JP2019099398A - オゾン発生システム - Google Patents

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【課題】構造物内において、オゾン発生装置の外部の空間のオゾン濃度を好適に制御することができるオゾン発生システムを提供すること。【解決手段】オゾン発生システム1では、内部オゾンセンサ7からの信号に基づいて、内部空間K3の内部オゾン濃度が目標とする内部オゾン濃度となるように、オゾン発生器11に供給する電力を制御する。そして、外部オゾンセンサ9からの信号に基づいて、外部空間K4の外部オゾン濃度が目標とする外部オゾン濃度となるように、ファン15に供給する電力を制御するので、例えばコンテナや貯蔵庫等の構造物3内において、オゾン発生装置5外の外部空間K4の外部オゾン濃度を好適に制御することができる。つまり、実際に野菜や肉等の収容物を収容するオゾン発生装置5外の外部空間K4の外部オゾン濃度を好適に制御することができるので、カビ菌等の殺菌力を好適に保持することができる。【選択図】図1

Description

本開示は、例えばコンテナや貯蔵庫の内部などでオゾンを発生させることができるオゾン発生システムに関する。
従来、オゾンは、酸化殺菌剤として利用されており、例えば食品分野や半導体製造分野などにおいても、広く利用されている。
このオゾンを発生する装置としては、例えば、無声放電又は沿面放電によって高濃度のオゾンを発生する装置が知られている。具体的には、高圧電極と接地電極とによって放電セルを構成し、両電極間に酸素ガスを供給して高電圧を印加することによって、高濃度のオゾンを発生させるオゾン発生装置が知られている(特許文献1参照)。
特許第5193086号公報参照
しかしながら、上述した従来技術では、オゾン発生装置内にてオゾン濃度を検知して、オゾン濃度のフィードバック制御を行っているものの、例えばオゾン発生装置を、コンテナや貯蔵庫の内部に配置して駆動させた場合については、十分に検討されていない。
例えば、コンテナや貯蔵庫に野菜や肉等を収容した場合に、野菜や肉等を収容した空間内のオゾン濃度を好適に制御することについては、十分に検討がなされていないのが現状である。
本開示は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、その目的は、構造物内において、オゾン発生装置の外部の空間のオゾン濃度を好適に制御することができるオゾン発生システムを提供することである。
(1)本開示の第1局面は、周囲の空間との通気が規制された内部の空間を有する構造物内に、オゾンを発生させるとともに、オゾンを自身の装置内から装置外に供給するオゾン発生装置を備えた、オゾン発生システムに関するものである。
このオゾン発生システムは、オゾン発生装置内の内部空間の内部オゾン濃度を検出する内部オゾンセンサと、オゾン発生装置外の外部空間の外部オゾン濃度を検出する外部オゾンセンサと、を備えている。
また、オゾン発生装置は、バッテリ又は商用電源の電源からの電力によって駆動され、オゾンを発生させるオゾン発生器と、オゾン発生器に供給する電力の制御を行うオゾン制御部と、前記電力(即ち電源からの電力)によって駆動され、オゾン発生器で発生したオゾンを内部空間から外部空間に排出するファンと、ファンの駆動状態を制御するファン制御部と、を備えている。
さらに、オゾン制御部は、内部オゾンセンサからの信号に基づいて、内部空間の内部オゾン濃度が目標とする内部オゾン濃度となるように、オゾン発生器に供給する電力を制御
する機能を有している。また、ファン制御部は、外部オゾンセンサからの信号に基づいて、外部空間の外部オゾン濃度が目標とする外部オゾン濃度となるように、ファンに供給する電力を制御する機能を有している。
このように、本第1局面では、オゾン制御部にて、内部オゾンセンサからの信号に基づいて、内部空間の内部オゾン濃度が目標とする内部オゾン濃度となるように、オゾン発生器に供給する電力を制御する。そして、ファン制御部にて、外部オゾンセンサからの信号に基づいて、外部空間の外部オゾン濃度が目標とする外部オゾン濃度となるように、ファンに供給する電力を制御する。これにより、例えばコンテナや貯蔵庫等の構造物内において、オゾン発生装置の外側の外部空間における外部オゾン濃度を好適に制御することができる。
つまり、本第1局面によれば、実際に野菜や肉等の収容物を収容するオゾン発生装置の外側の外部空間の外部オゾン濃度を好適に制御することができるので、カビ菌等の殺菌力を好適に保持することができる。そのため、野菜や肉等の収容物の腐敗等を好適に抑制することができる。
(2)本開示の第2局面では、ファンに電力を供給してファンを駆動する制御を一定時間実施しても、外部空間の外部オゾン濃度が目標とする外部オゾン濃度とならない場合には、オゾン発生器に供給する電力を制御してもよい。
