JP2019099562A - 細胞内でのテロメア長の増加 - Google Patents

細胞内でのテロメア長の増加 Download PDF

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Abstract

【課題】動物細胞中のテロメアの長さを増加させる方法が動物にカギカズラ属の水性抽出物を投与することで行われる。【解決手段】動物はヒトであり得るし、カギカズラ属の種はキヤッツクローであり得る。キヤッツクローの水性抽出物の日量投与を受けるヒト主体は処置を受ける前に行われたベースライン測定に対してテロメア長の増加を表わす。抽出物は局所的にまたは全身的に投与することができる。【選択図】なし

Description

本発明は、動物細胞内のテロメア(telomere)の長さを増加させる方法に関する。本発明は動物にカギカズラ属の種(Uncaria species)の水性抽出物を投与することによって実行される。
テロメアは、染色体の末端の反復DNA配列の領域であり、染色体の末端を短縮から保護しまた燐接する染色体との融合から保護する。それ故、テロメアは線状DNA分子に安定性を付与する(グレイダー,シー,ダブリュ(1990)BioEssays 12(8):363−369)。染色体の両末端を封止しているテロメアTTAGGG繰返し配列は正常細胞の複製加齢中に短縮することが示された(ハーレイら(1990)Nature 345(6274):458−460)。
テロメアは細胞分裂中に消耗されるが、酵素テロメラーゼ逆転写酵素の作用により補充される。テロメラーゼ欠損のヒト体細胞は不完全な反復の結果としてテロメア配列を次第に失う。細胞中のテロメアの長さを増加させるための種々の方法が当該技術分野において知られている(ジョエンら(2004)、長いテロメアDNAを持つ虫(worms)の長寿命、Nature Genetics 36(6):607−611;ボドナーら(1998)正常ヒト細胞中へのテロメラーゼの導入による寿命の伸長、Science279(5349):349−352)。これらの方法は、主としてテロメラーゼの活性を増加させることに頼っている。例えば、ヒトテロメラーゼ触媒性サブユニットを過剰に表現する正常ヒト細胞で見られた研究は高められたテロメラーゼ活性の結果として延長されたテロメアを実証した(ボドナーら、同上)。本発明と区別されるとおり、これらの先行技術の方法は、テロメラーゼの活性を増加させるかあるいはテロメアの長さを増加させる方法と組合せてDNA修復を高める手段を提供するものではない。
テロメア長を測定する方法は当該技術分野でよく知られており、例えばカーソン、アールエム(2002)Nucleic Acids Res.30(10):e47、ハーレイら(1990)Nature 345:458−460、オーカラガンおよびフェネク(2011)Biologial Procedures Online 13:3、USPN5,489,508(ウェストら、1996.2.6発行)およびUSPN5,741,677(コズロウスキーら1998.4.21発行)に、記載されている。テロメア長を測定するいかなる方法も本発明で使用できる。
どのような有核細胞型でもテロメア長を測定する目的のために用いることができる。リンパ球細胞とバッカル細胞は、患者から容易に得られるので、普通に用いられる(オーカラガンおよびフェネク(2011)Biological Procedures Online 13:3)。末梢白血球もテロメア長査定のために普通に用いられる(アビブら(2011)Nucleic Acids Research 39(20):e134)。ここに記載したとおり、用語“末梢白血球”および“白血球細胞”は互換的に用いられる。対象の有核細胞型から単離されたゲノムDNAがテロメア長を測定するために用いられる。ゲノムDNAを単離する方法は当該技術分野でよく知られている。
以前はC−Med100(登録商標)として知られたAC−11(登録商標)は、植物キヤッツクロー(Uncaria tomentosa)樹皮の熱水抽出物である。その特性と製造法は米国特許第6,039,949(ペロ、2000.3.21発行)に記載されている。動物とヒトの研究で、DNA修復と免疫機能の強化におけるAC−11(登録商標)の有益な効果が実証された(シェンら(2000)J.Ethnopharmacol.69:115−126;シェンら(2001)Phytomedicine 8(4):275−282)。
