JP2019099923A - インクジェット印刷用化粧板原紙および化粧板 - Google Patents

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Abstract

【課題】硬化性樹脂の含浸性、インクジェット印刷の発色性およびインク受理層の表面強度に優れた化粧板原紙と当該化粧板原紙を用いてなる化粧板を提供する。【解決手段】表面にインク受理層を有するチタン紙からなるインクジェット印刷用化粧板原紙であって、前記インク受理層が、シリカ粒子、バインダー樹脂およびカチオン性樹脂を含有し、前記シリカ粒子の平均粒径が5〜30μmであり、前記バインダー樹脂は、ノニオン性樹脂を主成分とし、前記ノニオン性樹脂のガラス転移温度が10〜30℃であり、前記インク受理層における前記バインダー樹脂の含有量が15〜30質量%であることを特徴とするインクジェット印刷用化粧板原紙および当該インクジェット印刷用化粧板原紙を用いてなる化粧板である。【選択図】なし

Description

本発明は、インクジェット印刷用化粧板原紙および当該インクジェット印刷用化粧板原紙を用いてなる化粧板に関するものである。
化粧板は、合板やパーティクルボード、繊維板等の各種基材の表面に化粧シートを貼り合わせたものであり、建材や家具の内装材として広く用いられている。基材に化粧シートを貼り合わせることにより、基材の目止めや表面保護と同時に美粧性が付与される。化粧板には、天然木化粧板(突板化粧板)、メラミン化粧板、ジアリルフタレート(DAP)化粧板、ポリエステル化粧板、塩化ビニル化粧板、薄葉紙化粧板等の様々な種類があり、貼り合わせる化粧シートの素材や製造方法によって分類されている。
化粧板の中でもメラミン化粧板は、表面硬度が高く、耐汚染性、耐摩耗性、耐熱性に優れており、家具、天板、テーブル等の耐久性が必要とされる用途で使用されている。メラミン化粧板は、メラミン樹脂を含浸させた化粧板原紙をコア基材に貼り合わせることによって製造される。コア基材としては、パーティクルボード、MDF(中質繊維板)等の繊維板や、フェノール樹脂またはメラミン樹脂を含浸させたクラフト紙を幾層にも積層して加熱圧着したプラスチック板を用いることができる。また、コア基材の表面に積層される化粧板原紙は、多くの場合、グラビア印刷等によって印刷された後に、メラミン樹脂を含浸させてコア基材に貼り合わされる。
そのため、化粧板原紙には、樹脂含浸性および印刷適性を有することが求められる。さらに化粧板原紙には、コア基材を隠すための隠蔽性を有することも求められる。化粧板原紙に隠蔽性を付与するためには、化粧板原紙の紙基材として酸化チタンを含有させたいわゆるチタン紙が使用されている。
近年はさらに、化粧板原紙に印刷する方法として、グラビア印刷に代わって、多品種少量生産に対応することが可能なインクジェット印刷が用いられるようになってきた。インクジェット印刷に使用するための化粧板原紙に関する先行技術として、例えば、特許文献1がある。特許文献1に開示された化粧板原紙は、非晶質シリカ、ノニオン性エマルジョンおよびカチオン性インク定着剤を含有する塗工液を塗工して得られるインク受理層を有するものである。
特許第5730823号公報
しかしながら、特許文献1に記載の化粧板原紙は、硬化性樹脂の含浸性には優れているものの、インクジェット印刷の発色性およびインク受理層の表面強度において改良の余地を有するものであった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものである。すなわち、本発明は、硬化性樹脂の含浸性、インクジェット印刷の発色性およびインク受理層の表面強度に優れた化粧板原紙と当該化粧板原紙を用いてなる化粧板を提供することを課題とする。
本発明者らは、化粧板原紙の表面に形成されるインク受理層中のシリカ粒子、バインダー樹脂等の成分について検討を加えた。その結果、シリカ粒子の粒径がインクジェット印刷の発色性に関係しており、特定範囲の粒径とすることが重要であること、そして、バインダー樹脂のガラス転移温度が特定の温度範囲にあるときに表面強度が向上することを見出した。本発明は、このような知見を基に完成するに至ったものである。すなわち、本発明は、以下のような構成を有するものである。