本第2局面では、ファンに電力を供給してファンを駆動する制御を一定時間実施しても、外部空間の外部オゾン濃度が目標とする外部オゾン濃度とならない場合には、オゾン発生器によって発生するオゾン発生量が適切ではないと見なして、オゾン発生器に供給する電力を制御して、オゾン発生量を調節する。
例えば、ファンを一定時間駆動して送風しても、外部空間が例えば収容物の腐敗を防止するのに適した目標とする外部オゾン濃度とならない場合には、オゾン発生量が少ないと見なして、オゾン発生量を増加させるように、オゾン発生器に供給する電力を増加させることができる。
なお、オゾン発生器に供給する電力が少ない場合には、オゾン発生量が少なく、オゾン発生器に供給する電力が多い場合には、オゾン発生量が多い。
(3)本開示の第3局面では、外部オゾンセンサに、電源又はセンサ用バッテリから電力を供給するとともに、無線通信により構造物の外部と通信可能としてもよい。
本第3局面では、外部オゾンセンサに対して、前記電源やそれとは別のセンサ用バッテリから電力を供給して、無線通信により構造物の外部と通信可能とすることができる。
特に、構造物内に配置されたバッテリや、外部オゾンセンサに搭載されたセンサ用バッテリを用いる場合には、例えば搬送中の密閉されたコンテナにおいても、コンテナ内の空間(詳しくはオゾン発生装置外の外部空間)のオゾン濃度(即ち外部オゾン濃度)を検知することができる。また、検知した外部オゾン濃度をコンテナ等の外部に無線通信によって報知することができる。
(4)本開示の第4局面では、オゾン発生器の電圧又は電流の異常と、内部オゾン濃度及び/又は外部オゾン濃度と、のうち少なくとも一方の異常を検出する異常検出部を備えていてもよい。
これにより、オゾン発生器の電圧や電流の異常(例えば過電流やショート)を検出できる。また、内部オゾン濃度や外部オゾン濃度の異常を検出できる。
なお、オゾン発生器の電圧又は電流の異常を検出する方法としては、オゾン発生器自身における電圧や電流以外に、オゾン発生器に電力を供給する例えば高圧電源における電圧や電流の異常を検出してもよい。
(5)本開示の第5局面では、異常検出部によって異常が検出された場合には、オゾン発生器におけるオゾンの発生を停止するとともに、内部オゾンセンサ及び/又は外部オゾンセンサによって、内部オゾン濃度及び/又は外部オゾン濃度が所定の安全な濃度になるまで内部オゾン濃度及び/又は外部オゾン濃度を検知してもよい。
本第5局面では、異常検出部によって異常が検出された場合、例えばオゾン濃度が異常に高くなった場合には、安全性の観点から、オゾン発生器におけるオゾンの発生を停止する。これにより、それ以上にオゾン濃度が上昇することを防止できる。
また、オゾンの発生を停止した場合には、内部オゾンセンサや外部オゾンセンサによって、内部オゾン濃度や外部オゾン濃度が所定の安全な濃度になるまで検知することにより、構造物内のオゾン濃度が安全な濃度まで低下したことを確実に把握できる。
なお、安全な濃度としては、異常(例えば危険)と判定される高い濃度(例えば0.25ppm)より低い所定の濃度(例えば0.1ppm未満の値)を設定できる。
なお、外部オゾン濃度を直接に検知しない場合でも、内部オゾン濃度と外部オゾン濃度とに相関関係があるときには、内部オゾン濃度から外部オゾン濃度を推定することが可能である。
なお、内部オゾンセンサや外部オゾンセンサの電源が商用電源又はバッテリの場合に、例えば電源をオフしてオゾンの発生を停止した場合には、内部オゾンセンサや外部オゾンセンサの電源を、センサ用バッテリ(例えば回路に装着されたボタン電池等の電源)に切り替えることができる。
(6)本開示の第6局面では、異常検出部によって異常が検出された場合には、オゾン発生器におけるオゾンの発生を停止するとともに、ファンを一定時間駆動してもよい。
本第6局面では、異常検出部によって異常が検出された場合には、オゾン発生器におけるオゾンの発生を停止する。これによって、内部空間や外部空間のオゾン濃度を低減できる。また、ファンを一定時間駆動することにより、オゾンが周囲に拡散するので、これによっても、内部空間や外部空間のオゾン濃度が低下する。
(7)本開示の第7局面では、異常検出部によって異常が検出された場合には、オゾン発生器におけるオゾンの発生を停止するとともに、内部オゾン濃度及び/又は外部オゾン濃度が所定のオゾン濃度以下になるまで、ファンを駆動してもよい。
本第7局面では、異常検出部によって異常が検出された場合には、オゾン発生器におけるオゾンの発生を停止する。これによって、オゾン濃度を低減できる。また、内部オゾン濃度や外部オゾン濃度が所定のオゾン濃度以下になるまで、ファンを駆動するので、確実にオゾン濃度を低減できる。
(8)本開示の第8局面では、構造物の外部に配置された外部コントローラで、オゾン発生器におけるオゾンの発生及び停止を制御してもよい。
本第8局面では、構造物の外部に配置された外部コントローラで、オゾン発生器におけるオゾンの発生及び停止を制御できるので、オゾンの発生状態の制御のために、構造物の内部に入る必要がなく、利便性及び安全性が高いという利点がある。
