプ作動時刻B0が到来した時点で以下の第2のヒートポンプ作動処理を実行する。新たに推定された湯はり開始時刻B1が当初に推定した時刻よりも遅くなる場合には、コントローラ100は、新たに推定された湯はり開始時刻B1に基づいて第2のヒートポンプ作動時刻B0の特定処理を再び行い、新たに特定された第2のヒートポンプ作動時刻B0が到来した時点で、以下の第2のヒートポンプ作動処理を実行する。
(第2のヒートポンプ作動処理)
図7は、コントローラ100が実行する第2のヒートポンプ作動処理の内容を示すフローチャートである。
まず、S30では、コントローラ100は、サーミスタ24が測定する温度(即ち、タンク10の下部から導出され、ヒートポンプ50を通過する前の水の温度)が、所定の閾値TBより高いか否か(即ちタンク10が満蓄状態か否か)判断する。S30でYESと判断される場合、S38に進む。一方、S30でNOと判断される場合、S32に進む。
S32では、コントローラ100は、ヒートポンプ50を作動させる。また、コントローラ100は、循環ポンプ22を回転させる。即ち、コントローラ100は、沸上運転を開始する。なお、S32の時点で既にヒートポンプ50及び循環ポンプ22が作動している場合、コントローラ100は、ヒートポンプ50及び循環ポンプ22を継続して作動させる。S32を終えると、S34に進む。
一方、S38では、ヒートポンプ50及び循環ポンプ22を停止させる。上記の通り、S30でYESと判断される場合には、タンク10は満蓄状態である。そのため、それ以上、ヒートポンプ50及び循環ポンプ22を作動させる必要がない。S38を終えると、S34に進む。
S34では、コントローラ100は、リモコン110または携帯端末装置130a、130b、130c、130dから、湯はり開始指示が行われたか否か判断する。S34でYESと判断される場合、S36に進み、湯はり処理(図8参照)を開始する。一方、S34でNOの場合、S30に戻る。
本実施例では、コントローラ100は、第2のヒートポンプ作動時刻B0にヒートポンプ50を作動させる(S32)と、湯はり開始時刻B1において、サーミスタ24が測定する温度が、所定の閾値TB未満になるように、第2の所定時間βを特定している。しかしながら、実際にユーザA、B、C、Dから湯はりの開始が指示される時刻は、湯はり開始時刻B1より早くなる場合もあれば、遅くなる場合もある。また、第2のヒートポンプ作動時刻B0におけるタンク10内部の温水の量が、想定よりも多くなっている場合もあれば、少なくなっている場合もある。このため、上記のS32でヒートポンプ50を作動させた後、タンク10が満畜状態になる前に、ユーザA、B、C、Dから湯はりの開始が指示される場合もあるし、タンク10が満畜状態となって、上記のS38でヒートポンプ50を停止させた後に、ユーザA、B、C、Dから湯はりの開始が指示される場合もある。
(湯はり処理)
上記の通り、ユーザA、B、C、Dから湯はりの開始が指示されると、S36において、コントローラ100は、湯はり処理を開始する。図8は、湯はり処理の内容を示すフローチャートである。
S50では、コントローラ100は、湯はり運転を開始する。即ち、コントローラ100は、浴槽58の湯はり弁46を開き、浴槽58への温水の供給を開始する。
S52では、コントローラ100は、ヒートポンプ50が作動中であるか否か判断する。ヒートポンプ50が作動している場合、コントローラ100はS52でYESと判断し、S58に進む。一方、ヒートポンプ50が停止している場合、コントローラ100はS52でNOと判断し、S54に進む。
S54では、コントローラ100は、サーミスタ18が測定する温度が、所定の閾値TA以下になることを監視する。なお、S54において、サーミスタ18が測定する温度を監視する代わりに、サーミスタ24が測定する温度が、所定の閾値TA以下になることを監視してもよい。S54でYESの場合、S56に進む。S56では、コントローラ100は、ヒートポンプ50を作動させるとともに、循環ポンプ22を回転させる。