(1)表面にインク受理層を有するチタン紙からなるインクジェット印刷用化粧板原紙であって、前記インク受理層が、シリカ粒子、バインダー樹脂およびカチオン性樹脂を含有し、前記シリカ粒子の平均粒径が5〜30μmであり、前記バインダー樹脂は、ノニオン性樹脂を主成分とし、前記ノニオン性樹脂のガラス転移温度が10〜30℃であり、前記インク受理層における前記バインダー樹脂の含有量が15〜30質量%であることを特徴とするインクジェット印刷用化粧板原紙。
(2)前記インク受理層が非イオン系界面活性剤を含有することを特徴とする前記(1)に記載のインクジェット印刷用化粧板原紙。
(3)前記インク受理層における前記カチオン性樹脂の含有量が10〜20質量%であることを特徴とする前記(1)または前記(2)に記載のインクジェット印刷用化粧板原紙。
(4)前記インク受理層において、前記シリカ粒子に対する前記バインダー樹脂の含有量が20〜60質量%であり、前記シリカ粒子に対する前記カチオン性樹脂の含有量が10〜30質量%であることを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれか1項に記載のインクジェット印刷用化粧板原紙。
(5)前記(1)〜(4)のいずれか1項に記載のインクジェット印刷用化粧板原紙を用いてなる化粧板。
本発明の化粧板原紙は、硬化性樹脂の含浸性、インクジェット印刷の発色性およびインク受理層の表面強度に優れている。本発明の化粧板は、当該化粧板原紙を用いてなるものである。
以下、本発明の実施形態を具体的に説明する。なお、本発明はこれらの実施形態に限定して解釈されるものではない。
本発明のインクジェット印刷用化粧板原紙は、表面にインク受理層を有するチタン紙から構成される。チタン紙とは、酸化チタンを含有する紙であり、化粧板原紙の基紙となるものである。
(チタン紙)
チタン紙は、通常、木材パルプを主成分としているが、特に限定される訳ではない。チタン紙を抄造するのに使用される木材パルプとしては、例えば、広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)、針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)、古紙パルプ等が挙げられる。これらの木材パルプは、適宜混合して使用することができる。チタン紙の地合の均一性を考慮すると、LBKPの比率が多い方が好ましく、例えば、LBKPとNBKPの混合比率LBKP/NBKPは、75/25〜100/0(質量%)とすることができる。また、必要に応じて任意の合成繊維や非木材繊維などを配合することが可能である。
チタン紙に用いられる木材パルプの叩解度は、150〜500mlCSFであることが好ましい。木材パルプの叩解度がこの範囲にあると、高い紙層間強度を発現させることができる。ここで、フリーネスとは、JIS P8121−2:2012によるカナダ標準ろ水度(Canadian standard freeness)のことである。
チタン紙は、二酸化チタン粒子を含有することによって、隠蔽性に優れた紙となる。チタン紙は、二酸化チタン粒子と内添剤を添加したパルプスラリーを抄紙することにより得ることができる。
チタン紙に用いられる二酸化チタン粒子の平均粒径は、チタン紙の隠蔽性の観点から、5〜500nmであることが好ましく、10〜400nmであることがより好ましく、20〜300nmであることがさらに好ましい。二酸化チタン粒子の平均粒径は、レーザー回折・散乱式粒度分布計(堀場製作所製、LA-300等)によって測定されるメディアン径として求めることができる。二酸化チタン粒子の含有量は、チタン紙の全質量に対して15〜45質量%であることが好ましく、20〜40質量%であることがより好ましく、30〜40質量%であることがさらに好ましい。
チタン紙には、必要に応じて、二酸化チタン以外の填料を適宜添加してもよい。二酸化チタン以外の填料としては、例えば、カオリン、タルク、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、亜硫酸カルシウム、石膏、焼成カオリン、ホワイトカーボン、非晶質シリカ、デラミネーテッドカオリン、珪藻土、炭酸マグネシウム、水酸化アルミニウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化亜鉛等を例示することができる。