(9)本開示の第9局面では、外部コントローラに、オゾン発生装置に関する動作を表示する表示部を備えていてもよい。
本第9局面では、外部コントローラに、オゾン発生装置に関する動作を表示する表示部を備えていることにより、オゾン発生装置の動作を容易に把握でき、また、外部コントローラの操作等が容易であるという利点がある。
(10)本開示の第10局面では、外部コントローラの表示部では、内部オゾン濃度及び/又は前記外部オゾン濃度を表示してもよい。
本第10局面では、外部コントローラの表示部にて、内部オゾン濃度や外部オゾン濃度を容易に確認できる。
実施形態のオゾン発生システムの全体構成を示すブロック図である。 実施形態のオゾン発生システムの制御部の構成を機能的に示すブロック図である。 実施形態のオゾン発生システムのメインの制御処理の概要を示すフローチャートである。 実施形態のオゾン発生システムのメインの制御処理の詳細を示すフローチャートである。 実施形態の第1の制御処理を示すフローチャートである。 実施形態の第2の制御処理を示すフローチャートである。
以下、本開示が適用されたオゾン発生システムの実施形態について、図面を用いて説明する。
[1.実施形態]
[1−1.オゾン発生システムの全体構成]
図1に示すように、実施形態のオゾン発生システム1は、周囲の空間(外界)K1との通気が規制された内部の空間K2を有する構造物(例えばコンテナ)3内に、オゾンを発生させるとともに、オゾンを自身の装置5内から装置5外に供給するオゾン発生装置5を備えている。
また、オゾン発生装置5の内部には、オゾン発生装置5内の空間である内部空間K3のオゾン濃度(即ち内部オゾン濃度)を検出する内部オゾンセンサ7を備えている。また、オゾン発生装置5の外部には、オゾン発生装置5外の空間(但し構造物3内の空間)である外部空間K4のオゾン濃度(即ち外部オゾン濃度)を検出する複数の外部オゾンセンサ9a、9b(9と総称する)を備えている。なお、図1では、2個の外部オゾンセンサ9を例示しているが、外部オゾンセンサ9は、1個であっても、3個以上であってもよい。
さらに、オゾン発生装置5は、オゾンを発生させるオゾン発生器11と、オゾン発生器11にオゾンを発生させるための電力を供給する高圧電源13と、オゾン発生器11にて発生したオゾンを、オゾン発生装置5内からオゾン発生装置5外に排出する(即ち搬送する)ファン15と、オゾン発生装置5の動作の制御等を行う制御部17とを備えている。
また、構造物3内には、オゾン発生装置5に電力を供給するバッテリ等の電源19が配置されている。なお、バッテリに代えて、商用電源を用いることもできる。
さらに、構造物3の外には、表示部21を備えた外部コントローラ23が配置されている。この外部コントローラ23は、無線通信にて、オゾン発生装置5(詳しくは制御部17)との情報の送受信や、オゾン発生装置5の動作を指示することが可能である。なお、外部コントローラ23とオゾン発生装置5とを有線にて接続してもよい。
[1−2.オゾン発生システムの各構成]
次に、オゾン発生システム1の各構成について、更に詳しく説明する。
オゾン発生器11は、高圧電源13からの電力の供給を受けてオゾンを発生する周知のオゾン発生器11である。このオゾン発生器11としては、例えば、国際公開第2017/098987号に記載のオゾン発生器11を採用できる。
このオゾン発生器11は、図示しないが、放電電極を有する複数の電極パネルを積層した構造を有し、隣接する電極パネル間に電圧を印加することによってプラズマを発生させるプラズマパネル積層体と、複数の電極パネルを積層方向に挟み込んで固定するクランプと、を備えるプラズマリアクタである。このオゾン発生器11では、電極パネル間に例えばパルス電圧を印加することにより、誘電体バリア放電が発生し、放電電極間に誘電体バリア放電によるプラズマが発生する。よって、このプラズマによって、空気中の酸素からオゾンが発生する。
高圧電源13は、オゾン発生器11にてオゾンを発生させるために、例えばピーク電圧が5kV(パルス繰り返し周波数:100Hz)の前記パルス電圧を印加する電源である。なお、高圧電源13に対しては、電源19から制御部17を介して、オゾンの発生に必要な電力が供給される。
従って、高圧電源13からオゾン発生器11に供給するパルス電圧を調節することにより、オゾン発生器11に供給する電力を制御できるので、オゾン発生器11にて発生するオゾン発生量(例えば単位時間当たりの発生量)を調節することができる。
ファン15は、制御部17から電力を供給されるとともに、制御部17からの制御信号によって、その動作が制御される。つまり、ファン15による送風量(従ってオゾン搬送量)の調節が行われる。
具体的には、ファン15に供給する電力が増加すると、ファン15の回転数が増加して、送風量(即ちファン風量)が増加する。例えば、ファン15を駆動するモータにパルス電圧を印加する場合には、そのパルス電圧を調節することにより、ファン15の回転数(従ってファン風量)を制御することができる。
