JP2019100393A - トルク伝達用継手および電動式パワーステアリング装置 - Google Patents

トルク伝達用継手および電動式パワーステアリング装置 Download PDF

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    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/50Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive with the coupling parts connected by one or more intermediate members
    • F16D3/54Couplings comprising a chain or strip surrounding two wheels arranged side by side and provided with teeth or the equivalent

Abstract

【課題】駆動軸の回転方向を反転させる際に、異音の発生を抑えることができる構造を提供する。【解決手段】中間伝達部材17は、周方向複数箇所に配置された複数個の中間伝達歯21を有する。1対の端部伝達部材18のそれぞれは、周方向複数箇所に配置された複数個の端部伝達歯24を有する。弾性部材19は、端部伝達部材18ごとに設けられ、該端部伝達部材18に固着されている。1対の端部伝達部材18のそれぞれの端部伝達歯24と、中間伝達部材17の中間伝達歯21とは、周方向に関して交互に配置されている。周方向に隣り合う端部伝達歯24と中間伝達歯21との間に、弾性部材19が周方向に挟持されている。【選択図】図5

Description

本発明は、各種機械装置に組み込んで駆動軸と被駆動軸との間でトルクを伝達するためのトルク伝達用継手、および、電動式パワーステアリング装置に関する。
図12および図13は、特開2004−306898号公報などに記載されて従来から知られている電動式パワーステアリング装置の1例を示している。後端部にステアリングホイール1を取り付けられたステアリングシャフト2の前端部は、ハウジング3内に回転自在に支持されており、このステアリングシャフト2により回転駆動される部分にウォームホイール4が固定されている。ウォームホイール4と噛合するウォーム歯5を軸方向中間部に有し、電動モータ6により回転駆動されるウォーム7の軸方向両端部は、深溝型玉軸受などの1対の転がり軸受8、9により、ハウジング3内に回転自在に支持されている。ウォーム7の先端部で転がり軸受8よりも突出した部分には、押圧駒10が外嵌されており、この押圧駒10とハウジング3との間に、コイルばね11などの弾性部材が設けられている。コイルばね11は、押圧駒10を介して、ウォーム7のウォーム歯5を、ウォームホイール4に向け付勢している。このような構成により、ウォーム歯5とウォームホイール4との間のバックラッシュが抑えられ、歯打ち音の発生が抑えられている。
従来の電動式パワーステアリング装置では、ウォーム歯5とウォームホイール4との噛合部で歯打ち音が発生することを抑えられるが、電動モータ6の出力軸12の先端部とウォーム7の基端部との結合部で発生する異音を抑える面から、改良の余地がある。この点について、以下に説明する。