チタン紙中にはパルプや填料の他に、サイズ剤、紙力増強剤、歩留向上剤、濾水性向上剤、pH調整剤、柔軟剤、帯電防止剤、消泡剤、染料・顔料等の公知の抄紙用内添剤を必要に応じて添加することができる。サイズ剤としては、例えば、ロジン系、アルキルケテンダイマー系、アルケニル無水コハク酸系、スチレン−アクリル系、高級脂肪酸系、石油樹脂系サイズ剤などが挙げられる。
チタン紙は、坪量が40〜120g/mであることが好ましく、70〜100g/mであることがより好ましい。坪量が40g/m未満であると、隠蔽性や強度が不足である。一方、坪量が120g/mを超えると、硬化性樹脂の必要含浸量が多くなり経済的でない。
チタン紙の抄紙においては、公知の湿式抄紙機、例えば長網抄紙機、ギャップフォーマー型抄紙機、円網式抄紙機、短網式抄紙機等の抄紙機を適宜選択して使用することができる。次に、抄紙機によって形成された紙層をフェルトにて搬送し、ドライヤーで乾燥させる。ドライヤー乾燥前にプレドライヤーとして、多段式シリンダードライヤーを使用してもよい。
また、上記のようにして得られたチタン紙に、カレンダーによる表面処理を施して厚みやプロファイルの均一化を図り、印刷適性の向上を図ってもよい。カレンダー処理としては公知のカレンダー処理機を適宜選択して使用することができるが、硬化性樹脂を含浸できるように、強いプレス処理や長時間のプレス処理を行わないことが好ましい。
(インク受理層)
インク受理層は、シリカ粒子、バインダー樹脂およびカチオン性樹脂を含有する。インク受理層は、チタン紙の表面に、シリカ粒子、バインダー樹脂、カチオン性樹脂等を含有するインク受理層形成用塗工液を塗工し、乾燥させることによって、チタン紙上に形成することができる。
(シリカ粒子)
シリカ粒子は、他の無機顔料に比べて比表面積が大きいため、インクの吸収性が高く、印刷後の印画濃度向上に有効である。インク受理層(固形分)におけるシリカ粒子の含有量は、30〜80質量%が好ましく、40〜70質量%がより好ましい。
シリカ粒子の平均粒径は、5〜30μmである。シリカ粒子の平均粒径は、シリカ粒子の体積基準粒子径の粒度分布における平均粒径として測定することができる。具体的には、レーザー回折・散乱式粒度分布計(堀場製作所製、LA-300等)で測定したメディアン径として求めることができる。シリカ粒子の平均粒径が5μm未満であると、化粧板原紙にインクジェット印刷を施したときに、印画濃度が低下する傾向にある。一方、シリカ粒子の平均粒径が30μmを超えると、インク受理層を形成したときに化粧板原紙表面の平滑性が低下して、表面強度、光沢および外観の商品性が低下する。シリカ粒子の平均粒径は好ましくは6〜15μmである。シリカ粒子の製造方法は特に限定されないが、湿式法シリカが好ましい。
また、シリカ粒子は、平均粒径が異なるシリカ粒子を混合して用いる方が発色性が向上するため好ましい。例えば、平均粒径が6μmと平均粒径10μmのシリカ粒子を質量比で4/6〜6/4の比率で混合して使用すると、印画濃度が向上する傾向がある。
なお、インク吸収性を調整する目的で、シリカ粒子以外に他の顔料を配合することができる。このような他の顔料としてはアルミナ、ゼオライト等が挙げられる。
(バインダー樹脂)
上記のシリカ粒子を化粧板原紙に固着させるために、バインダー樹脂が使用される。バインダー樹脂としては、インク受理層形成後に硬化性樹脂が含浸し易いこと、および形成されたインク受理層の表面強度が高いことから、ノニオン性樹脂を主成分として使用する。ここで、ノニオン性樹脂が主成分とは、バインダー樹脂中の50質量%以上がノニオン性樹脂であることを意味している。バインダー樹脂中のノニオン性樹脂は好ましくは80質量%以上である。
ノニオン性樹脂としては、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂等が用いられる。これらの中でも、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂が好ましい。ノニオン性樹脂は、塗工液とするときは、水溶液やエマルジョン(水縣濁液)等の形態で使用されるが、エマルジョンの形態が好ましい。なお、バインダー樹脂は、ノニオン性樹脂を主成分とするが、性能に影響しない範囲で、澱粉やポリビニルアルコール等を全バインダー樹脂中20質量%以下の範囲で混合してもよい。