制御部17は、周知のマイクロコンピュータ等を備えた電子制御装置であり、図2に示すように、機能的に、ファン制御部25とオゾン制御部27と異常検出部29とを有する。
このうち、オゾン制御部27は、内部オゾンセンサ7からの信号に基づいて、内部空間K3のオゾン濃度が目標とする内部オゾン濃度(即ち目標内部オゾン濃度)となるように、高圧電源13の動作を制御する機能を有する。つまり、目標内部オゾン濃度となるように、高圧電源13からオゾン発生器11に供給する電力を制御する機能、いわゆるフィードバック(FB)制御を行う機能を有する。
ファン制御部25は、外部オゾンセンサ9からの信号に基づいて、外部空間K4のオゾン濃度が目標とする外部オゾン濃度(即ち目標外部オゾン濃度)となるように、ファン15に供給する電力を制御する機能、いわゆるフィードバック制御を行う機能を有する。
異常検出部29は、オゾン発生器11の電圧及び/又は電流の異常を検出する。詳しくは、周知の電圧検知回路や電流検知回路(図示せず)により、オゾン発生器11自体に流れる電気の電圧及び/又は電流を検出して、その異常を検出する。また、高圧電源13からオゾン発生器11に供給される電気の電圧及び/又は電流を検出して、その異常を検出
する。
さらに、異常検出部29は、内部オゾンセンサ7及び/又は外部オゾンセンサ9からのオゾン濃度を示す信号を検出して、内部オゾン濃度及び/又は外部オゾン濃度の異常を検出する。
また、制御部17は、ファン制御部25及びオゾン制御部27を駆動することにより、下記のような各種の制御を行うことができる。
(1)例えば、ファン15に電力を供給してファン15の駆動を行う制御を一定時間実施しても、外部空間K4が目標外部オゾン濃度とならない場合には、オゾン発生器11に供給する電力を制御することができる。例えば目標外部オゾン濃度とならない場合には、オゾン発生器11に供給する電力を増加させ、逆に、目標外部オゾン濃度を上回った場合には、オゾン発生器11に供給する電力を減少させることができる。
(2)異常検出部29によって上述した異常(例えばオゾン濃度が過大となった異常)が検出された場合には、オゾン発生器11におけるオゾンの発生を停止するとともに、内部オゾンセンサ7及び/又は外部オゾンセンサ9によって、内部オゾン濃度及び/又は外部オゾン濃度が所定の安全な濃度になるまで、内部オゾン濃度及び/又は外部オゾン濃度を検知することができる。
(3)異常検出部29によって上述した異常(例えばオゾン濃度が過大となった異常)が検出された場合には、オゾン発生器11におけるオゾンの発生を停止するとともに、ファン15を一定時間駆動することができる。
(4)異常検出部29によって上述した異常(例えばオゾン濃度が過大となった異常)が検出された場合には、オゾン発生器11におけるオゾンの発生を停止するとともに、内部オゾン濃度及び/又は外部オゾン濃度が所定のオゾン濃度(例えば安全なオゾン濃度)以下になるまで、ファン15を駆動することができる。
また、外部オゾンセンサ9は、商用電源又はバッテリの電源19や、外部オゾンセンサ9自身の回路に配置されたセンサ用バッテリ(図示せず)からの電力を受けて駆動される。この外部オゾンセンサ9は、無線通信又は有線にて、制御部17に対して外部オゾン濃度に関する情報を送信することが可能である。また、外部オゾンセンサ9は。無線通信により構造物3の外部(例えば外部コントローラ23)と通信可能である。
外部コントローラ23は、周知のマイクロコンピュータを備えた電子制御装置であり、構造物3の外部から、有線又は無線にて、オゾン発生器11におけるオゾンの発生及び停止を指示することができる装置である。
この外部コントローラ23の表示部21は、オゾン発生装置5に関する動作(例えば「オゾン発生中」等)を表示することができる。また、表示部21では、内部オゾン濃度及び/又は外部オゾン濃度を表示することができる。
[1−3.制御処理の全体の概略構成]
次に、本実施形態の制御部17にて実施される制御処理の全体の概略について、図3のフローチャートに基づいて説明する。なお、図3等のフローチャートでは、ステップをSと記す。
図3に示すように、ステップ100にて、オゾン発生システム1の作動を指示する電源スイッチ(SW)がオン(ON)され、ステップ110にて、オゾンの発生を指示するオ
ゾン発生スイッチ(SW)がオンされた場合には、下記のステップ120以降の処理に進む。
ステップ120では、内部オゾンセンサ7からの信号に基づいて、内部オゾン濃度を検知し、内部オゾン濃度が目標内部オゾン濃度となるように、オゾン発生用の電力の調整を行う。
つまり、このステップ120の処理とは、目標内部オゾン濃度にするために、高圧電源13からオゾン発生器11に供給する電力(従ってオゾン発生量)を制御する処理である。即ち、内部オゾン濃度のフィードバック制御を行うものである。
そして、目標内部オゾン濃度に達した場合には、下記のステップ130以降の処理に進む。
ステップ130では、外部オゾンセンサ9からの信号に基づいて、外部オゾン濃度を検知し、外部オゾン濃度が目標外部オゾン濃度となるように、ファン15に供給する電力の調整を行って、ファン風量を調整する。