従来の電動式パワーステアリング装置では、電動モータ6の出力軸12の先端部とウォーム7の基端部とをトルクの伝達を可能に結合するために、ウォーム7の基端部に設けられたスプライン孔13と、出力軸12の先端部に設けられたスプライン軸部14とをスプライン係合させている。スプライン軸部14とスプライン孔13とが、周方向隙間をゼロにした状態、すなわち、バックラッシュが存在しない状態でスプライン係合していれば、出力軸12の先端部とウォーム7の基端部とのスプライン係合部で、異音が発生することはない。しかしながら、実際には、スプライン係合部にはバックラッシュが存在している。特に、ウォーム歯5とウォームホイール4との間のバックラッシュを抑える構造では、ウォーム7を揺動変位させる必要上、スプライン係合部のバックラッシュを完全になくすことができない。このため、電動モータ6の出力軸12の回転方向を反転させる際に、当該バックラッシュの存在に基づく異音の発生を抑える面から、改良の余地がある。
一方、特開2012−131249号公報には、電動モータの出力軸とウォームとを、金属製で円柱状の動力伝達部材を介して結合することにより、ウォームの揺動変位を円滑に行わせることができる構造が記載されている。ただし、このような構造でも、ウォームを揺動変位させるために、動力伝達部材の両端部に設けられたスプライン軸部と、ウォームおよび電動モータの出力軸のそれぞれの端部に設けられたスプライン孔とのスプライン係合部には、それぞれバックラッシュが存在している。このため、このようなバックラッシュの存在に基づく異音の発生を抑える面から、改良の余地がある。
特開2004−306898号公報 特開2012−131249号公報
本発明は、上述のような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、駆動軸の回転方向を反転させる際に、異音の発生を抑えることができるトルク伝達用継手を提供することである。
本発明のトルク伝達用継手は、中間伝達部材と、1対の端部伝達部材と、弾性部材とを備えている。
前記中間伝達部材は、周方向複数箇所に配置された複数個の中間伝達歯を有している。
前記1対の端部伝達部材はそれぞれ、周方向複数箇所に配置された複数個の端部伝達歯を有している。
前記弾性部材は、前記端部伝達部材ごとに設けられ、該端部伝達部材に固着されている。
前記1対の端部伝達部材は、軸方向に並べて配置されている。
前記1対の端部伝達部材のそれぞれの端部伝達歯と、前記中間伝達部材の中間伝達歯とは、周方向に関して交互に配置されている。
周方向に隣り合う前記端部伝達歯と前記中間伝達歯との間に、前記弾性部材が周方向に挟持されている。
本発明では、次のような構成を採用することができる。
すなわち、周方向に隣り合う前記端部伝達歯と前記中間伝達歯とは、軸方向一部において、前記弾性部材を周方向に挟持しており、かつ、軸方向他部(残部)において、周方向隙間を介在させた状態で対向している。
本発明では、次のような構成を採用することができる。
すなわち、周方向に隣り合う前記端部伝達歯と前記中間伝達歯との互いに対向する周方向側面同士の周方向間隔が、前記弾性部材を周方向に挟持した部分で、前記周方向隙間を介在させた部分よりも大きくなっている。
本発明では、次のような構成を採用することができる。
すなわち、周方向に隣り合う前記端部伝達歯と前記中間伝達歯とは、軸方向の全範囲において、前記弾性部材を周方向に挟持している。
本発明では、次のような構成を採用することができる。
すなわち、前記中間伝達部材は、径方向片側の周面に前記中間伝達歯のそれぞれの径方向他側の端部を結合した中間連結部をさらに有している。
前記1対の端部伝達部材のそれぞれは、径方向他側の周面に前記端部伝達歯のそれぞれの径方向片側の端部を結合した端部連結部をさらに有している。
前記中間伝達歯のそれぞれの径方向片側の端面と前記端部連結部のそれぞれの径方向他側の周面との間に径方向隙間が介在し、かつ、前記端部伝達歯のそれぞれの径方向他側の端面と前記中間連結部の径方向片側の周面との間に径方向隙間が介在している。
本発明では、次のような構成を採用することができる。
すなわち、前記端部伝達歯のそれぞれの径方向他側の端面が前記弾性部材により覆われている。
前記端部連結部のそれぞれの径方向他側の周面が前記弾性部材により覆われている。