ノニオン性樹脂のガラス転移温度は10〜30℃である。ノニオン性樹脂のガラス転移温度が10℃未満であると、樹脂が柔かいため、インク受理層の表面強度が低下する傾向がある。一方、ノニオン性樹脂のガラス転移温度が30℃を超えると、製膜性が低下し、また樹脂が脆くなるため、インク受理層の表面強度が低下する傾向がある。なお、ノニオン性樹脂のガラス転移温度は、示差走査熱量計(DSC)などによって測定される。
バインダー樹脂としてのポリビニルアルコール(PVA)は、溶液粘度が高いときは、チタン紙上に緻密な塗膜を形成する傾向があり、メラミン樹脂等が含浸しにくいものとなる。一方、溶液粘度が低いときは、塗工液がチタン紙に含浸されるものの、インク受理層の表面強度が低いものとなる。
インク受理層(固形分)におけるバインダー樹脂の含有量は、15〜30質量%である。15質量%未満であると表面強度が不足する傾向がある。また30質量%を超えるとインク受理層中のバインダー成分が過剰となり、印画濃度の低下と硬化性樹脂の含浸性を損なう傾向がある。好ましくは18〜28質量%である。
(カチオン性樹脂)
カチオン性樹脂は、インクジェット印刷のインクが一般にアニオン性であるため、印刷後のインクを定着させ、耐水性を向上させる定着剤として配合する。カチオン性樹脂を添加すると、インク受理層の表面付近にインクを留めることができるため、印画濃度を増大させるという効果も有している。カチオン性樹脂は、定着に寄与するものであれば特に限定されず、公知のものを使用することができる。
カチオン性樹脂の具体例としては、例えば、ポリエチレンポリアミンやポリプロピレンポリアミン等のポリアルキレンポリアミン類又はその誘導体、第1〜第3級アミノ基や第4級アンモニウム基を有する(メタ)アクリレートの重合物、第1〜第3級アミノ基や第4級アンモニウム基を有する(メタ)アクリルアミド誘導体の重合物、ビニルアミン重合物又はその誘導体、アリルアミン重合物又はその誘導体、ジアリルアミン重合物、ジアリルメチルアミン重合物、ジアリルジメチルアンモニウムクロライド重合物、アクリルアミド−ジアリルアミン共重合物、アクリルアミド−ジアリルジメチルアンモニウムクロライド共重合物、ポリエチレンイミン、ポリアルキルアミンに代表されるポリアミン系カチオン性樹脂、エピクロルヒドリン−ジメチルアミン付加重合物、アクリロニトリルとN−ビニルホルムアミド共重合体の加水分解物、ポリビニルアミジン系樹脂、等が挙げられる。
これらの中では、着色が少ないため、ポリジアリルアミンの塩酸塩が好ましく、ポリジアリルジメチルアンモニウムクロライドおよびジアリルジメチルアンモニウムクロライドと他の単量体との共重合物からなる群から選ばれる少なくとも1種が特に好ましい。カチオン性樹脂は、単独又は数種類を組み合わせて使用しても良い。
インク受理層(固形分)におけるカチオン性樹脂の含有量は、10〜20質量%が好ましく、12〜18質量%がより好ましい。カチオン性樹脂の含有量が10質量%未満であると、インクの定着性が不足し、印画濃度が低下する。一方、カチオン性樹脂の含有量が20質量%を超えると、印画濃度向上効果は頭打ちとなり単なるコストアップとなるため好ましくない。
インク受理層は、さらに、非イオン系界面活性剤を含有することが好ましい。非イオン系界面活性剤を添加することにより、インク受理層形成用塗工液の浸透性を向上させ、硬化性樹脂の含浸性も向上させることができる。非イオン系界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンコポリマー、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル等が用いられる。これらの中では、ポリオキシエチレンアルキルエーテルが好ましい。インク受理層形成用塗工液中の非イオン系界面活性剤の含有量は、0.1〜3.0質量%が好ましい。