つまり、このステップ130の処理とは、目標外部オゾン濃度にするために、ファン15に供給する電力(従ってファン風量に対応するオゾン搬送量)を制御する処理である。即ち、外部オゾン濃度のフィードバック制御を行うものである。
そして、この外部オゾン濃度のフィードバック制御によって、目標外部オゾン濃度に達した場合(即ち濃度調整OKの場合)には、外部オゾン濃度の調整が適切にされたとして、一旦本処理を終了する。つまり、オゾン発生スイッチや電源スイッチがオフされるまでは、上述した外部オゾン濃度を調整する処理を継続する。
一方、一定時間、ファン風量を制御しても、目標外部オゾン濃度に達していないと判定された場合(即ち濃度調整NGの場合)には、外部オゾン濃度の調整が適切になされなかったとして、ステップ140に進む。
ステップ140では、目標外部オゾン濃度となるように、オゾン発生のモードを切り替えて、オゾン発生量を制御し、一旦本処理を終了する。
つまり、このステップ140の処理とは、目標外部オゾン濃度にするために、オゾン発生量を制御する処理である。即ち、オゾン発生量自体を変更して、外部オゾン濃度のフィードバック制御を行うものである。
[1−4.制御処理の詳細な内容]
次に、前記図3にて示した制御処理(メインの制御処理)の内容を、図4に基づいて詳しく説明する。
図4に示すように、ステップ200にて、オゾン発生システム1の作動を指示する電源スイッチがオンされ、ステップ210にて、オゾンの発生を指示するオゾン発生スイッチがオンされた場合には、下記のステップ220以降の処理に進む。
なお、電源スイッチがオンされた場合には、そのことを示すLEDを点灯し、オゾン発生スイッチがオンされた場合には、そのことを示すLEDを点灯する。
ステップ220では、タイマ出力をオンし、タイマによる計時を開始する。
続くステップ230では、内部オゾン濃度及び外部オゾン濃度の測定を開始するために、内部オゾンセンサ7及び外部オゾンセンサ9の駆動(即ち通電)を開始する。
続くステップ240では、オゾン発生器11にオゾンを発生させるために、オゾン発生
器11に電力の供給を開始する。
続くステップ250では、例えばオゾン濃度を設定するスイッチ等からの入力に基づいて、目標外部オゾン濃度を設定する。
続くステップ260では、内部オゾンセンサ7及び外部オゾンセンサ9への通電開始から、内部オゾンセンサ7及び外部オゾンセンサ9を活性化させるための時間が経過したか否かを判定する。ここで肯定判断されるとステップ270に進み、一方否定判断されると待機する。
ステップ270では、オゾン発生量、ファン風量を最小値に設定する。
続くステップ280では、目標内部オゾン濃度となるように、オゾン発生器11に対する出力電力を調整する。即ち、オゾン発生量を調整する。
続くステップ290では、オゾン発生量の調整の開始から、所定時間(即ちT1時間)経過したか否かを判定する。ここで肯定判断されるとステップ300に進み、一方否定判断されると、現状の出力電力を維持して、T1時間が経過するまで待機する。
ステップ300では、内部オゾン濃度が、目標内部オゾン濃度のA倍に達したか否かを判定する。ここで肯定判断されるとステップ310に進み、一方否定判断されるとステップ280に戻る。
なお、前記Aは1を上回る数値である。ここで、Aを1を上回る数値に設定したのは、内部オゾン濃度は、一時的に或いは場所によって高い濃度になることがあるので、それを見込んで数値を設定したからである。つまり、平均すると内部オゾン濃度が低い場合でも、内部オゾン濃度が十分に高いと誤判断されることを防ぐためである。
ステップ310では、外部オゾン濃度が、目標外部オゾン濃度に達したか否かを判定する。ここで肯定判断されるとステップ300に戻り、一方否定判断されるとステップ320に進む。
ステップ320では、外部オゾン濃度の制御(即ち外部オゾン濃度を目標外部オゾン濃度となるようにオゾン発生用の出力電圧を調節する制御)の開始から所定時間(T2時間)経過したか否かを判定する。ここで肯定判断されるとステップ350に進み、一方否定判断されるとステップ330に進む。なお、まだ、外部オゾン濃度の制御が開始されていない場合には、ステップ330に進んで、外部オゾン濃度の制御を開始する。
ステップ330では、目標外部オゾン濃度となるように、ファン風量の調整を行う。詳しくは、今までのファン風量を増減して調整する処理を行う。
続くステップ340では、ファン風量の増加から所定時間(T3時間)経過したか否かを判定する。ここで肯定判断されるとステップ310に戻り、一方否定判断されると、現状のファン風量を維持して、T3時間が経過するまで待機する。
一方、ステップ320で肯定判断されて進むステップ350では、ファン流量の制御だけでは十分でないとして、目標外部オゾン濃度となるように、オゾン発生器11に対する出力電力を調整する。即ち、オゾン発生量を調整する。