S58では、コントローラ100は、燃焼装置60の作動および停止について制御する。例えば、コントローラ100は、サーミスタ12が測定する温度(即ち、タンク10の上部から6Lの位置の水温)が、ふろ設定温度以下になると、燃焼装置60を作動させる。この場合、浴槽58には、ヒートポンプ50及び燃焼装置60で加熱された温水が供給される。また、コントローラ100は、サーミスタ14が測定する温度(即ち、タンク10の上部から12Lの位置の水温)が、ふろ設定温度を超えると、燃焼装置60を停止させる。この場合、浴槽58には、ヒートポンプ50で加熱された温水が供給される。
S60では、コントローラ100は、湯はり運転が完了することを監視する。湯はり運転において浴槽58へ供給すべき水の量L(例えば150L)を浴槽58に供給し終えると、コントローラ100は、S60でYESと判断し、S62に進む。S60でNOの場合、S52へ戻る。
S62では、コントローラ100は、サーミスタ24が測定する温度が、所定の閾値TBより高くなるまで(即ちタンク10が満蓄状態となるまで)待機する。S62でYESと判断される場合、S64でヒートポンプ50を停止する。S64を終えると、図8の湯はり処理が終了する。同時に、図7の処理も終了する。
上記の通り、本実施例の給湯システム2では、湯はり開始時刻B1において、タンク10内に、湯はりのために必要な量の一部の温水を貯えておくことができる。即ち、第2の所定時間βは、その時間の間だけヒートポンプ50を作動させることによって、湯はり開始時刻B1の時点で、タンク10内に、必要な量の温水を貯めることが可能となる時間である。
(ヒートポンプ停止時刻の更新処理)
コントローラ100は、ヒートポンプ停止時刻G0より所定時間(例えば30分間)前の時刻が到来すると、その時点でのユーザA、B、C、Dの在宅状況を取得して、その時点でのユーザA、B、C、Dの在宅状況を反映した給湯終了時刻G1の推定処理を行う。この処理の結果、新たに推定された給湯終了時刻G1が当初に推定した時刻よりも早まるか、変化がない場合には、コントローラ100は、当初に特定されたヒートポンプ停止時刻G0が到来した時点で以下のヒートポンプ停止処理を実行する。新たに推定された給湯終了時刻G1が当初に推定した時刻よりも遅くなる場合には、コントローラ100は、新たに推定された給湯終了時刻G1に基づいてヒートポンプ停止時刻G0の特定処理を再び行い、新たに特定されたヒートポンプ停止時刻G0が到来した時点で、以下のヒートポンプ停止処理を実行する。
(ヒートポンプ停止処理)
ヒートポンプ停止処理において、コントローラ100は、ヒートポンプ50が作動中である場合、ヒートポンプ50を停止させる。なお、ヒートポンプ50が作動していない場合、コントローラ100は、そのままヒートポンプ50を停止させておく。コントローラ100は、ヒートポンプ停止時刻G0でヒートポンプ50を停止させると、次の日までヒートポンプ50を作動させない。その後、給湯終了時刻G1の近傍の時刻に、最後の給湯運転が終了する。従って、本実施例の給湯システム2では、給湯終了時刻G1において、タンク10内に、過剰な温水を貯えないようにすることができる。即ち、第3の所定時間γは、その時間の間にヒートポンプ50を作動させないことにより、給湯終了時刻G1の時点で、タンク10内に、過剰な温水を貯えないようにすることが可能となる時間である。
以上のように、一実施形態に係る給湯システム2は、水を貯えるタンク10と、水を加熱するヒートポンプ50と、タンク10とヒートポンプ50の間で水を循環させるタンク水循環路20および循環ポンプ22(循環手段の一例)と、ユーザA、B、C、D(居住者の一例)の在宅状況を判別するリモコン110(在宅状況判別手段の一例)と、コントローラ100を備える。コントローラ100は、過去の所定期間における各日の給湯に関する情報およびユーザA、B、C、Dの在宅状況に関する情報、および当日のユーザA、B、C、Dの在宅状況に関する情報に基づいて、当日にタンク10の水をヒートポンプ50で加熱する沸上運転の開始時刻に該当する第1のヒートポンプ作動時刻S0や、第2のヒートポンプ作動時刻B0を特定する。