硬化性樹脂の含浸性、インクジェット印刷の発色性およびインク受理層の表面強度をバランスよく満足させるために、インク受理層(固形分)において、シリカ粒子に対するバインダー樹脂の含有量が20〜60質量%であり、シリカ粒子に対するカチオン性樹脂の含有量が10〜30質量%であることが好ましい。また、シリカ粒子に対するバインダー樹脂の含有量が25〜50質量%であることがより好ましく、シリカ粒子に対するカチオン性樹脂の含有量が15〜30質量%であることがより好ましい。
インク受理層は、インク受理層形成用塗工液をチタン紙表面に塗工することによって形成される。インク受理層(固形分)の形成量は、1〜7g/mであることが好ましく、2〜6g/mであることがより好ましい。
インク受理層形成用塗工液は、塗工し乾燥した後に、上記のインク受理層を形成することが可能な組成を有しているものである。インク受理層形成用塗工液には、上記のシリカ粒子、バインダー樹脂、カチオン性樹脂以外に、非イオン系界面活性剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、染料・顔料、防腐剤、滑剤、増粘剤等を配合することができる。
インク受理層形成用塗工液をチタン紙上に塗工する塗工方法は特に限定されず、公知の方法、塗工装置を用いることができる。塗工装置としては、ブレードコーター、エアーナイフコーター、ロールコーター、ブラシコーター、チャンプレックスコーター、バーコーター、リップコーター、グラビアコーター、カーテンコーター、スロットダイコーター、スライドコーター等を挙げることができる。これらの中では、前計量方式のロールコーターやカーテンコーターが好ましい。インク受理層形成用塗工液を塗工後に、乾燥させてインク受理層を固着させる。さらに、必要に応じてインク受理層の形成後にスーパーカレンダー、ブラシ掛け等の平滑化処理を施すこともできる。
(化粧板原紙)
化粧板原紙は、表面にインク受理層を有するチタン紙からなる。インク受理層は、チタン紙の表面から内部にまで浸透して固着しているため、断面写真からインク受理層とチタン紙とを明確に区分することはできない。
化粧板原紙の透気度は30秒以下であることが好ましく、20秒以下であることがより好ましい。透気度を上記範囲内とすることにより、硬化性樹脂の含浸性を高め、含浸の均一性、作業効率を高めることができる。尚、透気度の測定は、JAPAN TAPPI−5−2:2000に準じて、王研式透気度計により行う。
(樹脂含有化粧板原紙)
化粧板原紙にメラミン樹脂やフェノール樹脂等の硬化性樹脂を含浸させることによって、樹脂含有化粧板原紙とする。硬化性樹脂の含浸は、通常、化粧板原紙のインク受理層が形成された面とインク受理層が形成されていない面の両方の面から行われる。
含浸させる硬化性樹脂の種類は、特に限定されないが、熱硬化性のメラミン樹脂が好ましい。化粧板原紙にメラミン樹脂を含浸させたメラミン樹脂含有化粧板原紙は、メラミン化粧板を製造するために使用される。メラミン樹脂の種類は特に限定されない。メラミン樹脂としては、例えば、メラミンとホルムアルデヒドを中性あるいはアルカリ性条件下で付加縮合反応させて得られる樹脂等がある。
化粧板原紙にメラミン樹脂を含浸させる方法は、特に限定されない。例えば、メラミン樹脂水溶液に化粧板原紙を10〜300秒程度浸漬させる方法を挙げることができる。メラミン樹脂水溶液に浸漬後は、余分な樹脂を掻き落とし、乾燥させることが好ましい。乾燥工程では、例えば、90〜180℃で1〜200分程度乾燥させることが好ましい。
メラミン樹脂含有化粧板原紙におけるメラミン樹脂の含浸率は、80〜180質量%であることが好ましく、100〜150質量%であることがより好ましい。ここで、メラミン樹脂の含浸率は、下記の式により算出することができる。
含浸率(質量%)=100×{(含浸化粧板原紙の絶乾質量)―(非含浸化粧板原紙の絶乾質量)}/(非含浸化粧板原紙の絶乾質量)
(化粧板)
本発明の化粧板は、コア基材に樹脂含有化粧板原紙を貼合することにより形成される。コア基材に樹脂含有化粧板原紙を貼合する方法としては、コア基材と樹脂含有化粧板原紙とを重ね合わせて、金型等の中で加熱プレスすることによって、硬化性樹脂を硬化させる方法が代表的な方法である。