続くステップ360では、外部オゾン濃度が、目標外部オゾン濃度に達したか否かを判定する。ここで肯定判断されるとステップ300に戻り、一方否定判断されるとステップ320に戻る。
なお、このステップ360の処理では、前記ステップ350で、オゾン発生用の出力電圧を調節してから所定時間(T0)経過してから判定する。
ここで、前記各所定時間(T1、T2、T3、T0)としては、例えば、それぞれ、1min、10min、3min、3minを採用できる。
なお、上述した処理は、オゾン発生スイッチや電源スイッチがオフされるまで継続される。
[1−5.異常が発生した場合の第1の制御処理]
次に、オゾン発生システム1に異常が発生した場合の第1の制御処理について、図5のフローチャートに基づいて説明する。
なお、この第1の制御処理は、前記図4のメインの制御処理とは別に、並列に処理される。
図5に示すように、ステップ500にて、電源スイッチがオンされ、ステップ510にて、オゾン発生スイッチがオンされた場合には、下記のステップ520以降の処理に進む。なお、電源スイッチがオンされた場合には、そのことを示すLEDを点灯し、オゾン発生スイッチがオンされた場合には、そのことを示すLEDを点灯する。
なお、ステップ520以降の処理は、所定周期ごとに繰り返し実施される。
ステップ520では、高圧電源13に異常が発生したか否かを判定する。例えば規定値以上の高電圧や過電流が発生したか否かを判定する。ここで肯定判断されるとステップ570に進み、一方否定判断されるとステップ530に進む。なお、オゾン発生器11自体において電圧や電流の異常を判定してもよい。
ステップ530では、内部オゾン濃度が所定の判定値(例えば0.1ppm)以上か否かを判定する。つまり、内部オゾン濃度が安全上注意すべき濃度以上となったか否かを判定する。ここで肯定判断されるとステップ540に進む、一方否定判断されると一旦本処理を終了する。
ステップ540では、内部オゾン濃度の異常を報知する。例えば内部オゾン濃度の異常を報知するLEDを点灯する。なお、この段階では、オゾンの発生は継続する。
続くステップ550では、オゾン濃度が過剰になった場合に、オゾン発生を停止する機能を有するか否かを判定する。ここで肯定判断されるとステップ560に進み、一方否定判断されると一旦本処理を終了する。
ステップ560では、内部オゾン濃度が所定の判定値(例えば0.25ppm)以上か否かを判定する。つまり、内部オゾン濃度が危険な濃度以上となったか否かを判定する。ここで肯定判断されるとステップ570に進む、一方否定判断されると一旦本処理を終了する。
ステップ570では、オゾン発生器11に対する電力の供給を停止して、オゾンの発生を停止する。なお、このときには、ファン15の駆動は継続する。
続くステップ580では、オゾンの発生停止から所定時間(T4時間)経過したか否かを判定する。ここで肯定判断されるとステップ590に進み、一方否定判断されるとステップ570に戻る。
ここで、前記所定時間(T4)としては、例えば、30minを採用できる。
なお、前記各所定時間(T0、T1、T2、T3、T4)は、構造物3の内部の空間K2の広さ等の周囲状況に応じて適宜設定される。
ステップ590では、ファン15の駆動を停止して、一旦本処理を終了する。
[1−6.異常が発生した場合の第2制御処理]
次に、オゾン発生システム1に異常が発生した場合の第2の制御処理について、図6のフローチャートに基づいて説明する。
なお、この第2の制御処理は、前記図4のメインの制御処理とは別に、並列に処理される。また、この第2の制御処理と前記第1の制御処理とは、どちらか一方を実施すればよい。
図6に示すように、ステップ600にて、電源スイッチがオンされ、ステップ610にて、オゾン発生スイッチがオンされた場合には、下記のステップ620以降の処理に進む。なお、電源スイッチがオンされた場合には、そのことを示すLEDを点灯し、オゾン発生スイッチがオンされた場合には、そのことを示すLEDを点灯する。
なお、ステップ620以降の処理は、所定周期ごとに繰り返し実施される。
ステップ620では、高圧電源13(或いはオゾン発生器11自体)に異常が発生したか否かを判定する。例えば規定値以上の高電圧や過電流が発生したか否かを判定する。ここで肯定判断されるとステップ670に進み、一方否定判断されるとステップ630に進む。
ステップ630では、内部オゾン濃度が所定の判定値(例えば0.1ppm)以上か否かを判定する。つまり、内部オゾン濃度が安全上注意すべき濃度以上となったか否かを判定する。ここで肯定判断されるとステップ640に進む、一方否定判断されると一旦本処理を終了する。
ステップ640では、内部オゾン濃度の異常を報知する。例えば内部オゾン濃度の異常を報知するLEDを点灯する。なお、この段階では、オゾンの発生は継続する。
続くステップ650では、オゾン濃度が過剰になった場合に、オゾン発生を停止する機能を有するか否かを判定する。ここで肯定判断されるとステップ660に進み、一方否定判断されると一旦本処理を終了する。