米国特許第6,039,949(ペロ)はカギカズラ属種の水可溶性抽出物をその製造方法とともに開示している。この引例はさらにラットへの抽出物の経口投与を開示している。この引例は、しかしながら、テロメアを長くする方法やテロメア長を操作あるいは維持する方法を意図していない。同様に、この引例はテロメア長の測定を意図していない。
シェンら(2001、同上)はC−MED−100(キヤッツクローの水抽出物)の12人の健康な成人ヒトボランティアへの経口投与を開示している。試験した投与量は、8週間、1日当り250mgと350mgの投与量であった。DNA損傷の減少とDNA修復の増加とが、未処置群と比較したとき両サプリメント群に見られた。この引例はテロメアを長くする方法を開示していず、またこのサプリメントの投与の前後でテロメアの長さの測定を意図していない。
ラムら(2001、Phytomedicine 8(4):267−274)は、ヒトボランティアに、2カ月間、1日2回350mgの投与量で、C−MED−100(登録商標)を経口投与したことを開示している。C−MED−100(登録商標)で補足された研究参加者は未処理群と比較して、23価の肺炎球菌ワクチンに対して応答する能力について調べられた。統計的に有意の免疫増強が補足群におけるそれらに観測された。この引例はテロメアを長くする方法を開示していずまたテロメアの長さを測定する方法を開示していず、さらにこのサプリメントの投与の前後でのテロメアの長さの測定を意図していない。
米国特許第7,955,626(ペロ、2011.6.7発行)は、精製されたキニン酸(quinic acid)アルキルエステルまたはカルボキシアルキルエステルの非局所投与を開示している。この引例はキヤッツクローの水抽出物のみならずカルボキシアルキルエステル(CAE)を得るため、薄層クロマトグラフィによる、この抽出物のさらなる精製を開示している。この発明は、キニン酸を含有する組成物の投与を対象としていない。さらに、この発明の方法はキニン酸の内包(遊離酸の形態かあるいはその塩の形態)を必要としない。この理由は、この発明は、具体的にはキニン酸アルキルエステルかまたはカルボキシアルキルエステルのどちらかのエステルを効果的量で含有する薬学的組成物を投与し特定の基準に合致させることを対象としているためである。さらに、この引例は、テロメア長の測定を開示していないし、またテロメアの長さを増大させることを意図していない。
米国特許第8,372,449(ペロ,ロナルド・ダブル、2013.2.12発行)は、キニン酸およびキニン酸塩よりなる群から選ばれる、精製され且つ単離された化合物を含有する薬学的組成物の非局所投与方法を開示している。この発明は、それを必要とする哺乳動物の腫瘍の生成および/または成長に対する応答を強めるための方法を対象としている。この薬学的組成物は、TNF−α産生を阻止あるいは白血球のアポプトーシスを誘発するのに十分な量で投与される。そこでは、該キニン酸および該キニン酸塩は、約500μg/mlもしくはそれ未満のHL−60細胞中でのIC50を用いる生物学的試験有効性を持つ、そのアンモニウム塩および/またはキレートを形成している。その開示は、C−MED−100(登録商標)(キヤッツクローの水抽出物)のインビボでの生物活性剤は、キニン酸ラクトンではなく、むしろキニン酸もしくはその塩例えば、そのアンモニウム塩である。インビボでの実施例は、ラットへのチューブによる投与およびマウスへの飲用水を通しての投与による、マウスおよびラットでの経口投与研究に関するものである。C−MED−100(登録商標)によるマウスの処置は、リンパ球の半減期の延長による、脾臓細胞数が増加する結果となった。ラットでは、キニン酸(QA)およびそのアンモニウム塩(QAA)は、ドキソルビシン誘発白血球減少症の逆転において、C−MED−100(登録商標)とほぼ同程度に有効であった。この引例は、250〜700mgの間でのC−MED−100(登録商標)の1日当りの投与量は、抗炎症、DNA修復、免疫刺激および抗腫瘍過程を増強することに関しヒトに有効であることを証明したことを示している。この引例は、テロメアを長くする方法を意図していず、またテロメア長を操作したり、維持する方法を意図していない。同様に、この引例は、キニン酸、キニン酸塩またはC−MED−100(登録商標)の投与の前後におけるテロメア長の測定を意図していない。