本発明の電動式パワーステアリング装置は、ハウジングと、ウォームホイールと、ウォームと、電動モータと、トルク伝達用継手とを備えている。
前記ウォームホイールは、前記ハウジングに対し、回転可能に支持されている。
前記ウォームは、前記ウォームホイールに噛合させた状態で、前記ハウジングに対し、回転可能に支持されている。
前記電動モータは、前記ウォームを回転駆動するための出力軸を有している。
前記トルク伝達用継手は、前記電動モータの出力軸と前記ウォームとをトルク伝達を可能に接続している。
特に、本発明の電動式パワーステアリング装置では、前記トルク伝達用継手が、本発明のトルク伝達用継手であり、前記1対の端部伝達部材のうちの一方の端部伝達部材が前記電動モータの出力軸の先端部に固定又は一体成形され、かつ、前記1対の端部伝達部材のうちの他方の端部伝達部材が前記ウォームの基端部に固定又は一体成形されている。
本発明では、次のような構成を採用することができる。
すなわち、前記ウォームが前記電動モータの出力軸に対して揺動可能であり、かつ、前記ウォームの先端部と前記ハウジングとの間に、前記ウォームを前記ウォームホイールに向けて付勢する付勢機構を有している。
本発明によれば、1対の端部伝達部材のうち、駆動側の端部伝達部材の回転方向を反転させる際に、異音の発生を抑えることができる。
図1は、実施の形態の第1例に関する、図13に相当する図である。 図2は、一部を省略して示す、図1のA部拡大図である。 図3は、実施の形態の第1例に関する、トルク伝達用継手の斜視図である。 図4は、実施の形態の第1例に関する、トルク伝達用継手の分解斜視図である。 図5は、実施の形態の第1例に関する、トルク伝達用継手の断面図である。 図6は、図5のB−B断面図である。 図7は、図6の部分拡大図である。 図8は、図5のC−C断面図である。 図9は、図8の部分拡大図である。 図10は、実施の形態の第1例に関する、中間伝達部材を示す図である。具体的には、図10(a)は、図10(b)のD−D断面図であり、図10(b)は、図10(a)の右方から見た図である。 図11は、実施の形態の第1例に関する、端部伝達部材を示す図である。具体的には、図11(a)は、図11(b)の左方から見た図であり、図7(b)は、図7(a)のE−E断面図である。 図12は、電動式パワーステアリング装置の従来構造の1例を示す部分切断側面図である。 図13は、図12の拡大F−F断面図である。
[実施の形態の第1例]
実施の形態の第1例について、図1〜図11を用いて説明する。
本例の電動式パワーステアリング装置は、前述の図12および図13に示した従来構造と同様、後端部にステアリングホイール1を取り付けられたステアリングシャフト2の前端部が、ハウジング3内に回転可能に支持されており、このステアリングシャフト2により回転駆動される部分にウォームホイール4が固定されている。ウォームホイール4と噛合するウォーム歯5を軸方向中間部に有し、電動モータ6により回転駆動されるウォーム7aの軸方向両端部は、深溝玉軸受などの1対の転がり軸受8、9により、ハウジング3内に回転可能に支持されている。
ウォーム7aの先端部に外嵌された転がり軸受8と、ハウジング3との間には、コイルばね、板ばねなどの弾性体を含んで構成される付勢機構15が設けられている。付勢機構15により、ウォーム7aのウォーム歯5を、ウォームホイール4に向け、弾性体の弾力に基づいて押圧、すなわち、付勢している。このような構成により、ウォーム歯5とウォームホイール4との間のバックラッシュが抑えられ、歯打ち音の発生が抑えられている。
本例では、軸方向に関して互いに直列に配置された、駆動軸となる電動モータ6の出力軸12aの先端部と、被駆動軸となるウォーム7aの基端部とが、トルク伝達用継手16を介してトルクの伝達を可能に結合されている。
