JP2019073997A - エンジンの始動制御装置 - Google Patents
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Abstract
Description
あらかじめ設定されたエンジン停止条件が成立したときにエンジンを自動停止させ、エンジンの自動停止時にあらかじめ設定されたエンジン再始動条件が成立したときにエンジンを自動再始動させるエンジン停止・始動制御手段を備えたエンジンの始動制御装置であって、
前記エンジン停止・始動制御手段は、エンジン停止時に圧縮行程となる圧縮行程気筒のピストン停止位置が、該圧縮行程気筒における吸気弁の閉位置よりも遅角側の位置となる第1所定範囲となるように停止位置制御を行う、
ようにしてある。
前記エンジン停止・始動制御手段は、エンジン停止制御を開始した後でエンジンが停止するまでの間に、前記圧縮行程にある気筒のピストンが前記第所定範囲で停止するように制御する、ようにしてある(請求項2対応)。この場合、圧縮行程気筒におけるピストン停止位置をすみやかに第1所定範囲とすることができる。
あらかじめ設定されたエンジン停止条件が成立したときにエンジンを自動停止させ、エンジンの自動停止時にあらかじめ設定されたエンジン再始動条件が成立したときに、膨張行程にある気筒に燃料噴射を行うと共に点火を行ってエンジンを自動再始動させるエンジン停止・始動制御手段を備えたエンジンの始動制御装置であって、
前記エンジン停止・始動制御手段は、エンジン停止時に圧縮行程となる圧縮行程気筒のピストン停止位置が該圧縮行程気筒における吸気弁の閉位置よりも遅角側となる第1所定範囲で、かつエンジン停止時に膨張行程となる膨張行程気筒のピストン停止位置が該膨張行程気筒における排気弁の開位置よりも進角側となる第2所定範囲となるように停止位置制御を行う、
ようにしてある。
前記膨張行程気筒のピストン停止位置が、前記排気弁の開位置よりも遅角側であるときは、該膨張行程気筒への燃料噴射が中止される、ようにしてある(請求項4対応)。この場合、膨張行程での燃焼圧力をエンジン回転の駆動力として有効に利用できない状況のときは、膨張行程での燃料噴射を行わないようにして、無駄に燃料噴射を行ってしまう事態を防止できる。なお、膨張行程で燃料噴射しない場合は、例えば、通常のエンジン始動を行えばよい(クランキングを行いつつ吸気行程での燃料噴射でもってエンジン始動を行う)。
エンジンを駆動する駆動手段を備え、
前記エンジン停止・始動制御手段は、前記圧縮行程気筒のピストンの停止位置が前記第1所定範囲で、かつ前記膨張行程気筒のピストンの停止位置が前記第2所定範囲となるように、前記駆動手段を制御する、
ようにしてある(請求項5対応)。この場合、エンジンを駆動する駆動手段を利用して、第1所定範囲と第2所定範囲とを共に満足する位置でもって、確実にピストンを停止させることができる。
前記エンジン停止・始動制御手段は、エンジン自動停止時に前記閉タイミング変更手段を制御して、前記圧縮行程気筒における吸気弁の閉タイミングがもっとも遅角された状態とし、
前記第1所定範囲が、前記圧縮行程気筒における吸気弁の閉タイミングがもっとも遅角された位置よりもさらに遅角側の範囲とされている、
ようにしてある(請求項7対応)。この場合、もっとも遅角された状態にある吸気弁閉位置よりもさらに遅角側に第1所定範囲を設定して、より十分に圧縮抵抗を低減して、その分エンジン再始動をすみやかに行うことができる。
(1)エンジンEの自動再始動時に、膨張行程気筒での燃焼を行いつつ、ISG13による再始動補助を行わないようにすることもできる。また、ISG13に代えてスタータモータを有する場合は、膨張行程気筒での燃焼を行いつつスタータモータを駆動することによって自動再始動を補助することもできる。
(2)エンジンの自動再始動時に行われる膨張行程気筒での燃焼は、実施形態では当初の1回のみ行うようにしてあるが、膨張行程気筒での燃焼を2回以上行って、その後に通常の圧縮行程気筒での燃焼に切換えるようにすることもできる。
(3)エンジンの自動再始動を、膨張行程での燃焼を利用することなく行うようにしてもよい(例えばISG13やスタータモータのクランキングによる通常のエンジン始動)。
(4)エンジンEの自動停止時に、自動停止時に圧縮行程気筒のピストン停止位置を所定範囲とする制御は、例えばスロットル弁の開度調整による空気量調整等、適宜の手法により行うことができる。
(5)エンジンEは、4気筒に限らず、3気筒や6気筒等、多気筒であればよく、気筒数に限定を受けないものである。
(6)燃料噴射弁11を、排気弁9側に配設することもできる。この場合、燃料噴射弁11から噴射される燃料噴霧の指向方向は、排気弁9側に位置する燃料噴射弁11とは反対側のシリンダ壁となるようにされる。
(7)少なくとも排気弁9の開弁タイミングを変更する排気弁用の可変バルブタイミング機構を有する場合は、エンジン停止時において、膨張行程気筒における排気弁9の開弁タイミングをもっとも遅角側にするようにしてもよい。
(8)本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを提供することをも暗黙的に含むものである。
S1:自動停止判定部
S2:自動再始動判定部
E:エンジン
1:シリンダ
2:シリンダヘッド
3:ピストン
4:クランクシャフト
5:燃焼室
6:吸気ポート
7:排気ポート
8:吸気弁
9:排気弁