以前はC−MED−100(登録商標)として知られていたAC−11(登録商標)中の生物活性成分は、キニン酸ラクトンであることが報告されている(USPN6,964,784、2005.11.15発行)。さらに、インビトロでは、生物活性剤はキニン酸ラクトンであり(USPN8,372,448、2013.2.12発行)、他方インビボ生物活性剤はキニン酸である(USPN8,372,449、2013.2.12発行)。
米国特許第8,974,839(ジャンパパ、2014.10.16発行)は、キヤッツクローの水抽出物を含有する多成分サプリメント組成物を開示している。これはDNA修復コンプレックスであるとして開示されている。この発明の上記サプリメントはテロメア維持コンプレックスも含有している。しかしながら、キヤッツクローの水抽出物はテロメア維持コンプレックスであるとしては開示されていない。この引例は、テロメアを長くする方法を意図していず、またテロメア長を操作する方法を意図するものではない。同様に、この引例はテロメア長の測定を意図するものではない。
米国特許出願第2017/0128355(ジャンパパら、2017.5.11公開)は、カギカズラ属種の水可溶性抽出物を含有する多成分組成物を局所的に投与する方法を開示している。この引例は、テロメアを長くする方法を意図していず、またテロメア長を操作したり、維持したりする方法を意図していない。同様に、この引例はテロメア長の測定を意図するものではない。
米国特許第5,656,665(ユーら、1997.8.12発行)は、皺および/または冒された顔面皮膚に、キニン酸またはキノラクトンを局所的に適用することによって、皮膚皺を可視的に減少させ且つヒト顔面皮膚の老化作用を後退させる方法を開示している。広範囲の調合剤が試されている。実施例は、皮膚への局所適用によって、90人のヒトボランティア主体に種々の組成物を試験することを行っている。この引例は、テロメアを長くする方法を意図していず、またテロメア長を操作したり、維持したりすることを意図していない。同様に、この引例は、キニン酸またはキノラクトンの投与前後でのテロメア長の測定を意図していない。この引例は、主体または細胞に、キヤッツクローの水抽出物を投与することを開示していない。さらに、キヤッツクローの抽出物についても何も述べていない。この引例は、局所適用に限られており、他の投与形態を意図していない。
米国特許出願公開第2015/0338387(エーレンクランツ、2015.11.26公開)は、老化の如き、バイオメトリックを監視または調節する方法を開示している。この発明の方法は、選ばれたバイオメトリックの状態に影響するように選択されたサプリメントを主体に投与することからなる。このサプリメントは、経口投与用に調製されてもよい。多くの可能性の中で、サプリメントはキヤッツクローの抽出物であってもよく、また、多くの可能性の中で、バイオメトリック分析物はテロメア長であってもよい。この引例は、実施例が何もなく、哺乳類にキヤッツクローの抽出物を投与することによって細胞内テロメアの長さを増加させるために該抽出物を用いることについては具体的に何ら記述していない。さらに、この引例はキヤッツクローの水抽出物を何ら具体的に開示していない。
米国特許出願公開第2014/0079836(マクダニエル、2014.3.20公開)は、生きている細胞中でのテロメアの長さおよび/または構造的完全性に影響を与えるために、遺伝子維持過程の活性を調節する方法が開示されている。
キニン酸は寿命を変える化合物の例として開示されている。本発明の方法は、具体的に、細胞、組織又は生物をキニン酸または類縁体もしくはその誘導体と接触させることを対象とする。キニン酸はコーヒーチェリー中に自然に見つかるものとして開示されている。この開示はテロメアを長くすること、のみならずテロメア長維持遺伝子の少なくとも1つの活性もしくは水準を調節すること、を意図している。この文献は、如何なる目的に対してもキヤッツクローの水抽出物を用いることを意図していない。カギカズラ属の種については何も言及されていない。この文献は、生きている細胞中のテロメアの長さを調節するとしてキニン酸を具体的に指摘していない。生物中のキニン酸あるいはテロメアを長くすることに関する実施例はない。テロメア長維持を対象とする実施例が提供されているが、これらは、緑茶抽出物、コーヒーチェリー抽出物およびイデベノンの効果を試験する、試験管内実験(培地中細胞)である。
