JP2019100026A - 引戸の戸袋部の掃除口構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】現場での作業性が良好な掃除口構造を提供する。【解決手段】引戸の戸袋部2の収納部は、方立8と、戸尻側縦枠9と、方立8と戸尻側縦枠9間に形成された第1側壁と第2側壁との間に形成されており、第1空間Aに面する第1側壁の下方部位に設けた掃除口構造3は、掃除口を備えた掃除口本体4と、前記掃除口を塞ぐ蓋体5とからなり、掃除口本体4は、幅方向一端側に形成された第1取付片44と、幅方向他端側に形成された第2取付片45とを備え、第1取付片44の見付面440が方立8に第1螺子S1で固定され、第2取付片45の見付面450が第2螺子S2で戸尻側縦枠9に固定されている。【選択図】図8

Description

本発明は、引戸の戸袋部の掃除口構造に関するものである。
引戸装置において、扉体の戸尻が露出しない納まり、すなわち、壁体内に戸袋部が形成されている納まりがある。この場合、戸袋部に溜まった埃等を掃除するためには、戸袋部の下方部位に掃除口を設けると共に、当該掃除口を塞ぐように蓋を設け、掃除が必要な場合には、蓋を外して掃除することが行われる。
このような戸袋部は、方立と戸尻側縦枠間に亘って、戸袋部の幅方向に高さ方向に亘って複数本の中桟を設けると共に、下端間に巾木を設け、上下に隣位の中桟間、最上位の中桟の上側、最下位の中桟と巾木間にそれぞれボードを設けることで形成される。
このような戸袋部に掃除口を設けるやり方には、巾木に掃除口を設ける場合と、巾木の上側に掃除口を設ける場合がある。後者の場合、上下2本の中桟を利用して、その間に掃除口を取り付けることが提案されている(特許文献1)。この場合、予め2本の中桟に掃除口を取り付けた状態で、現場で組み立てようとすると、2本の中桟の相対位置が掃除口によって固定されているため、中桟の長さ方向両端の孔と方立ないし戸尻側縦枠の下穴が一致し難いという課題があり(結果として作業性が悪くなる)、一方、現場で2本の中桟を取り付けた後に掃除口を取り付けるとすると、現場での作業性が悪いという不具合がある。
特許第4531650号
本発明は、現場での作業性が良好な掃除口構造を提供することを目的とする。
本発明が採用した技術手段は、
引戸の戸袋部の収納部は、当該戸袋部の出入口側の第1縦枠と、当該戸袋部の底側の第2縦枠と、前記第1縦枠と前記第2縦枠間に形成された第1側壁と第2側壁との間に形成されており、
第1空間に面する前記第1側壁の下方部位には、前記戸袋部の掃除口構造が設けてあり、
前記掃除口構造は、掃除口を備えた掃除口本体と、前記掃除口を塞ぐ蓋体とからなり、
前記掃除口本体は、幅方向一端側に形成された第1取付片と、幅方向他端側に形成された第2取付片とを備え、
前記掃除口本体は、前記第1取付片の見付面が第1止着手段によって前記第1縦枠に固定されており、前記第2取付片の見付面が第2止着手段によって前記第2縦枠に固定されている、引戸の戸袋部の掃除口構造、である。
1つの態様では、前記第1止着手段及び前記第2止着手段は螺子であり、前記第1取付片、前記第2取付片の一方の見付面には螺子を受け入れる孔が、他方の見付面には螺子を受け入れる横長孔が形成されており、前記他方の見付面は前記一方の見付面よりも戸袋部の収納部側に偏倚している。
典型的には、掃除口本体は、複数の部材から組み立てられるので、前記第1取付片に形成した前記第1螺子を受け入れる孔と前記第2取付片に形成した前記第2螺子を受け入れる孔間の寸法に誤差が生じる場合があり、第1縦枠、第2縦枠にそれぞれ形成された螺子孔と位置がズレるおそれがあるが、一方の見付面に形成された螺子を受け入れる孔を横長孔とすることで、部材組立ての誤差を吸収することができる。一般に、横長孔を皿孔加工とすることは手間であることから、長孔用の螺子としてなべ螺子が用いられるが、前記他方の見付面は前記一方の見付面よりも戸袋部の収納部側に偏倚しているので、当該他方の見付面の第1空間側に前記螺子の頭部を受け入れるスペースを確保することが可能となる。
1つの態様では、前記一方の見付面は前記第1取付片の見付面であり、前記他方の見付面は前記第2取付片の見付面であり、前記第1取付片の前記見付面は、前記第2取付片の前記見付面よりも第1空間側に偏倚している。
第1螺子が設けられる第1取付片の見付面をなるべく第1空間側に位置させることで、第1螺子と戸袋部の収納部との距離を大きくとることができ、第1螺子の軸部の先端が収納部(扉体の移動経路)に突出することを防止し、収納部の見込寸法を小さくすることができる。
1つの態様では、前記第2取付片は、前記見付面と、上辺と、下辺と、からなる凹部(後述する実施形態では、断面視コ字形状を有する)を備えており、