10:点火プラグ
11:燃料噴射弁
12:ベルト
13:ISG(スタータモータ兼発電機)
14、15:クランク角センサ
16:S−VT(吸気弁の閉タイミング変更用)
Claims (7)
- あらかじめ設定されたエンジン停止条件が成立したときにエンジンを自動停止させ、エンジンの自動停止時にあらかじめ設定されたエンジン再始動条件が成立したときにエンジンを自動再始動させるエンジン停止・始動制御手段を備えたエンジンの始動制御装置であって、
前記エンジン停止・始動制御手段は、エンジン停止時に圧縮行程となる圧縮行程気筒のピストン停止位置が、該圧縮行程気筒における吸気弁の閉位置よりも遅角側の位置となる第1所定範囲となるように停止位置制御を行う、
ことを特徴とするエンジンの始動制御装置。 - 請求項1において、
前記エンジン停止・始動制御手段は、エンジン停止制御を開始した後でエンジンが停止するまでの間に、前記圧縮行程にある気筒のピストンが前記第所定範囲で停止するように制御する、ことを特徴とするエンジンの始動制御装置。 - あらかじめ設定されたエンジン停止条件が成立したときにエンジンを自動停止させ、エンジンの自動停止時にあらかじめ設定されたエンジン再始動条件が成立したときに、膨張行程にある気筒に燃料噴射を行うと共に点火を行ってエンジンを自動再始動させるエンジン停止・始動制御手段を備えたエンジンの始動制御装置であって、
前記エンジン停止・始動制御手段は、エンジン停止時に圧縮行程となる圧縮行程気筒のピストン停止位置が該圧縮行程気筒における吸気弁の閉位置よりも遅角側となる第1所定範囲で、かつエンジン停止時に膨張行程となる膨張行程気筒のピストン停止位置が該膨張行程気筒における排気弁の開位置よりも進角側となる第2所定範囲となるように停止位置制御を行う、
ことを特徴とするエンジンの始動制御装置。 - 請求項3において、
前記膨張行程気筒のピストン停止位置が、前記排気弁の開位置よりも遅角側であるときは、該膨張行程気筒への燃料噴射が中止される、ことを特徴とするエンジンの始動制御装置。 - 請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、
エンジンを駆動する駆動手段を備え、
前記エンジン停止・始動制御手段は、前記圧縮行程気筒のピストンの停止位置が前記第1所定範囲で、かつ前記膨張行程気筒のピストンの停止位置が前記第2所定範囲となるように、前記駆動手段を制御する、
ことを特徴とするエンジンの始動制御装置。 - 請求項5において、
前記駆動手段が、エンジンのクランクシャフトに連結されたスタータモータと発電機とを兼用したISGとされている、ことを特徴とするエンジンの始動制御装置。 - 請求項1ないし請求項6のいずれか1項において、
前記圧縮行程気筒の吸気弁の閉タイミングを変更する閉タイミング変更手段を備え、
前記エンジン停止・始動制御手段は、エンジン自動停止時に前記閉タイミング変更手段を制御して、前記圧縮行程気筒における吸気弁の閉タイミングがもっとも遅角された状態とし、
前記第1所定範囲が、前記圧縮行程気筒における吸気弁の閉タイミングがもっとも遅角された位置よりもさらに遅角側の範囲とされている、
ことを特徴とするエンジンの始動制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017199161A JP2019073997A (ja) | 2017-10-13 | 2017-10-13 | エンジンの始動制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017199161A JP2019073997A (ja) | 2017-10-13 | 2017-10-13 | エンジンの始動制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019073997A true JP2019073997A (ja) | 2019-05-16 |
Family
ID=66543935
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017199161A Pending JP2019073997A (ja) | 2017-10-13 | 2017-10-13 | エンジンの始動制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019073997A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113525335A (zh) * | 2020-03-30 | 2021-10-22 | 北京宝沃汽车股份有限公司 | 调节发动机转速的方法和装置、介质、车辆 |
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2017
- 2017-10-13 JP JP2017199161A patent/JP2019073997A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113525335A (zh) * | 2020-03-30 | 2021-10-22 | 北京宝沃汽车股份有限公司 | 调节发动机转速的方法和装置、介质、车辆 |
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