トルク伝達用継手16は、出力軸12aに取り付けられる一方(図2、図4、図5における右方)の端部伝達部材18と、ウォーム7aの基端部に取り付けられる他方(図2、図4、図5における左方)の端部伝達部材18と、一方および他方の端部伝達部材18同士の間でトルクを伝達する中間伝達部材17と、一方および他方の端部伝達部材18と中間伝達部材17との間で緩衝機能を発揮する弾性部材19とを備えている。
なお、トルク伝達用継手16を構成する各部材に関して、軸方向内側は、トルク伝達用継手16を組み立てた状態での、トルク伝達用継手16の軸方向中央側であり、軸方向外側は、トルク伝達用継手16を組み立てた状態での、トルク伝達用継手16の軸方向両側である。
中間伝達部材17は、弾性部材19を構成するゴムの如きエラストマーなどの材料に比べて弾性変形しにくい(剛性が高い)材料、たとえば、必要に応じて強化繊維を混入した合成樹脂(ポリアセタール樹脂、ポリアミド樹脂など)や、金属(炭素鋼などの鉄合金、アルミニウム合金など)により、射出成形、鋳造、鍛造、焼結、切削などの方法によって、全体を一体に造られた円環状の部材である(たとえば、図4および図10参照)。
中間伝達部材17は、中間連結部である円筒状の中間筒部20と、複数個の中間伝達歯21とを有している。中間伝達歯21は、中間筒部20の径方向内側の周方向等間隔となる複数箇所に放射状に配置された状態で、それぞれの径方向外端部を中間筒部20の内周面に結合されている。周方向に隣り合う2つの中間伝達歯21の互いに対向する周方向側面22は、互いに平行な平面になっている。すなわち、これらの互いに対向する周方向側面22同士の周方向間隔は、全体的に一定の大きさになっている。
1対の端部伝達部材18のそれぞれは、弾性部材19を構成するゴムの如きエラストマーなどの材料に比べて弾性変形しにくい(剛性が高い)材料、たとえば、必要に応じて強化繊維を混入した合成樹脂(ポリアセタール樹脂、ポリアミド樹脂など)や、金属(炭素鋼などの鉄合金、アルミニウム合金など)により、射出成形、鋳造、鍛造、焼結、切削などの方法によって、全体を一体に造られた円環状の部材である(たとえば、図4および図11参照)。
1対の端部伝達部材18のそれぞれは、端部連結部である円筒状の端部筒部23と、複数個の端部伝達歯24と、円輪状の鍔部25とを有している。鍔部25は、径方向内端部を端部筒部23の軸方向外端部に結合されている。複数個の端部伝達歯24は、それぞれが略矩形板状であり、端部筒部23の径方向外側の周方向等間隔となる複数箇所に放射状に配置された状態で、それぞれの径方向内端部を端部筒部23の外周面に結合され、かつ、それぞれの軸方向外端部を鍔部25の軸方向内側面に結合されている。なお、本発明を実施する場合には、鍔部25を省略することもできる。
端部伝達歯24は、軸方向内側部を第1の端部伝達歯部26とし、軸方向外側部を第2の端部伝達歯部27としている。第1の端部伝達歯部26の周方向両側面である1対の周方向側面28は、互いに平行な平面になっている。すなわち、第1の端部伝達歯部26の周方向幅寸法W26は、全体的に一定の大きさになっている。第2の端部伝達歯部27の周方向両側面である1対の周方向側面29は、互いに平行な平面になっている。すなわち、第2の端部伝達歯部27の周方向幅寸法W27は、全体的に一定の大きさになっている。また、第2の端部伝達歯部27の周方向幅寸法W27は、第1の端部伝達歯部26の周方向幅寸法W26よりも大きくなっており(W27>W26)、第2の端部伝達歯部27の1対の周方向側面29は、第1の端部伝達歯部26の1対の周方向側面28よりも周方向両側に張り出している。第1の端部伝達歯部26の周方向側面28と、第2の端部伝達歯部27の周方向側面29とは、軸方向内側を向いた段差面30を介して接続されている。