コア基材には、合板、パーティクルボード、ハードボード、MDF、石膏ボード、各種セメント板または鋼板を用いることができる。また、コア基材には、フェノール樹脂またはメラミン樹脂を含浸させたクラフト紙を幾層にも重ね合わせて、高温・高圧下で積層形成したプラスチック板を用いることができる。また、樹脂含有化粧板原紙を幾層にも重ねあわせて、高温・高圧下で積層形成したプラスチック板を作成してもよい。また、このようなプラスチック板を繊維板に貼合してコア基材として用いてもよい。
コア基材と樹脂含有化粧板原紙とを貼合する際には、100℃程度の加熱処理を施すことが好ましい。また、メラミン樹脂またはフェノール樹脂を含浸させたクラフト紙を幾層にも重ね合わせたコア基材を用いる場合、これらのコア基材と化粧板原紙をプレス加工してもよい。この場合のプレス条件としては、例えば、圧力80〜120kg/cm、温度150〜170℃、加熱時間1〜1.5時間とすることが好ましい。
化粧板には、コア基材と化粧板原紙に加えて他の機能を有する層を設けてもよい。例えば、耐摩耗性や耐薬品性を向上させ、印刷模様を保護する目的で、化粧板上にオーバーレイ層を設けても良い。オーバーレイ層の形成に用いるオーバーレイ紙は、一般的に高αセルロースパルプに湿潤紙力増強剤を多量に添加して抄造されており、夾雑物が少なく、透明性が高く、さらに薄くても含浸に耐え得る湿潤強度が要求される。
さらに、化粧板には、バランス層やバリヤー層等を設けてもよい。バランス層は化粧板の裏面に設けられるものであり、化粧板全体の反りを抑制するために設けられる。また、バリヤー層は、コア基材の色を遮蔽するために、設けられるものである。このような各種機能を有する層を設ける方法は、特に限定されないが、樹脂含有化粧板原紙をコア基材に貼合する際に、各種機能を有する紙を予め積層して、同時に加熱プレスする方法がある。
化粧板原紙にインクジェット印刷で各種印刷が施された化粧板は、表面硬度が高く、耐汚染性、耐摩耗性、耐熱性に優れており、家具、天板、テーブル等の耐久性が必要とされるところで使用されている。
以下、実施例により本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。
(実施例1)
LBKPを400mlCSFに叩解した3%懸濁液を準備した。パルプ100質量部に対し、硫酸バンド0.5質量部を添加し希釈した後、二酸化チタンを60質量部、ポリエピクロルヒドリン系湿潤紙力剤WS4024(星光PMC社製)を0.8質量部添加し原紙中の二酸化チタン含有量が35質量%であり、坪量が80g/mのチタン紙を得た。
得られたチタン紙に下記の組成の塗工液を、乾燥後の固形分量が4g/mとなるようにワイヤーバーを用いて塗工した。
インク受理層形成用塗工液は、以下のようにして調製した。まず、水72.7gに非晶質シリカとしてミズカシルP78A(水澤化学社製、平均粒径6μm)11.6gを撹拌下に添加した。その後、カチオン性樹脂としてユニセンスCP101(センカ社製、濃度39質量%)を6.3g添加し、ガラス転移温度が15℃のノニオン性樹脂のエマルジョンであるスミカフレックス752(住化ケムテックス社製、濃度50質量%)を9.3g添加し、非イオン系界面活性剤としてノイゲンET102(第一工業製薬社製)を0.1g添加して、塗工液とした。
塗工後、送風乾燥機を用いて、110℃で、2分間乾燥し、化粧板原紙を得た。インク受理層(固形分)中のカチオン性樹脂の含有量は13質量%であった。得られた化粧板原紙に対して、下記の条件でインクジェット印刷を行った。
インクジェット印刷の条件:
(i)プリンター:EPSON社製インクジェットプリンターPX―201
(ii)インク:ICBk56(ブラック)、ICC46(シアン)、ICM46(マゼンタ)、ICY46(イエロー)
(iii)用紙:普通紙
(iv)印刷品質:きれい(レベル5)
(実施例2)
非イオン系界面活性剤を使用しなかった以外は実施例1と同様にして、インクジェット印刷された化粧板原紙を得た。
(実施例3)
シリカ粒子として平均粒径10μmのシリカ粒子(東ソーシリカ社製、ニップジェルBY001)を使用した以外は実施例1と同様にして、インクジェット印刷された化粧板原紙を得た。
(実施例4)
バインダー樹脂として、ガラス転移温度が30℃のノニオン性樹脂のエマルジョン(住化ケムテックス社製、スミカフレックスS850HQ、濃度50質量%)を使用した以外は実施例1と同様にして、インクジェット印刷された化粧板原紙を得た。