前記第2取付片は、前記第1空間側に凹部が面した姿勢で、前記見付面を前記第2縦枠の見付面に当接させて前記第2止着手段としての第2螺子で固定されており、当該螺子の頭部は当該第2取付片の前記凹部内(厚さ内)に納まっている。
1つの態様では、前記第2螺子はなべ螺子であるが、頭部は前記第2取付片の凹部内に納まっている。
第2螺子の頭部が第2取付片の厚さ内(上辺及び下辺の端縁の内側)に納まっているので、第2取付片の上辺及び下辺の端縁がボードの被当接部となる場合に、第2螺子の頭部が邪魔になることがない。
第2取付片が全体で前記凹部を形成してもよく(図6A(A)参照)、あるいは、第2取付片の部分に前記凹部が形成されていてもよい(図6A(B)、(C)参照)。
1つの態様では、前記第2取付片の見付面には、前記第2螺子を受け入れる横長孔が形成されている。
典型的には、掃除口本体は、複数の部材から組み立てられるので、前記第1取付片に形成した前記第1螺子を受け入れる孔と前記第2取付片に形成した前記第2螺子を受け入れる孔間の寸法に誤差が生じる場合があり、第1縦枠、第2縦枠にそれぞれ形成された螺子孔と位置がズレるおそれがあるが、第2取付片の見付面に形成された第2螺子を受け入れる孔を横長孔とすることで、部材組立ての誤差を吸収することができる。
一般に、横長孔を皿孔加工とすることは手間であることから、第2螺子としてなべ螺子が用いられるが、その場合であっても、螺子頭部は第2取付片の凹部内に位置しているので、ボードを設ける際等に邪魔になることがない。
1つの態様では、前記第1取付片は、前記見付面と、上辺と、下辺と、から断面視コ字形状を備えており、
前記第2取付片は、前記収納部側に凹部が面した姿勢で、当該凹部に前記第1縦枠の見付片を受け入れた状態で、前記見付面を前記見付片に当接させて前記第1止着手段としての第1螺子で固定されている。
1つの態様では、前記第1螺子の頭部と前記第1取付片の見付面が略面一となっている。後述する実施形態では、前記第1螺子が皿螺子であり、前記第1取付片の見付面には、前記第1螺子を受け入れる皿孔が形成されており、当該第1螺子の頭部と前記第1取付片の見付面が略面一となっている。あるいは、第1螺子である皿螺子を受け入れる孔を、やや大径の丸孔とし、皿螺子の頭部の大部分が丸孔内に納まるようにして、皿螺子の頭部が僅かに前記第1取付片の見付面から出っ張るようなもの(ボード設置に影響を与えない程度の突出)でもよい。
第1螺子の頭部が第1取付片の見付面から実質的に突出することがないので、第1取付片の見付面がボードの被当接部となる場合に、第1螺子の頭部が邪魔になることがない。
1つの態様では、前記第1取付片の前記見付面、前記第2取付片の最も第1空間側に位置する部位(図6A(A)においては、第2取付片45の上辺451及び下辺452の端縁、図6A(B)、(C)においては、上側見付面4500、下側見付面4501)は、同一垂直面上に位置している。
後述する実施形態では、前記第1側壁は、前記第1縦枠と前記第2縦枠間には高さ方向に間隔を存して設けた複数本の中間横材と、前記第1縦枠と前記第2縦枠の最下端間に設けた下端横材と、上下に隣位の中間横材間に設けた内側ボードと、内側ボードの外側に設けた外側ボードとを備え、
当該掃除口構造は、最下位の中間横材と下端横材の間に設けてあり、
前記第1縦枠、前記中間横材、前記下端横材は同一垂直面を形成する被当接面を備えており、前記第1取付片の前記見付面、前記第2取付片の上辺及び下辺の端縁は、前記垂直面上に位置しており、
前記外側ボードの一部は、同一垂直面を形成する前記被当接面、前記第1取付片の見付面、前記第2取付片の前記上辺及び下辺の端縁に当接させて設けられる。
本発明では、予め第1取付片、第2取付片が形成された掃除口本体を用意し、この掃除口本体を正面から止着部材で第1縦枠、第2縦枠に固定するので、掃除口本体の取り付けの作業性が良く、また、中桟に掃除口を取り付ける場合に比べて強固な取り付けが行われる。
全閉姿勢にある引戸装置(掃除口側)の正面図である。 引戸装置(掃除口構造の高さ方向中央部位)の横断面図であり、全閉姿勢にある扉体を実線、全開姿勢にある扉体及び戸袋部の側壁を構成するボードを点線で示す。 図2における掃除口構造の一端部位(開口部に近い側)の部分拡大図である。 図2における掃除口構造の他端部位(開口部から遠い側)の部分拡大図である。 掃除口本体の平面図、正面図、横断面図(高さ方向中央部位から下方を見た図)である。 (A)は掃除口本体の縦断面図、(B)は一側(開口部に近い側)から見た側面図、(C)は他側(開口部から遠い側)から見た側面図である。 (A)は図6(C)において、第2取付片を墨入れして示す図であり、(B)、(C)はそれぞれ第2取付片の他の実施形態を示す図である。 