カギカズラ属植物の水性抽出物の主体への投与がテロメアを長くする効果をもたらすことが出願人によって今示されたのである。
本発明は、動物細胞中のテロメアの長さを増大させる方法に関する。本発明は、カギカズラ属の種の水性抽出物を、動物に該テロメアの長さを増加させるに十分な量を期間で投与しそして該抽出物の投与前後の該テロメアの長さを測定することによって実施される。好ましい態様では、本発明の方法は、哺乳動物細胞中のテロメアの長さを増加させることを対象とする。当該方法は、カギカズラ属の種の水性抽出物を、哺乳動物すなわちそれを必要とする哺乳動物に、該テロメアの長さを増加させるに十分な量と時間で投与し、そして該抽出物の投与前後のテロメアの長さを測定すること、からなる。
それ故、細胞中のテロメアの長さを増大させる方法の提供が本発明の第1の目的である。この方法は、カギカズラ属の種の水性抽出物を主体の細胞中のテロメアの長さが増大するに十分な量と期間に亘って当該主体に投与することからなる。
細胞中のテロメア長を増大する方法の提供が本発明のさらなる目的である。この方法は、カギカズラ属の種の水性抽出物約200mg〜約700mgの1日当りの投与量を、主体の細胞中のテロメアの長さが増大するに十分な期間に亘って該主体に経口投与することからなる。
細胞中のテロメア長を増大させる方法の提供が本発明のさらなる目的である。この方法は、カギカズラ属の種の水性抽出物を、薬学的に有効な量で、主体の細胞中のテロメアの長さが増大するに十分な期間に亘って該主体に投与することからなる。ここで当該カギカズラ属の種はキヤッツクローである。
細胞中のテロメア長を増大させる方法の提供が本発明のさらなる目的である。この方法は、主体の細胞中のテロメアの長さを増大させるに十分な期間に亘ってカギカズラ属の水性抽出物の約200mg〜約700mgの1日当りの投与量を、当該主体に経口投与することからなる。ここで、該カギカズラ属の種はキヤッツクローであり、該主体の細胞中のテロメアの長さが増大するに十分な期間は少なくとも1年であり、そして該水性抽出物は、最低で8%のカルボキシアルキルエステル(CAEs)(重量/重量(w/w))を含有している。
細胞中のテロメア長を増大させる方法の提供が本発明のさらに他の目的である。この方法は、主体の細胞中のテロメアの長さが増大するに十分な量と期間に亘ってカギカズラ属の種の水性抽出物を当該主体に経口投与することからなる。ここで、カギカズラ属の種の該水性抽出物は、カプセル、錠剤、液剤もしくはゲル剤として提供されそして該カギカズラ属の種はキヤッツクローである。上記カプセル、錠剤、液剤もしくはゲル剤は、長期に亘り放出する調剤すなわち徐放調剤として提供されてもよい。
細胞中のテロメア長を増大させる方法を提供することが本発明のさらに他の目的である。この方法は、主体の細胞中のテロメアの長さを増大させるに十分な期間に亘って、当該主体に、カギカズラ属の種の水性抽出物の約700mgの1日当りの投与量を経口投与することからなる。ここで、該カギカズラ属の種はキヤッツクローであり、該主体はヒトである。
本発明のこれらの及び他の目的、局面ならびに特徴は、ここに記載した実施例とともに下記する詳細な説明を読むとさらによく理解されるであろう。
ヒト試験参加者、主体HVの、処置前後における、1年および2年の時点での、テロメア長である。処置はカプセルに調剤された、キヤッツクローの水性抽出物を1日当り700mgの投与量で経口投与することによって行った。標準曲線は異なる年令の母集団についての平均テロメア長を提供している。 ヒト試験参加者、主体ELの、処置前後における、1年および2年の時点での、テロメア長である。 ヒト試験参加者、主体DBの処置前後における、1年および2年の時点でのテロメア長である。 ヒト試験参加者、主体LCの、処置前後における、1年および2年の時点での、テロメア長である。 ヒト試験参加者、主体RCの、処置前後における、1年および2年の時点での、テロメア長である。