弾性部材19は、ゴムの如きエラストマーなどの弾性材製で、端部伝達部材18ごとに設けられている。弾性部材19は、端部伝達部材18のうちで第1の端部伝達歯部26が存在する軸方向範囲(端部伝達部材18の軸方向内端部)の外径側の表面を、全周に亙り層状に覆った状態で、該表面に固着されている。このような弾性部材19は、全体が円周方向につながった筒状に構成されており、第1の端部伝達歯部26のそれぞれの周方向側面28(歯側面)を覆う歯側面覆い部31と、第1の端部伝達歯部26のそれぞれの径方向外端面(歯先面)を覆う歯先面覆い部32と、端部筒部23の外周面のうちで周方向に隣り合う2つの第1の端部伝達歯部26同士の間に挟まれた部分を覆う周面覆い部33とを有している。弾性部材19の自由状態で、歯側面覆い部31の周方向幅寸法は、段差面30の周方向幅寸法よりも大きくなっており、歯側面覆い部31の周方向外側面(周方向に関して第1の端部伝達歯部26と反対側の側面)は、第2の端部伝達歯部27の周方向側面29よりも周方向に張り出している。
弾性部材19は、端部伝達部材18と別個に造った後に、該段部伝達部材18に対して接着などにより固着することができる。また、弾性部材19は、インサート成形により、又は、溶融ゴムに端部伝達部材18の軸方向内端部を漬けてから引き出すことにより、該弾性部材19の成形と同時に、端部伝達部材18に固着することもできる。
また、一方の端部伝達部材18と弾性部材19との結合体と、他方の端部伝達部材18と弾性部材19との結合体とは、図2および図5に示すように、軸方向に並べて配置された状態で、中間伝達部材17の軸方向両側部に1つずつ係合させている。
すなわち、一方の端部伝達部材18と弾性部材19との結合体は、軸方向内端部乃至中間部を、中間伝達部材17の軸方向一方側部(図2および図5における右方側部)の径方向内側に、軸方向外側から挿入されている。この状態で、一方の端部伝達部材18を構成する複数個の端部伝達歯24のそれぞれは、図6〜図9に示すように、周方向に隣り合う中間伝達歯21同士の間に配置されている。また、弾性部材19を構成する歯側面覆い部31のそれぞれは、周方向に関して互いに対向する、中間伝達歯21の周方向側面22と、第1の端部伝達歯部26の周方向側面28との間で、周方向の隙間なく挟持(たとえば、弾性的に圧縮挟持)されている。また、周方向に関して互いに対向する、中間伝達歯21の周方向側面22と、第2の端部伝達歯部27の周方向側面29との間に、周方向隙間αが介在している。
さらに、この状態で、端部伝達歯24の径方向外端面および弾性部材19を構成する歯先面覆い部32の外周面と中間筒部20の内周面との間に径方向隙間βが介在し、かつ、端部筒部23の外周面および弾性部材19を構成する周面覆い部33の外周面と中間伝達歯21の径方向内端面との間に径方向隙間γが介在している。そして、これらの径方向隙間β、γの存在に基づいて、中間伝達部材17と一方の端部伝達部材18との間でのミスアライメント(傾きや軸心ずれなど)が許容されるようになっている。
これに対して、他方の端部伝達部材18と弾性部材19との結合体は、一方の端部伝達部材18と弾性部材19との結合体の場合と同様の態様で、中間伝達部材17の軸方向他方側部(図2および図5における左方側部)に係合している。この状態で、一方および他方の端部伝達部材18同士は、軸方向に離隔して配置されている。
また、一方の端部伝達部材18の端部筒部23は、出力軸12a(図1および図2参照)の先端部に対し、締め代を有する円筒面嵌合、締め代を有するスプライン嵌合、かしめなど、トルク伝達可能な構造により、外嵌固定されている。また、他方の端部伝達部材18の端部筒部23は、一方の端部伝達部材18の場合と同様にして、ウォーム7a(図1および図2参照)の基端部に外嵌固定されている。ただし、端部伝達部材18は、出力軸12aの先端部やウォーム7aの基端部に一体に形成することもできる。