蓋体の正面図、下面図、側面図である。 引戸装置の戸袋部の下方の掃除口構造(ボードを取り付ける前の状態)を示す図である。 図8の一端側(開口部に近い側)の部分拡大図である。 図8の他端側(開口部から遠い側)の部分拡大図である。 (A)は引戸装置の戸袋部の下方の掃除口構造の縦断面図であり、掃除口本体に対する蓋体の取り付けを説明する図である。(B)は引戸装置の戸袋部の下方の掃除口構造の縦断面図であり、掃除口本体に蓋体が装着された状態を示す図である。 引戸装置の戸袋部の下方の斜視図であって、方立と戸尻側縦枠間への掃除口本体の取り付けを説明する図である。 引戸装置の戸袋部の下方の斜視図であって、掃除口本体に対する蓋体の取り付けを説明する図である。 引戸装置の戸袋部の下方の斜視図であって、掃除口本体に蓋体が取り付けられた状態を示す図である。
図1は、全閉姿勢にある引戸装置の正面図であって、左右方向に移動する扉体1が建物内を第1空間Aと第2空間Bに仕切る壁体に形成された開口部を開閉するようになっている。壁体内には開口部に隣接して戸袋部2が形成されており、開口部開放時には、扉体1が戸袋部2の内部空間に収容される。壁体の第1空間Aに面する部位(すなわち、掃除口側)には、戸袋部2の下方部位に位置して掃除口構造3が形成されている。すなわち、図1は、A側から見た引戸装置の正面図である。なお、掃除口を第1空間A側及び第2空間B側の両方に設けてもよい。
なお、本明細書において、「A側」、「B側」という文言は、必ずしも、ある要素あるいはその部分が第1空間A、第2空間Bに位置することのみを意味するものではなく、ある要素の部分の相対的な位置を表す文言としても用いられる点に留意されたい。すなわち、当該要素が引戸装置の一部として組み込まれた状態において、第1空間Aに近い側が「A側」、第1空間Aから遠い側が「B側」である(例えば、図6参照)。
掃除口構造3は、掃除口が形成された掃除口本体4と掃除口を塞ぐ蓋体5から構成されている。開口部及び戸袋部2の上方には、戸先側縦枠7と戸尻側縦枠9間に亘って、水平方向に延びる上枠(上側空間)6が形成されており、上側空間内には、水平状ないし傾斜状に延びる走行レール(図示せず)が設けてある。扉体1の上端には吊持ローラ(図示せず)が設けてあり、前記吊持ローラが前記走行レール上を転動することで、扉体1が左右方向に移動して開口部を開閉するようになっている。このような上吊引戸は当業者に良く知られているので、扉体1の移動の構成についての詳細な説明は省略する。なお、本実施形態に係る掃除口構造は、上吊引戸以外の引戸(例えば、扉体下端が下面や下レール上を走行するもの)にも適用され得る。
図1に示すように、開口部は、高さ方向に延びる戸先側縦枠7と、高さ方向に延びる方立8と、上枠6の一方の半部と、床面FLとから囲まれた空間から形成されている。図2に示すように、戸先側縦枠7は、第1空間A、第2空間Bにそれぞれ面する見付面70と、見付面70間を接続する見込面71とを備え、見込面71には、引戸の全閉姿勢時において、扉体1の戸先側端部が当接する凹部が形成されている。
図2、図3に示すように、戸袋部2の出入口は、第1空間A側と第2空間B側の一対の方立8の間に形成されている。より詳しくは、各方立8は、第1空間Aないし第2空間Bにそれぞれ面する第1見付面80と、第1見付面80の開口部に近い側から見込方向に延び、開口部に面する第1見込面81と、第1見付面80の開口部から遠い側から戸袋部2の収納部に向かって見込方向に延びる第2見込面82と、第2見込面82の戸袋部2の収納部側の端部から開口部から離れる方向に延びる第2見付面83と、第1見込面81の戸袋部2の出入口側の端部から第1見付面80、第2見付面83に対向して開口部から離れるように見付方向に延びる内側面84と、第2見付面83の開口部から遠い側の端部と内側面84の開口部から遠い側の端部を見込方向に結ぶ第3見込面85と、第3見込面85から開口部から離れる方向に平面視平行状に延びる第1見付片86、第2見付片87と、を備えている。第1見付片86と第2見付片87は高さ方向において異なる位置に形成されており、第1見付片86は戸袋部2の収納部の反対側に位置しており、第2見付片87は戸袋部2の収納部側に位置している。内側面84は戸袋部2の収納部に面しており、第1見付面80に対向する第1部分と第2見付面83に対向する第2部分とから段部状となっており、開口部側(出入口)に位置する第1部分には、任意要素としての樹脂製の指詰め防止部材88が設けてある。第2見付面83や第1見付片86は、施工後には壁体に隠蔽されるため、方立8において、第1見付面80、第1見込面81、第2見込面82の一部のみが外部に露出する。