一実施形態に係る給湯システム2において、コントローラ100は、過去の所定期間における、各日の給湯開始時刻に関する情報およびユーザA、B、C、Dの在宅状況に関する情報に基づいて、最も早く給湯を開始するユーザB(図3の例の場合)を特定し、ユーザBが当日に在宅している場合に、過去の所定期間において最も早い給湯開始時刻を当日の給湯開始時刻S1として推定し、ユーザBが当日に在宅していない場合に、過去の所定期間のユーザBが在宅していない場合の最も早い給湯開始時刻を当日の給湯開始時刻S1として推定し、推定された当日の給湯開始時刻S1に応じて、当日の第1のヒートポンプ作動時刻S0を特定する。
一実施形態に係る給湯システム2において、コントローラ100は、過去の所定期間における、各日の湯はり開始時刻に関する情報およびユーザA、B、C、Dの在宅状況に関する情報に基づいて、最も早く湯はりを開始するユーザD(図4の例の場合)を特定し、ユーザDが当日に在宅している場合に、過去の所定期間において最も早い湯はり開始時刻を当日の湯はり開始時刻B1として推定し、ユーザDが当日に在宅していない場合に、過去の所定期間のユーザDが在宅していない場合の最も早い湯はり開始時刻を当日の湯はり開始時刻B1として推定し、推定された当日の湯はり開始時刻B1に応じて、当日の第2のヒートポンプ作動時刻B0を特定する。
一実施形態に係る給湯システム2において、コントローラ100は、当日の第1のヒートポンプ作動時刻S0や、第2のヒートポンプ作動時刻B0を特定した後に、当日のユーザA、B、C、Dの在宅状況に関する情報を更新して、過去の所定期間における各日の給湯に関する情報およびユーザA、B、C、Dの在宅状況に関する情報、および更新された当日のユーザA、B、C、Dの在宅状況に関する情報に基づいて、当日の第1のヒートポンプ作動時刻S0や、第2のヒートポンプ作動時刻B0を更新する。
一実施形態に係る給湯システム2において、コントローラ100は、過去の所定期間における各日の給湯に関する情報およびユーザA、B、C、Dの在宅状況に関する情報、および当日のユーザA、B、C、Dの在宅状況に関する情報に基づいて、当日の沸上運転の停止時刻に該当するヒートポンプ停止時刻G0を特定する。
一実施形態に係る給湯システム2において、コントローラ100は、過去の所定期間における、各日の給湯終了時刻に関する情報およびユーザA、B、C、Dの在宅状況に関する情報に基づいて、最も遅く給湯を終了するユーザC(図5の例の場合)を特定し、ユーザCが当日に在宅している場合に、過去の所定期間において最も遅い給湯終了時刻を当日の給湯終了時刻G1として推定し、ユーザCが当日に在宅していない場合に、過去の所定期間のユーザCが在宅していない場合の最も遅い給湯終了時刻を当日の給湯終了時刻G1として推定し、推定された当日の給湯終了時刻G1に応じて、当日のヒートポンプ停止時刻G0を特定する。
一実施形態に係る給湯システム2において、コントローラ100は、当日のヒートポンプ停止時刻G0を特定した後に、当日のユーザA、B、C、Dの在宅状況に関する情報を更新して、過去の所定期間における各日の給湯に関する情報およびユーザA、B、C、Dの在宅状況に関する情報、および更新された当日のユーザA、B、C、Dの在宅状況に関する情報に基づいて、当日のヒートポンプ停止時刻G0を更新する。
以上、本発明の実施例について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2 :給湯システム
10 :タンク
12 :サーミスタ
14 :サーミスタ
16 :サーミスタ
17 :サーミスタ
18 :サーミスタ
20 :タンク水循環路
22 :循環ポンプ
24 :サーミスタ
30 :水道水導入路
30a :第1導入路
30b :第2導入路
31 :水道水供給源
32 :サーミスタ
40 :供給路
42 :混合弁
44 :サーミスタ
46 :湯はり弁
