JP2019100265A - エンジンの始動制御装置 - Google Patents
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Abstract
Description
あらかじめ設定されたエンジン停止条件が成立したときにエンジンを自動停止させ、エンジンの自動停止時にあらかじめ設定されたエンジン再始動条件が成立したときにエンジンを自動再始動させるエンジン停止・始動制御手段を備えたエンジンの始動制御装置であって、
前記エンジン停止・始動制御手段は、エンジン停止の制御開始からエンジンが停止するまでの間において、圧縮行程気筒が最後に圧縮上死点を乗り越えたときのエンジン回転数に基づいて、エンジン停止時に圧縮行程となる圧縮行程気筒のピストン停止位置が目標停止位置となるように制御する、
ようにしてある。
あらかじめ設定されたエンジン停止条件が成立したときにエンジンを自動停止させ、エンジンの自動停止時にあらかじめ設定されたエンジン再始動条件が成立したときにエンジンを自動再始動させるエンジン停止・始動制御手段を備えたエンジンの始動制御装置であって、
前記エンジン停止・始動制御手段は、エンジン停止の制御開始からエンジンが停止するまでの間において、エンジン停止時に圧縮行程となる圧縮行程気筒のピストン停止位置が目標停止位置となるように制御するようにされ、
前記エンジン停止・始動制御手段は、圧縮行程気筒が最後に圧縮上死点を乗り越えたときのエンジン回転数に基づいてエンジン停止時に圧縮行程となる圧縮行程気筒のピストン停止位置を予測して、該予測されたピストン停止位置と目標停止位置との偏差に基づいてピストン停止位置が目標停止位置となるように制御する、
ようにしてある。
前記エンジン停止・始動制御手段は、圧縮行程気筒が最後に圧縮上死点を乗り越えたときのエンジン回転数の低下量に基づいて、エンジン停止時に圧縮行程となる圧縮行程気筒のピストン停止位置を予測する、ようにしてある(請求項3対応)。この場合、ピストン停止位置を予測する具体的な手法が提供される。
前記目標停止位置が、エンジン停止時に圧縮行程となる圧縮行程気筒における吸気弁の閉タイミングよりも圧縮上死点側となる位置で、かつエンジン停止時に膨張行程となる膨張行程気筒における排気弁の開タイミングよりも膨張上死点側となる位置に設定されている、
ようにしてある(請求項6対応)。この場合、請求項5に対応した効果を得つつ、膨張行程気筒で得られる燃焼圧力をエンジンを正転させる駆動力として効果的に利用して、すみやかにエンジンを自動再始動させる上で好ましいものとなる。
前記エンジン停止・始動制御手段は、エンジン停止の制御開始からエンジンが停止するまでの間において前記駆動手段を所定時間駆動させて、エンジン停止時に圧縮行程となる圧縮行程気筒におけるピストン停止位置が前記目標停止位置となるように制御する、
ようにしてある(請求項7対応)。この場合、駆動手段を利用して、ピストンを目標停止位置でもって精度よくかつ確実に停止させることができる。
(1)エンジンEの自動再始動時に、膨張行程気筒での燃焼を行いつつ、ISG13による再始動補助を行わないようにすることもできる。また、ISG13に代えてスタータモータを有する場合は、膨張行程気筒での燃焼を行いつつスタータモータを駆動することによって自動再始動を補助することもできる。
(2)エンジンの自動再始動時に行われる膨張行程気筒での燃焼は、実施形態では当初の1回のみ行うようにしてあるが、膨張行程気筒での燃焼を2回以上行って、その後に通常の圧縮行程気筒での燃焼に切換えるようにすることもできる。
(3)エンジンの自動再始動を、膨張行程での燃焼を利用することなく行うようにしてもよい(例えばISG13やスタータモータのクランキングによる通常のエンジン始動)。
(4)エンジンEは、4気筒に限らず、3気筒や6気筒等、多気筒であればよく、気筒数に限定を受けないものである。
(5)燃料噴射弁11を、排気弁9側に配設することもできる。この場合、燃料噴射弁11から噴射される燃料噴霧の指向方向は、排気弁9側に位置する燃料噴射弁11とは反対側のシリンダ壁となるようにされる。
(6)少なくとも排気弁9の開弁タイミングを変更する排気弁用の可変バルブタイミング機構を有する場合は、エンジン停止時において、膨張行程気筒における排気弁9の開弁タイミングをもっとも下死点側にするようにしてもよい(停止時に膨張行程気筒での燃焼圧力をエンジン自動再始動のために有効利用)。
(7)図2に示す特性線としてのβ線を、エンジンの種々の運転要因(エンジン冷却水温度、大気温度、外気圧、補器類による負荷、スロットル開度等々)に応じてあらかじめ複数作成してコントローラU(内のメモリ)にマップとして記憶しておくこともできる。この場合、複数のマップから選択された1つのマップに基づいて、圧縮上死点を超えるときのエンジン回転数に応じた到達予測位置を即座に取得することができる。また、各マップについて、到達予測位置と目標到達位置との偏差に応じたISG13の駆動エネルギ(駆動トルク+駆動時間)をもあらかじめ実験的に取得してマップ中に記憶しておくことにより、このマップからISG13の駆動エネルギを決定することもできる。マップを利用する場合は、適宜補間を行うことによって、適切な値(β線あるいはISG13の駆動エネルギ)を決定することができる。
(8)エンジンEの自動停止時に圧縮行程気筒のピストン停止位置を目標停止位置とする制御は、例えばスロットル弁の開度調整による空気量調整等、適宜の手法により行うことができる。