ステップ660では、内部オゾン濃度が所定の判定値(例えば0.25ppm)以上か否かを判定する。つまり、内部オゾン濃度が危険な濃度以上となったか否かを判定する。ここで肯定判断されるとステップ670に進む、一方否定判断されると一旦本処理を終了する。
ステップ670では、オゾン発生器11に対する電力の供給を停止して、オゾンの発生を停止する。なお、このときには、ファン15の駆動は継続する。
続くステップ680では、内部オゾン濃度が所定の判定値(例えば0.1ppm)未満となったか否かを判定する。ここで肯定判断されるとステップ690に進み、一方否定判断されるとステップ670に戻る。
ステップ690では、ファン15の駆動を停止して、一旦本処理を終了する。
[1−7.効果]
次に、本実施形態の効果について説明する。
(1)本実施形態では、オゾン制御部27にて、内部オゾンセンサ7からの信号に基づいて、内部空間K3の内部オゾン濃度が目標内部オゾン濃度となるように、オゾン発生器11に供給する電力を制御する。そして、ファン制御部25にて、外部オゾンセンサ9からの信号に基づいて、外部空間K4の外部オゾン濃度が目標外部オゾン濃度となるように
、ファン15に供給する電力を制御する。これにより、例えばコンテナや貯蔵庫等の構造物3内において、オゾン発生装置5外の外部空間K4の外部オゾン濃度を好適に制御することができる。
つまり、実際に野菜や肉等の収容物を収容するオゾン発生装置5外の外部空間K4の外部オゾン濃度を好適に制御することができるので、カビ菌等の殺菌力を好適に保持することができる。そのため、野菜や肉等の収容物の腐敗等を好適に抑制することができる。
(2)本実施形態では、ファン15に電力を供給してファン15を駆動する制御を一定時間実施しても、外部空間K4の外部オゾン濃度が目標外部オゾン濃度とならない場合には、オゾン発生器11に供給する電力を制御する。
例えば、外部空間K4の外部オゾン濃度が目標外部オゾン濃度に達しない場合には、オゾン発生器11によって発生するオゾン発生量が少ないと見なして、オゾン発生量を増加させるように、オゾン発生器11に供給する電力を制御する。つまり、オゾン発生量を増加させるように、オゾン発生器11に供給する電力を増加させることができる。
(3)本実施形態では、外部オゾンセンサ9に対して、電源19やセンサ用バッテリから電力を供給して、無線通信により構造物3の外部と通信可能とすることができる。
例えばバッテリやセンサ用バッテリから電力を供給する場合には、例えば商用電源が供給されない搬送中の密閉されたコンテナにおいても、コンテナ内の空間(詳しくはオゾン発生装置5外の外部空間K4)の外部オゾン濃度を検知することができる。また、検知した外部オゾン濃度をコンテナ等の外部に無線通信によって報知することができる。
(4)本実施形態では、異常検出部29によって、オゾン発生器11の電圧や電流の異常を検出できる。また、高圧電源13における電圧や電流の異常を検出できる。さらに、内部オゾン濃度や外部オゾン濃度の異常を検出できる。
(5)本実施形態では、異常検出部29によって、オゾン発生器11やオゾン濃度等に関する異常が検出された場合には、オゾン発生器11におけるオゾンの発生を停止する。これにより、内部オゾン濃度や外部オゾン濃度が低下するので、オゾン濃度の過度の上昇を防止できる。
また、オゾンの発生を停止した場合には、内部オゾンセンサ7や外部オゾンセンサ9によって、内部オゾン濃度や外部オゾン濃度が低下するまで、オゾン濃度を検知できるので、安全性が高い。
さらに、オゾンの発生を停止した場合には、ファン15を一定時間駆動することにより、オゾンが周囲に拡散するので、これによっても、オゾン濃度が低下する。
しかも、オゾンの発生を停止した場合には、内部オゾン濃度及び/又は外部オゾン濃度が所定のオゾン濃度以下になるまで、ファン15を駆動することにより、確実にオゾン濃度を低減できる。
(6)本実施形態では、構造物3の外部に配置された外部コントローラ23で、オゾン発生器11におけるオゾンの発生及び停止を制御できるので、オゾンの発生状態の制御のために、構造物3の内部に入る必要がなく、利便性及び安全性が高いという利点がある。
(7)本実施形態では、外部コントローラ23に、オゾン発生装置5に関する動作を表示する表示部21を備えていることにより、オゾン発生装置5の動作を容易に把握でき、また、外部コントローラ23の操作等が容易であるという利点がある。
例えば、外部コントローラ23の表示部21にて、内部オゾン濃度や外部オゾン濃度を容易に確認できる。
[1−8.文言の対応関係]
ここで、文言の対応関係について説明する。
実施形態の、構造物3、オゾン発生装置5、オゾン発生システム1、内部オゾンセンサ7、外部オゾンセンサ9、電源19、オゾン発生器11、オゾン制御部27、ファン15、ファン制御部25、異常検出部29、外部コントローラ23、表示部21が、それぞれ、本開示の、構造物、オゾン発生装置、オゾン発生システム、内部オゾンセンサ、外部オゾンセンサ、電源、オゾン発生器、オゾン制御部、ファン、ファン制御部、異常検出部、外部コントローラ、表示部の一例に該当する。