戸袋部2の収納部は、戸袋部2の出入口に位置する一対の方立8と、戸袋部2の底側の戸尻側縦枠9と、第1空間A側の第1側壁(中桟20、内側ボード22A、外側ボード22B)と、第2空間B側の第2側壁(中桟20、内側ボード22A、外側ボード22B)と、上枠6の他方の半部と、床面FLと、から形成されている。第1空間A側の第1側壁の下方部位に、掃除口構造3が形成されており、掃除口構造3の掃除口は戸袋部2の収納部と連通している。
図2、図4に示すように、戸尻側縦枠9は、第1空間A側の第1見付面90と、第2空間B側の第2見付面91と、第1見付面90の開口部側の端部と第2見付面91の開口部側端部を結ぶ見込面92と、から断面視略コ字形状を備えており、見込面92が開口部側に位置し、第1見付面90、第2見付面91が開口部から離間する方向に延びる姿勢で設けてある。開口部全開時には、扉体1の戸尻側端部の戸当りゴム10が戸尻側縦枠9の見込面92に当接する。
第1空間A側の方立8と戸尻側縦枠9の第1見付面90の間、第2空間B側の方立8と戸尻側縦枠9の第2見付面91の間には、複数本の中桟20が高さ方向に間隔を存して水平状に取り付けられており、第1空間A側の中桟20と第2空間B側の中桟20との間に、戸袋部2の収納部が形成されている。より具体的には、図8〜図11に示すように、中桟20は、見付面200と、見付面200の上端の上面201と、見付面200の下端の下面202と、上面201から垂直状に立ち上がる立ち上がり片203と、下面202から垂下する垂下片204と、からなり、見付面200の幅方向一端側が方立8の第1見付片86に螺子Sで連結され、見付面200の幅方向他端側が戸尻側縦枠9の第1見付面90、あるいは、第2見付面91に螺子Sで連結されている。上下に隣位の中桟20間(上側に位置する中桟20の下面202と下側に位置する中桟20の上面201との間)には戸袋部2の側壁を形成する内側ボード22Aが設けられる(図11参照)。内側ボード22Aの外側には、外側ボード22Bが設けられ、内側ボード22Aと外側ボード22Bから壁体が形成されている。
方立8の下方部位と戸尻側縦枠9の下方部位との間には、水平状に延びる巾木21が設けてある。図11に示すように、巾木21は、第1空間A側、第2空間B側の見付面210と、第1空間A側の見付面210と第2空間B側の見付面210の下端を連結する下面211と、見付面210の上端の上面212と、上面212から上方に延びる立ち上がり片213と、を備えている。巾木21の下面211は、床面FL上に載置された状態で止着部材で床面FLに固定されている(なお、床面FLよりも下方に位置して固定してもよい)。第2空間B側において、最下位の中桟20の下面202と、巾木21の見付面210の上面212との間には内側ボード22Aが設けられ、内側ボード22Aに隣接して外側ボード22Bが設けられる。第1空間A側において、最下位の中桟20と巾木21の間には、掃除口構造3が設けられる。
図3に示すように、方立8の第2見付面83と中桟20の見付面200は同一垂直面上にあり、図11に示すように、中桟20の見付面200と巾木21の見付面210は同一垂直面上にある。図3に示すように、方立8の第2見付面83と掃除口本体4の第1取付片44の見付面440は同一垂直面上にあり、また、掃除口本体4の第1取付片44の見付面440と第2取付片45の上辺451、下辺452のA側の端縁は同一垂直面上にある。すなわち、方立8の第2見付面83、中桟20の見付面200、巾木21の見付面210、掃除口本体4の第1取付片44の見付面440、掃除口本体4の第2取付片45の上辺451、下辺452の端縁が同一垂直面を形成しており、外側ボード22Bの内側の見付面が前記垂直面に当接することになり、外側ボード22Bを安定して取り付けることができる。
図5に示すように、掃除口本体4は、水平状の上枠40、水平状の下枠41、垂直状の第1縦枠(開口部から近い側)42、垂直状の第2縦枠(開口部から遠い側)43とから横長方形状の枠体と、第1縦枠42から開口部側へ延出する第1取付片44と、第2縦枠43から開口部から離れる側へ延出する第2取付片45と、からなる。
図6(A)に示すように、上枠40は、掃除口の上面を形成する下面400と、下面400のB側の端部から立ち上がる垂直面401と、垂直面401の上端からA側に向かって水平に延びる上面402と、上面402のA側の端部から垂直に立ち上がる見付面403と、見付面403の上端からB側に向かって水平に延びる上片404と、下面400のA側の端部から垂直に立ち上がる被掛止片405と、を備えている。上面402と被掛止片405の上端との間には隙間が形成されており、蓋体5の上側の掛止片51を差し入れることが可能となっている。被掛止片405は、見付面403よりもB側に退避して位置しており、掃除口本体4に蓋体5を装着した時に、蓋体5の面部50が見付面403に対して僅かに凹んだ位置となるようになっている(図11(B)参照)。なお、見付面403と蓋体5の面部50が面一(同一垂直面上にある)となってもよい。上枠40の上片404には外側ボード22Bの下端が載置するようになっている(図11参照)。