この主体は、医師の求めに従って、試験の2年目中に、4〜5ヶ月の間AC−11(登録商標)の使用を停止した。 ヒト試験参加者、主体LMの、処置前後における、1年および2年の時点での、テロメア長である。 ヒト試験参加者、主体KCの、処置前後における、1年および2年の時点での、テロメア長である。 ヒト試験参加者、主体BDの、処置前後における、1年および2年の時点での、テロメア長である。 ヒト試験参加者、主体MMの、処置前後における、1年および2年の時点での、テロメア長である。この主体は、医師の求めに従って、4〜5ヶ月の間AC−11(登録商標)の使用を停止した。 ヒト試験参加者、主体JMの、処置前後における、1年および2年の時点での、テロメア長である。 ヒト試験参加者、主体LCRの、処置前後における、1年および2年の時点での、テロメア長である。
動物に植物抽出物を投与し、それによって動物の細胞に対し植物抽出物を配給する方法は、当該技術分野でよく知られている。標準となる配給手段が熟考されている。従って、植物抽出物は、カプセル、錠剤、液剤、ゲル、ローション、クリームあるいは軟膏の如き配給手段に調製されて所望の投与処方を容易にする。植物抽出物は、経口的に、局所的に、あるいは経膚パッチを介して投与される。配給手段、特にカプセル、錠剤、液剤あるいはゲルは、長期に亘り放出する調剤すなわち徐放調剤として提供されることができる。
テロメア長を測定する方法は当該技術分野でよく知られており、例えばカーソン、RM(2002、同上)、ハーレイら(1990、同上)、オーカラガンとフェネック(2011、同上)、USPN5,489,508(ウェストら、1996.2.6発行)およびUSPN5,741,677(コズロウスキーら、1998.4.21発行)、ならびにここに提出された実施例に記載されている。カーソン、RM(2002、同上)の定量的ポリメラーゼ連鎖反応(qPCR)は、それぞれのプライマーがDNAポリメラーゼがテロメアのヘキサマー繰返しに交配されるときにもして他のプライマーに交配されるときでなく、その3’−末端から伸長するように設計されている一対のプライマーを用いる螢光を利用したアッセイである。テロメア長を測定する方法は如何なる方法でも、本発明の方法で用いられる。
下記に記載の実施例で用いられたキヤッツクローの水性抽出物は20年を超える研究で十分に特徴づけられている(例えば、米国特許第6,039,949、ペロ,R.W.2000.3.21発行および米国特許第8,372,449、ペロ,R.W.2013.2.12発行)。この水性抽出物は、マルトデキストリンの如き担持素材上にスプレー乾燥されて、米国特許第8,372,449(同上)およびシェンら(2001、同上)に記載されているように、8−10%(w/w)の範囲のCAE類の濃度を持つ、最低8%(w/w)カルボキシアルキルエステル(CAE類)を含有する商品を得る。この商品はAC−11(登録商標)としても知られている。ここに記載の実施例は、このようにして製造されたAC−11(登録商標)350mgを含有するカプセルを用いて実施された。
AC−11(登録商標)は、厳しい毒性学的研究に付された(シェンら、2000.J.Ethnopharmacology 69:115−126)。最大8g/kg体重の投与量すなわちヒト志願者では5mg/kgの投与量まで一連の単一経口投与を継続して6週間行ったが、ラットでは急性毒性は観察されなかった。毎日、10−80mg/kgの投与量で8週間または160mg/kgで4週間、キヤッツクロー水性抽出物で処理したラットは、急性慢性毒性の徴候を示さなかった(シェンら、2000、同上)。さらに、キヤッツクロー木の皮は、未開地、具体的にはアマゾン川の雨林から採取される。これは、温水抽出工程の出発物質である。水以外の溶媒はこの抽出工程で用いられない。さらに、AC−11は、15年を超える商品用途において、典型的な微生物学的プロファイルと汚点のない安全性とを有している。AC−11の安全性プロファイルを評価するために用いられる毒性学的スクリーニング分析は当該技術分野でよく知られている(例えばハスニサら、(2017)、J.Trop.Agric.and Fd.Sci.45(1):111−119;ツァンら、(2017)Fundam.Toxicol.Sci.4(2):45−56;およびパラスラマン,エス.(2011)、J.Pharmacol.and Pharmacotherapeutics 2(2):74−79)。