[2.他の実施形態]
本開示は前記実施形態になんら限定されるものではなく、本開示を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
(1)例えば、オゾン発生器については、前記実施形態以外に、周知の各種の構成を採用できる。
(2)前記構造物としては、例えば、開口部(例えば出入口)が扉等で閉塞される又は密閉されるコンテナや倉庫等が挙げられる。また、上述した実施形態のオゾン発生システムは、例えば、コンテナや倉庫等の開口部が扉等で閉じられた場合に駆動される。そして、上述した実施形態の制御は、例えば、コンテナや倉庫等の開口部が扉等で閉じられた場合に実施される。
(3)なお、上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
1…オゾン発生システム
3…構造物
5…オゾン発生装置
7…内部オゾンセンサ
9…外部オゾンセンサ
11…オゾン発生器
15…ファン
19…電源
21…表示部
23…外部コントローラ
25…ファン制御部
27…オゾン制御部
29…異常検出部

Claims (10)

  1. 周囲の空間との通気が規制された内部の空間を有する構造物内に、
    オゾンを発生させるとともに、該オゾンを自身の装置内から該装置外に供給するオゾン発生装置を備えた、オゾン発生システムであって、
    前記オゾン発生装置内の内部空間の内部オゾン濃度を検出する内部オゾンセンサと、前記オゾン発生装置外の外部空間の外部オゾン濃度を検出する外部オゾンセンサと、を備え、
    前記オゾン発生装置は、
    バッテリ又は商用電源の電源からの電力によって駆動され、前記オゾンを発生させるオゾン発生器と、
    前記オゾン発生器に供給する前記電力の制御を行うオゾン制御部と、
    前記電力によって駆動され、前記オゾン発生器で発生した前記オゾンを前記内部空間から前記外部空間に排出するファンと、
    前記ファンの駆動状態を制御するファン制御部と、
    を備え、
    前記オゾン制御部は、前記内部オゾンセンサからの信号に基づいて、前記内部空間の内部オゾン濃度が目標とする内部オゾン濃度となるように、前記オゾン発生器に供給する電力を制御する機能を有し、
    前記ファン制御部は、前記外部オゾンセンサからの信号に基づいて、前記外部空間の外部オゾン濃度が目標とする外部オゾン濃度となるように、前記ファンに供給する電力を制御する機能を有する、
    オゾン発生システム。
  2. 前記ファンに電力を供給してファンを駆動する制御を一定時間実施しても、前記外部空間の外部オゾン濃度が前記目標とする外部オゾン濃度とならない場合には、前記オゾン発生器に供給する電力を制御する、
    請求項1に記載のオゾン発生システム。
  3. 前記外部オゾンセンサは、前記電源又はセンサ用バッテリから電力を供給されるとともに、無線通信により前記構造物の外部と通信可能である、
    請求項1又は2に記載のオゾン発生システム。
  4. 前記オゾン発生器の電圧又は電流の異常と、前記内部オゾン濃度及び/又は前記外部オゾン濃度と、のうち少なくとも一方の異常を検出する異常検出部を備えた、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のオゾン発生システム。
  5. 前記異常検出部によって異常が検出された場合には、前記オゾン発生器における前記オゾンの発生を停止するとともに、前記内部オゾンセンサ及び/又は前記外部オゾンセンサによって、前記内部オゾン濃度及び/又は前記外部オゾン濃度が所定の安全な濃度になるまで前記内部オゾン濃度及び/又は前記外部オゾン濃度を検知する、
    請求項4に記載のオゾン発生システム。
  6. 前記異常検出部によって異常が検出された場合には、前記オゾン発生器における前記オゾンの発生を停止するとともに、前記ファンを一定時間駆動する、
    請求項4又は5に記載のオゾン発生システム。
  7. 前記異常検出部によって異常が検出された場合には、前記オゾン発生器における前記オゾンの発生を停止するとともに、前記内部オゾン濃度及び/又は前記外部オゾン濃度が所定のオゾン濃度以下になるまで、前記ファンを駆動する、
    請求項4又は5に記載のオゾン発生システム。
  8. 前記構造物の外部に配置された外部コントローラで、前記オゾン発生器における前記オゾンの発生及び停止を制御する、
    請求項1〜7のいずれか1項に記載オゾン発生システム。
  9. 前記外部コントローラに、前記オゾン発生装置に関する動作を表示する表示部を備えた、
    請求項8に記載のオゾン発生システム。
  10. 前記外部コントローラの前記表示部では、前記内部オゾン濃度及び/又は前記外部オゾン濃度を表示する、
    請求項9に記載のオゾン発生システム。
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