図6(A)に示すように、下枠41は、掃除口の下面を形成する上面410と、上面410のB側の端部から垂下する垂直面411と、垂直面411の下端からA側に向かって水平に延びる下面412と、下面412のA側の端部から垂下する見付面413と、見付面413の下端からB側に向かって水平に延びる下片414と、を備えている。下枠41の上面410には、幅方向の中央に位置して係止孔4100が形成されている(図5参照)。下枠41の見付面413は上枠40の見付面403と同一面上にある。下枠41において、上面410と垂直面411と下面412からA側(第1空間A)に向かって開口状の凹部が形成されており、垂直面411の上側部位には下枠41の幅方向に間隔を存して複数個(本実施形態では2個)のマグネット(実施例ではラバーマグネット)Mが設けてある。下枠41の下片414と床面FLの間には、巾木21の見付面210に隣接して外側ボード22Bが設けられる(図11参照)。
図3、図5に示すように、第1縦枠42は、掃除口の一方の側面を形成する第1見込面420と、第1空間Aに面する見付面421とを備えている。第1縦枠42は、さらに、第1見込面420のB側の端部から開口部に向かって見付方向に延びる底面422と、底面422の開口部側端部からA側に向かって見込方向に延び、見付面421の開口部から遠い側の端部と接続する第2見込面423と、見付面421の開口部側端部からB側に向かって見込方向に延びる第3見込面424と、からなる。
図4、図5に示すように、第2縦枠43は、掃除口の一方の側面を形成する第1見込面430と、第1空間に面する見付面431とを備えている。第2縦枠43は、さらに、第1見込面430のB側の端部から開口部から離れるように見付方向に延びる底面432と、底面432と見付面431とを接続する第2見込面433と、見付面431の開口部から遠い側の端部からB側に延びる第3見込面434と、からなる。
図5に示すように、掃除口本体4において、上枠40の下面400(掃除口4´の上面)、下枠41の上面410(掃除口4´の下面)、第1縦枠42の第1見込面420(掃除口4´の一方の側面)、第2縦枠43の第1見込面430(掃除口4´の他方の側面)から横長方形状の掃除口4´が形成されている。掃除口本体4には、掃除口4´を覆うように蓋体5が設けられる。
本実施形態では、第1取付片44は枠体(第1縦枠42)とは別体で用意され、第1縦枠42に対して固定されて一体化されている。第1取付片44は見付面440と、上辺441、下辺442から断面視コ字形状を備え、見付面440をA側に位置させ、凹部をB側(戸袋部2の収納部側)に向けた姿勢で、第1縦枠42に固定(例えば溶接)されている。第1取付片44の見付面440には、上下に離間して2個の皿孔443が形成されている。
図3に示すように、第1取付片44の見付面440の外面(A側の面)の所定位置には、見付片444と見込辺445から断面視L形状の位置決め要素が設けてあり、第1取付片44の幅方向の一側の端面を第1縦枠42の第2見込面423に当接させ、第1縦枠42の第3見込面424の所定高さ部位に形成された切り欠き部に見込辺445を嵌め込んだ状態で第1縦枠42に位置決め固定される。
図3に示すように、掃除口本体4は、第1取付片44の見付面440の内面(B側の面)を第1空間A側の方立8の第1見付片86に当接させた状態で、上下二箇所で第1螺子S1によって方立8に固定される(なお、第1螺子S1を取り付ける箇所は2箇所に限定されず、例えば、1箇所あるいは3箇所でもよい)。第1螺子S1は皿螺子であって、第1螺子S1の軸部は方立8の第1見付片86の螺子孔に螺合し、第1螺子S1の頭部は第1取付片44の見付面440に形成した皿孔443内に位置しており、見付面440からA側に突出することがないようになっている。よって、第1螺子S1の頭部が外側ボード22Bに干渉することがない。なお、第1螺子S1である皿螺子を受け入れる孔を、やや大径の丸孔とし、皿螺子の頭部の大部分が丸孔内に納まるようにして、皿螺子の頭部が僅かに前記第1取付片の見付面から出っ張るようなもの(ボード設置に影響を与えない程度の突出)でもよい。