好ましい態様では、動物は哺乳類である。さらに好ましい態様では、動物はマウスもしくはラットを含むげっ歯類である。さらに好ましい態様では、動物はヒトを含む霊長類である。
ある態様では、アルツハイマー病、パーキンソン病あるいはガンの如き病気もしくは障害を有するヒトが主体である。他の態様では、外見上良好な健康のヒトが主体である。
本発明の方法の好ましい態様では、抽出物は経口的に投与され、投与量は約700mg/日である。他の態様は、投与量は約200mg/日から約700mg/日の範囲にある。ある態様では、1日投与量は約350mgである。他の態様では、1日投与量は約250mgである。ラットでの経口投与はLD50>8g/kgを実証した(シェンら、(2001)J.Ethnopharm.69:115−26)。仮にラットで高レベルの許容が認められるとすれば、主体へ投与される10g/日の投与量が主体へ毒性となる水準よりも低い投与量まで考えられる。同様に、十分な投与期間に亘り投与されるとき、200mg/日の投与量が主体の細胞中のテロメアの長さを増加させるに効果的であると考えられる間は、200mg/日よりも低い投与量も、十分な投与期間に亘り投与されるとき、主体の細胞中のテロメアの長さを増加させるに効果的であるときに考えられる。ここに記載の投与量は、8−10%(w/w)CAE類を含む抽出物について言っている。
好ましい態様では、主体の細胞中のテロメアの長さを増加させるに十分な時間は最大1年の期間である。他の態様では、主体の細胞中のテロメアの長さを増加させるに十分な時間は約6ヶ月から約2年間の範囲にある。別の態様では、カギカズラ属の種の抽出物の毎日の投与を含む規則的投与は、主体が生きている間続けられる。処置の期間は大きく変化することができるし、テロメア長を増加させる結果となる。既に学習されたこの開示を持つ当業者は、テロメア長を増加される結果をもたらす薬学的に効果的な投与量を決定することができる。
好ましい態様において、投与の頻度は1日1回である。他の態様では、投与頻度は1日2回である。さらに他の態様では、投与頻度は少なくとも1日1回から1ヶ月に1回の範囲にある。カギカズラ属の種の抽出物は、1日1回、1日2回、1日おきに1回、3日に1回、1週間に1回または1ヶ月に1回投与される。さらに他の態様では、経皮パッチが2日に1回または1週間に1回適用され、主体に抽出物を長時間に亘って配給する。それ故、投与頻度は大きく変わり得て、テロメア長を増加させる結果を生ずる。
好ましい態様では、主体のテロメアは、抽出物の投与前と、主体の細胞中のテロメア長さが増加するに十分な期間の後とに、測定される。他の態様では、カギカズラ属の種の抽出物の投与前と、処置期間中の種々の時点とで主体からサンプルが採取される。サンプルは保存され、テロメア長はサンプルを得た後、任意の時に評価される。別の態様では、サンプルは集められ、ある期間保存され、次いで主体から全てのサンプルが採取された後に、テロメア長の測定に付される。
好ましい態様において、カギカズラ属の種の抽出物はカプセル、錠剤、液剤、シロップ剤またはゲル剤として、経口投与用に調剤される。他の態様では、カギカズラ属の種の抽出物は、ローション、クリーム、オイントメントまたはゲルとして、局所投与用に調剤される。他の態様では、カギカズラ属の種の抽出物は、経皮パッチとして、全身的投与用に調剤される。
本発明のさらなる好ましい態様は、カギカズラ属の種がキヤッツクローである。
以下の実施例は本発明の概要を説明し、当業者に本発明の製造法と使用法との完璧な記述を提供するものであり、発明者が自分の発明と考えている範囲を制限することを意図するものではなくまた下記実験が全てであるとか実施されたのがこれだけの実験であるとかということを表わすことを意図するものでもない。それどころか、これらの非限定的実施例は本発明を実施する際に有用な具体的方法学を提供するものである。
実施例1
AC−11(登録商標)ヒト、予備的研究:老年人口におけるテロメア長に与えるAC−11(登録商標)の影響