また、本例のトルク伝達用継手16では、端部伝達部材18に弾性部材19が固着されており、端部伝達部材18と弾性部材19とを一体に取り扱うことができるため、トルク伝達用継手16の組み立て作業を容易に行える。
また、本例の電動式パワーステアリング装置では、電動モータ6の出力軸12aとウォーム7aとの間で伝達されるトルクが比較的小さい場合には、出力軸12aの回転トルクは、一方の端部伝達部材18→一方の端部伝達部材18に固着された弾性部材19→中間伝達部材17→他方の端部伝達部材18に固着された弾性部材19→他方の端部伝達部材18の順に伝達される。すなわち、出力軸12aの回転トルクは、一方の端部伝達部材18の第1の端部伝達歯26から、一方の端部伝達部材18に固着された弾性部材19の歯側面覆い部31を介して、中間伝達部材17の中間伝達歯21に伝達される。また、中間伝達部材17に伝達されたトルクは、中間伝達部材17の中間伝達歯21から、他方の端部伝達部材18に固着された弾性部材19の歯側面覆い部32を介して、他方の端部伝達部材18の第1の端部伝達歯26に伝達される。
これに対して、出力軸12aとウォーム7aとの間で伝達されるトルクが大きくなると、一方の端部伝達部材18の第1の端部伝達歯部26と、中間伝達部材17の中間伝達歯21との間で、一方の端部伝達部材18に固着された弾性部材19の歯側面覆い部31が周方向に弾性的に押し潰される量、および、他方の端部伝達部材18の第1の端部伝達歯部26と、中間伝達部材17の中間伝達歯21との間で、他方の端部伝達部材18に固着された弾性部材19の歯側面覆い部31が周方向に弾性的に押し潰される量が増大する。この結果、一方および他方の端部伝達部材18の第2の端部伝達歯部27の周方向側面29が、中間伝達部材17の中間伝達歯21の周方向側面22に当接する。これらの当接の勢いは、各弾性部材19の歯側面覆い部31の弾性変形により弱められるため、当接に伴う異音の発生を抑えられる。この状態では、出力軸12aの回転トルクの一部(大部分)は、一方の端部伝達部材18から中間伝達部材17に直接伝達され、中間伝達部材17に伝達されたトルクの一部(大部分)は、他方の端部伝達部材18に直接伝達される。また、残りのトルクは、上述したトルクが小さい場合と同様にして、出力軸12aからウォーム7aに伝達される。
また、本例では、電動モータ6の出力軸12aの回転方向を反転させる際にも、一方および他方の端部伝達部材18の第2の端部伝達歯部27の周方向側面29と、中間伝達部材17の中間伝達歯21の周方向側面22との当接の勢いを、各弾性部材19の歯側面覆い部31の弾性変形により弱められるため、当接に伴う異音の発生を抑えられる。
また、本例では、トルクを伝達していない中立状態で、中間伝達歯21の周方向側面22と第1の端部伝達歯部26の周方向側面28との周方向間隔(歯側面覆い部31の周方向幅寸法)が、中間伝達歯21の周方向側面22と第2の端部伝達歯部27の周方向側面29との周方向間隔(周方向隙間αの周方向幅寸法)よりも、段差面30の周方向幅寸法の分だけ大きくなっている。このため、大きなトルクを伝達する際にも、歯側面覆い部31の周方向の圧縮量は、少なくとも段差面30の周方向幅寸法の分だけ抑えられる。したがって、大きなトルクを伝達する際にも、歯側面覆い部31の周方向の圧縮率(=周方向の圧縮量/周方向の自然長)が過度に大きくなることを防止して、歯側面覆い部31の耐久性を確保することができる。
また、以上の説明からも分かるように、本例の電動式パワーステアリング装置では、トルク伝達用継手16の捩り剛性は、2段階特性を有している。すなわち、トルク伝達用継手16により伝達するトルクが小さく、一方および他方の端部伝達部材18を構成する第2の端部伝達歯部27の周方向側面29と、中間伝達部材17を構成する中間伝達歯21の周方向側面22とが当接していない状態では、トルク伝達用継手16の捩り剛性は比較的小さくなる。これに対して、トルク伝達用継手16により伝達するトルクが大きく、一方および他方の端部伝達部材18を構成する第2の端部伝達歯部27の周方向側面29と、中間伝達部材17を構成する中間伝達歯21の周方向側面22とが当接した状態では、トルク伝達用継手16の捩り剛性は比較的大きくなる。なお、本発明を実施する場合には、たとえば、一方および他方の端部伝達部材18同士で、これらの端部伝達部材18に固着された歯側面覆い部31の周方向幅寸法や弾性係数を異ならせるなどして、トルク伝達用継手16の捩り剛性を2段階よりも多くすることもできる。