本実施形態では、第2取付片45は枠体(第2縦枠43)とは別体で用意され、第2縦枠43に対して固定されて一体化されている。第2取付片45は見付面450と、上辺451、下辺452から断面視コ字形状を備え、見付面450をB側(戸袋部2の収納部側)に位置させ、凹部をA側に向けた姿勢で、第2縦枠43に固定(例えば溶接)されている。第2取付片45の見付面450には、上下に離間して2個の横長孔453が形成されている。
第2取付片45の見付面450の内面(A側の面)の所定位置には、見付片454と見込辺455から断面視L形状の位置決め要素が設けてあり、幅方向の一側の端面を第2縦枠43の第2見込面433に当接させ、第2縦枠43の第3見込面434の所定高さ部位に形成された切り欠き部に見込辺455を嵌め込んだ状態で第2縦枠43に位置決め固定される。
図4に示すように、掃除口本体4は、第2取付片45の見付面450の外面(B側の面)を戸尻側縦枠9の第1見付面90に当接させた状態で、上下二箇所で第2螺子S2によって戸尻側縦枠9に固定される(なお、第2螺子S2を取り付ける箇所は2箇所に限定されず、例えば、1箇所あるいは3箇所でもよい)。第2螺子S2はなべ螺子であり、第2螺子S2の軸部は戸尻側縦枠9の第1見付面90の螺子孔に螺合し、第2螺子S2の頭部は第2取付片45の見付面450からA側に突出しているが、第2螺子S2の頭部は平面視において第2取付片45の厚さ(見込寸法)内(断面視コ字形状の第2取付片45の凹部内)に納まっている。第2取付片45の見付面450に形成された孔を横長孔453としたことで、複数の部材からなる掃除口本体4の組立誤差(戸尻側縦枠9の第1見付面90に形成された螺子孔との不一致)を吸収できるようになっている。
上述のように、第1取付片44と第2取付片45は、いずれも見付面440、450、上辺441、451、下辺442、452から断面視コ字形状を備えており、類似の形状を備えているが、上枠40、下枠41、第1縦枠42、第2縦枠43からなる枠体に対して異なる向きで固定されている。具体的には、第1取付片44においては、断面視コ字形の凹部が第2空間B側(戸袋部2の収納部側)を向いた姿勢で第1縦枠42に固定されており、第2取付片45において、断面視コ字形の凹部が第1空間A側に向いた姿勢で第2縦枠43に固定されている。図5の下図に示すように、第1取付片44の見付面440は、第2取付片45の見付面450よりもA側(すなわち、戸袋部2の収納部から遠い側)に位置している。第1螺子S1が取り付けられる見付面440を戸袋部2の収納部から離すことによって、第1螺子S1の軸部が戸袋部2の収納部に突出することを防止しつつ、戸袋部2の収納部の見込方向の幅寸法を小さくすることができ、コンパクトな戸袋部2を提供することができる。
本実施形態では、掃除口本体4の幅方向端部に形成された第1取付片44、第2取付片45は、いずれも、掃除口本体4と別体で用意されたものを掃除口本体4に固定することで形成されているが、第1取付片44、第2取付片45を掃除口本体4と一体形成してもよい。また、第1取付片44、第2取付片45の形状、構成は図示の態様に限定されない。例えば、第2取付片45の他の実施形態を図6A(B)、(C)に示す。上述の第2取付片45は、図6A(A)に示すように、見付面450と、上辺451、下辺452から断面視コ字形状を備え、見付面450をB側(戸袋部2の収納部側)に位置させ、凹部をA側に向けた姿勢で、第2縦枠43に第2螺子S2によって固定されており、第2螺子S2の頭部は凹部内に位置するようになっている。図6A(B)において、第2取付片45´は、高さ方向中間部位において、見付面450´と上辺451´、下辺452´から断面視コ字状を備えた凹部と、凹部の上側の上側見付面4500と、凹部の下側の下側見付面4501と、から形成されている。見付面450´には、第2螺子S2を挿通させるための横長孔(図示せず)が形成されており、第2螺子S2の頭部は凹部内に位置するようになっている。図6A(C)において、第2取付片45´´は、高さ方向中間部位において、見付面450´´と上辺451´´、下辺452´´から断面視コ字状を備えた凹部と、凹部の上側の上側見付面4500と、凹部の下側の下側見付面4501と、上側見付面4500の上端の上端辺4502と、下側見付面4501の下端の下端辺4503と、から形成されている。見付面450´´には、第2螺子S2を挿通させるための横長孔(図示せず)が形成されており、第2螺子S2の頭部は凹部内に位置するようになっている。
図7に示すように、蓋体5は、第1空間Aに面する表面と反対側(B側)の裏面とからなり、横長方形状の面部50と、面部50の上端に裏面側に折り返し状(レ状)に一体形成された上側の掛止片51と、面部50の下端に一体形成された下辺52とからなり、下辺52は面部50の裏面の下端よりも少し上側から水平状に延びる水平片520と水平片520の先端から垂下する垂下片521からなる。