平均的な人テロメアは成人では毎年短くなる。この事実は、各図に太い線に反映されている。11名のヒトボランティアの予備的試験では、AC−11(登録商標)で処置する前と処置後において、1年の時点と2年の時点でテロメア長が測定された。処置は、カプセルに処方されたキヤッツクローの水性抽出物の経口投与、1日投与量700mgで、行われた。抽出物は8−10%CAEs(w/w)を含有していた。全11人の主体のテロメアは、長さが増加しており、あるときには驚異的であった。図1〜11は、実際のテロメア長(キロベース)と、明瞭な視覚的説明のために各主体のパーセンタイル値が示されている。これらの結果は驚くべきことであり予測し難いことであった。例外は、医者の要請により、それぞれ4、5ヶ月間、AC−11(登録商標)の使用を中止された2名の主体(RCとMM)であった(図5と図9)。彼らのだけが短くなったテロメアであった。研究の期間中、それぞれの年令において、仮に処置しなかったとすると、彼らのテロメア長は2〜5%喪失したというのが普通である、ことには注目すべきである。
ベースライン値が平均よりも低く始まるパターンが5人中4人に出現した。それぞれの値は1年目に僅かに上昇し、次いで2年目に急上昇した。この発見は、比較的貧弱なテロメア健康の人のテロメア長修復に対する遅延応答を反映している。他の商品(USPN7,846,904、2010.12.7発行)は、DNA損傷を修復することなく、テロメラーゼを増加させることによって、テロメア長を増加させることを目的としており、このアプローチは疑問である。その理由は、DNA損傷を減少させずに、分割する細胞能力を増加させることは、細胞の変異とエピジェネティックな変化を累積する機会を増加させることが予測され、それはガンとなる可能性を導くからである。適切な修復がないと、細胞は損傷されたDNAの累積した増加を伴って複製され、それは健康、老化および病気に対し負の影響を持つことになる。AC−11(登録商標)の生物学的影響は、それが同時に自然DNA修復を改良しつつ、テロメアと細胞寿命とを共に長くするという問題を処理する。
最も高値の患者は、平均テロメア長から1年で91パーセンタイル値に上昇し、次いで2年目で92%に弱まった。
追従を確かめるために、AC−11(登録商標)が月ベースで各患者に投与された。選ばれたサンプルは、かなり均質なサンプルであった:比較的古く、公知の病を持たない健康指向の個人、倫理的、そしてそれらは自分自身のテロメア試験のためものもであった。AC−11(登録商標)は各個人に無料で提供された。
全血が各主体が適切な時点で採取され、処理されそしてスペクトラセル(Spectra Cell)によって分析され、それによって予断のないデータ集が提供された。有核白血細胞が全血から分離されそしてテロメア長測定に用いられた。遺伝子DNAが白血細胞から分離されそしてテロメア長がカーソンR.MのqPCR法(2002、同上)に従って評価された。これらの結果は驚くべき且つ予測外のことであった。統計学的サンプルは少ないものの、1年目で明瞭且つ強い傾向が出現しそして2年目に続いた(表1参照)。テロメア長の変化は、通常、非常に遅いプロセスであり且つ通常は短くなるプロセスである(図1−11の標準曲線参照)。
Figure 2019099562
実施例2
毒性試験
経口AC−11(登録商標)が8週間40、80又は160mg/kg/日の投与量でラットに投与されたが、飼料消費量又は体重増に意味ある変化は何もなかった。8g/kgまでの単一経口投与は、死亡あるいは急性毒性の徴候をもたらさなかった。このように、ラットにおけるLD50>8g/kgであることが報告されている(シェンら、(2000)J.Ethnopharm.69:115−26)。5〜160mg/kgの経口AC−11(登録商標)を与えられたラットは、肝臓、腎臓および脾臓の重量に意味ある変化を示さなかった。80mg/kgのAC−11(登録商標)やドキソルビシン(doxorubicin)が投与されたラットは、ドキソルビシンのみを投与された動物と比較して、かなり増加した平均心重量係数(4.4%)を示した(0.386%±0.034 vs 0.369%±0.022)ことを、1つの試験が示した。しかしながら、AC−11(登録商標)+ドキソルビシンで処置した動物は未処置のコントロールと比較したとき、平均心重量に意味ある変化は見られなかった。8週間、5−160mg/kg/日のAC−11(登録商標)で処置したラットから得られた組織の病理組織学的試験は病理学的変化の増加を明らかにできなかった。