48 :浴室
50 :ヒートポンプ
52 :外気温センサ
54 :シャワー
56 :カラン
58 :浴槽
60 :燃焼装置
100 :コントローラ
110 :リモコン
120 :ルータ
130a :携帯端末装置
130b :携帯端末装置
130c :携帯端末装置
130d :携帯端末装置

Claims (7)

  1. 水を貯えるタンクと、
    水を加熱するヒートポンプと、
    タンクとヒートポンプの間で水を循環させる循環手段と、
    居住者の在宅状況を判別する在宅状況判別手段と、
    コントローラを備える給湯システムであって、
    コントローラは、過去の所定期間における各日の給湯に関する情報および居住者の在宅状況に関する情報、および当日の居住者の在宅状況に関する情報に基づいて、当日にタンクの水をヒートポンプで加熱する沸上運転の開始時刻を特定する、給湯システム。
  2. コントローラは、
    過去の所定期間における、各日の給湯開始時刻に関する情報および居住者の在宅状況に関する情報に基づいて、最も早く給湯を開始する居住者を特定し、
    特定された居住者が当日に在宅している場合に、過去の所定期間において最も早い給湯開始時刻を当日の給湯開始時刻として推定し、特定された居住者が当日に在宅していない場合に、過去の所定期間の特定された居住者が在宅していない場合の最も早い給湯開始時刻を当日の給湯開始時刻として推定し、
    推定された当日の給湯開始時刻に応じて、当日の沸上運転の開始時刻を特定する、請求項1の給湯システム。
  3. コントローラは、
    過去の所定期間における、各日の湯はり開始時刻に関する情報および居住者の在宅状況に関する情報に基づいて、最も早く湯はりを開始する居住者を特定し、
    特定された居住者が当日に在宅している場合に、過去の所定期間において最も早い湯はり開始時刻を当日の湯はり開始時刻として推定し、特定された居住者が当日に在宅していない場合に、過去の所定期間の特定された居住者が在宅していない場合の最も早い湯はり開始時刻を当日の湯はり開始時刻として推定し、
    推定された当日の湯はり開始時刻に応じて、当日の沸上運転の開始時刻を特定する、請求項1または2の給湯システム。
  4. コントローラは、当日の沸上運転の開始時刻を特定した後に、当日の居住者の在宅状況に関する情報を更新して、過去の所定期間における各日の給湯に関する情報および居住者の在宅状況に関する情報、および更新された当日の居住者の在宅状況に関する情報に基づいて、当日の沸上運転の開始時刻を更新する、請求項1から3の何れか一項の給湯システム。
  5. コントローラは、過去の所定期間における各日の給湯に関する情報および居住者の在宅状況に関する情報、および当日の居住者の在宅状況に関する情報に基づいて、当日の沸上運転の停止時刻を特定する、請求項1から4の何れか一項の給湯システム。
  6. コントローラは、
    過去の所定期間における、各日の給湯終了時刻に関する情報および居住者の在宅状況に関する情報に基づいて、最も遅く給湯を終了する居住者を特定し、
    特定された居住者が当日に在宅している場合に、過去の所定期間において最も遅い給湯終了時刻を当日の給湯終了時刻として推定し、特定された居住者が当日に在宅していない場合に、過去の所定期間の特定された居住者が在宅していない場合の最も遅い給湯終了時刻を当日の給湯終了時刻として推定し、
    推定された当日の給湯終了時刻に応じて、当日の沸上運転の停止時刻を特定する、請求項5の給湯システム。
  7. コントローラは、当日の沸上運転の停止時刻を特定した後に、当日の居住者の在宅状況に関する情報を更新して、過去の所定期間における各日の給湯に関する情報および居住者の在宅状況に関する情報、および更新された当日の居住者の在宅状況に関する情報に基づいて、当日の沸上運転の停止時刻を更新する、請求項5または6の給湯システム。
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