面部50の裏面の上方部位には、幅方向に間隔を存して複数個(図示の態様では2個)のマグネット(実施例ではラバーマグネット)Mが設けてある。面部50の下方部位には、幅方向中央に位置して鍵部500が設けてあり、鍵部500は、水平姿勢と垂直姿勢の間で回動可能の係止片501を備えている。水平片520の幅方向の中央部位には、係止片501の下方に位置して開口(切り欠き)5200が形成されており、係止片501が垂直姿勢となった時に、垂直姿勢の係止片501の下方部位が開口5200から下方に突出するようになっている(図11参照)。
係止片501が水平姿勢にある時には、水平姿勢の係止片501は下枠41の上面410(係止孔4100)の上方に位置しており、係止片501を垂直姿勢とすることで、係止片501が掃除口本体4の下枠41の係止孔4100に係止してロック姿勢となる。係止片501がロック姿勢にある時には、蓋体5の下端を持ち上げるように手前に回動させようとすると、蓋体5の下辺52の水平片520が掃除口本体4の下枠41の上面410に当接するまでは上動するが、この状態で係止片501が係止孔4100に係止しているため、蓋体5の下端側の回動が規制される。
図11に示すように、蓋体5は、上側の掛止片51を、掃除口本体4の上枠40の被掛止片405に掛止させ、下側の下辺52を掃除口本体4の下枠41の凹部内に位置させ、垂下片521を凹部内の垂直面411のマグネットMに着脱可能に磁着させ、また、面部50の裏面のマグネットMを被掛止片405の下方部位に着脱可能に磁着させる。マグネットMは、掃除口本体4に対する蓋体5の固定及び振動防止の機能を提供する。
本実施形態では、掃除口本体4に蓋体5が取り付けられた状態において、蓋体5の面部50には、鍵部500を除いて、蓋体5を外すための取っ手や蓋体5を保持するための金具等が露出することがないので、スッキリとした外観であり、意匠上良好である。掃除口本体4において、被掛止片405は、見付面403よりも内側(第1空間Aから離れる側)に退避して位置しており、被掛止片405に蓋体5の上側の掛止片51を掛止させて当該蓋体5を掃除口本体4に取り付けた時に、蓋体5の面部50が見付面403、見付面413に対して僅かに凹んだ位置となるようになっている(図11(B)参照)。なお、蓋体5の見付面50と見付面403、見付面413が面一となってもよい。
蓋体5が掃除口本体4に取り付けられた状態において、蓋体5の幅方向の一端(開口部に近い側)の垂直端縁と掃除口本体4の第1縦枠42の見付面421との間には隙間が形成されているが、当該隙間の奥側には、第1縦枠42の底面422が位置しているので、光漏れ等が生じすることがない(図3参照)。同様に、蓋体5の幅方向の他端(開口部から遠い側)の垂直端縁と掃除口本体4の第2縦枠43の見付面431との間には隙間が形成されているが、当該隙間の奥側には、第2縦枠43の底面432が位置しているので、光漏れ等が生じすることがない(図4参照)。
図11(B)に示すように、掃除口本体4に蓋体5が装着された状態において、蓋体5の面部50の下端と掃除口本体4の下枠41の下面412との間には、面部50の下端に指を掛けることができる程度の隙間Gが形成されており、鍵部500の係止片501を非ロック姿勢として、面部50の下端(手掛け部を形成する)に指を掛けて蓋体5を上方に持ち上げて下端側を手前に回動させることで、蓋体5と掃除口本体4とのマグネットMによる磁着を解除させると共に、掃除口本体4の上枠40の被掛止片405から蓋体5の上側の掛止片51を離脱させ、蓋体5を取り外して、掃除口4´を第1空間Aに露出させて、戸袋部に溜まった埃等を掃除することができる。
上述のような構成を備えた掃除口構造3の設置について、図12〜図14を参照しつつ説明する。建物開口部に、戸先側縦枠7、戸尻側縦枠9を立設し、当該建物開口部の上方に戸先側縦枠7と戸尻側縦枠9間に亘って上枠6を設ける。当該建物開口部の幅方向の所定位置に方立8を立設し、戸先側縦枠7と方立8(本実施形態では、図2に示すように、開放姿勢にある扉体1の戸先側部位11)間の空間が実際に通行する開口部となり、方立8と戸尻側縦枠9の間に戸袋部2が形成される。床面には、方立8と戸尻側縦枠9の間に亘って延びる巾木21が設けられる。第1空間A側の方立8と戸尻側縦枠9の第1見付面90間、第2空間B側の方立8と戸尻側縦枠9の第2見付面91間には、高さ方向に間隔を存して複数本の中桟20が螺子Sで固定される。方立8の第2見付面83の下端部位は、螺子Sによって巾木21に固定される。