本発明に用いられる薬剤を下記する。
1.カギカズラ属の種(Uncaria species)の水性抽出物を含有することを特徴とする、主体の細胞中のテロメアの長さを増加させるための薬剤。
2.経口的に、経皮的に、または全身的に投与される上記1に記載の薬剤。
3.カプセル剤、錠剤、液剤、シロップ剤およびゲル剤よりなる群から選ばれる投与手段として処方される上記1または2に記載の薬剤。
4.該主体の細胞中の該テロメアの長さを増加するために薬学的に有効量の水性抽出物を含有する上記1〜3のいずれかに記載の薬剤。
5.該水性抽出物が最低8%重量/重量(w/w)カルボキシアルキルエステル(CAEs)を含有する上記1〜4のいずれかに記載の薬剤。
6.該主体がヒトである上記1に記載の薬剤。
7.該カギカズラ属の種がキヤッツクローである上記1に記載の薬剤。

Claims (20)

  1. 主体の細胞中のテロメアの長さを増加させる方法であって、
    a)1種以上のテロメアの長さを測定し、
    b)該主体に対し、カギカズラ属の種(Uncaria species)の水性抽出物を、薬学的に有効な量で且つ該主体の該細胞中で該テロメアの長さが増加するに十分な期間投与し、
    c)1種以上のテロメアの長さを再度測定し、そして
    d)該方法が該テロメアを長くする、
    ことからなる上記方法。
  2. 該水性抽出物が経口的に投与される請求項1に記載の方法。
  3. 該水性抽出物の量が約200mg/日〜約700mg/日の範囲にあり、そしてさらに該水性抽出物が最低で8%重量/重量(w/w)カルボキシアルキルエステル(CAEs)を含有する、請求項2に記載の方法。
  4. 該水性抽出物の量が約700mg/日である請求項3に記載の方法。
  5. 主体がヒトである請求項4に記載の方法。
  6. 該水性抽出物がカプセル、錠剤、液剤、シロップ剤およびゲル剤よりなる群から選ばれる投与手段に処方されている請求項1に記載の方法。
  7. 該水性抽出物が経皮パッチに処方されている請求項1に記載の方法。
  8. 該水性抽出物がカプセル、錠剤、液剤、シロップ剤およびゲル剤よるなる群から選ばれる投与手段に処方されている請求項2に記載の方法。
  9. カギカズラ属の種がキヤッツクローである請求項5に記載の方法。
  10. 該主体がヒトである請求項1に記載の方法。
  11. 該カギカズラ属の種がキヤッツクローである請求項1に記載の方法。
  12. 該主体の細胞中で該テロメアの長さを増加させるに十分な該期間が少なくとも6ヶ月である請求項1に記載の方法。
  13. 該主体の細胞中で該テロメアの長さを増加させるに十分な該期間が少なくとも1年である請求項1に記載の方法。
  14. 該経皮パッチが該抽出物を該主体に対し長期間に亘って供給する請求項7に記載の方法。
  15. 主体の細胞中のテロメアの長さを増加させる方法であって、
    a)主体から有核細胞の第1サンプルを得、
    b)有核細胞の第1サンプル中の第1テロメアの長さを測定し、
    c)該主体に対しカギカズラ属の種の水性抽出物の有効量の1日投与量を、該主体の細胞中でテロメアの長さが増加するに十分な期間経口的に投与し、
    d)該期間が終了した後該主体から有核細胞の第2サンプルを得、
    e)該期間が終了した後の該主体からの有核細胞の該第2サンプル中の第2テロメアの長さを測定し、
    f)該期間が開始する前の該第1テロメアの該長さを、該期間が終了した後の該第2テロメアの該長さと比較する、
    ことからなる上記方法。
  16. 該主体の細胞中のテロメアの長さを増加させるに十分な該期間が少なくとも1年である請求項15に記載の方法。
  17. 該有核細胞が白血細胞である請求項15に記載の方法。
  18. 該主体がヒトである請求項15に記載の方法。
  19. 上記測定工程(b)と(e)が定量的ポリメラーゼ連鎖反応で実施される請求項15に記載の方法。
  20. 上記カギカズラ属の種がキヤッツクローである請求項15に記載の方法。
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