また、本例では、一方および他方の端部伝達部材18のそれぞれは、端部伝達歯24の軸方向内側部(第1の端部伝達歯部26)の径方向外端面が、弾性部材19の歯先面覆い部32により覆われている。また、端部筒部23の軸方向内側部(周方向に隣り合う2つの第1の端部伝達歯部26同士の間に挟まれた部分)の外周面が、弾性部材19の周面覆い部33により覆われている。このため、一方および他方の端部伝達部材18と中間伝達部材17との間にミスアライメントが生じた場合でも、一方および他方の端部伝達部材18を構成する端部伝達歯24の径方向外端面と中間伝達部材17を構成する中間筒部20の内周面との干渉(異音の発生)を、歯先面覆い部32の存在に基づいて防止又は抑制することができる。また、一方および他方の端部伝達部材18を構成する端部筒部23の外周面と中間伝達部材17を構成する中間伝達歯21の径方向内端面との干渉(異音の発生)を、周面覆い部33の存在に基づいて防止又は抑制することができる。
なお、本発明を実施する場合には、中間伝達部材17の軸方向外側面(両側面)のうちで、端部伝達部材18を構成する鍔部25の軸方向内側面と対向する部分を、径方向外側に向かう程軸方向内側に向かう方向に傾斜した傾斜面部とすることもできる。このような構成を採用すれば、中間伝達部材17と端部伝達部材18との間にミスアライメントが生じた場合にも、中間伝達部材17の軸方向外側面と端部伝達部材18を構成する鍔部25の内側面とが片当たりしにくくなる。
また、本発明を実施する場合には、周方向に隣り合う端部伝達歯と中間伝達歯とが、軸方向外側部において、弾性部材を周方向に挟持しており、かつ、軸方向内側部において、周方向隙間を介在させた状態で対向している構成を採用することもできる。さらには、周方向に隣り合う端部伝達歯と中間伝達歯とが、軸方向中間部において、弾性部材を周方向に挟持しており、かつ、軸方向両端部において、周方向隙間を介在させた状態で対向している構成を採用することもできる。これらの構成を採用する場合も、周方向に隣り合う端部伝達歯と中間伝達歯との互いに対向する周方向側面同士の周方向間隔を、弾性部材を周方向に挟持した部分で、周方向隙間を介在させた部分よりも大きくすることが好ましい。
また、本発明を実施する場合には、周方向に隣り合う端部伝達歯と中間伝達歯とが、軸方向の全範囲において、弾性部材を周方向に挟持している(弾性部材が端部伝達歯の軸方向の全長に固着されている)構成を採用することもできる。
また、本発明を実施する場合には、端部伝達部材の軸方向内端面(端部伝達歯の軸方向内端面、端部筒部の軸方向内端面)や、端部伝達部材を構成する鍔部の軸方向内側面を、弾性部材により覆うことによって、対向する相手面との干渉を弾性部材の存在に基づいて防止することもできる。
また、本発明を実施する場合には、一方の端部伝達部材と他方の端部伝達部材とで、弾性部材により覆う位置や、弾性部材の形状などを、互いに異ならせることもできる。
また、本発明を実施する場合には、トルク伝達用継手に関して、上述した実施の形態とは径方向の内外が逆になった構成を採用することもできる。
1 ステアリングホイール
2 ステアリングシャフト
3 ハウジング
4 ウォームホイール
5 ウォーム歯
6 電動モータ
7、7a ウォーム
8 転がり軸受
9 転がり軸受
10 押圧駒
11 コイルばね