(実施例5)
非イオン系界面活性剤を使用しなかった以外は実施例4と同様にして、インクジェット印刷された化粧板原紙を得た。
(実施例6)
シリカ粒子として平均粒径10μmのシリカ粒子(東ソーシリカ社製、ニップジェルBY001)を使用した以外は実施例4と同様にして、インクジェット印刷された化粧板原紙を得た。
(実施例7)
カチオン性樹脂としてユニセンスCP101(センカ社製、濃度39質量%)を4.9g添加し、ノニオン性樹脂のエマルジョンであるスミカフレックス752(住化ケムテックス社製、濃度50質量%)を10.7g添加した以外は実施例1と同様にして、インクジェット印刷された化粧板原紙を得た。カチオン性樹脂の含有量は10質量%であった。
(実施例8)
カチオン性樹脂としてユニセンスCP101(センカ社製、濃度39質量%)を9.0g添加し、ノニオン性樹脂のエマルジョンであるスミカフレックス752(住化ケムテックス社製、濃度50質量%)を6.6g添加した以外は実施例1と同様にして、インクジェット印刷された化粧板原紙を得た。カチオン性樹脂の含有量は19質量%であった。
(比較例1)
シリカ粒子の代わりに、平均粒径8μmの重質炭酸カルシウム(白石カルシウム社製、BF300)を使用した以外は実施例1と同様にして、インクジェット印刷された化粧板原紙を得た。
(比較例2)
水を75.3g、バインダー樹脂として、ガラス転移温度が0℃のノニオン性樹脂のエマルジョン(住化ケムテックス社製、スミカフレックス7400HQ、濃度70質量%)を6.7g添加した以外は実施例1と同様にして、インクジェット印刷された化粧板原紙を得た。
(比較例3)
水を43.0g、バインダー樹脂として、ガラス転移温度が85℃のポリビニルアルコール樹脂(クラレ社製、R1130)の12%溶解液を39.0g添加した以外は実施例1と同様にして、インクジェット印刷された化粧板原紙を得た。
(比較例4)
シリカ粒子として平均粒径2μmのシリカ粒子(水澤化学社製、ミズカシルP527)を使用した以外は実施例1と同様にして、インクジェット印刷された化粧板原紙を得た。
(比較例5)
シリカ粒子として平均粒径2μmのシリカ粒子(水澤化学社製、ミズカシルP527)を使用した以外は比較例2と同様にして、インクジェット印刷された化粧板原紙を得た。
(比較例6)
水72.5g、バインダー樹脂として、ガラス転移温度が45℃のノニオン性樹脂のエマルジョン(日本合成社製、モビニール742A、濃度49質量%)を9.5g添加した以外は実施例1と同様にして、インクジェット印刷された化粧板原紙を得た。
(比較例7)
バインダー樹脂として、ガラス転移温度が30℃のアニオン性樹脂のエマルジョン(住化ケムテックス社製、スミエリート1320、濃度50質量%)を使用した以外は実施例1と同様にして、インクジェット印刷された化粧板原紙を得た。
(比較例8)
水73.5g、カチオン性樹脂としてユニセンスCP101(センカ社製、濃度39質量%)を2.5g添加し、ノニオン性エマルジョンであるスミカフレックス752(住化ケムテックス社製、濃度50質量%)を13.1g添加した以外は実施例1と同様にして、インクジェット印刷された化粧板原紙を得た。カチオン性樹脂の含有量は5質量%であった。
(比較例9)
カチオン性樹脂としてユニセンスCP101(センカ社製、濃度39質量%)を11.5g添加し、ノニオン性エマルジョンであるスミカフレックス752(住化ケムテックス社製、濃度50質量%)を4.1g添加した以外は実施例1と同様にして、インクジェット印刷された化粧板原紙を得た。カチオン性樹脂の含有量は25質量%であった。
得られた化粧板原紙の評価方法は以下の通りである。各化粧板原紙のインク受理層の構成と評価結果を表1に示した。なお、化粧板原紙の評価は、インク受理層を形成した面側で行った。
<印画濃度>
化粧板原紙にインクジェットプリンター(商品名:EPSON社製PX−201、用紙:普通紙、印刷品質:きれい)でブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各色をベタで印字し、ブラック部の光学濃度を反射濃度計(X−rite社製、型番X−rite504)により測定し、以下の基準で評価した。