第1空間A側の方立8の下方部位と戸尻側縦枠9の第1見付面90の下方部位の間には、巾木21の直上に位置して、掃除口本体4が取り付けられる。掃除口本体4は、第1取付片44の見付面440の内面を方立8の第1見付片86に当接させて、第1螺子S1で第1見付片86に固定し、第2取付片45の見付面450の外面を戸尻側縦枠9の第1見付面90に当接させて、第2螺子S2で第1見付面90に固定する(図12)。掃除口本体4は、幅方向の両端が、それぞれ、方立8、戸尻側縦枠9という比較的強度がある部材に固定支持されるので、掃除口本体を中桟に取り付けるような場合に比べて、より強固に取り付けられる。
次いで、方立8と戸尻側縦枠9間に固定された掃除口本体4に対して蓋体5を取り付ける(図13)。蓋体5は、上側の掛止片51を、掃除口本体4の上枠40の被掛止片405に掛止させ、下側の下辺52を、掃除口本体4の下枠41の凹部内に挿入することで、上側が掃除口本体4に掛止された状態で、蓋体5の下辺52の垂下片521が下枠41の凹部内の垂直面411のマグネットMに磁着され、面部50の裏面のマグネットMが被掛止片405の下方部位に磁着されることで、掃除口本体4に取り付けられる(図14)。なお、蓋体5は掃除口本体4に対して着脱可能なので、壁仕上げ後に、蓋体5を取り付けてもよい。
第1空間A側の中桟20間、第2空間B側の中桟20間に、内側ボード22Aを取り付け、内側ボード22Aの外側に隣接して外側ボード22Bを取り付ける。掃除口構造3の周囲において、方立8の第2見付面83、中桟20の見付面200、巾木21の見付面210、掃除口本体4の第1取付片44の見付面440、掃除口本体4の第2取付片45の上辺451、下辺452の端縁に外側ボード22Bを当接させて取り付ける。最後に、壁の表面仕上げを行う。
1 扉体
2 戸袋部
20 中桟(中間横材)
200 見付面(被当接面)
21 巾木(下端横材)
210 見付面(被当接面)
3 掃除口構造
4 掃除口本体
4´掃除口
44 第1取付片
440 見付面
441 上辺
442 下辺
443 皿孔(孔)
45 第2取付片
450 見付面
451 上辺
452 下辺
453 横長孔
5 蓋体
8 方立(第1縦枠)
83 第2見付面(被当接面)
86 第1見付片(見付片)
9 戸尻側縦枠(第2縦枠)
90 第1見付面(見付面)
A 第1空間
S1 第1螺子(第1止着手段)
S2 第2螺子(第2止着手段)

Claims (7)

  1. 引戸の戸袋部の収納部は、当該戸袋部の出入口側の第1縦枠と、当該戸袋部の底側の第2縦枠と、前記第1縦枠と前記第2縦枠間に形成された第1側壁と第2側壁との間に形成されており、
    第1空間に面する前記第1側壁の下方部位には、前記戸袋部の掃除口構造が設けてあり、
    前記掃除口構造は、掃除口を備えた掃除口本体と、前記掃除口を塞ぐ蓋体とからなり、
    前記掃除口本体は、幅方向一端側に形成された第1取付片と、幅方向他端側に形成された第2取付片とを備え、
    前記掃除口本体は、前記第1取付片の見付面が第1止着手段によって前記第1縦枠に固定されており、前記第2取付片の見付面が第2止着手段によって前記第2縦枠に固定されている、
    引戸の戸袋部の掃除口構造。
  2. 前記第1止着手段及び前記第2止着手段は螺子であり、前記第1取付片、前記第2取付片の一方の見付面には螺子を受け入れる孔が、他方の見付面には螺子を受け入れる横長孔が形成されており、前記他方の見付面は前記一方の見付面よりも戸袋部の収納部側に偏倚している、請求項1に記載の掃除口構造。
  3. 前記第2取付片は、前記見付面と、上辺と、下辺と、からなる凹部を備えており、
    前記第2取付片は、前記第1空間側に凹部が面した姿勢で、前記見付面を前記第2縦枠の見付面に当接させて前記第2止着手段としての第2螺子で固定されており、当該螺子の頭部は当該第2取付片の前記凹部内に納まっている、
    請求項1、2いずれか1項に記載の掃除口構造。
  4. 前記第2取付片の見付面には、前記第2螺子を受け入れる横長孔が形成されている、
    請求項3に記載の掃除口構造。
  5. 前記第1取付片は、前記見付面と、上辺と、下辺と、から断面視コ字形状を備えており、
    前記第1取付片は、前記収納部側に凹部が面した姿勢で、当該凹部に前記第1縦枠の見付片を受け入れた状態で、前記見付面を前記見付片に当接させて前記第1止着手段としての第1螺子で固定されている、
    請求項1〜4いずれか1項に記載の掃除口構造。
  6. 前記第1螺子の頭部と前記第1取付片の見付面が略面一となっている、
    請求項5に記載の掃除口構造。
  7. 前記第1取付片の前記見付面、前記第2取付片の最も第1空間側に位置する部位は、同一垂直面上に位置している、請求項1〜6いずれか1項に記載の掃除口構造。


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