12、12a 出力軸
13 スプライン孔
14 スプライン軸部
15 付勢機構
16 トルク伝達用継手
17 中間伝達部材
18 端部伝達部材
19 弾性部材
20 中間筒部
21 中間伝達歯
22 周方向側面
23 端部筒部
24 端部伝達歯
25 鍔部
26 第1の端部伝達歯部
27 第2の端部伝達歯部
28 周方向側面
29 周方向側面
30 段差面
31 歯側面覆い部
32 歯先面覆い部
33 周面覆い部

Claims (8)

  1. 周方向複数箇所に配置された複数個の中間伝達歯を有する中間伝達部材と、
    周方向複数箇所に配置された複数個の端部伝達歯をそれぞれ有する1対の端部伝達部材と、
    前記端部伝達部材ごとに設けられ、該端部伝達部材に固着された弾性部材と、を備え、
    前記1対の端部伝達部材は、軸方向に並べて配置されており、
    前記1対の端部伝達部材のそれぞれの端部伝達歯と、前記中間伝達部材の中間伝達歯とは、周方向に関して交互に配置されており、
    周方向に隣り合う前記端部伝達歯と前記中間伝達歯との間に、前記弾性部材が周方向に挟持されている、
    トルク伝達用継手。
  2. 周方向に隣り合う前記端部伝達歯と前記中間伝達歯とは、軸方向一部において、前記弾性部材を周方向に挟持しており、かつ、軸方向他部において、周方向隙間を介在させた状態で対向している、
    請求項1に記載のトルク伝達用継手。
  3. 周方向に隣り合う前記端部伝達歯と前記中間伝達歯との互いに対向する周方向側面同士の周方向間隔が、前記弾性部材を周方向に挟持した部分で、前記周方向隙間を介在させた部分よりも大きくなっている、
    請求項2に記載のトルク伝達用継手。
  4. 周方向に隣り合う前記端部伝達歯と前記中間伝達歯とは、軸方向の全範囲において、前記弾性部材を周方向に挟持している、
    請求項1に記載のトルク伝達用継手。
  5. 前記中間伝達部材は、径方向片側の周面に前記中間伝達歯のそれぞれの径方向他側の端部を結合した中間連結部をさらに有しており、
    前記1対の端部伝達部材のそれぞれは、径方向他側の周面に前記端部伝達歯のそれぞれの径方向片側の端部を結合した端部連結部をさらに有しており、
    前記中間伝達歯のそれぞれの径方向片側の端面と前記端部連結部のそれぞれの径方向他側の周面との間に径方向隙間が介在し、かつ、前記端部伝達歯のそれぞれの径方向他側の端面と前記中間連結部の径方向片側の周面との間に径方向隙間が介在している、
    請求項1〜4のうちの何れか1項に記載のトルク伝達用継手。
  6. 前記端部伝達歯のそれぞれの径方向他側の端面が前記弾性部材により覆われている、
    請求項5に記載のトルク伝達用継手。
  7. 前記端部連結部のそれぞれの径方向他側の周面が前記弾性部材により覆われている、
    請求項5または6に記載のトルク伝達用継手。
  8. ハウジングと、
    前記ハウジングに対し回転可能に支持されたウォームホイールと、
    前記ウォームホイールに噛合させた状態で、前記ハウジングに対し回転可能に支持されたウォームと、
    前記ウォームを回転駆動するための出力軸を有する電動モータと、
    前記電動モータの出力軸と前記ウォームとをトルク伝達を可能に接続するトルク伝達用継手と、を備えた
    電動式パワーステアリング装置であって、
    前記トルク伝達用継手が、請求項1〜7のうちの何れか1項に記載のトルク伝達用継手であり、前記1対の端部伝達部材のうちの一方の端部伝達部材が前記電動モータの出力軸の先端部に固定又は一体成形され、かつ、前記1対の端部伝達部材のうちの他方の端部伝達部材が前記ウォームの基端部に固定又は一体成形されている電動式パワーステアリング装置。
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