○:光学濃度1.50以上
△:光学濃度1.35以上1.50未満
×:光学濃度1.35未満
<表面強度>
インク受理層の表面強度は、化粧板原紙のインク受理層を形成した面上を学振型摩耗試験機を用いて行った(JIS P8136:1994)。摩擦部に黒紙を貼り付け、試料表面を摩擦するようにし、荷重:200g、摩耗速度:30往復/分、摩耗回数:10往復の条件で試験した。試験後、黒紙に付着した試料の摩耗カス量を目視によって、以下の基準で評価した。
評価基準:
◎:ほとんど磨耗カスがない
○:若干磨耗カスが付着している
△:磨耗カスの付着が著しい
×:磨耗カスが極めて多く、塗工層が剥げた状態
<含浸性>
硬化性メラミン樹脂の含浸性を以下の方法で測定した。
水溶性メラミン樹脂(日本カーバイト社製、S−260)を55質量%となるように水に溶解し、液温25℃とする。試料を1cm角に断裁し、塗工面が液面に触れるようにメラミン水溶液上に浮かべる。接触から試料全体が濡れ色になるまでの時間を測定し、汎用チタン紙の含浸性を考慮して、以下の基準で評価した。
◎:45秒以下
○:45秒を超えて55秒以下
△:55秒を超えて65秒以下
×:65秒を超える
Figure 2019099923
実施例1〜8は、印画濃度、表面強度、メラミン樹脂の含浸性のいずれの性能も優れたものであった。比較例1は、顔料として炭酸カルシウムを使用しているため、印画濃度が低いものであった。比較例2は、ノニオン性樹脂のガラス転移温度が10℃未満であるため、インク受理層の表面強度がやや低いものであった。比較例3は、バインダー樹脂としてPVAを用いたものであるが、PVAのガラス転移温度が30℃を超え、メラミン樹脂の含浸性に劣るものであった。比較例4は、シリカ粒子の平均粒径が小さいため、印画濃度がやや低いものであった。比較例5は、シリカ粒子の平均粒径が小さく、かつノニオン性樹脂のガラス転移温度が10℃未満であるため、印画濃度がやや低く、インク受理層の表面強度がやや低いものであった。比較例6は、ノニオン性樹脂のガラス転移温度が30℃を超えるため、インク受理層の表面強度がやや低いものであった。比較例7は、バインダー樹脂としてアニオン性樹脂を使用したものであるが、インク受理層形成用塗工液の粘度が高くなるため、塗工性が低下し、印画濃度とインク受理層の表面強度がやや低いものであった。比較例8はバインダー樹脂の含有量が大きいため、印画濃度、含浸性に劣るものであった。比較例9はバインダー樹脂の含有量が小さいため、表面強度に劣るものとなった。

Claims (5)

  1. 表面にインク受理層を有するチタン紙からなるインクジェット印刷用化粧板原紙であって、
    前記インク受理層が、シリカ粒子、バインダー樹脂およびカチオン性樹脂を含有し、
    前記シリカ粒子の平均粒径が5〜30μmであり、
    前記バインダー樹脂は、ノニオン性樹脂を主成分とし、
    前記ノニオン性樹脂のガラス転移温度が10〜30℃であり、
    前記インク受理層における前記バインダー樹脂の含有量が15〜30質量%であることを特徴とするインクジェット印刷用化粧板原紙。
  2. 前記インク受理層が非イオン系界面活性剤を含有することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット印刷用化粧板原紙。
  3. 前記インク受理層における前記カチオン性樹脂の含有量が10〜20質量%であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインクジェット印刷用化粧板原紙。
  4. 前記インク受理層において、前記シリカ粒子に対する前記バインダー樹脂の含有量が20〜60質量%であり、前記シリカ粒子に対する前記カチオン性樹脂の含有量が10〜30質量%であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のインクジェット印刷用化粧板原紙。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のインクジェット印刷用化粧板原紙を用いてなる化粧板。
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