(9)ISG13の駆動をフィードバック制御によって行うようにしてもよい。この場合、応答性確保のために、ISG13を駆動制御する専用のコントローラを設けておくのが好ましく、またクランク角やエンジン回転数の信号はダイレクトに上記専用のコントローラに入力させるのが好ましい。
(10)本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを提供することをも暗黙的に含むものである。
S1:自動停止判定部
S2:自動再始動判定部
E:エンジン
1:シリンダ
2:シリンダヘッド
3:ピストン
4:クランクシャフト
5:燃焼室
6:吸気ポート
7:排気ポート
8:吸気弁
9:排気弁
10:点火プラグ
11:燃料噴射弁
12:ベルト
13:ISG(スタータモータ兼発電機で、駆動手段)
14、15:クランク角センサ
Claims (9)
- あらかじめ設定されたエンジン停止条件が成立したときにエンジンを自動停止させ、エンジンの自動停止時にあらかじめ設定されたエンジン再始動条件が成立したときにエンジンを自動再始動させるエンジン停止・始動制御手段を備えたエンジンの始動制御装置であって、
前記エンジン停止・始動制御手段は、エンジン停止の制御開始からエンジンが停止するまでの間において、圧縮行程気筒が最後に圧縮上死点を乗り越えたときのエンジン回転数に基づいて、エンジン停止時に圧縮行程となる圧縮行程気筒のピストン停止位置が目標停止位置となるように制御する、
ことを特徴とするエンジンの始動制御装置。 - あらかじめ設定されたエンジン停止条件が成立したときにエンジンを自動停止させ、エンジンの自動停止時にあらかじめ設定されたエンジン再始動条件が成立したときにエンジンを自動再始動させるエンジン停止・始動制御手段を備えたエンジンの始動制御装置であって、
前記エンジン停止・始動制御手段は、エンジン停止の制御開始からエンジンが停止するまでの間において、エンジン停止時に圧縮行程となる圧縮行程気筒のピストン停止位置が目標停止位置となるように制御するようにされ、
前記エンジン停止・始動制御手段は、圧縮行程気筒が最後に圧縮上死点を乗り越えたときのエンジン回転数に基づいてエンジン停止時に圧縮行程となる圧縮行程気筒のピストン停止位置を予測して、該予測されたピストン停止位置と目標停止位置との偏差に基づいてピストン停止位置が目標停止位置となるように制御する、
ことを特徴とするエンジンの始動制御装置。 - 請求項2において、
前記エンジン停止・始動制御手段は、圧縮行程気筒が最後に圧縮上死点を乗り越えたときのエンジン回転数の低下量に基づいて、エンジン停止時に圧縮行程となる圧縮行程気筒のピストン停止位置を予測する、ことを特徴とするエンジンの始動制御装置。 - 請求項2において、
前記エンジン停止・始動制御手段は、圧縮行程気筒が最後に圧縮上死点を乗り越えたときのエンジン回転数と圧縮上死点を乗り越えた後のエンジン回転数とが一致したときのクランク角に基づいて、エンジン停止時に圧縮行程となる圧縮行程気筒のピストン停止位置を予測する、ことを特徴とするエンジンの始動制御装置。 - 請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、
前記目標停止位置が、エンジン停止時に圧縮行程となる圧縮行程気筒における吸気弁の閉タイミングよりも圧縮上死点側となる位置に設定されている、ことを特徴とするエンジンの始動制御装置。 - 請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、
前記エンジン停止・始動制御手段は、エンジン停止後に前記エンジン再始動条件が満足されたときに、エンジン停止時に膨張行程となる膨張行程気筒に燃料噴射すると共に点火を行ってエンジンの再始動を行うようにされ、
前記目標停止位置が、エンジン停止時に圧縮行程となる圧縮行程気筒における吸気弁の閉タイミングよりも圧縮上死点側となる位置で、かつエンジン停止時に膨張行程となる膨張行程気筒における排気弁の開タイミングよりも膨張上死点側となる位置に設定されている、ことを特徴とするエンジンの始動制御装置。 - 請求項1ないし請求項6のいずれか1項において、
エンジンを駆動する駆動手段を備え、
前記エンジン停止・始動制御手段は、エンジン停止の制御開始からエンジンが停止するまでの間において前記駆動手段を所定時間駆動させて、エンジン停止時に圧縮行程となる圧縮行程気筒におけるピストン停止位置が前記目標停止位置となるように制御する、
ことを特徴とするエンジンの始動制御装置。 - 請求項7において、
前記エンジン停止・始動制御手段は、前記駆動手段の駆動開始から前記所定時間を経過する前の時点で、エンジン停止時に圧縮行程となる圧縮行程気筒のピストン位置があらかじめ設定された上限位置を超えたときは、該駆動手段の駆動を停止する、ことを特徴とするエンジンの始動制御装置。 - 請求項7または請求項8において、
前記エンジン停止・始動制御手段は、前記駆動手段の駆動開始から前記所定時間を経過した時点で、エンジン停止時に圧縮行程となる圧縮行程気筒のピストン位置があらかじめ設定された下限位置に達しないときは、該駆動手段の駆動を延長または該駆動手段の駆動トルクを増大させる、ことを特徴とするエンジンの始動制御装置。
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- 2017-12-04 JP JP2017232554A patent/JP6566013B2/ja active Active
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